JP3626106B2 - 筒状容器製造機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、扁平に折り畳まれたカートンを、一端が蓋体で閉塞された筒状容器に形成する中間品成形機能と、前記筒状容器の他端開放部を他方の蓋体で閉塞する最終製品成形機能の二機能を具備する包装機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図10は、扁平に折り畳まれたカートンを開口してこれに内容物を充填する作業に用いられる包装機の従来例の平面図である。
【0003】
扁平に折り畳まれたカートン(11)(11)は水平方向に重ね合わされた状態でカートンマガジン(12)に載置されており、該カートンマガジン(12)から取り出されたカートン(11)(図10のAの状態にある)は成形装置(14)内で下端開放部が下蓋(図示せず)で閉塞された筒状容器(21)(図10のBの状態)となり、これが成形装置(14)からコンベヤ(23)に供給される。
【0004】
コンベヤ(23)で搬送される上端開放の筒状容器(21)には、充填ステーション(25)に於いて内容物が手作業で充填され、これがコンベヤ(23)の下流端まで搬送される。そして、コンベヤ(23)の下流端に到達した筒状容器(21)は蓋閉め装置(17)に供給されると共に、該蓋閉め装置(17)内で筒状容器(21)の上端開放部に上蓋(20)が取り付けられ、これにより、筒状容器(21)内に内容物が充填された製品(26)(Dの状態)が完成してこれが排出コンベヤ(27)で下流側に搬送される。
【0005】
しかしながら、上記従来のものでは、扁平に折り畳まれたカートン(11)を筒状に成形してこれに下蓋を施す為の成形装置(14)と、内容物が充填された筒状容器(21)の上端開放部に上蓋(20)を施す為の蓋閉め装置(17)とを、別々に設ける必要がある。この場合、成形装置(14)と蓋閉め装置(17)は筒状容器(21)の端部を蓋体で閉塞する点で共通機能を備えているにも関わらず、これら共通機能を具備する成形装置(14)と蓋閉め装置(17)とを別々に設けることから機械全体が大型化し、コスト高の原因にもなるという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、扁平に折り畳まれたカートンから、一端閉塞の筒状容器(21)を成形する機能と、該筒状容器(21)の他端開放部を蓋体で閉塞する機能とを兼備する包装機を提供できるようにして、機械全体の小型化とコストダウンを図り得るようにすることを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
[1項]
上記課題を解決するための本発明の技術的手段は、
『カートン受容ステーション(91)と、中間品受容ステーション(92)と、蓋装着ステーション(94)と、更に、排出ステーション(96)とを、この順序で巡回移動する容器ホルダ(50)と、
カートンマガジン(12)から取り出した扁平な折り畳み状態にあるカートン(11)を上下開放の筒状体に成形した後に該筒状体を前記カートン受容ステーション(91)に位置する前記容器ホルダ(50)に供給する筒状体供給装置(41)と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の上端開放部に蓋体を装着することによって筒状容器(21)を造る蓋装着装置(81)と、
前記排出ステーション(96)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状容器(21)を貯留部(97)へ取り出す取出装置(66)と、
前記貯留部(97)に貯留された前記筒状容器(21)(21)群を、前記蓋体で閉塞された端部が下になるように起立させた状態でストックすると共に該ストックされた前記筒状容器(21)を前記中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する中間品供給装置(61)と、
中間品成形動作と最終品成形動作を切り替える動作切替手段と、
前記動作切替手段が前記中間品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記中間品供給装置(61)を停止させた状態で前記筒状体供給装置(41)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる一方、前記動作切替手段が前記最終品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記筒状体供給装置(41)を停止させた状態で前記中間品供給装置(61)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる制御装置を備えた』ことである。
【0008】
上記技術的手段は次のように作用する。
動作切替手段が中間品成形動作側に切り替えられた状態で各部の動作が始まると、容器ホルダ(50)は、カートン受容ステーション(91)→中間品受容ステーション(92)→蓋装着ステーション(94)→排出ステーション(96)の順序で繋がる循環路に沿って巡回移動する。
