JP3626297B2 - ディスクカートリッジ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、記録媒体としての光ディスクを収容するディスクカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】
音楽向けコンパクトディスク (CD) が開発されて既に10年以上が経過し、パーソナルコンピュータ向けのCD−ROMまたはフォトCDなどに代表されるさまざまな種類の再生専用 (以下ROMタイプと示す) の光ディスクが生まれ、業務用あるいは民生用として広く普及している。また、今日では、ROMタイプディスクに加えて、一回だけ書き込みが可能なROMタイプ (CD−R) および繰り返し記録ならびに消去も可能な録再 (以下RAMタイプと示す) ディスクも開発されている。この結果、十種類を越える光ディスクが製品化されている。
【0003】
ところで、さまざまな光ディスクに適合するドライブ装置を全て用意することは、経済的にあるいはドライブ装置の取扱い上の制約もしくは設置場所の確保等の理由により、実質的に不可能である。また、今日開発が進められているRAMタイプの光ディスクが普及すると、ユーザがデータを記録したディスクのデータをROMタイプの駆動装置しか持たない別のユーザが利用する場合が生じる。
【0004】
このことから、異なる種類あるいは規格の光ディスクからデータを再生できる駆動装置が要求されている。なお、記録ならびに消去についても、同様の要求があることはいうまでもない。
【0005】
ところで、RAMタイプのディスクにデータを書き込んで利用する頻度の高いユーザが保有する駆動装置は、必然的に、ROMタイプのディスクも再生可能な記録型駆動装置となるが、たとえば、市場に流通しているソフトウエアならびに電子ブック等を再生するユーザの多くが保有する駆動装置は、ROMタイプ以外のディスクが再生できない再生専用駆動装置となる可能性が高く、RAMタイプディスクには、ROMタイプディスク用の駆動装置でもデータの取り出しが可能なことが要求されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ROMタイプの光ディスクの多くは、ディスク単体で駆動装置に装着される形状であるに対し、RAMタイプのディスクは、専用カートリッジに納められていることから、ROMタイプディスク用の駆動装置でRAMタイプのディスクのデータを再生するためには、RAMタイプディスクをカートリッジから取り出さなければならない問題がある。また、現在入手可能なRAMタイプディスクでは、カートリッジからディスクを取り出すことのできるカートリッジは、提案されていない。なお、多くの装置が、既に、市場に投入されていることから、現時点で、いづれかのディスクの規格を変更してハード面で統一することは、実質的に困難である。
【0007】
この発明の目的は、ディスクカートリッジ内のディスク媒体を異なるディスク駆動装置により再生可能とするディスクカートリッジを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、中心付近に形成された開口部から記録装置に挿入される方向に位置する一端部に向けて放射状に延出され、前記開口部からの距離が増大されるにつれて周辺の平面部から突出される突出量が増大された複数の突起部を有し、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体と前記平面部とディスク媒体とが接触することを防止しながら前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段と前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向と対向する側の側面の近傍の一点を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、を有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0013】
さらにまた、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向と対向する側の側面と接する角部であって、前記ディスク排出報知手段から離れた角部を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材とを有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0014】
またさらに、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向に位置する一端部を除いた3側面のいづれかに設定された一点を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材とを有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0015】
さらにまた、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段と前記ディスク媒体が不用意に脱落することを防止するディスク案内手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、を有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0016】
またさらに、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段と前記ディスク媒体が不用意に脱落することを防止するために前記ディスク媒体を保持するディスク保持手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、を有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0017】
さらにまた、この発明は、中心付近に形成された開口部から記録装置に挿入される方向に位置する一端部に向けて放射状に延出され、前記開口部からの距離が増大されるにつれて周辺の平面部から突出される突出量が増大された複数の突起部を有し、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を外部に排出可能であって、前記ディスク媒体と前記平面部とディスク媒体とが接触することを防止しながら前記ディスク媒体を収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材とを有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0020】
またさらに、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域およびディスク媒体の材質よりも反射率が低くかつ目視可能なデータの書き込みにより提供される書き込み媒体が残留可能な摩擦係数が与えられた書き込み可能領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体の相変化型記録層と直交する方向の2側面のいづれか一方に逆方向の挿入を阻止する凹部が形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、前記カートリッジ本体と一体に形成され、前記ディスク媒体の記録面と直交する方向の外力が与えられることで前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込み禁止を示す第1の位置と前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込みを許可する第2の位置との間を移動可能な書き込み条件設定手段とを有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0021】
さらにまた、この発明は、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域およびディスク媒体の材質よりも反射率が低くかつ目視可能なデータの書き込みにより提供される書き込み媒体が残留可能な摩擦係数が与えられた書き込み可能領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体の相変化型記録層と直交する方向の2側面のいづれか一方に逆方向の挿入を阻止する凹部が形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、このカートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、前記カートリッジ本体と一体に形成され、前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込み禁止を示す第1の位置と前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込みを許可する第2の位置との間を移動可能な書き込み条件設定手段と、この書き込み条件設定手段が前記第1の位置と前記第2の位置との間を不所望に移動することを抑止する移動禁止手段とを有するディスクカートリッジを特徴としている。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1ないし図7に示されるように、ディスク取り出し機構付きRAMディスクカートリッジ (以下、RAMカートリッジと示す) 10は、図8ならびに図9を用いて後述する円盤状の光ディスク1を、回転可能かつ輸送および保管において記録面に傷をつけることなく保持するカートリッジ本体11を有している。
