JP3627363B2 - 開閉体装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シャッターやドア等の開閉体を開閉する開閉体装置に係り、特に、火災時における開閉体の開閉をより安全に制御することができる開閉体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
開口部を昇降するシャッターやドア等開閉体は、閉鎖により室内と室外を区画する。
そして、火災時の防火用に特別設計されたシャッターや防火ドアは、防火の規格に従いスラットやドアが厚く形成されており所定の防火性能を有している。
対して、一般のシャッターは、防犯や間仕切りを行うものであって、火災に対する防火区画の形成を目的として設置されているものではないが、万一火災が発生したときには、このシャッターで一時的ではあるが上記防火区画を形成するという役割を担うこととなる場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
一般的な電動シャッターの場合、開閉機を駆動してシャッターカーテンを開閉制御する制御手段が設けられる。この電動シャッターの制御手段は、火災発生したときに生じる極めて高い温度域までを温度仕様範囲とする構成にはなっていない。
【0004】
このような制御手段は、火災発生により炙られて高温になり、その結果回路が溶融または焼損して内部や所定の配線が短絡または地絡状態になってしまうと、シャッターは外部操作で開閉制御することができず、シャッターの開閉が不定状態となることは避けられない。
しかしながら、この一般の電動シャッターであっても万一の火災時に可能な限り、開閉制御が不定状態とならないようにできることが望ましい。
【0005】
上記説明では、シャッターは火災発生時に防火区画を形成するために閉鎖制御されるものとして説明したが、これとは逆に内部の人を外部に避難させるため、あるいは消火等の目的でシャッターを開放制御したいときもある。さらに、火災発生時に直ちにはシャッターを閉鎖/開放制御せず、開閉制御が必要なシャッターを手動で開閉操作したり、途中位置で停止状態に保持したいときもある。
上記各異なる開閉制御(操作)は、実際的にはシャッターの設置位置と火災の発生位置/延焼度合い等によって、各シャッター別に異なる開閉制御(操作)が行われている。
【0006】
火災発生の通報から消防隊等が到着するまでの時間は通常は5〜20分とされているので、上記要望への対処策は、火災の炎が直接所定のシャッターに近接したとき(あるいはシャッターが高温になったとき)、これを早期に検知して防火区画の形成等早急にシャッターをより安全な方向に開閉できる構成、及びこのシャッターが火災等の炎に炙られ高温になっても(最悪制御手段等が焼損しても)上述した消防隊等が到着するまでの間、極力シャッター開閉が不定状態となるのを避け得る構成とすることにある。
【0007】
尚、開閉機にはこの開閉機自体の温度を検知する温度検知体が設けられ、所定温度以上になったときは開閉機を停止させる構成となっているが、これは連続的な開閉動作等による開閉機の損傷を防止することを主目的としており、上述したような火災発生に対処できるようにはなっていない。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みて成されたものであり、簡単な構成で火災等での高温度を早期検知して開閉体の開閉がより安全に行えること、及び火災等で高温度状態となっても極力開閉が不定状態となるのを避けることができる開閉体装置の提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の開閉体装置は、シャッターケース51内に設けられており、電源ラインACに、正転用・逆転用のリレー接点OM,CMを介して接続され、シャッターカーテン50を開閉駆動する開閉機Mと、
前記シャッターケース51の内部であって、前記シャッターカーテン50が昇降するまぐさ51a内側でかつ開口面の近傍に設けられ、所定温度に達したとき常閉接点が開く温度検知体41と、
前記シャッターケース51の内部位置に設けられ、前記電源ラインACに接続される開放側回路11と閉鎖側回路12とを有し、前記シャッターカーテン50を開閉する開閉機Mを駆動制御し、前記温度検知体41が所定温度に達し常閉接点が開いた際に、前記開放側回路11の開放用リレー31が非通電状態となり前記正転用のリレー接点OMが開いた状態に保持される、又は、前記閉鎖側回路12の閉鎖用リレー33が非通電状態となり逆転用のリレー接点CMが開いた状態に保持されて、前記シャッタカーテン50の開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する制御手段10と、
