JP3625335B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に係り、詳しくは、複数の画像形成ユニットを備えた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、複数の画像形成ユニットを直線的に配置し、転写ベルトにより転写紙を静電吸着しながら搬送する多色のマルチカラー或いはフルカラーの画像形成装置が知られている。こうした画像形成装置では、ユニット交換などを行う際の操作性を良くするため、画像形成ユニット(以下、プロセスユニット)が色別にユニット化されており、交換の際は装置の前側(手前側)から引き出すような構造となっている。このため、従来の画像形成装置では装置本体の前側板に大きな開口部が開いており、プロセスユニットを図12(a)に示すように開口部51の両端に渡した1つの位置決め面板52により支持したり、同図(b)に示すように個別の位置決め面板54でつり下げるように支持したり、或いは同図(c)に示すように櫛歯形状に形成された支持部材55の間に個別に位置決め面板56を渡して支持していた。なお、図12において符号53はプロセスユニット内の感光体ドラムを示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図12(a)では位置決め面板が1つであるため操作性が悪く、同図(b)では片側支持のため、また同図(c)では櫛歯形状の部分が強度的に弱いために、いずれも支持が不安定なものとなっていた。すなわち、従来の支持構造ではユニットの重量バランスがくずれるため、位置精度が低下し、これが色ずれの原因となっていた。また、強度が弱いためにジッターが発生しやすいという問題点があった。とくに、図12(c)のように、プロセスユニット間の側板に固定する方法では、固定のためのスペースが必要となるため、プロセスユニット間の間隔が大きくなり、装置を小型化することが困難であった。
【0004】
一方、こうした問題点を解決するものとして、例えば特開昭62−229264などには、各ユニットと本体とを一体に支持する支持部材(面板)を設ける方法が提案されている。しかし、この方法では、1つのプロセスユニットを着脱する際に他のプロセスユニットも本体からはずれてしまうため、操作性が悪いという問題点があった。また、交換作業中、他のプロセスユニットは装置に支持されていないため、精度が劣化するおそれもあった。
【0005】
本発明は以上の問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、プロセスユニットを装置本体に高精度に位置決め固定することができ、且つ交換の際の操作性にも優れた画像形成装置を提供することある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、装置前側に配設された2つの支持部材の間に、複数の画像形成ユニットが着脱自在に装着される画像形成装置において、前記画像形成ユニットの装置前側に配設された側面部材を、前記2つの支持部材で支持することを特徴とするものである。
【0007】
請求項2の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記画像形成ユニットの側面部材と前記2つの支持部材を所定位置で係合させる係合手段を設けたことを特徴とするものである。
【0008】
請求項3の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記画像形成ユニットの装置奥側に配設された側面部材と装置本体側とを所定位置で係合させる係合手段を設けたことを特徴とするものである。
【0009】
請求項4の発明は、請求項2又は3の画像形成装置において、前記係合手段は、位置決め穴と位置決めピンとから構成されることを特徴とするものである。
【0010】
ここで、前記位置決めピンのうち、請求項3の画像形成装置に用いられる位置決めピンについては、その先端を位置決め穴に案内するためのテーパー部を形成するようにしてもよい。この場合、前記テーパー部のテーパー角度(θ)は、ピン先端が容易に穴に案内されるように4°〜17°とすることが望ましい。また、このときのピンの径(D)とテーパー部29aの長さ(L)の比は、D:L=1:1.5〜1:4とすることが望ましい。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記画像形成ユニットを装置本体に対して着脱自在に固定する固定手段を設けたことを特徴とするものである。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1の画像形成装置において、前記画像形成ユニットを支承し、且つ該ユニットを着脱方向に案内するガイド手段を設けたことを特徴とするものである。
