JP3619509B2 - 光ディスク装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスク装置に関し、特に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することを可能とする光ディスク装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクには、トラックに一定の周波数で波打つグルーブ(groove)とよばれる溝が刻まれており、光ディスク装置は、光ディスクにセクタが割り当てられていない状態であっても、この溝の波(ウォブル)をカウントすることで光ディスク上の絶対アドレスを算出することができる。また、一般的な光ディスク装置では、ウォブルから得られるウォブル信号を基準として光ディスクの回転を制御している。
【0003】
図6は例えば特許文献1に開示された従来の一般的な光ディスク装置の構成を簡略化して示すブロック図である。図6に示す光ディスク装置は、光ピックアップ2と、スピンドルモータ3と、ウォブル信号検出器4と、第1PLL回路5と、制御回路6と、再生信号検出器7と、第2PLL回路8とを備える。
【0004】
ウォブル信号検出器4は光ピックアップ2の出力信号からウォブル(wobble)信号を取り出す。第1PLL(Phase Locked Loop)回路5は、ウォブル信号検出器4からウォブル信号S101を入力し、このウォブル信号S101に同期したウォブル基準信号S104を生成する。制御回路6はウォブル基準信号S104の周波数と位相とが所定値になるように光ディスク1を回転させているスピンドルモータ3を制御する。
【0005】
再生信号検出器7は光ピックアップ2により読み出された、光ディスク1に記録されている情報から再生信号(アナログ信号)を取り出し、その再生信号を2値化してRFエンベローブ信号S110を生成し、復調器(図示せず)に出力する。また、再生信号から光ディスク1上に傷があることを検出した時は、傷検出信号S118を第2PLL回路8に出力する。第2PLL回路8はRFエンベローブ信号S110を用いてデータ同期クロックS103を生成する。データ同期クロックS103は復調器に動作クロックとして入力される。以下、第2PLL回路8の構成と動作について図7を用いて詳細に説明する。
【0006】
図7に示すように、第2PLL回路8は、チャージポンプ制御部801と、チャージポンプ802と、フィルター803と、VCO(voltage−controlled oscillator)804とを備える。チャージポンプ制御部801は、RFエンベローブ信号S110とVCO804が出力するデータ同期クロックS103に基づいて、チャージポンプ802を制御するチャージポンプ制御信号S201を出力する。チャージポンプ802は、チャージポンプ制御信号S201に基づいて、VCO804の発振周波数を決定する第1のVCO制御信号S202を出力する。フィルター803は、第1のVCO制御信号S202からVCOの発振に必要としないノイズ成分を除去し、第2のVCO制御信号S203を出力する。VCO804は第2のVCO制御信号S203に対応した発振周波数のデータ同期クロックS103を出力する。以上の動作により、第2のPLL回路8は、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせて出力することができる。一方、チャージポンプ制御部801は再生信号検出器7から傷検出信号S118を入力した場合は、VCO804が出力するデータ同期クロックS103のみに基づいてチャージポンプ制御信号S401を生成してチャージポンプ802に出力する。これにより、第2PLL回路8はホールドの状態になり、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせず、状態を保持して出力することができる。
【0007】
【特許文献1】
特開平11−16925号公報(第2−4頁、第4図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
以下、上述の従来の光ディスク装置がデータ同期クロックを生成する際に生じる問題点について説明する。
【0009】
光ディスク1には所定領域当り一定のデータ量で記録されていて、光ディスク1上におけるデータの配置は必ずしも連続的にはならない。従って、光ディスク1にはデータが記録されていないデータ未記録領域が存在することになる。これにより、光ディスク1から得られる再生信号は、データが含まれない無信号期間を含む間欠信号となる。この無信号期間内において光ピックアップ2により読み出される情報には、データは含まれていないが、未記録状態でのディスクノイズ、再生光として用いる半導体レーザの光ノイズ、及び再生信号検出器7内で生じるアンプノイズなどは含まれる。よって、第2PLL回路8がこれらのノイズを含むRFエンベローブ信号を用いてデータ同期クロックを生成するとその周波数が大きく変動する。従来の光ディスク装置では、光ピックアップ2による情報の読み出し位置がデータ未記録領域からデータ記録済み領域へ移行した時、第2PLL回路8が発振周波数を再生信号に同期した正しい周波数に引き込もうとするが、データ未記録領域からの情報読み出し期間中にデータ同期クロックS103の周波数が大きく変動していると、それを正しい周波数に同期させるまでの引き込み時間、すなわち、同期を確立させるまでの時間が長くなり、記録情報の読み出し誤りが増大するという問題が生じた。
【0010】