【0024】
カートリッジ本体11には、光ディスク1に対するデータの記録およびデータの再生のために、光ディスク1を露出させる窓11aが形成されている。窓11aは、カートリッジ本体11に対して移動可能に形成されたシャッタ12により遮蔽される。なお、シャッタ12は、図10および図11を用いて後述する記録再生装置 (ドライブ装置) に設けられたシャッターオープナによりカートリッジ本体11がドライブ装置に挿入された場合に開放され、後述する光ヘッド装置に対して光ディスク1を露出させるとともにカートリッジ本体11がドライブ装置からイジェクトされる際に閉じられて光ディスク1にほこり等が付着することを防止する。
【0025】
カートリッジ本体11には、また、光ディスク1をカートリッジ本体11から取り出し可能とする蓋13が配置されている。なお、蓋13は、光ディスク1の径方向と直交する方向から見た状態で、シャッタ12が配置される方向と反対の方向に配置される。
【0026】
カートリッジ本体11は、水平状態において光ディスク1を支持する底ケース14と光ディスク1を覆うよう底ケース14と対向されるカバー15とを有し、底ケース14とカバー15のそれぞれが溶着あるいは接着されることで、外力に対して変形しにくい一体構造に形成される。なお、底ケース14とカバー15の少なくとも一方には、蓋13が、不用意にカートリッジ本体11から離脱することを防止するための後述するロック機構が形成されている。
【0027】
底ケース14は、図2に示されるように、組み立て状態で窓11aとなる開口部20、図10および図11に後述するドライブ装置内でのRAMカートリッジ10の位置決めに利用されるロケーションホール21、ロケーションホール21から所定の位置に形成され、ロケーションホール21とともにドライブ装置内でのRAMカートリッジの位置決めに利用されるアライメントホール22、カートリッジ本体11に収容されている光ディスクが少なくとも1度カートリッジ本体11から取り出されたことを示すディスク取り出し表示孔23、光ディスク1に対するデータの書込みを禁止するための図6を用いて後述するライトプロテクタの位置を表示可能な開口24ならびに所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔25a,25bを有している。
【0028】
蓋13が形成される側の所定の位置には、図示しないオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置によるディスクカートリッジの自動交換を可能とするために、オートチェンジ機構付きディスクドライブ装置の図示しないグリッパと接続されるグリッパスロット26が配置されている。なお、このグリッパスロット26は、図4を用いて後述するカバー15から見た状態で非貫通で、RAMカートリッジ10の背面挿入を防止するよう形成されている。
【0029】
また、開口部20の近傍には、シャッタ12に設けられた図示しない突起と接続されることでシャッタ12が移動される際にシャッタ12を誘導するシャッタガイド27が形成されている。
【0030】
底ケース14はまた、図3に示されるように、図4および図5を用いて以下に詳述するカバー15と溶着される際に溶融するリブ30、図10および図11に後述するドライブ装置のシャッターオープナにより、シャッタ12が移動される際に、シャッタ12から延出されている図示しないシャッタ駆動部材を案内するガイド31、図6を用いて後述する蓋13のロック爪を保持するノッチ32ならびに蓋13がカートリッジ本体11から取り外される場合に蓋13の回動部を保持する蓋保持機構33を有している。
【0031】
カバー15は、図4に示されるように、組み立て状態で窓11aとなる開口部40、自身が収容している光ディスク1が少なくとも1度カートリッジ本体11から取り出されたことを示す取り出し表示機構43、光ディスク1に対するデータの書込みを禁止するための図6を用いて後述するライトプロテクタの位置を表示可能な開口44ならびに所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔45a,45bを有している。
【0032】
また、開口部40の近傍には、シャッタ12に設けられた図示しない突起と接続されることでシャッタ12が移動される際にシャッタ12を誘導するシャッタガイド47が形成されている。
【0033】
開口部40と表示機構43が形成される側の端部との間には、取扱い上の注意事項、例えば、光ディスク1を取り出すことが可能であることおよび取り出した場合には初期の性能が継続されない虞れがあること等に代表されるメッセージが表示されるメッセージエリア48が形成されている。また、表示機構43が形成される側の端部とメッセージエリア48との間には、例えば、インデックス等の図示しない表示部材が配置可能に、ラベル貼付部49が形成されている。
【0034】
表示機構43は、たとえば、一体成形によりカバー15と一体的に形成された遮蔽体43aを有する貫通孔であるものの、初期状態では、遮蔽体43aにより塞がれた非貫通孔である。なお、遮蔽体43aは、図1に示した蓋13が少なくとも1度カートリッジ本体11から取り外された場合に元の形状に復帰できない非可逆的な形状変化によりあるいは折れることによりカバー15から分離されることで、カバー15に対して貫通孔と同様の状態を提供する。
【0035】
カバー15はまた、図5に示されるように、図10に後述するドライブ装置のシャッターオープナによりシャッタ12が移動される際にシャッタ12から延出されている図示しないシャッタ駆動部材を案内するガイド51、図6に後述する蓋13のロック爪を保持するノッチ52ならびに蓋13がカートリッジ本体11から取り外される場合に蓋13の回動部を保持する蓋保持部53を有している。
【0036】
蓋13は、図6に示されるように、図3および図5を用いて説明した底ケース14とカバー15のそれぞれに形成されているノッチ32および52により提供されるロック部と噛み合うロック爪60、底ケース14とカバー15のそれぞれに形成されている蓋保持機構33ならびに蓋保持部53により保持されて、自身がカートリッジ本体11から取り外される際の回動中心となる支点突起61、同底ケース14とカバー15のロック部からロック爪60が不用意に外れることのないよう、ロック爪60に所望のテンションを付与するロックアーム62およびカバー15の取り出し表示機構の遮蔽体43aの形状変化またはカバー15からの分離を、後述するドライブ装置のディスク取り出し検出装置 (後述) に、伝達するディスク取り出し表示孔63を有している。
【0037】
また、蓋13は、図2および図4を用いて説明した底ケース14とカバー15のそれぞれに形成されている開口24および44に対し、カートリッジ本体11内に収容されている光ディスク1へのデータの書き込みの禁止を表示するライトプロテクタ64を、一体的に有している。
【0038】
ライトプロテクタ64は、カートリッジ本体11に収容されている光ディスク1へのデータの書き込みの禁止を、図10を用いて後述するドライブ装置の書き込み検出装置 (後述) に伝達する第1の位置13aとデータの書き込みの許可を書き込み検出装置に伝達する第2の位置13bのいづれか一方に静止可能に形成されている。なお、ライトプロテクタ64には、図7に示されるよう、底ケース14側からカバー15側に荷重が与えられることで、第1の位置10aと第2の位置10bとの間をスムーズに移動可能とするとともにライトプロテクタ64が不所望に移動することを防止するストッパ64aが、一体に形成されている。
【0039】
一方、蓋13には、ライトプロテクタ64が不所望に移動することを防止するためのブレーキ65が形成されている。ブレーキ65は、底ケース14ならびにカバー15のそれぞれの開口24および44を図6に示す方向から見た状態で、第1の位置10aと第2の位置10bの領域を除いた部分に形成される。また、ブレーキ65は、図7に示されるように、ライトプロテクタ64のストッパ64aと競合するよう形成される。すなわち、ライトプロテクタ64のストッパ64aと蓋13のブレーキ65とは、蓋13の厚さ方向において、ライトプロテクタ64に底ケース14側からカバー15側に荷重が与えられることにより、双方の接触が解除されるよう形成されている。
【0040】
図8は、図1ないし図7に示したRAMカートリッジに収容される光ディスクを示す概略図である。
【0041】
光ディスク1は、円盤状に形成された樹脂からなるディスク媒体 (支持体) 2を有している。ディスク媒体2の概ね中央には、図10および11を用いて後述する光ディスクドライブ装置の後述するスピンドルモータの回転軸に形成されたターンテーブルにより回転可能に保持されるためのハブ3が配置されている。
【0042】
ディスク媒体2の一方の面には、たとえば、蒸着あるいはコーティングにより提供される反射層4、反射層4に蒸着またはスパッタリング等により所定の厚さに提供された相変化型記録層5およびスピンコート法等により相変化型記録層5の表面に所定の厚さに形成され、記録層5が大気に触れることを防止するとともに記録層5を保護する透明な保護層6が、順に形成されている。なお、ディスク媒体2の反射層4と対向される側の面には、たとえば、印刷により、光ディスク1の分類あるいは規格等に関連した所定の表示ならびに取扱い上の注意事項等が表示されている。
【0043】
図9は、図8に示した光ディスク1を記録層5と反対の側の面から見た概略図である。
【0044】
図9に示されるように、光ディスク1は、RAMカートリッジ10から取り出すことにより、データの書き込みのできないROMタイプディスクからデータを再生する再生専用のディスクドライブ装置においても、記録されているデータを読み出し可能に形成されている。
【0045】