【0013】
請求項1乃至6の発明においては、装置本体に装着された画像形成ユニットの側面部材が2つの支持部材の間で安定に支持される。
【0014】
とくに、請求項2の発明においては、画像形成ユニットと2つの支持部材が、係合手段により所定位置で係合した状態で支持される。
【0015】
また、とくに請求項3の発明においては、画像形成ユニットの装置奥側に配設された側面部材が、係合手段により所定位置で係合した状態で支持される。
【0016】
とくに、請求項4の発明においては、側面部材と支持部材及び側面部材と装置本体が、位置決め穴と位置決めピンとの係合により支持される。
【0017】
また、とくに請求項5の発明においては、装置本体に装着された画像形成ユニットが固定手段により装置本体側に固定され、また固定手段での固定を解除することができる。
【0018】
とくに、請求項6の発明においては、画像形成ユニットを装置本体に装着する際には、画像形成ユニットがガイド手段により案内されながら装着位置に導かれ、また装置本体に装着された後は、ユニットはガイド手段により支承される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を画像形成装置である電子写真複写機(以下、複写機という)に適用した場合の一実施形態について説明する。
図2は、本実施形態に係る複写機の概略構成図である。最初に、複写機100の全体的な動作について説明する。なお、以下の説明においては、複写機100を適宜に「装置本体100」という。
まず、給紙ユニット1から給紙された図示せぬ記録紙は、横レジストユニット2により横方向の位置を調整された後、先端レジストセンサ3まで搬送される。そして、先端レジストセンサ3を通過すると、このタイミングで光書き込みユニット5による画像データの書き込みが行われ、各プロセスユニット4は各々作像を開始する。一方、記録紙は転写ベルト6により静電的に吸着搬送され、各プロセスユニット4を通過する際に転写ローラ7により次々に画像が転写される。その後、分離チャージャ8により転写ベルト6から分離した記録紙は、定着ユニット9の熱と圧力により画像が定着し、搬送ユニット10により排紙ユニット14へ搬送される。排紙ユニット14の切り替えガイド板11が排紙トレイ12側に変位している場合、記録紙は排紙トレイ12に排紙される。また、両面ユニット13側へ変位している場合、記録紙は両面ユニット13で数枚スタックされた後、再びプロセスユニットへ給紙される。
【0020】
[実施形態1]
図1は、プロセスユニットと装置本体との接続部分の構成を示す要部概念斜視図であり、実施形態1の構成を示している。なお、図1ではプロセスユニットを2つ示しているが、実際には図2に示したように4つのプロセスユニットが直線的に配置されている。
図1において、装置本体100の前側には、図2の転写ベルト6と略平行となる位置に支持部材18及び19が配設されている。この2つの支持部材の間には略櫛歯形状の開口部43が形成されており、各プロセスユニット4は開口部43内に着脱自在となるように構成されている。なお、開口部43は2つ以上の支持部材の間に形成されていてもよい。また、プロセスユニット4は、プロセスユニット側板21、感光体ドラム20、クリーニングユニット24、現像タンク/駆動部25により構成されている。
【0021】
プロセスユニット4のプロセスユニット側板21は位置決め面板を兼ねており、プロセスユニット4を装置本体100に装着したときに、装置本体側の支持部材19及び18と当接する端部21a、21bが形成されている。そして、この両端部21a、21bには、位置決め穴22a、22bがそれぞれ形成されている。一方、支持部材19及び18には、この位置決め穴22a、22bと対応する所定位置に位置決めピン23a、23bが配設されている。この位置決め穴22a、22bと位置決めピン23a、23bは、プロセスユニット側板21と支持部材19及び18を所定位置で係合させる係合手段として機能する。
【0022】
図1において、プロセスユニット4を装置本体100の開口部43から挿入し、プロセスユニット側板21の端部21a、21bが支持部材19及び18と当接するまで矢印A方向へ押し込むと、プロセスユニット側板21の端部21a、21bに形成された位置決め穴22a、22bと、支持部材19及び18に形成された位置決めピン23a、23bがそれぞれ係合し、プロセスユニット4は装置本体100へ位置決めされる。図では、下段に装着前のプロセスユニットを、上段に装着後のプロセスユニットをそれぞれ示している。