前記制御手段10と前記温度検知体41との間を配線し、火災によっても溶融、焼損しにくい耐熱用配線40と、
を具備し、
前記制御手段10が、前記シャッターケース51の内部における該シャッターケース51から離れ、該シャッターケース51の下面に接しないで配置されていることを特徴とする。
【0010】
なお、前記制御手段10は、前記シャッターケース51内部であって、該シャッターケース51の、室外部に露出する面から所定量離れた位置に設けられ、断熱材よりなる収納ケース内に収納されていることとしてもよい。
【0011】
また、本発明の開閉体装置は、シャッターケース51内に設けられており、電源ラインACに、正転用・逆転用のリレー接点OM,CMを介して接続され、シャッターカーテン50を開閉駆動する開閉機Mと、
前記シャッターケース51の内部であって、前記シャッターカーテン50が昇降するまぐさ51a内側でかつ開口面の近傍に設けられ、所定温度に達したとき溶融する温度フューズ44aを有し、前記電源ラインACの1次側を遮断する遮断手段44と、
前記シャッターケース51の内部位置に設けられるとともに、該シャッターケース51の内部における該シャッターケース51から離れ、該シャッターケース51の下面に接しないように配置され、前記電源ラインACに接続される開放側回路11と閉鎖側回路12とを有し、前記シャッターカーテン50を開閉する開閉機Mを駆動制御し、前記遮断手段44の温度フューズ44aが所定温度に達して溶断した際に、前記開放側回路11の開放用リレー31が非通電状態となり前記正転用のリレー接点OMが開いた状態に保持される、又は、前記閉鎖側回路12の閉鎖用リレー33が非通電状態となり逆転用のリレー接点CMが開いた状態に保持されて、前記シャッタカーテン50の開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する制御手段10と、
を具備することを特徴とする。
【0012】
なお、上述の開閉体装置では、前記温度検知体41が、前記制御手段10における開閉体の開放側回路11に直列に設けられ、前記所定温度に達したとき接点が開くことにより、開閉体Mの開放を制限する構成としてもよく、また、前記制御手段10は、前記温度検知体41による所定温度検知時に対応する警報を外部に報知する報知部73を有する構成としてもよい。
【0013】
また、前記温度検知体41は、比較的低い初期温度を検知する初期温度検知体66と、前記初期温度検知体66で検知される温度より高い温度を検知する高温度検知体69によって構成され、
前記制御手段10は、初期温度検知体66で検知された後、高温度検知体69で検知されるまでの温度変化に基づいて開閉体に対する上記開閉の制限の実行/あるいは復帰のいずれかを判断処理する構成としてもよい。
【0014】
また、前記制御手段10は、初期温度検知体66で検知されたことを外部に報知するための初期温度検知手段62と、
該初期温度が検知されたことを受けて計時を開始し、タイムアップまでの間に初期温度検知体で検知される温度が初期温度より低い温度に低下したとき、計時をリセットし初期温度検知状態に復帰させるタイマ手段63と、
前記タイマ手段63による計時の期間中に高温度検知体66で高温度が検知されたとき、開閉体に対する上記開閉の制限を実行する高温度検知手段64と、
を有する構成としてもよい。
【0015】
また、前記温度検知体41は、前記開閉機Mや、該開閉機Mを開閉駆動する制御手段10等が収納されたケース内の温度を検知する構成としてもよい。
【0020】
また、前記遮断手段44の2次側電源ラインACに接続され、該遮断手段44による1次側電源遮断後における電源として用いられる非常電源45と、
前記非常電源45を制御手段10に供給するための非常電源開閉器46と、
を有する構成としてもよい。
【0021】
シャッターカーテンの近傍に設けられた温度検知体41は火災発生等で所定温度に達したとき常閉接点が開き、これにより制御回路10は予め設定されたシャッターカーテンの開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する。
例えば、シャッターカーテンの開放を制限する設定にしておくと、火災発生が検知されると電動でシャッターカーテンが開放方向に制御されることがなく、延焼をできるだけ抑えることができる。一方、シャッターカーテンの閉鎖を制限する設定にしておくと、火災発生が検知されると電動でシャッターカーテンが閉鎖方向に制御されることがなく、人の避難及び消火を優先させることができる。
