JP3618881B2 - 帯電装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、被帯電体を帯電処理(除電処理も含む)する帯電装置に関する。
【0002】
より詳しくは、被帯電体に電圧を印加した帯電部材を当接させて被帯電体の帯電を行う接触方式の帯電装置(接触帯電装置、直接帯電装置)に関する。
【0003】
また、像担持体に該像担持体を帯電する工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行し、像担持体は繰り返して画像形成に供する、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
便宜上、画像形成装置を例にして説明する。従来、電子写真方式や静電記録方式等の画像形成装置において、電子写真感光体・静電記録誘電体等の像担持体の帯電処理手段としてはコロナ帯電器が主に使用されてきた。
【0005】
これは、ワイヤ電極と該ワイヤ電極を囲むシールド電極を備え、放電開口部を被帯電体としての像担持体に対向させて非接触に配設し、ワイヤ電極とシールド電極に電圧を印加することにより生じる放電流(コロナシャワー)に像担持体面をさらすことで像担持体面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0006】
近年は、コロナ帯電器に比べて低オゾン・低電力等の利点があることから、接触方式の帯電装置が実用化されてきている。
【0007】
これは、電荷供給部材としての導電性の帯電部材を被帯電体としての像担持体面に当接させて所定の電圧(帯電バイアス)を印加することで、像担持体面を所定の極性・電位に帯電させるものである。
【0008】
接触帯電は、被帯電体と帯電部材との間の微小ギャップ(間隙)部における放電現象を利用した帯電が支配的である系と、被帯電体と帯電部材との接触部における帯電部材から被帯電体への電荷注入現象を利用した帯電が支配的である系がある。
【0009】
前述したように接触帯電は、もともと、コロナ帯電器に比べて低オゾン・低電力等の利点があるが、接触帯電のうちでも、電荷注入現象を利用した帯電が支配的である系は、放電現象を利用した帯電が支配的である系よりも更に低オゾン・低電力型帯電が可能である。
【0010】
帯電部材は、ロール型、ブレード型、ブラシ型など種々の形態のものにすることができる。より具体的には、導電性ゴムをロール状にした導電ゴムロール(=帯電ロール)、導電性ゴムをブレード状にした導電ゴムブレード(=帯電ブレード)、導電性磁性粒子を回転するあるいは固定の電極部材に磁気ブラシ層として磁気拘束して保持させ、該磁気ブラシ部を被帯電体に接触させて配設する磁気ブラシ、導電性繊維のブラシ部を回転するあるいは固定の電極部材に保持させ、該繊維ブラシ部を被帯電体に接触させて配設するファーブラシなどである。
【0011】
磁気ブラシは帯電、接触の安定性という点から好ましく用いられている。ファーブラシや帯電ロール・帯電ブレードも接触帯電部材として好ましく用いられている。
【0012】
帯電部材に対する印加電圧を、直流電圧(DCバイアス)のみとする「DC印加方式」と、交番電圧(ACバイアス)とDCバイアスを重畳した振動電圧(時間とともに電圧値が周期的に変化する電圧)を印加する「AC印加方式」がある。ACバイアスの波形としては正弦波・矩形波・三角波など適宜である。直流電源を周期的にオン・オフすることによって形成された矩形波電圧であってもよい。
【0013】
被帯電体である像担持体として、OPC(有機光導電体)感光体上にSnO2 等の導電性微粒子を分散させた表層(電荷注入層)をコーティングしたOCL感光体や、α−Si(アモルファスシリコン、非晶質シリコン)の表層を有する感光体など電荷注入帯電性の像担持体を用いると、該像担持体の接触帯電は、像担持体と帯電部材との接触部における帯電部材から像担持体への電荷注入現象による帯電が支配的となり、帯電部材に対する印加帯電電圧のACバイアス重畳の有無や、ACバイアス重畳の場合の該ACバイアスの大きさにかかわらず、像担持体は帯電部材に印加したDCバイアスと略同等の表面電位に接触帯電される。