【0023】
以上のように構成された複写機によれば、プロセスユニット4を装置本体100に装着すると、ユニットの両端部21a、21bは支持部材19及び18の2カ所で装置本体100に支持されるので、ユニットの片側で支持したり、強度の弱い部分で支持する場合に比べてユニットを安定して支持することができる。よって、位置精度が向上し、色ずれやジッターなどの発生を可及的に防止することができる。また、プロセスユニット側板21が位置決め面板を兼ねているので、位置決め面板を省くことができる。さらに、1つのプロセスユニットを着脱する際に他のプロセスユニットが装置本体からはずれることがないので、精度が劣化することがなく、また交換の際の操作性にも優れている。しかも、ユニットを固定のための特別なスペースを必要としないので、プロセスユニット間の間隔を広げることがなく、装置を小型化することができる。また、プロセスユニット側板21と支持部材19及び18は位置決め穴と位置決めピンとの係合により支持されるので、簡単な構成で高精度な位置決めが可能となる。
【0024】
なお、実施形態1では、プロセスユニット側板21に位置決め穴22a、22b設け、支持部材19及び18に位置決めピン23a、23bを設けているが、プロセスユニット側板21に位置決めピン23a、23bを設け、支持部材19及び18に位置決め穴22a、22を設けても同様の効果を得ることができる。また、係合手段としての位置決め穴22a、22bや位置決めピン23a、23bの位置は、各色全てについて共通となっているが、各色ごとに変更してもよい。係合手段の位置を各色ごとに変更した場合は、プロセスユニットを異なる色の位置へ装着するミスを防止することができる。
【0025】
[実施形態2]
図3は、プロセスユニットと装置本体との接続部分の構成を示す要部概念斜視図であり、実施形態2の構成を示している。また、図1と同等部分を同一符号で示している。
本来、プロセスユニットは図に示すようにバランスの良くない形状をしており、ユニット全体が感光体ドラム20側に傾くような状態にある。このため、図1のプロセスユニット4を装置本体100に入れる時には、位置決め穴22a、22bが位置決めピン23a、23bとスムーズに係合するように、プロセスユニット14の感光体ドラム20側を持ち上げながら装着しなければならない。同様に、プロセスユニットを外す時も、位置決めピン23bが配設された支持部材41や図示せぬ転写ユニットとの干渉を避けるために、やはり感光体ドラム側を持ち上げながら装着しなければならなかった。そこで、この実施形態2の複写機では、プロセスユニット14を支承し、且つユニットを着脱方向に案内するガイド部材を設けている。このガイド部材は、上下に配設された2つのガイドレール26及び27により構成されている。図3に示すように、ガイド部材を構成する一方のガイドレール26はクリーニングユニット24の上部に配設され、またガイド部材を構成する他方のガイドレール27は感光体ドラム20の下部に設けられた図示せぬベースに配設されている。上部に配設されるガイドレール26は断面略凹形状に形成され、下部に配設されるガイドレール27は断面略凸形状に形成されている。また、上下のガイドレールは平面的に一致する位置に配設されており、プロセスユニット14を装置本体100に装着したときには、上下のガイドレールが互いに嵌合するように構成されている。
【0026】
図3において、プロセスユニット14を装置本体100に装着する際には、プロセスユニット14の上部に配設されたガイドレール26を、上段に装着されているプロセスユニット下部のガイドレール27に嵌合させるとともに、プロセスユニット14の下部に配設されたガイドレール27を、下段に装着されている図示せぬプロセスユニット上部のガイドレール26に嵌合させる。そして、この状態でプロセスユニット14を矢印A方向に押し込むと、プロセスユニット14は下部に配設されたガイドレール27と、下段に装着されている図示せぬプロセスユニットの上部に配設された図示せぬガイドレールで支承されるため、感光体ドラム20側を持ち上げることなしに装着することができる。また、同時にプロセスユニット14はガイドレールに案内されながら装置本体100内に導かれるので、ユニットの装着や取り外しをより速やかに行うことができる。
【0027】
以上のように構成された複写機によれば、プロセスユニット14を装置本体100に装着すると、プロセスユニット14は下段に装着されている図示せぬプロセスユニットのガイドレールで支承されるため、感光体ドラム20側を持ち上げることなしに装着することができる。しかも、プロセスユニット14はガイドレールに案内されながら装置本体100内に導かれるので、ユニットの着脱をより速やかに行うことができるようになり、操作性を大幅に向上させることができる。