本発明は前記のような問題点を解消するためになされたものであり、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる光ディスク装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)に係る光ディスク装置は、光ディスクのトラックにあるウォブルから得られるウォブル信号に同期したウォブル基準信号と、一定周期のクロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記一定周期のクロックでカウントする第1のウォブル周期カウント部と、前記ウォブル基準信号と、光ディスクから得られるデータに同期したデータ同期クロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記データ同期クロックでカウントする第2のウォブル周期カウント部と、前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値と、前記第2のウォブル周期カウント部の出力するカウント値との差を求める比較部と、前記比較部により求めたカウント値の差が、予め設定した値の範囲内に含まれるか否かを判定し、データ同期クロックの変動の如何を示す判定結果を出力する比較結果判定部とを備えたものである。
【0012】
また、本発明(請求項2)に係る光ディスク装置は、請求項1記載の光ディスク装置において、前記比較結果判定部の出力する判定結果を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、前記比較結果判定部の出力する判定結果が一時的なものであるか連続的なものであるかを判定する連続状態判定部を備えたものである。
【0013】
また、本発明(請求項3)に係る光ディスク装置は、請求項1または2に記載の光ディスク装置において、前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、ウォブル基準信号の変動を検出するウォブル周期判定部を備えたものである。
【0014】
また、本発明(請求項4)に係る光ディスク装置は、請求項1から3のいずれかに記載の光ディスク装置において、光ディスクから得られるデータから同期コードを検出する同期コード検出部と、該同期コード検出部で検出された同期コードが一定のデータ長毎に入力されているか否かを前記データ同期クロックを用いて検出し、同期コードが一定のデータ長毎に入力されている場合は、データが記録されている領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力し、同期コードが一定のデータ長ごとに入力されていない場合は、データが記録されていない領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力するデータ同期状態検出部とを備えたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の光ディスク装置は、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域かデータ記録済み領域かを判定し、その判定結果をデータ同期クロックの生成を制御するためのクロック制御信号として出力するクロック制御装置を備えることを特徴とする。
【0016】
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置について説明する。
図1は、本実施の形態1に係る光ディスク装置が有するクロック制御装置101の構成を示すブロック図である。図1に示すクロック制御装置101は、ウォブル基準信号生成装置701と、第1のウォブル周期カウント装置702と、第2のウォブル周期カウント装置703と、カウント値比較装置704と、比較結果判定装置710とを備える。ウォブル基準信号生成装置701は、ウォブル信号S101を入力し、ウォブル信号S101に同期したウォブル基準信号S104を生成する。ウォブル信号S101は、従来例で説明したように、ウォブル信号検出器が光ピックアップの出力信号から取り出した信号である。第1のウォブル周期カウント装置702は、外部から一定周期で供給される固定サイクルクロックS102を、ウォブル基準信号S104の周期の間カウントし、カウント結果を第1のウォブル周期信号S105として出力する。第2のウォブル周期カウント装置703は、データ同期クロックS103を、ウォブル基準信号S104の周期の間カウントし、カウント結果を第2のウォブル周期カウント信号S106として出力する。データ同期クロックS103は、従来例で説明したように、RFエンベローブ信号に基づいてPLL回路が作成する同期クロックである。カウント値比較装置704は第1のウォブル周期カウント信号S105と第2のウォブル周期カウント信号S106とを比較し、カウント値比較結果S107を出力する。比較結果判定装置710は、カウント値比較結果S107の値が予め設定した値の範囲内に入るか否かを判定して、その判定結果を比較結果判定信号S117として出力する。なお、この予め設定する値の範囲としては、例えば、安定しているデータ同期クロックS103がとりうる周期の上限と下限とを設定し、データ同期クロックS103が上限と下限のそれぞれの周期を有する場合における第2のウォブル周期カウント信号S106と第1のウォブル周期カウント信号S105との差を、それぞれ求め、この求めた結果を上限及び下限とした範囲を設定する。
【0017】
図8は、クロック制御装置101において扱われる信号を模式的に示した図であり、図1と同一符号は同一または相当する信号を示している。なお、図8において、第1のウォブル周期カウント信号S105の波形図及び第2のウォブル周期カウント信号S106の波形図の縦軸はカウント値を示している。
【0018】
以下、クロック制御装置101の動作について説明する。まず、ウォブル基準信号生成装置701がウォブル信号S101からこのウォブル信号S101の周期に相当する周期のウォブル基準信号S104を生成する。
【0019】
次に、第1のウォブル周期カウント装置702が、ウォブル基準信号S104の周期を固定サイクルクロックS102でカウントして第1のウォブル周期カウント信号S105を生成し、カウント値比較装置704に出力する。
【0020】
