JP3630409B2 - 可溶栓およびその製造方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷凍装置の安全装置として用いられる可溶栓、および、この可溶栓の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の冷凍装置の可溶栓は、冷凍保安規則関係基準(経済産業省令)並びにJIS B8204に基づいて、各社各様の動作温度の設計が行われている。また、冷凍装置に用いられる冷媒は、世界的なオゾン破壊物質への規制から、オゾン破壊係数ゼロのHFC(Hydro,Fluoro−Carbons)系冷媒やへの代替えが進んでいる。
【0003】
ところで、冷凍装置に用いられる可溶栓は、冷媒により冷凍装置の設計圧力および冷媒の臨界温度が異なるため、冷媒が切り替わった場合はその動作温度を再設計する必要がある。
なお、冷凍装置の設計圧力とは、先に述べた関係基準に従うものであり、一定の型式に対し、冷媒選定と同時にほぼ一意的に決定されるものである。
【0004】
例えば次世代のHFC系冷媒として有望なR404A(HFC125、HFC143およびHFC134aの混合冷媒)を選定した空気調和用冷凍装置の場合、その設計圧力は2.9MPa(30kgf/cm2)(この圧力における冷媒の飽和温度は約62℃)であり、このR404Aの臨界温度は約72℃である。
【0005】
ただし、上記設計圧力は計算方法などによって若干のずれを生じる場合があり、設計圧力下における冷媒の飽和温度(冷媒の使用温度と称する)も同じR404Aを冷媒に用いても60〜64℃程度の差が実際には生じてしまうことがある。
【0006】
そして、冷凍装置に用いられる可溶栓は、前記関係基準並びにJIS B8204に従いながら、“冷媒の使用温度より高い固相線温度を有し、かつ臨界温度よりも低い液相線温度を有する”合金を低融点合金として、可溶栓本体に充填することが一般的に行われている。ただし、これらは可溶栓の動作温度が75℃以下の場合であって、これを越える場合には別の条件を満たさなければならず、信頼性およびコスト的に不利となる。
【0007】
この他、次世代冷媒として有望視されている冷媒として、R125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410B、R507A等が挙げられるが、これらはすべて臨界温度が75℃以下であり、かつ冷媒の使用温度が57℃以上となり得るものである。
【0008】
ところが、前記R404Aのように冷媒の使用温度と臨界温度との差が比較的小さい場合には、臨界温度以下で可溶栓が作動する動作性と、冷媒の使用温度および使用圧力下で作動しない非動作性(耐クリープ性と称する)とを両立させることが困難であり、これを実現するために、可溶栓に用いる低融点合金として、13.5重量%(重量パーセント)の錫(Sn)、27重量%の鉛(Pb)、50重量%のビスマス(Bi)、9.5重量%のカドミウム(Cd)を含有する合金等の如く、有毒物質であるCdやPbを含有する合金を安易に選択する傾向があった。
【0009】
また、可溶栓の製造方法としては、可溶栓本体を低融点金属の融点以上の温度まで加熱し、低融点金属にフラックスを塗布し、充填することが一般的に行われていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、Cdの有害性は古くから知られており、その使用は廃棄も含めて規制されている。また、最近Pbの有害性についても問題になってきており、世界的にその使用についての規制が検討されている。
ところが、有害物質であるCd、Pbを含まない合金においては、その反応形態の詳細が未だ明確になっていないため、使用する合金系によっては、低温溶融相が出現して、通常の冷凍装置運転条件で軟化するものがあり、可溶栓に適用した場合に所定温度以下で誤作動するおそれがある。
【0011】
また、Sn−Bi−In系合金は、Sn、Bi、Inの有効含有量により固相線温度が大幅に変化する可能性がある。従って、特に57℃以上の温度範囲で使用して、75℃以下の臨界温度を有する、次世代冷媒に適用する際には、組成ばらつきや充填時の温度プロファイルによって可溶栓の、特に耐クリープ性が低下して、誤作動を生じる等の不具合が懸念され、このSn−Bi−In系合金をそのまま可溶栓に適用することができないのが、現状である。
さらに、これを解決するために、可溶栓ではなく、ばね機能等を備えた安全弁を用いると、コスト高となる。
【0012】
本発明は、上記技術的課題に鑑みてなされたもので、その目的とすることころは、有害物質であるCdやPbを含まず、信頼性が高く、安全弁より低コストな、次世代冷媒に対応した可溶栓およびその製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、57℃以上65℃以下の温度範囲で使用し、75℃以下の臨界温度を有する冷媒を封入した冷凍装置に設けられる可溶栓であって、前記可溶栓は、前記冷凍装置の内外を貫通する逃がし穴を有する本体と、前記逃がし穴を閉塞するように前記逃がし穴に固定された、低融点金属とからなる栓部材とを備え、前記低融点金属の構成が、Sn:X重量%、Bi:Y重量%、残部InからなるXSn−YBi−(100−X−Y)Inであり、4<X<6、33<Y<35であることを特徴とする可溶栓である。
