JP3623694B2 - 情報配信システムおよび情報配信方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報配信システム、情報配信システムにおけるパケット伝送媒体、および情報配信方法に関し、特に移動通信網におけるユーザを意識しない全加入者型または特定地域型の情報配信に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の情報配信技術を、図1を参照して以下に説明する。
【0003】
従来の情報配信技術による情報配信システム10は、一例として、情報配信サーバ20、ゲートノード30、中継ノード40、エッジノード50、および位置情報サーバ60から構成される。ゲートノード30および中継ノード40は、情報のルーティングをルーティング情報に基づき行うルーティングノードである。
【0004】
情報配信サーバ20は、移動局70に配信(送信)する配信情報および配信エリア情報を管理するファイルを有する。配信情報とは、移動局に配信するコンテンツ情報をいい、配信エリア情報とは、配信情報を配信するエリアを示す情報をいう。本従来例においてはノードは3層構造を有する。エッジノード50は、最下層のノードであり、例えば基地局である。
【0005】
位置情報サーバ60は、移動局のアドレスに対する、該移動局が在圏するエリアを監視するエッジノードのアドレスの情報を管理する。位置情報サーバ60としては、例えばホームロケーションレジスタ(HLR)、ビジティングロケーションレジスタ(VLR)が考えられる。
【0006】
従来、情報配信システム10において、情報配信サーバ20から全加入者および特定地域に在圏するユーザ(移動局70)へ情報配信をする場合、情報配信サーバ20は、特定地域に在圏するユーザ(移動局70)を以下の手順により特定し、配信情報をユーザ(移動局70)毎に配信(送信)していた。
【0007】
従来技術によるユーザを特定する手順を、図1を参照して以下に説明する。
【0008】
最初に、情報配信サーバ20は、ゲートノード30に、送信したい配信エリア情報を送信する(ステップS101)。次に、在圏する移動局70を特定するために、ゲートノード30からホームロケーションレジスタ(HLR)60に配信エリア情報を送信する(ステップS102)。ホームロケーションレジスタ(HLR)60は、配信エリア情報から在圏するユーザ識別子(UID)に変換し、ゲートノードに返信する(ステップS103)。次に、ゲートノード30からユーザ識別子を情報配信サーバ20に返信する(ステップS104)。次に、情報配信サーバ20は、特定地域(配信エリア)に在圏する全ユーザが特定できたので、情報配信サーバ20からゲートノード30までユーザ毎に情報を配信する(ステップS105)。次に、ゲートノード30からエッジノード50までのユーザ毎のコネクションを設定完了後、情報配信を開始する(ステップS106)。ただし、ステップS106のコネクション設定は、ステップS104と平行して行ってもよい。
【0009】
このように、従来は、情報配信システムにおいて、情報配信サーバから全加入者および特定地域に在圏するユーザ(移動局)へ情報配信をする場合、情報配信サーバは、特定地域に在圏するユーザ(移動局)を最初に特定して、エッジノードまでのコネクションを設定してから、配信情報をユーザ(移動局)毎に配信(送信)していた。
【0010】
また、同一のエッジノードが監視するエリアに同一のグループに属する複数のユーザ(移動局)が存在する場合でも、ユーザごとに呼制御信号を飛ばして位置を特定し、ユーザごとに情報を配信していた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の情報配信方法では、ユーザを意識しない情報配信であるにもかかわらず、ホームロケーションレジスタ(HLR)にユーザ識別子を問い合わせ、情報配信サーバからユーザ毎に情報配信する必要があるという問題があった。
【0012】
また、配信する情報が少量であっても、ノード間に必ず呼制御信号を飛ばす必要があるため、ノードの処理能力低下につながったり、複雑なソフトウェアを開発する必要性を生じさせ、また設備的にも非効率となり、結果的にシステムコストがかかってしまうという問題があった。
【0013】
また、同じグループのユーザに対して同じ情報を配信する際にも、ユーザごとに配信を行うため、ネットワークに輻輳が生じたり、情報配信サーバの負荷が増大するという問題もあった。
【0014】
そこで、本発明の目的は、ユーザを意識しない情報配信を行う場合にノード自体が、ホームロケーションレジスタ(HLR)を介在することなく、すなわち、ユーザを特定することなく配信エリアまでルーチングを行うことである。
【0015】
また、情報を配信する際に、ネットワークの輻輳を防止し、情報配信サーバの負荷を軽減することも本発明の目的である。
【0016】
そして、ノードにおいて、配信情報のコピーを効率的に行うことも本発明の目的である。
【0017】
さらに、コネクションレス型の通信網ではパケット毎に配信エリア情報を解析し、パケットを方路数分コピーし、または全方路コピー後、目的の方路にコピーした情報を送信することも本発明の目的である。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信する手段と、前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定する手段と、前記ルーチングするノードを決定する手段により決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーする手段と、前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定する手段と、前記ノード間パスを決定する手段により決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記ノード間パスを決定する手段により決定されたノード間パスに対応するパス識別子を、前記配信エリア情報および前記サービス品質情報と関連付けてシステムデータメモリに格納する手段をさらに備えたことを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記情報配信サーバから前記配信エリア情報、前記サービス品質情報、および前記配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記配信エリア情報および前記サービス品質情報をキーにして、前記システムデータメモリから前記パス識別子を検索する手段と、前記パス識別子を検索する手段により検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをルーチングする手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0021】
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記パス識別子を検索する手段により検索された前記パス識別子の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、前記パス識別子を検索する手段により検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段とをさらに備えたことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記サービス品質情報は、遅延情報、廃棄率情報、優先度情報、および帯域情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0025】
請求項に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、前記ノードは、階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスと比較する手段と、前記比較手段に従って、配信方路を決定する手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項に記載の発明は、請求項に記載の情報配信システムにおいて、前記階層的な自己のノードアドレスは、上位ノードのノードアドレスを含み、および/または下位ノードのノードアドレスに含まれることを特徴とする。