【0009】
又、前記中間品供給装置(61)が停止状態に維持される一方、その他の筒状体供給装置(41),蓋装着装置(81)及び取出装置(66)が作動する。
次に、上記筒状体供給装置(41)等の動作を詳述する。
【0010】
筒状体供給装置(41)は、カートンマガジン(12)から折り畳み状態にあるカートン(11)を取り出すと共に、これを上下開放の筒状体に成形したうえで、カートン受容ステーション(91)に位置する容器ホルダ(50)に供給する。又、蓋装着装置(81)は、上記カートン受容ステーション(91)から蓋装着ステーション(94)へ移動した容器ホルダ(50)に保持されている前記筒状体の上端開放部に蓋体を装着することによって片蓋付きの筒状容器(21)を造る。更に、取出装置(66)は、上記蓋装着ステーション(91)から排出ステーション(96)へ移動した容器ホルダ(50)に保持されている片蓋付きの筒状容器(21)を貯留部(97)へ取り出す。
【0011】
そして、これらの動作が繰り返されると、一端が蓋体で閉塞された片蓋付きの筒状容器(21)(21)が貯留部(97)に多数貯留された状態になり、これにより、片蓋付きの筒状容器(21)(21)を成形する中間品成形動作が完了する。
【0012】
次に、上記貯留部(97)に貯留された片蓋付きの筒状容器(21)(21)を上下反転させた状態でこれを中間品供給装置(61)に移し替える。尚、この移し替えは、手作業で行うか又は別途設けた移送装置等で自動的に行なう。これにより、筒状容器(21)(21)は、上端開放状態で中間品供給装置(61)にストックされる。そして、上記筒状容器(21)内には、これを上記中間品供給装置(61)にストックする前後に於いて内容物を手作業で充填しておく。
【0013】
すると、中間品供給装置(61)には、上方開放の筒状容器(21)に内容物が充填された中間品が適宜数ストックされた状態になる。
次に、動作切替手段が最終成形動作側に切り替わった状態で各部の動作が開始されると、容器ホルダ(50)は上記中間品成形動作時と同様に巡回移動する。又、前記筒状体供給装置(41)は停止状態に維持される一方、前記中間品供給装置(61)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)が作動する。
【0014】
すると、中間品供給装置(61)は、これにストックされた中間品、即ち、内容物が充填された上端開放の筒状容器(21)(21)を、中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する。そして、この中間品受容ステーション(92)からの容器ホルダ(50)がその下流側の蓋装着ステーション(94)に到達すると、該容器ホルダ(50)に保持された筒状容器(21)の上端開放部には既述と同様に蓋装着装置(81)で蓋体が取り付けられる。これにより、筒状容器(21)の上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。そして、該最終製品が容器ホルダ(50)に保持された状態で排出ステーション(96)に到達すると、これが既述と同様に取出装置(66)によって貯留部(97)に取り出される。
【0015】
[2項]
上記課題を解決する為の他の技術的手段は、
『カートン受容ステーション(91)と、中間品受容ステーション(92)と、蓋装着ステーション(94)と、更に、排出ステーション(96)とを、この順序で巡回移動する容器ホルダ(50)と、
カートンマガジン(12)から取り出した扁平な折り畳み状態にあるカートン(11)を上下開放の筒状体に成形した後に該筒状体を前記カートン受容ステーション(91)に位置する前記容器ホルダ(50)に供給する筒状体供給装置(41)と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の下端開放部に蓋体を装着することによって筒状容器(21)を造る第2蓋装着装置と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の上端開放部に蓋体を装着する蓋装着装置(81)と、
前記排出ステーション(96)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状容器(21)を貯留部(97)へ取り出す取出装置(66)と、
前記貯留部(97)に貯留された前記筒状容器(21)(21)群を、前記蓋体で閉塞された端部が下になるように起立させた状態でストックすると共に該ストックされた前記筒状容器(21)を前記中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する中間品供給装置(61)と、
中間品成形動作と最終品成形動作を切り替える動作切替手段と、
