JP3619541B2 - 電子的撮像装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、電子的撮像装置、詳しくは、特に被写体領域を複数領域に分割して撮影し、各分割領域の撮像信号を合成して高精細な画像を得る電子的撮像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
2次元に広がる被写体を撮像する撮像手段が、フライングスポットスキャナ,ファクシミリ,コピー機等の装置に広く用いられている。これらの撮像手段は、被写体領域を純電子的に走査するのではなく、純機械的に走査したり、あるいは、ラインセンサを用いて1次元を電子的に走査し、他の1次元を機械的に走査するものである。
【0003】
ところで、近年、会議や講演会等において、ホワイトボードや黒板に書かれた文字や図形等の情報を撮像素子を組み込んだカメラで一括撮影し、極めて簡単に情報収集を可能としたものであって、単一撮像素子を組み込み、1被写体に対して上記撮像素子による1撮像画面を得るような通常のカメラの撮像形式をもつ「OAカメラ」や「黒板カメラ」等と称される携帯型のカメラが開発されている。
【0004】
一般に、文字等の画像情報は細かく、従来の2次元撮像素子を用いて純電子的走査により撮影しようとすると、文字情報の判読が可能な程度の解像度を得るには、必要とする素子の画素数が極めて多くなり、製造が困難となり、コスト高となる。
【0005】
また、前記のような純機械的走査やラインセンサと機械的走査の組み合わせ方式では、装置が複雑化し、大型化するだけでなく、画像取り込み時間が長くなってしまうという不具合もあった。
【0006】
そこで、上記1被写体に対して1撮像画面を得るOAカメラ等に対して、より高精細な画像を得るものとして、製造が容易で比較的安価な実用的な画素数を持つCCDなどの単一撮像素子により撮像系を構成するものであって、更に、撮像光学系中に走査用の可動ミラー手段を配設する画面分割撮影式OAカメラが考えられる。この画面分割撮影式OAカメラは、該可動ミラーが各走査回動位置にあるときに、該回動位置に対応する分割された被写体部分の画像を撮像素子で撮像し、その複数の撮像画面を貼り合わせることによって1枚の撮影画像情報を得るものである。
【0007】
このようなカメラにおいては、被写体領域を複数領域、例えば、2乃至10数領域に分割した状態で、上記可動ミラー手段で被写体領域を走査することにより、被写体領域を複数領域、例えば、2乃至10数領域に分割した状態で順次撮影する。撮影後、得られた複数の部分領域に対する画像情報を貼り合わせ処理して1枚の被写体画像を得る。この結果、携帯可能な大きさの装置であって、比較的短時間に広い領域についての高精細な画像の取り込みが可能となる。
このようなカメラとして、本出願人が先に出願した特願平5―246390号のカメラがある。
【0008】
また同じく、上記複数の部分領域に対する画像情報を貼り合わせ、即ち、組み合わせ処理をして1枚の被写体画像を得る画面分割撮影式OAカメラは、撮像光学系中に光路を複数に分割するハーフミラーを配設し、それを複数の比較的安価な実用的画素数をもつ撮像素子で撮像する構成も考えられる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
上述の画面分割方式OAカメラでは、被写体の全体画像がばらばらに分割された状態で取り込まれる。従って、取り込まれる部分画像のどの範囲を合焦すべきエリアとしてのAF(自動合焦制御)エリアにすれば、全体画像として最適なAFエリアが実現されるかが明らかになっていない。
また、一般の銀塩カメラやビデオカメラ等では、中央重点のAFエリアが公知となっているが、上記OAカメラでも、白板の外側(背景)に合焦してしまうのを防ぐために、中央重点のAFエリア、もしくは、背景をカットしたAFエリアを採用したものとしたい。しかし、上記従来の画面分割撮影式OAカメラではこういったAFエリアの規定に関する提案がされていない。
【0010】
本発明は、上述の不具合を解決するためになされたものであり、上記複数の部分領域に対する画像情報を組み合わせ処理をして1枚の被写体画像を得る電子的撮像装置において、最適な合焦度合いに係る情報を得ることができる撮像装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の電子的撮像装置は、撮像手段の撮像視野を切換えて走査し該走査に係る複数の撮像視野に夫々対応する上記撮像手段の出力に依拠した各個の部分画像を表す情報を組み合わせて一つの全体画像を表す情報を得るようになされた電子的撮像装置であって、上記全体画像の対応する視野から所定の不要視野を除外した限定視野の各該当部分たる有効部分視野にそれぞれ対応する上記各個の部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得る手段を備えたことを特徴とする。
【0012】
上記電子的撮像装置においては、上記全体画像のうち、有効部分視野に夫々対応する上記各個の部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得て、その合焦度合いに係る情報により合焦が行われる。
【0013】
【実施例】
以下、本発明の実施例の詳細な説明に先立って、その概要から説明する。
本発明の実施例の電子的撮像装置であるOAカメラは、図1、図3、または、図4の撮影画面を示す図のように、全被写体の全撮影視野に対応する全体画面G0 、G1 、G2 を複数の撮像視野の領域R01、R02,R03,R04、または、R11,R12,R13,R14、または、R21,R22,R23,R24に分割して、各分割領域の画像を、全体画像よりも低い精細度の個々の部分画像を得るための撮像素子で撮影し、各分割領域の撮像信号を合成して1つの全体画像としての高精細な画像を得る電子的撮像装置である。
【0014】
特に本発明の実施例のカメラは、各分割領域の撮影のための合焦度合いに係る合焦情報の取り込み方法に特徴を有する。即ち、該合焦情報を取り込む場合、上記全撮影画面の対応する視野から各分割領域画面のうち背景を、不要視野部分であるとしてカットして、その有効エリアを有効視野部分として、適切な上記合焦情報を検出するエリアであるAF(自動合焦制御)エリアを規定する。なお、上記背景としてカットされた部分は、その部分における画像情報が合焦情報、輝度情報を抽出する際に対象として扱われない部分となる。
【0015】
そこで、上記実施例に適用可能ないくつかのAFエリアの形態について説明すると、図1の撮影画面に示すAFエリアの形態規定例は、全撮影画面である全体画面G0 について、周辺部(斜線で示す)の背景部分をカットしてAFエリアA0 を規定したパターン例である。そして、本全体画面G0 の撮像情報は、分割画面の領域R01を1番目、領域R02を2番目、領域R03を3番目、領域R04を4番目という具合に4つの部分領域に分割して取り込まれるものとする。
【0016】