【0027】
請求項に記載の発明は、請求項または請求項に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0028】
請求項に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、前記ノードは、階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスから上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段と、前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段により決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定する手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0029】
請求項10に記載の発明は、請求項に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0030】
請求項11に記載の発明は、請求項または請求項10に記載の情報配信システムにおいて、前記ノードは、前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスを、前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスと比較する手段と、前記比較する手段の比較結果に従って、前記ユーザパケットをフィルタリングする手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0031】
請求項12に記載の発明は、請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記宛先アドレスは、IPアドレスであることを特徴とする。
【0032】
請求項13に記載の発明は、請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記配信エリア情報は、IPアドレスであることを特徴とする。
【0033】
請求項14に記載の発明は、請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記自己のノードアドレスは、IPアドレスであることを特徴とする。
【0037】
請求項15に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信するステップと、前記制御パケットを受信するステップにより受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定するステップと、前記ルーチングするノードを決定するステップにより決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーするステップと、前記制御パケットを受信するステップにより受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定するステップと、前記ノード間パスを決定するステップにより決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングするステップとを備えることを特徴とする。
【0038】
請求項16に記載の発明は、請求項15に記載の情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記ノード間パスを決定するステップにより決定されたノード間パスに対応するパス識別子を、前記配信エリア情報および前記サービス品質情報と関連付けてシステムデータメモリに格納するステップをさらに備えることを特徴とする。
【0039】
請求項17に記載の発明は、請求項16に記載の情報配信方法であって、前記ノードは、前記情報配信サーバから前記配信エリア情報、前記サービス品質情報、および前記配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記配信エリア情報および前記サービス品質情報をキーにして、前記システムデータメモリから前記パス識別子を検索するステップと、前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをルーチングするステップとをさらに備えることを特徴とする。
【0040】
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記パス識別子の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップとをさらに備えることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項15乃至請求項18のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記サービス品質情報は、遅延情報、廃棄率情報、優先度情報、および帯域情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする。
【0041】
請求項20に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、前記ノードにおいて、階層的な自己のノードアドレスを格納するステップと、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスと比較するステップと、前記比較ステップに従って、配信方路を決定するステップと、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングするステップとを備えることを特徴とする。
【0042】
請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の情報配信方法であって、前記自己のノードアドレスは、上位ノードのノードアドレス、および/または下位ノードのノードアドレスを含むことを特徴とする。
【0043】
請求項22に記載の発明は、請求項20または請求項21に記載の情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップとをさらに備えることを特徴とする。
【0044】
請求項23に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、前記ノードにおいて、自己のノードアドレスを格納するステップと、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、前記自己のノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスから上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定するステップと、前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定するステップにより決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定するステップと、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングするステップとを備えることを特徴とする。
【0045】
請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップとをさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
