JP3628993B2 - Underfloor structure of apartment house - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅の床下構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、集合住宅の床下構造の一形態として、各階層を区画する床スラブ上に、複数の逆梁を上向きに突設して、同逆梁上に床材を横架して床面を形成することにより、床材と床スラブとの間に床下多目的空間を形成したものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した床下構造は、以下のような不具合を有している。
【0004】
▲1▼床スラブ上に逆梁を設ける逆梁工法は、不必要に大きな床下収納空間を形成して、無駄な床下収納空間も保有することになるため、比較的にコスト高になる。
【0005】
▲2▼逆梁工法では、各階の高さが500mm〜600mm程度高くなるため、日影規制や高度斜線規制により、階数・床面積を確保することが困難である。
【0006】
▲3▼逆梁を設けて床下収納空間を形成するため、各階の高さが高くなり、階数に制限が生じることから、集合住宅の戸数が制限されることになる。
【0007】
▲4▼床下収納空間が大きいため、消防法の適用を受けて火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさが生じる場合がある。
【0008】
▲5▼床下収納空間の上方の空間(居住空間)が有効活用されておらず、各部屋が平面的に配置されているために、居住空間が狭くなり、窮屈な印象を与えていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明では、床スラブにより複数の階層に区画して形成した集合住宅の上下階層において、上階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成するとともに、同じく下階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成し、上下階層の多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように配置するとともに、少なくとも梁部である小梁部に多目的空間形成部の底部の一辺を固定させた一辺固定構造となし、同多目的空間形成部の上方にロフトを形成する一方、同多目的空間形成部の一部を形成する上記小梁部と床部との境部を椅子として使用できるようにするとともに、同境部と対応する位置でかつロフトと多目的空間形成部との間の位置に机を配置し、同境部の近傍に位置する床部の部分とロフトとの間に梯子を掛け渡したことを特徴とする集合住宅の床下構造を提供するものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について説明する。
【0011】
すなわち、本発明に係る集合住宅の床下構造は、床スラブにより複数の階層に区画して形成した集合住宅において、各床スラブの一部を下方へ膨出させて、各床スラブに凹状の多目的空間形成部を形成している。
【0012】
このようにして、各床スラブに多目的空間形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大きさの多目的空間を、コスト負担を掛けることなく形成することができる。
【0013】
そして、多目的空間形成部は、収納空間や配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として有効利用することができる。
【0014】
しかも、各階の高さに変更が生じないため、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数・床面積を有効に確保することができる。
【0015】
さらには、各階の高さに変更が生じず、階数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限されることはない。
【0016】
また、多目的空間形成部は、必要以上に大きく形成しないため、消防法の適用を受けることはなく、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを生じることがない。
【0017】
ここで、多目的空間形成部の直下方に位置する階下の部屋以外の部屋に、居室を配置することができる。
【0018】
このようにして、居室の天井高さを大きく確保して、入居者に圧迫感を与えることなく、居住空間をゆったりと大きく形成することができる。その結果、居住性を良好に確保することができる。
【0019】
また、多目的空間形成部の直下方に位置する階下の部屋に、キッチン、浴室、洗面所、及び、便所等の水廻り機能室を配置することができる。
【0020】
このようにして、キッチン、浴室、及び、洗面所等の水廻り機能室は、天井部が高すぎると、清掃がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合があるが、かかる水廻り機能室は、下方に膨出する多目的空間形成部の直下方に位置する階下の部屋に配置していることより、同多目的空間形成部が下方に膨出している分だけ、水廻り機能室の天井部の高さを低くすることができて、同水廻り機能室の清掃をし易くすることができると共に、同水廻り機能室の熱効率を高くすることができる。
【0021】
また、各階層の床スラブに形成した多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置することができる。
【0022】
このようにして、集合住宅全体の荷重バランスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好に確保することができる。
【0023】
また、多目的空間形成部は、居室の直下方に配置することができる。
【0024】
このようにして、居室の直下方に配置した多目的空間形成部に、物品を収納することができると共に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができる。
【0025】
また、多目的空間形成部は、少なくとも一つの端面を梁部に直接接続することができる。
【0026】
このようにして、多目的空間形成部を梁部に対して少なくとも一辺固定構造となすことができて、床スラブの剛性を良好に確保することができる。
【0027】
また、多目的空間形成部内に複数の段差を有する凹部を形成することができる。
【0028】
このようにして、多目的空間形成部内に形成した複数の段差を有する凹部内に、適宜高さの異なる収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保することができる。
【0029】
しかも、かかる多目的空間形成部の直下方に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用することができる。
【0030】
例えば、天井が低くても良い浴室や洗面所や便所と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン等を隣接させて配設することができ、居住空間内のレイアウト設計に広がりをもたせることができる。
【0031】
また、多目的空間形成部は、各戸のリビングルーム以外の部屋の床下に形成することができる。
【0032】
これにより、リビングルーム以外の部屋のレイアウトを自由に設定することができる。また、通常は、リビングルームを日当たりの良い南側に設定されることが多く、リビングルーム以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば良く、したがって、リビングルーム以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば、居住者の要望に十分に応えることができる。
【0033】
しかも、リビングルームの床下には多目的空間形成部を形成していないため、リビングルームの天井高を高くとることができるとともに、南側の窓を大きくすることができるので、リビングルームの日当たりを良好にでき、快適な居住空間を提供することができる。
【0034】
また、居住空間内の部屋のレイアウトを変更可能とすることによって、居住者の要望に十分に応えることができ、快適な居住空間を提供することができる。
【0035】
また、本発明によれば、多目的空間形成部の上方には、ロフトを形成しているので、居住空間を有効に活用することができ、各戸の実質的な居住スペースを増大することができる。
【0036】
また、一般的にロフトを形成するためには階高を高くする必要があるが、この構造では、従来の階高を用いてロフトと机などの居住空間を形成できるものである。また、机の奥行きがロフトの奥行きほど必要ない場合は、机の裏側を棚として構成できるものである。
