JP3620270B2 - ガス絶縁変圧器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高圧巻線と低圧巻線との間に介装される固体絶縁物の量が少なくて済みコストの低減されたガス絶縁変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図25は、従来のガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図である。鉄心が垂直な脚部2と上下のヨーク1A,1Bとにより構成されている。低圧巻線4がスペーサ6を介して脚部2に巻回され、その低圧巻線4の外径側に絶縁性の固体絶縁物である間隔片7を介して高圧巻線5が巻回されている。高圧巻線5の内径側の上下端部には静電シ−ルド10A,10Bが取り付けられている。また、高圧巻線5の外径側の上下端部にも静電シ−ルド11A,11Bが取り付けられている。巻線の上下には、フレーム3A,3Bが配され、フレーム3A,3Bと低圧巻線4との間には、それぞれ絶縁性の巻線支え8A,8Bが介装されている。一方、フレーム3A,3Bと高圧巻線5との間にも、それぞれ絶縁性の巻線支え9A,9Bが介装されている。これらは、絶縁ガスで充填された図示されていないタンク内に収納されている。
【0003】
図26は、図25のK−K断面図である。ただし、図26は、4分の1面しか示されていない。残りの4分の3面は図26と同じである。間隔片7とスペーサ6とがそれぞれ複数個よりなり、周方向に互いに等間隔離れて配されている。
図27は、図25の間隔片7の構成を示す斜視図である。間隔片7は、直方体に形成され、静電シ−ルド10A,10B(図25)の間に上部から下部へ垂直に配されている。
【0004】
図25に戻り、静電シ−ルド10A,10B,11A,11Bは、高圧巻線5の上下端部における電界集中を緩和させるためのものである。低圧巻線4および高圧巻線5は、それぞれ巻線支え8A,8B、巻線支え9A,9Bで上下から挟持されることによって、その軸方向に発生する電磁力が抑えられている。一方、低圧巻線4と高圧巻線5との間には互いに巻線同士が反発し合う電磁力が発生するが、巻線同士が吸引し合う電磁力は発生しない。間隔片7は、低圧巻線4と高圧巻線5との絶縁寸法を一定に保つためのものである。この間隔片7は、静電シ−ルド10A,10Bと当接しないように巻線の端部は避け巻線の中央部に配されている(特公平6−46610号公報)。絶縁ガスは、絶縁と冷却との両者の役目を担い、間隔片7の間を下部から上部へと絶縁ガスを流すことにより低圧巻線4と高圧巻線5とが冷却される。
【0005】
図28は従来の異なる変圧器の構成を示す片側断面図、図29は図28のM−M−断面図、図30は図28の間隔片12の構成を示す斜視図である。図25ないし図27と異なる所は間隔片12が周回状になっている点だけであり、その他は全く同じである。この構成は、巻線の冷却において、低圧巻線4と高圧巻線5との間の絶縁ガスの流れを期待しない場合に適用される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような従来のガス絶縁変圧器は、高圧巻線と低圧巻線との間に介装される間隔片の量が多いという問題があった。
すなわち、高圧巻線と低圧巻線との間に介装されている間隔片としては、一般にプレスボードや樹脂などの固体絶縁物が用いられるが、高圧巻線と低圧巻線との間の絶縁寸法を小さくしたい場合は、比誘電率のできるだけ小さい間隔片が用いられる。間隔片の介装された部分には、微小な隙間や楔状ギャップの発生が避けられず、非常に高い電界の部分が形成される。間隔片の比誘電率をεS 、絶縁ガスの比誘電率をεG とすると、微小な隙間や楔状ギャップ中の電界は、間隔片のない部分に比べて、εS /εG 倍になる。例えば、間隔片の比誘電率εS が4であれば、絶縁ガスの比誘電率εG が1なので、εS /εG は4にもなる。したがって、間隔片としては、その比誘電率εS のできるだけ小さい材料が用いられ、巻線のコンパクト化がなされている。
【0007】
通常のプレスボードや樹脂の比誘電率εS は4ないし5であるが、比誘電率εS の小さい材料としては、例えば、アラミッド紙(比誘電率εS が2.7)がある。この低誘電率材料を間隔片とすることにより、高圧巻線と低圧巻線との間の耐電圧が、普通のプレスボード材の場合より約30%も向上することが分かっている。しかしながら、この低誘電率材料は、特殊仕様になるので普通のプレスボード材の場合よりコストが約10倍も高く、ガス絶縁変圧器の製作費用を高めていた。そのために、間隔片の量を少しでも減らし、ガス絶縁変圧器の製作費用をより低減させることが要求されていた。
【0008】