【0028】
なお、実施形態2では、プロセスユニット14の上部に断面略凹形状のガイドレール26を配設し、下部に断面略凸形状にガイドレール27を配設するようにしているが、プロセスユニット14の上部に断面略凸形状のガイドレール27を配設し、下部に断面略凹形状にガイドレール26を配設するようにしても、同様の効果を得ることができる。また、ガイドレールの断面形状は本実施形態に限定されるものではなく、少なくとも横方向の動きを規制する形状であれば、他の形状のものを用いることができる。さらに、上下のガイドレールは平面的に一致するように配設されているが、プロセスユニット14ごとに異なる位置に配設してもよい。このように、ガイド部材の位置を各色ごとに変更した場合は、プロセスユニットを異なる色の位置へ装着するミスを防止することができる。
【0029】
[実施形態3]
次に、上記プロセスユニット4を装置本体100に対して着脱自在に固定する固定手段を設けた場合の実施形態について説明する。
図4(a)〜(c)は、固定手段を設けた位置決めピンの構成を示す概略断面図である。まず、位置決めピンの構成を図4(a)により説明する。なお、図4で示す位置決めピン41は、図1の位置決めピン23a、23bに相当するピンである。
【0030】
図4(a)において、位置決めピン41の本体は略円筒形に形成されており、一方の端部は装置本体前側板40(図1の支持部材18及び19に相当する)に固定されている。位置決めピン41の一端には、図の水平方向に移動自在に支承されたスライドピン42が配設されている。このスライドピン42にはヘッド部42aとテーパー部42bが形成されており、常時はスプリングバネ44の弾性力により図の左側に付勢されている。一方、位置決めピン41の他端には、軸46を中心として回動自在に支承されたロック爪43が配設されている。このロック爪43の前側の端部43aは前記スライドピン42のテーパー部42bと当接し、後側の端部43bはスプリングバネ45の弾性力により上方に付勢されている。また、ロック爪43の上部には、プロセスユニット側板21の移動を規制する斜辺43cが形成されている。固定手段としてのスライドピン42及びロック爪43は、常時は図示の定位置で停止している。
【0031】
次に、図1のプロセスユニット4を装置本体100に装着したときの位置決めピン41の動作を図4(a)〜図(c)により説明する。なお、( )内の符号は図4では図示していない図1の符号を示している。
プロセスユニット(4)を装置本体(100)に装着すると、図4(a)に示すように、プロセスユニット側板21は図の矢印A方向へ移動し始め、プロセスユニット側板21の位置決め穴22に位置決めピン41が入り込む。そして、プロセスユニット側板21がロック爪43の位置に達すると、ロック爪43の斜辺43cは位置決め穴22の側縁により下方に押し下げられる。すると、図4(b)に示すように、ロック爪43はスプリングバネ45の弾性力に抗して軸46を中心として時計方向に回動し、ピン内部に退避する。この後、プロセスユニット側板21が退避したロック爪43の上部を通過すると、図4(c)に示すように、斜辺43cはスプリングバネ45の弾性力により上方に押し上げられるため、ロック爪43は軸46を中心として反時計方向に回動し、再び定位置に復帰する。したがって、図4(c)の状態でプロセスユニット(4)を図の左側に移動させる力が作用しても、プロセスユニット側板21の位置決め穴22の側縁がロック爪43の斜辺43cと衝突し、プロセスユニット側板21の移動を規制するため、プロセスユニット側板21を位置決めピン41から引き抜くことができなくなる。よって、プロセスユニット(4)は装置本体前側板40に係合固定されることとなる。
【0032】
次に、図1のプロセスユニット4を装置本体100から取り外すときの位置決めピン41の動作を図5により説明する。
プロセスユニット(4)を装置本体(100)から取り外すときは、図5に示すようにスライドピン42のヘッド部42aをスプリングバネ44の弾性力に抗して矢印A方向に押し込む。すると、ロック爪43の端部43aがテーパー部42bの移動とともに上方に押し上げられるため、ロック爪43はスプリングバネ45の弾性力に抗して軸46を中心として時計方向に回動し、ピン内部に退避する。この状態では、プロセスユニット側板21の位置決め穴22の側縁がロック爪43の斜辺43cと干渉しないので、プロセスユニット側板21を位置決めピン41から引き抜くことができる。よって、プロセスユニット(4)を装置本体(100)から容易に取り外すことができる。