しかしながら、RAMタイプの光ディスク1は、高い記録密度によるデータの記録を可能とすることから、RAMカートリッジ10から1度でも取り出された場合に光ディスク1に付着する虞れのある僅かなごみあるいはほこりもしくは光ディスク1の保護層5に生じることのある微かなひっかき傷等により、データを記録できない領域が生じたり、この領域を避けてデータを記録するために、書き込み速度が低下する虞れがある。
【0046】
このことから、光ディスク1のディスク媒体2の反射層3と対向される側の面の所定の領域すなわち目視情報表示領域7には、たとえば、光ディスク1の分類または規格等に関連した所定の表示および取扱い上の注意事項等が、ユーザにより目視可能に、印刷等の手法で表示されている。なお、目視情報表示領域7は、ディスク媒体2の中央のハブ3の周囲に、ハブ3と同心円状に形成されている。
【0047】
目視情報表示領域7が形成される面には、また、RAMカートリッジ10から光ディスク1が取り出された際に、現在取り出されているディスクがどのRAMカートリッジから取り出されたか、あるいは、複数のカートリッジからディスクが取り出された場合に、それぞれのディスクを元のカートリッジに収容可能に、区分するための個別情報すなわちインデックスを、ユーザが目視可能に書き込みできるインデックスエリア8が形成されている。
【0048】
インデックスエリア8は、ディスク媒体2に、たとえば、フェルトペン (油性インク) または鉛筆等による目視情報の書き込みを可能とするもので、ディスク媒体2に対して、ディスク媒体2の材質よりも反射率が低くかつ鉛筆により提供される粉体 (書き込み媒体) が残留可能な摩擦係数が与えられたインクあるいは表面処理により、提供される。なお、インデックスエリア8は、印刷等の手法により、所定の色に着色されてもよいことはいうまでもない。
【0049】
図10および図11は、図1ないし図7に示したRAMカートリッジ内に収容されている光ディスクにデータを記録するとともに光ディスクからデータを再生する光ディスクドライブ装置の一例を示す概略図である。
【0050】
光ディスクドライブ装置 (以下、単にドライブ装置と称する) 100は、装置本体101を有している。
【0051】
装置本体101には、装置本体101を構成するベース102ならびにベース102と直交するよう形成された第1,第2の側壁103,104が配置されている。なお、第1および第2の側壁103,104の間には、ベース102と概ね平行に形成された中間ベース105が配置されている。
【0052】
中間ベース105の概ね中央付近には、中間ベースにより区分された装置本体101の内部空間を相互に接続する開口106が形成されている。
【0053】
第1の側壁103には、また、RAMカートリッジ10の装置本体101への挿入ならびに装置本体101からのRAMカートリッジ10の排出に利用されるカートリッジ挿脱口107が形成されている。
【0054】
中間ベース105には、挿脱口107を通して装置本体101内に挿入されたRAMカートリッジ10を、装置本体101内の記録/再生位置に案内して保持するカートリッジホルダ108が設けられている。
【0055】
カートリッジホルダ108は、RAMカートリッジ10の幅よりも僅かに広い間隔で、中間ベース105上に対をなして配置された第1および第2のガイド壁109a,109b (図10は断面図であるから109bのみ図示されている) およびこの第1および第2のガイド壁109a,109bの上端から中間ベース105と平行かつ両ガイド壁間に向かって延出されたカートリッジ押え110を有している。
【0056】
第1のガイド壁109aの所定の位置には、図11を用いて以下に示すよう、RAMカートリッジ10のシャッタ12からカートリッジ本体11のガイド31とガイド51により形成される凹部に掛け渡されている図示しないシャッタ駆動部材の所定の位置に形成された突起部と接触することでシャッタ12を開放するためのシャッターオープナ111が配置されている。なお、シャッターオープナ111は、RAMカートリッジ10が、カートリッジの表裏が反転されて挿脱口107に挿入された場合に、カートリッジホルダ108内に押し込まれることを抑止する誤挿入防止機構としても機能する。
【0057】
第2のガイド壁109bの挿脱口107寄りの所定の位置には、以下に示す、スピンドルモータの回転軸を対称軸として第1のガイド壁109aのシャッターオープナ111と実質的に対称な位置に形成され、図12ないし図17を用いて後述する両面RAMカートリッジが図1ないし図7に示したRAMカートリッジ10と逆向きに挿入された場合に、シャッターオープナとして機能する補助突起112が形成されている。
【0058】
中間ベース105の下方であって、開口106と対向する位置には、装置本体101内部の所定位置に案内されたRAMカートリッジ10内の光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ113ならびに光ディスク1にデータを記録するとともに光ディスク1からデータを再生する光ヘッド装置120とが配置されている。
【0059】
スピンドルモータ113は、装置本体101のベース102に配置された昇降機構114により、スピンドルモータ113の先端に位置されたターンテーブル115が光ディスク1のハブ3を支持する駆動位置とRAMカートリッジ10が移動される際にターンテーブル115とRAMカートリッジ10とが接触しないよう退避する退避位置との間を昇降可能に形成されている。
【0060】
光ヘッド装置120は、RAMカートリッジ10内の光ディスク1の径方向に沿って延出されたリニアモータ121と、リニアモータ121の一部を共有するとともに光ディスク1の径方向に沿って移動可能に形成されたキャリッジ122を有している。なお、キャリッジ122は、リニアモータ121のガイドレール123に沿って、光ディスク1の径方向に移動される。
【0061】
キャリッジ122には、光ディスク1に所定の波長のレーザビームを照射するための図示しない半導体レーザ素子、半導体レーザ素子からのレーザビームを光ディスク1の記録面に集束させるとともに、光ディスク1の記録面で反射された反射レーザビームを集光する対物レンズ124、対物レンズ124を光ディスク1の記録面と直交する方向および光ディスク1の記録面のトラックを横切る方向に移動可能に保持する図示しないアクチェータ、ならびに、対物レンズ124により集光された反射レーザビームを光電変換して光ディスク1に記録されているデータとして取り出す図示しない光検出器等が配置されている。
【0062】
図11に示されるように、光ディスク装置100は、図示しないロック機構により図10に示した記録/再生可能な位置にロックされた状態で、RAMカートリッジ10のカバー15に形成された表示機構43の遮蔽体43aの有無を、蓋13に形成されたディスク取り出し表示孔63および底ケース14に形成された取り出し表示孔23を通じて検知するディスク取り出し検出装置131を有している。なお、ディスク取り出し検出装置131は、RAMカートリッジ10が、光ディスク装置100の記録/再生可能な位置にロックされた状態で、底ケース14のアライメントホール22と蓋13がカートリッジ本体11から取り外される取り出し位置との間に配置される。
【0063】
光ディスク装置100は、また、RAMカートリッジ10が、光ディスク装置100の記録/再生可能な位置にロックされた状態で、カートリッジ10に収容されている光ディスク1に対するデータの書き込みの禁止を表示するライトプロテクタ64の位置を検知する書き込み検出装置132が配置されている。なお、書き込み検出装置132は、ライトプロテクタ64が光ディスク1へのデータの書き込みの禁止あるいは許可を表示する第1の位置10aと第2の位置10bのいづれに位置されているかを検知するもので、たとえば、少なくとも、データの書き込みの許可を示す第2の位置10bにおいて、ライトプロテクタ64による許可が指示されていることを検知可能に形成されている。
【0064】
次に、光ディスク装置100によるRAMカートリッジ10の引き込み動作について説明する。
【0065】
図10に示されるように、RAMカートリッジ10が矢印Aの方向から挿脱口107に挿入されることで、RAMカートリッジ10は、中間ベース105上に案内される。
【0066】
このとき、RAMカートリッジ10は、両側面がカートリッジホルダ108の第1,第2のガイド壁109a,109bにより左右方向の傾きが制限されるとともにカートリッジ押え110により上下方向の振動が抑制されて、中間ベース105とカートリッジ押え110との間の空間に挿入される。ところで、RAMカートリッジ10の表裏が反転された状態で挿脱口107に搬送された場合、第1のガイド壁109aのシャッターオープナ111とRAMカートリッジ10の側面とが接触することから、シャッタ12が開放されることなく、しかもRAMカートリッジ10がそれ以上カートリッジホルダ108内に押し込まれることが阻止される。これにより、RAMカートリッジ10が表裏逆向きに挿入されようとしていることがユーザに報知される。
【0067】
RAMカートリッジ10がカートリッジホルダ108内の所定の位置まで挿入されると、第1のガイド壁109aから突出しているシャッターオープナ111に、RAMカートリッジ10のカートリッジ本体11のガイド31とガイド51により形成されるガイド溝16に掛け渡されている図示しないシャッタ駆動部材の突起部が接触し、カートリッジ本体11のみが挿入方向Aに移動する。
【0068】
これにより、シャッタ12は図示しないシャッタ駆動部材により図11に示す矢印B方向に引っ張られて、開放位置に向かって移動する。
【0069】
RAMカートリッジ10は、カートリッジホルダ108内の圧縮ばね108aの反発力に抗してさらに挿入されることによりシャッタ12が完全に開放されてカートリッジホルダ108の所定位置に停止される。なお、RAMカートリッジ10は、図示しないロック機構により、記録/再生可能にロックされる。
