JP3625930B2 - 半導体集積回路装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体集積回路装置と小振幅信号受信方法に関し、主として半導体集積回路装置間を小振幅信号で伝達させる入力回路とその受信方法に利用して有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCMOS集積回路装置の相互間のインターファイスとして広く使用されているTTL又はCMOSレベルにおいては、信号伝送線路の両端で乱反射が生じるためにデータ転送周波数としてせいぜい60MHz〜100MHzが性能の限界と言われている。これに対して、擬似ECLやGTLでは、信号伝送線路の終端に終端抵抗を接続して、波形の反射を防止することにより、データ転送周波数を高くするようにしている。ただし、消費電力を小さくするために、半導体集積回路装置の動作電圧が5V又は3.3Vであるのに対して、信号振幅は0.8V程度に小さくしている。上記擬似ECLに関しては、アイ・イー・イー・イージャーナル オブ ソリッド−ステート サーキッツ 第23、No.1、1988年2月、pp.59−67(IEEE JOURNAL OF SOLID−STATE CIRCUITS,Vol.23 No.1 FEBURUARY 1988,pp.59−67)がある。また、GTLに関しては、米国特許公報第5,023,488号(1991年1月11日)がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
半導体集積回路における素子等の微細化技術の進歩につれて、CMOS集積回路装置の高速化が進められている。本願発明者においては、このような半導体集積回路装置における内部回路の動作速度の高速化が益々進められるに対して、半導体集積回路装置の相互間でのデータ転送速度がいずれ追いつかなくなり、システム全体の性能のボトルネックになってしまうことに気が付いた。そこで、半導体集積回路装置の相互間でのデータ転送の見直しを行った結果、本願発明に到達した。
【0004】
この発明の目的は、簡単な構成で高速にデータ受信を実現した半導体集積回路装置及び半導体集積回路装置における高速な小振幅信号受信方法を提供することにある。この発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、クロック信号に同期して入力され、電源電圧に対して小さな信号振幅にされた受信信号を受け、かかる受信信号に対応した小さな信号振幅のままでの保持するラッチ回路を備えた入力バッファを設ける。
【0006】
本願において開示される発明のうち他の代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、2つの半導体集積回路装置でクロック信号に同期した信号伝達を上記半導体集積回路装置の動作電圧に対して小さい信号振幅で行うとき、受信側においてそのままの小信号振幅で上記クロック信号に同期して受信信号を保持させ、かかる受信側の半導体集積回路装置での次段ラッチ回路に伝えられる組み合わせ論理回路を含む信号伝達経路中で上記小さな信号振幅の受信信号を増幅する。
【0007】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明の一実施例の概略ブロック図が示されている。同図には、送信側LSI(大規模集積回路装置)と受信側LSIの1つの信号伝達経路が代表として例示的に示されている。送信側LSIでは、クロック信号CKに同期してラッチ(フリップフロップ)回路FF1に取り込まれた信号が、出力バッファBA1を通して伝送線路LNに伝えられる。この伝送線路LNは、その特性インピーダンスに整合された終端抵抗RLにより終端されている。特に制限されないが、上記送信側LSIの出力バッファBA1は、オープンドレインの出力MOSFETから構成され、上記終端抵抗RLがGTLに対応した1.2Vのような低い電圧に接続される。これにより、ロウレベルがオン状態の出力MOSFETのソース,ドレイン電圧に対応した約0.4V程度となり、ハイレベルが上記電圧1.2Vになることにより、上記伝送線路LNには0.8Vのような小振幅の信号が伝達される。
【0008】
上記のGTL回路では、上記終端抵抗RLは伝送線路の特性インピーダンスに対応して50Ωのような小さな抵抗値にされ、ロウレベルの信号が伝達されるときに上記抵抗終端抵抗RLに大きな直流電流が流れて消費電流を大きくしてしまうのを防ぐために、送信側LSIや受信側LSIの5Vや3.3Vといったような動作電圧ではなく、上記のように終端抵抗RLが接続される電圧を上記のように1.2Vのように低くするものである。このように小振幅にされた伝送信号は、受信側LSIの入力部に設けられた入力バッファBA2により取り込まれる。
【0009】