次に、第2のウォブル周期カウント装置703が、ウォブル基準信号S104の周期を、データ同期クロックS103でカウントして第2のウォブル周期カウント信号S106を生成し、カウント値比較装置704に出力する。
【0021】
そして、カウント値比較装置704が、第1のウォブル周期信号S105と第2のウォブル周期信号S106とをウォブル基準信号S104の周期ごとに比較し、その差を求めてカウント値比較結果S107として出力する。
【0022】
光ピックアップが光ディスクのデータ記録済み領域から情報を読み出している時、データ同期クロックS103の周期は安定している。また、固定サイクルクロックS102も周期が一定である。また、第1のウォブル周期カウント信号S105と第2のウォブル周期カウント信号S106とは、同一のウォブル基準信号S104を、データ同期クロックS103と、固定サイクルクロックS102とでそれぞれカウントした結果である。よって、この時、第1のウォブル周期カウント信号S105と第2のウォブル周期カウント信号S106との差を示すカウント値比較結果S107は、ウォブル同期信号の周期に応じてほぼ一定の、安定した値となる。
【0023】
一方、光ピックアップが光ディスクのデータ未記録領域から情報を読み出している時、データ同期クロックS103は乱れる。このため、第1のウォブル周期カウント信号S105と第2のウォブル周期カウント信号S106との差を示すカウント値比較結果S107は、データ同期クロックS103の乱れに対応して大きく変動し、安定したデータ同期クロックS103が得られていた期間、すなわちデータ記録済み領域から情報が読み出されていた期間とは異なった値となる。
【0024】
比較結果判定装置710は、カウント値比較結果S107を入力すると、カウント値比較結果S107の値が上述した予め設定した値の範囲内に含まれるか否かを判定する。ここで、データ未記録領域から情報が読み出されている期間は、データ同期クロックS103は本来のクロックから大きく変動するため、カウント値比較結果S107の値は上述した範囲内に入らない。一方、データ記録済み領域から情報が読み出されている期間は、データ同期クロックは安定しているため、カウント値比較結果S107の値は上述した範囲内に入る。比較結果判定装置710は、カウント値比較結果S107の値が上述した範囲内に含まれる場合は、光ピックアップによりデータ記録済み領域から情報が読み出されていると判定して、図8に示すように、Lowの状態の比較結果判定信号S117aを出力する。また、カウント値比較結果S107の値が上述した範囲内に含まれない場合には、光ピックアップによりデータ未記録領域から情報が読み出されていると判定して、図8に示すように、Highの状態の比較結果判定信号S117bを出力する。比較結果判定信号S117a及び比較結果判定信号S117bは、従来例に示した第2PLL回路8、すなわちデータ同期クロックS103を生成するPLL回路の、チャージポンプ制御部801にクロック制御信号S901として入力される。
【0025】
図13は本発明の実施の形態1における光ディスク装置の全体構成の一例を示す。この図13は図6と同様の構成の光ディスク装置に、クロック制御装置101を備えたものを示す。
図14は図13における第2PLL回路8の構成の一例を示す。
【0026】
以下、クロック制御信号S901を入力した第2PLL回路8の動作について説明する。第2PLL回路8は、クロック制御信号S901としてLowの状態の比較結果判定信号S117aを入力した時には、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせて出力する。一方、Highの状態の比較結果判定信号S117bを入力した時には、チャージポンプ制御部801がVCO804の出力であるデータ同期クロックS103のみに基づいてチャージポンプ制御信号S201を生成してチャージポンプ802に出力し、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせずに出力する。以上のように、第2PLL回路8は、データ記録済み領域から情報が読み出されている期間は、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせて出力し、データ未記録領域から情報が読み出されている期間は、データ同期クロックS103を、その位相及び周波数をRFエンベローブ信号S110の位相及び周波数に合わせず、状態を保持して出力する。
【0027】
以上のように、本実施の形態1に係る光ディスク装置では、同一のウォブル基準信号S104を、固定サイクルクロックS102及びデータ同期クロックS103でカウントした後、それぞれのカウント結果の差を比較し、そのカウント値比較結果が予め設定した値の範囲内に入るか否かで、光ピックアップにより情報が読み出されている領域がデータ記録済み領域かデータ未記録領域であるかを判定し、その判定結果をデータ同期クロックの生成を制御するクロック制御信号として出力するクロック制御装置101を備えるようにした。そして、クロック制御装置101が出力するクロック制御信号に基づいてデータ同期クロックを生成するようにした。これにより、光ピックアップにより情報が読み出されている領域がデータ記録済み領域かデータ未記録領域かを精度よく検出することができ、そして、その検出結果に基づいて、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0028】
(実施の形態2)
以下、本発明の実施の形態2に係る光ディスク装置について説明する。