前記動作切替手段が前記中間品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記中間品供給装置(61)を停止させた状態で前記筒状体供給装置(41)と第2蓋装着装置と取出装置(66)を作動させる一方、前記動作切替手段が前記最終品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記筒状体供給装置(41)を停止させた状態で前記中間品供給装置(61)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる制御装置を備えた』ことである。
【0016】
このものでは、動作切替手段が中間品成形動作側に切り替えられた状態で各部の動作が始まると、既述1項のものと同様に、筒状体供給装置(41)と取出装置(66)が作動する。一方、この動作時には、第2蓋装着装置が作動し、これにより、蓋装着ステーション(94)に到達した容器ホルダ(50)に保持された筒状体の下端開放部に蓋体が装着される。従って、下端開放部に蓋体が装着された片蓋付きの筒状容器(91)が貯留部(97)に貯留される。よって、この上端が開放した筒状容器(91)に内容物を適宜充填し、その後、内容物が充填され筒状容器(91)を中間品供給装置(61)にストックさせる。
【0017】
その後、動作切替手段が最終品成形動作側に切り替えられると、既述1項のものと同様に、上記中間品供給装置(61)がこれにストックされた上端開放の筒状容器(21)(21)を中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する。そして、この中間品受容ステーション(92)からの容器ホルダ(50)がその下流側の蓋装着ステーション(94)に到達すると、該容器ホルダ(50)に保持された筒状容器(21)の上端開放部には蓋装着装置(81)で蓋体が取り付けられる。これにより、筒状容器(21)の上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。そして、該最終製品が容器ホルダ(50)に保持された状態で排出ステーション(96)に到達すると、既述1項のものと同様に、上記最終製品が取出装置(66)によって貯留部(97)に取り出される。
【0018】
このものでは、動作切替手段が中間品成形動作側に切り替えられているときには、下端に蓋体が装着された筒状容器(21)(21)が成形されるから、これを上下反転させることなく、そのまま中間品供給装置(61)に移し替えて以後の動作を行わせても、上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。
【0019】
【発明の効果】
本発明は、上記構成であるから次の特有の効果を有する。
動作切替手段の切り替えにより、扁平に折り畳まれたカートンから片蓋付きの筒状容器(21)を成形する動作と、該筒状容器(21)の他端開放部を他の蓋体で閉塞する動作とを選択的に実行させることができる。従って、これら両動作を各別に実行する二種類の装置(既述成形装置(14)と蓋閉め装置(17))が必要であって既述従来のものに比べて機械全体が小型になると共にコストダウンを図ることができる。
【0020】
2項のものでは、既述したように、片蓋付きの筒状容器(21)(21)を上下反転させることなく、そのまま中間品供給装置(61)に移し替えて以後の動作を行わせても、上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、上記した本発明の実施例を図面に従って詳述する。
図1は、本発明の実施の形態に係る筒状容器製造機を示す平面図である。
この筒状容器製造機は、カートン受容ステーション(91)→中間品受容ステーション(92)→糊付けステーション(93)→蓋装着ステーション(94)→蓋部仕上げステーション(95)→排出ステーション(96)をこの順序で巡回移動する容器ホルダ(50)(50)が配設されたターンテーブル(31)を備えている。又、上記カートン受容ステーション(91)にカートン(11)を供給する筒状体供給装置(41)と、上記中間品受容ステーション(92)に内容物が充填された中間品(22)(22)を供給する為の中間品供給装置(61)と、糊付けステーション(93)に配設された糊付け装置糊付け装置(71)と、蓋装着ステーション(94)に配設された蓋装着装置(81)と、蓋部仕上げステーション(95)に配設された蓋部仕上げ装置(76)と、更に排出ステーション(96)に配設された取出装置(66)が設けられている。以下、各部の詳細を説明する。
【0022】
[ターンテーブル(31)について]
図1に示すように、中心軸(32) を回転中心として60度単位で間欠回転するターンテーブル(31)には、周方向に60度間隔で配設された容器ホルダ(50)(50)が設けられている。
【0023】
図2に示すように、各容器ホルダ(50)は、支持スタンド(54)で支持された上下一対のカートン抱持枠(51)(52)を備えていると共に、該カートン抱持枠(51)(52)は同一構造を具備する円環状に形成されている。
カートン抱持枠(51)は、全体としてリング状に組み合わされる半円状の抱持アーム(511)(512)の一端相互を支軸(513)で回動自在に軸支したものである。
【0024】