【0037】
【実施例】
以下に、本発明の実施例を、図面を参照しながら説明する。
【0038】
図1及び図2に示すAは、本発明に係わる鉄筋コンクリート製の集合住宅であり、同集合住宅Aは、前後左右方向に対向させて立設した複数の柱部1と、対向する柱部1,1の間に横架した梁部2との間に、外壁3と内壁4と床スラブ5とを張設して、内部に複数の居住空間Sを区画した状態にて形成している。
【0039】
そして、居住空間S内には、床部6を張設して、同床部6上に、リビング・ダイニングルーム7と和室8とキッチン9と浴室10と洗面所11と便所12と洋室13,14と玄関15と下駄箱16と吊り戸棚24と押入れ25と物入れ26とクローゼット27,28とを設けている。20は窓、21は内部仕切壁、23は、左右対称位置にそれぞれ配置したパイプスペースである
ここで、居室としてのリビング・ダイニングルーム7と和室8と洋室13,14の内、本実施例では、和室8は、床部6の左右いずれか一側の中央部に形成する一方、キッチン9、浴室10、洗面所11、及び、便所12等の水廻り機能室17は、床部6の左右いずれか他側の中央部に形成して、和室8と水廻り機能室17とを左右に隣接させて配置している。
【0040】
しかも、和室8の直下方に位置する床スラブ5の部分には、下方へ膨出して、上面に凹状の多目的空間S1を形成する多目的空間形成部18を形成し、同多目的空間形成部18の直下方に位置する階下の部屋には、水廻り機能室17を配置している。19は収納ケースである。
【0041】
このようにして、各階層の床スラブ5に形成した多目的空間形成部18は、左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置して、集合住宅A全体の荷重バランスを良好に保つと共に、集合住宅Aの強度も良好に確保することができるようにしている。
【0042】
この際、居室8の床部6(本実施例では畳22を敷設している)の下には開閉体(図示せず)を設けて、同開閉体を開放することにより、居室8の直下方に配置した多目的空間形成部18に、物品を楽に収納することができると共に、必要に応じて物品の出し入れを楽に行うことができる。
【0043】
ここで、キッチン9、浴室10、洗面所11、及び、便所12等の水廻り機能室17は、床スラブ5の下面によって形成される各階層の天井部5aが高すぎると、清掃がし難い上に、熱効率が悪くなるという不具合があるが、かかる水廻り機能室17は、下方に膨出する多目的空間形成部18の直下方に位置する階下の部屋に配置しているため、同多目的空間形成部18が下方に膨出している分だけ、水廻り機能室17の天井部5aの高さを低くすることができて、同水廻り機能室17の清掃をし易くすることができると共に、同水廻り機能室17の熱効率を高くすることができる。
【0044】
従って、清掃の容易化と熱効率の良好な確保が図れるように、水廻り機能室17の天井部5aの高さを必要最低限の高さに設定することにより、多目的空間形成部18の容積を最大限に大きく設定することができて、必要最低限の多目的空間S1を確保することができる。
【0045】
また、本実施例では、図2に示すように、和室8の直下方に形成した多目的空間形成部18を、押入れ25と物入れ26とクローゼット27の直下方位置まで伸延させて形成している。
【0046】
図3は、多目的空間形成部18の平面説明図、図4は、図3のI−I線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18−1の一側端面を小梁部45に直接接続して、同小梁部45に多目的空間形成部18の底部18−1の一辺を固定させた一辺固定構造となしている。
【0047】
このように、多目的空間形成部1 8が小さい場合には、少なくとも梁部である小梁部45に底部18−1の一辺を固定させた一辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性を良好に確保することができる。
【0048】
図5は、第1変容例としての多目的空間形成部18の平面説明図、図6aは、図5のII−II線断面図、図6bは、図5のII’−II’線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18−1の左右側端面を、梁部2とそれに対向させて配置した小梁部46に直接接続して、両梁部2,46に多目的空間形成部18の底部18−1の二辺を固定させた二辺固定構造となしている。
【0049】
このように、梁部2と小梁部46とに多目的空間形成部18の底部18−1の二辺を固定させた二辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性をより一層良好に確保することができる。
【0050】
図7は、第2変容例としての多目的空間形成部18の平面説明図、図8は、図7のIII−III線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18−1の三つの端面を、梁部2と二つの小梁部45,46に直接接続して、これら梁部2,45,46に多目的空間形成部18の底部18−1の三辺を固定させた三辺固定構造となしている。
【0051】
このように、梁部2と小梁部45,46とに多目的空間形成部18の底部18−1の三辺を固定させた三辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性をさらに一層良好に確保することができる。
【0052】
図9は、第3変容例としての多目的空間形成部18の平面説明図、図10は、図9のIV−IV線断面図であり、同多目的空間形成部18の底部18−1の四つの端面を、梁部2と三つの小梁部45,45,46に直接接続して、これら梁部2,45,45,46に多目的空間形成部18の底部18−1の四辺を固定させた四辺固定構造となしている。
【0053】
このように、梁部2と小梁部45,45,46とに多目的空間形成部18の底部18−1の四辺を固定させた四辺固定構造となすことにより、床スラブ5の剛性を強固なものとなすことができる。
【0054】
図11は、第4変容例としての多目的空間形成部18の平面説明図、図12は、図11のV−V線断面図であり、同多目的空間形成部18は三辺固定構造となすと共に、同多目的空間形成部18内に複数(本実施例では二つ)の段差を有する凹部としての第1・第2多目的空間S1a,S1bを形成している。
【0055】
このようにして、多目的空間形成部18内に形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、適宜高さの異なる収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保することができる。
【0056】
しかも、かかる多目的空間形成部18の直下方に形成される天井裏の未利用空間を、最大限に有効利用することができる。
【0057】
例えば、天井が低くても良い浴室10や洗面所11や便所12と、天井をもう少し高くしておきたいキッチン9等を隣接させて配設することができ、居住空間S内のレイアウト設計に広がりをもたせることができる。
【0058】
図13は、第5変容例としての多目的空間形成部18の平面説明図、図14は、図13のVI−VI線断面図であり、同多目的空間形成部18は四辺固定構造となすと共に、同多目的空間形成部18内に複数(本実施例では二つ)の段差を有する凹部としての第1・第2多目的空間S1a,S1bを形成している。
【0059】
このようにして、多目的空間形成部18内に形成した第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、適宜高さの異なる収容物を収容することができて、収容効率を良好に確保することができると共に、多目的空間形成部18の剛性を強固なものとなすことができる。
【0060】
図15は、第5変容例としての多目的空間形成部18の第1・第2多目的空間S1a,S1b内に、水廻り機能室17に始端を接続した排水横管47を配置した実施例を示しており、同実施例では、排水横管47の終端を排水竪管48に接続する場合に、第1多目的空間S1a分の大きな勾配を形成することができて、排水効率を向上させることができる。
【0061】
そして、水廻り機能室17をパイプスペース23から離れた位置に配置した場合にも排水性を良好に確保することが可能となり、同水廻り機能室17のレイアウトの自由度を増大させることができる。
【0062】
図16及び図17は、第6変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0063】
近年フリープランを採用する傾向にある集合住宅Aでは、建築初期において各戸の部屋のレイアウトに自由度を持たせておいて、居住者が選択したレイアウトで各戸を建造していくことが行われており、床下に多目的空間形成部18を形成した床下構造を有する集合住宅であっても、各戸の部屋のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。特に、通常リビングルーム7は日当たりの良い南側に配置されることが多いため、リビングルーム7以外の部屋のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。
