JP3627113B2 - にがうりの加工食品の製造方法とその装置 - Google Patents

にがうりの加工食品の製造方法とその装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、にがうりの加工食品製造方法とその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
先に本件一部出願人に関わる、にがうり加工食品及びその製造方法の発明を提案(特開平6−141813号公報)した、この際に高水分(生で94.5%)のにがうりをみじん切りにしネットの上に薄く広げて天日で3日干すか、みじん切りにしたにがうりを高速脱水し、熱風乾燥機で40〜120度Cの熱風を当てて残存水分が10〜5%の範囲まで乾燥をしていた。しかし、高水分のにがうりを乾燥させるに、みじん切りのにがうりはべとつきその取扱いが悪く、又にがうりを高速脱水すると成分までが取り除かれてしまうという恐れがある。さらに天日干しでは天候に左右されたり、熱風乾燥機もこのような高水分の乾燥に適したものがあまり見当たらないし、特に静置式の乾燥機を使用する場合には排出手段にスペースを大きく取らざるを得ずそのため、乾燥面積の減少につながり、効率の悪い静置式の乾燥機となってしまった。
【0003】
また、にがうりの栽培には時期があり、1年を通して利用するには、乾燥保存が適しているし、さらに、収穫も一時期に集中するので、それに対応した乾燥をしなければならない等の問題があった。さらに、不揃いの乾燥されたにがうりを焙煎するのにも均一にできなかったり、粉が多かったりで焙煎時間が一定にしにくかったり、また、にがうりの種子も加工してしまうので、油成分があり味の濃いものになっていたり、酸化して品質を落とす恐れがあったり、大きさに不揃いがあったりしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、第1に、高水分のにがうりを確実に清浄な状態にし、にがうりの品質を保持して、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥をすることで、ベタベタした高水分のにがうりを均一に、効率よく確実な乾燥をさせること。第2に、第1の目的に加えて、サイコロ状の賽の目状の細片状態のにがうりを大量にストックさせ次の乾燥工程を24時間の連続運転できるようにして、乾燥ラインの運転効率を向上させること。第に、第1乃至第の目的に加えて、にがうりの加工食品製造方法として、好ましい製造方法を提供すること。第に、高水分のにがうりを清浄で品質を保持して、かつ、高水分のにがうりをサイコロ状の賽の目状の細片に切断し、静置式の熱風乾燥で高水分のにがうりを動かさずに半乾燥させ、次の工程の流動型乾燥機で効率よく乾燥させることができるにがうりの乾燥装置を提供すること。第に、第の目的に加えて、細片状態のにがうりを大量にストックさせ次の乾燥工程を24時間の連続運転できるようにして、乾燥の運転効率を向上させること。第に、第乃至第の目的に加えて、にがうりの加工食品製造装置として、好ましい製造装置を提供すること。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するために、第1に、にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥をすることを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法である。第2に、にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、冷蔵保管し、次いで第1又は第2の静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥をすることを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法である。