図2は、本実施の形態2に係る光ディスク装置が有するクロック制御装置201の構成を示すブロック図であり、図1と同一符号は同一または相当する部分を示している。クロック制御装置201は、クロック制御装置101に対し、連続状態判定装置705と選択装置711とをさらに備えるものである。連続状態判定装置705は、比較結果判定信号S117及びウォブル基準信号S104を入力するとともに、少なくともウォブル基準信号S104の一周期以上の期間の過去の比較結果判定信号S117を記憶する。そして、ウォブル基準信号S104の周期毎に、比較結果判定信号S117と一周期前の比較結果判定信号S117とを比較し、比較結果判定信号S117が連続して同じ状態を示しているかどうかを判定し、その判定結果を連続状態判定結果信号S108として出力する。選択装置711は、連続状態判定結果信号S108に基づいて比較結果判定信号S117をクロック制御信号S901としてLowの状態で出力するかHighの状態で出力するかを選択する。なお、選択装置711は、光ディスク装置全体を制御する制御部(図示せず)から許可制御信号S301を入力した時に以上の動作を行なう。
【0029】
図9は、クロック制御装置201において扱われる信号を模式的に示した図であり、図2及び図8と同一符号は同一または相当する信号を示している。
以下、クロック制御装置201の動作を説明する。なお、前記実施の形態1と同一または同様の構成についてはその動作説明を省略する。
【0030】
連続状態判定装置705は、ウォブル基準信号S104のサイクル毎に、入力される比較結果判定信号S117と、この連続状態判定装置705内に記憶している一周期前の比較結果判定信号S117とを比較し、これらの連続した状態を経時的に判定して、その判定結果を連続状態判定結果信号S108として出力する。図9に示す例では、比較結果判定信号S117がウォブル基準信号S104の2周期間連続して同じ状態を示したときに、S108a→S108bのように、連続状態判定結果信号S108を反転させるようにしている。しかし、データ同期クロックS103の一時的な乱れ等により、比較結果判定信号S117が一周期の期間だけデータ未記録領域であることを示す場合には、連続状態判定結果信号S108は変化しない。これにより、連続状態判定結果信号S108が変化していなければ、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定することができる。したがって、連続状態判定結果信号S108の状態を見ることにより、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す場合に、それがデータ同期クロックの一時的な乱れ等によるものか、光ピックアップが光ディスクのデータ未記録領域から情報を読み出していることによるものかを判定することができる。この判定は、選択装置711が、前記制御部から許可制御信号S301を入力した時に行う。そして、選択装置711は、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りでないと判定した時にはHighの状態の比較結果判定信号S117bをクロック制御信号S901として出力し、誤りであると判定した時には、Lowの状態の比較結果判定信号S117aをクロック制御信号S901として出力する。クロック制御信号S901はデータ同期クロックS103を生成するPLL回路に入力される。
【0031】
なお、クロック制御信号S901を入力したPLL回路の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
また、本実施の形態2による光ディスク装置の全体構成および第2PLL回路の構成も実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0032】
以上のように、本実施の形態2に係る光ディスク装置では、連続状態判定装置705と選択装置711とをさらに有するクロック制御装置201を備え、クロック制御装置201が比較結果判定信号S117の変化が一時的なものか連続的なものかを判定し、その判定結果に基づいてクロック制御信号S901を出力するようにした。これにより、比較結果判定信号S117の一時的な乱れによる判定の誤りを軽減してデータ未記録領域をより精度よく検出することができ、そして、その検出結果に基づいて、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0033】
(実施の形態3)
以下、本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置について説明する。
図3は、本実施の形態3に係る光ディスク装置のクロック制御装置301の構成を示すブロック図であり、図1と同一符号は同一または相当する部分を示している。クロック制御装置301は、クロック制御装置101に対し、ウォブル周期判定装置706と選択装置711とをさらに備えたものである。ウォブル周期判定装置706はウォブル基準信号S104と第1のウォブル周期カウント信号S105とを入力し、ウォブル基準信号S104の周期毎に、第1のウォブル周期カウント信号S105の値が、予め設定した値の範囲内に入るか否かを連続した状態で判定し、その判定結果をウォブル周期判定信号S109として出力する。なお、予め設定する値の範囲としては、安定した状態にあるとみなすウォブル基準信号S104がとりうる周期の上限及び下限を、固定サイクルクロックS102でカウントし、その結果得られた値を上限及び下限とする範囲を設定する。また、クロック制御装置301において、選択装置711は、ウォブル周期判定信号S109に基づいて比較結果判定信号S117をクロック制御信号S901としてLowの状態で出力するかHighの状態で出力するかを選択する。なお、選択装置711は、光ディスク装置全体を制御する制御部(図示せず)から許可制御信号S302を入力した時に以上の動作を行なう。
【0034】
図10は、クロック制御装置301において扱われる信号を模式的に示した図であり、図3及び図9と同一符号は同一または相当する信号を示している。
以下、クロック制御装置301の動作を説明する。なお、前記実施の形態2と同一または同様の構成についてはその動作説明を省略する。
【0035】