【0014】
帯電部材に対する印加帯電電圧をACバイアスとDCバイアスを重畳した振動電圧にするAC印加方式は、DCバイアスのみのDC印加方式よりも、均一な帯電、所望の被帯電体表面電位Vsを得ることができる。これはACバイアスを重畳することで、帯電部材を振動させ、帯電部材と被帯電体との接触面積を見かけ上増大できるためである。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
a)接触帯電装置の帯電部材は被帯電体に接触しているので、被帯電体側の汚れを拾って汚染し、その汚染のために帯電ムラ等の帯電不良を生じやすい。
【0016】
例えば、像担持体に、帯電、静電潜像形成、トナー現像、転写、クリーニングの工程を含む作像プロセスを適用して画像形成を実行し、像担持体は繰り返して作像に供する、転写式電子写真装置等の画像形成装置においては、像担持体を帯電する工程手段としての接触帯電装置の帯電部材が、画像形成をかさねるにつれてクリーニング装置をすこしづつすり抜けたトナーを拾って汚染していく。通常、トナー粒子の電気抵抗は比較的高いものが用いられているので、帯電部材がトナーで汚染されると、帯電部材の抵抗上昇による帯電ムラ等の帯電不良を生じやすい。
【0017】
帯電部材が磁気ブラシであるときは、トナーが導電性磁性粒子からなる磁気ブラシ部に混入して磁気ブラシ部が汚染され、該磁気ブラシ部の抵抗上昇による帯電ムラ等の帯電不良を生じるし、磁気ブラシ部へのトナーの混入により磁気ブラシ部を構成している導電性磁性粒子が押し出され、接触不安定による帯電ムラ、及び磁気ブラシ部から離脱した導電性磁性粒子の現像装置への混入による異常画像の発生等の問題があった。
【0018】
特に、転写工程後の像担持体面から転写残トナーを除去するクリーニング装置を有しないクリーナレスシステムの画像形成装置にあっては、転写工程後の像担持体面の転写残トナーがそのまま接触帯電部材に持ち運ばれるから、上記の帯電部材のトナー汚染、それによる帯電不良の問題はより顕著である。
【0019】
b)この場合において、接触帯電部材に対する印加帯電電圧をACバイアスとDCバイアスを重畳した振動電圧にするAC印加方式は、接触帯電部材のACバイアスによる振動効果により、接触帯電部材のある程度のトナー汚染にかかわらず、帯電均一性を保たせ、所望の被帯電体表面電位Vsを得ることができる。また接触帯電部材のトナー汚染による帯電不良の発生を抑制できる。
【0020】
即ち、接触帯電部材にトナーや紙粉等の異物が付着・混入すると見かけ上接触帯電部材の抵抗が上昇する。この状態でDC印加方式で被帯電体の帯電を行なうと被帯電体に所望の表面電位Vsを与えることができず表面電位Vsの低下を招き、画像形成装置にあっては良好な画像を得ることができなくなってしまう。これに対してAC印加方式であると、重畳印加したACバイアスにより接触帯電部材が振動して、接触帯電部材がある程度トナー汚染していても、接触帯電部材の振動で接触帯電部材と被帯電体との接触面積を見かけ上増大できて帯電部材と被帯電体との十分な接触が行なわれる。
【0021】
また、接触帯電部材に付着・混入のトナーや紙粉等の異物が重畳印加したACバイアスにより吐き出されて、接触帯電部材が過度に汚染状態になることが防止される効果も確認されている。
【0022】
c)上記b)の接触帯電部材のACバイアスによる振動効果を十分に発揮させるためには、ACバイアスの振幅Vpp(ピーク間電圧)の大きさをある一定以上にする必要がある。
【0023】
ところが、ACバイアスの振幅の大きさがある一定以上、詳しくは放電開始電圧を越えると、被帯電体への放電が開始される。このACバイアスを増加させていくと放電量も同時に増加し、被帯電体面の疲労、被帯電体への放電生成物の蓄積を助長してしまう。被帯電体への放電生成物の蓄積は被帯電体の水に対する接触角を低下させて帯電性能(電荷保持性)を低下させることになる。
【0024】