そして、上述のように純粋に上下、左右の背景部分をカットしたいので、図2に示すようにAFエリアの形態タイプとしては、分割画像の上下と左辺部を背景B1 としてカットした領域A1 をAFエリアとするタイプT1 (図2の(A))と、分割画像の上下辺部を背景B2 としてカットした領域A2 をAFエリアとするタイプT2 (図2の(B))と、分割画像の上下と右辺部を背景B3 としてカットした領域A3 をAFエリアとするタイプT3 (図2の(C))の3タイプに分けられる。
【0017】
上述のように上記図1に示すAFエリア規定例では、全画面の背景として上下左右をカットするので、上述のように取り込む部分画像によって異なる形態のAFエリアのタイプになる。また、この例ではAFエリア全体が複数、この場合では4枚であるが、4枚の部分画像に跨ったAFエリアになっている。
【0018】
図3に示す撮影画面のAFエリアの形態規定例は、1つの全体画像の撮影画面である全体画面G1 について、分割画面のそれぞれについて周辺の上下、左右辺部(斜線で示す)を背景部分としてカットして、AFエリアを規定した形態例である。本全体画面G1 の撮像情報も、分割画面の領域R11を1番目、領域R12を2番目、領域R13を3番目、領域R14を4番目という具合に4つの部分領域に分割して取り込まれるものとする。
【0019】
そして、各分割領域において、上下辺領域B11、B12、B13、B14がカットされた領域A11、A12、A13、A14がAFエリアとなるが、これらのAFエリアは各領域の同じ部分をカットする同一形態のエリアとなる。
上記図3の適用例は簡易的な背景カット処理になるが、4回取り込む分割画像毎のAFエリアが全て同一形態になり、処理がやり易いというメリットがある。また、この場合もAFエリアが4枚の部分画像に跨ったAFエリアになる。
【0020】
図4の撮影画面のAFエリアの規定例は、1つの全体画像の撮影画面である全体画面G2 について、上下辺部(斜線で示す)を背景部分としてカットして、AFエリアを規定したパターン例である。本全体画面G2 の撮像情報も、分割画面の領域R21を1番目、領域R22を2番目、領域R23を3番目、領域R24を4番目という具合に4つの部分領域に分割して取り込まれるものとする。そして、各分割領域において、周辺領域B21、B22、B23、B24が削除された領域A21、A22、A23、A24をAFエリアとする。この例でも、4回取り込む分割画像毎のAFエリアの形態が全て同じ形になるというメリットがある。また、この場合は、全体画像の上下左右辺部を背景としてカットすることができる。
【0021】
以下、本発明の各実施例の詳細について図に基づいて説明する。
図5は、本発明の第1実施例の電子的撮像装置としてのOAカメラのブロック構成図である。本実施例のカメラは、撮像素子への入射光路に介挿された光学要素であるミラー24(図5参照)の回動変位によって全撮影画像に対応する視野を複数の分割領域、即ち、前記図1〜4に示すような1/4分割領域の画像を取り込む。その部分画像情報を貼り合わせて、1つの全体画像の撮影画面情報を得るカメラである。
【0022】
まず、本実施例のOAカメラの構成について説明する。
本カメラにおいて、撮影光は、上記ミラー24で反射し、絞り1、撮影レンズ2を通り、撮像手段としての撮像素子CCD3に入射する。CCD3の出力信号を撮像処理回路4で映像信号に変換し、BPF(バンドパスフィルタ)5でAF用高周波コントラスト信号、即ち、AF信号となる高周波成分を、また、LPF(ローパスフィルタ)6でAE(自動露出制御)用輝度信号、即ち、AE信号となる低周波成分をそれぞれ抽出する。
【0023】
切り換えスイッチ(以下、スイッチはSWと記載する)7で上記AF信号/AE信号を切り換え、合焦情報・輝度情報加算手段としてのエリア積算回路9でエリア形態有効部分視野規定手段を内蔵するCPU10からのエリア形態指示信号により指示されたエリア内のデータの積算を行う。
【0024】
上記エリア積算回路9は、ミラー24の後述する各ミラー回動位置M1、M2,M3,M4毎に切り換えSW7を切り換えることにより、AF信号、AE信号のエリア積算を行いメモリ15にその結果を書き込む。
なお、上記エリア積算回路9には1/4分割画面分のAF信号、AE信号エリア積算結果のメモリが内蔵され、一方、メモリ15は全画面分のAF信号、AE信号エリア積算結果を記憶するメモリである。
【0025】
合焦演算回路16は、合焦度合いに係る情報を得る手段であって、対応する視野内の画像情報の加算、および、重み付け手段、更に、輝度分布を検出する輝度分布検出手段を内蔵しており、メモリ15に書き込まれたAF、AE信号エリア積算結果に基づき、1/4分割画面の4枚分のAF信号の単純加算、重み付け加算等を行い、合焦値、即ち、AF処理のためのコントラストデータを求める。なお、この合焦値算出は、CPU10内で演算してもよい。
【0026】
上記CPU10は、全体のシーケンスコントロール及びAF、AEの演算等を行う。そして、入力端子P5に入力されたAF信号をもとに合焦位置を示すコントラストデータのピーク点を演算する山登りAF演算処理を行う。そして、出力端子P6より出力されるモータ駆動信号によりAFモータ駆動回路17を介してAFモータ18を駆動し、撮影レンズ2を上記合焦位置に移動させて、ピントを合わせる。
同様にAE信号を基づいて出力端子P7より出力される絞りモータ駆動信号により絞りモータ駆動回路19を介して絞りモータ20で絞り1を駆動し、適正露出状態に設定する。
【0027】
更に、出力端子P8より出力されるミラー駆動信号によりミラーモータ駆動回路21を介して光学要素駆動手段であるミラーモータ22により光学要素であるミラー24を回転駆動させる。その回動位置は、全撮影画面の視野を4分割したときの分割領域、例えば、図1の各領域R01、R02、R03、R04に対応する画像をCCD3に取り込むことができる順次の回動位置M1、M2、M3、M4の4位置とする。
【0028】
ROM12は、有効部分視野を規定する情報の記憶手段であって、単数または複数のエリア形態が記憶されており、上記CPU10で選択してエリア積算回路9にエリア形態を指示する形態指示信号を出力する。
【0029】
形態設定SW11は、撮影者が被写体の形態を設定するスイッチである。このスイッチの出力に基づいて、CPU10内の形態認識手段によって被写体の形態を認識する。更に、CPU10内の有効部分視野に対応するAFエリアを規定する。
上記形態設定SW11は、例えば、通常モード/白板モードの切り換えを行うスイッチで構成される。この場合、通常モードでは、AFエリアとして前記図1のように周辺部の背景をカットをして有効部分視野に対応するAFエリアを規定し、白板モードの場合は、白板形状は横長の場合が多いため、前記図2のように上下辺のみをカットしたAFエリアを規定する。
【0030】
また、変形例として文字等の原稿を被写体とするものであって、上記形態設定SW11として横原稿/縦原稿モードSWを適用し、原稿の方向によりエリア形態を設定するものも考えられる。
なお、図5に示す本実施例のものでは、被写体形態の設定は、形態設定SW11を手動で切り換えて設定するようになっているが、CPUに取り込まれたAF情報、AE情報を基づいて、上記のような被写体の形態を判断し、CPUで自動判別させることも可能である。