この発明の目的は、高圧巻線と低圧巻線との間に介装される間隔片の量が少ないガス絶縁変圧器を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明によれば、垂直な鉄心脚部を巻回する低圧巻線と、この低圧巻線の外周を絶縁間隙を介して巻回するとともに導体が周回状に形成されてなる静電シールドが上下の両端部に水平に取り付けられた高圧巻線と、上下の前記静電シールド間に配されるとともに低圧巻線と高圧巻線との間に介装された絶縁性の間隔片と、低圧巻線および高圧巻線を上下から締め付ける上下のフレームとが絶縁ガスで充填されたタンク内に配されたガス絶縁変圧器において、低圧巻線の外側を周回するリング状の間隔片が複数形成されるとともに上下方向に互いにガス空間を介して配置されるようにするとよい。それによって、リング状の間隔片の間のガス空間の分だけ、従来の構成に対して、間隔片の量が少なくて済む。
【0011】
また、かかる構成において、間隔片に上下に貫通する切欠き部が形成されるようにしてもよい。それによって、切欠き部を介して絶縁ガスが流れるようになり、その絶縁ガスによる巻線の冷却を期待することができる。
また、かかる構成において、下のフレームから低圧巻線と高圧巻線との間を上方へ伸びる絶縁性の支持体が設けられ、この支持体に間隔片を固着させるようにしてもよい。それによって、間隔片の上下方向の位置が正確に設定され、間隔片の位置決め作業が容易になる。
【0012】
また、かかる構成において、間隔片と高圧巻線との間にもう一つの絶縁性の間隔片が介装され、このもう一つの間隔片の水平方向の幅を静電シールドの導体外径より大きくするようにしてもよい。それによって、もう一つの間隔片を予め高圧巻線に接着した状態で、その高圧巻線を低圧巻線に挿入すれば、静電シールドが邪魔にならずに巻線の組み立てを実施することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を実施例および参考例に基づいて説明する。図1はこの発明の参考例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1の間隔片13の構成を示す斜視図である。図25ないし図27の従来の構成と異なる所は、高圧巻線5と低圧巻線4との間にブロック状の間隔片13がガス空間14を介して上下に2個ずつ並べられている点だけである。その他の構成は従来の装置と同じであり、従来と同じ部分は同一参照符号を付けることによって、詳細な説明は省略する。前述のように、高圧巻線5と低圧巻線4との間には吸引方向の電磁力はかからないので、間隔片13は高圧巻線5と低圧巻線4との間の絶縁寸法を確保する役目だけを担っている。そのために、間隔片13は従来のように巻線の上下方向の全てに沿わせて配する必要がなく、上下に2個ずつあれば充分である。したがって、このガス空間14の分だけ、従来の構成に対して、間隔片13の量が少なくて済み、高価な間隔片13の量を減らすことができる。それによって、少ない費用でガス絶縁変圧器を製作することができる。
【0014】
また、図1の構成は、さらに巻線の冷却特性も向上する。図5は、絶縁ガスの流れを示す要部断面図であり、それぞれ(A)は図26(従来の構成)のL−L断面図、(B)は図2(参考例の構成)のC−C断面図である。両図における矢印は、絶縁ガスの流れの方向を示す。図5の(A)において、絶縁ガスは矢印16のように間隔片7の間を上方へ直線的に流れ、ほぼ層流に近い。一方、図5の(B)の場合は、絶縁ガスが矢印17のように直線的に流れるものもあるが、矢印18のように渦を巻きながら流れるものもある。この矢印18の流れは間隔片13のガス空間14の所へ絶縁ガスが入り込むために発生する。矢印18の流れは、層流ではなく乱流になっている。そのために、絶縁ガスがガス空間14の内部でかき乱され、巻線の冷却特性が図5の(A)の場合より向上する。さらに、図5の(B)の場合は、絶縁ガスと巻線との接触面積が、図5の(A)の場合より間隔片13のガス空間14の分だけ広くなる。それによっても、巻線の冷却特性が図5の(A)の場合より向上する。図5の(B)の構成の温度上昇は、図5の(A)の場合と比べて、約1℃(通常設計による巻線の平均の温度上昇35℃に対して3%)低減される。
【0015】
なお、図1において、間隔片13は、ガス空間14を介して上下に3個ずつ並べてもよい。間隔片13は、一般にはガス空間14が確保されていれば、複数でよく、それによって、間隔片13の量を従来の場合より減らすことができる。また、間隔片13は、上下方向に直線状に並べなくてもよく、上下方向にジグザクに並べてもよい。要は、間隔片13をガス空間14を介して高圧巻線5と低圧巻線4との間に散在させ、高圧巻線5と低圧巻線4との間の絶縁寸法が一定に保たれるようにすればよい。
【0016】
図6はこの発明の異なる参考例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図7は図6のD−D断面図、図8は図6の間隔片19の構成を示す斜視図である。図1ないし図4の構成と異なる所は、下のフレーム3Bから低圧巻線4と高圧巻線5との間を低圧巻線4の外径面に沿って上方へ伸びる絶縁性の支持体20が設けられ、この支持体20と間隔片19とが一体に構成されている点である。この支持体20によって、間隔片19の上下方向の位置が正確に設定されるとともに間隔片19が固定され、間隔片19の固定と位置決め作業とが容易になる。それによって、巻線の組み立て時間が短縮される。