画像形成装置にあっては、被帯電体である像担持体の面に放電生成物が蓄積した状態で画像形成を行うと、転写効率の低下、像担持体面への異物の付着(融着)、画像の劣化等を招き、像担持体の長寿命化に際し問題となっていた。
【0025】
転写工程後の像担持体面から転写残トナーを除去するクリーニング装置を有している画像形成装置においては、像担持体面に圧接させたクリーニングブレードで像担持体面を少しずつ積極的に削らせる(研磨)ことで、放電生成物が蓄積した像担持体面を更新させて、像担持体への放電生成物の蓄積による上記問題を緩和することも可能であるけれども、クリーナレスシステムの画像形成装置のように像担持体の表面を積極的に削る部材がないものや、像担持体表面の硬度が大きくて削ることが困難なものであるものにおいては、上記の像担持体への放電生成物の蓄積による問題が顕著に生じる。
【0026】
そこで本発明は、接触帯電方式・AC印加方式の帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置について、接触帯電部材のACバイアスによる振動効果を十分に確保させ、しかも被帯電体・像担持体への放電生成物の蓄積を低減できるようにして、接触帯電部材の汚染による帯電不良発生等の問題、被帯電体・像担持体への放電生成物の蓄積による帯電性能の低下等の問題を解消すること、これにより、画像形成装置にあっては像担持体の長寿命化、良好な画像の長期に渡る安定な出力等を可能にすることを目的とする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記の構成を特徴とする帯電装置及び画像形成装置である。
【0028】
(1)表面が帯電する被帯電体と、被帯電体と接触し、交番電圧に直流電圧を重畳して印加することで被帯電体表面を帯電する帯電部材と、を有する帯電装置において、
被帯電体の帯電極性と同極性側の最大振幅幅は逆極性側の最大振幅幅よりも小さくかつ被帯電体の帯電極性と同極性側の半波の面積と逆極性側の半波の面積が等しい交番電圧に直流電圧を重畳し、この直流電圧は帯電部材により帯電される被帯電体の電位と略一致させることを特徴とする帯電装置。
(2)交番電圧は、方形波をデューティー変調したものであることを特徴とする(1)に記載の帯電装置。
(3)交番電圧は、被帯電体の帯電極性と同電極側の波形と、逆電極側の波形とが異なる半波整流された正弦波を重ね合わせたものであることを特徴とする(1)に記載の帯電装置。
(4)被帯電体の表層は、電荷が注入される電荷注入層を有し、帯電部材が導電性磁性粒子の磁気ブラシ部を有し、磁気ブラシ部が被帯電体に接触して被帯電体表面を帯電することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の帯電装置。
(5)導電性粒子がSnO 2 であることを特徴とする(4)に記載の帯電装置。
(6)帯電部材が導電性繊維のブラシ部を有し、このブラシ部が被帯電体に接触して被帯電体を帯電することを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の帯電装置。
(7)帯電部材が導電性のゴムローラであることを特徴とする(1)から(3)のいずれかに記載の帯電装置。
(8)被帯電体は像を担持する像担持体であり、記録材上に像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置において、画像形成装置は(1)から(7)のいずれかに記載の帯電装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【0051】
而して、接触帯電方式・AC印加方式の帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置について、被帯電体(像担持体)の帯電極性と同極性側の最大振幅幅は逆極性側の最大振幅幅よりも小さくかつ被帯電体の帯電極性と同極性側の半波の面積と逆極性側の半波の面積が等しい交番電圧(ACバイアス)に直流電圧を重畳し、この直流電圧は帯電部材により帯電される被帯電体の電位と略一致させること、より具体的にはACバイアスを、