この実施例では、上記のような小振幅での信号伝達速度を実質的に速くするために、上記入力バッファBA2においては、上記小振幅の信号のままで入力信号を取り込むとともにほぼそのレベルのままで保持させるラッチ回路FFを内蔵させるものである。つまり、入力バッファBA2には、上記入力信号を小振幅のままで保持するラッチ回路FFが設けられており、かかるラッチ回路FFはクロック信号CKに同期して入力信号の取り込みと保持を行うようにされる。
【0010】
受信側LSIにおいては、上記入力バッファBA2の出力信号が組み合わせ論理回路を通して次段のラッチ回路FF2に伝えられる。上記のように受信側LSIでは、上記伝送された入力信号に対して、大きな動作電圧で動作する論理回路から構成されるために、その入力に供給される入力信号は、上記小振幅の信号を上記電源電圧に対応したハイレベルと回路の接地電位に対応したロウレベルに増幅するさせる必要がある。この実施例では、内部論理回路での伝達速度は、前記のような素子の微細化により高速化できることや、論理段数を工夫するなどにより次段のラッチ回路FF2との間の伝送速度の設定は、上記半導体集積回路装置の相互間の信号伝送に比べて遙に自由度があり、上記小振幅の信号を電源電圧に対応したフル振幅の信号に増幅する時間を確保するものである。
【0011】
この実施例での信号伝達に要する時間は、送信側LSIにおけるラッチ回路FF1での遅延時間tpd1と、出力バッファBA1での遅延時間tpd2、伝送線路LNでの遅延時間tpd3、受信側LSIにおける小振幅入力バッファBA2にけるラッチ回路FFでのセットアップ時間tset及びクロック信号CKのクロックスキュー(ワートスケース)tskの総和であり、その逆数がデータ転送周波数にされる。
【0012】
ちなにみ、本願発明に先立って本発明者等が検討した図8に示すような受信側LSIにおいて、入力バッファBA3を設け、この入力バッファBA3により小振幅の入力信号を増幅し、かかる増幅された受信信号をラッチ回路FFで取り込むようにした場合には、上記入力バッファBA3においては、上記のような0.8Vの信号振幅を3.3Vあるいは5Vのような信号振幅に増幅するための遅延時間tpd4が余分にかかることなる。
【0013】
上記入力バッファBA3での信号遅延tpd3は、単に信号を伝達させるものではなく、上記のように信号振幅の増幅を必要とするものであるので、信号遅延時間が比較的大きい。例えば、送信側LSIにおけるラッチ回路FF1での遅延時間tpd1や1ns、出力バッファBA1での遅延時間tpd2は2ns、伝送線路LNでの遅延時間tpd3は2ns、受信側LSIにおける小振幅入力バッファBA2にけるラッチ回路FFでのセットアップ時間tsetは0.5ns、クロック信号CKのクロックスキュー(ワートスケース)tskは0.5nsであり、入力バッファBA3での信号遅延tpd3は2ns程度である。
【0014】
したがって、図8のように入力バッファBA3で小振幅の入力信号を増幅し、増幅された受信信号をラッチ回路FFで保持する構成では、遅延時間の総和は8nsになるので、伝送周波数は125MHzが限界になってしまう。これに対して、この実施例のように入力バッファBA2により小振幅のままで保持させる構成では、遅延時間の総和は6nsに減少するので、伝送周波数は167MHzのように高速にできる。
【0015】
上記のように入力バッファBA2では、小振幅のままで信号の保持を行うものであるので、組み合わせ論理回路に入力される信号を電源電圧に対応したフル振幅のレベルに増幅するために上記のように約2nsの時間を必要とする。このため、上記入力バッファBA2の出力信号を受ける組み合わせ論理回路での信号遅延時間の総和が、上記増幅動作に費やされる遅延時間2nsを含めて6ns以下になるように論理段数を制限する等の工夫により簡単に解決することができる。大抵の場合には、内部回路での組み合わせ論理回路での遅延時間の総和は、上記のような半導体集積回路装置の相互間での信号遅延時間に比べて短いこと、及び素子の微細化等により高速化ができることから実際上には何ら問題にはならない。仮に、組み合わせ論理回路での遅延時間が大きいときには、それを2つに分割してダミーのラッチ回路を挿入する等のように内部回路にあっては種々の工夫により簡単に対処できるものである。
【0016】
図2には、上記入力バッファの一実施例の具体的回路図が示されている。同図の各回路素子は、公知のCMOS集積回路の製造技術により、図示してい他の回路とともに1つの半導体基板上において形成される。同図において、Pチャンネル型MOSFETは、そのゲート部分に丸印を付することにより、Nチャンネル型MOSFETと区別される。
【0017】
入力端子I1から入力された入力信号は、Pチャンネル型MOSFETQ1のゲートに供給される。このMOSFETQ1と差動形態にされたPチャンネル型MOSFETQ2のゲートには、上記入力端子I1から入力される入力信号のハイレベルとロウレベルの中間電位に対応した基準電圧VRERが供給されている。この基準電圧VREFは、図示しない他の入力バッファの同様な差動MOSFETにも共通に供給される。