【0046】
請求項25に記載の発明は、請求項23または請求項24に記載の情報配信方法であって、前記ノードにおいて、前記自己のノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスを、前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスと比較するステップと、前記比較するステップの比較結果に従って、前記ユーザパケットをフィルタリングするステップとをさらに備えることを特徴とする。
【0047】
請求項26に記載の発明は、請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記宛先アドレスは、IPアドレスであることを特徴とする。
【0048】
請求項27に記載の発明は、請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記配信エリア情報は、IPアドレスであることを特徴とする。
【0049】
請求項28に記載の発明は、請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記自己のノードアドレスは、IPアドレスであることを特徴とする。
【0050】
請求項29に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信する手段と、前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定する手段と、前記ルーチングするノードを決定する手段により決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーする手段と、前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定する手段と、前記ノード間パスを決定する手段により決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0051】
請求項30に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスと比較する手段と、前記比較手段に従って、配信方路を決定する手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0052】
請求項31に記載の発明は、情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスから上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段と、前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段により決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定する手段と、前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段とを備えたことを特徴とする。
【0053】
以上の構成によれば、ユーザを意識しない情報配信を行う場合にノード自体が、ホームロケーションレジスタ(HLR)を介在することなく、すなわち、ユーザを特定することなく配信エリアまでルーチングを行うことができる。
【0054】
また、情報を配信する際に、ネットワークの輻輳を防止し、情報配信サーバの負荷を軽減することもできる。
【0055】
そして、ノードにおいて、配信情報のコピーを効率的に行うこともできる。
【0056】
さらに、コネクションレス型の通信網ではパケット毎に配信エリア情報を解析し、パケットを方路数分コピーし、または全方路コピー後、目的の方路にコピーした情報を送信することもできる。
【0057】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
【0058】
<転送ルート方式>
本発明において、情報配信サーバからユーザへの転送ルートにおけるノード間の転送方式については、固定パス方式または非固定パス方式のうちいずれの方式も採用することができる。
【0059】
まず、固定パス方式について図2乃至図4を参照して説明する。
【0060】
固定パス方式とは、コンテンツ毎に要求されるサービス品質(遅延、廃棄率、優先度、帯域等)に従ったノード間のパスが固定的に決まっており、配信エリア情報やサービス品質情報を含んだ制御パケットをユーザパケット転送前に各ノードが受信し、各ノードが配信エリア情報やサービス品質情報に基づいて固定パスを設定することにより転送ルートのコネクションを設定し、かかるコネクション設定後にユーザパケットを中継ノードが受信し、設定された方路にコピーする方式をいう。
【0061】
図2を参照して、本発明による固定パスの概念を説明する。
【0062】
ノード202とノード204との間には、固定パス206、208、210が複数本設定されており、それぞれ異なったサービス品質に対応している。各サービス品質に対応する固定パスは、複数存在してもよい。図2の例では、サービス品質1に対応するのがパス識別子1(PI1)の固定パスであり、サービス品質2に対応するのがパス識別子2(PI2)の固定パスであり、サービス品質3に対応するのがパス識別子3(PI3)の固定パスである。サービス品質は、遅延時間、廃棄率、優先度、帯域等のうち少なくともひとつを含む。
【0063】
図3は、本発明による固定パス方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
本発明による固定パス方式の情報配信システム300は、一例として、情報配信サーバ20、ゲートノード30、中継ノード40、45およびエッジノード50から構成される。
【0064】
情報配信サーバ20は、配信情報と、サービス品質情報と、配信エリア情報とを管理するファイルを有する。配信情報とは、移動局70に配信するコンテンツ情報をいい、サービス品質情報とは、配信情報を配信するときのサービス品質と示す情報をいい、配信エリア情報とは、配信情報を配信するエリアを示す情報をいう。図3においてはノードは4層構造を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層を有するすべてのノード構成において適用できる。例えば、図3の例とは異なり、中継ノード40、45を介さずに、ゲートノード30とエッジノード50とを直接接続したネットワーク構成とすることもできる。その場合、ゲートノード30は情報を直接エッジノード50に送信することになる。
【0065】
制御パケット302は、配信情報の配信前に情報配信サーバ20および各ノード30、40、45、50により送信および/または受信される。
【0066】
304〜306は、各ノードが有するシステムデータメモリに格納されたデータ内容を示す。
【0067】
図4は、本発明による固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【0068】
ます、ステップS401において、情報配信サーバ20は、制御パケット302をゲートノード30に送信する。制御パケット302は、少なくとも配信エリア情報(GeID)およびサービス品質情報(QoS Type)を含む。
【0069】
次に、ステップS402において、ゲートノード30は、制御パケット302を解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリ304に格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーして中継ノード40に送信する。
【0070】
次に、ステップS403において、中継ノード40は、制御パケット302を解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリ306に格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーして中継ノード45に送信する。
【0071】