これらは予め設定でき、また、制限された方向への開閉は手動で任意に行える状態にある。
温度検知体41は、まぐさ51aの内側でかつ開口面の近傍に設けることにより、温度変化を敏感に検知できる。
【0022】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態を示す回路図である。この実施の形態では開閉体としてシャッターを上下に開閉制御する構成を例に説明する。
同図には制御手段10が図示されており、シャッターを開閉駆動する開閉機M、及びブレーキBCは電源ラインACに正転用、逆転用のリレー接点OM,CMを介して接続されている。
制御手段10は、電源ラインACに接続された開放側回路11と、閉鎖側回路12を有し、操作スイッチPBSの操作により開閉機Mを介してシャッターを昇降させる。
開放用回路11は、上昇用の押釦スイッチ30と、この押釦スイッチ30に直列な開放用リレー31で構成される。閉鎖側回路12は、降下用の押釦スイッチ32と、この押釦スイッチ32に直列な閉鎖用リレー33で構成される。
【0023】
また、常閉接点の停止用押釦スイッチ36を介してこれら開放側回路及び閉鎖側回路11,12の開放、閉鎖用の各リレー31,33にはそれぞれ並列に、開放用の自己保持用リレー接点34及び閉鎖用の自己保持用リレー接点35が接続される。
そして、上昇用の押釦スイッチ30が押下されると、自己保持用リレー接点34が閉じ、開放用リレー31が通電され、正転用のリレー接点OMが閉じ開閉機Mに対して開放用の電源が供給される。
【0024】
以降は、上昇用の押釦スイッチ30が離されても自己保持用リレー接点34を介して開放用リレー31が継続して通電され、開閉機Mが連続して駆動しシャッターが開放されるようになっている。
シャッターが上限位置に達すると、開放側回路11の開放用リレー31に直列な上限用リミットスイッチ37が開き、開放用リレー31が非通電状態となり、正転用のリレー接点OMが開き開閉機Mは上限位置で停止する。
【0025】
シャッター降下の動作は、上記開放の動作とほぼ同様に、降下用の押釦スイッチ32の操作により、自己保持用リレー接点35を介して閉鎖用リレー33に対する自己保持動作が行われ、シャッターは下限用リミットスイッチ38が開くまで連続して降下する。
上昇、降下の途中で停止用押釦スイッチ36が操作されると開放用リレー31あるいは閉鎖用リレー33が非通電状態となり、開閉機Mは停止する。
【0026】
開放側回路11において、開放用リレー31と上限用リミットスイッチ37との間には、耐熱用配線40を介して温度検知体41が設けられる。この耐熱用配線40は、火災によっても溶融、焼損しにくいアルミポリエステルテープや、銅テープ等で遮蔽された線材等のものを用いる。
この温度検知体41は、火災を想定して所定の高温度(例えば100〜300℃のうち設定された任意の温度)になったとき常閉接点が開くもので、サーモスタット等が用いられる。
【0027】
図2(a),(b)は、温度検知体41が設けられたシャッターを示す正断面図、側断面図である。
図示のように、シャッターカーテン(スラット)50は、上部に設けられるシャッターケース51内の開閉機Mによって開口部を昇降する。また、上記制御手段10は開閉機Mを制御する。
この制御手段10は、埃等の防止を兼ねて必要に応じ断熱材を用いた収納ケース内に収容された状態でシャッターケース51から所定量離れた内部に設けられる。これにより、火災時にシャッターケース51の温度が上昇しても制御手段10内部の温度上昇を緩やかにすることができるようになる。
【0028】
これら開閉機、及び開閉機Mを開閉駆動する制御手段10が収納されたシャッターケース51の内部には、前記温度検知体41が設けられる。
この温度検知体41は、シャッターケース51の内部で、例えば制御手段10の近傍や、まぐさ51aの内側(シャッターケース51内部側)でかつ開口面(シャッターが昇降する部分)近傍に設けることができる。この場合、制御手段10に対しては上記耐熱用配線40で接続される。
【0029】
ここで温度検知体41は、上記まぐさ51aの内側でかつ開口面に近接した位置(図中実線で示す室内側位置)あるいは、反対の室外側の位置(図中点線)のいずれかに配置すると、後述するように温度上昇を敏感に検知することができる。また、同位置であればシャッターケース51の幅方向(同図(a)の横方向)に移動配置してもよい。