【0018】
上記差動MOSFETQ1とQ2の共通化されたソースと電源電圧VDD1との間には、動作電流を流すPチャンネル型MOSFETQ10が設けられる。このMOSFETQ10のゲートには、ナンドゲート回路G1により形成されたクロック信号CKの反転信号が供給される。上記差動MOSFETQ1とQ2のドレインと回路の接地電位VSS1との間には、特に制限されないが、電流ミラー形態にされたNチャンネル型MOSFETQ7とQ8が負荷手段として設けられる。
【0019】
この実施例では、上記小振幅の入力信号のレベルのままでデータ保持を行うようにするため、上記差動MOSFETQ1とQ2及び負荷MOSFETQ7とQ8及び定電流MOSFETQ10の素子定数により決まる増幅率はほぼ1に設定され、MOSFETQ1とQ2のドレイン電圧は、直流的にレベルシフトされるが、その信号振幅は入力信号の信号振幅とほぼ同じくされる。
【0020】
この実施例では、入力バッファにラッチ機能を設けるために、上記差動MOSFETQ1とQ2に対して、並列的にドレインとゲートが交差接続されることによりラッチ形態にされたPチャンネル型MOSFETQ4とQ6が設けられる。つまり、このラッチ形態のMOSFETQ4とQ6は、上記負荷MOSFETQ7とQ8を共通に用いるよう、その交差接続されたゲート,ドレインが上記差動MOSFETQ1とQ2の対応するドレインに接続される。
【0021】
上記ラッチ形態のMOSFETQ4とQ6を、クロック信号CKに同期して上記差動MOSFETQ1とQ2と相補的に動作させるようにするため、つまり、入力信号の取り込み時には差動MOSFETQ1とQ2を動作状態にし、かかる差動MOSFETQ1とQ2により取り込まれた入力信号をラッチ形態のMOSFETQ4とQ6とにより保持させるようするため、特に制限されないが、上記MOSFETQ4とQ6のソースと電源電圧VDD1との間には、上記スイッチMOSFETQ10に対応したスイッチMOSFETQ3とQ5が設けられる。これらのMOSFETQ3とQ5のゲートには、ナンドゲート回路G1とG2を通してクロック信号CKと同相にされたクロック信号が供給される。上記スイッチMOSFETQ3とQ5は、差動MOSFETQ1とQ2に設けられたMOSFETQ10のように、1つのスイッチMOSFETに置き換えることができるものである。
【0022】
特に制限されないが、上記入力信号を受ける差動MOSFETQ1のドレインの内部信号は、Pチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFETからなるCMOSインバータ回路IN1及びIN2を通して上記のような小振幅の信号が電源電圧VDD1とVSS1に対応したハイレベルとロウレベルに増幅されて図示しない内部の組み合わせ論理回路に供給される信号OUTとして出力される。このCMOSインバータ回路IN1とIN2は、組み合わせ論理回路の中に組み込むような構成にしてもよい。
【0023】
この実施例の入力バッファには、テスト機能が設けられる。つまり、このテスト機能は、例えばスタンバイ電流テストのときにラッチ機能の無いCMOS入力バッファに切り換えるようにするものである。テストモード信号TESTは、Pチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFETからなるCMOSインバータ回路IN3に供給され、その反転信号が形成される。上記テストモード信号TESTと、上記インバータ回路IN3により形成された反転信号とは、クロックドインバータ(3状態出力回路)回路CN1を構成するNチャンネル型MOSFETとPチャンネル型MOSFETのゲートに供給される。このクロックドインバータ回路CN1の入力であるPチャンネル型MOSFETとNチャンネル型MOSFETのゲートには、上記入力端子I1に接続される。このクロックドインバータ回路CN1の出力端子は、上記小振幅のラッチ信号を増幅するCMOSインバータ回路IN1の入力端子に接続される。
【0024】
上記インバータ回路IN3により形成されたテストモード信号TESTの反転信号は、クロック信号CKを受けるナンドゲート回路G1とG2のゲート制御信号として用いられる。つまり、通常動作のときには、テストモード信号TESTがロウレベルにされる。これにより、インバータ回路IN3の出力信号がハイレベルになり、上記クロックドインバータ回路CN1は、出力ハイインピーダンス状態にされるとともに、ナンドゲート回路G1とG2はゲートを開いて実質的にインバータ回路としての動作を行う。
【0025】
このような通常動作のときには、クロック信号CKがハイレベルのときには、ナンドゲート回路G1の出力信号がロウレベルに、ナンドゲート回路G2の出力信号がハイレベルになる。上記ナンドゲート回路G1の出力信号のロウレベルにより、差動MOSFETQ1とQ2の共通化されたソースに設けられたPチャンネル型MOSFETQ10がオン状態になり、差動MOSFETQ1とQ2が動作状態になって、入力端子I1から入力された入力信号の取り込みを行う。このとき、ナンドゲート回路G2の出力信号のハイレベルにより、ラッチ形態のMOSFETQ4とQ5のソースに設けられたPチャンネル型MOSFETQ3とQ5がオフ状態になり、かかるラッチ形態のMOSFETQ4とQ6は共に非動作状態にされている。