【0064】
そこで、本実施例では、各戸のリビングルーム7以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成することとした。
【0065】
すなわち、図16及び図17に示すように、居住空間S内に配設した居室8や洋室13,14や玄関15、更には、キッチン9、浴室10、洗面所11、便所12といった水廻り機能室17の床下に多目的空間形成部18を形成する一方、リビングルーム7の床下には多目的空間形成部18を形成しないことにした。換言すれば、床下に多目的空間形成部18を形成した部分の床上にリビングルーム7以外の部屋を配設した。
【0066】
このように、各戸のリビングルーム7以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成しているため、リビングルーム7以外の部屋のレイアウトを自由に設定することができる。
【0067】
また、通常は、リビングルーム7を日当たりの良い南側に設定されることが多く、リビングルーム7以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば良く、したがって、リビングルーム7以外の部屋のレイアウトを自由に変更できれば、居住者の要望に十分に応えることができる。また、リビングルーム7以外の部屋のリフォームも容易に行うことができる。
【0068】
しかも、リビングルーム7の床下には多目的空間形成部18を形成していないため、リビングルーム7の天井高を高くとることができるとともに、南側の窓を大きくすることができるので、リビングルーム7の日当たりを良好にでき、快適な居住空間を提供することができる。
【0069】
図18は、第7変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0070】
従来より、集合住宅Aでは、建築初期において各戸の部屋のレイアウトに自由度を持たせておいて、居住者が選択したレイアウトで各戸を建造していくことが行われており、床下に多目的空間形成部18を形成した床下構造を有する集合住宅であっても、各戸の部屋のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。特に、通常キッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等の水廻り機能室17は給排水管の配管を良好に行うため所定位置に配置されることが多いため、水廻り機能室17以外の部屋のレイアウトに自由度を持たせる必要があった。
【0071】
そこで、本実施例では、各戸の水廻り機能室17以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成することとした。特に、各戸の一側方に水廻り機能室17を配設する一方、各戸の他側方に水廻り機能室17以外の部屋を配設し、しかも、各戸の他側方の略中央の床下に多目的空間形成部18を形成することとした。
【0072】
すなわち、図18に示すように、居住空間S内の左側にキッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等の水廻り機能室17を配設する一方、居住空間S内の右側に洋室13,14や居室8やリビングルーム7を配設し、しかも、居住空間S内の右側略中央部の床下に多目的空間形成部18を形成した。
【0073】
このように、各戸の水廻り機能室17以外の部屋の床下に多目的空間形成部18を形成しているため、水廻り機能室17以外の部屋のレイアウトを自由に設定することができる。
【0074】
また、各戸の他側方(水廻り機能室17とは反対側)の略中央の床下に多目的空間形成部18を形成しているため、水廻り機能室17以外の部屋のレイアウトをワンルームから複数ルームまで自由に設定することができる。
【0075】
図19及び図20は、第8変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0076】
従来、集合住宅Aでは、各戸の居室8の階下に他の居室8が配置していた。そのため、階上の居室8にて水漏れが発生した場合には階下の居室8にまで被害が広がるおそれがあり、階上の居室8では安心して水を利用することができなかった。
【0077】
そこで、本実施例では、各戸の居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、多目的空間形成部18を左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置し、しかも、居室8の直下方に階下のバルコニーを配置することとした。
【0078】
すなわち、図19及び図20に示すように、下の階の居住空間には向かって左側に居室8を配置するとともに、同居室8の床下に多目的空間形成部18を形成し、更には、向かって右側に(居室8の隣に)バルコニー51を配置し、一方、上の階の居住空間には階下の居住空間とは逆に向かって右側に(階下のバルコニー51の直上方に)居室8を配置するとともに、同居室8の床下に多目的空間形成部18を形成し、更には、向かって左側に(居室8の隣に(階下の居室8の直上方に))バルコニー51を配置している。図中、50は居室8に配設した介護用浴槽である。
【0079】
このように、居室8の直下方に階下のバルコニー51を配置しているため、仮に階上の居室8にて水漏れが発生しても、階下のバルコニー51に水が漏れるだけで、階下の居室8に水漏れによる被害を与えることがなくなり、階上の居室8に介護用浴槽等の水使用器具を安心して設置することができる。尚、バルコニー51の床に防水処理することはもちろんのことではあるが、居室8の床にも防水処理することができる。
【0080】
図21は、第9変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0081】
従来より、集合住宅Aでは、朝型の居住者と夜型の居住者とで住戸の向きの好みが異なり、朝型の居住者は比較的東向きの住戸が好まれ、夜型の居住者では比較的西向きの住戸が好まれる傾向があった。
【0082】
そこで、本実施例では、多目的空間形成部18を左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置するとともに、各戸の向きも左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置することとした。
【0083】
すなわち、図21に示すように、下の階の居住空間では、西側に玄関15を配置し、東側にリビングルーム7やバルコニー51を配置して東向きの住戸とし、更には、東側のリビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成し、一方、その上の階の居住空間では、東側に玄関15を配置し、西側にリビングルーム7やバルコニー51を配置して西向きの住戸とし、更には、西側のリビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成している。尚、各戸の向きは東西に限らず南北にしても良い。
【0084】
このように、各戸の向きを左右方向に千鳥状となるように階別に交互に配置しているため、居住者の好みに応じて住戸の選択ができ、居住者の生活習慣や好みに対応した住戸とすることができる。
【0085】
図22は、第10変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0086】
従来の集合住宅では、居住後に居住空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかった。
【0087】
そこで、本実施例では、居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に可動式の収納間仕切りを配設することとした。
【0088】
すなわち、図22に示すように、各戸の左側に玄関15、キッチン9や浴室10や洗面所11や便所12等の水廻り機能室17を配設する一方、各戸の右側に居室8を配設し、同居室8の床下に多目的空間形成部18を形成した。そして、図22(a)に示すように、居室8の略中央に図23に示す可動式の収納間仕切り52を背中合わせに配置すると、1LDKタイプの住戸とすることができ、図22(b)に示すように、居室8の中央及びキッチン9側に可動式の収納間仕切り52を配置すると、2DKタイプの住戸とすることができ、図22(c)に示すように、居室8の玄関15側及びキッチン9側に可動式の収納間仕切り52を配置すると、異なる2DKタイプの住戸とすることができる。可動式の収納間仕切り52は、図23に示すように、矩形箱型の収納容器53の下端部に4個の車輪54を取付けている。図中、55は観音開き式の扉、56は柵である。