しかしながら、温度検知体41の配置位置は、上記位置のみに限定されるものではなく、例えばシャッターケース51内のいずれかや、ガイドレール内等、シャッター自体や設置場所の特性を勘案して決めればよい。
さらには、開閉機の温度を検知する温度検知体の配置位置が外部の火災発生を敏感に検知できる位置であり、かつ、この温度検知体が火災に対応した高温度まで検知できる構成とすれば、これを利用することも考えられる。
【0030】
ところで、上記制御手段10及び、耐熱用配線40は、シャッターケース51から離して配置する。具体的には、シャッターケース51に直接接しないように懸下したりする。このときシャッターケース51の下面には接しない方がいい。これにより、火災発生時にシャッターケース51の熱がこれら制御手段10、耐熱用配線40に伝導しにくくなり、この結果、溶融、断線しにくいため温度検知体41に検知された温度が制御手段10で正しく把握できる可能性が増加する。
【0031】
上記構成によれば、火災時に炎がシャッターに近接する等してシャッターケース51の温度が上昇すると、この温度上昇は温度検知体41によって検知され、所定温度となったときに接点が開く。
そして、制御手段10及び耐熱用配線40は、シャッターケース51から離れて配置されているため、制御手段10は、仕様温度範囲にあり所定の制御を行える状態にある。また、耐熱用配線40が焼損する可能性は非常に少ない。
この温度検知体41の接点が開くと、制御手段10の開放側回路11の開放用リレー31が非通電状態となり、正転用のリレー接点OMは開いた状態に保持される。
【0032】
このように、火災時の温度上昇の検知で直ちにシャッターの開放を制限することができるので、外部に露出している操作スイッチPBSや、PBS迄の配線が熱や炎で短絡したとしても、シャッターが電動で開放されず、従って延焼等を防ぐことが期待できる。
上述のように、開放側回路11に直列に温度検知体41を設ける構成とすることにより、火災時にはシャッターの開放を防止することができるようになる。
尚、この制限状態でのシャッター上昇は手動で行うことができる。この制限状態でのシャッター上昇は、周知の技術であるハンドル又はチェーンを用いて手動で行える。
【0033】
次に、図3に示すのは、本発明の他の実施形態を示す回路図である。
同図において、制御手段10は前述した実施形態と同一の構成であり、同一の構成部には同一の符号を附して説明を省略する。
制御手段10に供給される電源ラインACの一次側には、温度フューズ44aを有する遮断手段(温度フューズ付ナイフスイッチ)44が設けられる。
この温度フューズ付ナイフスイッチ44は、前記図2(a),(b)で示した温度検知体41同様に、シャッターケース51の内部であって、シャッターカーテン50が昇降するまぐさ内側でかつ開口面近傍の位置に設けられ、火災時に所定の高温度となったときフューズが溶断する構成である。また、44bは過電流遮断用のフューズである。
【0034】
この温度フューズ付ナイフスイッチ44の二次側には、非常電源45が配線47を介して接続されており、電源ラインACと非常電源45との間には、非常用開閉器46が設けられている。
これら非常電源45と非常用開閉器46は、シャッターの設置箇所からやや離れた場所まで配線47により導出されており、火災時において焼損していない限りシャッターに対し所定時間の非常用電源が供給できる状態にあることを前提としている。
通常時、この非常用開閉器46は開放側に切替えられていて、制御手段10及び開閉機Mは電源ラインACの電源によって駆動される。
【0035】
上記構成によれば、火災時に炎がシャッターに近接する等してシャッターケース51の温度が上昇すると、温度フューズ付ナイフスイッチ44の温度フューズ44aが溶断する。
したがって、制御手段10の開放側回路11の開放用リレー31が非通電状態となり、正転用のリレー接点OMは開いた状態に保持される。
【0036】
そして、火災時の温度上昇が検知されシャッターの電源が遮断されるからシャッターが開放方向に動作してしまうことがない。
しかしながら、消火や人の避難を行うためシャッターを開放させたいときには、非常電源開閉器46を閉じる操作を行うことにより、非常電源45により開閉機Mを作動させてシャッターを開放できる。尚、電源ラインACが復電しこれを使用できる場合には、非常電源開閉器46を開き非常電源45からの電源供給を遮断する。
【0037】
上記のように、火災発生等での温度上昇を検知してシャッター電源を遮断し非常用の電源によりシャッターを開閉する構成とすれば、火災発生後における処置を適切に行うことができるようになる。