【0031】
さて、合焦処理完了後に、前記撮像処理回路4の出力は、メモリ23に接続され、そして、もう一度ミラー24をM1、M2、M3、M4へ回動駆動させることにより、合焦後の分割領域毎の全画像情報をメモリ23に取り込む。
【0032】
貼り合わせ回路13では、各1/4の分割画面の画像のつなぎ目を一致させる組み合わせ処理としての貼り合わせ処理を施す。この貼り合わせ処理は、ミラー24の回動の機械的誤差や、撮影中の手ブレ等により画像のつなぎ目がずれる可能性があるため、隣同志の画像の相関を取って貼り合わせための位置合わせ処理を行う。この位置合わせ処理の手法は、特願平5−246390号公報において、被写体領域を分割して撮影し、分割領域撮像信号を合成するカメラの画像処理法として、その詳細が記載されている。
上記貼り合わせ処理が行われ、1つの全体画像として組み合わされた画像情報は、記録回路14を介して、メモリカード、ハードディスク等の記録媒体に記録される。
【0033】
以上のように構成された図5の第1実施例のカメラにおけるミラースキャンを行う場合の全体の撮影シーケンスについて、図6のフローチャートにより説明する。
まず、ステップS1100でミラー24を中央回動位置まで駆動する。この中央回動位置とは、4回画像を取り込む全回動範囲の中央の位置、即ち、回動位置M2とM3の間の位置でもよく、また、回動位置M2とM3の何れかの位置でもよい。
【0034】
そして、上述のようにミラー24を中央回動位置、もしくは、前記回動位置M2、または、M3に駆動させ、その回動状態で輝度データを取り込み(ステップS1101)、その輝度データを基にAEの露出条件を固定する(ステップS1102)。
【0035】
次に、S1103でAF処理、即ち、合焦処理を行うが、そのAF処理を行う前にAEの露出条件を決めて置く必要がある。即ち、4領域の画像を4回の撮影で取り込むのだが、その分割画像を取り込む度にAEの露出条件を変えていたのでは、4回分の画像情報に基づいて様々なAF処理を行う際に基準となる条件が得られず比較ができなくなってしまう。従って、AF処理を行う前の上記ステップS1102にてAEの露出条件を固定する必要がある。
【0036】
上記AF処理を行って、合焦した後にステップS1104で記録処理を行う。この記録処理は、ミラー24を回動して各分割領域の画像情報をメモリ23に取り込み、CPU10の指示に基づき画像貼り合わせ回路13において前記貼り合わせ処理を行い、1つの全体画像としての画像情報を生成し、該画像情報を記録回路14を介して記録媒体に記録する。そして、本撮影のシーケンスを終了する。
【0037】
図7のフローチャートにより、ミラー24のスキャン位置、即ち、回動位置によってAFエリアの形態が異なる場合のAF処理について説明する。この処理において、CPU10において、前記形態設定SW11で設定された被写体の状態を認識し、AFエリアの形態を規定するが、上記形態設定SW11が前述した通常モードを指定した状態にあるときの処理として説明する。
【0038】
まず、ステップS100でミラーを回動位置M1に駆動し、ステップS101でエリア形態認識を行う。この場合、図1のAFエリアの例を用いて説明すると、上記回動位置M1にミラー24が位置している状態でCCD3に取り込まれる画像情報は、分割領域R01の画像データであり、その場合のAFエリアとしては、図2の(A)に示したタイプT1 を適用した上下と左をカットしたAFエリアA1 が規定され、それに対応する図1のAFエリアA01が設定される。
【0039】
本変形例のカメラは、図16のブロック構成図に示すように1/4分割画面毎の合焦値算出を合焦値算出回路16で行い、その分割画面毎の算出結果のみをメモリ15′に記憶させるようにしたので、毎回のミラー回動時に合焦値算出を行うため、取り込み時間は少し長くなるが、全画像のためのメモリを必要とせず、メモリ15′の容量を極端に小さくすることが可能となる。
【0040】
上記ステップS101でエリア形態認識を行った後、ステップS102でミラー回動位置M1における領域R01の画像情報のコントラストデータを取り込み、そのデータをコントラストデータD1として格納する。
【0041】
その後、同様にステップS103からステップS105までがミラー24を回動位置M2に回動させ、領域R02(図1)に対応するタイプT2 のAFエリアA2 (図2の(B))が規定され、図1上AFエリアA02の画像情報のコントラストデータを取り込み、そのデータをコントラストデータD2として格納する。
【0042】
ステップS106からステップS108では、ミラー24を回動位置M3に回動させ、領域R03(図1)に対応するタイプT2 のAFエリアA2 (図2の(B))が規定され、AFエリアA03の画像情報のコントラストデータD3を取り込む。
ステップS109からステップS111では、ミラー24を回動位置M4に回動させ、領域R04(図1)に対応するタイプT3 のAFエリアA3 (図2の(C))が規定され、AFエリアA04の画像情報のコントラストデータD4を取り込む。
【0043】
その後、ステップS112で合焦値を算出する。この合焦値とは、今まで取り込んだコントラストデータD1〜D4に様々な演算を施して得られる合焦度合いに係る値のことである。
【0044】
上記合焦値を算出した後に、ステップS113でその合焦値を基に山登りAF処理を行う。ステップS114で上記山登りAF処理で合焦点、即ち、ピーク点が検出され、処理が完了したかの判定を行って、まだ、AF(合焦)が完全に終わっていない場合はステップS100に戻って、再度コントラストデータの取り込みを繰り返す。そして、合焦点が検出されたとき本ルーチンを終了する。
なお、本ルーチンでのAFエリアの形態のタイプとして、図2の(A)、(B)、(C)の例を対応させて説明したが、勿論、この形態以外のタイプであっても同様な処理が実行される。
【0045】
次に、図8のフローチャートにより、ミラー24のスキャン位置、即ち、回動位置毎のAFエリアの形態が同一である場合のAF処理について説明する。このAF処理は、例えば、上記形態設定SW11において白板モードが選択されており、図3に示すような撮影画面を撮影するものとし、各分割画面に対するAFエリアの形態が共通である場合の処理である。
なお、この処理の場合は、AFエリアの形態が4回の部分画像の取り込みで全く同じなので、図7のエリア形態認識処理は省略される。
【0046】
即ち、AF処理を行う場合、図8のサブルーチンに入り、ステップS200でミラー24を回動位置M1に駆動する。次に、回動位置M1でのコントラストデータを取り込み、そのデータをコントラストデータD1として格納する。
【0047】
ステップS202からステップS207まで、ミラー24を回動位置M2、M3、M4に回動した場合も同じ処理を行い、コントラストデータD2、D3、D4を取り込む。
ステップS208で4回に分けて取り込んだコントラストデータD1からD4の情報を基に合焦値の算出をする。ステップS209で合焦値を基に山登りAFを行い、S210でAF(合焦)が完了したかを判定し、AFが全て完了するまでステップS200からステップS209を繰り返す。