第に、にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、冷蔵保管し、次いで第1又は第2の静置式熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥させ、細片状に乾燥されたにがうりを篩別し、分別され粉を除去したサイコロ状の賽の目状の細片状に乾燥されたにがうりを焙煎させ、焙煎物中の種子を選別し、さらに粉砕したことを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法である。第に、にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置である。第に、にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、冷蔵保管する冷蔵貯蔵庫と、第1又は第2の半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置である。第に、にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、冷蔵保管する冷蔵貯蔵庫と、第1又は第2の半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機と、粉を取り除く篩別機と、焙煎機と、色彩選別機と、さらに粉砕機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置である。
【0006】
【作用】
第1に、予備洗浄する供給タンクで取扱うので、にがうりのいぼ等の軟弱なものでも傷まず、また瀑気式の仕上げ洗浄をするので略完壁な洗浄ができ、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、この乾燥は静置式なのでにがうりによけいな力を加えず乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥もサイコロ状の賽の目状の細片なので流動も均一であり、ベタベタした高水分のものでも均一に、にがうりの品質を保持して、それでいて効率よく確実な乾燥ができる。第2に、第1の作用に加えて、搬入や仕分けには人手がかかり、人手のかからない乾燥工程を夜間運転できるように、サイコロ状の賽の目状の細片状態のにがうりを大量に冷蔵保管することで、次の乾燥工程を24時間の連続運転できるようにして、乾燥の運転効率の向上を計れる。第に、第1乃至第の作用に加えて、にがうりの加工食品製造方法として、より好ましい製造方法が得られる。
【0007】
また、第に、高水分のにがうりを清浄で品質を保持して、サイコロ状の賽の目状の細片状態なので効率よく乾燥させることができるにがうりの乾燥装置を提供できる。第に、第4の作用に加えて、サイコロ状の賽の目状の細片状態のにがうりを大量に冷蔵保管するので、次の乾燥工程を24時間の連続運転できるようにして、乾燥の運転効率の向上を計れるに、第乃至第の作用に加えて、にがうりの加工食品製造装置として、より好ましい加工食品製造装置が得られる。
【0008】
【実施例】
以下、本発明のにがうりの加工食品の製造方法とその装置について、図1乃至図14の実施例に基づいて説明する。図1乃至図3に示すように、コンテナ等に入れられたにがうり(属名モモルディカ)を、水槽の供給タンク1に投入される、この水がクッションとなりにがうりの弱いイボイボは保護されるとともに、にがうりに付着している泥等が供給タンク1の後端のポンプ1aより配管1cを介して供給タンク1の上端部位の吐出口1bよりの噴流で攪拌され予備洗浄される、予備洗浄されたにがうりは、供給タンク1より傾斜ネットコンベヤ2aと、水平ネットコンベヤ2bで移動させる洗浄機投入コンベヤ2で移動中に良いものだけに選別され、瀑気式の洗浄機3へ投入されて洗浄される。なお、符号1dはバルブ付きの配水管であり、符号1eは跳出し防止板或いはネットであり、符号1fは水槽の供給タンク1よりオバーフローさせる補助タンクで図示していないが水道水等を補給させてもよい、符号1gは配管吊具である。また、ハウス栽培等の汚れの少ない時には、予備洗浄を省略できる。洗浄機3よりネットコンベヤ4に取出されたにがうりはその端に既知の例えばハムや肉等のフードスライサー5で40mmの輪切りにし、さらにスライサー投入コンベヤ6で移動されフードスライサー7にてサイコロカットされ賽の目(好ましくは15×15×7.5mm)状の細片に切断され、傾斜コンベヤ8、ベルトコンベヤ9、移動コンベヤ10で冷蔵貯蔵庫11へ搬入する。