ウォブル周期判定装置706は、ウォブル基準信号S104のサイクル毎に、入力される第1のウォブル周期カウント信号S105が上述した範囲内に入るか否かを連続的にみる。そして、上述した範囲内に連続して入る場合には、第1のウォブル周期信号S105が安定していることから、ウォブル基準信号S104が安定していると判定し、ウォブル基準信号S104が安定していることを示すウォブル周期判定信号S109aを出力する。一方、上述した範囲内に入らない場合には、第1のウォブル周期信号S105が大きく変動しているとみなし、ウォブル基準信号S104が安定していないことを示すウォブル周期判定信号S109bを出力する。これにより、ウォブル周期判定信号S109が、ウォブル基準信号S104が安定していないことを示していなければ、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定することができる。この判定は、選択装置711が、前記制御部から許可制御信号S302を入力した時に行う。そして、選択装置711は、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りでないと判定した場合には、Highの状態の比較結果判定信号S117bをクロック制御信号S901として出力し、誤りであると判定した場合には、Lowの状態の比較結果判定信号S117aをクロック制御信号S901として出力する。クロック制御信号S901はデータ同期クロックS103を生成するPLL回路に入力される。
【0036】
なお、クロック制御信号S901を入力したPLL回路の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
また、本実施の形態3による光ディスク装置の全体構成および第2PLL回路の構成も実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0037】
以上のように、本実施の形態3に係る光ディスク装置では、ウォブル周期判定装置706と選択装置711とをさらに有するクロック制御装置301を備え、クロック制御装置301が第1のウォブル周期カウント信号S105が連続して一定の範囲内の値をとるか否かによりウォブル基準信号S104が安定しているか否かを判定し、その判定結果に基づいてクロック制御信号S901を出力するようにした。これにより、データ未記録領域を検出する時に、ウォブル基準信号S104の乱れによる判定の誤りを軽減して、データ未記録領域をより精度よく検出することができ、そして、その検出結果に基づいて、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0038】
(実施の形態4)
以下、本発明の実施の形態4に係る光ディスク装置について説明する。
図4は、本実施の形態4に係る光ディスク装置が有するクロック制御装置401の構成を示すブロック図であり、図2及び図3と同一符号は同一または相当する部分を示している。
また、図11は、クロック制御装置401において扱われる信号を模式的に示した図であり、図4及び図10と同一符号は同一または相当する信号を示している。
【0039】
クロック制御装置401は、クロック制御装置201に対し、ウォブル周期判定装置706をさらに備えたものである。クロック制御装置401において、選択装置711は前記制御部から許可制御信号S301及び許可制御信号S302を入力する。そして、前記制御部から前記2つの許可制御信号を入力すると、連続状態判定結果信号S108及びウォブル周期判定信号S109に基づいて比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤り否かを判定する。例えば、連続状態判定結果信号S108が変化していなければ、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定する。また、ウォブル周期判定信号S109が、ウォブル基準信号S104が安定していないことを示していれば、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定する。これに対して、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示し、連続状態判定結果信号S108が変化していて、ウォブル周期判定信号S109が、ウォブル基準信号S104が安定していることを示していれば、選択装置711は、この比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りではないと判定する。そして、選択装置711は、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りではないと判定した場合には、Highの状態の比較結果判定信号S117bをクロック制御信号S901として出力し、誤りであると判定した場合には、Lowの状態の比較結果判定信号S117aをクロック制御信号S901として出力する。クロック制御信号S901はデータ同期クロックを生成するPLL回路に入力される。
【0040】
なお、クロック制御信号S901を入力した第2PLL回路8の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
また、本実施の形態4による光ディスク装置の全体構成および第2PLL回路の構成も実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0041】
以上のように、本実施の形態4による光ディスク装置では、クロック制御装置101に対し、連続状態判定装置705、ウォブル周期判定装置706及び選択装置711をさらに有するクロック制御装置401を備え、クロック制御装置401が比較結果判定信号S117の経時的な変化から比較結果判定信号S117の示す状態が一時的な乱れによるものか否かを判定するとともに、第1のウォブル周期カウント信号S105が連続して一定の範囲内の値をとるか否かによりウォブル基準信号S104が安定しているか否かを判定し、その判定結果に基づいてクロック制御信号S901を出力するようにした。これにより、データ未記録領域の検出の際に、比較結果判定信号S117の一時的な乱れによる判定の誤りを軽減できるとともに、ウォブル基準信号S104の乱れによる判定の誤りを軽減でき、より精度の高いデータ未記録領域の検出が可能となる。そして、その検出結果に基づいて、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0042】