【0048】
次に、上記図7、8のステップS112、または、ステップS208における合焦値の算出処理について詳細に説明する。
本実施例のカメラでは、エリア積算によって各部分の輝度分布や部分的なコントラスト情報を知ることができる。即ち、図9の画像メモリ模式図で示したように、例えば、分割領域R01の部分画像の中を更に細かく32個の小さいユニットエリアで分け、その1つのユニットエリアに対してコントラスト情報と輝度情報が取り込めるようなハード構成になっている。
【0049】
上記図1の撮影画面で説明したように全体画像の上下、左右の背景をカットしたようなAFエリアを適用する場合、図9の斜線部分がカットされることになるので、領域R01に対するコントラストデータD1として、カット部を除いてa0 からa17の18個のデータが取り込まれ、領域R02に対するコントラストデータD2として、同じくカット部を除いて、b0 からb23の24個のデータが取り込まれ、領域R03に対するコントラストデータD3として、同じくカット部を除いて、c0 からc23までの24個のデータが取り込まれ、更に、領域R04に対するコントラストデータD4として、同じくカット部を除いて、d0 からd17までの18個のユニットエリアのデータが取り込まれるということになる。
【0050】
そこで、まず初めに考えられる第1の合焦値の算出方法として、単純な加算の方法が考えられる。この場合の演算式は、
合焦値=ΣDai+ΣDbi+ΣDci+ΣDdi …………(1)
となる。それぞれ、a0 からa17まで、b0 からb23まで、c0 からc23まで、d0 からd17まで全てのユニットエリアのコントラストデータDaiーDdiをそれぞれ加算して、その結果を合焦値とする。
【0051】
次に、第2の合焦値の算出方法として、高輝度部の情報の信頼度を低くするという方法が考えられる。即ち、本実施例のようなOAカメラでは白板等を撮影
することが多いが、被写体としての白板等で表面に光沢のあるものでは、図10の撮影画面G0 に示される高輝度領域部C0 のように、被写体表面の一部で蛍光灯等の光が直接の反射される部分が存在することがあり、周囲の輝度AF情報によるコントラストデータは信頼度が低くなる。
この算出方法は、上述のように蛍光灯等が直接反射するような高輝度部C0 がAFエリアA01上に存在したとき、その部分に関しては、重み付けを低くして、AF情報としての信頼度を低くするという考えで合焦値を計算するものである。
【0052】
図11は、上記合焦値演算方法を適用したときのAF処理のフローチャートである。なお、取り扱う撮影画面の分割状態とAFエリアは、前記図1に示すものと同一とする。
AF処理を実行するとき上記ルーチンに入る。まず、ステップS400でミラー回動位置M1に駆動する。続いて、ステップS401でエリア形態を認識する。次に、ステップS402でミラー回動位置M1での領域R01のAFエリアのコントラストデータを取り込み、そのコントラストデータD1とする。ここまでは、図7の処理と同一である。続いて、輝度情報も必要となるので、ステップS403では回動位置M1における領域R01のAFエリアでの輝度データも取り込む。
【0053】
更に、ステップS404からステップS415まではミラー回動位置M1に対して行ったことを同様にミラー回動位置M2、ミラー回動位置M3、ミラー回動位置M4についても行い、コントラストデータD2、D3、D4、および、各輝度データを取り込む。
なお、上記コントラストデータD1、D2、D3、D4は、前述したように各ユニットエリアに対応する個々のコントラストデータの集合を指している。
【0054】
ステップS416で上記演算方法に基づいて合焦値を求め、その合焦値を基にステップS417で山登りAF処理を行う。ステップS418でAF(合焦)処理完了と判定されるまで上記の各データの取り込みを繰り返す。
【0055】
上記ステップS416の合焦値の算出についての説明を図12の合焦値演算処理のフローチャートにより行う。
このフローチャートに示すように合焦値の算出は各分割領域の部分画像毎に行う。即ち、ステップS700で回動位置M1における分割領域R01でのコントラスト値である合焦値を算出してその合焦値DA とし、同じようにステップS701では回動位置M2の合焦値DB を、ステップS702では回動位置M3の合焦値DC を、ステップS703では回動位置M4の合焦値DD を算出し、最後にステップS704で上記各合焦値DA 、DB 、DC 、DD の4つを加算して、それを全体の合焦値とする。
【0056】
上記ステップS700の回動位置M1における分割領域R01の合焦値DA の演算処理を図13のフローチャートを用いて具体的に説明する。
上記合焦値DA は該当する分割領域(R01)のAFエリアのコントラスト値の総和を示し、最初にステップS800ではそれを値0にリセットしておく。変数iは、前記図9に示した上記AFエリアの部分画像のユニットエリアa0 からa17まである添字のことで、ステップS801ではその変数iを0にリセットしておく。
【0057】
なお、ステップS802で入力される輝度データKaiは、図9のユニットエリアaiでの画像データの輝度を示す値である。また、ステップS804、805のコントラスト値Daiは、図9のユニットエリアai におけるコントラスト値を示し、合焦値DA は上記の値Daiが積算されたものである。また、ステップS803に用いられる値αは、高輝度判定のためのしきい値を示している。
【0058】
そこで、ステップS802で上記輝度データKaiを入力する。ステップS803でその入力した輝度データKaiとしきい値αを比較する。しきい値αよりも輝度データKaiのほうが大きい場合に当該ユニットエリアが高輝度であると判定される。
ステップS803でユニットエリアai の輝度Kaiがしきい値α以下と判定された場合は、そのユニットエリアは高輝度ではないと判定されたことになるので、ステップS804に進み、そのコントラスト値Daiが輝度値DA に加算されて行く。
【0059】
逆に、輝度値Kaiがしきい値α以下ではないと判定された場合、そのユニットとは高輝度部と判定されたことになるので、そこでのコントラストデータDaiに重み付け係数pをかけて加算する。この実施例の場合は、高輝度部の信頼度を低くしようという考えに基づいて行っているので、重み付け係数pは1より小さい値とする。
【0060】
ステップS807で終了と判定されるまで繰り返しこの処理を行い、回動位置M1は変数0から17まで18個データがあるのでiが17以上と判定された場合に、このサブルーチンを終了する。
【0061】
なお、上記図13の処理は、ミラー24が回動位置M1にあるときの合焦値算出処理のみを示しており、他のミラー回動位置M2、M3、M4における処理も図13の処理と同様の演算がなされ、前記合焦値DB 、DC 、DD が算出される。それらの演算が行われた後、図11の処理に戻る。
【0062】
以上説明した処理では、ミラー24を回動位置M1に駆動させてそこでのコントラストデータと輝度データの双方を取り込んで、それを記憶しておき、ステップS404からステップS407までのコントラストデータと輝度データを取り込むという具合に全てのコントラストデータと輝度データをメモリ15に記憶しておいて、最後にステップS416で合焦値算出回路16により合焦値を算出していた。