1)方形波をデューティー変調したものにする
2)被帯電体の帯電極性と同電極側の波形と、逆電極側の波形とが異なる半波整流された正弦波を重ね合わせたものにする
等、帯電部材に印加するACバイアスをデューティー変調、あるいは半波整流することで、従来のAC印加方式に比べ、ACバイアスの全体の振幅を減ずることがないため帯電均一性を確保するための帯電部材の振動効果を十分に有しながら、かつDCバイアスと同極性(被帯電体の帯電極性と同極性)の最大値Vsum(DCバイアスとそれと同極性のACの振幅成分の和)を減ずることができる。
帯電部材の振動効果はACバイアスの全体振幅に依存するものである。このVsumを減ずることにより、被帯電体との電位差、即ち放電量を抑制することができ、被帯電体への放電生成物の蓄積を低減できる。この放電量はVsumの大きさに依存するものである。Vsumは被帯電体の帯電極性と同極性の印加バイアスの最大値、即ちVsum=DCバイアス成分+それと同極性のACバイアスの振幅成分を示す。
【0052】
したがって、接触帯電部材の汚染による帯電不良発生等の問題、被帯電体(像担持体)への放電生成物の蓄積による帯電性能の低下等の問題を解消して、長期にわたり均一帯電性の維持と被帯電体表面の接触角の低下を抑制できる。
【0053】
これにより、画像形成装置にあっては、像担持体の長寿命化、転写効率の低下による中間調画像のガサツキ、高湿環境下での画像流れ等の無い良好な画像の長期に渡る安定な出力等が可能になる。
【0054】
【発明の実施の形態】
〈実施形態例1〉(図1〜図3)
図1は本発明に従う画像形成装置の一例の概略構成図である。本例の画像形成装置は転写式電子写真プロセス利用のレーザビームプリンタである。
【0055】
(1)プリンタの概略構成
1は像担持体としての回転ドラム型の電子写真感光体であり、矢示の時計方向に所定のプロセススピード(周速度)をもって回転駆動される。
【0056】
この回転感光体1の面に、接触帯電部材2により所定の極性・電位の一様な帯電処理がなされ、その帯電処理面に、不図示のレーザビームスキャナから出力されるレーザ光による走査露光Lがなされることで、目的の画像情報に対応した静電潜像が形成される。
【0057】
その静電潜像が現像装置3によって反転現像されてトナー像として可視化される。そのトナー像が感光体1と転写装置4との間の転写部cにおいて、該転写部cに不図示の給搬送装置から感光体1の回転と同期どりされて適正なタイミングをもって搬送された転写材Pの面に順次に転写される。
【0058】
転写部cにてトナー像の転写を受けた転写材Pは回転感光体1面から分離され、不図示の定着装置へ搬送されてトナー像の定着処理を受け、画像形成物(プリント、コピー)として排紙される。
【0059】
両面画像形成モードや多重画像形成モードの場合は、定着装置を出た、片面画像形成済み又は1回目画像形成済みの転写材が不図示の再搬送シートパスに導入され、反転されて又は反転されずに再び転写部cに給紙される。
【0060】
また、転写材分離後の回転感光体1面はクリーニング装置(クリーナ)5において感光体面に押圧接触させてある該装置のクリーニングブレード5aにより拭掃される。これにより残留トナー(転写残トナー)の除去がなされ、感光体1は清浄面化されて繰り返して作像に供される。
【0061】
(2)感光体1
本例における感光体1は、アルミニウム製のドラム基体1bの外周面に感光体層1aを形成した、直径30mm、長さ300mmの負帯電極性のOPC感光体であり、100mm/secのプロセススピードをもって回転駆動される。
【0062】
より具体的には、アルミニウム製のドラム基体1bの外周面に、下記の第1〜第5の5つの層を下から順に設けてなる、表面層が電荷注入層である感光体である。
【0063】
第1層;下引き層であり、アルミニウム製ドラム基体1bの表面の欠陥等をならすために設けられている、厚さ20μmの導電層である。
【0064】