【0089】
このように、居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に可動式の収納間仕切りを配設しているため、収納間仕切りを移動させることによって居住者のライフスタイルに応じて居住空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができる。
【0090】
しかも、収納間仕切りの移動で部屋のレイアウトを変更するため、変更後の部屋でも収納間仕切りを収納空間として使用でき、多目的空間形成部18とあわせて十分な収納空間を確保することができる。
【0091】
図24は、第11変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0092】
従来の集合住宅では、居住後に居住空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかった。また、従来の集合住宅Aでは、ロフトを設ける場合に、ロフトを設けた部屋の床面積としてロフトの床面積をも加算できるように、ロフト自体の床面積をロフトを設けた部屋の床面積の1/8となるようにしていた。
【0093】
そのため、ロフト自体の床面積が狭く、しかも、ロフトを設けた部屋のレイアウトを自由に変更することができなかった。
【0094】
そこで、本実施例では、居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18により形成される縦の空間を利用して、居室8の床上に可動式の間仕切りを配設し、しかも、同可動式の間仕切りの天井部をロフトとして利用可能に形成することとした。
【0095】
すなわち、図24は、多目的空間形成部18に配設した可動式の間仕切り57であり、同間仕切り57は、矩形箱型状の収納家具58の天井部にロフト59を形成する一方、収納家具58の下部に4個の車輪60を取付けている。図中、61は梯子、62は柵、63はマットレス、64は扉である。
【0096】
このように、居室8の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、居室8の床上に可動式の間仕切りを配設し、しかも、可動式の間仕切りの天井部をロフトとして利用可能としているため、ロフトを設けた部屋であっても、間仕切りを移動させることによって居住者のライフスタイルに応じて居住空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができる。
【0097】
図25は、第12変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0098】
従来の集合住宅Aでは、各戸の収納空間は床下又は天井裏に設けられており、各戸の側壁部分を各戸の収納空間として利用されていなかった。
【0099】
そこで、本実施例では、床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18を隣接する部屋の収納空間として利用可能となるよう構成した。
【0100】
すなわち、図25に示すように、便所12の床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18の開口部68を階下のリビングルーム7の側壁に形成して、多目的空間形成部18を収納空間として利用できるようにしている。
【0101】
このように、床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18を隣接する部屋の収納空間として利用可能となるよう構成しているため、各戸の側壁部分をも収納空間として利用でき、収納空間を増大することができる。その際に、各戸の水廻り機能室17の床下に多目的空間形成部18を形成しておけば、階下の水廻り機能室17では階上の多目的空間形成部18の分だけ天井部が低くなり、これにより、階下の水廻り機能室17の清掃が容易となるとともに、水廻り機能室17の熱効率を高めることができる。
【0102】
図26及び図27は、第13変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0103】
従来の集合住宅Aでは、各部屋が平面的に配置されており、戸建てのように2階建ての部屋が設けられていなかった。
【0104】
そこで、本実施例では、多目的空間形成部18の上方に仕切り天井を配設して、多目的空間形成部18の上方に2個の部屋を形成することとした。
【0105】
すなわち、図26及び図27に示すように、洋室13の奥部床下に多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部18の上方に仕切り天井69を配設して、多目的空間形成部18の上部に仕切り天井69で仕切った上下一対の部屋70,71を形成している。図中、72は階段、73は側壁、74はドアである。
【0106】
このように、多目的空間形成部18の上方に仕切り天井を配設しているため、多目的空間形成部18の上方に2個の部屋を形成することができ、部屋数を増大することができるとともに、集合住宅Aでありながら戸建て感覚で快適に居住することができ、また、増えた部屋を収納空間として利用することで、収納空間を増大させることができる。
【0107】
図28及び図29は、第14変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0108】
従来の集合住宅では、居住後に居住空間内の部屋のレイアウトを自由に変更することができなかった。
【0109】
そこで、本実施例では、居住空間S内に仕切り壁を着脱自在に配設するとともに、同仕切り壁を取外して収納する空間として多目的空間形成部18を利用することとした。
【0110】
すなわち、図28及び図29に示すように、居住空間Sの内部にガラス製の仕切り壁81を着脱自在に配設して、リビングルーム7の内部に仕切り壁81で仕切られた洋室82を形成している。かかる仕切り壁81は床下に形成した多目的空間形成部18に収納することができるようにしている。
【0111】
このように、居住空間S内に仕切り壁を着脱自在に配設するとともに、同仕切り壁を取外して収納する空間として多目的空間形成部18を利用しているため、仕切り壁を取外すことで居住空間S内の部屋のレイアウトを居住者の好みに応じて変更することができ、しかも、取外した仕切り壁を多目的空間形成部18に収納することで、仕切り壁の収納空間を確保することができ、取外した仕切り壁が邪魔になることがなくなる。また、仕切り壁としてガラス等の透光性素材からなるものを用いた場合には、室内空間を広く演出することができる。
【0112】
図30〜図32は、第15変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0113】
従来の集合住宅Aでは、各部屋が平面的に配置されており、家具などで居住空間が狭くなって、窮屈な印象を与えていた。
【0114】
そこで、本実施例では、多目的空間形成部18の上方にロフトを形成することにした。
【0115】
すなわち、図30〜図32に示すように、リビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成しており、同多目的空間形成部18は、少なくとも梁部である小梁部 45 に多目的空間形成部 18 の底部 18-1 の一辺を固定させた一辺固定構造となし、同多目的空間形成部 18 の上方にロフト 40 を形成している。図中、91は梯子、92は机等の台である。
【0116】
このように、多目的空間形成部18の上方にロフトを形成しているため、居住空間Sを有効に活用することができ、各戸の実質的な居住スペースを増大することができる。
【0117】
図32において、多目的空間形成部 18 の一部を形成する上記小梁部 45 と床部6との境部を椅子 6a として使用できるようにするとともに、同境部と対応する位置でかつロフト 40 と多目的空間形成部 18 との間の位置に机 92 を配置し、同境部の近傍に位置する床部6の部分とロフト 40 との間に梯子 91 を掛け渡している。図中、Pは、椅子6aに座して机92を使用する人を示す。
【0118】
また、ロフト40は多種の使用目的があり、天井部の物入れとして使用したり、上段ベッドとして使用したりすることができる。
【0119】
図33は、第16変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0120】
従来の集合住宅Aでは、造り付けの家具を天井から吊下げており、小柄な女性や子供や身体の不自由な人にとっては使い勝手が悪かった。
【0121】
そこで、本実施例では、床下に多目的空間形成部18を配設した居住空間Sの階下の天井部に収納家具等の造り付けの家具を配設することにした。
【0122】