これらの各スライサーの処理能力はコンベヤ1時間当たり1トンの処理をするようにしてあり、必要なら各スライサーライン等を複数化してもよい。この細片状にされたものをコンベヤ9、10等で、冷蔵貯蔵庫11の一側壁又は出入り口より、図示していないが、そのまま、コンベヤに載せて搬入し、3基の貯蔵用ベルトコンベヤ12...上にて保管する。図4、図5に示すように、この3基の貯蔵用ベルトコンベヤ12は、1基が各一端にモータ12aで駆動される無端貯蔵用ベルトコンベヤ12が3段付設され自動的に下の段へと散布移動され、次の基の上の段へも図示していないがベルトコンベヤで移動させる。出口側に取出ベルトコンベヤ13が付設されている。また、冷蔵貯蔵庫11の一側壁よりの搬入を、冷蔵貯蔵庫11の出入り口よりの搬入搬出としてもよい。符号11aは室内灯であり、符号11bは冷凍機である。この冷蔵保管は5〜15度Cで冷蔵貯蔵庫11内の貯蔵用コンベア1基で2トン乗せれる。この冷蔵貯蔵庫に脱水機を付設しておいてもよい。この冷蔵貯蔵庫に一定量溜まると、図1、図6、図7に示すように、取出コンベヤ13と傾斜コンベヤ14と、さらに分配コンベヤ15とを介して生の賽の目状のにがうり細片を分配装置16へ送られ、この分配装置16で静置式の6基の各第1乾燥機17...のネットに散布されて乾燥される。そして乾燥されたにがうり細片は各第1乾燥機の側部に付設されたベルトコンベヤ18で前方へ集められ、次いで垂直バケット19、ベルトコンベヤ20、21、分配コンベヤ22を介して分配装置23へ送られ、この分配装置23で静置式の3基の各第2乾燥機24のネットへ散布されて乾燥される。この第2の乾燥機で乾燥されたものは、各乾燥機の側部に付設されたベルトコンベヤ25より、垂直バケット26、ベルトコンベヤ27を介して次の工程へと移動される。
【0009】
図8、図9に示すように、これら第1、第2の静置式の乾燥機17、24は、直列に6基と直列に3基とを並設し、この静置式の乾燥機は、一対の横桟101a、101bと縦桟101c、101dで略直方体の枠体101を構成し、下方の横桟101aの上に片吸込み形の遠心フアン102を載置し、このフアンの吐出し口103に蒸気加熱のプレートフインヒータ104を介して熱風を発生させる。この熱風を枠体101の上方の全面に導く風導を漏斗状105に設け、その上方の全面に通風盤としてネット106a或いは棒コンベアをモータ107でチェーン108を間欠正逆回転させれるように付設してある。ネット或いは棒コンベアを枠体101の上方の全面に敷く程度の幅とし、モータ107で回転される歯車110aと、略台形になるように設けられた各歯車110b〜dとに張り巡らせたチェーン108とで、このモータ107を間欠正逆回転或いは逆回転させて正回転させて、ネット106a或いは棒コンベアを枠体101のいずれの側面にも移動可能にでき、簡単にそしてレイアウトに合わせて被乾燥物を自然落下状に取出せれる。符号109は遠心フアン102を駆動する熱風フアンモータであり、符号111は遊車である。
【0010】
また、上記ネット106a或いは棒コンベアの上方で、枠体101の一側の一端に、モータ112を付設し、このモータで正逆転されるスプロケット113aを設け、このスプロケット113aに対峙したもう一方のスプロケット113bをネット或いは棒コンベアの上方で、枠体の他端に設け、この両スプロケットに往復移動するチェーン114を付設し、さらにこのチェーンで回転駆動されるピニオン115を設け、このピニオンと噛合うラック116を上方にラックの歯が下向きになるように付設されてある。また、ネット或いは棒コンベアの上方の他側にも、両スプロケットに往復移動するチェーンを付設し、さらにこのチェーンで回転駆動されるピニオン115を設け、このピニオンと噛合うラックを上方にラックの歯が下向きになるように付設されてある。このような対のピニオンは回転する軸によってネット或いは棒コンベアの上方に所望の間隔で差し渡され、かつ枠体の上方の両側に設けられた所望の長さのスリット125間をリミットスイッチ等で自動的に左右往復移動させる。この移動手段はスリットに限定されずレール等でもよい。さらに、この回転軸に少なくとも一枚の合成樹脂製、木製、金属製の掻き均し羽根117をその下端が被乾燥物の厚みより小さい間隔(羽根の先端がネット上の被乾燥物の上面にとどく程度)でネット或いは棒コンベアの上方の全幅に亘るように回転軸に着脱自在に取付けてある。