次に、ステップS404において、中継ノード45は、制御パケット302を解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリ308に格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーしてエッジノード(基地局)50に送信する。
【0072】
次に、ステップS405において、エッジノード50に制御パケット302が到着すると、「リンク設定完了応答」を示す制御パケットを情報配信サーバ20に送信する。
【0073】
次に、ステップS406において、情報配信サーバ20に「リンク設定完了応答」を示す制御パケットが到着すると、配信情報がステップS401からステップS404において設定されたコネクションリンクを介して転送される。
【0074】
最後に、ステップS407において、配信情報はエッジノード50において移動局分だけコピーされ、各移動局に送信される。また、同じグループに属する移動局のみに特定のグループIDを持たせ、エッジノード50は、送信する情報にそのグループIDを付加して一斉同報するようにしてもよい。こうすれば、そのグループIDを持っている(そのグループに属する)移動局のみがその情報を取得することができる。
【0075】
次に、非固定パス方式について図5乃至図7を参照して説明する。
【0076】
非固定パス方式とは、各ノードが階層的なノードアドレスを持つことにより、各ノードは配下の収容形態に対応した包含的な上位階層アドレスと配下のサブアドレスを管理し、各ノードが配信エリア情報に従って配下のノードに対しユーザパケットをコピーして転送する方式である。
【0077】
図5は、本発明による非固定パス方式における階層的ノードアドレスの概念を示す図である。
【0078】
各ノード30、40、45、50は、それぞれ階層的な自己のノードアドレスを、各ノードのシステムデータメモリ中に有する。ここで、「階層的」とは、自己のノードアドレスが、上位ノードアドレスを包含し、および/または下位ノードアレスに包含されるこという。
【0079】
例えば、中継ノード40Aの自己のノードアレス“00”は、上位ノードであるゲートノード30のノードアドレス“0”を包含し、および下位ノードである中継ノード45A、45Bのノードアドレス“000”、“001”に包含される。ノードアドレスは、例えばIPアドレスである。
【0080】
図6は、本発明による非固定パス方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
本発明による固定パス方式の情報配信システム600は、一例として、情報配信サーバ20、ゲートノード30、中継ノード40、45およびエッジノード50から構成される。
【0081】
情報配信サーバ20は、移動局70に配信(送信)する配信情報と、配信エリア情報とを管理するファイルを有する。配信情報とは、移動局に配信するコンテンツ情報をいい、配信エリア情報とは、配信情報を配信するエリアを示す情報をいう。本従来例においてはノードは4層構造を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層を有するすべてのノード構成において適用できる。
【0082】
ユーザパケット602、604は、情報配信サーバ20および各ノード30、40、45、50により送信および/または受信される。ユーザパケットは、例えばIPパケットである。
【0083】
ゲートノード30は、配信エリア情報とエッジノード50との対応テーブル606を備える。対応テーブル602中には、異なるアドレス体系を持つネットワークと接続する時に使用する上位ノードアドレスと下位ノードアドレスを有してもよい。
【0084】
各ノード30、40、45、50には、図5において説明したような階層的な自己のノードアドレスが割り当てられている。すなわちゲートノード30には、下位ノードアドレスに包含されるようなノードアドレス“0”を割り当てる。中継ノード40には、ゲートノード30のノードアドレスを包含し、中継ノード45のノードアドレスに包含されるようなノードアドレス“00”、“01”を割り当てる。中継ノード45には、中継ノード40のノードアドレスを包含し、エッジノード50のノードアドレスに包含されるようなノードアドレス“000”、“001”、“010”、“011”を割り当てる。エッジノード50には中継ノード45のノードアドレスを包含するようなノードアドレス“0000”〜“0111”を割り当てる。ここで、ノードアドレスは例えばIPアドレスである。
【0085】
図7は、本発明による非固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【0086】
最初に、ステップS701において、情報配信サーバ20は、配信情報および配信エリア情報を含むユーザパケット602をゲートノード30に送信する。
【0087】
次に、ステップS702において、ゲートノード30は、配信エリア情報とエッジノード50との対応テーブル606を検索して、ユーザパケット602中の配信エリア情報に対応するエッジノードを決定し、ユーザパケットをエッジノードアドレス(EAD)でカプセル化する604。すなわち、宛先アドレスとして、エッジノードアドレスを設定する。ここで、配信エリア情報に宛先アドレスが含まれていれば、ステップS702は省略される。
【0088】
次に、ステップS703において、中継ノード40、45は、宛先アドレスであるエッジノードアドレスに従って、カプセル化されたユーザパケット604をエッジノード50までルーチングする。
【0089】
ここで、配信エリア情報および宛先アドレスは、例えばIPアドレスである。
【0090】
<パケットコピー方式>
本発明において、情報配信サーバからユーザへの転送ルートにおけるノード間のパケットコピー方式については、消極コピー方式または積極コピー方式のうちいずれの方式も採用することができる。
【0091】
消極コピー方式とは、ユーザパケットまたは制御パケット中に情報配信(放送)範囲に関する地域ID等の配信エリア情報、または宛先アドレスが含まれ、各中継ノードはその配信エリア情報、または宛先アドレスに基づいて配信されるノード数を決定し、該ノード数に対応してユーザパケットまたは制御パケットをコピーする方式をいう。
【0092】
また、積極コピー方式とは、各中継ノードでは配下の上位ノードおよび/または下位ノードの全方路に対してユーザパケットまたは制御パケットのコピーを行うが、ユーザパケットまたは制御パケット中の配信エリア情報、または宛先アドレスに従って設定した方路によりパケットのフィルタリングをする方式をいう。
【0093】
まず、消極コピー方式について図8を参照して説明する。
【0094】
図8に本発明による消極コピー方式の概念図を示す。
【0095】
あるノードは、配下の下位ノードA〜D 802〜808が有る場合に、パケット812内の配信エリア情報(方路情報)、または宛先アドレスに基づいて、方路テーブル810を作成し、選択された配信方路(A、D)のみに対し、パケットをコピーして送信する。
【0096】
ここで、配信エリア情報は、配信エリアの識別子をいい、例えば関東、横浜等の地域コード、またはその地域に存在するエッジノードのIPアドレス等である。宛先アドレスとは、配信エリアから検索したエッジノードアドレスをいう。配信方路とは、宛先アドレスと上位ノードアドレスまたは下位ノードアドレスとの比較により決まる方路をいう。
【0097】
次に、積極コピー方式について図9を参照して説明する。
【0098】
図9は、本発明による積極コピー方式の概念を示す図である。
【0099】
あるノードは、配下の下位ノードA〜D 902〜908が有る場合に、全下位ノードに対しパケットをコピーする。その後、パケット912内の配信エリア情報(方路情報)、または宛先アドレスに基づいて、それぞれ方路テーブル910を作成してパケットのフィルタリングを行い、選択された配信方路(A、D)のみパケットを通過させる。
【0100】
<移動通信形態>
本発明において、移動通信形態については、コネクション型通信またはコネクションレス型通信のうちいずれの通信形態も採用することができる。