【0070】
続いて、スピンドルモータ113が昇降機構114により、退避位置から駆動位置へ移動される。
【0071】
これにより、スピンドルモータ113のターンテーブル115がRAMカートリッジ10内の光ディスク1のハブ3と接続されて、光ディスク1が回転可能に支持される。
【0072】
次に、光ヘッド装置120のリニアモータ121が付勢されて、ガイドレール123に沿ってキャリッジ122が所定位置に移動される。
【0073】
続いて、キャリッジ122の半導体レーザ素子から出射されたレーザビームが対物レンズ124により、RAMカートリッジ10の窓部11aから光ディスク1の記録面に照射され、光ディスク1の記録面と対物レンズ124との間隔が、対物レンズ124によりレーザビームが集束される焦点距離と一致するように、対物レンズ124の位置が制御される (フォーカシング) 。また、光ディスク1の記録面に形成されている案内溝すなわちトラックの中心と対物レンズ124を通ったレーザビームの主光線と一致するよう、キャリッジ122が光ディスク1の径方向に微動される (トラッキング) 。
【0074】
このように、対物レンズ124が光ディスク1の記録面とフォーカシングされトラックとトラッキングされた状態で、光ディスク1からデータが再生されるとともに、必要に応じて光ディスク1にデータが記録される。
【0075】
RAMカートリッジ10がディスクドライブ装置100からイジェクトされる場合、図示しないイジェクトスイッチが押されることで、昇降機構114によりスプリンドルモータ113が駆動位置から退避位置へ下降され、ターンテーブル115が光ディスク1のハブ3から開放される。続いて、図示しないロック機構によるRAMカートリッジ10のロックが解除される。
【0076】
以下、カートリッジホルダ108内の圧縮ばね108aにより、RAMカートリッジ10が挿脱口107に向けて押し出される。なお、RAMカートリッジ10が挿脱口107に向けて移動されることで、シャッターオープナ111による図示しないシャッタ駆動部材の牽引が解除されてシャッタ12が窓11aを覆う通常位置に戻される。
【0077】
ところで、図8および図9に示した光ディスク1は、記録面が片面にのみ形成された書き替え可能ディスクであるが、光ディスク1の記録面が片面のみに制限される理由として、市場に流通しているソフトウエアあるいは電子ブック等のみを再生するユーザの多くが保有する駆動装置はディスクが単体で挿入される再生専用駆動装置となる可能性が高く、RAMタイプディスクからデータを再生する際には、RAMカートリッジに収容されている光ディスク1がカートリッジから取り出された状態で利用されることが揚げられる。
【0078】
これに対して、RAMタイプのディスクにデータを書き込んで利用する頻度の高いユーザにとっては、光ディスク1の記録面が片面のみに制限されることは、記録密度の低下および保有すべきRAMカートリッジの数の増大が生じるのみであるから、両面記録可能なRAMディスクと対応するRAMカートリッジが必要になる。
【0079】
図12ないし図16には、図1ないし図7に示したRAMカートリッジの別の実施の形態が示されている。なお、図12ないし図16に示されるRAMカートリッジは、両面記録可能なRAMタイプの光ディスクを収容するものであって、両面記録可能な記録再生装置と組み合わせて利用される場合に、カートリッジの表裏が反転されることもある。
【0080】
図12ないし図16に示されるように、両面記録可能なRAMディスクカートリッジ (以下、両面RAMカートリッジと示す) 210は、円盤状に形成され、両面に記録領域が形成された両面用光ディスクDを回転可能かつ輸送および保管において記録面に傷をつけることなく保持するカートリッジ本体211を有している。なお、両面RAMカートリッジ210に収容される光ディスクDは、原則的には、周知の両面記録可能光ディスクであるが、図8および図9に示した片面記録用光ディスクすなわち記録面が一方の面にのみ形成されている光ディスク1がセットされてもよい。
【0081】
カートリッジ本体211には、光ディスクDの一方の記録面に対するデータの記録および同記録面からのデータの再生のために光ディスクDを露出させる窓211aが形成されている。窓211aは、カートリッジ本体211に対して移動可能に形成されたシャッタ212により遮蔽される。なお、シャッタ212は、たとえば、図10および図11に示したような記録再生装置 (ドライブ装置) に設けられた詳述しないシャッターオープナ111によりカートリッジ本体211がドライブ装置に挿入された場合に開放されることにより光ヘッド装置120に対して光ディスクDを露出させる一方、カートリッジ本体211がドライブ装置からイジェクトされる際に閉じられて、光ディスクDにほこり等が付着することを防止する。また、カートリッジ本体211の両側面には、図13ないし図16を用いて以下に説明する底ケースおよびカバーのそれぞれに形成されるガイドにより提供されるインサーションスロットならびにガイド溝が形成されている。
【0082】
カートリッジ本体211は、光ディスクDのいづれか一方の記録面を支持する底ケース214ならびに光ディスクDを覆うように底ケース214と対向されるカバー215とを有し、底ケース214とカバー215のそれぞれが溶着あるいは接着されることで、外力に対して変形しにくい一体構造に形成される。
【0083】
図13に示されるように、底ケース214には、組み立てた状態で窓211aとなる開口部220、図10および図11に示したドライブ装置とカートリッジの位置決めに利用されるロケーションホール221、ロケーションホール221に対して所定の間隔に形成され、ロケーションホール221とともにドライブ装置内でのカートリッジの位置決めに利用されるアライメントホール222、現在底ケース214に対向されている側の光ディスクDの記録面へのデータの書込みを禁止するための図17を用いて後述するライトプロテクタの位置を表示可能な左右一対の開口224および229、ならびに、たとえば、現在底ケース214と対向されている側の記録面と残りの記録面の区分あるいは光ディスクDが片面記録用ディスクであること等に代表される所定の条件を表示する第1ないし第4の表示部225a,225b,225cおよび225dが形成されている。
【0084】
底ケース214の開口部220と反対の側すなわちロケーションホール221およびアライメントホール222が形成される側の所定の位置には、図示しないオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置との組み合わせにより、ディスクカートリッジの自動交換を可能とするために、オートチェンジ機構付きディスクドライブ装置の図示しないグリッパと接続されるグリッパスロット226が配置されている。また、開口部220の近傍には、シャッタ212に設けられた図示しない突起と接続されることでシャッタ212が移動される際にシャッタ212を誘導するシャッタガイド227が形成されている。
【0085】
図14に示されるように、底ケース214の背面の所定の位置すなわち開口部220の近傍には、図10,図11に示したディスクドライブ装置のシャッターオープナ111によりシャッタ212が開放される際に、シャッタ212から延出されている図示しないシャッタ駆動部材を案内するガイド溝216の一部およびインサーションスロット217を構成するガイド231aおよび231bが形成されている。
【0086】
図15は、図13ならびに図14に示した底ケース214と接着されるカバー215を表 (光ディスクDと接触しない側の) 面から見た平面図である。
【0087】
図15に示されるように、カバー215には、組み立てた状態で窓211aとなる開口部240、図10および図11に示したドライブ装置とカートリッジの位置決めに利用されるロケーションホール241、ロケーションホール241に対して所定の間隔に形成され、ロケーションホール241とともにドライブ装置内でのカートリッジの位置決めに利用されるアライメントホール242、RAMカートリッジ210に装着される際にカバー215に対向される側の光ディスクDの記録面に対するデータの書込みを禁止するためのライトプロテクタの位置を表示可能な左右一対の開口244および249、カバー215と対向されている側の記録面と残りの記録面の区分または光ディスクDが片面記録用ディスクであること等に代表される所定の条件を表示する第1ないし第4の表示部245a,245b,245cならびに245dが形成されている。なお、第1および第2の表示部245a,245bは、カバー215が底ケース214に接着された状態で、底ケース214に形成されている第4および第3の表示部225dおよび225cと、それぞれ、対向される。また、第3および第4の表示部245c,245dは、それぞれ、カバー215が底ケース214に接着された状態で、底ケース214の第2および第1の表示部225bおよび225aと対向される。
【0088】
同様に、ロケーションホール241およびアライメントホール242は、それぞれ、底ケース214と接着されることで、アライメントホール222ならびにロケーションホール221と相互に対向される。
【0089】
カバー215のロケーションホール241およびアライメントホール242が形成される側の所定の位置には、図示しないオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置との組み合わせにより、ディスクカートリッジの自動交換を可能とするために、オートチェンジ機構付きディスクドライブ装置の図示しないグリッパと接続されるグリッパスロット246が配置されている。また、開口部240の近傍には、シャッタ212に設けられた図示しない突起と接続されることでシャッタ212が移動される際にシャッタ212を誘導するシャッタガイド247が形成されている。