すなわち、図33に示すように、階上のリビングルーム7の床下に多目的空間形成部18を形成し、その階下のリビングルーム7の天井部に造り付けの収納家具96を取付けている。
【0123】
このように、床下に多目的空間形成部18を配設した居住空間Sの階下の天井部に収納家具等の造り付けの家具を配設しているため、造り付けの家具の高さが低くなり、使い勝手を良好なものとすることができる。
【0124】
図34及び図35は、第17変容例としての多目的空間形成部18を示した図である。
【0125】
従来より、集合住宅Aでは、上下方向に並ぶ各戸のレイアウトがほぼ同一であり、住戸を選択する上で自由度が少なかった。
【0126】
そこで、本実施例では、居住空間内の略中央部に多目的空間形成部18を形成した住戸の階上の住戸では居住空間内の周縁部に多目的空間形成部18を形成することにした。
【0127】
すなわち、階上の住戸では、図34に示すように、居住空間S内の左右側にそれぞれ多目的空間形成部18を形成するとともに、同多目的空間形成部の上方にロフト40を形成し、一方、階下の住戸では、図35に示すように、居住空間S内の略中央部に多目的空間形成部18を形成している。図中、99はテーブルである。
【0128】
このように、居住空間内の略中央部に多目的空間形成部18を形成した住戸の階上の住戸では居住空間内の周縁部に多目的空間形成部18を形成しているため、上下方向に並ぶ各戸のレイアウトに変化を持たせることができ、住戸を選択する上での自由度を増大させることができ、居住者の好みに応じた住戸の選択を可能なものとしている。
【0129】
【発明の効果】
本発明では、床スラブにより複数の階層に区画して形成した集合住宅の上下階層において、上階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成するとともに、同じく下階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成し、上下階層の多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように配置している。
【0130】
このようにして、多目的空間形成部を形成することにより、必要な場所に必要な大きさの多目的空間を、コスト負担をかけることなく形成することができるとともに、集合住宅全体の荷重バランスを良好に保つことができて、集合住宅の強度も良好に確保することができる。
【0131】
そして、多目的空間形成部は、収納空間や配管スペースやメンテナンス空間等の多目的空間として有効利用することができる。
【0132】
しかも、各階の高さに変更が生じないため、日影規制や高度斜線規制を受ける心配がなく、階数・床面積を有効に確保することができる。
【0133】
さらには、各階の高さに変更が生じず、階数に制限が生じないことから、集合住宅の戸数が制限されることはない。
【0134】
また、多目的空間形成部は、必要以上に大きく形成しないため、消防法の適用を受けることはなく、火災感知器の設置を義務付けられる等の煩わしさを生じることがない。
【0135】
本発明では、上下階層の多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように配置するとともに、少なくとも梁部である小梁部に多目的空間形成部の底部の一辺を固定させた一辺固定構造となし、同多目的空間形成部の上方にロフトを形成する一方、同多目的空間形成部の一部を形成する上記小梁部と床部との境部を椅子として使用できるようにするとともに、同境部と対応する位置でかつロフトと多目的空間形成部との間の位置に机を配置し、同境部の近傍に位置する床部の部分とロフトとの間に梯子を掛け渡している。
このようにして、多目的空間形成部の上方には、ロフトを形成しているので、居住空間を有効に活用することができ、各戸の実質的な居住スペースを増大することができる。
【0136】
本願発明では、多目的空間形成部により形成される縦の空間を利用して収納家具を配設するとともに、同収納家具の下部に車輪を取付けて可動式となし、同収納家具の天井部にロフトを形成している。
このようにして、多目的空間形成部により形成される縦の空間内に可動式の収納家具を配設しているため、居住者のライフスタイルに応じて収納家具を縦の空間内にて移動させることにより、部屋のレイアウト及びロフトの配置を自由に変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集合住宅の床下構造の断面正面説明図。
【図2】同床下構造の平面説明図。
【図3】多目的空間形成部の平面説明図。
【図4】図3のI−I線断面図。
【図5】第1変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図6】図5のII−II線断面図(図6a)及び図5のII’−II’線断面図(図6b)。
【図7】第2変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図8】図7のIII−III線断面図。
【図9】第3変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図10】図9のIV−IV線断面図。
【図11】第4変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図12】第16のV−V線断面図。
【図13】第5変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図14】第18のVI−VI線断面図
【図15】排水横管の配管構造を示す断面側面説明図。
【図16】第6変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図17】同断面側面説明図。
【図18】第7変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図19】第8変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図20】同断面側面説明図。
【図21】第9変容例としての多目的空間形成部の断面側面説明図。
【図22】第10変容例としての多目的空間形成部の平面説明図。
【図23】可動式の間仕切りを示す斜視図。
【図24】第11変容例としての多目的空間形成部の斜視説明図。
【図25】第12変容例を示す断面側面図。
【図26】第13変容例を示す平面説明図。
【図27】同側面説明図。
【図28】第14変容例を示す平面説明図。
【図29】同断面側面説明図。
【図30】第15変容例の平面説明図。
【図31】同断面正面説明図。
【図32】同断面側面説明図。
【図33】第16変容例の断面側面説明図。
【図34】第17変容例の平面説明図及び断面側面説明図。
【図35】第17変容例の平面説明図及び断面側面説明図。
【符号の説明】
A 集合住宅
S 居住空間
S1 多目的空間
1 柱部
2 梁部
3 外壁
4 内壁
5 床スラブ
6 床部
7 リビングルーム
8 居室
9 キッチン
17 水廻り機能室
18 多目的空間形成部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an underfloor structure of an apartment house.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as one form of the underfloor structure of an apartment house, a plurality of reverse beams are projected upward on a floor slab that divides each floor, and a floor is formed by horizontally extending floor materials on the reverse beams By doing so, there is one in which a multipurpose space under the floor is formed between the flooring and the floor slab.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the above-described underfloor structure has the following problems.
[0004]
(1) The reverse beam method in which a reverse beam is provided on the floor slab is relatively expensive because it forms an unnecessarily large underfloor storage space and also has a useless underfloor storage space.