【0101】
ここで、コネクション型通信とは、事前に制御パケットを送信してコネクションを設定してから配信情報を配信する通信形態をいい、コネクションレス型通信とは、事前にコネクションを設定せずに配信情報を配信する通信形態をいう。
【0102】
本発明によるコネクション型通信で全加入者や特定地域への情報配信を行う場合、ゲートノードは、コネクションを設定するための制御パケット(配信配信エリア情報やサービス品質情報を含む)をゲートノードに送信したとき、ホームロケーションレジスタ(HLR)に問い合わせることなく、固定パス方式に従ってコネクションを設定する。各ノードのシステムデータメモリ中に転送すべき次方路(次ノード)を格納してエッジノードまでのコネクションを設定することになる。コネクション設定が完了すると情報配信サーバからユーザパケットを送信し、そのとき各ノードでは、システムデータメモリに格納された次方路に従い、パケットをコピーして転送する。コピー方式は、消極コピー方式をとる。
【0103】
本発明によるコネクションレス型通信で、全加入者や特定地域への情報配信を行う場合、情報配信サーバは、配信エリア情報を含むユーザパケットをゲートノードに送信し、ホームロケーションレジスタ(HLR)に問い合わせることなく、非固定パス方式に従ってユーザパケットを配信する。コピー方式は消極コピー方式または積極コピー方式をとる。
【0104】
以上の説明では、転送ルート方式、パケットコピー方式および通信形態に分けて説明したが、それぞれの方式が混在した情報配信方式も考えられる。
【0105】
以下の実施例において、それぞれの方式が混在した情報配信方式の一例を示す。本発明は、これらの実施例に限定されないだけでなく、特許請求の範囲の記載に適合するすべての実施例を含むものであることは明らかである。
【0106】
(実施例1)
本発明による固定パス方式かつ消極コピー方式の情報配信方式の実施例1について図10乃至図12を参照して説明する。
【0107】
図10は、本発明による固定パス方式かつ消極コピー方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
本発明による固定パス方式の情報配信システム1000は、一例として、情報配信サーバ20、ゲートノード30、中継ノード40、45およびエッジノード50から構成される。
【0108】
情報配信サーバ20は、配信情報と、サービス品質情報と、配信エリア情報とを管理するファイルを有する。本従来例においてはノードは4層構造を有するが、本発明はこれに限定されるものではなく、複数の階層を有するすべてのノード構成において適用できる。
【0109】
ユーザパケット1002は、配信情報の配信前に情報配信サーバ20および各ノード30、40、45、50により送信および/または受信される。
【0110】
1004〜1008は、各ノードが有するシステムデータメモリに格納されたデータ内容を示す。
【0111】
図11は、本発明による固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【0112】
まず、ステップS1101において、情報配信サーバ20は、制御パケットをゲートノード30に送信する。制御パケットは、少なくとも配信エリア情報(GeID)およびサービス品質情報(QoS Type)を含む。
【0113】
次に、ステップS1102において、ゲートノード30は、制御パケットを解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリに格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーして中継ノード40に送信する。
【0114】
次に、ステップS1103において、中継ノード40は、制御パケットを解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリに格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーして中継ノード45に送信する。
【0115】
次に、ステップS1104において、中継ノード45は、制御パケットを解析し、配信エリア情報とサービス品質情報との組み合わせから次ノードの固定パスをシステムデータメモリから検索して転送パスを決定し、配信エリア情報とサービス品質情報と転送パスの組み合わせをシステムデータメモリに格納し、転送パスが複数あれば制御パケットをコピーしてエッジノード(基地局)50に送信する。
【0116】
次に、ステップS1105において、エッジノード50に制御パケットが到着すると、「リンク設定完了応答」を示す制御パケットを情報配信サーバ20に送信する。
【0117】
次に、ステップS1106において、情報配信サーバ20に「リンク設定完了応答」を示す制御パケットが到着すると、ユーザパケット1002の送信開始となる。
【0118】
次に、ステップS1107において、情報配信サーバ20から送出されたユーザパケット1002をゲートノード30において受信すると、消極コピーを行うとともに送信エリア情報とサービス品質情報からシステムデータメモリに登録されているパス識別子(PID)を検索し、パス識別子でユーザパケットをカプセル化し、中継ノード40に転送する。
【0119】
次に、ステップS1108において、ユーザパケットがエッジノード50に到着するまで、中継ノード40、45では消極コピーおよび登録されている次ノードPIDの付替えを繰り返す。
【0120】
ここで、図12を参照して、図10および図11で説明した実施例1におけるユーザパケットのフレーム構成を説明する。
【0121】
情報配信サーバ20は、ユーザパケット1202をゲートノード30に送信する。ゲートノード30は、パス識別子(PID)をユーザパケットに付加して(1204)、中継ノード40に送信する。中継ノード40は、パス識別子を付け替えて(1206)、中継ノード45に送信する。中継ノード45は、ユーザパケットの消極コピーを行い、パス識別子を付け替え(1208、1210)、エッジノード50に送信する。エッジノード50は、ユーザパケットのパス識別子を取り外して、各移動局に配信情報をコピーして配信(送信)する。
【0122】
(実施例2)
本発明による非固定パス方式かつ消極コピー方式の情報配信方式の実施例2について、前述した図6と、図13および図14を参照して説明する。
【0123】
実施例2のシステム構成は、非固定パス方式を示す図6と同一である場合を例にして説明する。
【0124】
図13は、本発明による非固定パス方式かつ消極コピー方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【0125】
最初に、ステップS1301において、情報配信サーバ20は、配信情報および配信エリア情報を含むユーザパケット602をゲートノード30に送信する。非固定パス方式のノードアドレスは、階層的なノードアドレスとなっており、各ノードは包含的な上位階層アドレスと配下のサブアドレスを管理して、ゲートノードにおいて到着したユーザパケットに配信エリア情報に対応するエッジノードアドレスを付与されている。
【0126】
次に、ステップS1302において、ゲートノード30は、配信エリア情報とエッジノード50との対応テーブル606を検索して、ユーザパケット602中の配信エリア情報に対応するエッジノードを決定し、ユーザパケットをエッジノードアドレス(EAD)でカプセル化する604。すなわち、宛先アドレスとして、エッジノードアドレスを設定する。
【0127】
次に、ステップS1303において、中継ノード40、45は、宛先アドレスであるエッジノードアドレスに従って、ノードの次階層に対応する範囲までエッジノードアドレスを比較する。
【0128】
次に、ステップS1303における比較の結果、異なるエッジノードアドレスが存在するならば、送信方路が複数あるので、異なった数分のユーザパケットをコピーし、異なるエッジノードアドレスを付与し、対応する複数方路に送信する(ステップS1304)。
【0129】