【0063】
しかしながら、全体の画像1枚分のコントラストデータと輝度データを記憶しておかなければならないということで大きな容量のメモリを持たなければならないという不具合がある。
そこで、全体のコントラストデータと輝度データを記憶していなくともすむように、各分割画像毎に合焦値を求めるというAF処理も変形例として考えられる。
【0064】
上記変形例のうち、第1の変形例としてAF処理について、図16のブロック構成図と、図14のフローチャートにより説明する。
この図14のルーチンは、高輝度部の信頼度を低くするような考えに基づいて重み付けを行う場合のAF(合焦)処理を行うときに呼び出され、まず、ステップS500ではミラー24を回動位置M1に駆動する。ステップS501でエリア形態認識を行う。ステップS502で上記回動位置M1での分割画面の画像に対するコントラストデータD1を取り込む。ステップS503で回動位置M1での輝度情報を取り込む。
【0065】
ここで、前記実施例の場合、すぐにミラー24を回動位置M2に駆動させたが、前述したように多くのメモリを使う。本変形例の処理では、上記ステップS502、503で取り込まれたコントラストデータと輝度データを基にステップS504で回動位置M1での合焦値を算出する。この算出処理は前記図13の合焦値算出処理と同様の処理とする。
【0066】
続いて、ステップS505からステップS519までで同様に回動位置M2、M3、M4における分割画面の画像の部分合焦値の算出を行う。分割画像毎の合焦値の算出を行った後にステップS520で4つの分割画面に対する合焦値を基に全体の合焦値の算出を行う。そして、全体合焦値を基にステップS521で山登りAF処理を行う。
ステップS522でAFが完全に完了したと判断されるまで上記の処理を繰り返す。
【0067】
次に、合焦値の算出処理の第2の変形例として、中央に重点を置いて合焦値加算を行う合焦値算出処理が考えられる。この合焦値算出処理は、中央に重要被写体があることが多いことから背景をカットし、更に、中央に重きをおいて合焦値を算出する処理である。
【0068】
即ち、ミラー回動位置M1、M2、M3、M4での分割画面における各ユニットエリアに対するコントラストデータをそれぞれDai、Dbi、Dci、Ddiとし、中央に位置するミラー回動位置M2、M3の分割画面のコントラストデータに重み付けをするための重み付け係数をqとすると、合焦値は、
合焦値=ΣDai+q×ΣDbi+q×ΣDci+ΣDdi………(2)
となり、合焦値を加算する時にコントラストデータDbiのとCのコントラストデータDciのみに重み付け係数qという重みをかけて中央の重みを大きくする。この場合、中央を重要と判断するのでこの場合のqの値は1より大きいものにしておく。
【0069】
更に、上記合焦値算出処理の第3の変形例として、つぎのような演算式を適用するものも提案できる。
即ち、合焦値を次のような演算式により算出する変形例であり、該合焦値を、合焦値=q1×ΣDai+q2×ΣDbi+q3×ΣDci+q4×ΣDdi…(3)
とする。この変形例の場合、例えば、q1 とq4 を0として、q2 とq3 を1とすると、2番目、3番目の中央部分の分割画面の部分画像だけのコントラスト値の足し算となるので中央部分だけを足し合わせた合焦値の算出も可能となる。 なお、上記各変形例における重み付け合焦値の演算は、合焦演算回路16、または、CPU10にて行われる。
【0070】
次に、合焦値の算出の第4の変形例として、輝度が所定値未満の場合は中央重点の重み付けを行う変形例について説明する。
この変形例においては、通常、中央重点で重み付けを行いたいのだが、蛍光灯等の直接の反射光が入ってしまって、画像として高輝度の部分が存在している場合、つまり、白飛び部分がある場合は、そこの部分のAF情報は、信頼度が低いものなので、中央重点をやめて高輝度部の信頼度を低くする合焦値の算出に切り換える合焦値演算を行う例である。この重み付けを切り換え可能な合焦値算出処理について、図15を用いて説明する。
【0071】
ステップS900で分割画面の各ユニットエリアの添字iを0にリセットする。ステップS901でミラー回動位置M1に対応した分割画面の部分画像であるユニットエリアの輝度データKaiをひとつ入力する。ステップS902で該輝度データKaiと高輝度判定のスレッシュ値βとを比較する。
【0072】
輝度データKaiがスレッシュ値β以下と判定された場合は、高輝度でない判別され、続いて、部分画像は全部で18個あるのでその全てを調べるためにステップS901に戻って、2番目、3番目と順次ユニットエリアのデータを入力していき、それを1つずつステップS902で判定していく処理を繰り返す。
【0073】
上記ステップS900からステップS903までは、ミラー回動位置M1の分割画像上のユニットエリアの輝度データKaiについて行っている。同じくステップS905からステップS909までの処理は、ミラー回動位置M2における分割画面の画像について行い、該分割画面の画像のユニットエリア毎の輝度データKbiの1つ1つをしきい値βより大きいかどうかの比較を行う処理である。また、ステップS910からステップS914までが、ミラー回動位置M3における分割画面のユニットエリアの輝度データKciがしきい値βより大きいかどうかの判定を行う処理であって、更に、ステップS915からステップS919までが、ミラー回動位置M4でのユニットエリアの輝度データKdiとしきい値βを比較する処理になっている。
【0074】
もし、輝度データKai、Kbi、Kci、Kdiが全てしきい値βより小さかった場合は、全分割画面の画像に高輝度部が無いということでステップS920に進み、中央重点の合焦値算出を行う。
また、上記ユニットエリアの輝度データの一つでもしきい値βより大きい値があった場合は、その撮影画像に高輝度部が存在すると判定されたことになるので、ステップS921にジャンプして、輝度分布を用いた場合の合焦値の算出を行う。
【0075】
本変形例の処理では、上記の処理を行うことにより、中央重点を行うべきか、輝度分布を用いた合焦値の算出を行うべきかの判別ができ、より適切な精度の高い合焦値演算が可能となる。なお、上記判別は、CPU10に内蔵される合焦モード選択手段により行われ、中央重点モード実行手段、または、輝度分布対応モード実行手段によりいずれかの選択されたモードにより合焦値算出がなされる。
【0076】
次に、本発明の第2実施例の電子的撮像装置であるOAカメラについて説明する。
図17のブロック構成図に示すように、本実施例のOAカメラは、回動可能なミラーに代わって、3つのハーフミラー25、26、27を配設し、更に、全体画像よりも低い精細度の個々の部分画像を得るための複数の撮像素子である第1、2、3、4CCD3a、3b、3c、3dが配設される。そして、CPU10Aに内蔵される電気的走査手段により上記各CCDの出力を順次切り換えて実効的に撮像視野を切り換えて走査し、図18の(A)に示すような全体画面G3 を4分割した部分画像を取り込み、該部分画像を貼り合わせて1つの全体画像の画面を得るカメラである。