【0011】
さらに、枠体1の上方の縦桟101c、101dにブラケット118でコの字状の補助桟119を差し渡し、この補助桟の上にレールを付設し、図6、図7に示すように、分配装置16、23を設けてあり、さらに付設したレール上を移動する分配コンベヤ15、22が設けてある。この分配装置16、23は好ましくは風導の上全面の通風盤であるネット或いは棒コンベヤと同形或いは半形とし、その底板が多数の板で回動することで被乾燥物が略均一に落下するようにするとよい。なお、符号120は漏斗状の風導の下の清掃口を塞ぐ蓋であり、符号121はスカートベルトであり、符号122は清掃兼剥離用のロール123を駆動させるモータであり、符号126は蒸気供給管である。
【0012】
上述の各静置式の乾燥機17の6基で4時間乾燥されると略容積が半分の半乾燥状態となっており、このものを3基の各静置式の乾燥機24で4時間乾燥されると略乾燥され、次いで図1、図10に示すように、ベルトコンベヤ25より、垂直バケット26、ベルトコンベヤ27、昇降機28を介して次の仕上げ乾燥をするために流動式の流動型乾燥機29へと送られ、この流動型乾燥機29にて1時間かけて序々に振動コンベヤ31上を移動され熱風発生機30の熱風で仕上げ乾燥される。仕上げ乾燥されたものは、垂直バケット32、ベルトコンベヤ33、移動コンベヤ34、ベルトコンベヤ35を介して貯蔵タンク36に貯蔵される。次いで、貯蔵タンク36より振動コンベヤ37、垂直バケット38、ベルトコンベヤ39、40、バケット昇降機41等を介して焙煎工程を行う。図11乃至図14に示すように、この焙煎工程の前に廻し篩42にて篩別することが好ましい、この篩別することで粉分が取り除かれるので焙煎が均一にでき、粉を含んだ状態だと焙煎時に粉分が焦げ過ぎるので、この焦げ過がなくなった。廻し篩42で篩別したものは、垂直バケット43、ベルトコンベヤ44、45、バケット昇降機46等を介して、二基の焙煎機47で焙煎し、その後に振動コンベヤ48、50にて袋詰め工程へと送り自動計量袋詰49される。必要なら窒素ガスを袋詰め中に入れてもよい。また、この自動計量袋詰49に代えて、大袋用真空ガス梱包機(真空ポンプ付き)51を用いてもよい。また、図1に示すように、焙煎工程の後にバケット昇降機59、振動コンベヤ60を介して色彩選別機58を設けてもよい。これはにがうり細片の中の種子が白色なので色彩選別機58で吹き飛ばして種子を分離させる。さらに、好ましくは投入コンベヤ52を介して衝撃式の粉砕機53により好ましくは5mmに破砕し、できあがったにがうり加工食品を振動コンベヤ54、垂直バケット55を介してし小袋用ガス充填包装機(昇降機計量真空ポンプ付き)56またはテイバックガス充填包装機(昇降機計量真空ポンプ付き)57で包装する。
【0013】
なお、符号69は点検通路で、符号61は冷蔵貯蔵庫投入制御盤で、符号62は冷蔵貯蔵庫取出乾燥機投入制御盤で、符号63は第2乾燥機投入制御盤で、符号65、66はコンプレッサーで、符号67は乾燥機等に用いる蒸気ボイラーで、符号68は重油タンクである。なお、乾燥されたにがうり細片は、保管用袋詰めする、この際窒素封入させるとよい、そして倉庫で保管し、必要時に廻し篩で篩分し、直形5mm以下は色彩選別機で種子分をとり必要なら焙煎をし、焙煎なし或いは焙煎した製品とする。篩分された直形5mm以上のものは焙煎機(必要なら複数台)で焙煎し、自動計量袋詰機で10kg用、15kg用で必要なら窒素封入し出荷或いは倉庫で保管する。倉庫で保管されたこの10kg用、15kg用を、必要時に100g、50gに包装して出荷或いは倉庫に保管する。また、乾燥工程を終えてそのまま廻し篩で篩分し、直形5mm以下は色彩選別機で種子分をとり必要なら焙煎をし、焙煎なし或いは焙煎した製品とする。さらに、篩分された直形5mm以上のものは焙煎機(必要なら複数台)で焙煎し、自動計量袋詰機で10kg用、15kg用で必要なら窒素封入して出荷するか倉庫で保管するか、自動計量袋詰機から茶箱取りし、100g、50gの包装し出荷或いは倉庫で保管するか、或いは茶箱取りし粉砕機で直形5mm以下に裁断し、1.0g、0.5gに包装して出荷或いは倉庫に保管する。さらに、粉砕機での粉部分は、粒状打錠機64で錠剤とし瓶詰してもよい。