なお、本実施の形態4では、選択装置711として、許可制御信号S301及び許可制御信号S302の両方が入力されるものを用いた場合について説明したが、選択装置711は許可制御信号S301及び許可制御信号S302のうちのいずれか一方の許可制御信号を入力し、入力した許可制御信号に基づいて動作するようにしても良い。
【0043】
(実施の形態5)
以下、本発明の実施の形態5に係る光ディスク装置について説明する。
図5は、本実施の形態5に係る光ディスク装置が有するクロック制御装置501の構成を示すブロック図である。図4と同一符号は同一または相当する部分を示している。クロック制御装置501は、クロック制御装置401に対し、データ読み取り装置707と、データ同期状態検出装置708とをさらに備えるものである。データ読み取り装置707は、RFエンベローブ信号S110及びデータ同期クロックS103を入力とし、データ同期クロックS103に基づいて、RFエンベローブ信号S110からデータ同期コードを検出して、このデータ同期コードを検出したタイミングを示すデータ同期コード検出信号S111を生成する。データ同期状態検出装置708は、データ同期コード検出信号S111からデータ同期コードが一定のデータ長毎に入力されているか否かをデータ同期クロックS103を用いて検出し、その検出結果をデータ同期状態検出結果信号S112として出力する。
【0044】
また、クロック制御装置501において、選択装置711は、光ディスク装置全体を制御する制御部(図示せず)から許可制御信号S301、許可制御信号S302及び許可制御信号S303を入力する。選択装置711は、上記3つの許可制御信号を入力すると、連続状態判定結果信号S108、ウォブル周期判定信号S109及びデータ同期状態検出結果信号S112に基づいて比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤り否かを判定する。そして、その判定結果に基づいて比較結果判定信号S117をクロック制御信号S901としてLow状態で出力するかHighの状態で出力するかを選択する。
【0045】
図12は、クロック制御装置501において扱われる信号を模式的に示した図であり、図5、図11と同一符号は同一または相当する部分を示している。
以下、クロック制御装置501の動作を説明する。なお、前記実施の形態4と同一または同様の構成についてはその動作説明を省略する。
【0046】
データ読み取り装置707は、RFエンベローブ信号S110を入力するとデータ同期クロックS103を動作クロックとしてデータ中の同期コードを検出し、図12に示すようなデータ同期コードが検出されたタイミングを示すデータ同期コード検出信号S111を生成する。データ同期状態検出装置708は、データ同期クロックS103を用いてデータ同期コード検出信号S111を読み出し、データ同期コード検出信号S111が示すデータ同期コードの検出タイミングが周期的であるか否かを検出して、データ同期コードが一定のデータ長毎に入力されていることを検出する。そして、その検出結果を図12に示すようなデータ同期状態検出結果信号S112として出力する。図12において、データ同期状態検出結果信号S112は、データ同期コードが一定のデータ長毎に検出されなくなったタイミングでS112a→S112bと変化している。光ディスクのデータ記録済み領域には同期コードが周期的に記録されているので、光ディスクから読み出した信号が、データ記録済み領域から読み出したものであれば、その信号には同期コードが周期的に含まれる。このため、データ同期コード検出信号S111に基づいて、同期コードが周期的に検出されているか否かを判定することで、光ピックアップにより情報が読み出されている領域がデータ記録済み領域であるか否かを判定することができる。
【0047】
選択装置711は、上記3つの許可制御信号S301、S302及びS303を入力すると、連続状態判定結果信号S108、ウォブル周期判定信号S109及びデータ同期状態検出結果信号S112に基づいて比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤り否かを判定する。例えば、連続状態判定結果信号S108が変化していなければ、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定する。また、ウォブル周期判定信号S109が、ウォブル基準信号S104が安定していないことを示していれば、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定する。また、同期コードが周期的に検出されていることをデータ同期状態検出結果信号S112が示していれば、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示していたとしても、この比較結果判定信号S117はデータ未記録領域の検出結果を示す信号としては誤りであると判定する。これに対して、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域から情報が読み出されていることを示し、連続状態判定結果信号S108が変化していて、ウォブル周期判定信号S109が、ウォブル基準信号S104が安定していることを示し、同期コードが周期的に検出されていないことをデータ同期状態検出結果信号S112が示していれば、選択装置711は、この比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りではないと判定する。そして、選択装置711は、比較結果判定信号S117がデータ未記録領域の検出結果を示す信号として誤りではないと判定した場合には、Highの状態の比較結果判定信号S117bをクロック制御信号S901として出力し、誤りであると判定した場合には、Lowの状態の比較結果判定信号S117aをクロック制御信号S901として出力する。クロック制御信号S901はデータ同期クロックを生成するPLL回路に入力される。