【0077】
本カメラの構成の詳細について説明すると、本カメラにおいて、絞り1、撮影レンズ2を通った入射光は、第1ハーフミラー25で2分割され、更に、それぞれが第2ハーフミラー26、第3ハーフミラー27で2分割される。そして、図18の(A)に示すように、全体画面G3 が4分割され、分割領域R31、R32、R33、R34の部分画像がそれぞれ対応する第1、2、3、4CCD3a、3b、3c、3dに入る。それらの撮像信号は、撮像処理回路4a、4b、4c、4dにより、映像信号に変換された後、メモリ23に全画面のデータが記憶される。
【0078】
メモリ23の画像信号はBPF5、LPF6に出力され、各分割画面に対する合焦値が求められる。一方、上記画像信号は、貼り合わせ回路13′に出力され、貼り合わせ処理されて、1つの全体画像として記録される。上記以外の処理回路は前記図5の第1実施例のカメラの回路構成と同一である。
但し、第1〜第4CCD3a〜3dには、同時に画像を取り込むことが出来るため、上記画像貼り合わせ回路13′では、手ブレによるズレの補正は行う必要はなく、各CCDの取り付け誤差の補正のみを行っている。
【0079】
図19は、ミラースキャンを行わない本実施例のカメラにおけるハーフミラー方式で4つの画像を取り込む場合の撮影シーケンスである。
上記撮影シーケンス処理は、ステップS1200で撮影が開始され、ステップS1200で第2CCD3bの分割画面の輝度データを取り込む。この分割画面は前記第1実施例における回動位置M2と同様にこの状態では全体画面のほぼ中央部分の画面であるから、この場合では、領域R32の輝度データを取り込む。
【0080】
ステップS1201で第2CCD3bの撮像情報をもとにAEの固定を行う。更に、ステップS1202でAF処理を行い、そのAF処理により合焦された状態で、ステップS1203において撮影画面の記録が行われ、撮影ルーチンを終了する。
【0081】
上記ステップS1202のハーフ・ミラー方式のAF処理について、図20のフローチャートにより詳しく説明する。
本変形例において、AF処理を行う場合に図20のルーチンに入り、まず、ステップS999で第1CCD3a〜第4CCD3dの全画像をメモリ23に取り込む。ステップS1000で第1CCD3aの画像を読み出す。ステップS1001でエリア形態の認識を行い、そのエリアの形態に基づいてステップS1002でコントラストデータを取り込む。そのデータをコントラストデータD1とする。
同じ処理をステップS1000からステップS1011まで第2CCD3b、第3CCD3c、第4CCD3dについて行い、コントラストデータD2、コントラストデータD3、コントラストデータD4を読み出す。
【0082】
ステップS1012で4つのコントラストデータを基に合焦値の算出を行う。
【0083】
この合焦値の算出は、前に述べている第1実施例のカメラのミラースキャン方式の場合と同じように行うことができる。
ステップS1013で山登りAF処理を行い、ステップS1014で合焦処理が完了したと判定されるまで同じことを繰り返す。
【0084】
上記説明した本実施例のカメラでは、分割画面の画像を取り込むのにミラーを回動させる必要がなく、複数のCCDより上記分割画面の画像情報を取り込むことができる。従って、回動ミラーの機械的な微調整が不要となり、ミラーを変位させるときに生じるパララックス等も生じない。また、一回の撮影で全画面の画像が撮影できることから、個々の分割画面の画像の撮影時間のずれが生じない。
【0085】
なお、上記実施例のカメラにおいては、撮影画面の分割領域が図18の(A)に示すように左右方向に分割した例であるが、この分割の方法の他の例として、図18の(B)に示すように、ハーフミラーとCCDの配置によって、上下方向と左右方向に分割するものも提案することができる。
【0086】
次に、前記第1、2実施例のカメラのAF処理の変形例について説明する。 前記第1、第2実施例のカメラでは、全てAF処理中、必ずミラースキャンもしくは、画像を4枚分全て取り込みながら、AF動作を行うものであった。
【0087】
このAF処理中、例えば、ミラースキャン方式だとミラーを動かしているので消費電力が多くなる。また、ミラーを4回分のデータを取り込んでからAF動作を1回行うということで、スピードが遅くなる。同じようにハーフミラー方式でも4つのCCDを全て駆動させていると消費電力が多くなる。本変形例のAF処理では前記ミラースキャンの方式の場合は、AF処理中、ミラースキャンを停止し、1箇所に固定する。また、前記ハーフミラー方式では複数の撮像素子の内の1つからのみデータを取り込むようにしてAF処理を行うことにより上述の不具合をなくすことができる。
【0088】
図21は、本変形例のAF処理のフローチャートである。
ステップS300でミラー24を回動位置M1に駆動させる。ステップS301でエリアの形態を認識する。ステップS302でコントラストデータを取り込み、それをコントラストデータD1とする。
ステップS303では、コントラストデータD1を用いて1回取り込んだ部分画像について、回動位置M1だけで合焦値を算出する。
【0089】
ステップS304からステップS315まで同じように回動位置M2、M3、M4においても部分画像においての合焦値D2、D3、D4の算出を行う。
ステップS316では求めた4つの合焦値の比較を行い、合焦値が最大のミラー回動位置を検出し、その位置を合焦回動位置MN 情報として格納する。ステップS317でミラー24を最大値を示す上記回動位置MN に駆動させる。
【0090】
ステップS318ではその場所でミラーをその回動位置に固定したままコントラストデータを取り込み、そのコントラストデータをそのまま合焦値にする。その合焦値を基に山登りAFを行い、ステップS320でAF処理が完了したと判定されるまで同じ処理を繰り返す。
【0091】
以上説明したAF処理によると、ミラー24を1画面の画像の合焦値算出毎に駆動させなくて済むのでAFの速度が早くなり、消費電力も小さくなる。
なお、上記図21は、ミラースキャン方式の場合を説明したが、ミラーを駆動させる処理をCCDの情報を取り込むという処理に置き換えれば、ハーフミラー方式にも対応できる。
【0092】
次に、本発明の第3実施例の電子的撮像装置のカメラについて説明する。
本実施例のカメラは、撮影画像情報の取り込みは回動可能なミラー24を用いるカメラであるが、その撮影画像情報の記録時のミラー回動変位域に対してAF処理時のミラー回動変位域が小さい範囲に制限されることを特徴とするカメラである。
【0093】
図22は、本実施例のカメラにおける記録時の撮影画面の被写体領域と光学要素のミラー24の回動変位状態を示した図であり、ミラー角度は、M1からM4の回動位置にミラーを動かして取り込まれる。
図23は、本実施例のカメラのAF動作時のミラー24の中間回動位置M5、M6、M7の回動変位状態を示した図である。
【0094】
