JP3622442B2 - 電子メール装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子メール装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、電子メールが発達しており、パソコン(パーソナルコンピュータ)、ワークステイション、あるいは携帯情報端末などと呼ばれる小型電子メール装置等を用いて電子メールの発信、および受信が行なえるようになっている。また、これらの機器においては、関係する個人あるいは団体等の住所、電話番号等を管理するアドレス帳等を備えたものがあり、電子メールの機能と組み合わせて送受信の処理を容易に行なえるようにしている。
【0003】
アドレス帳の中には、例えば個人の氏名、住所、パソコン通信アドレス、インターネットメールアドレス、電話番号、FAX番号等が、予め定められた形式で登録されている。メールの発信人は、例えば、まず本文メールを作成し、これにアドレス帳から検索した受信人アドレスを設定して通信回線を介してメールの送信を行なっていた。
【0004】
受信人が受け取る電子メールにはメール本文のほかに、発信人の名前、インターネットメールアドレスなどの発信人アドレス情報(Fromアドレス情報)と受信人の名前、インターネットメールアドレスなどの受信人アドレス情報(Toアドレス情報、あるいはCcアドレス情報等)とが書き込まれている。
【0005】
受信人は、本文メールに添付されている発信人アドレス情報、受信人アドレス情報を読むことによって、このメールが誰から発信され、誰と誰にメールされたものかを知ることができる。また、メールに対して回答が必要な場合には簡単な操作で、回答を送信できるように工夫されている。例えば、インターネットメールの場合には、Reply−Toの行にアドレスを指定することによって返信先を指定できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例に示した電子メールシステムでは、アドレスが、各受信人の間で公開されてしまうという課題を有していた。これは、プライバシー性の高い電話番号等をアドレスにする電子メール装置では深刻な課題である。
【0007】
プライバシーの問題に加え、実務上では次のような問題の発生が考えられる。すなわち、発信アドレスが電話番号であった場合、受信人は受信した電子メールに対して電話で返信の回答をすることも可能である。
【0008】
電子メールシステムの大きな利点は、自分の都合のよい時間にメールを読むことができ、しかも、その回答を電子メール装置に記憶しておくことができることである。これに反して、電話で回答を受けた場合には忙しい中でも電話応対が余儀なくされる。さらに、本人が不在の場合にはメモによる伝言によって情報が伝達されるので、情報そのものが不正確になるといった問題が発生する。
【0009】
また、インターネットアドレス等においても、例えば掲示板等に添付されたアドレス情報より、不要のダイレクトメールが送信されることが考えられ、アドレスの非公開が望ましい場合もある。
【0010】
本発明は上記課題を解決するもので、電話番号等のプライバシーを保護し、かつ、良好な電子メール通信環境を創出することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の電子メール装置は、複数の受信人に電子メールを送信する際にアドレス設定手段で設定した複数のアドレスの一部、または全部を伏せ字処理にする、または暗号処理するアドレスデータ変換手段を備え、変換したアドレスをアドレス情報として添付することを特徴とするものである。
【0012】
この構成により、電話番号等のプライバシーに関するアドレス情報を保護でき、かつ、電子メールによる返信も容易にできる良好な電子メール通信環境を提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、電子メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、電子メールの投函操作を行なう投函手段と、電子メールに複数の受信人のアドレスを設定するアドレス設定手段と、アドレス設定手段で設定した複数のアドレスを受信人毎に伏せ字処理または暗号処理するアドレスデータ変換手段と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたものであり、電子メール受信人に他の受信人のアドレスを公開しないようにできるため、電話番号等のプライバシーを保護することができる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、アドレスデータ変換手段が、アドレスの伏せ字処理と暗号処理とを行うことを特徴とするものであり、電話番号等のプライバシーを保護することができる。
【0018】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、アドレスデータ変換手段が、少なくとも電話番号アドレスを暗号化することを特徴とするものであり、日常使用する情報機器として最も使用頻度の高い、すなわちプライバシーの保護をもっとも必要とする電話番号のプライバシーを保護することができる。