【0090】
また、図16に示されるように、カバー215の背面の所定の位置には、既に説明したドライブ装置のシャッターオープナ111によりシャッタ212が開放される際に、シャッタ212から延出されている図示しないシャッタ駆動部材を案内するガイド溝216の一部およびインサーションスロット217を構成するガイド251aおよび251bが形成されている。
【0091】
図17は、両面RAMカートリッジ210に収容されている光ディスクDの各記録面に対するデータの書き込みの禁止に利用されるライトプロテクタの特徴を示す概略図である。
【0092】
図17に示されるよう、ライトプロテクタ264はストッパ264aを有し、両面RAMカートリッジ210に収容されている光ディスクDが、ドライブ装置100の書き込み検出装置132に伝達する第1の位置210aとデータの書き込みの許可を書き込み検出装置に伝達する第2の位置210bのいづれか一方に静止可能に形成されている。
【0093】
ライトプロテクタ264のストッパ264aは、底ケース214およびカバー215のそれぞれに形成された左右一対の開口224,229,244ならびに249のノッチ224a,224b,229a,229b,244a,244bおよび249a,249bと接触することで、第1の位置210aおよび第2の位置210bのいづれかから不所望に移動することを防止する。
【0094】
次に、光ディスク装置100による両面RAMカートリッジ210の引き込み動作について説明する。なお、両面RAMカートリッジ内には、周知の両面記録可能光ディスクDがセットされているものとする。
【0095】
両面RAMカートリッジ210が矢印Aの方向から挿脱口106に挿入されることで、RAMカートリッジ210は、中間ベース105上に案内される。
【0096】
このとき、RAMカートリッジ210は、カバー215および底ケース214のどちらの面が上方に向けられた状態であっても、両側面がカートリッジホルダ108の第1,第2のガイド壁109a,109bにより左右方向の傾きが制限されるとともにカートリッジ押え110により上下方向の振動が抑制されて、中間ベース105とカートリッジ押え110との間の空間に挿入される。
【0097】
両面RAMカートリッジ210がカートリッジホルダ108内の所定の位置まで挿入されると、第1のガイド壁109aから突出しているシャッターオープナ111または第1のガイド壁109bから突出している補助突起112により、両面RAMカートリッジ210のガイド231とガイド251により形成されるガイド溝216に掛け渡されている図示しないシャッタ駆動部材の突起部が接触し、カートリッジ本体211のみが挿入方向Aに移動する。
【0098】
これにより、シャッタ212は、図示しないシャッタ駆動部材により、矢印B方向または矢印C方向に引っ張られて、開放位置に向かって移動する。
【0099】
RAMカートリッジ210は、カートリッジホルダ108内の圧縮ばね108aから提供される反発力に抗してさらに挿入されることによりシャッタ212が完全に開放されてカートリッジホルダ108の所定位置に停止される。ここで、カートリッジ210は、図示しないロック機構により、記録/再生可能にロックされる。
【0100】
次に、書き込み検出装置132により、ライトプロテクタ264の位置が検知されて、書き込みの許可または禁止が識別される。また、図示しない記録面識別センサにより、RAMカートリッジ210の一方の面の第1および第2の表示部225a,225bあるいは対向する残りの面の第1および第2の表示部245a,245bのそれぞれがチェックされ、両面RAMカートリッジ210に収容されている光ディスクDが周知の両面記録可能ディスクであるか否か (すなわち図8および図9に示した片面記録用ディスクであるか否か) または光ディスクDが周知の両面記録可能ディスクである場合に、現在、光ヘッド装置120と対向されている記録面がどの記録面であるか等の管理情報が読み取られる。ここで、片面記録用ディスクが収容されているカートリッジ内のディスクの記録面が、光ヘッド装置120とが対向される側に対して反転された状態でセットされたことが検知された場合には、図示しない制御回路により、図示しない表示部に、RAMカートリッジ210が片面用ディスクを収容しているタイプであることおよびRAMカートリッジ210の表裏を反転させてもう一度挿入すべきこと等の案内が表示 (報知) される。この場合、現在挿入されているカートリッジ210が、一旦リジェクトされ、図示しない記録面識別センサにより次に挿入されるカートリッジにおいてディスクの記録面と光ヘッド装置120とが対向される側に位置されたことが認識されるまで、図示しない制御回路により、継続される次の動作が禁止されることはいうまでもない。
【0101】
続いて、スピンドルモータ113が昇降機構114により、退避位置から駆動位置へ移動される。
【0102】
これにより、スピンドルモータ113のターンテーブル115がRAMカートリッジ210内の光ディスクDの図示しないハブと接続されて、光ディスクDが回転可能に支持される。
【0103】
次に、光ヘッド装置120のリニアモータ121が付勢されて、ガイドレール123に沿ってキャリッジ122が所定位置に移動される。
【0104】
以下、光ディスクDの現在、光ヘッド装置120と対向されている側の記録面と、対物レンズ124のフォーカシングおよびトラッキングが整合される。
【0105】
このように、対物レンズ124が光ディスクDの記録面とフォーカシングされトラックとトラッキングされた状態で、光ディスクDからデータが再生されるとともに、必要に応じて光ディスクDにデータが記録される。
【0106】
両面RAMカートリッジ110がディスクドライブ装置100からイジェクトされる場合、図示しないイジェクトスイッチが押されることで、昇降機構114が下降されることで、スプリンドルモータ113が駆動位置から退避位置へ移動される。これにより、光ディスクDの図示しないハブからターンテーブル115が離脱される。続いて、図示しないロック機構によるRAMカートリッジ210のロックが解除される。
【0107】
以下、カートリッジホルダ108内の圧縮ばね108aにより、RAMカートリッジ210が挿脱口107に向けて押し出される。なお、RAMカートリッジ210が挿脱口107に向けて移動されることで、シャッタ212が窓211aを覆う通常位置に復帰される。
【0108】
図18ないし図23は、図1ないし図7に示したディスク取り出し機構付き光ディスクカートリッジの別の実施の形態を示している。
【0109】
図18に示されるように、図8ならびに図9に示した片面記録RAMディスク1を収容する底ケース314は、図19を用いて以下に示すカバー315と組み合わせられることで光ディスク1の記録面を露出させる窓として利用される開口部20、図10および図11に示したドライブ装置内でのRAMカートリッジの位置決めに利用されるロケーションホール321、図示しないオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置によるディスクカートリッジの自動交換を可能とするために、オートチェンジ機構付きディスクドライブ装置の図示しないグリッパと接続される2つのグリッパスロットのうちの一方326が配置されている。なお、グリッパスロット326は、後述するカバー315から見た状態で、非貫通となるよう、底ケース314にのみ、形成されている。このグリッパスロット326は、ディスクカートリッジの背面挿入を防止するために利用される。なお、背面挿入防止は、グリッパスロットの非貫通、後述するインサーションスロットもしくは詳述しないディテントピンの当たりのいづれかにより提供される。
【0110】
また、開口部320の近傍には、図示しないシャッタが移動される際に、シャッタに設けられた図示しないベルト部材を案内するシャッタガイド327が形成されている。なお、シャッタガイド327は、底ケース314の挿入面の側が広く形成されたテーパ328を有している。テーパ328は、ディスクドライブ装置にRAMディスクカートリッジを挿入する際の挿入角度の許容範囲を広げ、装置へのカートリッジの挿入を容易にする。
【0111】
さらに、底ケース314の図18において左下方に位置する位置には、図22および図23を用いて後述するディスク取り出し蓋を回動可能に支持する支点穴329が形成されている。
【0112】
底ケース314はまた、図19に示されるように、図20および図21に後述するカバー315と溶着される際に溶融するリブ330、図10および図11に示したドライブ装置のシャッターオープナにより、シャッタが移動される際に、シャッタから延出されている図示しないベルト部材を案内するガイド331、図22ならびに図23を用いて後述するディスク取り出し蓋のロック爪を保持するノッチ332を有している。また、底ケース314は、開口部320の中心部から底ケース314の挿入端側に向けて放射状に且つ中心部から挿入端側に向けて次第に高さが増大された光ディスクのカートリッジからの取り出しおよびカートリッジへの光ディスクの挿入の際に、光ディスクの記録面と底ケース314とが不所望に接触することを防止するディスク保護ブリッジ333、及び、ディスクがカートリッジ内に収容されている状態でディスクの記録面と直交する方向からの外力によりディスクの記録面と底ケース314が不所望に接触することを防止するセンターリブ334を有している。
【0113】
ディスク保護ブリッジ333は、カートリッジから光ディスクが取り出される場合およびカートリッジに光ディスクが挿入される場合に、光ディスクの記録面に先立って外周部と接触することで、光ディスクの記録面に擦れ傷が生じることを防止する。
【0114】
センターリブ334は、カートリッジの外側からカートリッジに不所望な圧力が提供された場合に、光ディスクの中心付近に固有の非記録領域と接することにより、光ディスクの記録面に擦れ傷が生じることを防止する。