上記図23に示すように、AF処理時におけるAFエリアの規定に際して、ミラー24の回動角度によってエリアの形状を変えなくても上下左右の背景カットが実現できる。この例では、3か所のミラースキャンでAFの情報を取り込めるので、前記第1実施例のカメラのように4か所のミラースキャンでAF情報を取り込むのに比較して、AF処理が高速化できるになるという効果もある。
【0095】
なお、上記図23ではミラー回動位置M5、M6、M7の3か所でAF情報を取るという図になっているが、例えば、図22の回動位置M2、M3の2か所でミラー24を停止させてAF情報を取るということも可能である。この場合はAFエリアは更に小さくなるが、より高速化が可能となる。
【0096】
図24は、本実施例のカメラにおけるAF処理のフローチャートである。
まず、ステップS600でミラーの回動位置M5に駆動する。ステップS601で上記回動位置でのコントラストデータを取り込み、その値をコントラストデータD5とする。
【0097】
ステップS602でミラー24を回動位置M6に駆動して同様にコントラストデータD6を取り込む。更に、ステップS604、ステップS605でコントラストデータD7を取り込む。そして、ステップS606で上記コントラストデータD5からD7により、合焦値の算出を行う。ステップS607で山登りAFを行う。ステップS608でAFの完了を確認を行い、完了するまで上記AF処理を繰り返す。
【0098】
【発明の効果】
上述のように本発明の請求項1に記載の電子的撮像装置は、従来の撮像装置では背景にコントラストの強い被写体が存在した場合や、主要被写体が背景に比べてコントラストが低い場合にオートフォーカスが背景に引かれて主要被写体に合焦しなかったが、その点を解決するものであって、背景の影響を受けることなく、主要被写体に合焦させることができる。
【0099】
本発明の請求項2に記載の電子的撮像装置によると、全体画像の取り込み分の撮像素子が必要なくなり、部分画像を取り込む分の撮像素子を配設するだけでよい。
【0100】
本発明の請求項3に記載の電子的撮像装置によると、機械的な微調整が不要となる。また、光学要素を変位させるときに生じるパララックス等が生じない。また、1回の撮影で全体画像を取り込めるので、個々の部分画像間の時間差が生じない。
【0101】
本発明の請求項4、5に記載の電子的撮像装置は、従来の部分画像を組み合わせて全体画像を得るカメラにおいては、背景を除外した合焦エリアが規定されなかったが、その点を解決し、請求項4のものでは、部分視野毎に合焦エリアを規定することにより、全体として背景を除外した合焦エリアを適用できる。
請求項5のものは、全体として背景を除外した合焦エリアが実現し、部分視野毎には同一の合焦エリアとすることができる。
【0102】
本発明の請求項6に記載の電子的撮像装置によると、被写体によって縦横比が異なり、除外すべき背景の部分が異なるような場合にも確実に背景を除外した合焦エリアを規定することができる。
【0103】
本発明の請求項7に記載の電子的撮像装置によると、被写体の形態毎に異なる有効部分視野規定を瞬時に切り換えることが可能となる。
【0104】
本発明の請求項8に記載の電子的撮像装置によると、各部分画像のみの合焦情報だけでは合焦度が低くなる場合、また、部分画像にコントラストがない場合であっても、背景部分を除外した全体画像の合焦情報を得ることができる。
【0105】
本発明の請求項9、10、11、12に記載の電子的撮像装置は、従来の撮像装置では、部分画像と組み合わせて1つの全体画像とすることから広い範囲の画像を取り込むことができるが、そのため、合焦処理に有効な画像情報や合焦処理に悪影響を与える画像情報等が1つの全体画像に同様に混在する可能性が高くなっていたが、その点を解決し、請求項9のものでは、重み付け加算により有効な合焦情報を取り込み、良好な合焦処理を実現できる。
また、請求項10のものでは、主要被写体は、殆どの場合、中央にあるので主要被写体に合焦した画像を得ることができる。
また、請求項11のものは、輝度のむらの影響を受けることなく、良好な合焦処理を実現できる。
また、請求項12のものでは、全体画像を一時的に記録しておくためのメモリが不要になる。
【0106】
本発明の請求項13に記載の電子的撮像装置は、従来の撮像装置では、露出条件が揃っていないと別の領域間での輝度の比較ができず、また、露出条件の違いを加味した比較処理をしなければならなかったが、その点を解決し、複雑な処理を追加することなく別の領域間の輝度の比較ができる。
【0107】
本発明の請求項14に記載の電子的撮像装置によると、従来の撮像装置では、部分画像と組み合わせて1つの全体画像とすることから広い範囲の画像を取り込むことができ、合焦処理に有効な画像情報や合焦処理に悪影響を与える画像情報等が1つの全体画像に同様に混在する可能性が高かったが、その点を解決し、被写体の輝度レベルに応じて適切な重み付けが実現でき、良好な合焦情報を取り込むことができる。
【0114】
本発明の請求項15に記載の電子的撮像装置によると、従来の撮像装置では背景にコントラストの強い被写体が存在した場合や、主要被写体が背景に比べてコントラストが低い場合にオートフォーカスが背景に引かれて主要被写体に合焦させることが困難であり、また、従来の部分画像を組み合わせて全体画像を得るカメラにおいては、背景を除外した合焦エリアが規定されなかったが、それらの点を解決し、新たな処理等を追加することなく、ミラー停止位置を変えるだけで簡易的な背景の状況が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電子的撮像装置に適用される撮影画面の分割画面、および、そのAFエリアの一例を示す図。
【図2】上記図1の撮影画面に対するAFエリアの形態のタイプを示し、(A)は、撮影画面左端部の領域のAFエリア形態を示し、(B)は、中央部の領域のAFエリア形態を示し、(C)は、右端部の領域のAFエリア形態を示す。
【図3】上記図1の実施例の電子的撮像装置における撮影画面の分割画面、および、そのAFエリアの他の例を示す図。
【図4】上記図1の実施例の電子的撮像装置における撮影画面の分割画面、および、そのAFエリアの更に他の例を示す図。
【図5】本発明の第1実施例の電子的撮像装置であるOAカメラのブロック構成図。
【図6】上記図5のOAカメラにおける撮影シーケンスのフローチャート。
【図7】上記図6の撮影シーケンスにおいて、呼び出されるサブルーチンのAF処理のフローチャート。
【図8】上記図6の撮影シーケンスにおいて、呼び出されるサブルーチンの別のAF処理のフローチャート。
【図9】上記図7、8のAF処理におけるAFエリアのユニットエリア分割状態を示す図。
【図10】図5のOAカメラによる撮影時にてAFエリアに高輝度領域が存在する撮影画面を示す図。
【図11】図5のOAカメラにおけるAF処理のフローチャート。
【図12】図11のAF処理において適用される合焦値算出処理のフローチャート。
【図13】上記図12の合焦値算出処理のうち、1つの領域における合焦値算出処理の詳細を示すフローチャート。
【図14】上記図5のOAカメラのAF処理に対する変形例のフローチャート。
【図15】上記図14のAF処理における合焦値算出処理のフローチャート。
【図16】上記図5のOAカメラの変形例を示すブロック構成図。