【0026】
上記クロック信号CKがハイレベルからロウレベルに変化すると、上記差動MOSFETQ1とQ2の共通化されたソースに設けられたPチャンネル型MOSFETQ10がオフ状態に、ラッチ形態のMOSFETQ4とQ6のソースに設けられたPチャンネル型MOSFETQ3とQ5がオン状態にされる。これらのMOSFETQ3とQ5のオン状態に応じて、かかるラッチ形態のMOSFETQ4とQ6が動作状態にされ、上記差動MOSFETQ1とQ2のドレイン電圧を保持する。このようにして、入力端子I1から入力された入力信号は、クロック信号CKのハイレベルに同期して取り込まれ、クロック信号CKのロウレベルの期間はそのレベルが保持される。
【0027】
これに対して、テストモード信号TESTがハイレベルにされると、上記負荷MOSFETQ8に並列に設けられたNチャンネル型MOSFETQ9がオン状態になり、かかる負荷MOSFETQ8及びQ7をオフ状態にさせる。上記テストモード信号TESTのハイレベルにより、クロック信号CKに無関係にナンドゲート回路G1とG2の出力信号がハイレベルとなり、スイッチMOSFETQ10とQ3,Q4をオフ状態にされるために上記入力部がフローティンク状態にされる。そして、上記クロックドインバータ回路CN1を動作状態にして、入力端子I1から供給された入力信号を取り込み、上記CMOSインバータ回路IN1の入力に伝える。このようにして、テストモードのときには、上記入力バッファとラッチ回路が非動作状態にされ、それに代わってクロックドインバータ回路CN1が動作状態にされて、入力端子I1から供給されたテスト用の入力信号を内部回路にそのまま伝えるという動作が行われる。
【0028】
図3には、この発明に係る入力バッファの動作を説明するための動作波形図が示されている。同図では、クロック信号CKを400MHzのような高周波数に設定した場合のコンピュータシュミレーションにより求められた波形図が示されている。
【0029】
入力信号は、上記のようなロウレベルが0.4Vで、ハイレベルが1.2Vのような小振幅の信号として差動MOSFETQ1のゲートに供給される。差動MOSFETQ2のゲートには、0.6Vのような基準電圧VREFが供給されるものとする。センスアンプの内部ノードの波形は、上記差動MOSFETQ1とQ2のドレイン及びラッチ形態のMOSFETQ4とQ6のゲート,ドレイン接続点の波形である。
【0030】
入力バッファにおける電流ミラー形態の負荷MOSFETQ7とQ8のうち、ダイオード形態にされたMOSFETQ8が接続されたMOSFETQ2(Q6)のドレイン側の電位は、かかるMOSFETQ8のゲート,ソース間のしきい値電圧に対応した1.2V付近の比較的安定した電位にされ、相対的にMOSFETQ7が接続されたMOSFETQ1(Q4)のドレイン電位が、上記入力信号の振幅に対応して変化させられることになる。そして、この内部ノードの信号は、上記入力信号に対応した小振幅のままで実質的に保持されることが理解できるであろう。上記内部ノードの信号は、前記のようなCMOSインバータ回路IN1とIN2により増幅されて、電源電圧に対応した3.3Vのようなハイレベルと、回路の接地電位VSS1(0V)のようなロウレベルにされる。
【0031】
図4には、上記入力バッファの他の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、前記図2の実施例に比べて差動回路とラッチ回路を構成するMOSFETの導電型が全て逆にされる。つまり、差動MOSFETQ1とQ2及びラッチ形態のMOSFETQ4とQ6及びこれらの動作制御を行うスイッチMOSFETQ10とQ3,Q4はそれぞれNチャンネル型MOSFETにより構成され、負荷MOSFETQ8とQ7と、スイッチMOSFETQ9とがそれぞれPチャンネル型MOSFETにより構成される。
【0032】
上記のようなMOSFETの導電型が逆にされたことに対応して、アンドゲート回路がノアゲート回路G1,G2に置き換えられ、その制御信号としてテストモード信号TESTがそのまま供給され、上記負荷MOSFETQ8,Q7の動作を制限するスイッチMOSFETQ9に伝えられるテストモード信号は号もインバータ回路IN3により反転させられた信号が用いられる。また、テストモード信号TESTがハイレベルにされたときには、Pチャンネル型MOSFETQ9のオン状態により、上記付加MOSFETQ7,Q9をオフ状態にさせるとともに、増幅用のCMOSインバータ回路IN1の入力を電源電圧VDD1に固定する。つまり、前記のようなクロックドインバータ回路CN1が省略され、テトス時には外部端子INからの入力が禁止され、上記VDD1のハイレベルが入力信号と見做される。