【0115】
カバー315は、図20に示されるように、図18ならびに図19に示した底ケース314と組み立てられることにより、光ディスク1の記録面を露出させる窓として利用される開口部340、図示しないオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置によるカートリッジの自動交換を可能とするためのドライブ装置の図示しないグリッパと接続される2つのグリッパスロットのうちの一方346を有している。
【0116】
また、開口部340の近傍には、図示しないシャッタが移動される際に、シャッタに設けられた図示しないベルト部材を案内するシャッタガイド347が形成されている。なお、シャッタガイド347は、カバー315の挿入面の側が広く形成されたテーパ348を有している。このテーパ348は、ディスクドライブ装置にRAMディスクカートリッジを挿入する際の挿入角度の許容範囲を広げ、装置へのカートリッジの挿入を容易にする。
【0117】
さらに、カバー315の図20において右下方に位置する位置には、図22,図23を用いて後述するディスク取り出し蓋を回動可能に支持する支点穴349が形成されている。
【0118】
カバー315はまた、図21に示されるように、図10および図11に示したドライブ装置のシャッターオープナによりシャッタが移動される際に、シャッタから延出されている図示しないベルト部材を案内するガイド351、図22,図23に後述するディスク取り出し蓋のロック爪を保持するノッチ352を有している。また、カバー315は、開口部340の中心部からカバー315の挿入端側に向けて放射状、且つ、中心部から挿入端側に向けて次第に高さが増大された光ディスクのカートリッジからの取り出しおよびカートリッジへの光ディスクの挿入の際に光ディスクの記録面とカバー315とが不所望に接触することを防止するディスク保護ブリッジ353およびディスクがカートリッジ内に収容されている状態でディスクの記録面と直交する方向からの外力によりディスクの記録面とカバー315が不所望に接触することを防止するセンターリブ354を有している。
【0119】
ディスク保護ブリッジ353は、カートリッジから光ディスクが取り出される場合およびカートリッジに光ディスクが挿入される場合に、光ディスクの記録面に先立って外周部と接触することで、光ディスクの記録面に擦れ傷が生じることを防止する。
【0120】
センターリブ354は、カートリッジの外側からカートリッジに不所望な圧力が提供された場合に、光ディスクの中心付近に固有の非記録領域と接することにより、光ディスクの記録面に擦れ傷が生じることを防止する。
【0121】
図22は、図18,図19に示した底ケース314と図20,図21に示したカバー315が組み立てられた状態のディスクカートリッジと組み合わせられるディスク取り出し蓋の一例を示す概略図である。
【0122】
図22に示されるよう、ディスク取り出し蓋313は、底ケース314に形成されたノッチ332とカバー315に形成されたノッチ352により提供されるロック穴 (組み立て状態は図示せず) と接続されることで、蓋313が不所望に開放されることを防止するロック爪360、蓋313が開放された際に、カートリッジ内部に収容されている光ディスクが不所望に脱落することを防止する平面部 (トレイ) 361、底ケース314に形成されたロケーションホール321に対して所定の位置に形成され、ロケーションホール321とともにドライブ装置内でのRAMカートリッジの位置決めに利用されるアライメントホール362、カートリッジ内に収容されている光ディスクが少なくとも1度カートリッジから取り出されたことを示す取り出し表示孔363、光ディスクへのデータの書込みを禁止するためのライトプロテクタ364ならびにカートリッジの所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔365a,365bを有している。また、図22において右側の中央付近には、図示しないオートチェンジ機構付きのディスクドライブ装置によるディスクカートリッジの自動交換を可能とするために、ディスクドライブ装置の図示しないグリッパと接続されるグリッパスロット366が配置されている。なお、グリッパスロット366は、底ケース314のグリッパスロット326と結合されて、ドライブ装置の図示しないグリッパと接続される。
【0123】
図24ないし図27には、図1ないし図7に示したディスク取り出し機構付きRAMカートリッジに類似した実施の形態が示されている。なお、図1ないし図7に示した構成と同一の構成には、同じ符号を附して詳細な説明を省略する。
【0124】
図24に示されるように、図8ならびに図9に示した片面記録RAMディスク1を収容する底ケース414は、図25に後述するカバー415とともにカートリッジとして組み立てられた状態 (組み立てた状態は省略する) で光ディスク1の記録面を露出させる窓として利用される開口部20、図10ならびに図11に示したディスクドライブ装置内でのRAMカートリッジの位置決めに利用されるロケーションホール21、ロケーションホール21から所定の位置に形成され、ロケーションホール21とともにドライブ装置内でのRAMカートリッジの位置決めに利用されるアライメントホール22、RAMカートリッジ内に収容されているRAMディスクが少なくとも1度カートリッジから取り出されたことを示す取り出し表示孔23、RAMディスクに対するデータの書込みを禁止するための図26および図27を用いて後述するライトプロテクタの位置を表示可能な開口24および所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔25a,25bを有している。
【0125】
底ケース414はまた、図25に後述するカバー415と溶着される際に溶融するリブ30、図10ならびに図11に示すドライブ装置のシャッターオープナによりシャッタが移動される際に、シャッタから延出された図示しないベルト部材を案内するガイド31、図26および図27を用いて後述する蓋部材のロック爪を保持するノッチ432および蓋部材がカートリッジから開放される場合に蓋部材の後述する回動部を回動可能に保持する蓋保持機構433を有している。なお、ノッチ432および蓋保持機構433は、図1ないし図7に示した実施の形態に比較して、左右方向で逆向きに形成される。
【0126】
カバー415は、図25に示されるように、図24に示した底ケース414と組み立てられた状態で窓として利用される開口部40、RAMカートリッジ内に収容されている光ディスクが少なくとも1度カートリッジから取り出されたことを示す取り出し表示機構43、光ディスク1に対するデータの書込みを禁止するための図26を用いて後述するライトプロテクタの位置を表示可能な開口44、所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔45a,45bを有している。
【0127】
カバー415は、既に説明したディスクドライブ装置のシャッターオープナにより図示しないシャッタが移動される際に、シャッタから延出されているベルト部材を案内するガイド51、図26および図27に後述する蓋部材のロック爪を保持するノッチ452および蓋部材がカートリッジから開放される場合に蓋部材の回動部を保持する蓋保持部453を有している。なお、ノッチ452および蓋保持部453は、図1ないし図7に示した実施の形態に比較して、左右方向で逆向きに形成される。
【0128】
図26および図27は、図24および図25に示した底ケースおよびカバーと組み合わせられる蓋部材を示す概略図および部分断面図である。
【0129】
図26および図27に示されるように、蓋部材413は、カバー415に形成されたノッチ452と底ケース414に形成されたノッチ432が組立てられることにより提供されるロック穴 (組み立て状態は図示せず) と接続されることで蓋部材413が不所望に開放されることを防止するロック爪460、この蓋部材413が開放された際に、カートリッジ内のRAMディスクが不所望に脱落することを防止する平面部 (トレイ) 461、底ケース414のロケーションホール21に対して所定の位置に形成され、カートリッジに収容されている光ディスクが少なくとも1度カートリッジから取り出されたことを示す取り出し表示孔463、ディスクへのデータの書込みを禁止するライトプロテクタ464ならびにカートリッジの所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔465a,465bを有している。
【0130】
ライトプロテクタ464は、図7を用いて既に説明したブレーキ65と実質的に同一の構成が与えられたブレーキ467により、ディスクへのデータの書き込みを許可する図示しない第1の位置とディスクへのデータの書き込みを禁止する図示しない第2の位置との間を、任意に移動される。なお、ライトプロテクタ464は、たとえば、先の尖ったペンあるいは鉛筆等により、カバー415から底ケース414に向かう方向の荷重が与えられるためのブレーキ解放穴464hを有し、ユーザにより所定の荷重が与えられることによりブレーキ467との接触が解除されて、第1の位置と第2の位置とを、自在に移動可能となる。
【0131】
さらに、蓋部材413の図26において左下方に位置する位置には、図24,図25に示した底ケース414およびカバー415のそれぞれに形成されている蓋保持機構433ならびに蓋保持部453により回転可能に支持され、底ケースとカバーとがカートリッジとして組み立てられた状態で、蓋部材413の回動中心となる支点469が形成されている。なお、支点469は、蓋保持機構433と蓋保持部443とにより支持されることで、蓋部材413を、図1ないし図7に示した実施の形態に比較して逆向きに開放可能とする。
【0132】
