JP3629925B2 - レンジフード付き高周波加熱調理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は限られた空間に取付けるレンジフード付き高周波加熱調理装置に関し、特にその換気構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種のレンジフード付き高周波加熱調理装置は、図4に示されているように機器本体1は壁面2に取付けられていた。すなわち、その上方には天井(図示せず)、下方には他の加熱調理装置3、左右には例えば収納棚4が設けられており、非常に狭い限られた空間に取付けられていた。以下図面によりその構成を説明する。
【0003】
食品を収納する加熱室5の上方に高周波発生装置6から発生する高周波エネルギーを伝達する導波管7を設けていた。加熱室5の上方壁面には導波管7から加熱室5内に高周波エネルギーを供給する給電口8を設けていた。一方、機器本体の下部にはガスコンロなどの他の加熱調理装置3から発生する生成ガスを取り込む機器本体1の吸気口9a,9bがあり、取り入れた空気は、加熱室5の上方に設けた換気ファン10から機器本体の排気口11に排気されダクト等を通って屋外に排気するようになっていた。換気ファン10の吸い込み側には換気ファンの吸気口12a,12bがあり、吹き出し側には換気ファンの排気口13を設けていた。給電口8は加熱室5内の電波分布を左右均一にするため加熱室5の上方ほぼ中央部分に設けていた。また、機器本体1の設置状況により、機器本体から排気される方向が機器本体の後方、あるいは上方に変わるため、機器本体1の排気口11は、機器本体1の上方且つ後方の角部に設けるのが一般的であった。換気ファン10も排気ファンの排気口13から、機器本体1の排気口11までの排気抵抗を最小限にし排気効率を確保するため、機器本体1の排気口11の近傍、即ち機器本体1の上方且つ後方の角部に設けるのが一般的であった。また、機器本体1の吸気口9a,9bから吸い込む生成ガスの量をほぼ均一にして吸気の効率をよくするため、換気ファン10は、機器本体の吸気口9a,9bからの距離がほぼ均等になる位置、即ち機器本体の上方ほぼ中央部分に導波管7と並べて設けるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のレンジフード付き高周波加熱調理装置では、排気風量を大きくするために換気ファン10の外径を大きくしようとしても、導波管7と換気ファン10をともに加熱室5上方中央部分に平行して設けているため、機器本体の寸法を大きくしない限り、換気ファン10の外径を大きくすることができない。しかし機器の寸法を大きくすると、設置空間が限定されているため設置することができなくなるという問題を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために換気ファンを導波管の加熱室内への給電口側から端部あるいは高周波加熱装置側から端部側に設け、換気ファンの排気口と、機器本体の排気口をつないでいる換気ファンの排気ダクトを有し、前記換気ファンのダクトは換気ファンの排気口に回転自在に取り付る構成としたたものである。
【0006】
上記発明によれば、換気ファンと導波管を、取付け部分を広く設けることができ加熱室上方中央部分に並べて設けないので、導波管の位置、寸法にかかわらず、換気ファンの外径を大きくすることができるため、機器本体の寸法を大きくしなくても排気風量を大きくすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明は機器本体と、食品を収納する加熱室と、高周波発生装置と、前記加熱室内の電波分布を左右均一にするため前記加熱室の上方ほぼ中央部分に設けた給電口と、前記給電口に前記高周波発生装置から発生する高周波エネルギーを伝達する導波管と、他の加熱調理装置から発生する生成ガスを取り込む機器本体の吸気口と、前記導波管の前記給電口側端部あるいは前記高周波加熱装置側端部側に設けた、前記機器本体の吸気口から取り入れた空気を排気する換気ファンと、機器本体の排気口を有し、換気ファンの排気口と、機器本体の排気口をつないでいる換気ファンの排気ダクトを有し、前記換気ファンのダクトは換気ファンの排気口に回転自在に取り付る構成としたものである。
【0008】
そして換気ファンを導波管の加熱室内への給電口側端部あるいは高周波加熱装置側端部側に設けるため、導波管の位置,寸法にかかわらず、取付け部分を広くすることができ換気ファンの外径を機器本体内部の奥行き寸法まで大きくすることができ、機器本体の寸法を大きくしなくても排気風量を大きくすることができる。