【0014】
次ぎに、動作について説明すると、にがうりを供給タンクで泥や混入物を除去し、瀑気式の洗浄機で洗浄し、次いで、輪切りし、サイコロ状の賽の目の細片に切断してから、5〜15度Cの冷蔵貯蔵庫で細片状態のにがうりを大量に冷蔵保管するので、次の乾燥工程を24時間の連続運転できるようにして、乾燥の運転効率の向上を計り、必要なら脱水を行い、このような状態のにがうり細片を6基の静置式の乾燥機のレール上を移動する分配装置でネット或いは棒コンベアの上に散布し、モータ(カキナラシ)を駆動して、掻き均し羽根を回転させながら、ラックとピニオンの噛合いで移動させ、にがうり細片を略均一に均し、次いで、熱風フアンモータで熱風を風導を介してネット或いは棒コンベアの通風盤の下方より、にがうり細片に当てることで、均一に乾燥でき、乾燥が終わると、ネット駆動モータでネット或いは棒コンベアを枠体の側面に移動させることで、乾燥したにがうり細片は自然落下する。ネット或いは棒コンベアに付着したものは、ブラシモータを駆動してネット或いは棒コンベアの表面からブラシを回転させて剥離させる、この第1の乾燥は4時間で、容積が略半分になったものを3基の同様の静置式の乾燥機で4時間ほど第2乾燥し、さらに、流動式の流動型乾燥機で仕上げ乾燥し、乾燥されたにがうり細片を袋詰め又は篩別し焙煎工程へ送り、或いは袋詰め又は色彩選別機で種子を分離し、衝撃式粉砕機で好ましくは5mmに粉砕し、製品として袋詰めする。
【0015】
【効果】
第1に、にがうりのいぼ等による軟弱なものでも、予備洗浄の供給タンクでの取扱いなので損傷することなく次の瀑気式の仕上げ洗浄で略完壁な洗浄ができる、また、にがうりのいぼを残しながら、サイコロ状の賽の目状の細片にすることで乾燥させる表面積を広くとることにより、効率のよい乾燥を得ることができる、さらに、静置式の乾燥でにがうりによけいな力を加えず半乾燥し、サイコロ状の賽の目状の細片なので流動が均一な流動式の仕上げ乾燥とすることで複数の異種の乾燥方法を採用することで、互いの欠点を補完して均一な乾燥ができる。第2に、第1の効果に加えて、サイコロ状の賽の目状の細片状態のにがうりを大量に冷蔵保管するので、次の乾燥工程を24時間の連続運転でき、乾燥工程の運転効率の向上に役立ち、乾燥が大量にできより効率の向上が計れるし製品の均一化も果たせる。第に、第1乃至第の効果に加えて、にがうりの加工食品製造方法として、より好ましい製造方法を提供できる。
【0016】
また、第に、サイコロ状の賽の目状の細片状態の高水分のにがうりを清浄で成分を減らすことなく、効率よく乾燥させることができるにがうりの乾燥装置を提供できる。第に、第の効果に加えて、サイコロ状の賽の目状の細片状態のにがうりを大量にストックさせる冷蔵貯蔵庫を備えて、次の乾燥効率の向上を計れる。第に、にがうりの加工食品の製造装置として、好ましい製造装置で清浄に製造でき、ベタベタした水分の高いものでも均一に乾燥でき、大量に処理できるので収穫時期が重なっても対処でき、細片状態で焙煎させるので焙煎される体積が略一定なので焙煎し易く、より均一で粉分が含まないので確実に焙煎ができ品質の均一がより確実に計れるにがうり加工食品の製造装置である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のにがうりの加工食品製造装置の平面図である。
【図2】本発明のにがうりの加工食品製造装置の洗浄装置の平面図である。
【図3】本発明のにがうりの加工食品製造装置の洗浄装置の側面図である。
【図4】本発明のにがうりの加工食品製造装置の冷蔵庫の平面図である。
【図5】本発明のにがうりの加工食品製造装置の冷蔵庫の側面図である。
【図6】本発明のにがうりの加工食品製造装置の乾燥機の一部正面図である。
【図7】本発明のにがうりの加工食品製造装置の乾燥機の側面図である。
【図8】本発明のにがうりの加工食品製造装置の乾燥機の要部側面図である。
【図9】本発明のにがうりの加工食品製造装置の乾燥機の要部正面図である。