請求項2の発明は、冷媒が、R125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410BおよびR507Aから選択された少なくとも一つである請求項1に記載の可溶栓である。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の可溶栓の製造方法であって、前記可溶栓を120℃以上に加熱する工程を含むことを特徴とする可溶栓の製造方法である。
請求項4の発明は、請求項1または2に記載の可溶栓を用いたことを特徴とする冷凍装置である。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
本発明は、次世代冷媒として挙げられる、使用温度が57℃以上65℃以下であって、臨界温度が75℃以下の冷媒、例えばR125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410B、およびR507Aの中から選ばれる少なくとも一つの冷媒に注目し、さらにはCd,Pbのような有害物質を含まないSn−Bi−In系合金に注目して、これを前記冷媒を用いた冷凍装置に備える可溶栓に適用すべく鋭意研究を行った結果に基づくものであり、以下、本発明の実施の形態を、図および表を参照しながら説明する。
【0015】
図1は、本発明に係る可溶栓の概略構造を示す断面図である。可溶栓1は、冷凍装置の内外を貫通する逃がし穴を有する本体3と、この逃がし穴を閉塞するように逃がし穴に固定された、Sn−Bi−In系低融点金属からなる円筒状の低融点金属からなる栓部材2とを備えている。栓部材2は、本体3の中心部に貫通状に取り付けられている。そして、この可溶栓1は、冷媒を貯留する冷凍装置を構成する圧力容器4の側壁にねじ込み式に取り付けられている。なお、図1において、圧力容器4はその側壁のみが示されている。また、図1においては、図面における下方が圧力容器4の外側である。
【0016】
表1は、上記構造の可溶栓1について、栓部材2を構成するSn−Bi−In系低融点金属の金属組成比と、動作性および耐クリープ性を測定した試験データである。
【0017】
【表1】
【0018】
まず、各可溶栓の動作性および耐クリープ性の試験準備としては、複数の可溶栓および水温可変の水槽とを用意した。
各可溶栓は、表1に示された各組成の低融点金属を栓部材2とした可溶栓1を次のように加工したものである。すなわち、この各可溶栓は、可溶栓1の圧力容器側1a(図1参照)に、圧力計および減圧弁を備えた窒素ボンベを配管により接続し、この圧力計の圧力目盛りが42kgf/cm2(4.1MPa)の圧力を指したところで前記配管を封じ切り、栓部材2にこの圧力(42kgf/cm2)が作用する状態としたものである。
また、水温可変の水槽は、幅約300mm、長さ約500mm、高さ約25mmの大きさであって、その内部の水温度を任意に可変としたものである。
【0019】
また、可溶栓の動作および耐クリープ性の試験は、次のようにして行った。動作性の試験については、上記のように準備した可溶栓を所定水温に保った前記水槽に1分間漬け、気泡が観察されれば動作したものと判断し、気泡が観察されなければ動作しなかったと判断した。そして、75℃以下の温度で動作したときは合格の印として○、75℃以下の温度で動作しなかったときは不合格の印として、×とした。
また、耐クリープ性の試験については、上記のように準備した可溶栓を所定水温に保った水槽に所定時間漬け、気泡か低融点金属の漏れだしが観察されれば動作したものと判断し、気泡および低融点金属の漏れだしが観察されなければ動作しなかったと判断した。そして、水温65℃で動作しなければ合格の印として○、65℃の温度で動作したときは不合格の印として×とした。なお、所定時間については、信頼性確保の点から500時間とした。
また、各可溶栓を複数個ずつ用意し、1つの可溶栓につき上記動作性または耐クリープ性の試験をいずれか1回限り行い、窒素ガス圧力が栓部材2に繰り返し作用することによる栓部材2の強度への影響を回避した。
【0020】
また、栓部材に作用する圧力を42kgf/cm2とした理由は、HFC系冷媒として使用が広がっているR404Aの使用温度(約63℃)における飽和圧力が約42kgf/cm2であることから決定した。
【0021】
表1において、上記試験において、各可溶栓は、何れも動作性には問題ないが、耐クリープ性においては、ほとんど不合格となることが判明した。
しかも上記低融点金属は、ほとんど組成に差がないことから融点に大きな差はないものと推測され、このSn−Bi−In系合金を可溶栓に適用する際には、融点だけでなく、合金の軟化挙動を考慮しなければならないものと考えられる。このような結果および考察から、実施例1、比較例2、比較例7の、Snを4〜6重量%、Biを34重量%とし、残部Inとした組成比のSn−Bi−In合金を栓部材2とした可溶栓1は、Sn量を5重量%を中心とし、そのばらつき範囲を±1重量%未満にしないと、耐クリープ性が低下することがわかった。
また、実施例1、比較例4、比較例5の、Sn量を5重量%、Bi量を33重量%〜35重量%とし、残部Inとした組成比のSn−Bi−In合金を栓部材2とした可溶栓1は、Bi量を34重量%を中心とし、そのばらつきを±1重量%未満にしないと、耐クリープ性が低下することがわかった。
【0022】
実施の形態2.