上記抱持アーム(511)(512)の支軸(513)側の端部は上下に重ね合わせられていると共に、これら抱持アーム(511)(512)の上記支軸(513)側の端部からは、第1,第2リンク(56)(57)が各別に突出している。そして、これら第1,第2リンク(56)(57)の先端に支軸(55)(55)で回動自在に連結された第2,第3リンク(58)(59)の入力側端部(40)にはシリンダ(53)のピストンロッド(530)が連結されている。そして、上記第1,第2リンク(56)(57)及び第2,第3リンク(58)(59)によって四節リンクが構成されている。従って、図3の実線で示すように容器ホルダ(50)が閉成されている。シリンダ(53)のピストンロッド(530)を進出させると、抱持アーム(511)(512)が支軸(531)を中心として離反方向に開回動し、これにより、同図の想像線で示すように、容器ホルダ(50)が開放状態になる。一方、容器ホルダ(50)が開放しているときにシリンダ(53)のピストンロッド(530)を後退させると、抱持アーム(511)(512)が相互に接近する方向に回動して実線で示す閉状態になる。
【0025】
[筒状体供給装置(41)について]
カートン受容ステーション(91)に位置する筒状体供給装置(41)は、図7に示すように扁平に折り畳まれた上下開放の紙製のカートン(11)(11)を多数水平方向に重ねた状態でストックするカートンマガジン(12)を備えている。又、この筒状体供給装置は、前記カートンマガジン(12)にストックされたカートン(11)の表面を吸着した状態でこれをカートン受容ステーション(91)の容器ホルダ(50)に供給する既述第1吸着ヘッドたる吸盤(35)を備えたカートン取出アーム(33)と、カートン受容ステーション(91)の容器ホルダ(50)部分に到達したカートン(11)の裏面(上記吸盤(35)の吸着面と反対側の面)に吸着する既述第2吸着ヘッドたる吸盤(36)を備えている。そして、上記吸盤(36)内は、これに接続された図示しないバキューム装置によって必要に応じて負圧状態に維持されるようになっている。
【0026】
上記カートン取出アーム(33)は、支軸(333)部分で相対回動自在に結合された基端側アーム(331)と先端側アーム(332)とから構成されており、これにより、先端側アーム(332)の先端に取り付けられた吸盤(35)で吸着したカートン(11)をカートンマガジン(12)から上記容器ホルダ(50)部分まで移送し得るようになっている。
【0027】
一方、図1,図2に現れる吸盤(36)(36)は、Y字状パイプ(37)(図2参照)の分岐先端部に取り付けられていると共に、該Y字状パイプ(37)は図示しないバキューム装置に接続されている。従って、該バキューム装置を作動させると必要に応じて吸盤(36)(36)内が負圧状態になる。
【0028】
又、上記吸盤(36)(36)は、容器ホルダ(50)部分まで移送されたカートン(11)を吸着している吸盤(35)(35)から離反する方向(カートン(11)の表裏のシートを引き離す方向)にY字状パイプ(37)と共に移動し得るようになっている。このため、上記Y字状パイプ(37)は、これを上記離反する方向に移動させる為の図示しない駆動装置に連結されており、カートン(11)の表裏を吸着した吸盤(35)(35)と吸盤(36)(36)を相互に離反する方向に移動させると、該カートン(11)が楕円筒状の半開状態(図2参照)になる。
【0029】
更に、筒状体供給装置(41)には、上記半開状態となったカートン(11)の上下端開口部に押し込んで該カートン(11)を円筒状に広げる為のマンドレル(43)(46)が上下に対向する態様で配設されていると共に、各マンドレル(43)(46)のカートン(11)側の先端部(44)(47)は先細り状に形成されている。カートン(11)の端部開口に円滑に挿入できるようにする為である。
【0030】
そして、上記マンドレル(43)(46)は、図示しない駆動装置によって、互いに接離する方向に移動される構成となっている。
尚、カートン受容ステーション(91)に配設されたマンドレル(43)(46)とY字状パイプ(37)は、上記ターンテーブル(31)の半径方向の外側の固定部に配設されている。
【0031】
[中間品供給装置(61)について]
中間品受容ステーション(92)に配設された中間品供給装置(61)は、中間品(22)(22)を起立させた状態でストックするストック部(63)からその下流側の中間部(65)に向けて順次低くなるように傾斜している。又、ストック部(63)から中間部(65)に至る領域の底面は、本実施の形態ではローラコンベヤ状に形成されており、これにより、該ローラ状に形成された底面を中間品(22)(22)が滑り降りるように移動し、これにより、中間品(22)が中間部(65)部分に自然に搬送されるようになっている。又、中間部(65)には排出待機部(67)が連設されており、該排出待機部(67)の下流端が中間品供給装置(61)の出口(64)となっている。そして、中間部(65)には、該中間部(65)に位置する中間品(22)を排出待機部(67)側に押し出す為の第1プッシャ(68)が設けられていると共に、排出待機部(67)に位置する中間品(22)を出口(64)から外部に押し出す為の第2プッシャ(69)が設けられている。