第2層;正電荷注入防止層であり、アルミニウム製ドラム基体1bから注入された正電荷が感光体表面に帯電された負電荷を打ち消すのを防止する役割を果たし、アミラン樹脂とメトキシメチル化ナイロンによって106 Ω・cm程度に抵抗調整された、厚さ1μmの中抵抗層である。
【0065】
第3層;電荷発生層であり、ジスアゾ系の顔料を樹脂に分散した厚さ約0.3μmの層で、露光を受けることによって正負の電荷対を発生する。
【0066】
第4層;電荷輸送層であり、ポリカーボネート樹脂にヒドラゾンを分散したものであり、P型半導体である。したがって感光体表面に帯電された負電荷はこの層を移動することができず電荷発生層で発生した正電荷のみを感光体表面に輸送することができる。
【0067】
第5層;電荷注入層であり、絶縁性樹脂のバインダーにSnO2 超微粒子を分散した材料の塗工層である。具体的には、絶縁性樹脂に光透過性の導電フィラーであるアンチモンをドーピングして低抵抗化(導電化)した粒径0.03μmのSnO2 粒子を樹脂に対して70重量パーセント分散した材料の塗工層である。このようにして調合した塗工液をディッピング塗工法、スプレー塗工法、ロールコート塗工法、ビームコート塗工法等の適当な塗工法にて厚さ約3μmに塗工して電荷注入層とした。
【0068】
(3)接触帯電部材2
本例における接触帯電部材2はスリーブ回転型の磁気ブラシである。
【0069】
この磁気ブラシ2は、S極・N極各々2極(磁速密度は各々1000ガウス程度)よりなる直径16mmの、非回転に固定支持させたマグネットロール2aと、このマグネットロール2aの外回りに同心に回転自由に外嵌させた、直径20mmの非磁性のSUSスリーブ2bと、このスリーブ2bの外周面に該スリーブ内のマグネットロール2aの磁力により吸着保持させた導電性磁性粒子の磁気ブラシ層2cからなる。磁気ブラシ層2cはスリーブ2bの外周面に40グラム磁気付着させ構成した。スリーブ2bは磁気ブラシ層2cの担持部材と給電電極部材の役目をする。
【0070】
磁気ブラシ層2cを構成させる導電性磁性粒子としては、平均粒径が10〜100μm、飽和磁化が20〜250emu/cm3 、抵抗が1×102 〜1×1010Ω・cmのものが好ましく、感光体1にピンホールのような絶縁の欠陥が存在することを考慮すると、1×106 Ω・cm以上のものを用いることが好ましい。帯電性能を良くするにはできるだけ抵抗の小さいものを用いる方がよいので、本例においては平均粒径25μm、飽和磁化200emu/cm3 、抵抗が5×106 Ω・cmの導電性磁性粒子を用いた。
【0071】
導電性磁性粒子の抵抗値は、底面積が228mm2 の金属セルに磁性粒子を2g入れた後、6.6kg/cm2 で加重し、100Vの電圧を印加して測定している。
【0072】
導電性磁性粒子の平均粒径は、水平方向最大弦長で示し、測定法は顕微鏡法により、粒子300個以上をランダムに選び、その径を実測して算術平均をとることによって算出した。
【0073】
導電性磁性粒子の磁気特性測定には理研電子株式会社の直流磁化B−H特性自動記録装置BHH−50を用いることができる。この際、直径(内径)6.5mm、高さ10mmの円柱状の容器に導電性磁性粒子を荷重約2g重程度で充填し、容器内で粒子が動かないようにしてそのB−Hカーブから飽和磁化を測定する。
【0074】
また、導電性磁性粒子の構成としては、樹脂中に磁性材料としてマグネットを分散し導電化、および抵抗調整のためにカーボンブラックを分散して形成した樹脂キャリア、あるいはフェライト等のマグネタイト単体表面を酸化・還元処理して抵抗調整を行ったもの、あるいはフェライト等のマグネタイト単体表面を樹脂でコーティングし抵抗調整を行ったもの等が用いられる。
【0075】
上記の磁気ブラシ2を、感光体1と略並行にして、磁気ブラシ層2cを感光体1面に接触させて所定幅の帯電部aを形成させた状態にして配設する。本例では帯電部aの幅を6mmに設定した。また、スリーブ2bは帯電部aにおいて感光体の回転方向とは逆である矢示の時計方向に、感光体の回転周速度と同じ100mm/secで回転駆動させた。これに伴い磁気ブラシ層2cもスリーブ2bと一緒に回転して回転感光体1の面を摺擦する。