【0033】
このようにNチャンネル型MOSFETを用いて差動増幅したり、あるいは信号保持を行う場合には、入力信号は同じ小振幅であっても上記Nチャンネル型MOSFETの動作バイアス電圧、つまり、差動MOSFETQ1,Q2及びラッチ形態のMOSFETQ4,Q6のゲート,ソース間のしきい値電圧と、動作電流を流すMOSFETQ10及びQ3,Q5のドレイン,ソース間電圧を確保する必要がある。このため、前記GTLレベルのように0.4V〜1.2Vのように回路の接地電位側に偏倚された信号では、上記動作バイアス電圧が確保できず、図2の実施例のようにPチャンネル型MOSFETを用いることになる。
【0034】
この実施例の入力バッファは、上記のようなNチャンネル型MOSFETの動作電圧を確保する必要から、擬似ECL信号又はLVTTL(小振幅TTL信号)に向けられている。例えば、3.3Vの動作電圧を基準にして動作する擬似ECLの場合には、基準電圧VREFとして、1.65Vが用いられる。このように、図4の実施例回路では入力される小振幅の信号が電源電圧VDD1側に全体としてシフトされたものに対応して動作し、実質的な信号入力と保持動作及びテスト動作は前記図2の実施例と同様であるので、その説明は省略する。
【0035】
図5には、上記入力バッファの他の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、前記図2の実施例回路にエッジトリガ機能が付加される。つまり、上記入力部で小振幅のままで信号取り込みと保持が行われる内部ノードの信号を増幅するインバータ回路IN1とIN2の間に、スルーラッチ回路が挿入される。上記インバータ回路IN1の出力部に、CMOS構成のトランスファゲート回路TGを設け、これを入力ゲートとし、増幅回路としてのインバータ回路IN5とクロックドインバータ回路CN2によりラッチ回路を構成する。
【0036】
これにより、クロック信号CKがハイレベルの入力信号取り込み期間では上記トランスファゲート回路TGをオン状態にして入力信号をそのまま通し、上記クロック信号CKがハイレベルからロウレベルに変化するタイミング(エッジ)により、上記トランスファゲート回路TGをオフ状態にし、上記出力されている信号を上記インバータ回路IN5とクロックドインバータ回路CN2とによりラッチしてしまうものである。
【0037】
図6には、上記入力バッファの他の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、前記図4の実施例回路にエッジトリガ機能が付加される。この実施例では、上記のようにMOSFETの導電型が逆にされることに対応して回路が前記同様に変更される。また、テストモード信号TESTがハイレベルにされるときには、Pチャンネル型MOSFETQ9をオン状態にして、増幅用のCMOSインバータ回路IN1の入力信号を強制的にハイレベルに固定し、外部端子からの入力を受け付けないように簡略化するものである。入力端子P1に設けられたPチャンネル型MOSFETQ12とNチャンネル型MOSFETQ13は、静電破壊防止回路を構成するものである。前記実施例の入力端子IN1では省略されているが、上記のような、あるいは他の構成の適当な静電破壊防止回路が設けられるものである。
【0038】
図7には、上記入力バッファの更に他の一実施例の具体的回路図が示されている。同図においては、前記図2ないし図6の実施例回路では、入力バッファにおける内部ノードにおける小振幅信号のうち、負荷回路として電流ミラー回路を用いた場合には、図3に示した波形図のようにダイオード形態にされた負荷MOSFETQ8側の出力レベルがほぼ一定になり、他方の負荷MOSFETQ7側の出力レベルが変化するという変則的な差動信号になる。
【0039】
この実施例では、ラッチ形態にされるMOSFETQ4とQ6のゲートに、レベルシフト回路が設けられ、上記の変則的な差動信号のレベル調整が行われる。つまり、差動MOSFETQ1のドレイン出力は、MOSFETQ11のゲートに供給され、このMOSFETQ11と固定抵抗R1及びMOSFETQ13かならるレベルシフト回路により信号レベルが調整されて、MOSFETQ6のゲートに伝えられる。同様に、差動MOSFETQ2のドレイン出力は、MOSFETQ14と固定抵抗R2及びMOSFETQ16からなるレベルシフト回路により信号レベルが調整されて、MOSFETQ4のゲートに伝えられる。
【0040】
上記レベルシフト回路は、MOSFETQ4とQ6のゲートに伝えられる信号レベルのハイレベルとロウレベルの絶対値がほぼ同じ電位にさせるように作用する。つまり、MOSFETQ4のゲートがハイレベルのときには、MOSFETQ6のゲートはロウレベルになるが、MOSFETQ4のゲートがロウレベルに切り換えられるときには、上記MOSFETQ6のゲートに供給されてたロウレベルとほぼ同じロウレベルにされ、上記MOSFETQ6のゲートがハイレベルに切り換えられるときは、上記MOSFETQ4に供給されていたハイレベルとほぼ同じハイレベルにされる。上記のようにラッチ形態にされる一対のMOSFETQ4とQ6のゲート電圧が、相互にハイレベル/ロウレベルに切り換えられるために、小振幅のままでの安定した信号保持動作を行うようにすることができる。