【0038】
次に、本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態においても上記実施の形態と同様の制御手段10が用いられシャッターを開閉制御するものである。
この実施形態では、上記シャッター開閉用の制御手段10内部に、図4の回路図に示す火災検知手段60が設けられる。
この火災検知手段60は、バッテリと充電回路、あるいはAC電源等の電源61により作動する。
この電源61には、初期温度検知手段62、タイマ手段63、高温度検知手段64がそれぞれ並列に接続されている。
【0039】
初期温度検知手段62は、初期温度を検知する温度検知体66、スイッチ部67、第1リレー68(RY1)が直列接続されてなる。
初期温度検知体66は、常閉接点からなり、火災初期の段階での所定温度(例えば100℃)になったとき接点が開くもので、例えば温度検知体41同様のサーモスタットにより構成される。
この初期温度検知体66は、耐熱用配線66aを介して前記実施の形態で説明した温度検知体41同様にシャッターケース51の適宜位置に設けられる。
スイッチ部67は、第1リレー接点Ry1−1と、タイマ接点tと、セット釦からなる。
第1リレー68は通電により複数の第1リレー接点群Ry1を切り替える。
【0040】
タイマ手段63は、第1リレー接点Ry1−2(常閉接点)と、第2リレー接点Ry2−2と、タイマリレーTからなる。
タイマリレーTは、通電により所定時間(例えば5分間)カウントし、カウントアップ時にタイマ接点tを閉じる。尚、所定時間内に通電が遮断されたときカウントはクリアされ、この後の通電で再度カウントし始める。
【0041】
高温度検知手段64は、高温度を検知する高温度検知体69、スイッチ部70、第2リレー72(RY2)が直列接続されてなる。
高温度検知体69は、常閉接点からなり、火災を示す高い所定温度(例えば150℃)になったとき接点が開くもので、例えば初期温度検知体66同様のサーモスタットで検知温度が異なる設定のものを用いる。
この高温度検知体69は、耐熱用配線69aを介して初期温度検知体66の側部など、上記実施形態で説明した温度検知体41と同様の設置位置に設けられる。
スイッチ部70は、第2リレー接点Ry2−1と、セット釦からなる。
第2リレー72は通電により複数の第2リレー接点群Ry2を切り替える。
【0042】
初期温度報知部73,高温度報知部74は、リセット後にリレー接点Ry1−3,Ry2−3が開いたとき、対応して火災発生を報知するものであり、初期温度及び高温度の2段階の報知を行う。
また、常開のリレー接点Ry2−4は、制御手段10の開放側回路11に直列に設けられる。即ち、このリレー接点Ry2−4は、上記実施の形態で説明した図1の耐熱用配線40を介して接続され、接点が開くことにより、火災時にシャッターの上昇を制限する。
【0043】
上記構成の動作を説明する。図5は、上記構成の処理動作を示すフローチャートである。
通常状態において、セット釦を押下すると、初期温度検知手段62,高温度検知手段64は、いずれの温度検知センサ66,69とも閉じているから、第1リレー68,第2リレー72はいずれも通電され、第1リレー接点Ry1−1,第2リレー接点Ry2−1が閉じてこの通電状態が自己保持される。
また、Ry1−3が閉じ、初期温度報知部73がリセットされる。さらに、RY1−2が開き、タイマ手段63が待機状態となる。
【0044】
火災発生により、初期温度検知体66がこの初期温度を検知すると(SP1)接点が開き、第1リレー68が非通電状態となり、第1リレー接点群Ry1が切り換わる。即ち、第1リレー接点Ry1−1,Ry1−3が開き、Ry1−2が閉じる(SP2)。
初期温度報知部73は、第1リレー接点Ry1−3の開放に基づき、火災発生の初期段階であることを報知する(SP3)。具体的には、警報ブザーを鳴らしたり、表示灯を点灯させたりし、また、中央管理室に警報を出力する。
この報知により、火災に対して初期段階での消火作業等を促す。
【0045】
ところで、第1リレー68の非通電によりタイマ手段63の第1リレー接点Ry1−2が閉じ、タイマリレーTは、通電により所定時間(例えば5分間)カウントし始め、カウントアップ時にタイマ接点tを閉じる。
このタイマリレーTに設定されるカウント時間は、太陽の照りつけ等、火災ではない一時的な特殊要因を除く為の期間に相当する。