【0076】
そして、この磁気ブラシ2のスリーブ2bに帯電バイアス印加電源E1から所定の帯電バイアスが印加されることにより、回転感光体1面が所定の極性・電位に接触帯電処理される。
【0077】
本例では、後記(5)項のように、ACバイアスとDCバイアスを重畳したAC印加方式であり、感光体1は負帯電処理される。また該感光体1はその表面層が電荷注入層であるので、該感光体の接触帯電は電荷注入現象による帯電が支配的となって行なわれる。
【0078】
(3)現像装置3
本例の現像装置3はジャンピング現像方式の反転現像装置である。3aは現像スリーブであり、マグネットロール3bを内包させてある。このマグネットロール3bは非回転であり、現像スリーブ3aはマグネットロール3bの外回りを矢示の半時計方向に回転駆動される。
【0079】
現像スリーブ3aは感光体1に対して0.3mmの距離離して対向配設してあり、両者の最接近部が現像領域部bである。現像装置内にはネガトナーを収容させてあり、回転する現像スリーブ3aの外面に薄層として塗布される。現像スリーブ3には現像バイアス印加電源E2から現像バイアスとして
周波数1800Hz、振幅Vpp1400VのAC成分
−500VのDC成分
を重畳したバイアスが印加され、現像領域部bにおいて、回転現像スリーブ3の外面に薄層として塗布されたトナー層のトナーが回転感光体1面側の静電潜像の露光明部に選択的に飛翔付着(ジャンピング現像)して、静電潜像が反転現像でトナー像として可視化される。
【0080】
(4)転写装置4
本例の転写装置4は転写ロールである。この転写ロール4は芯金4aの外周に同心一体に導電ゴム層4bを形成した、抵抗5×108 Ω、直径16mmの弾性ロールである。この転写ロール4を感光体1に所定の押圧力にて当接させて配設して転写部(転写ニップ部)cを形成させてある。
【0081】
この転写ロール4には芯金4aを介して転写バイアス印加電源E3からトナーの帯電極性とは逆極性の所定の転写バイアスが、転写部cを転写材Pが通過している間印加される。
【0082】
本例は転写ロール4に+3500Vの転写バイアスを印加して、転写材Pの裏面を負の帯電極性のトナーとは逆極性の正に帯電することで、感光体1面のトナー像を転写材Pの表面側に静電転写させている。
【0083】
(5)接触帯電部材2に対する印加帯電バイアス
本例においては接触帯電部材としての磁気ブラシ2に対してAC印加方式、即ちACバイアスとDCバイアスを重畳した帯電バイアスを印加して被帯電体としての感光体1を帯電処理する。
【0084】
▲1▼.上述構成のプリンタにおいて、磁気ブラシ2(スリーブ2b)に対する印加帯電バイアスを
の重畳電圧にして感光体1の帯電処理をして、画像形成を行った。
【0085】
使用感光体1が表面層として電荷注入層を有することから感光体の帯電は電荷注入現象による帯電が支配的であり、感光体表面電位Vsとしては上記印加帯電バイアスのDC電圧成分Vdcとほぼ同じVs=−690Vを得ることができた。
【0086】
A4版転写材横送りで10万枚画像形成を行っても、感光体表面電位Vsの低下は見られず、安定した良好な感光体帯電を行うことができた。
【0087】
▲2▼.しかし、画像形成5万枚を過ぎたあたりから、感光体1上に付着物が生じたり、転写効率の低下による中間調画像のガサツキ、および高湿環境下(80%以上)での画像流れ等を生じてしまった。
【0088】
これは図2のグラフCのように、画像形成が進むにつれ、感光体表面の水に対する接触角が減少していくためである。本発明者の検討によると、感光体表面の水に対する接触角が60°以下になると画像上不具合が生じ始め、特に50°以下になると顕著に現われてくることがわかっている。
【0089】