【0033】
以上のように構成された複写機によれば、プロセスユニット(4)を装置本体(100)に装着するだけで、プロセスユニット側板21は装置本体前側板40に位置決め固定される。また、位置決めピン41のヘッド部42aを押し込むと、プロセスユニット側板21と装置本体前側板40との係合が解除され、プロセスユニット(4)を装置本体(100)から取り外すことができる。このように、実施形態3の複写機では、プロセスユニット(4)の固定が自動的に行われ、また固定状態を任意に解除することができるので操作性に優れている。しかも、プロセスユニット(4)の装着時には、ユニットを装置本体に対して確実に固定することができる。
【0034】
[実施形態4]
図6は、実施形態4におけるプロセスユニットの概念斜視図であり、図1と同等部分を同一符号で示している。なお、図6はユニットを奥側から見たときの状態を示しているが、図を見やすくするため、クリーニングユニット24と感光体ドラム20を省略している。
図6において、プロセスユニット15の奥側(図中、手前側)には、後述する装置本体奥側板と当接するプロセスユニット奥側板28が配設されている。このプロセスユニット奥側板28は、同じくユニットの奥側に配設された駆動べース30の一端に取り付けられており、外側には2本のユニット位置決めピン29が所定間隔で配設されている。また、前記駆動ベース30の端部30aは図示のように折り曲げられており、この部分の下側には駆動ギヤ32を支える駆動ギヤ側板34が取り付けられている。この駆動ギヤ側板34には、図示せぬ装置本体内にある駆動ギヤとの位置決めを行うためのギヤ位置決めピン33が配設されている。また、符号31は現像タンクを示している。
【0035】
図7は、ユニット位置決めピン29の形状を示す部分拡大図である。ユニット位置決めピン29には、後述する装置本体奥側板に形成された位置決め穴にピンを案内するためのテーパー部29aが形成されている。このテーパー部29aのテーパー角度(θ)は、ピン先端が容易に穴に案内されるように4°〜17°とすることが望ましい。また、このときのピンの径(D)とテーパー部29aの長さ(L)の比は、D:L=1:1.5〜1:4が望ましい。また、ギヤ位置決めピン33にも同様のテーパー部が形成されている。図8は、プロセスユニット15を図6の矢印A方向から見たときの概略側面図である。駆動ベース30の端部30aは曲げの部分である程度たわむため、駆動ギヤ側板34に配設されたギヤ位置決めピン33の位置を上下に変位させることができる。
(以下、余白)
【0036】
図9は、図6の矢印B方向から見たときの部分平面図であり、ユニット位置決めピン29とギヤ位置決めピン33の関係を示している。また、図中35は複写機の内部に配設された装置本体奥側板である。図9に示すように、ユニット位置決めピン29の長さ(x1)は、ギヤ位置決めピン33の長さ(x2)よりも長く設定され、またユニット位置決めピン29の径(D)は、ギヤ位置決めピン33の径(d)よりも大きく設定されている。
【0037】
図9において、プロセスユニット15を図の矢印A方向へ移動してゆくと、装置本体奥側板35に形成された位置決め穴36に先にユニット位置決めピン29が入り始め、さらに移動してゆくと、次にギヤ位置決めピン33が位置決め穴37に入り始める。そして、プロセスユニット奥側板28が装置本体奥側板35と当接するまで矢印A方向へ押し込むと、ユニット位置決めピン29と位置決め穴36、及びギヤ位置決めピン33と位置決め穴37が全て係合して、プロセスユニット15は装置本体内部に位置決めされる。このとき、位置決め穴36に入り込んだ2本のユニット位置決めピン29によりプロセスユニット15の概略的な位置決めが行われ、ギヤ位置決めピン33はこの状態で位置決め穴37へ導かれるため、ギヤ位置決めピン33を位置決め穴37に正確に案内することができる。また、ユニット位置決めピン29やギヤ位置決めピン33にはテーパー部が形成されているので、ピンの先端を各位置決め穴に容易に入り込ませることができる。とくに位置決めピン33の位置は、図8で示したように上下に変位可能となるように構成されているため、位置決めピン33と位置決め穴37の位置が多少ずれていても、ピン先端が穴の中に入りさえすれば、位置決めピン33が位置決め穴37内に入り込むにつれて駆動ベース30の端部30aがたわみ、位置決めピン33は位置決め穴37内に導かれることになる。このように、ユニット位置決めピン29とギヤ位置決めピン33との間に生じる寸法誤差は駆動ベース30の端部30aのたわみにより吸収されるため、後から挿入される位置決めピン33を容易に位置決めすることができる。