即ち、カウントアップするまでに、高温度検知がされず(SP4)、かつ、火災の温度が初期温度以下に低下したときには(SP5)、初期温度検知体66は再度復帰して閉じるため、カウントアップする迄の期間内に火災が消火等で衰えると初期温度検知手段62がリセットされ(SP6)、再度、初期温度検知手段62は初期温度に達したが否かの検知に復帰する。
【0046】
しかしながら、火災が衰えずさらに継続したときには、さらに高い温度となる。
この場合、高温度検知手段64の高温度検知体69は、初期温度を超えた高い温度になったとき開くため、第2リレー72が非通電状態になる(SP7)。
高温度報知部74は、第2リレー接点Ry2−3の開放に基づき、火災が高温度に達したことを報知する(SP8)。具体的には、初期段階とは異なる報知を行い、例えば、警報ブザーを鳴らしたり、表示灯を点灯させたりし、また、中央管理室に警報を出力する。
この報知出力により、火災に対する本格的な消火作業等を促す。
上記初期温度報知部73,高温度報知部74は、シャッター、あるいはシャッターの中央管理室側に設けられて遠隔箇所で監視できる。
【0047】
また、第2リレー72が非通電状態となることにより、常開の第2リレー接点Ry2−4が開くため、制御手段10の開放側回路11が開放されてシャッターの上昇を制限する(SP9)。
このように、高温度検知手段64で高温度が一旦検知された後は、警報が継続出力され、また、シャッターの上昇が制限される。尚、この制限状態でのシャッター上昇は手動で行える。
【0048】
このように、火災が発生すると、初期温度検知手段62で検知された後、この火災が鎮火しないときには高温度検知手段64で検知されることになるが、初期温度検知手段62の検知後に消火等で温度が衰える等すると高温度検知手段64では検知されない。
この状態が所定時間続くと、タイマ手段63は初期温度検知状態に戻す。
【0049】
一方、高温度検知手段64が一旦、高温度を検知すると、高温度の報知が継続して出力され続け、また、シャッターは上昇が制限される。
この報知の継続状態及び上昇の制限状態の解除は、復旧用信号の操作のみで行える(SP10)。即ち、前記初期温度検知手段62,高温度検知手段64のセット釦を操作することによって火災検知手段60を初期状態に復旧することができる。
【0050】
上記説明では、初期温度検知後に火災の温度が上昇しない/及び低下したときの復帰をタイマ手段63での時間カウントに基づき行う構成としたが、他に、時間カウントを行わず、温度を連続的に測定する温度測定部を設け、この温度測定部での測定結果、一旦は初期温度を超えたものの高温度に達せず、かつ、この初期温度以下に温度が低下したときには直ちに初期温度検知状態に復帰させる構成とすることもできる。
また、温度変化を検知する温度変化検知部を設け、この温度変化検知部で検知された温度変化の度合いに基づき、温度変化の度合いが急激に上昇したとき高温度の報知出力を行う構成とすることもできる。この構成でも、所定温度に低下すれば初期温度検知状態に復帰される。
【0051】
上記構成によれば、火災検知手段60が火災によって焼損したとしても、リレー出力Ry2−3が一旦開くことにより高温度報知部74は高温度検知されたことを出力し、この後第2リレー72が焼損しても高温度報知部74がこの状態を保持し続けることができる。
同様に、リレー出力Ry2−4についても高温度検知で開放側回路11を開くため、この後、第2リレー72が焼損しても開放側回路11は、上昇を制限できる。また、中央管理室側での警報も保持出力される。
【0052】
ところで、上記制御手段10内部の火災検知手段60は、リレーとリレー接点の組み合わせ回路で構成したが、この他には、制御手段10による開閉体の開閉制御及び火災検知手段60の各手段62,63,64による火災検知の構成をCPU及びメモリ等のハードウェアと、図5に示された処理工程を実行するソフトウェアの組み合わせで構成してもよく、上記同様に火災検知時の報知及びシャッターの上昇制限を行うことができる。
【0053】
尚、上記構成は、火災の温度検知を初期温度と高温度の2段階で検知する構成としたが、いずれか一方だけとしてもよい。初期温度を検知して報知するには初期温度検知部62だけ設け、高温度を検知して報知するには高温度検知部64だけを設ける構成とすればよい。
【0054】
上記各実施の形態では、火災時にシャッターの上昇を制限する構成として説明したが、これはこのシャッターについて予め火災時に電動での上昇を制限し防火区画を形成するための設定(例えば開放側回路11に直列な温度検知体41の配置等)をすることに基づきなされる。
しかしながら、火災時にはシャッターを開放して人の避難や消火を優先して行いたい設定とすることもできる。この場合には、シャッターの降下を制限すべく閉鎖側回路12に直列に温度検知体41を配置する等すればよい。