【0032】
尚、中間品受容ステーション(92)に於いては、中間品供給装置(61)の出口(64)から押し出される中間品(22)は、図示しない案内テーブル上を滑るように移動しながら、開放状態にある容器ホルダ(50)内に押し込まれるようになっている。
【0033】
[糊付け装置(71)について]
図1,図4に示すように、糊付けステーション(93)に配設された糊付け装置(71)の先端には、円盤状の糊噴射ノズル(72)が設けられていると共に、該糊噴射ノズル(72)の外周全域には糊噴射孔(73)(73)が形成されている。又、糊付け装置(71)は全体的に昇降し得るように構成されており、図4の想像線で示すように、筒状容器(21)内に糊噴射ノズル(72)を降下させた状態で糊噴射孔(73)(73)から接着糊を噴射させると、該筒状容器(21)の内周に接着糊が吹付けられる。
【0034】
[蓋装着装置(81)について]
図1,図5に示すように、蓋装着ステーション(94)に配設される蓋装着装置(81)は、容器ホルダ(50)で保持された筒状容器(21)の上端開口部よりも一回り大きな外形を有する蓋板(89)(89)を積層状態でストックする蓋板ストック部(86)と、該蓋板ストック部(86)の下端開口から蓋板(89)を水平方向に押し出す蓋板押し出しシリンダ(87)と、該押し出された蓋板(89)を容器ホルダ(50)で保持された筒状容器(21)や中間品(22)の上端開放部に押し込む蓋嵌入プッシャ(82)とを備えている。
【0035】
従って、容器ホルダ(50)で保持された筒状容器(21)が蓋装着ステーション(94)に到達したときに、該筒状容器(21)の上方空間に蓋板(89)を蓋板押し出しシリンダ(87)で押し出すと共に、該押し出された蓋板(89)を蓋嵌入プッシャ(82)で筒状容器(21)の内部に強制的に押し込むと、筒状容器(21)の開口周縁部に蓋板(89)の外周縁が当接して自然に屈曲すると共に、更に蓋嵌入プッシャ(82)で蓋板(89)を押し込むと筒状容器(21)の上端内周部(糊付けステーション(93)で糊付けされている)に蓋板(89)が強制的に押し込まれる。
【0036】
[蓋部仕上げ装置(76)について]
図1,図6に示すように、蓋部仕上げステーション(95)に配設された蓋部仕上げ装置(76)は、筒状容器(21)の上端部とこれに嵌入された蓋板(89)(既述蓋体に対応する)の周縁起立部(890)を挟圧する一対の挟圧ローラ(77)(78)を備えている。そして、上記筒状容器(21)と蓋板(89)の周縁起立部(890)を前記挟圧ローラ(77)(78)で挟圧した状態で、これら挟圧ローラ(77)(78)を一体的に筒状容器(21)の周縁に沿って旋回させると、蓋板(89)と筒状容器(21)の糊付け部が挟圧されて確実な糊付けが行える。
【0037】
[取出装置(66)について]
図1に示すように、排出ステーション(96)に配設された取出装置(66)は、容器ホルダ(50)に保持された筒状容器(21)や中間品(22)を排出コンベヤ(27)上に押し出す押し出しアーム(660)を備えていると共に、該押し出しアーム(660)はシリンダ(661)で往復移動されるようになっている。従って、排出ステーション(96)に位置する容器ホルダ(50)を開放させた状態で押し出しアーム(660)を図1の待機位置から排出コンベヤ(27)側に移動させると、前記容器ホルダ(50)に保持されていた筒状容器(21)や中間品(22)が排出コンベヤ(27)上に移し替えられる。
【0038】
尚、排出ステーション(96)に於いては、容器ホルダ(50)に保持された筒状容器(21)の下端に対して微小間隔を置いて対向する案内テーブル(図示せず)が設けられており、これにより、開放した容器ホルダ(50)に保持されていた筒状容器(21)が上記押し出しアーム(660)で押されることによって上記載置テーブル上を滑るように移動しながら排出コンベヤ(27)上に移し替えられるようになっている。
【0039】
[コントロールボックスについて]
上記筒状容器製造機の操作部に設けられたコントロールボックス(18)には、図8に示すように、運転スイッチ(180)と中間品成形スッチ(181)と最終品成形スイッチ(182)が設けられており、カートンマガジン(12)から取り出した扁平なカートン(11)を一端閉塞の片蓋付きの筒状容器(21)に成形する場合には中間品成形スッチ(181)を操作する。一方、後述するように内容物を充填した筒状容器(21)の一端開放部を蓋体で閉塞して最終製品を造るときには最終品成形スイッチ(182)を投入する。
【0040】
[動作の実際]
上記筒状容器製造機には、図9に示す動作制御を実行する制御装置が組み込まれている。
次に、上記筒状容器製造機の動作の実際を図9に従って説明する。
【0041】
先ず、ステップ(ST1)で運転スイッチ(180)が投入されたことが確認されると、ステップ(ST2)で初期設定動作を実行する。即ち、カートン受容ステーション(91)〜排出ステーション(96)の夫々に容器ホルダ(50)(50)が位置するまでターンテーブル(31)を回転させてこれを停止させる。又、筒状体供給装置(41),中間品供給装置(61),糊付け装置(71),蓋装着装置(81),蓋部仕上げ装置(76)及び取出装置(66)等を初期状態にセットする。