【0009】
そして戸外への排気ダクトの設置状況によって機器本体の排気口が、機器本体の後方、上方そして前方のいずれの場合でも、設置時に換気ファンの排気ダクトの向きを変えることにより容易に排気方向を変更することができる。
【0010】
また、少なくとも2つ以上の機器本体の吸気口と、換気ファンの吸い込み側に設けた少なくとも2つ以上の換気ファンの吸気口とを有し、各々の前記機器本体の吸気口は、各々の前記換気ファンの吸気口にそれぞれ独立してつなげられているものである。
【0011】
そして換気ファンの位置を加熱室上方中央部分にしなくても、各々の機器本体の吸気口の間に吸気の偏りが無く効率よく換気することができる。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。なお、従来例と同一符号は同等の機能を有する構成を示す。また、本発明のレンジフード付き高周波加熱調理装置の据付け条件は従来例で述べたと同様、限られた空間に取付けるものである。
【0013】
図1は本発明の一実施例のレンジフード付き高周波加熱調理装置の外観斜視図である。また図2及び図3はレンジフード付き高周波加熱調理装置の要部断面図である。
【0014】
図において、1は機器本体、5は食品を収納する加熱室である。加熱室5の上方に高周波発生装置6から発生する高周波エネルギーを伝達する導波管7を設けている。8は導波管7から加熱室5内に高周波エネルギーを供給する給電口であり、加熱室5内の電波分布を左右均一にするため加熱室5の上方ほぼ中央部分に設けている。一方、機器本体1の下部にはガスコンロなどの他の加熱調理装置3から発生する生成ガスを取り込む機器本体の吸気口9a,9bがあり、取り入れた空気は、導波管7の給電口8側から端部側に設けた換気ファン10から機器本体の排気口11に排気されダクト等を通って屋外に排気するようになっている。換気ファン10吸い込み側には換気ファンの吸気口12a,12bが換気ファン10の上下両端にあり、それぞれ機器本体の吸気口9a,9bと独立してつなげられている。吹き出し側には換気ファンの排気口13を設けている。14は換気ファンの排気ダクトであり、換気ファンの排気口13と機器本体の排気口11をつないでいる。換気ファンのダクト14は換気ファンの排気口13に回転自在に取り付けられている。
【0015】
次に動作、作用について説明すると換気ファン10を導波管7の給電口8側から端部側に設けているので導波管7の位置,寸法にかかわらず、換気ファン10の外径を機器本体内部の奥行き寸法まで大きくすることができるため、機器本体1の寸法を大きくしなくても排気風量を大きくすることができる。
【0016】
また、換気ファン10吸い込み側には換気ファンの吸気口12a,12bが換気ファン10の上下両端にあり、それぞれ独立した通風路により機器本体の吸気口9a,9bとつなげられているため、機器本体の吸気口9aから吸気した空気は換気ファンの吸気口12aから、機器本体の吸気口9bから吸気した空気は換気ファンの吸気口12bからと独立して吸気するため、換気ファン10が加熱室5上方中央部分に無くても、機器本体の吸気口9a,9bの間に吸気の偏りが無く効率よく換気することができる。
【0017】
なお、換気ファンの排気ダクト14を、回転自在に取り付けているので図3(a)(b)(c)で示すように戸外への排気ダクトの設置状況によって機器本体の排気口11が、機器本体1の後方、上方そして前方のいずれの場合でも、設置時に換気ファンの排気ダクト14の向きを変えることにより容易に排気方向を変更できるものである。
【0018】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば換気ファンを導波管の加熱室内への給電口側端部あるいは高周波加熱装置側端部側に設けるため、導波管の位置,寸法にかかわらず、取付け部分を広くすることができ換気ファンの外径を機器本体内部の奥行き寸法まで大きくすることができ、限られた空間しかない場所においても機器本体の寸法を大きくしなくても排気風量を大きくすることができるという有利な効果を有する。
【0019】
さらに、換気ファンの排気ダクトを、換気ファンの排気口に回転自在に取り付けているので戸外への排気ダクトの設置状況によって機器本体の排気口が、機器本体の後方、上方そして前方のいずれの場合でも、設置時に容易に排気方向を変更できるものである。
【0020】