【0055】
このように、予め火災時にシャッターの開閉動作の上昇/あるいは降下を制限することができ、これは同様な構成を開放側回路11、あるいは閉鎖側回路12に設けるだけで行える。尚、上記シャッターは電動での開閉が制限されるものでありこの制限時には手動でシャッターを開閉できる。
また、上記各実施の形態では、開閉体として上下に昇降移動するシャッターの例を用いて説明したが、他の開閉体としては例えば電動で開閉するドアがある。このドアは、水平に開閉する点が異なるものであるが、上記実施の形態で説明した各構成を適用するだけで同様に、高温度時の開閉の制限制御を行えるようになる。
【0056】
【実施例】
図6は、模擬火災実験を行ったときの実験データである。横軸は時間(分)、縦軸は温度(℃)を示す。
実験は、図2(b)に示すように室外のシャッターケース直下位置に灯油パンP0を置き、約4分間点火状態としたときの各部の温度上昇を測定した。
図示のように、灯油パンP0上に位置する箇所B及び、シャッターケース51のまぐさ51aの外側Aの温度が短時間で急激に高温度まで温度上昇しているのに対し、シャッターケース51の内部位置Dに設けられる制御手段10は低い温度域のままであり、かつ温度上昇も緩やかである。
そして、まぐさの内側でかつ開口面の近傍の位置Cは、A,B程に高温度まで急激に温度上昇するものではないものの(低い温度域)、このA,Bに追従する温度上昇となる。
【0057】
即ち、実験により、シャッターケース51に対して上記温度検知体41等を上記まぐさの内側でかつ開口面に近接して配置すると、A,B程に絶対値の温度上昇せずに、かつ、温度変化については敏感に検知できることが判明した。
この位置に配置された温度検知体41等は、高温度にさらされないため損傷しない状態で検知した温度を制御手段10に出力できるとになる。
よって、本発明の前記各実施形態で説明した温度検知体41、温度フューズ付ナイフスイッチ44、初期温度検知体66、高温度検知体69は、いずれもシャッターケース51の内部であって、シャッターカーテン50が昇降するまぐさの内側でかつ開口面に近接した位置Cに設けることにより、上記火災時の温度変化を敏感に検知することができるようになる。
【0058】
同時に、シャッターケース51の内部位置Dに設けられた制御手段10は、火災初期の段階においても動作仕様温度範囲内にあり、この火災初期の段階では有効な制御を行えることが判った。
これは、外部に露出するシャッターケース51の面から離れた内部位置Dに制御手段10を設けることが有効であることが判る。
【0059】
上記実施例で説明した配置の制御手段10に対しては、さらにシャッターケース51とは別の収納ケース内に収納する構成とすれば、上記実験結果よりもさらに温度上昇を抑えることができるようになる。
また、上記実施例での実験は室外で行ったが、例え火災の炎が室内で発生したときにおいても、火災発生時のシャッターに対する熱の伝わり方は室外の場合と大差ないと考えられるので、上記まぐさの内側でかつ開口面の近傍の位置Cに温度検知体を設けることが有効な配置位置であることに変わりない。
【0060】
【発明の効果】
本発明の開閉体装置によれば、シャッターカーテンの近傍に設けられ、温度検知体が所定温度に達すると常閉接点が開き、制御手段はシャッターカーテンの開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する構成とすることにより、火災時等異常な温度検出時におけるシャッターカーテンの開閉動作を早期のうちにより安全となる制御が行えるようになる。
【0061】
また、温度検知体をシャッターケースのまぐさの内側でかつ開口面に近接して設ければ、火災時の温度上昇をより敏感に検知できるようになり、火災を早期に検知でき、制御手段の動作仕様温度範囲にあるうちに電動でのシャッター開閉を直ちに制限することができるようになる。
上記シャッターカーテンに対する電動開閉を制限する方向は予め設定でき、延焼の防止/あるいは人の避難と消火のいずれかを優先する設定にできる。尚、手動によればこれらの制限なくシャッターカーテンを開閉させることができる。
また、制御手段を、シャッターケースに直接接しないように離れた位置に構成することで、火災発生時にシャッターケースの熱がこの制御手段に伝導しにくくなり、この結果、溶融、断線しにくいため温度検知体に検知された温度が制御手段で正しく把握できる可能性が増加する。