【0042】
次に、ステップ(ST3)で中間品成形スッチ(181)の投入が確認されると、ステップ(ST4)に於いてターンテーブル(31)を60度だけ回転させて停止させる。
次に、ステップ(ST5)に於いて、カートン受容ステーション(91),糊付けステーション(93),蓋装着ステーション(94),蓋部仕上げステーション(95)及び排出ステーション(96)での処理を夫々実行する。尚、中間品成形スッチ(181)が投入されたときには、中間品受容ステーション(92)に於ける中間品供給装置(61)は停止状態に維持される。
【0043】
カートン受容ステーション(91)では、既述したように容器ホルダ(50)を構成するカートン抱持枠(51)(52)が開放されると共に、筒状体供給装置(41)のカートン取出アーム(33)がカートンマガジン(12)から扁平に折り畳まれたカートン(11)を吸盤(35)(35)で吸着して取り出す。そして、この扁平に折り畳まれたカートン(11)を、開放状態にあるカートン抱持枠(51)(52)内まで移動させ、その後、図2で示すように、Y字状パイプ(37)の吸盤(36)(36)をカートン(11)の片面に吸着させると共に、該吸盤(36)(36)を吸盤(35)(35)から離反する方向にY字状パイプ(37)と共に移動させ、これにより、同図の如くカートン(11)を楕円筒状に半開させる。そして、この状態でマンドレル(43)(46)をカートン(11)の上下端の開口部に強制的に押し込んで該端部開放部を円形に拡大させる。この後、カートン抱持枠(51)(52)を閉じると、該カートン抱持枠(51)(52)でカートン(11)の外周が円筒状に拘束された状態に抱持され、これにより、該カートン(11)が円筒状に保形され、その後、マンドレル(43)(46)が初期位置に向けて離反動作してカートン(11)から脱出する。
【0044】
糊付けステーション(93)に設けられた糊付け装置(71)は、カートン受容ステーション(91)で容器ホルダ(50)にセットされた筒状容器(21)(カートン(11)が円筒状に開口したもの)が糊噴射ノズル(72)の下方に到達したときに該糊噴射ノズル(72)を想像線(図4参照)で示す位置まで降下させる。そして、この状態で該糊噴射ノズル(72)の糊噴射孔(73)(73)から接着糊を噴射し、これを筒状容器(21)の上部内周に吹付け、その後、該糊噴射ノズル(72)を初期位置まで上昇させる。
【0045】
蓋装着ステーション(94)の蓋装着装置(81)は、糊付けステーション(93)で糊吹きされた筒状容器(21)の上端開口に蓋板(89)を嵌入する。即ち、押込みヘッド(84)の下方に筒状容器(21)が到達すると、蓋板ストック部(86)にストックされた蓋板(89)(89)の最下部の蓋板(89)が前記筒状容器(21)の上方に蓋板押し出しシリンダ(87)で押し出され、その後、蓋嵌入プッシャ(82)のピストンロッド(83)が進出する。すると、該ピストンロッド(83)の下端に取り付けられた押込みヘッド(84)が蓋板(89)を強制的に筒状容器(21)の上記糊吹き部に押し込んだ後、該押込みヘッド(84)が初期位置まで上昇する。
【0046】
蓋部仕上げステーション(95)の蓋部仕上げ装置(76)は、上端が蓋板(89)で閉塞された筒状容器(21)がこれの下方対向位置に到達すると、該筒状容器(21)と蓋板(89)の周縁起立部(890)を挟圧ローラ(77)(78)で挟圧し、この状態で挟圧ローラ(77)(78)を一体的に筒状容器(21)の周縁に沿って旋回させる。これにより、上記周縁起立部(890)と筒状容器(21)を確実に固定する。
【0047】
排出ステーション(96)の取出装置(66)は、上端が蓋板(89)で閉塞された筒状容器(21)を、容器ホルダ(50)から排出コンベヤ(27)に移し替える。即ち、図3に示すシリンダ(53)のピストンロッド(530)を進出させて抱持アーム(511)(512)を離反方向に回動させることによってカートン抱持枠(51)(52)を開放させると共に、取出装置(66)のシリンダ(661)で押し出しアーム(660)を排出コンベヤ(27)方向に移動させる。すると、該押し出しアーム(660)で筒状容器(21)の胴部が押されてこれが排出コンベヤ(27)上に移し替えられる。
【0048】
そして、上記筒状容器(21)は排出コンベヤ(27)によって貯留部(97)に搬送される。
そして、図9のステップ(ST4)〜(ST6)を繰り返すと、ターンテーブル(31)が60度ピッチで間欠回転しながら、上記カートン受容ステーション(91)等の各ステーションでの処理が繰り返され、これにより、貯留部(97)に多数の筒状容器(21)(21)がストックされる。
【0049】