【図17】本発明の第2実施例の電子的撮像装置であるOAカメラのブロック構成図。
【図18】上記図17のOAカメラにおける撮影画面の分割画面と対応するCCDとの関係を示す図であって、(A)は、左右方向に4分割した場合の撮影画面を示し、(B)は、その分割方法の変形例であって上下、左右にそれぞれ分割し、全体を1/4に分割した場合の撮影画面を示す。
【図19】上記図17のOAカメラにおける撮影シーケンスのフローチャート。
【図20】上記図19の撮影シーケンスで呼び出されるサブルーチンのAF処理のフローチャート。
【図21】図図17のOAカメラのAF処理に対する変形例のAF処理のフローチャート。
【図22】本発明の第3実施例の電子的撮像装置であるOAカメラにおける撮影画像情報の取り込み時のミラー回動状態を示す作用図。
【図23】上記図22のOAカメラにおける撮影画像の合焦情報取り込み時のミラー回動状態を示す作用図。
【図24】上記図22のOAカメラにおけるAF処理のフローチャート。
【符号の説明】
3…………CCD(撮像素子)
3a、3b、3c、3d…………第1、2、3、4CCD(複数の撮像素子)
10……………CPU(認識手段、有効部分規定手段、重み付け手段、輝度分布検出手段、中央重点モード実行手段、輝度分布対応モード実行手段、動作モード選択手段)
10A………CPU(電気的走査手段)
12……………ROM(記憶手段)
16 ………合焦演算回路(加算手段、重み付け手段)
22……………ミラーモータ(光学要素駆動手段)
24……………ミラー(光学要素)
G0 、G1 、G2 、G3 …………全体画面(1つの全体画像の画面)R01、R02、R03、R04、R11、R12、R13、R14、R21、R22、R23、R24…………分割画面領域(部分画像の画面)
A01、A02、A03、A04、A11、A12、A13、A14、A21、A22、A23、A24、………………AFエリア(有効部分視野に対応する部分画像の領域)

Claims (15)

  1. 撮像手段の撮像視野を切換えて走査し該走査に係る複数の撮像視野にそれぞれ対応する上記撮像手段の出力に依拠した各個の部分画像を表す情報を組み合わせて一つの全体画像を表す情報を得るようになされた電子的撮像装置であって、
    上記全体画像の対応する視野から所定の不要視野を除外した限定視野の各該当部分たる有効部分視野に夫々対応する上記各個の部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得る手段を備えたことを特徴とする電子的撮像装置。
  2. 上記一つの全体画像の個々の部分画像を得るための当該撮像素子への入射光路に介挿された光学要素を変位させることにより上記撮像視野を切換えて走査を行うようになされた光学要素駆動手段を備えた請求項1記載の電子的撮像装置。
  3. 上記一つの全体画像の個々の部分画像を得るための複数の撮像素子から出力を取り出すにつき該当素子を所定順序で切り換え選択して、乃至は同時に、出力を取り出すことにより実効的に上記撮像視野を切り換えて走査を行うようになされた電気的走査手段を備えた請求項1記載の電子的撮像装置。
  4. 上記走査に係る複数の撮像視野にそれぞれ対応して上記有効部分視野がそれぞれ規定されてなる請求項2、または、3記載の電子的撮像装置。
  5. 上記走査に係る複数の撮像視野にそれぞれ対応して上記有効部分
    視野が等しい形態のものとして規定されてなる請求項2、または、3記載の電子的撮像装置。
  6. 被写体の形態を認識する認識手段と、
    上記認識手段による認識に基づいて上記有効部分視野を規定する有効部分視野規定手段と、
    を備えてなる請求項4、または、5記載の電子的撮像装置。
  7. 上記有効部分視野を規定する情報が格納された記憶手段を備えてなる請求項4、または、5記載の電子的撮像装置。
  8. 上記各個の部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得るにつき、当該部分画像を表す情報に基づいて得られる合焦情報を加算して用いるための加算手段を備えたことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、または、7記載の電子的撮像装置。
  9. 上記加算手段は、被写体の状態に応じて適応的に重み付け加算するための重み付け手段を含んで構成されてなる請求項8記載の電子的撮像装置。
  10. 上記重み付け手段は、当該全体画像の対応する視野内での比較的中心側で重み付けを重くするものである請求項9記載の電子的撮像装置。
  11. 上記重み付け手段は、当該全体画像に対応する視野内での輝度分布を検出する輝度分布検出手段の検出結果に対応した重み付けをするものである請求項9記載の電子的撮像装置。
  12. 上記輝度分布検出手段は、上記各個の部分画像に対応する領域毎に輝度を検出する処理を行う手段を含んでなる請求項11記載の電子的撮像装置。
  13. 上記領域毎に輝度を検出するに際しては、それぞれの検出に係る露出条件を一定にして行うようにされた請求項12記載の電子的撮像装置。
  14. 上記各個の部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得るにつき当該部分画像を表す情報に基づいて得られる合焦情報を加算して用いるための加算手段と、
    上記加算するにつき当該全体画像の対応する視野内での比較的中心側で重み付けを重くするような重み付けを行って加算する中央重点モードでの動作を実行するための中央重点モード実行手段と、
    上記加算するにつき当該全体画像の対応する視野内での輝度分布に対応した重み付けを行って加算する輝度分布対応モードでの動作を実行するための輝度分布対応モード実行手段と、
    当該全体画像の対応する視野内での輝度レベルが所定値未満であるときには上記中央重点モード実行手段に中央重点モードでの動作を実行せしめ、同輝度レベルが上記所定値以上であるときには、上記輝度分布対応モード実行手段に輝度分布対応モードでの動作を実行せしめるための動作モード選択手段と、
    を備えた請求項8記載の電子的撮像装置。
  15. 撮像手段の撮像視野を切換えて走査し、該走査に係る複数の撮像視野に夫々対応する上記撮像手段の出力に依拠した各個の部分画像を表す情報を組み合わせて一つの全体画像を表す情報を得るようになされた電子的撮像装置であって、
    上記一つの全体画像の個々の部分画像を得るための当該撮像素子への入射光路に介挿された光学要素を変位させることにより上記撮像視野を切り換えて走査を行うようになされた光学要素駆動手段と、
    上記全体画像の対応する視野から所定の不要視野を除外した限定視野たる有効部分視野に対応する上記部分画像を表す情報に基づいて合焦度合いに係る情報を得るために、上記光学要素駆動手段による光学要素の変位域を上記一つの全体画像を表す情報を得るときよりも小さい範囲に制限する手段と、
    を備えたことを特徴とする電子的撮像装置。
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