また、ステップS1303における比較の結果、異なるエッジノードアドレスが存在しないならば、送信方路は一方路であるので、コピーせずにユーザパケットを該当する方路に送信する(ステップS1305)。
【0130】
次に、ステップS1306において、エッジノードに到着するまでステップS1303〜ステップS1305を繰り返す。
【0131】
図14は、図6および図13で説明した実施例2における方路選択方法およびパケットコピー方法を示す図である。
【0132】
ステップS1401において、ゲートノード30はユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、中継ノード40“00”にパケットが送信される。
【0133】
ステップS1402において、中継ノード40はユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、中継ノード45“000”にパケットが送信される。
【0134】
ステップS1403において、中継ノード45はユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、エッジノード50“0000”および“0001”にパケットがコピーされて、送信される。
【0135】
ここで、配信エリア情報および宛先アドレスは、例えばIPアドレスである。
【0136】
(実施例3)
本発明による非固定パス方式かつ積極コピー方式の情報配信方式の実施例3について、前述した図6と、図15および図16を参照して説明する。
【0137】
実施例3のシステム構成は、非固定パス方式を示す図6と同一である場合を例にして説明する。
【0138】
図15は、本発明による非固定パス方式かつ積極コピー方式の情報配信方法の手順を説明するフロー図である。
【0139】
最初に、ステップS1501において、情報配信サーバ20は、配信情報および配信エリア情報を含むユーザパケット602をゲートノード30に送信する。非固定パス方式のノードアドレスは、階層的なノードアドレスとなっており、各ノードは包含的な上位階層アドレスと配下のサブアドレスを管理して、ゲートノードにおいて到着したユーザパケットに配信エリア情報に対応するエッジノードアドレスを付与されている。
【0140】
次に、ステップS1502において、ゲートノード30は、配信エリア情報とエッジノード50との対応テーブル606を検索して、ユーザパケット602中の配信エリア情報に対応するエッジノードを決定し、ユーザパケットをエッジノードアドレス(EAD)でカプセル化する604。すなわち、宛先アドレスとして、エッジノードアドレスを設定する。
【0141】
次に、ステップS1503において、各ノードは、配下の全下位ノード(方路)数分のコピーを行なう。
【0142】
次に、ステップS1504において、各ノードは、あらかじめシステムデータメモリに登録されているコピー後ユーザパケットを通過させてもよい次ノードアドレスと通過させない次ノードアドレスの対応テーブルを参照し、ユーザパケット602中のエッジノードと比較する。
【0143】
ステップS1504における比較の結果、ユーザパケットに付与された次ノードアドレスがシステムデータに存在すれば(ノードの階層に対応する範囲までエッジノードアドレスを比較する)、該当する次ノードアドレスのみ残し、該当しない次ノードアドレスは削除して、ユーザパケットを送信する(ステップS1505)。
【0144】
ステップS1504における比較の結果、ユーザパケットに付与された次ノードアドレスがシステムデータに全く存在しなければ(ノードの階層に対応する範囲まで次ノードアドレスを比較する)、そのユーザパケットを廃棄する(ステップS1506)。
【0145】
次に、ステップS1507において、エッジノードに到着するまでステップS1503〜ステップS1506を繰り返す。
【0146】
図16を参照して、図6および図15で説明した実施例3における方路選択方法およびパケットコピー方法を説明する。
【0147】
ステップS1601において、ゲートノード30はユーザパケットを方路分コピーした後、ユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、中継ノード“00”にパケットが送信される。
【0148】
ステップS1602において、中継ノード40はユーザパケットを方路分コピーした後、ユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、中継ノード“000”にパケットが送信される。
【0149】
ステップS1604において、中継ノード45はユーザパケットを方路分コピーした後、ユーザパケットの宛先アドレス情報を参照して、エッジノード“0000”および“0001”にパケットが送信される。
【0150】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ユーザを意識しない情報配信を行う場合に各ノードが、ホームロケーションレジスタ(HLR)を介在することなく、すなわち、ユーザ(移動局)を特定することなく、配信エリアまでルーチングを行うことができる。
【0151】
また、情報を配信する際に、ネットワークの輻輳を防止し、情報配信サーバの負荷を軽減することもできる。
【0152】
そして、各ノードにおいて、配信情報のコピーを効率的に行うこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術による情報配信システムを示す図である。
【図2】本発明による固定パスの概念を説明する図である。
【図3】本発明による固定パス方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図4】本発明による固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【図5】本発明による非固定パス方式における階層的ノードアドレスの概念を示す図である。
【図6】本発明による非固定パス方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図7】本発明による非固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【図8】本発明による消極コピー方式の概念を示す図である。
【図9】本発明による積極コピー方式の概念を示す図である。
【図10】本発明による固定パス方式の情報配信システムのシステム構成の一例を示す図である。
【図11】本発明による固定パス方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【図12】本発明の実施例1におけるユーザパケットのフレーム構成の一例を示す図である。
【図13】本発明による非固定パス方式かつ消極コピー方式の情報配信方法の手順を示すフロー図である。
【図14】本発明の実施例2における方路選択方法およびパケットコピー方法を示す図である。
【図15】本発明による非固定パス方式かつ積極コピー方式の情報配信方法の手順を説明するフロー図である。
【図16】本発明の実施例3における方路選択方法およびパケットコピー方法を示す図である。
【符号の説明】
10 情報配信システム
20 情報配信サーバ
30 ゲートノード
40、45 中継ノード
50 エッジノード
60 ホームロケーションレジスタ(HLR)
70 移動局

Claims (31)

  1. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信する手段と、
    前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定する手段と、
    前記ルーチングするノードを決定する手段により決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーする手段と、
    前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定する手段と、
    前記ノード間パスを決定する手段により決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