そして、貯留部(97)にストックされた筒状容器(21)(21)を上下反転させることによって上端開放状態にし、この状態の筒状容器(21)内に菓子等の内容物を手作業で充填すると、上記筒状容器(21)(21)内に内容物が充填された中間品(22)(22)が得られ、該中間品(22)(22)を中間品供給装置(61)のストック部(63)に手作業で移し替える。すると、筒状容器(21)(21)に内容物が充填された中間品(22)(22)が上記ストック部(63)にストックされた状態になる。その後、コントロールボックス(18)の運転スイッチ(180)が再投入されて運転停止操作が行われると、各部が停止し、これにより、中間品成形作業が完了する。
【0050】
次に、運転スイッチ(180)を再投入すると共に最終品成形スイッチ(182)を投入すると、ターンテーブル(31)が上記と同様に間欠回転すると共に、中間品受容ステーション(92),糊付けステーション(93),蓋装着ステーション(94),蓋部仕上げステーション(95)及び排出ステーション(96)での処理が実行される。尚、この場合は筒状体供給装置(41)は作動停止状態に保持される(ステップ(ST8)〜(ST10))。
【0051】
中間品受容ステーション(92)では、容器ホルダ(50)のカートン抱持枠(51)(52)が開放されると共に、第2プッシャ(69)が作動して中間品(22)(上端開放の筒状容器(21)に内容物が充填されたもの)が開放状態にある上記カートン抱持枠(51)(52)内に移し替えられる。即ち、第2プッシャ(69)が中間品(22)の胴部を押してこれをカートン抱持枠(51)(52)内に移動させる。この後カートン抱持枠(51)(52)が閉じられる。
【0052】
そして、上記カートン抱持枠(51)(52)から成る容器ホルダ(50)に保持された中間品(22)が、カートン受容ステーション(91)から排出ステーション(96)に向って移送されると、既述と同様に糊付け装置(71),蓋装着装置(81),蓋部仕上げ装置(76)及び取出装置(66)が作動し、これにより、上下両端が蓋板(89)(89)で閉塞された製品(26)(26)が貯留部(97)にストックされる。
【0053】
このように、本発明の筒状容器製造機では、中間品成形スッチ(181)と最終品成形スイッチ(182)から構成される動作切替手段で作業動作を切り替えることにより、一端が蓋板(89)で閉塞された蓋付きの筒状容器(21)(21)を多数製作した後、これに手作業で内容物を充填して中間品(22)(22)を造る作業と、該中間品(22)(22)を中間品受容ステーション(92)から供給してその上端開放部を蓋板(89)で閉塞する作業とが、共通の機械で実行できる。従って、従来例として開示した図10の装置のように成形装置(14)と蓋閉め装置(17)を各別に組み込む必要がない。
【0054】
尚、上記実施の形態では、蓋装着ステーシン(94)には、筒状容器(21)の上端開放部にのみ蓋板(89)を装着する蓋装着装置(81)を配設したが、更に、前記蓋装着装置(81)を上下反転させた構造の第2蓋装着装置を蓋装着ステーション(94)の下方に配設し、これら第2蓋装着装置と蓋装着装置(81)を択一的に作動させるようにしてもよい(既述2項の発明に対応する)。
【0055】
即ち、動作切替手段を構成する中間品成形スイッチ(181)が操作された状態で各部の動作が始まると、筒状体供給装置(41)と取出装置(66)が作動する一方、第2蓋装着装置が作動し、これにより、蓋装着ステーション(94)に到達した容器ホルダ(50)に保持された筒状体の下端開放部に蓋体を装着する。又、動作切替手段を構成する最終品成形スイッチ(182)が操作された状態で各部の動作が開始されると筒体供給装置(41)が停止した状態に維持される。そして、中間品供給装置(61)がこれにストックされた上端開放の筒状容器(21)(21)を中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給すると共に、蓋装着ステーション(94)に到達した筒状容器(21)の上端開放部に蓋装着装置(81)が蓋体を取り付け、これが取出装置(66)で排出コンベヤ(27)側に押し出される。これにより、筒状容器(21)の上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。
【0056】
したがって、このものでは、動作切替手段を構成する中間品成形スイッチ(181)が操作されたときには、下端に蓋体が装着された筒状容器(21)(21)が成形されるから、これを上下反転させることなく、そのまま中間品供給装置(61)に移し替えて以後の動作を行わせても、上下端が蓋体で閉塞された最終製品が得られる。
【0057】
又、上記実施の形態では、中間品成形スイッチ(181)と最終品成形スイッチ(182)を手動で切り替えるようにしたが、制御装置に格納された制御プログラムによって中間品成形動作と最終品成形動作を自動的に切り替えるようにしても良い。
【0058】
又、上記実施の形態では、貯留部(97)に貯留された筒状体(21)を中間品供給装置(61)のストック部(63)に手作業で移し替えるようにしたが、これをコンベヤ装置で自動的に移し替えるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る筒状容器製造機の平面図
【図2】カートン受容ステーション(91)部分の構造を示す斜視図