また、収納ケースに制御手段を収納する構成とすることで、火災時にシャッターケースの温度が上昇しても制御手段内部の温度上昇を緩やかにすることができる。
【0062】
また、電源ラインの途中位置に遮断手段を設けることにより火災発生時に温度フューズが溶融する簡単な構成で、電動での開閉を制限することができるようになる。例えば、開放を制限する構成とすれば、火災時の温度上昇が検知された後、すなわち温度フューズが溶断されるとシャッターの電源が遮断されるからシャッターが開放方向に動作してしまうことがない。この後、遮断手段の2次側に設けられた非常電源により開閉できる構成としておけば、延焼の防止、あるいは人の避難と消火という相反する状況のいずれにも適応できるようになり、より安全化が達成できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉体装置の実施の形態を示す回路図。
【図2】(a),(b)は、同装置を示す正断面図、側断面図。
【図3】本発明の他の実施形態を示す回路図。
【図4】本発明の他の実施形態の火災検知手段を示す回路図。
【図5】同火災検知手段の動作を示すフローチャート。
【図6】模擬火災実験のデータ。
【符号の説明】
10…制御手段、11…開放側回路、12…閉鎖側回路、31…開放用リレー、33…閉鎖用リレー、40,66a,69a…耐熱用配線、41…温度検知体、44…温度フューズ付ナイフスイッチ、45…非常電源、46…非常電源開閉器、50…シャッターカーテン、51…シャッターケース、51a…まぐさ、60…火災検知手段、61…電源、62…初期温度検知手段、63…タイマ手段、64…高温度検知手段、66…初期温度検知体、69…高温度検知体、68…第1のリレー、72…第2のリレー、73…初期温度報知部、74…高温度報知部、Ry1…第1のリレー接点群、Ry2…第2のリレー接点群、PBS…操作スイッチ。
Claims (3)
- シャッターケース内に設けられており、電源ラインに、正転用・逆転用のリレー接点を介して接続され、シャッターカーテンを開閉駆動する開閉機と、
前記シャッターケースの内部であって、前記シャッターカーテンが昇降するまぐさ内側でかつ開口面の近傍に設けられ、所定温度に達したとき常閉接点が開く温度検知体と、
前記シャッターケースの内部位置に設けられ、前記電源ラインに接続される開放側回路と閉鎖側回路とを有し、前記シャッターカーテンを開閉する開閉機を駆動制御し、前記温度検知体が所定温度に達し常閉接点が開いた際に、前記開放側回路の開放用リレーが非通電状態となり前記正転用のリレー接点が開いた状態に保持される、又は、前記閉鎖側回路の閉鎖用リレーが非通電状態となり逆転用のリレー接点が開いた状態に保持されて、前記シャッタカーテンの開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する制御手段と、
前記制御手段と前記温度検知体との間を配線し、火災によっても溶融、焼損しにくい耐熱用配線と、
を具備し、
前記制御手段が、前記シャッターケースの内部における該シャッターケースから離れ、該シャッターケースの下面に接しないで配置されていることを特徴とする開閉体装置。 - 前記制御手段は、前記シャッターケース内部であって、該シャッターケースの、室外部に露出する面から所定量離れた位置に設けられ、断熱材よりなる収納ケース内に収納されていることを特徴とする請求項1記載の開閉体装置。
- シャッターケース内に設けられており、電源ラインに、正転用・逆転用のリレー接点を介して接続され、シャッターカーテンを開閉駆動する開閉機と、
前記シャッターケースの内部であって、前記シャッターカーテンが昇降するまぐさ内側でかつ開口面の近傍に設けられ、所定温度に達したとき溶融する温度フューズを有し、前記電源ラインの1次側を遮断する遮断手段と、
前記シャッターケースの内部位置に設けられるとともに、該シャッターケースの内部における該シャッターケースから離れ、該シャッターケースの下面に接しないように配置され、前記電源ラインに接続される開放側回路と閉鎖側回路とを有し、前記シャッターカーテンを開閉する開閉機を駆動制御し、前記遮断手段の温度フューズが所定温度に達して溶断した際に、前記開放側回路の開放用リレーが非通電状態となり前記正転用のリレー接点が開いた状態に保持される、又は、前記閉鎖側回路の閉鎖用リレーが非通電状態となり逆転用のリレー接点が開いた状態に保持されて、前記シャッタカーテンの開放/あるいは閉鎖のいずれかを制限する制御手段と、
を具備することを特徴とする開閉体装置。
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