【0048】
なお、クロック制御信号S901を入力した第2PLL回路8の動作は実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
また、本実施の形態5による光ディスク装置の全体構成および第2PLL回路の構成も実施の形態1と同様であるので説明は省略する。
【0049】
以上のように、実施の形態5に係る光ディスク装置では、クロック制御装置101に対し、連続状態判定装置705と、ウォブル周期判定装置706と、選択装置711と、RFエンベローブ信号S110から同期コードを検出するデータ読み取り装置707と、この同期コードが周期的に一定のデータ長ごとに検出されるか否かを検出するデータ同期状態検出装置708とをさらに有するクロック制御装置501を備え、このクロック制御装置501が、比較結果判定信号S117の示す状態が一時的な乱れによるものか否か、ウォブル基準信号S104が安定しているか否か、光ディスクから読み出した信号から同期コードが周期的に検出されるか否かに基づいて、光ピックアップにより情報が読み出されている領域がデータ記録済み領域であるかデータ未記録領域であるかを判定し、その判定結果に基づいてクロック制御信号を出力するようにした。これにより、複数の判定結果を用いて、より精度の高いデータ未記録領域の検出ができ、そして、その検出結果に基づいて、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0050】
なお、本実施の形態5では、選択装置711として、許可制御信号S301、許可制御信号S302及び許可制御信号S303が入力されるものを用いた場合について説明したが、選択装置711はこれら3つの許可制御信号のうちの少なくとも1以上の許可制御信号を入力して、入力した許可制御信号に基づいて動作するようにしても良い。
【0051】
また、本発明の光ディスク装置は、第1PLL回路5と、第2PLL回路8と、ウォブル基準信号生成装置701とを共用するような構成にしてもよく、これにより、回路規模を縮小することができる。
【0052】
【発明の効果】
以上のように、この発明(請求項1)によれば、光ディスクのトラックにあるウォブルから得られるウォブル信号に同期したウォブル基準信号と、一定周期のクロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記一定周期のクロックでカウントする第1のウォブル周期カウント部と、前記ウォブル基準信号と、光ディスクから得られるデータに同期したデータ同期クロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記データ同期クロックでカウントする第2のウォブル周期カウント部と、前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値と、前記第2のウォブル周期カウント部の出力するカウント値との差を求める比較部と、前記比較部により求めたカウント値の差が、予め設定した値の範囲内に含まれるか否かを判定し、データ同期クロックの変動の如何を示す判定結果を出力する比較結果判定部とを備えた構成としたから、光ピックアップが読み出している光ディスク上の領域がデータ記録済み領域かデータ未記録領域であるかを正確に判定することができ、データ未記録領域の検出に基づいてデータ同期クロックの生成を制御することにより、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0053】
また、本発明(請求項2)によれば、請求項1記載の光ディスク装置において、前記比較結果判定部の出力する判定結果を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、前記比較結果判定部の出力する判定結果が一時的なものか連続的なものかを判定する連続状態判定部を備えた構成としたから、データ未記録領域の検出の際に、比較結果判定部の判定結果の一時的な乱れによる判定の誤りを軽減して、より精度の高いデータ未記録領域の検出を行うことができ、データ未記録領域の検出に基づいてデータ同期クロックの生成を制御することにより、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0054】
また、この発明(請求項3)によれば、請求項1または2に記載の光ディスク装置において、前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、ウォブル基準信号の変動を検出するウォブル周期判定部を備えた構成としたから、データ未記録領域の検出の際に、ウォブル基準信号の乱れによる判定の誤りを軽減して、より精度の高い検出を行うことができ、データ未記録領域の検出に基づいてデータ同期クロックの生成を制御をすることにより、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【0055】