【0038】
以上のように構成された複写機によれば、ユニット位置決めピン29が概略的に位置決めされた状態でギヤ位置決めピン33が位置決め穴37へ導かれるので、ギヤ位置決めピン33を位置決め穴37に正確に案内することができる。また、各ピンの先端にはテーパー部が形成されているため、ピンを穴の中に容易に入り込ませることができる。さらに、位置決めピン33はある程度たわむように構成されているため、寸法誤差に影響されることなしに容易に位置決めすることができる。したがって、操作性が良く、高精度が位置決めが可能となる。
【0039】
[実施形態5]
図10は、実施形態5におけるプロセスユニットの構成を示したもので、図9と同じくユニットの部分平面図である。上記実施形態4では、プロセスユニット奥側板28側にユニット位置決めピン29などを配設し、装置本体奥側板35に位置決め穴36などを形成していたが、この実施形態5では、プロセスユニット奥側板28側に位置決め穴38を、ギヤ駆動側板34に位置決め穴39をそれぞれ形成し、装置本体奥側板35にユニット位置決めピン29及びギヤ位置決めピン33を配設している。その他の構成は実施形態4と同じであるため説明を省略する。
【0040】
図10において、プロセスユニット16を図の矢印A方向へ移動してゆくと、先に位置決め穴38にユニット位置決めピン29に入り始め、さらに移動してゆくと、次いで位置決め穴39にギヤ位置決めピン33に入り始める。そして、プロセスユニット奥側板28が装置本体奥側板35と当接するまで矢印A方向へ押し込むと、ユニット位置決めピン29と位置決め穴38、及びギヤ位置決めピン33と位置決め穴39が全て係合して、プロセスユニット16は装置本体内部に位置決めされる。このとき、位置決め穴38に入り込んだ2本のユニット位置決めピン29によりプロセスユニット16の概略的な位置決めが行われ、位置決め穴39はこの状態でギヤ位置決めピン33はへ導かれるため、位置決め穴39をギヤ位置決めピン33をに正確に案内することができる。また、ユニット位置決めピン29やギヤ位置決めピン33にはテーパー部が形成されているので、ピンの先端を各位置決め穴に容易に入り込ませることができる。とくに位置決め穴39の位置は、実施形態3と同様に上下に変位可能となるように構成されているため、位置決め穴39と位置決めピン33との位置が多少ずれていても、ピン先端が穴の中に入りさえすれば、位置決めピン33が位置決め穴39内に入り込むにつれて実施形態3と同じく図示せぬ駆動ベース30の端部30aがたわみ、位置決め穴39はギヤ位置決めピン33内に導かれることになる。このように、ユニット位置決めピン29に対するギヤ位置決めピン33の寸法誤差は駆動ベース30の端部30aのたわみにより吸収されるため、後から挿入される位置決めピン33を容易に位置決めすることができる。
【0041】
図11は、ユニット位置決めピンと位置決め穴との係合状態を示す要部概念断面図である。図11(a)は比較例としての実施形態4の係合状態を示し、同図(b)は本実施形態での係合状態を示している。図11(a)に示すように、プロセスユニット奥側板28にユニット位置決めピン29が配設されている場合は、プロセスユニットの重さ(W)によって、プロセスユニット奥側板28の取り付け部分が図の破線で示すようにたわむおそれがある。一方、図11(b)に示すように、装置本体奥側板35にユニット位置決めピン29が配設されている場合は、プロセスユニットの重さ(W)がかかっても、装置本体奥側板35の剛性が高いために、プロセスユニット奥側板28がたわむことはほとんどない。
【0042】
以上のように構成された複写機によれば、ユニット位置決めピン29が概略的に位置決めされた状態でギヤ位置決めピン33が位置決め穴39へ導かれるので、ギヤ位置決めピン33を位置決め穴39に正確に案内することができる。また、各ピンの先端にはテーパー部が形成されているため、ピンを穴の中に容易に入り込ませることができる。さらに、位置決め穴39はある程度たわむように構成されているため、寸法誤差に影響されることなしに容易に位置決めすることができる。また、装置本体奥側板35にユニット位置決めピン29やギヤ位置決めピン33が配設されているため、プロセスユニット重さによりプロセスユニット奥側板28がたわむことがないので、より高精度な位置決めが可能となる。
【0043】
【発明の効果】
請求項1乃至6の発明によれば、装置本体に装着された画像形成ユニットの側面部材が2つの支持部材の間で安定に支持されるので、ユニットの片側で支持したり、強度の弱い部分で支持する場合に比べて位置精度を向上させることができる。よって、ユニットは高精度に位置決め固定されることになり、色ずれやジッターなどの発生を可及的に防止することが可能となる。また、1つの画像形成ユニットを着脱する際に他の画像形成ユニットが装置本体からはずれることがないので、精度が劣化することがなく、また交換の際の操作性にも優れている。