【図3】容器ホルダ(50)を構成するカートン抱持枠(51)の平面図
【図4】糊付け装置(71)の配設部の説明図
【図5】蓋装着装置(81)の配設部の説明図
【図6】蓋部仕上げ装置(76)の動作説明図
【図7】扁平に折り畳まれたカートン(11)の斜視図
【図8】コントロールボックス(18)の正面図
【図9】本発明の実施の形態に係る筒状容器製造機の動作説明図
【図10】従来例の説明図
【符号の説明】
(11)・・・カートン
(12)・・・カートンマガジン
(21)・・・筒状容器
(41)・・・筒状体供給装置
(50)・・・容器ホルダ
(61)・・・中間品供給装置
(66)・・・取出装置
(81)・・・蓋装着装置
(91)・・・カートン受容ステーション
(92)・・・中間品受容ステーション
(94)・・・蓋装着ステーション
(96)・・・排出ステーション
(97)・・・貯留部
Claims (2)
- カートン受容ステーション(91)と、中間品受容ステーション(92)と、蓋装着ステーション(94)と、更に、排出ステーション(96)とを、この順序で巡回移動する容器ホルダ(50)と、
カートンマガジン(12)から取り出した扁平な折り畳み状態にあるカートン(11)を上下開放の筒状体に成形した後に該筒状体を前記カートン受容ステーション(91)に位置する前記容器ホルダ(50)に供給する筒状体供給装置(41)と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の上端開放部に蓋体を装着することによって筒状容器(21)を造る蓋装着装置(81)と、
前記排出ステーション(96)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状容器(21)を貯留部(97)へ取り出す取出装置(66)と、
前記貯留部(97)に貯留された前記筒状容器(21)(21)群を、前記蓋体で閉塞された端部が下になるように起立させた状態でストックすると共に該ストックされた前記筒状容器(21)を前記中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する中間品供給装置(61)と、
中間品成形動作と最終品成形動作を切り替える動作切替手段と、
前記動作切替手段が前記中間品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記中間品供給装置(61)を停止させた状態で前記筒状体供給装置(41)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる一方、前記動作切替手段が前記最終品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記筒状体供給装置(41)を停止させた状態で前記中間品供給装置(61)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる制御装置を備えた、筒状容器製造機。 - カートン受容ステーション(91)と、中間品受容ステーション(92)と、蓋装着ステーション(94)と、更に、排出ステーション(96)とを、この順序で巡回移動する容器ホルダ(50)と、
カートンマガジン(12)から取り出した扁平な折り畳み状態にあるカートン(11)を上下開放の筒状体に成形した後に該筒状体を前記カートン受容ステーション(91)に位置する前記容器ホルダ(50)に供給する筒状体供給装置(41)と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の下端開放部に蓋体を装着することによって筒状容器(21)を造る第2蓋装着装置と、
前記蓋装着ステーション(94)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状体の上端開放部に蓋体を装着する蓋装着装置(81)と、
前記排出ステーション(96)に位置する前記容器ホルダ(50)に保持された前記筒状容器(21)を貯留部(97)へ取り出す取出装置(66)と、
前記貯留部(97)に貯留された前記筒状容器(21)(21)群を、前記蓋体で閉塞された端部が下になるように起立させた状態でストックすると共に該ストックされた前記筒状容器(21)を前記中間品受容ステーション(92)に位置する容器ホルダ(50)に供給する中間品供給装置(61)と、
中間品成形動作と最終品成形動作を切り替える動作切替手段と、
前記動作切替手段が前記中間品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記中間品供給装置(61)を停止させた状態で前記筒状体供給装置(41)と第2蓋装着装置と取出装置(66)を作動させる一方、前記動作切替手段が前記最終品成形動作側に切り替えられたときには前記容器ホルダ(50)を前記順序で巡回移動させると共に前記筒状体供給装置(41)を停止させた状態で前記中間品供給装置(61)と蓋装着装置(81)と取出装置(66)を作動させる制御装置を備えた、筒状容器製造機。
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