  2. 請求項1に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記ノード間パスを決定する手段により決定されたノード間パスに対応するパス識別子を、前記配信エリア情報および前記サービス品質情報と関連付けてシステムデータメモリに格納する手段を
    さらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  3. 請求項2に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記情報配信サーバから前記配信エリア情報、前記サービス品質情報、および前記配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、
    前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記配信エリア情報および前記サービス品質情報をキーにして、前記システムデータメモリから前記パス識別子を検索する手段と、
    前記パス識別子を検索する手段により検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    をさらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  4. 請求項3に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記パス識別子を検索する手段により検索された前記パス識別子の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、
    前記パス識別子を検索する手段により検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    をさらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、
    前記サービス品質情報は、遅延情報、廃棄率情報、優先度情報、および帯域情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする情報配信システム。
  6. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、
    前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスと比較する手段と、
    前記比較手段に従って、配信方路を決定する手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
  7. 請求項に記載の情報配信システムにおいて、前記階層的な自己のノードアドレスは、上位ノードのノードアドレスを含み、および/または下位ノードのノードアドレスに含まれることを特徴とする情報配信システム。
  8. 請求項または請求項に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    をさらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  9. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、
    前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスから、上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段と、
    前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段により決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定する手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とする情報配信システム。
  10. 請求項に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーする手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーする手段によりコピーした前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    をさらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  11. 請求項または請求項10に記載の情報配信システムにおいて、
    前記ノードは、
    前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスを、前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスと比較する手段と、
    前記比較する手段の比較結果に従って、前記ユーザパケットをフィルタリングする手段と
    をさらに備えたことを特徴とする情報配信システム。
  12. 請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記宛先アドレスは、IPアドレスであることを特徴とする情報配信システム。
  13. 請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記配信エリア情報は、IPアドレスであることを特徴とする情報配信システム。
  14. 請求項乃至請求項11のいずれかに記載の情報配信システムにおいて、前記自己のノードアドレスは、IPアドレスであることを特徴とする情報配信システム。
  15. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信するステップと、
    前記制御パケットを受信するステップにより受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定するステップと、
    前記ルーチングするノードを決定するステップにより決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーするステップと、
    前記制御パケットを受信するステップにより受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定するステップと、
    前記ノード間パスを決定するステップにより決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングするステップと
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  16. 請求項15に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記ノード間パスを決定するステップにより決定されたノード間パスに対応するパス識別子を、前記配信エリア情報および前記サービス品質情報と関連付けてシステムデータメモリに格納するステップを
    さらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  17. 請求項16に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードは、
    前記情報配信サーバから前記配信エリア情報、前記サービス品質情報、および前記配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、
    前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記配信エリア情報および前記サービス品質情報をキーにして、前記システムデータメモリから前記パス識別子を検索するステップと、