[0005]
(2) In the reverse beam method, the height of each floor is increased by about 500 mm to 600 mm. Therefore, it is difficult to secure the number of floors and the floor area by the shade regulation and the advanced oblique line regulation.
[0006]
(3) Since the underfloor storage space is formed by providing the reverse beam, the height of each floor is increased and the number of floors is restricted, so that the number of apartment houses is restricted.
[0007]
(4) Since the storage space under the floor is large, there may be inconveniences such as requiring installation of a fire detector in response to the application of the Fire Service Act.
[0008]
(5) The space (residence space) above the storage space under the floor is not effectively utilized, and each room is arranged in a plane, so the living space is narrowed, giving a tight impression.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
Therefore, in the present invention, in a vertical hierarchy of Housing formed by partitions into a plurality of layers by floor slab, by bulging a portion of the floor slab of the storey above downward to form a concave-shaped multipurpose space forming part Along with this, a part of the floor slab in the lower layer is bulged downward to form a concave multipurpose space forming portion, and the multipurpose space forming portion in the upper and lower layers is arranged in a zigzag shape in the left-right direction , A single side fixed structure in which one side of the bottom of the multipurpose space forming portion is fixed to at least a small beam portion which is a beam portion, and a loft is formed above the multipurpose space forming portion, while a part of the multipurpose space forming portion is formed. The boundary between the small beam part and the floor part to be formed can be used as a chair, and a desk is arranged at a position corresponding to the boundary part and between the loft and the multipurpose space forming part. Of the floor located near the border Between minutes and loft there is provided a floor structure of a collective housing, characterized in that it spanned the ladder.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below.
[0011]
That is, the underfloor structure of the apartment house according to the present invention is a multipurpose structure in which a part of each floor slab is bulged downward in the apartment house formed by dividing the floor slab into a plurality of floors, and the floor slab has a concave shape. A space forming part is formed.
[0012]
Thus, by forming the multipurpose space forming part in each floor slab, it is possible to form a multipurpose space of a necessary size in a required place without incurring a cost burden.
[0013]
The multipurpose space forming unit can be effectively used as a multipurpose space such as a storage space, a piping space, or a maintenance space.
[0014]
In addition, since there is no change in the height of each floor, there is no fear of being subjected to shade restrictions or advanced oblique line regulations, and the number of floors and floor area can be effectively secured.
[0015]
Furthermore, since the height of each floor does not change and the number of floors is not limited, the number of apartment houses is not limited.
[0016]
In addition, since the multipurpose space forming portion is not formed larger than necessary, it does not receive the application of the Fire Service Act and does not cause the trouble of being obliged to install a fire detector.
[0017]
Here, a living room can be arranged in a room other than the downstairs room located directly below the multipurpose space forming unit.
[0018]
In this way, it is possible to secure a large ceiling height of the living room, and to make the living space relaxedly large without giving the occupant a feeling of pressure. As a result, the habitability can be ensured satisfactorily.
[0019]
Moreover, water function rooms, such as a kitchen, a bathroom, a washroom, and a toilet, can be arrange | positioned in the downstairs room located just under a multipurpose space formation part.
[0020]
In this way, water function rooms such as kitchens, bathrooms, and washrooms have a problem that if the ceiling is too high, it is difficult to clean and the heat efficiency deteriorates. Is located in the downstairs room located directly below the multi-purpose space forming part that bulges downward, so that the multi-purpose space forming part bulges downward and the ceiling part of the water function room The water function room can be easily cleaned, and the thermal efficiency of the water function room can be increased.
[0021]
Moreover, the multipurpose space formation part formed in the floor slab of each hierarchy can be alternately arrange | positioned according to a floor so that it may become zigzag form in the left-right direction.
[0022]
In this way, the load balance of the entire apartment house can be kept good, and the strength of the apartment house can be secured well.
[0023]
Moreover, the multipurpose space formation part can be arrange | positioned directly under a living room.
[0024]
In this way, articles can be stored in the multipurpose space forming section arranged directly below the living room, and articles can be easily put in and out as necessary.
[0025]
Moreover, the multipurpose space forming part can directly connect at least one end face to the beam part.
[0026]
In this way, the multi-purpose space forming part can have at least one side fixed structure with respect to the beam part, and the rigidity of the floor slab can be ensured satisfactorily.
[0027]
Moreover, the recessed part which has a some level | step difference can be formed in a multipurpose space formation part.
[0028]
In this way, it is possible to accommodate accommodated articles having different heights in the recesses having a plurality of steps formed in the multipurpose space forming part, and to ensure good accommodation efficiency.
[0029]
In addition, the unused space behind the ceiling, which is formed immediately below the multipurpose space forming portion, can be effectively utilized to the maximum extent.
[0030]
For example, a bathroom, washroom or toilet where the ceiling may be low can be placed adjacent to a kitchen where the ceiling is desired to be a little higher, and the layout design in the living space can be expanded. .
[0031]
Moreover, the multipurpose space forming part can be formed under the floor of a room other than the living room of each door.
[0032]
Thereby, the layout of rooms other than a living room can be set freely. Usually, the living room is often set to the south side where the sun is sunny, and it is sufficient if the layout of the room other than the living room can be freely changed. Can fully meet the demands of workers.
[0033]
In addition, since the multi-purpose space forming part is not formed under the floor of the living room, the ceiling height of the living room can be increased and the south window can be enlarged, so that the living room has good sunlight. Can provide a comfortable living space.
[0034]
Further, by making it possible to change the layout of the room in the living space, it is possible to sufficiently meet the demands of the resident and provide a comfortable living space.
[0035]
Moreover, according to this invention, since the loft is formed above the multipurpose space formation part, living space can be utilized effectively and the substantial living space of each door can be increased.
[0036]
In general, in order to form a loft, it is necessary to increase the floor height, but in this structure, a living space such as a loft and a desk can be formed using a conventional floor height. When the desk depth is not as great as the loft depth, the back side of the desk can be configured as a shelf.