【0017】
図9はこの発明の実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図10は図9のE−E断面図、図11は図9の間隔片21の構成を示す要部斜視図である。図1ないし図4の構成と異なる所は、間隔片21がリング状に形成され、低圧巻線4の外径側を周回するとともに上下方向に互いにガス空間14を介して2個配置されている点だけである。間隔片21は、従来の構成(図28ないし図30)の間隔片12のように巻線の上下方向の全てに沿わせて配する必要がなく、上下に2個ずつあれば充分である。したがって、このガス空間14の分だけ、従来の構成に対して、間隔片21の量が少なくて済み、高価な間隔片21の量を減らすことができる。それによって、少ない費用でガス絶縁変圧器を製作することができる。
【0018】
なお、図9において、間隔片21は、ガス空間14を介して上下に3個ずつ並べてもよい。間隔片21は、ガス空間14が確保されていれば一般には複数でよく、それによって、間隔片21の量を従来の場合より減らすことができる。
図12はこの発明の異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図13は図12のF−F断面図、図14は図12の間隔片23の構成を示す要部斜視図である。図9ないし図11の構成と異なる所は、間隔片23を上下に丸穴状に貫通する切欠き部24が形成されている点だけである。この切欠き部24を介して絶縁ガスが流れるようになり、その絶縁ガスによる巻線の冷却を期待することができる。
【0019】
図15はこの発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図16は図15の間隔片25の構成を示す要部斜視図である。図12ないし図14の構成と異なる所は、間隔片25の切欠き部26が、高圧巻線5側と低圧巻線4側との両側に形成されている点である。したがって、絶縁ガスの巻線と接触する面積が図12の場合より増加し、冷却特性がさらに向上する。
【0020】
図17はこの発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図18は図17のH−H断面図、図19は図17の間隔片28の構成を示す要部斜視図である。図9ないし図11の構成と異なる第一の点は、下のフレーム3Bから低圧巻線4と高圧巻線5との間を低圧巻線4の外径側に沿って上方へ伸びる絶縁性の支持体27が設けられ、この支持体27と間隔片28とが一体に構成されている点である。図19において、支持体27と間隔片28とには、それぞれ嵌合部27A,28Aが切り欠かれ、嵌合部27Aと嵌合部28Aとを互いに嵌合させることによって、支持体27と間隔片28とが固着されている。また、図9ないし図11の構成と異なる第二の点は、間隔片28と高圧巻線5との間にもう一つの絶縁性の間隔片29が介装され、この間隔片29の水平方向の幅d(図17)を静電シールド10A,10Bの導体外径φ(図17)より大きくしてある点である。それによって、間隔片29を予め高圧巻線5の内径面に接着した状態で高圧巻線5を低圧巻線4に挿入することができる。したがって、静電シールド10A,10Bが邪魔にならずに巻線の組み立てを実施することができ作業が容易になる。支持体27は、図6における支持体20と同様に、間隔片28の上下方向の位置を正確に決めるとともに間隔片28を固定する。そのために、間隔片28の固定と位置決め作業とが容易になり、巻線の組み立て時間が短縮される。
【0021】
図20はこの発明のさらに異なる実施例にかかる間隔片の構成を示す要部斜視図である。図19の構成と異なる所は、間隔片28に切欠き部30が形成されている点である。この切欠き部30を介して絶縁ガスが流れるようになり、その絶縁ガスによる巻線の冷却を期待することができる。
図21はこの発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図、図22は図21のJ−J断面図、図23は図21の間隔片32の構成を示す要部斜視図である。図17ないし図19の構成と異なる所は、間隔片32をもう一つの支持体31で支えている点である。間隔片32の両側に嵌合部32A,32Bが形成されるとともに、支持体27,31にそれぞれ嵌合部27A,31Aが形成されている。嵌合部32Aと嵌合部27A、並びに、嵌合部32Bと嵌合部31Aとを互いに嵌合させることによって、支持体27,31と間隔片32とが固着されている。それによって、間隔片32が両側から支えられ、間隔片32をより安定に支持することができる。
【0022】
図24はこの発明のさらに異なる実施例にかかる間隔片の構成を示す要部斜視図である。図23の構成と異なる所は、間隔片32に切欠き部33が形成されている点である。この切欠き部33を介して絶縁ガスが流れるようになり、その絶縁ガスによる巻線の冷却を期待することができる。
【0024】
【発明の効果】