【0019】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の発明において、アドレスデータ変換手段が、少なくともFAX番号アドレスを暗号化することを特徴とするものであり、FAX番号のプライバシーを保護することができる。したがって、不要なFAXの受信によって、記録用紙が無駄に消費されることがない。
【0020】
本発明の請求項に記載の発明は、電子メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、電子メールの投函操作を行う投函手段と、電子メールに複数の受信人のアドレスを設定するアドレスデータ設定手段と、アドレスデータ設定手段で設定した複数のアドレスを伏せ字処理または暗号処理するアドレスデータ変換手段と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたものであり、個々の通信環境に適応したアドレス変換を設定できるようにしたものである。したがって、受信人個別の事情にかなったアドレス変換ができるので、プライバシーの保護には最適である。
【0021】
本発明の請求項に記載の発明は、請求項に記載の発明において、アドレス変換手段が、アドレスの伏せ字処理と暗号処理とを行うことを特徴とするものであり、個々の通信環境に適応したアドレス変換を設定できる。
【0024】
以下、本発明に係わる実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における電子メール装置のブロック図を示すものである。図1において、101は制御部、102は電子メール作成部、103は投函部、104はアドレスデータ設定部、105はアドレスデータ変換部、106は通信部である。
【0025】
制御部101は、CPUを備え、電子メール装置の制御処理を行なう。
電子メール作成部102は、図には示していない液晶パネルのような表示部と、入力部とで構成されている。入力部は、例えば液晶パネルよりなる表示部の画面中に設けたアイコン、または表示部の周囲に配置したボタン等であり、ペン等で触れることによりメール本文を入力する。入力したメール本文は、表示部に表示される。
【0026】
投函部103は電子メール作成部102で作成した本文メールを一時的に記憶しておく場所であり、ここでアドレス情報をはじめとするヘッダー情報が添付される。アドレス情報は、アドレスデータ設定部104によって設定される。
【0027】
アドレスデータ変換部105は、アドレスデータを伏せ字化、または暗号化する。
【0028】
ここで、伏せ字化とは、たとえば電話番号であるアドレス「050−111−2222」を「***−***−****」のようにアスタリスクに変換することである。伏せ字化した情報は元のデータが失われており、以前にそこにアドレスが存在していたことを示すだけのものである。したがって、元のアドレス情報に復号することはできない。これに対して、暗号化は決められた形式にしたがってアドレス情報を変換するものであり、例えば電話番号であるアドレス「050−111−2222」を「qwertyuiop@」のように変換する。暗号処理したアドレス「qwertyuiop@」は、あとで説明するアドレスデータ復号手段によって、もとのアドレス「050−111−2222」に復号することができる。
【0029】
通信部106は、メール本文に添付されたアドレス情報に基づいて、投函部103に記憶されたメール本文の送信を行う。また、通信部106は先方からのメールの受信も行う。
【0030】
次に、本発明の電子メール装置の操作を説明することによって、発明の機能・効果を説明する。
【0031】
例えば、ユーザは電子メール作成部102によって、図2(a)に示すようなメール本文を作成する。
【0032】
次に、メール本文を投函部103に投函する。メールが投函されると、電子メール装置は、決められた手順にしたがったアドレス情報の入力を待つ。図2(b)にアドレス情報の設定フォーマットの一例を示す。
【0033】
図において一行目のFromアドレスは、発信人A氏のアドレスである。A氏はアドレスデータ設定部104より、自分のアドレスを設定する。図2(b)の例ではA氏が設定したアドレスは電話番号である。図2(b)の2行目のToアドレスは、受信人のアドレスである。Toアドレスは複数の宛て先指定が可能である。また、 受信人アドレスとして、図2(b)の3行目に示すCcアドレス等を使用する場合もある。通常、Toアドレスがメール本文に対して、たとえば回答、返信を必要とするような直接関係者であるのに対して、Ccアドレスは、単に情報として連絡をしておいたほうがよい程度の間接的な関係者である。Ccアドレスも複数の宛て先指定が可能である。
【0034】
A氏がアドレスデータ設定部104より設定したアドレスの一例を、図2(c)に示す。
【0035】
図2(c)の例では、B氏のアドレスは電話番号、CとD氏のアドレスはパソコン通信アドレス、E氏のアドレスはFAX番号であるとする。