[0037]
【Example】
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0038]
A shown in FIGS. 1 and 2 is a reinforced concrete apartment house according to the present invention. The apartment house A includes a plurality of
[0039]
In the living space S, a
[0040]
Moreover, a portion of the
[0041]
In this way, the multipurpose
[0042]
At this time, an opening / closing body (not shown) is provided under the
[0043]
Here, the
[0044]
Therefore, by setting the height of the ceiling portion 5a of the water
[0045]
Further, in this embodiment, as shown in FIG. 2, the multipurpose
[0046]
FIG. 3 is an explanatory plan view of the multipurpose
[0047]
As described above, when the multipurpose
[0048]
5 is an explanatory plan view of the multipurpose
[0049]
Thus, the rigidity of the
[0050]
7 is an explanatory plan view of the multipurpose
[0051]
As described above, the three-side fixed structure in which the three sides of the bottom portion 18-1 of the multipurpose
[0052]
FIG. 9 is an explanatory plan view of the multipurpose
[0053]
Thus, the rigidity of the
[0054]
FIG. 11 is an explanatory plan view of a multipurpose
[0055]
In this way, the first and second multipurpose spaces S1a and S1b formed in the multipurpose
[0056]
In addition, the unused space behind the ceiling formed immediately below the multipurpose
[0057]
For example, the
[0058]
13 is an explanatory plan view of a multipurpose
[0059]
In this way, the first and second multipurpose spaces S1a and S1b formed in the multipurpose
[0060]
FIG. 15 shows an embodiment in which a drainage
[0061]
And even when the
[0062]
16 and 17 are views showing a multipurpose
[0063]
In the housing complex A, which tends to adopt a free plan in recent years, it is possible to allow the layout of the room of each door to be flexible in the early stages of construction, and to build each door in the layout selected by the resident. Even in an apartment house having an underfloor structure in which the multipurpose
[0064]
Therefore, in this embodiment, the multipurpose
[0065]
That is, as shown in FIG. 16 and FIG. 17, the watering function such as the
[0066]
Thus, since the multipurpose
[0067]
Usually, the
[0068]
Moreover, since the multipurpose
[0069]
FIG. 18 is a diagram showing a multipurpose
[0070]
Conventionally, in the housing complex A, it has been practiced that the layout of the room of each door is given flexibility in the early stage of construction, and that each house is built with the layout selected by the resident. Even in an apartment house having an underfloor structure in which the forming
[0071]
Therefore, in this embodiment, the multipurpose
[0072]
That is, as shown in FIG. 18, a
[0073]
Thus, since the multipurpose
[0074]
Moreover, since the multipurpose
[0075]
19 and 20 are diagrams showing a multipurpose
[0076]
Conventionally, in the apartment house A, another
[0077]
Therefore, in this embodiment, the multi-purpose
[0078]
That is, as shown in FIGS. 19 and 20, the
[0079]
Thus, since the
[0080]
FIG. 21 is a diagram showing a multipurpose
[0081]
Traditionally, in residential complex A, morning-type residents and night-type residents have different preference for dwelling units, and morning-type residents prefer dwellers that face relatively east, and night-type dwellers. There was a tendency to prefer relatively west-facing units.
[0082]
Therefore, in this embodiment, the multi-purpose
[0083]
That is, as shown in FIG. 21, in the living space on the lower floor, the
[0084]
In this way, because the orientation of each door is alternately arranged by floor so that it is staggered in the left-right direction, the dwelling unit can be selected according to the resident's preference, corresponding to the resident's lifestyle and preference It can be a dwelling unit.
[0085]
FIG. 22 is a diagram showing a multipurpose
[0086]
In the conventional housing complex, the layout of the room in the living space cannot be freely changed after the residence.
[0087]
Therefore, in this embodiment, the multipurpose
[0088]
That is, as shown in FIG. 22, the
[0089]
Thus, while forming the multipurpose
[0090]
In addition, since the room layout is changed by moving the storage partition, the storage partition can be used as a storage space even in the changed room, and a sufficient storage space can be secured together with the multipurpose
[0091]
FIG. 24 is a diagram showing a multipurpose
[0092]
In the conventional housing complex, the layout of the room in the living space cannot be freely changed after the residence. Further, in the conventional apartment house A, when the loft is provided, the floor area of the loft itself is equal to the floor area of the room provided with the loft so that the floor area of the loft can be added as the floor area of the room provided with the loft. It was set to 1/8.
[0093]
For this reason, the floor area of the loft itself is small, and the layout of the room provided with the loft cannot be freely changed.
[0094]
Therefore, in this embodiment, the multipurpose
[0095]
That is, FIG. 24 shows a
[0096]
As described above, the multi-purpose
[0097]
FIG. 25 is a diagram showing a multipurpose
[0098]
In the conventional apartment house A, the storage space of each door is provided under the floor or behind the ceiling, and the side wall portion of each door is not used as the storage space of each door.
[0099]
Therefore, in this embodiment, the multipurpose
[0100]
That is, as shown in FIG. 25, the multipurpose
[0101]
As described above, the multipurpose
[0102]
26 and 27 are diagrams showing the multipurpose
[0103]
In the conventional apartment house A, each room is arranged in a plane, and a two-story room is not provided like a detached house.
[0104]
Therefore, in this embodiment, a partition ceiling is disposed above the multipurpose
[0105]
That is, as shown in FIGS. 26 and 27, the multipurpose
[0106]
As described above, since the partition ceiling is disposed above the multipurpose
[0107]
28 and 29 are diagrams showing the multipurpose
[0108]
In the conventional housing complex, the layout of the room in the living space cannot be freely changed after the residence.
[0109]
Therefore, in this embodiment, the partition wall is detachably disposed in the living space S, and the multipurpose
[0110]
That is, as shown in FIGS. 28 and 29, a
[0111]
As described above, since the partition wall is detachably disposed in the living space S and the multipurpose
[0112]
30 to 32 are diagrams showing the multipurpose
[0113]
In the conventional apartment house A, the rooms are arranged in a plane, and the living space is narrowed by furniture and the like, giving a tight impression.
[0114]
Therefore, in this embodiment, the loft is formed above the multipurpose
[0115]
That is, as shown in FIGS. 30 to 32, forms a multi-purpose
[0116]
Thus, since the loft is formed above the multipurpose
[0117]
In FIG. 32, the boundary portion between the
[0118]
In addition, the
[0119]
FIG. 33 is a diagram showing a multipurpose
[0120]
In the conventional apartment house A, built-in furniture is suspended from the ceiling, which is not convenient for small women, children, and people with physical disabilities.
[0121]
Therefore, in the present embodiment, built-in furniture such as storage furniture is arranged on the ceiling below the living space S in which the multipurpose
[0122]
That is, as shown in FIG. 33, the multipurpose
[0123]
Thus, since the built-in furniture such as storage furniture is disposed on the ceiling below the living space S in which the multipurpose
[0124]
34 and 35 are diagrams showing the multipurpose
[0125]
Conventionally, in the apartment house A, the layouts of the doors arranged in the vertical direction are almost the same, and there are few degrees of freedom in selecting the dwelling unit.