【0041】
上記の実施例から得られる作用効果は、下記の通りである。すなわち、
(1) クロック信号に同期して入力され、電源電圧に対して小さな信号振幅にされた受信信号を受け、かかる受信信号に対応した小さな信号振幅のままでの保持するラッチ回路を備えた入力バッファを設けるという簡単な構成により、信号の受け渡しに小振幅の信号を電源電圧に対応したフル振幅の信号に増幅するための遅延時間がなくなるから、データ転送速度の高速化を図ることができるという効果が得られる。
【0042】
(2) 終端抵抗により終端された信号伝送線路を通して伝達されるものに上記入力バッファを用いるようにすることにより、低消費電力で高速なデータ転送を行う半導体集積回路装置に好都合なものとすることができるという効果が得られる。
【0043】
(3) 上記入力バッファとして、受信信号に同期して入力されるクロック信号が一方のレベルにあるときにオン状態にされて上記受信信号と基準電圧とを受ける差動MOSFETを動作状態にし、上記クロック信号が他方のレベルにあるときオン状態にされてラッチ形態のMOSFETを動作状態にし、かかる差動MOSFETとラッチ形態のMOSFETの対応するドレインに共通に負荷手段を設けて、かかる差動MOSFETのうちの一方のドレイン電圧を増幅して上記一方の動作電圧と他方の動作電圧に対応した内部信号を形成する増幅回路とにより構成することにより、受信信号に対応した小さな信号振幅のままでの受信信号を保持することができ、受信信号の取り込みに小振幅の信号を電源電圧に対応したフル振幅の信号に増幅するための遅延時間がなくなるから、データ転送速度の高速化を図ることができるという効果が得られる。
【0044】
(4) 上記入力バッファには、3状態出力機能を持つテスト用の入力バッファを並列に設け、通常動作のときにはテストモード信号によりかかるテスト用の入力バッファの出力をハイインピーダンス状態にし、テストモードのときには上記テストモード信号により上記テスト用の入力バッファを動作状態するととにも、上記の信号受信用の入力バッファは出力を実質的にハイインピーダンス状態にすることにより、スタンバイ電流テストを実施することができるという効果が得られる。
【0045】
(5) 上記増幅回路は、入力用と出力用のCMOSインバータ回路と、上記入力用のCMOSインバータ回路の出力と出力用の入力との間に上記クロック信号により制御されるCMOS回路からなるスールラッチ回路を設けるようにすることにより、エッジトリガによるラッチ機能を付加することができるという効果が得られる。
【0046】
(6) 2つの半導体集積回路装置でクロック信号に同期した信号伝達を上記半導体集積回路装置の動作電圧に対して小さい信号振幅で行うとき、受信側においてそのままの信号振幅で上記クロック信号に同期して受信信号を保持させ、かかる受信側の半導体集積回路装置の次段ラッチ回路に伝えられる組み合わせ論理回路を含む信号伝達経路中で上記小さな信号振幅の受信信号を増幅させことにより、データ転送速度の高速化を図ることができるという効果が得られる。
【0047】
(7) 上記小さな信号振幅での信号伝達は、信号線路とその終端に設けられた終端抵抗により行われるものに使用することにより、低消費電力で高速なデータ転送を行うものに好都合とすることができるという効果が得られる。
【0048】
以上本発明者よりなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本願発明は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、差動MOSFETとラッチ形態のMOSFETのドレインに設けられる負荷MOSFETは、前記のような電流ミラー形態にされた負荷回路を用いること他、抵抗作用として動作させられるMOSFETを含む抵抗手段としてもよい。半導体集積回路装置の間を転送させる信号は、前記のようなGTLや擬似ECLの他、上記半導体集積回路装置における動作電圧に対して小振幅にされたものであれば何であってもよい。この発明は、電源電圧に対して小振幅の入力信号が伝えられる半導体集積回路装置とその小振幅信号受信方法として広く利用できる。
【0049】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、クロック信号に同期して入力され、電源電圧に対して小さな信号振幅にされた受信信号を受け、かかる受信信号に対応した小さな信号振幅のままでの保持するラッチ回路を備えた入力バッファを設けるという簡単な構成により、信号の受け渡しに小振幅の信号を電源電圧に対応したフル振幅の信号に増幅するための遅延時間がなくなるから、データ転送速度の高速化を図ることができる。