【0036】
アドレスデータ変換部105は、伏せ字処理、暗号処理の2種類の変換処理を行う。各人のアドレスと変換処理方法とを組み合わせることによって、種々の組み合わせのアドレス変換ができる。
【0037】
例えば、図2(c)に示したアドレス情報を、下記条件でアドレス変換する。
(1) 発信人アドレスを暗号処理する。
【0038】
(2) 受信人(To、Cc等)アドレスは、伏せ字処理する。
上記アドレス変換のフローチャートの一例を、図3に示す。
【0039】
以下、フローチャートをステップを追って説明する。
まず、アドレスデータ変換部105は投函部103の電子メールより発信人アドレスを抽出して(ステップS11)、これを暗号化処理し一時的にアドレスデータ変換部105内の記憶部に記憶する(ステップS12)。
【0040】
次に、アドレスデータ変換部105は電子メールよりToアドレスを抽出し、アドレスの数nを調べToアドレス変換の初期設定を行う(ステップS13、S14)。
【0041】
i番目のアドレスを抽出し、アドレス値の各文字を‘*’に変換し一時的にアドレスデータ変換部105内の記憶部に記憶する(ステップS16、S17)。この操作をn回繰り返す(ステップS15〜S18)。i=(n+1)回目になると、電子メールよりCcアドレスを抽出し、Ccアドレス変換の初期設定を行う(ステップS19、S20)。以下、同様にして、ステップS21〜S24の操作によって全Ccアドレス値の各文字を‘*’に置換し、一時的にアドレスデータ変換部105に記憶する。
【0042】
最後に、投函部103に記憶してある受信人の未変換アドレス情報によって、通信部106より通信を開始する。回線が接続するとアドレスデータ変換部105に一時的に記憶した変換アドレス情報を添付してメール本文を送信する。このようにして受信人全員に対して、順次電子メール通信を行う。
【0043】
上記アドレスデータ変換処理をしたとき、各受信人B氏、C氏、D氏、E氏は、図2(d)のアドレスが添付されたメールを受信する。
【0044】
例えば、B氏はこのアドレス情報によってこのメールがA氏より発信されて、自分の他にC氏、D氏、E氏に通知されていることを知るが、プライバシーに関わる各人のアドレスを知ることはできない。しかし、B氏が、A氏の暗号処理されたアドレスを復号処理する電子メール装置を所持していれば、A氏に対して「9月23日の反省会への出欠」の電子メールで返信することができる。
【0045】
このように本発明によれば、メールの受信人B氏、C氏、D氏、E氏間ではそれぞれのアドレスは伏せられているので、プライバシーを守ることができる。
【0046】
発信人、受信人等のアドレスを変換する優先度、変換の形式は、プライバシーの保護、および通信環境の保持性の観点から考えると、次の原則によるのがよいであろう。
【0047】
(1) 電話番号アドレス、FAX番号アドレスは、プライバシー性が高いのでアドレスを変換処理するのが好ましい。
【0048】
(2) 発信人アドレスは、メールの返信、問い合わせ等を必要とするものなので、アドレスを復号化可能な暗号処理するのが好ましい。
【0049】
(3) 本人宛ての受信人アドレスは、一般的にアドレスを変換処理する必要がない。
【0050】
(4) パソコン通信アドレス、インターネットアドレス等は、アドレスを変換処理しなくても、プライバシーが侵害されることは少ない。
【0051】
上記をアドレス変換の原則として、通信環境に適合したアドレス変換を行えばよい。また、個人的にアドレスを秘密にしておきたい受信人には、特定個人のアドレスを変換処理できるようにしておくことが好ましい。このように、アドレス変換を使用通信環境に適合できるようにした電子メール装置を実施の形態2で説明する。
【0052】
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2における電子メール装置のブロック図を示すものである。図4において、制御部101、電子メール作成部102、投函部103、アドレスデータ設定部104、アドレスデータ変換部105、通信部106は、実施の形態1におけるものと同様である。107は、アドレスデータ変換指定部である。
【0053】
アドレスデータ変換指定部107は、発信人アドレス、受信人アドレス等のアドレスの中でアドレス変換を実施するアドレスの指定と、前記指定したアドレスの変換の種類、すなわち、伏せ字処理、または暗号処理等の変換の種類とを指定するものである。
【0054】
ここで、図2(c)に示したアドレスをアドレスデータ変換指定部107によって、下記条件にしたがって、アドレス変換したときに各受信人が受信するメールアドレスの一例を、図2(e)に示す。
【0055】
(1) 発信人アドレスは暗号処理する。
(2) 受信人アドレスで受信人本人のアドレスは、変換しない。
【0056】
(3) 受信人アドレスで電話番号とFAX番号アドレスは伏せ字処理する。(電話番号とFAX番号アドレス以外のアドレスは、アドレス変換処理しない。)
図5に上記アドレス変換指定のフローチャートの一例を示す。