また、この発明(請求項4)によれば、請求項1ないし3のいずれかに記載の光ディスク装置において、光ディスクから得られるデータから同期コードを検出する同期コード検出部と、該同期コード検出部で検出された同期コードが一定のデータ長毎に入力されているか否かを前記データ同期クロックを用いて検出し、同期コードが一定のデータ長毎に入力されている場合は、データが記録されている領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力し、同期コードが一定のデータ長ごとに入力されていない場合は、データが記録されていない領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力するデータ同期状態検出部とを備えた構成としたから、データ未記録領域の検出の際に、光ディスクから読み出した信号から同期コードが周期的に検出されるか否かに基づいて、光ピックアップにより情報が読み出されている領域がデータ記録済み領域であるかデータ未記録領域であるかを判定するため、より精度の高いデータ未記録領域の検出を行うことができ、データ未記録領域の検出に基づいてデータ同期クロックの生成を制御することにより、光ピックアップによる情報の読み出し位置がデータ未記録領域とデータ記録済み領域との間で移動した時に、速やかにデータ同期クロックの生成を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置のクロック制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態2に係る光ディスク装置のクロック制御装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置のクロック制御装置の構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態4に係る光ディスク装置のクロック制御装置の構成を示すブロック図である。
【図5】本発明の実施の形態5に係る光ディスク装置のクロック制御装置の構成を示すブロック図である。
【図6】従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図7】従来のPLL回路従来の光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係る光ディスク装置のクロック制御装置の動作を説明するための図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る光ディスク装置のクロック制御装置の動作を説明するための図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る光ディスク装置のクロック制御装置の動作を説明するための図である。
【図11】本発明の実施の形態4に係る光ディスク装置のクロック制御装置の動作を説明するための図である。
【図12】本発明の実施の形態5に係る光ディスク装置のクロック制御装置の動作を説明するための図である。
【図13】本発明の実施の形態1ないし実施の形態5に係る光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の実施の形態1ないし実施の形態5に係る光ディスク装置のPLL回路の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
701 ウォブル基準信号生成装置
702 第1のウォブル周期カウント装置
703 第2のウォブル周期カウント装置
704 カウント値比較装置
705 連続状態判定装置
706 ウォブル周期判定装置
707 データ読み取り装置
708 データ同期状態検出装置
710 比較結果判定装置
Claims (4)
- 光ディスクのトラックにあるウォブルから得られるウォブル信号に同期したウォブル基準信号と、一定周期のクロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記一定周期のクロックでカウントする第1のウォブル周期カウント部と、
前記ウォブル基準信号と、光ディスクから得られるデータに同期したデータ同期クロックとを入力とし、前記ウォブル基準信号の周期を前記データ同期クロックでカウントする第2のウォブル周期カウント部と、
前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値と、前記第2のウォブル周期カウント部の出力するカウント値との差を求める比較部と、
前記比較部により求めたカウント値の差が、予め設定した値の範囲内に含まれるか否かを判定し、データ同期クロックの変動の如何を示す判定結果を出力する比較結果判定部とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1に記載の光ディスク装置において、
前記比較結果判定部の出力する判定結果を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、前記比較結果判定部の出力する判定結果が一時的なものであるか連続的なものであるかを判定する連続状態判定部を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1または2に記載の光ディスク装置において、
前記第1のウォブル周期カウント部の出力するカウント値を、連続した前記ウォブル基準信号の周期ごとに比較して、ウォブル基準信号の変動を検出するウォブル周期判定部を備えたことを特徴とする光ディスク装置。 - 請求項1から3のいずれかに記載の光ディスク装置において、
光ディスクから得られるデータから同期コードを検出する同期コード検出部と、
該同期コード検出部で検出された同期コードが一定のデータ長毎に入力されているか否かを前記データ同期クロックを用いて検出し、同期コードが一定のデータ長毎に入力されている場合は、データが記録されている領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力し、同期コードが一定のデータ長ごとに入力されていない場合は、データが記録されていない領域から信号が読み出されていることを示す検出結果を出力するデータ同期状態検出部とを備えたことを特徴とする光ディスク装置。
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