【0050】
終端抵抗により終端された信号伝送線路を通して伝達されるものに上記入力バッファを用いるようにすることにより、低消費電力で高速なデータ転送を行う半導体集積回路装置に好都合なものとすることができる。
【0051】
上記入力バッファとして、受信信号に同期して入力されるクロック信号が一方のレベルにあるときにオン状態にされて上記受信信号と基準電圧とを受ける差動MOSFETを動作状態にし、上記クロック信号が他方のレベルにあるときオン状態にされてラッチ形態のMOSFETを動作状態にし、かかる差動MOSFETとラッチ形態のMOSFETの対応するドレインに共通に負荷手段を設けて、かかる差動MOSFETのうちの一方のドレイン電圧を増幅して上記一方の動作電圧と他方の動作電圧に対応した内部信号を形成する増幅回路とにより構成することにより、受信信号に対応した小さな信号振幅のままでの受信信号を保持することができ、受信信号の取り込みに小振幅の信号を電源電圧に対応したフル振幅の信号に増幅するための遅延時間がなくなるから、データ転送速度の高速化を図ることができる。
【0052】
上記入力バッファには、3状態出力機能を持つテスト用の入力バッファを並列に設け、通常動作のときにはテストモード信号によりかかるテスト用の入力バッファの出力をハイインピーダンス状態にし、テストモードのときには上記テストモード信号により上記テスト用の入力バッファを動作状態するととにも、上記の信号受信用の入力バッファは出力を実質的にハイインピーダンス状態にすることにより、スタンバイ電流テストを実施することができる。
【0053】
上記増幅回路は、入力用と出力用のCMOSインバータ回路と、上記入力用のCMOSインバータ回路の出力と出力用の入力との間に上記クロック信号により制御されるCMOS回路からなるスールラッチ回路を設けるようにすることにより、エッジトリガによるラッチ機能を付加することができる。
【0054】
2つの半導体集積回路装置でクロック信号に同期した信号伝達を上記半導体集積回路装置の動作電圧に対して小さい信号振幅で行うとき、受信側においてそのままの信号振幅で上記クロック信号に同期して受信信号を保持させ、かかる受信側の半導体集積回路装置の次段ラッチ回路に伝えられる組み合わせ論理回路を含む信号伝達経路中で上記小さな信号振幅の受信信号を増幅させことにより、データ転送速度の高速化を図ることができる。
【0055】
上記小さな信号振幅での信号伝達は、信号線路とその終端に設けられた終端抵抗により行われるものに使用することにより、低消費電力で高速なデータ転送を行うものに好都合とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の示す概略ブロック図である。
【図2】図1の入力バッファの一実施例を示す具体的回路図である。
【図3】この発明に係る入力バッファの動作を説明するための動作波形図である。
【図4】図1の入力バッファの他の一実施例を示す具体的回路図である。
【図5】図1の入力バッファの他の一実施例を示す具体的回路図である。
【図6】図1の入力バッファの他の一実施例を示す具体的回路図である。
【図7】図1の入力バッファの更に他の一実施例を示す具体的回路図である。
【図8】この発明に先立って本発明者等により検討した小振幅のデータ転送の一例を説明するための概略ブロック図である。
【符号の説明】
LSI…大規模集積回路、FF,FF1,FF2…ラッチ(フリップフロップ)回路、BA1…出力バッファ、LN…伝送線路、RL…終端抵抗、BA2,BA3…入力バッファ、G1,G2…ゲート回路、IN1〜IN5…インバータ回路、CN1,CN2…クロックドインバータ回路、TG…トランスファゲート回路、Q1〜Q6…MOSFET。
Claims (6)
- 第1動作電位点と第2動作電位点とを有する半導体集積回路装置であって、
上記半導体集積回路装置の電源電圧よりも小さい第1の信号振幅の入力信号を受ける入力端子と、
一方のMOSFETのゲートが上記入力端子に接続され、他方のMOSFETのゲートに基準電圧が入力され、そのソースが該一方のMOSFETのソースと共通化された一対の第1導電型の差動MOSFETと、
そのソース・ドレイン経路を上記第1動作電位点と上記差動MOSFETの共通化されたソースとの間に有する第1導電型の第1MOSFETと、
上記差動MOSFETを構成する各MOSFETのドレインと上記第2動作電位点との間にそれぞれ接続された負荷素子と、
ドレインとゲートが互いに交差接続され、一方のMOSFETのドレインが上記差動MOSFETの一方のMOSFETのドレインに、他方のMOSFETのドレインが上記差動MOSFETの他方のMOSFETのドレインに接続され、上記入力信号を上記半導体集積回路装置の電源電圧よりも小さい第2の信号振幅の信号としてラッチする第1導電型のラッチ形態のMOSFETと、