[0126]
Therefore, in this embodiment, in the dwelling unit on the floor of the dwelling unit in which the multipurpose
[0127]
That is, in the dwelling unit on the floor, as shown in FIG. 34, the multipurpose
[0128]
Thus, in the dwelling unit on the floor of the dwelling unit in which the multipurpose
[0129]
【The invention's effect】
In the present invention, in the upper and lower floors of the apartment house formed by dividing the floor into a plurality of floors by the floor slab, a part of the upper floor slab is bulged downward to form a concave multipurpose space forming portion, A part of the lower floor slab is bulged downward to form a concave multipurpose space forming part, and the upper and lower multipurpose space forming parts are arranged in a staggered pattern in the left-right direction.
[0130]
In this way, by forming the multipurpose space forming section, it is possible to form a multipurpose space of a necessary size in a required place without incurring a cost burden and to improve the load balance of the entire apartment house. Can be maintained, and the strength of the housing complex can be secured well.
[0131]
The multipurpose space forming unit can be effectively used as a multipurpose space such as a storage space, a piping space, or a maintenance space.
[0132]
In addition, since there is no change in the height of each floor, there is no fear of being subjected to shade restrictions or advanced oblique line regulations, and the number of floors and floor area can be effectively secured.
[0133]
Furthermore, since the height of each floor does not change and the number of floors is not limited, the number of apartment houses is not limited.
[0134]
In addition, since the multipurpose space forming portion is not formed larger than necessary, it does not receive the application of the Fire Service Act and does not cause the trouble of being obliged to install a fire detector.
[0135]
In the present invention, the multi-purpose space forming portion of the upper and lower layers is arranged so as to be staggered in the left-right direction, and at least one side fixed structure in which one side of the bottom of the multi-purpose space forming portion is fixed to the small beam portion which is a beam portion The loft is formed above the multipurpose space forming portion, while the boundary between the beam and the floor forming a part of the multipurpose space forming portion can be used as a chair. A desk is placed at a position corresponding to the boundary and between the loft and the multipurpose space forming section, and a ladder is bridged between the floor and the loft located near the boundary.
Thus, since the loft is formed above the multipurpose space forming part, the living space can be used effectively, and the substantial living space of each door can be increased.
[0136]
In the present invention, the storage furniture is arranged using the vertical space formed by the multi-purpose space forming portion, and a wheel is attached to the lower part of the storage furniture to make it movable, and the loft is attached to the ceiling portion of the storage furniture. Is forming.
In this way, since the movable storage furniture is arranged in the vertical space formed by the multipurpose space forming unit, the storage furniture is moved in the vertical space according to the lifestyle of the resident. Thus, the layout of the room and the arrangement of the loft can be freely changed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional front view of an underfloor structure of an apartment house according to the present invention.
FIG. 2 is an explanatory plan view of the underfloor structure.
FIG. 3 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit.
4 is a cross-sectional view taken along the line II of FIG.
FIG. 5 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a first modification example;
6 is a cross-sectional view taken along line II-II in FIG. 5 (FIG. 6a) and a cross-sectional view taken along line II′-II ′ in FIG. 5 (FIG. 6b).
FIG. 7 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a second modification example;
8 is a cross-sectional view taken along line III-III in FIG.
FIG. 9 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a third modification example;
10 is a cross-sectional view taken along line IV-IV in FIG.
FIG. 11 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a fourth modification example;
FIG. 12 is a cross-sectional view taken along the 16th VV line.
FIG. 13 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a fifth modification example;
FIG. 14 is a sectional view taken along line VI-VI. FIG. 15 is a sectional side view showing a piping structure of a drainage horizontal pipe.
FIG. 16 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a sixth modification example;
FIG. 17 is an explanatory side view of the same cross section.
FIG. 18 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a seventh modification.
FIG. 19 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as an eighth modification.
FIG. 20 is an explanatory side view of the same cross section.
FIG. 21 is a sectional side view of a multipurpose space forming unit as a ninth modification.
FIG. 22 is an explanatory plan view of a multipurpose space forming unit as a tenth modification.
FIG. 23 is a perspective view showing a movable partition.
FIG. 24 is a perspective explanatory view of a multipurpose space forming unit as an eleventh modification.
FIG. 25 is a sectional side view showing a twelfth modification.
FIG. 26 is an explanatory plan view showing a thirteenth modification example.
FIG. 27 is an explanatory diagram of the same side.
FIG. 28 is an explanatory plan view showing a fourteenth modified example.
FIG. 29 is an explanatory side view of the same cross section.
FIG. 30 is an explanatory plan view of a fifteenth modification example.
FIG. 31 is a front explanatory view of the same section.
FIG. 32 is an explanatory side view of the same cross section.
FIG. 33 is a cross-sectional side view of a sixteenth modification.
FIG. 34 is an explanatory plan view and a sectional side view of the seventeenth modification.
FIG. 35 is an explanatory plan view and a sectional side view of a seventeenth modification.
[Explanation of symbols]
A Apartment house S Living space
Claims (1)
上階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成するとともに、同じく下階層の床スラブの一部を下方へ膨出させて凹状の多目的空間形成部を形成し、上下階層の多目的空間形成部は、左右方向に千鳥状となるように配置するとともに、少なくとも梁部である小梁部に多目的空間形成部の底部の一辺を固定させた一辺固定構造となし、
同多目的空間形成部の上方にロフトを形成する一方、同多目的空間形成部の一部を形成する上記小梁部と床部との境部を椅子として使用できるようにするとともに、同境部と対応する位置でかつロフトと多目的空間形成部との間の位置に机を配置し、同境部の近傍に位置する床部の部分とロフトとの間に梯子を掛け渡したことを特徴とする集合住宅の床下構造。In the upper and lower tiers of an apartment house formed by dividing into multiple tiers with floor slabs,
A part of the upper floor slab is bulged downward to form a concave multipurpose space forming part, and a part of the lower floor slab is also bulged downward to form a concave multipurpose space forming part. In addition, the multi-purpose space forming part in the upper and lower layers is arranged in a zigzag shape in the left-right direction and has a one-side fixed structure in which one side of the bottom of the multi-purpose space forming part is fixed to at least a small beam part which is a beam part. ,
While the loft is formed above the multipurpose space forming part, the boundary part between the small beam part and the floor part forming a part of the multipurpose space forming part can be used as a chair, A desk is placed at a corresponding position between the loft and the multipurpose space forming section, and a ladder is bridged between the loft and the floor portion located near the border. Underfloor structure of apartment house.
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