カバー415の取り出し表示機構43は、支点469と反対の側すなわち図26において右下方に位置されることから、カートリッジからディスクを取り出すために蓋部材413を回動させる角度は、図1ないし図7に示した例に比較して1/2程度に低減される。
【0133】
また、図18ないし図23に示した例に比較して、光ディスクの記録面と直交する方向に蓋部材が不所望に揺れることが低減されるので、蓋部材413の支点469が損傷してカートリッジから脱落することが防止される。
【0134】
図28および図29には、図6および図7に示した蓋のさらに別の例が示されている。なお、底ケースおよびカバーは、図2ないし図5に示した構成を僅かに変形させることにより容易に提供されることから詳細な説明を省略する。
【0135】
図28および図29に示されるように、蓋部材513は、図示しない底ケースに形成されたノッチと図示しないカバーに形成されたノッチが組立てられることにより提供される図示しないロック穴と接続されることで蓋部材513が不所望に開放されることを防止するロック爪560、蓋部材513が開放された際に、カートリッジ内の光ディスクが不所望に脱落することを防止する案内溝561、図示しないカバーの所定の位置に形成され、カートリッジの光ディスクが少なくとも1度カートリッジから取り出されたことを示す取り出し表示孔563、ディスクへのデータの書込みを禁止するライトプロテクタ564およびカートリッジの所定の条件の検出に利用される第1および第2の貫通孔565a,565bを有している。なお、ライトプロテクタ564は、図27により説明したブレーキ465と実質的に同一の構成が与えられたブレーキ567により、ディスクへのデータの書き込みを許可する図示しない第1の位置とディスクへのデータの書き込みを禁止する図示しない第2の位置との間を、任意に移動される。
【0136】
また、蓋部材513の図28において右下方に位置する位置には、図示しない底ケースおよび図示しないカバーのそれぞれに形成されている蓋保持機構および蓋保持部 (それぞれ、図3および図5に示した構成と同様に形成される) により回転可能に支持され、底ケースとカバーとがカートリッジとして組み立てられた状態で、蓋部材513の回動中心となる支点569が形成されている。
【0137】
支点569は、図示しない底ケースの蓋保持機構と図示しないカバーの蓋保持部とにより支持されることで、蓋部材513を、図1ないし図7に示した実施の形態と同一の方向に開放可能とする。なお、蓋部材513は、ロック爪560による図示しないカートリッジのロック穴との結合が解除されることにより、支点569を回動中心として大きく旋回されるものの、カートリッジ内の光ディスクは、案内溝561により一時的に停止されることから、カートリッジから不所望にディスクが脱落することが防止される。
図30は、図1に示したRAMカートリッジ10において、ライトプロテクタ64が第1の位置10aと第2の位置10bとの間を自在に移動可能とする開口すなわち底ケース14に形成される開口24とカバー15に形成される開口44の特徴を示す部分平面図である。なお、図30 (a) は、底ケース14を図2に示した表面方向から見た状態を示し、また、図30 (b) は、カバー15を図4に示した表面方向から見た状態を示している。
【0138】
図30に示されるように、蓋13のライトプロテクタ64は、たとえば、図7 (a) に示したように (図6,図22,図26あるいは図28のいづれも同様である) 、ブレーキ65と接触されるストッパ64a、ストッパ64aを保持する台座部64bおよび台座部64bから光ディスクの記録面と直交する方向に突出され、図11に示した書き込み検出装置132に対して所定の反射率を提供する表示部64cを含んでいる。
【0139】
台座部64bは、蓋13の所定の位置から延出されたアーム64dの基部 (符号を附さない) を回転中心とした半径R1で示される円弧に沿って移動可能に、形成される。その一方で、表示部64cは、ストッパ64aとブレーキ65により提供され、書き込み禁止を示す第1の位置と書き込み許可を第2の位置との間を移動される。従って、表示部64cは、台座部64bを支持するアームの基部を回転中心とした半径R1の円弧とは異なり、ブレーキ65とストッパ64aとが接触されることでブレーキ65の形状に依存して提供される半径R2の円弧に沿って回動される。
【0140】
このことから、底ケース14に形成される開口24とカバー15に形成される開口44のそれぞれは、半径R1の円弧と半径R2の円弧が合成された形状に、成される。なお、半径R2の円弧は、ブレーキ65とストッパ64aのそれぞれの形状に依存して形成されることから、ブレーキ65とストッパ64aの形状を最適化することで、半径R2と半径R1を同一の円弧とすることもできる。
【0141】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、記録媒体としての光ディスクは、開閉機構を有するRAMカートリッジに収容される。光ディスクは、カートリッジに収容された状態でデータの書き込みが可能であるとともにカートリッジから取り出すことで、読み出し専用のドライブ装置によるデータの再生が可能となる。これにより、あるユーザによりデータが書き込まれた光ディスクのデータを、複数のユーザで共有することができる。
【0142】
RAMカートリッジは、少なくとも一度光ディスクが取り出されたことを表示する表示機構を有することから、一度取り出された光ディスクに、さらにデータを書き込む場合に生じることのある速度の低下等に対する注意事項を、ユーザに報知できる。
【0143】
また、取出し可能な光ディスクは、記録面が一方の面のみに制限されるものの他の一方の面にユーザが任意に目視情報を記録可能な目視情報記録領域を有し、目視情報記録領域にユーザが任意の識別情報を表示可能であることから、取り出した光ディスクがどのカートリッジから取り出されたものであるかを容易に識別可能となる。
【0144】
さらに、RAMカートリッジの蓋部は、カートリッジ本体から開放可能に形成される。ここで、蓋部は、カートリッジに一体に形成されるオートチェンジ機構付きディスクドライブ装置によるオートチェンジ機構のためのグリッパスロットと少なくとも1度ディスクが取り出されたことを示すディスク取り出し表示部とディスクへのデータの書き込みを禁止するライトプロテクトとを含んで、カートリッジ本体から開放される。これにより、光ディスクの外径よりも僅かに大きなRAMカートリッジにおいて、RAMカートリッジに収容されている光ディスクを容易に取り出し可能となる。
【0145】
また、カートリッジの内部を形成する底ケースおよびカバーの内側の面には、光ディスクの記録面と底ケースおよびカバーが擦れることを防止する複数の突起ならびに保護部材が形成されていることから、ディスクをカートリッジから取り出す場合およびカートリッジにディスクを挿入する場合あるいはカートリッジにディスクの記録面と直交する方向の外力が与えられた場合に、ディスクの記録面に傷が付くことが防止される。
【0146】
さらに、蓋部には、不用意に蓋部が開放された場合であっても、カートリッジからディスクが脱落することを防止するディスク保持部が形成されているので、カートリッジに収容されているディスクが不所望に落下して損傷を受けることが防止される。
【0147】
またさらに、ライトプロテクタは、蓋部に一体に形成されたブレーキにより、ディスクへのデータの書き込みを禁止する第1の位置およびデータの書き込みを許可する第2の位置を正確に表示可能であるから、既に書き込まれているデータが、誤って消去されることが防止される。なお、ライトプロテクタは、所定方向から外力が与えられることで容易にブレーキから開放可能に形成されるとともに外力が集約される凹部を有することから、僅かな外力により、データの書き込みを禁止する第1の位置とデータの書き込みを許可する第2の位置との間を、移動される。
【0148】
さらにまた、ディスクカートリッジの表裏の誤挿入の防止は、底ケースのみに提供される非貫通グリッパスロットあるいは正面から見て両サイドの側壁の一方にのみ提供されるインシャーションスロットもしくは底ケースにのみ配置されるディテントピンの当たりのいづれかまたは組み合わせにより達成され、ディスクドライブ装置の形態にかかわらず、背面挿入を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態が適用されるRAMカートリッジを示す概略図。
【図2】図1に示したRAMカートリッジの底ケースの表面の平面図。
【図3】図1に示したRAMカートリッジの底ケースの背面の平面図。
【図4】図1に示したRAMカートリッジのカバーの表面の平面図。
【図5】図1に示したRAMカートリッジのカバーの背面の平面図。
【図6】図1に示したRAMカートリッジの蓋の概略平面図。
【図7】図6に示したRAMカートリッジの蓋の部分断面図。
【図8】図1に示したRAMカートリッジに収容される片面記録光ディスクの概略断面図。
【図9】図8に示した片面記録光ディスクの概略平面図。
【図10】図1ないし図9に示したRAMカートリッジの光ディスクにデータを記録し、光ディスクからデータを再生する光ディスクドライブ装置の概略断面図。
【図11】図10に示した光ディスクドライブ装置の概略平面図。
【図12】図1ないし図7に示したRAMカートリッジの別の実施の形態を示す概略図。
【図13】図12に示したRAMカートリッジの底ケースの表面の平面図。
【図14】図12に示したRAMカートリッジの底ケースの背面の平面図。
【図15】図12に示したRAMカートリッジのカバーの表面の平面図。
【図16】図12に示したRAMカートリッジのカバーの背面の平面図。
【図17】図12ないし図16に示した両面RAMディスクカートリッジに組み込まれるライトプロテクタの一例を示す概略図。