上記結果を元に、Sn量:3.5重量%〜6.5重量%、Bi量:32.5〜35.5重量%、残部Inとした組成比のSn−Bi−In合金を栓部材2とした可溶栓1を試作し、同様の試験を行った。表2は、試験後に栓部材2について化学分析にてSn、Bi量を定量した結果と、動作性、耐クリープ性について、評価を行った結果について、まとめたものである。
【0023】
【表2】
【0024】
以上より、Sn量を4重量%超え6重量%未満、Bi量を33重量%超え35重量%未満、残部Inとした組成比のSn−Bi−In合金を栓部材2とした可溶栓1は、57℃〜65℃で使用し、75℃以下の臨界温度を有する冷媒について、高信頼であることがわかる。
また、配合組成とほぼ同じ可溶栓を作製できることも判明した。
さらに、組成ばらつきが小さい方が、性能ばらつきを抑制できることから、本試験での中心値に近いSn量:4.5重量%〜5.5重量%、Bi量:33.5重量%〜34.5重量%、残部Inとすることが、より望ましい。
【0025】
本発明によれば、冷媒として、既に規格化されているとともに温度と飽和温度との関係等が明確になっているR125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410B、R507A等の少なくとも一つを冷媒として封入した冷凍機器に備え付けることによって、より高信頼化となる。
さらに、上記可溶栓は、75℃以下で動作することから関係基準に定められた追加試験を行う必要がなく、よって低コストであり追加試験による製品品質の劣化懸念もない。
【0026】
実施の形態3.
次に、栓部材2の可溶栓本体への充填終了温度が、耐クリープ性に与える影響について調査を行った。実施例1に記載の配合組成が5Sn−34Bi−61In(融点約68℃)である栓部材2を用い、可溶栓本体温度が80℃、100℃、120℃、140℃、160℃、180℃近傍で充填を完了した可溶栓1のサンプルを、各温度10個ずつ試作し、前記同様の耐クリープ性評価を行った。
サンプル作製方法は以下のようである。
まず、可溶栓本体側壁に穴を空けて、逃がし穴近傍にアルメル−クロメル熱電対を挿入し、銀ペーストで固定、温度を測定した。
目標充填終了温度+20℃になるまで高温槽で可溶栓本体を加熱し、そこから取り出して、フラックスを塗布しながら5Sn−34Bi−61In合金を充填し、終了したときの温度が、目標±5℃以内であることを確認して、本条件を満たすもののみを試験に用いた。
65℃、42kgf/cm2、500時間経過後の、不合格サンプル数を表3に示した。
【0027】
【表3】
【0028】
本結果より、充填終了温度が100℃以下の場合は、耐クリープ性に劣り、120℃以上で急激に改善され、140℃以上でゼロとなった。以上より、充填終了温度が低いと耐クリープ性が劣化し、逆に充填終了温度が高いほど耐クリープ性に優れることが判明した。
以上より、低融点金属充填終了温度を120℃以上、望ましくは140℃以上とすることにより、本発明の可溶栓の耐クリープ性は飛躍的に向上する。
また、上記80℃、100℃、120℃で充填を終了したサンプルをホットプレートの上に載せて、140℃×30秒間の加熱を行い、同様の耐クリープ性評価を行った。その結果、すべてのサンプルは合格となり、従って、上記効果は充填終了温度が低い場合、あとから120℃以上の加熱工程を追加することによって、耐クリープ性向上効果が、充填終了温度が高いものと同様に得られる。
【0029】
実施の形態4.