【0057】
以下、図5のフローチャートによってステップ毎に変換のフローを説明する。はじめに、アドレスデータ変換部105は、アドレスデータ変換指定部107の指示にしたがって、投函部103の本文メールに添付されているアドレスデータ情報より発信人アドレスを抽出(ステップS30)、これを暗号化処理し、暗号化したアドレスデータを、投函部103の本文メールに添付されているアドレスデータ情報と置換する(ステップS31)。
【0058】
次に、アドレスデータ変換部105は、アドレスデータ変換指定部107の指示にしたがって、下記操作を実行する。アドレスデータ情報より全宛先(To、Ccアドレス等)を抽出し、アドレスの数nを調べ変換ループの初期化を行う(ステップS32、S33)。
【0059】
i番目のアドレスを抽出し、受信人本人のアドレスかを調べる(ステップS35、S36)。抽出したアドレスがyes(受信人本人)の場合にはアドレスの変換を行わない。no(受信人が本人以外)の場合には、アドレスデータが電話番号、またはFAX番号であるかを調べる(ステップS37)。no(電話、FAX番号でない)の場合にはアドレスの変換を行わない。yes(電話、またはFAX番号である)の場合には、アドレス値の各文字を‘*’に置換し、これを投函部103のアドレスデータと置換する(ステップS38)。上記操作をn回実施する(ステップS34〜S39)。
【0060】
所定のアドレスデータの変換が行われた投函部103のアドレス情報に基づいて、回線を接続した後メール本文にアドレス情報を添付して通信部106より送信する。
【0061】
上記のようにアドレス変換したことによって、電話番号アドレス、またはFAX番号アドレスを使用していたA氏、B氏、E氏のアドレスは、プライバシーの侵害の予想される程度と、アドレスの公開の必要性の程度によって、処理なし、暗号処理、伏せ字処理がなされている。すなわち、メールに対する回答、問合せが予想される発信人A氏のアドレスは復号処理可能の暗号処理、 受信人本人の場合は処理なし、受信人が本人以外の場合には伏せ字処理されている。プライバシーの侵害が少ないパソコン通信等のアドレスは変換処理なしとしている。
【0062】
勿論、パソコン通信等のアドレスの場合であっても、特定の受信人がアドレスの公開を望んでいないことが予め分かっていれば、受信人の希望に応じて伏せ字処理、暗号化処理等を指定できるようにすればよい。
【0063】
実施の形態2においては、受信人が本人の場合にはアドレス情報の変換処理を行っていない。このために、送信側端末から受信側端末までのアドレス送信処理を簡単にすることができる効果がある。
【0064】
(実施の形態3)
実施の形態1、または実施の形態2の場合には、受信人の受信するアドレス情報は図2(d)、または図2(e)のようなもので発信人アドレスが暗号処理されている。したがって、実施の形態1、または実施の形態2の電子メール装置では、通常このメールに対して返信、問合せをすることはできない。実施の形態3の電子メール装置は、暗号処理された発信人アドレスに対して返信可能にしたものである。
【0065】
図6に、実施の形態3における電子メール装置のブロック図を示す。
制御部101、電子メール作成部102、通信部106は実施の形態1におけるものと同様であり、108は電子メール返信部、109は返信アドレス生成部である。
【0066】
電子メール返信部108は、受信したメールアドレスより、受信メールに対して自動的に返信アドレス、および発信人アドレスを作成する。返信アドレスが変換処理されていない場合には、返信用の本文メールを作成して電子メール返信部108で作成したアドレス情報を添付して、通信部106より送信すればよい。返信アドレス生成部109は、暗号を復号する復号手段を有する。したがって、返信アドレスが暗号処理されている場合には、暗号処理されたアドレスを復号処理し、復号アドレスに基づいたアドレス情報を添付して、メールを送信することができる。
【0067】
図7に、一例として、B氏が図2(d)のアドレス情報が設定されたメールに対して、A氏宛てに返信メールを送信する時のフローチャートを示す。
【0068】
以下、図7のフローチャートによって、ステップを追って返信手順を説明する。
【0069】
電子メール返信部108は、A氏の電子メールより発信人アドレスを抽出して、これを返信アドレス生成部109に伝達する(ステップS40)。返信アドレス生成部109は、暗号化処理の有無を判定し(ステップS41)、yes(暗号化処理あり)の場合には、返信アドレス生成部109は暗号処理されたアドレスを復号処理して返信アドレスを生成する(ステップS44)。ステップS41において、no(暗号化処理なし)の場合には、発信人アドレスをそのまま返信アドレスとする(ステップS43)。ステップS42、またはS43で生成した返信アドレスを、電子メール返信部108に設定する(ステップS44)。通信部106がこの電子メールをA氏宛てに送信する。
【0070】
この電子メール装置によれば、A氏は電話番号のプライバシーを守れる上、返信メールを電子メールによってのみ受け取ることができる。したがって、電話での問合せ等の煩わしさから開放される。