【0044】
とくに、請求項2の発明によれば、画像形成ユニットと2つの支持部材が、係合手段により所定位置で係合した状態で支持されるので、高精度な位置決めが可能となる。
【0045】
また、とくに請求項3の発明によれば、画像形成ユニットの装置奥側に配設された側面部材が、係合手段により所定位置で係合した状態で支持されるので、より高精度な位置決めが可能となる。
【0046】
とくに、請求項4の発明によれば、側面部材と支持部材並びに側面部材と装置本体が、位置決め穴と位置決めピンとの係合により支持されるので、簡単な構成で高精度な位置決めが可能となる。
【0047】
また、とくに請求項5の発明によれば、画像形成ユニットが固定手段により装置本体に対して着脱自在に固定されるので、装置本体に装着された画像形成ユニットを確実に固定することができる。また固定手段での固定を解除することができるので、適宜に画像形成ユニットを装置本体から取り外すことができる。
【0048】
とくに、請求項6の発明によれば、画像形成ユニットを装置本体に装着する際には、ユニットがガイド手段により案内されながら装着位置に導かれ、また装置本体に装着された後は、ユニットはガイド手段により支承されるので、ユニットの着脱をより速やかに行うことができるようになり、操作性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の構成を示す要部概念斜視図。
【図2】実施形態に係る複写機の概略構成図。
【図3】実施形態2の構成を示す要部概念斜視図。
【図4】(a)〜(c)は実施形態3の構成を示す概略断面図。
【図5】実施形態3の構成を示す概略断面図。
【図6】実施形態4の構成を示す概念斜視図。
【図7】実施形態4におけるユニット位置決めピンの形状を示す部分拡大図。
【図8】実施形態4におけるプロセスユニットの概略側面図。
【図9】実施形態4におけるプロセスユニットの部分平面図。
【図10】実施形態5におけるプロセスユニットの部分平面図。
【図11】実施形態5におけるピンと穴との係合状態を示す要部概念断面図。
【図12】従来例におけるプロセスユニットの支持構造を示す説明図。
【符号の説明】
4 プロセスユニット
18、19 支持部材
20 感光体ドラム
21 プロセスユニット側板
22a、22b 位置決め穴
23a、23b 位置決めピン
26、27 ガイドレール
29 ユニット位置決めピン
33 ギヤ位置決めピン
36、37 位置決め穴
41 位置決めピン
43 開口部
100 複写機

Claims (6)

  1. 装置前側に配設された2つの支持部材の間に、複数の画像形成ユニットが着脱自在に装着される画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットの装置前側に配設された側面部材を、前記2つの支持部材で支持することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットの側面部材と前記2つの支持部材とを所定位置で係合させる係合手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1の画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットの装置奥側に配設された側面部材と装置本体側とを所定位置で係合させる係合手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項2又は3の画像形成装置において、
    前記係合手段は、位置決め穴と位置決めピンとから構成されることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1の画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットを装置本体に対して着脱自在に固定する固定手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1の画像形成装置において、
    前記画像形成ユニットを支承し、且つ該ユニットを着脱方向に案内するガイド手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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