【図18】図1ないし図7に示したRAMカートリッジとは異なる底ケースの表面の平面図。
【図19】図18に示した底ケースの内面の平面図。
【図20】図1ないし図7に示したRAMカートリッジとは異なるカバーの表面の平面図。
【図21】図20に示した底ケースの内面の平面図。
【図22】図18ないし図21に示した底ケースならびにカバーにより提供されるRAMカートリッジに利用される蓋の概略平面図。
【図23】図22に示したRAMカートリッジの蓋の部分断面図。
【図24】図1ないし図7に示したRAMカートリッジとは異なる底ケースの内面の平面図。
【図25】図1ないし図7に示したRAMカートリッジとは異なるカバーの内面の平面図。
【図26】図24および図25に示した底ケースならびにカバーにより提供されるRAMカートリッジに利用される蓋の概略平面図。
【図27】図26に示したRAMカートリッジの蓋の部分断面図。
【図28】図6および図7に示した蓋とは異なる蓋部材の概略平面図。
【図29】図28に示したRAMカートリッジの蓋の部分断面図。
【図30】図1に示したRAMカートリッジのライトプロテクタが第1の位置と第2の位置との間を自在に移動可能とする底ケースに形成される開口とカバーに形成される開口の特徴を示す部分平面図。
【符号の説明】
1 …光ディスク、
2 …ディスク媒体、
3 …ハブ、
4 …反射層、
5 …相変化型記録層、
6 …保護層、
7 …目視情報表示領域、
8 …インデックスエリア、
10 …RAMカートリッジ (ディスク取り出し機構付きRAMディスクカートリッジ) 、
10a…第1の位置、
10b…第2の位置、
11 …カートリッジ本体、
11a…窓、
12 …シャッタ、
13 …蓋、
14 …底ケース、
15 …カバー、
16 …ガイド溝、
20 …開口部、
21 …ロケーションホール、
22 …アライメントホール、
23 …取り出し表示孔、
24 …開口、
25a…第1の貫通孔、
25b…第2の貫通孔、
26 …グリッパスロット、
27 …シャッタガイド、
30 …リブ、
31 …ガイド、
32 …ノッチ、
33 …蓋保持機構、
40 …開口部、
43 …取り出し表示機構、
43a…遮蔽体、
44 …開口、
45a…第1の貫通孔、
45b…第2の貫通孔、
46 …グリッパスロット、
47 …シャッタガイド、
48 …メッセージエリア、
49 …ラベル貼付部、
51 …ガイド、
52 …ノッチ、
53 …蓋保持部、
60 …ロック爪、
61 …支点突起、
62 …ロックアーム、
63 …ディスク取り出し表示孔、
64 …ライトプロテクタ、
64a…ストッパ、
65 …ブレーキ、
100 …ドライブ装置 (光ディスクドライブ装置) 、
101 …装置本体、
102 …ベース、
103 …第1の側壁、
104 …第2の側壁、
105 …中間ベース、
106 …開口、
107 …カートリッジ挿脱口、
108 …カートリッジホルダ、
108a…圧縮ばね、
109a…第1のガイド壁、
109b…第2のガイド壁、
110 …カートリッジ押え、
111 …シャッターオープナ、
112 …補助突起、
113 …スピンドルモータ、
114 …昇降機構、
115 …ターンテーブル、
120 …光ヘッド装置、
121 …リニアモータ、
122 …キャリッジ、
123 …ガイドレール、
124 …対物レンズ、
131 …ディスク取り出し検出装置、
132 …書き込み検出装置。

Claims (8)

  1. 中心付近に形成された開口部から記録装置に挿入される方向に位置する一端部に向けて放射状に延出され、前記開口部からの距離が増大されるにつれて周辺の平面部から突出される突出量が増大された複数の突起部を有し、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体と前記平面部とディスク媒体とが接触することを防止しながら前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、
    前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段と前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向と対向する側の側面の近傍の一点を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    を有するディスクカートリッジ。
  2. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、
    前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向と対向する側の側面と接する角部であって、前記ディスク排出報知手段から離れた角部を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    を有するディスクカートリッジ。
  3. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体を外部からの保持手段により保持可能とするために前記カートリッジ本体の所定の位置に形成された凹部と、
    前記カートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記凹部とともに前記カートリッジ本体が記録装置に挿入される方向に位置する一端部を除いた3側面のいづれかに設定された一点を軸として開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    を有するディスクカートリッジ。
  4. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段と前記ディスク媒体が不用意に脱落することを防止するディスク案内手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    を有するディスクカートリッジ。
  5. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段と前記ディスク媒体が不用意に脱落することを防止するために前記ディスク媒体を保持するディスク保持手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    を有するディスクカートリッジ。
  6. 中心付近に形成された開口部から記録装置に挿入される方向に位置する一端部に向けて放射状に延出され、前記開口部からの距離が増大されるにつれて周辺の平面部から突出される突出量が増大された複数の突起部を有し、相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域とを有するディスク媒体を外部に排出可能であって、前記ディスク媒体と前記平面部とディスク媒体とが接触することを防止しながら前記ディスク媒体を収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体から前記ディスク媒体が、少なくとも1度、外部に排出されたことを報知するディスク排出報知手段を含み、このディスク排出報知手段とともに前記カートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、を有するディスクカートリッジ。
  7. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域およびディスク媒体の材質よりも反射率が低くかつ目視可能なデータの書き込みにより提供される書き込み媒体が残留可能な摩擦係数が与えられた書き込み可能領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体の相変化型記録層と直交する方向の2側面のいづれか一方に逆方向の挿入を阻止する凹部が形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    前記カートリッジ本体と一体に形成され、前記ディスク媒体の記録面と直交する方向の外力が与えられることで前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込み禁止を示す第1の位置と前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込みを許可する第2の位置との間を移動可能な書き込み条件設定手段と、
    を有するディスクカートリッジ。
  8. 相変化型記録層とこの相変化型記録層に対向する側の面に形成された目視情報記録領域およびディスク媒体の材質よりも反射率が低くかつ目視可能なデータの書き込みにより提供される書き込み媒体が残留可能な摩擦係数が与えられた書き込み可能領域とを有するディスク媒体を、外部に排出可能に形成され、前記ディスク媒体の相変化型記録層と直交する方向の2側面のいづれか一方に逆方向の挿入を阻止する凹部が形成され、前記ディスク媒体を密閉可能に収容するカートリッジ本体と、
    このカートリッジ本体に対して開閉可能に形成され、前記ディスク媒体の前記カートリッジ本体からの取り出しならびに再挿入を可能とする蓋部材と、
    前記カートリッジ本体と一体に形成され、前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込み禁止を示す第1の位置と前記カートリッジに収容されている前記ディスク媒体への情報の書き込みを許可する第2の位置との間を移動可能な書き込み条件設定手段と、
    この書き込み条件設定手段が前記第1の位置と前記第2の位置との間を不所望に移動することを抑止する移動禁止手段と、
    を有するディスクカートリッジ。
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