【0071】
(実施の形態4)
実施の形態4の電子メール装置は、暗号処理されたアドレスをアドレス帳に登録できるようにしたものである。
【0072】
図8は、本発明の実施の形態4における電子メール装置のブロック図を示すものである。図8において、制御部101、電子メール作成部102、投函部103、通信部106は、実施の形態1 におけるものと同じものであり、110は暗号アドレス帳、111は暗号アドレス設定部、112はアドレスデータ復号化部である。
【0073】
暗号アドレス帳110は、先方から暗号処理されたアドレスが添付されてきた場合に、暗号アドレスを登録できるように構成されている。暗号アドレス帳110への暗号アドレスの登録は、コピー操作、あるいは電子メール作成部102の入力キー等による。
【0074】
暗号アドレス設定部111は、投函部103に投函された本文に対して、暗号処理されたアドレスを設定する。
【0075】
アドレスデータ復号化部112は、投函部103に対して添付された暗号アドレスを復号して、通信部106より電子メールの送信を行う。
【0076】
実施の形態4によれば、アドレス帳に登録された暗号アドレスは、人間では見ることができないが、電子メール装置としては通常のアドレスと同様に扱うことができる。したがって、本電子メール装置によれば、先方のプライバシーを守ると同時に、電子メール装置の所有人本人のプライバシーも守ることができる。
【0077】
なお、アドレスデータ復号化部112は設定された暗号化アドレスのうち、受信人本人のアドレスのみを復号するように構成するのが、プライバシーの保護上、好ましいのは当然である。
【0078】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、発信人、受信人のアドレス情報のプライバシーが保護され、かつ快適な通信環境を創出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における電子メール装置のブロック図
【図2】(a)は本発明実施の形態におけるメール本文の一例を示す図
(b)はメール本文に添付するアドレス情報のフォーマットの一例を示す図
(c)はメール本文に添付するアドレス情報の設定の一例を示す図
(d),(e)は受信人が受け取るメールに添付された変換アドレス情報の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1におけるアドレス情報の変換の一例を示すフローチャート
【図4】本発明の実施の形態2における電子メール装置のブロック図
【図5】本発明の実施の形態2におけるアドレス情報の変換の一例を示すフローチャート
【図6】本発明の実施の形態3における電子メール装置のブロック図
【図7】本発明の実施の形態3におけるアドレス情報の変換の一例を示すフローチャート
【図8】本発明の実施の形態4における電子メール装置のブロック図
【符号の説明】
101 制御部
102 電子メール作成部
103 投函部
104 アドレスデータ設定部
105 アドレスデータ変換部
106 通信部

Claims (6)

  1. 電子メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、電子メールの投函操作を行なう投函手段と、電子メールに複数の受信人のアドレスを設定するアドレス設定手段と、前記アドレス設定手段で設定した複数のアドレスを受信人毎に伏せ字処理または暗号処理するアドレスデータ変換手段と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたことを特徴とする電子メール装置。
  2. アドレスデータ変換手段が、アドレスの伏せ字処理と暗号処理とを行うことを特徴とする請求項1に記載の電子メール装置。
  3. アドレスデータ変換手段が、少なくとも電話番号アドレスを暗号処理することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電子メール装置。
  4. アドレスデータ変換手段が、少なくともFAX番号アドレスを暗号処理することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の電子メール装置。
  5. 電子メールの本文を作成するための電子メール作成手段と、電子メールの投函操作を行う投函手段と、電子メールに複数の受信人のアドレスを設定するアドレスデータ設定手段と、前記アドレスデータ設定手段で設定した複数のアドレスを伏せ字処理または暗号処理するアドレスデータ変換手段と、前記変換を実施するアドレスの指定とアドレス変換の種類とを指定するアドレスデータ変換指定手段と、電子メールを送受信する通信手段とを備えたことを特徴とする電子メール装置。
  6. アドレスデータ変換手段が、アドレスの伏せ字処理と暗号処理とを行うことを特徴とする請求項に記載の電子メール装置。
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