上記結果を元に、5Sn−34Bi−61In低融点金属を用い、充填終了温度160℃で作製した可溶栓10個を、冷媒R404Aを封入した模擬冷凍装置に備えて、動作性および耐クリープ性について調査を行った。その結果、すべての可溶栓が試験に合格した。また、R125、R143a、R407B、R410A、R410BおよびR507Aについても試験を行ったが、まったく問題がないことを確認した。
以上よりこれらとほぼ同等の温度で使用し、臨界温度を有する冷媒を封入した冷凍装置に備えても、同様の効果が得られることは容易に類推できる。
上記結果について、可溶栓本体の温度は均一であることが望ましいが、温度分布があったとしても同様の効果が得られることは容易に類推できる。
また、本可溶栓は、窒素等非酸化性ガス中で作製することにより、耐食性に優れ、表面光沢が良好で、ボイドが少ない等の効果が得られる。
また、減圧中で作製することによって、ボイド低減効果が得られるが、大気中で作製しても、何ら問題はない。
さらに、本体加熱温度を高くすればするほど、耐クリープ性は向上するが、低融点金属充填時にフラックスや合金が飛散する等作業性が低下する。
本発明の可溶栓は、低融点金属の充填方法によらず、ペーストやヤニ入りはんだを用いても同様の効果が得られる。また加熱方法にもよらず、ホットプレートやリフロー炉加熱等でも同様の効果が得られる。
【0030】
本発明の可溶栓の製造方法は、Sn−Bi−In系合金の組織(より詳しくはSn−Bi−Inからなる低温溶融相の析出)を、本発明の可溶栓の要件を満たすように制御し、これが合金の軟化挙動を制御し、耐クリープ性および動作性を制御しているものと推測される。
【0031】
【発明の効果】
請求項1の発明は、57℃以上65℃以下の温度範囲で使用し、75℃以下の臨界温度を有する冷媒を封入した冷凍装置に設けられる可溶栓であって、前記可溶栓は、前記冷凍装置の内外を貫通する逃がし穴を有する本体と、前記逃がし穴を閉塞するように前記逃がし穴に固定された、低融点金属とからなる栓部材とを備え、前記低融点金属の構成が、Sn:X重量%、Bi:Y重量%、残部InからなるXSn−YBi−(100−X−Y)Inであり、4<X<6、33<Y<35であることを特徴とする可溶栓であるので、有害物質であるCdやPbを含まず、信頼性が高く、安全弁より低コストな、次世代冷媒に対応した可溶栓が提供される。
【0032】
請求項2の発明は、冷媒が、R125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410BおよびR507Aから選択された少なくとも一つである請求項1に記載の可溶栓であるので、信頼性が一層高まる。
【0033】
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の可溶栓の製造方法であって、前記可溶栓を120℃以上に加熱する工程を含むことを特徴とする可溶栓の製造方法であるので、信頼性が向上した可溶栓を提供することができる。
【0034】
また、上記可溶栓は、カドミウム、鉛を取り除いた、環境に優しい、信頼性の高い冷凍装置を供給することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可溶栓の概略構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 可溶栓、2 栓部材、3 本体、4 圧力容器。
Claims (4)
- 57℃以上65℃以下の温度範囲で使用し、75℃以下の臨界温度を有する冷媒を封入した冷凍装置に設けられる可溶栓であって、前記可溶栓は、前記冷凍装置の内外を貫通する逃がし穴を有する本体と、前記逃がし穴を閉塞するように前記逃がし穴に固定された、低融点金属とからなる栓部材とを備え、前記低融点金属の構成が、Sn:X重量%、Bi:Y重量%、残部InからなるXSn−YBi−(100−X−Y)Inであり、4<X<6、33<Y<35であることを特徴とする可溶栓。
- 冷媒が、R125、R143a、R404A、R407B、R410A、R410BおよびR507Aから選択された少なくとも一つである請求項1に記載の可溶栓。
- 請求項1または2に記載の可溶栓の製造方法であって、前記可溶栓を120℃以上に加熱する工程を含むことを特徴とする可溶栓の製造方法。
- 請求項1または2に記載の可溶栓を用いたことを特徴とする冷凍装置。
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