また換気ファン吸い込み側には換気ファンの吸気口が換気ファンの上下両端にあり、それぞれ少なくとも2つ以上の機器本体の吸気口に独立してつなげているため、換気ファンの位置が加熱室上方中央部分でなくても、それぞれの機器本体の吸気口の間に吸気の偏りが無く効率よく換気することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のレンジフード付き高周波加熱調理装置の外観斜視図
【図2】同レンジフード付き高周波加熱調理装置の要部断面図
【図3】(a)同レンジフード付き高周波加熱調理装置の要部断面図
(b)同レンジフード付き高周波加熱調理装置と排気ダクトとの関連を示す要部断面図
(c)同レンジフード付き高周波加熱調理装置と排気ダクトとの関連を示す要部断面図
【図4】従来のレンジフード付き高周波加熱調理装置の外観斜視図
【符号の説明】
1 機器本体
3 第二の加熱調理装置
5 加熱室
6 高周波発生装置
7 導波管
8 給電口
9a,9b 機器本体の吸気口
10 換気ファン
11 機器本体の排気口
12a,12b 換気ファンの吸気口
13 換気ファンの排気口
14 換気ファンのダクト
Claims (2)
- 台所等の限られた空間に設けられ、かつ下方にガスコンロ等の他の加熱調理装置の上部に設けられるレンジフード付き高周波調理装置において、機器本体と、機器本体内に設けられた食品を収納する加熱室と、高周波発生装置と、前記加熱室内の電波分布を左右均一にするため前記加熱室の上方ほぼ中央部分に設けた給電口と、前記給電口に前記高周波発生装置から発生する高周波エネルギーを伝達する導波管と、前記他の加熱調理装置から発生する生成ガスを取り込む機器本体の吸気口と、前記導波管の前記給電口側端部あるいは前記高周波加熱装置側端部側に設けた前記機器本体の吸気口から取り入れた空気を排気する換気ファンと、機器本体の排気口を備え、換気ファンの排気口と、機器本体の排気口をつないでいる換気ファンの排気ダクトを有し、前記換気ファンのダクトは換気ファンの排気口に回転自在に取り付る構成としたレンジフード付き高周波加熱調理装置。
- 少なくとも2つ以上の機器本体の吸気口と、換気ファンの吸い込み側に設けた少なくとも2つ以上の換気ファンの吸気口とを有し、各々の前記機器本体の吸気口は、各々の前記換気ファンの吸気口にそれぞれ独立して給合する構成とした請求項1記載のレンジフード付き高周波加熱調理装置。
Priority Applications (2)
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JP31793797A JP3629925B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | レンジフード付き高周波加熱調理装置 |
US09/052,943 US5981929A (en) | 1996-12-20 | 1998-04-01 | Heating cooker with a space-efficient ventilating arrangement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31793797A JP3629925B2 (ja) | 1997-11-19 | 1997-11-19 | レンジフード付き高周波加熱調理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11148653A JPH11148653A (ja) | 1999-06-02 |
JP3629925B2 true JP3629925B2 (ja) | 2005-03-16 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP31793797A Expired - Fee Related JP3629925B2 (ja) | 1996-12-20 | 1997-11-19 | レンジフード付き高周波加熱調理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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-
1997
- 1997-11-19 JP JP31793797A patent/JP3629925B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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