この発明は前述のように、低圧巻線の外側を周回するリング状の間隔片が複数形成されるとともに上下方向に互いにガス空間を介して配置される。それによって、高価な間隔片の量が従来の構成より少なくて済み、少ない費用でガス絶縁変圧器を製作できるようになった。
【0025】
また、かかる構成において、間隔片に上下に貫通する切欠き部が形成されるようにしてもよい。それによって、低圧巻線と高圧巻線との間にリング状の間隔片が用いられても、その絶縁ガスによる巻線の冷却を期待することができる。
また、かかる構成において、下のフレームから低圧巻線と高圧巻線との間を上方へ伸びる絶縁性の支持体が設けられ、この支持体に間隔片を固着させるようにしてもよい。それによって、間隔片の位置決め作業が容易になり、作業時間の短縮がはかれるようになった。
【0026】
また、かかる構成において、間隔片と高圧巻線との間にもう一つの絶縁性の間隔片が介装され、このもう一つの間隔片の水平方向の幅を静電シールドの導体外径より大きくするようにしてもよい。それによって、静電シールドが邪魔にならずに巻線の組み立てを実施することができ、作業時間の短縮がさらにはかれるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の参考例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図2】図1のA−A断面図
【図3】図1のB−B断面図
【図4】図1の間隔片の構成を示す斜視図
【図5】絶縁ガスの流れを示す要部断面図であり、それぞれ(A)は図26のL−L断面図、(B)は図2のC−C断面図
【図6】この発明の異なる参考例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図7】図6のD−D断面図
【図8】図6の間隔片の構成を示す斜視図
【図9】この発明の実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図10】図9のE−E断面図
【図11】図9の間隔片の構成を示す要部斜視図
【図12】この発明の異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図13】図12のF−F断面図
【図14】図12の間隔片の構成を示す要部斜視図
【図15】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図16】図15の間隔片の構成を示す要部斜視図
【図17】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図18】図17のH−H断面図
【図19】図17の間隔片の構成を示す要部斜視図
【図20】この発明のさらに異なる実施例にかかる間隔片の構成を示す要部斜視図
【図21】この発明のさらに異なる実施例にかかるガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図22】図21のJ−J断面図
【図23】図21の間隔片の構成を示す要部斜視図
【図24】この発明のさらに異なる実施例にかかる間隔片の構成を示す要部斜視図
【図25】従来のガス絶縁変圧器の構成を示す片側断面図
【図26】図25のK−K断面図
【図27】図25の間隔片の構成を示す斜視図
【図28】従来の異なる変圧器の構成を示す片側断面図
【図29】図28のM−M断面図
【図30】図28の間隔片の構成を示す斜視図
【符号の説明】
2:脚部、4:低圧巻線、5:高圧巻線、3A,3B:フレーム、10A,10B:静電シールド、13,19,21,23,25,28,29,32:間隔片、14,15:ガス空間、20,27,31:支持体、24,26,30:切欠き部
Claims (4)
- 垂直な鉄心脚部を巻回する低圧巻線と、この低圧巻線の外周を絶縁ガス空間を介して巻回するとともに導体が周回状に形成されてなる静電シールドが上下の両端部に水平に取り付けられた高圧巻線と、上下の前記静電シールド間に配されるとともに低圧巻線と高圧巻線との間に介装された絶縁性の間隔片と、低圧巻線および高圧巻線を上下から締め付ける上下のフレームとが絶縁ガスで充填されたタンク内に配されたガス絶縁変圧器において、低圧巻線の外側を周回するリング状の間隔片が複数形成されるとともに上下方向に互いにガス空間を介して配置されることを特徴とするガス絶縁変圧器。
- 請求項1に記載のガス絶縁変圧器において、間隔片に上下に貫通する切欠き部が形成されたことを特徴とするガス絶縁変圧器。
- 請求項1または2に記載のガス絶縁変圧器において、下のフレームから低圧巻線と高圧巻線との間を上方へ伸びる絶縁性の支持体が設けられ、この支持体に間隔片を固着させたことを特徴とするガス絶縁変圧器。
- 請求項3に記載のガス絶縁変圧器において、間隔片と高圧巻線との間にもう一つの絶縁性の間隔片が介装され、このもう一つの間隔片の水平方向の幅を静電シールドの導体外径より大きくしたことを特徴とするガス絶縁変圧器。
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