【図10】本発明のにがうりの加工食品製造装置の仕上げ乾燥機と貯蔵タンクの正面図である。
【図11】本発明のにがうりの加工食品製造装置の篩別と焙煎工程の平面図である。
【図12】本発明のにがうりの加工食品製造装置の篩別と焙煎工程の側面図である。
【図13】本発明のにがうりの加工食品製造装置の篩別と焙煎工程の図11のA−A線の側面図である。
【図14】本発明のにがうりの加工食品製造装置の篩別と焙煎工程の図11のB−B線の側面図である。
【符号の説明】
1 供給タンク
1a ポンプ
2 洗浄機投入コンベヤ
3 洗浄機
4、7 フードスライサー
8、14 傾斜コンベヤ
9、13 ベルトコンベヤ
11 冷蔵庫
12 貯蔵用ベルトコンベヤ
15、22 分配コンベヤ
16、23 分配装置
17、24 第1、第2乾燥機
18、20、21、25 ベルトコンベヤ
26、32、38、43 垂直バケット
27、33、35、39 ベルトコンベヤ
28 昇降機
29 仕上げ乾燥機
30 熱風発生機
31、37、48、50 振動コンベヤ
34 移動コンベヤ
36 貯蔵タンク
40、44、45、52 ベルトコンベヤ
41、46 バケット昇降機
42 廻し篩
47 焙煎機
49 自動計量袋詰
51、56 大袋用真空ガス梱包機
53 粉砕機
56、57 小袋用、テイパック用ガス充填梱包機
58 色彩選別機
61 冷蔵庫投入制御盤
64 粒状打錠機
65、66 コンプレッサー
67 蒸気ボイラー
101 枠体
102 片吸込み形の遠心フアン
103 フアンの吐出し口
104 プレートフインヒータ
105 漏斗状の風導
106a ネット
107、109、112 モータ
108 チェーン
110a〜d 歯車
113a、b スプロケット
114 チェーン
115 ピニオン
116 ラック
117 掻き均し羽根
118 ブラケット
121 スカートベルト
122 モータ
123 清掃兼剥離用のロール
125 スリット
126 蒸気供給管

Claims (6)

  1. にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥をすることを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法。
  2. にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、冷蔵保管し、次いで第1又は第2の静置式の熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥をすることを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法。
  3. にがうりを供給タンクに搬入して泥等を予備洗浄し、瀑気式の仕上げ洗浄し、サイコロ状の賽の目状の細片に切断し、冷蔵保管し、次いで第1又は第2の静置式熱風乾燥で半乾燥させ、次いで流動式の仕上げ乾燥させ、細片状に乾燥されたにがうりをサイコロ状の賽の目状の細片に篩別し、分別され粉を除去したサイコロ状の賽の目状の細片状に乾燥されたにがうりを焙煎させ、焙煎物中の種子を選別し、さらに粉砕したことを特徴とするにがうりの加工食品の製造方法。
  4. にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置。
  5. にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、冷蔵保管する冷蔵貯蔵庫と、第1又は第2の半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置。
  6. にがうりを搬入して泥等を予備洗浄する供給タンクと、瀑気式の仕上げ洗浄装置と、サイコロ状の賽の目状の細片に切断する裁断機と、冷蔵保管する冷蔵貯蔵庫と、第1又は第2の半乾燥させる静置式熱風乾燥機と、次ぎの工程に流動型乾燥機と、粉を取り除く篩別機と、焙煎機と、色彩選別機と、さらに粉砕機とを備えたことを特徴とするにがうりの加工食品の製造装置。
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