そのソース・ドレイン経路を上記第1動作電位点と上記ラッチ形態のMOSFETのソースに接続され、上記第1MOSFETと相補的に動作する第1導電型の第2MOSFETとを有し、
上記ラッチ形態のMOSFETにラッチされた信号が、上記半導体集積回路装置の電源電圧に増幅されて内部論理回路に供給される半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記ラッチ形態のMOSFETにラッチされた信号を増幅する増幅回路と、
ラッチ回路とを有し、
上記増幅回路は、上記ラッチ形態のMOSFETにラッチされた信号が入力される第1のCMOSインバータ回路と、第2のCMOSインバータ回路とを含み、
上記ラッチ回路は上記第1のCMOSインバータ回路と上記第2のCMOSインバータ回路との間に設けられ、上記第1MOSFETの制御信号の変化に応じて上記第1のCMOSインバータ回路の出力を取り込む半導体集積回路装置。 - 請求項1において、
上記ラッチ形態のMOSFETにラッチされた信号を増幅する増幅回路と、
テストモード信号にその動作が制御され、その出力が上記増幅回路に接続されたテスト用入力バッファとを有し、
上記テスト用入力バッファが上記テストモード信号により動作状態にされるときには、上記第1MOSFETと上記第2MOSFETとが非導通状態とされる半導体集積回路装置。 - 第1動作電位点と第2動作電位点とを有する半導体集積回路装置であって、
上記半導体集積回路装置の電源電圧よりも小さい第1の信号振幅の入力信号を受ける入力端子と、
一方のMOSFETのゲートが上記入力端子に接続され、他方のMOSFETのゲートに基準電圧が入力され、そのソースが該一方のMOSFETのソースと共通化された一対の第1導電型の差動MOSFETと、
そのソース・ドレイン経路を上記第1動作電位点と上記差動MOSFETの共通化されたソースとの間に有する第1導電型の第1MOSFETと、
上記差動MOSFETを構成する各MOSFETのドレインと上記第2動作電位点との間にそれぞれ接続された負荷素子と、
一方のMOSFETのドレインが上記差動MOSFETの上記一方のMOSFETのドレインに、他方のMOSFETのドレインが上記差動MOSFETの上記他方のMOSFETのドレインに接続され、該一方及び該他方のいずれかのMOSFETのドレインから上記入力信号を上記半導体集積回路装置の電源電圧よりも小さい第2の信号振幅の信号として出力する一対の第1導電型のラッチ形態のMOSFETと、
上記差動MOSFETの上記一方のMOSFETのドレイン出力が入力され、その出力を上記ラッチ形態のMOSFETの上記他方のMOSFETのゲートに出力する第1のレベルシフト回路と、
上記差動MOSFETの上記他方のMOSFETのドレイン出力が入力され、その出力を上記ラッチ形態のMOSFETの上記一方のMOSFETのゲートに出力する第2のレベルシフト回路と、
そのソース・ドレイン経路を上記第1動作電位点と上記ラッチ形態のMOSFETのソースに接続され、上記第1MOSFETと相補的に動作する第1導電型の第2MOSFETとを有し、
上記ラッチ形態のMOSFETにラッチされた信号が、上記半導体集積回路装置の電源電圧に増幅されて内部論理回路に供給される半導体集積回路装置。 - 請求項1または請求項4において、
上記第1動作電位点の電位は3.3Vまたは5.0Vであり、
上記第2動作電位点の電位は0Vであり、
上記第1の信号振幅は0.8Vであり、
上記基準電圧は0.6Vである半導体集積回路装置。 - 所定の電源電圧を有する半導体集積回路装置であって、上記電源電圧よりも小さい第1の信号振幅の入力信号を受ける入力端子、入力回路、制御回路及び増幅回路を有し、
上記入力回路は、上記入力端子にそのゲートが接続される第1のMOSFETと、基準電圧がそのゲートに入力され、そのソースが上記第1のMOSFETのソースに接続される第2のMOSFETと、上記第1及び第2のMOSFETのソースに接続されて上記第1及び第2のMOSFETの動作電流を供給する電流源トランジスタと、クロック信号に応答して上記第1及び第2MOSFETの出力を上記電源電圧よりも小さい第2の信号振幅で保持するラッチ回路とを有し、 上記ラッチ回路は、そのドレインが上記第1のMOSFETのドレインに接続され、そのゲートが上記第2のMOSFETのドレインに接続された第3のMOSFETと、そのドレインが上記第2のMOSFETのドレインに接続され、そのゲートが上記第1のMOSFETのドレインに接続された第4のMOSFETとを有し、
上記制御回路は、上記第3及び第4のMOSFETに接続され、上記クロック信号に同期して上記入力信号に対応する信号をラッチするように上記第3及び第4のMOSFETを制御し、
上記増幅回路は、上記ラッチ回路の出力を上記半導体集積回路装置の電源電圧に対応する第3の信号振幅に増幅する半導体集積回路装置。
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