    前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    をさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  18. 請求項17に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記パス識別子の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、
    前記パス識別子を検索するステップにより検索された前記ノード識別子に対応する前記ノード間パスを用いて、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    をさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  19. 請求項15乃至請求項18のいずれかに記載の情報配信方法であって、
    前記サービス品質情報は、遅延情報、廃棄率情報、優先度情報、および帯域情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする情報配信方法。
  20. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    階層的な自己のノードアドレスを格納するステップと、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、
    前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスと比較するステップと、
    前記比較ステップに従って、配信方路を決定するステップと、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  21. 請求項20に記載の情報配信方法であって、前記自己のノードアドレスは、上位ノードのノードアドレス、および/または下位ノードのノードアドレスを含むことを特徴とする情報配信方法。
  22. 請求項20または請求項21に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    をさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  23. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    自己のノードアドレスを格納するステップと、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信するステップと、
    前記自己のノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスから上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定するステップと、
    前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定するステップにより決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定するステップと、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    を備えることを特徴とする情報配信方法。
  24. 請求項23に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路の数が、2つ以上のときに前記ユーザパケットをコピーするステップと、
    前記配信方路を決定するステップにより決定された前記配信方路に、前記ユーザパケットをコピーするステップによりコピーした前記ユーザパケットをルーチングするステップと
    をさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  25. 請求項23または請求項24に記載の情報配信方法であって、
    前記ノードにおいて、
    前記自己のノードアドレスを格納するステップにより格納した前記自己のノードアドレスを、前記ユーザパケットを受信するステップにより受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスと比較するステップと、
    前記比較するステップの比較結果に従って、前記ユーザパケットをフィルタリングするステップと
    をさらに備えることを特徴とする情報配信方法。
  26. 請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記宛先アドレスは、IPアドレスであることを特徴とする情報配信方法。
  27. 請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記配信エリア情報は、IPアドレスであることを特徴とする情報配信方法。
  28. 請求項20乃至請求項25のいずれかに記載の情報配信方法であって、前記自己のノードアドレスは、IPアドレスであることを特徴とする情報配信方法。
  29. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、
    前記情報配信サーバから配信エリア情報およびサービス品質情報を含む制御パケットを受信する手段と、
    前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記配信エリア情報に従って前記制御パケットをルーチングするノードを決定する手段と、
    前記ルーチングするノードを決定する手段により決定されたルーチングノードが複数有る場合に前記制御パケットをコピーする手段と、
    前記制御パケットを受信する手段により受信した前記制御パケットに含まれる前記サービス品質情報に従ってノード間パスを決定する手段と、
    前記ノード間パスを決定する手段により決定された前記ノード間パスを用いて、前記制御用パケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  30. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、
    階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、
    前記ユーザパケットを受信する手段により受信した前記ユーザパケットに含まれる前記宛先アドレスを、前記ノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスと比較する手段と、
    前記比較手段に従って、配信方路を決定する手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
  31. 情報配信サーバからノードを介して移動局へ配信情報を送信する情報配信システムにおけるノードであって、
    階層的な自己のノードアドレスを格納する手段と、
    宛先アドレス、配信エリア情報、および配信情報を含むユーザパケットを受信する手段と、
    前記自己のノードアドレスを格納する手段により格納した前記自己のノードアドレスから上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段と、
    前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスを決定する手段により決定された前記上位ノードのノードアドレスおよび/または下位ノードのノードアドレスから配信方路を決定する手段と、
    前記配信方路を決定する手段により決定された前記配信方路に前記ユーザパケットをルーチングする手段と
    を備えたことを特徴とするノード。
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