図2のグラフCのような、感光体表面の水に対する接触角の減少は放電生成物が感光体表面に蓄積したためである。放電生成物が感光体表面に蓄積する要因としては、接触帯電部材としての磁気ブラシ2に対する印加帯電バイアスのAC電圧成分Vacのピーク間電圧Vppが大きすぎる、すなわちDC電圧成分Vdcと、該DC電圧成分Vdcと同極性(感光体の帯電極性と同極性)の、AC電圧成分Vacの振幅成分の最大値の和Vsum、本例では
Vsum=(−700V)+(−500V)=−1200V
が大きすぎるために感光体面に対し過剰の放電が行われるためである。
【0090】
▲3▼.この問題に対処するためにACバイアスを小さくすると、A4版転写材横送りで6万枚を過ぎたあたりで、わずかづつクリーニング装置5をすり抜けたトナーが接触帯電部材としての磁気ブラシ2の磁気ブラシ層2cに混入した際にトナーは通常高抵抗であるため部分的な帯電不良を生じてしまう。
【0091】
即ちACバイアスによる磁気ブラシ2の振動が小さいため、磁気ブラシ2と感光体1との十分な接触が行われなくなるためであり、帯電均一性を確保するためにはある一定以上のACバイアスの振幅Vppが必要となる。
【0092】
▲4▼.そこで、図3における様な、正弦波を半波整流し、正負の面積が等しくなる様なACバイアスを印加、プラス側750V、マイナス側250Vとして同様な検討を行った。このときのVsumは
Vsum=(−700V)+(−250V)=−950V
である。
【0093】
この場合は、A4転写材横送りで10万枚画像形成を行っても、感光体表面電位Vsの低下はみられず、安定した良好な帯電を行うことができ、かつ感光体上の付着物、転写効率のダウン、画像流れ等も生じることはなかった。
【0094】
この帯電バイアスでの、感光体表面の水に対する接触角の経時変化は図2のグラフAであり、画像形成10万枚を過ぎても接触角を70°以上を維持することができた。
【0095】
図7の(a)は図3のACバイアスを出力させる簡単なブロック回路図である。
【0096】
〈実施形態例2〉(図4)
上述実施形態例1の図1のプリンタにおいてクリーニング装置5を外して、図4のようなクリーナレスシステムのプリンタにした。
【0097】
このクリーナレスシステムのプリンタについて実施形態例1の▲3▼と同様な検討を行ったところ、A4版転写材横送り7万枚を過ぎたあたりから、帯電不良による帯電ムラ、即ち画像上スジが生じてしまった。
【0098】
これは、毎画像形成時に転写残トナーが接触帯電部材として磁気ブラシ2の磁気ブラシ層2cに混入することで、磁気ブラシ2が徐々に局所的に高抵抗化し、ひいては帯電不能になってしまうためである。
【0099】
そこで、図5に示す様に方形波をデューティー変調したものを印加ACバイアスとして用いた。
【0100】
具体的には、周波数1kHz、Vpp=1kVの方形波を25%のデューティー変調を行い、実施形態例1と同様に
Vsum=(−700V)+(−250V)=−950V
としたものである。
【0101】
このように正弦波を方形波とし、Vsumを低減することで、接触帯電部材としての磁気ブラシ2の振動力を増加し、帯電能を増し、かつ放電を抑制することで、画像形成10万枚時点まで帯電不良、かつ感光体上の付着物、転写効率のダウン、画像流れ等も生じることはなかった。
【0102】
この帯電バイアスでの感光体表面の水に対する接触角の経時変化は図2のグラフBである。
【0103】
図7の(b)は図5のACバイアスを出力させる簡単なブロック回路図である。
【0104】
〈実施形態例3〉(図6)
前述実施形態例1の図1のプリンタにおいて、感光体1を、シリコンの非晶質を表面層として有するa−Si(アモルファスシリコン)感光体にした。本例に用いたa−Siドラムは正帯電極性を有するものである。トナーの帯電極性、現像バイアス、転写バイアスも適正に変更した。
【0105】
接触帯電部材として磁気ブラシ及びファーブラシを用い、クリーニング装置5を有する系で検討を行った。
【0106】
接触帯電部材に対する印加帯電バイアスを
の重畳電圧にして感光体1の帯電処理をして、画像形成を行った。
【0107】
この感光体1の帯電は電荷注入現象による帯電が支配的であり、感光体表面電位Vsとしては上記印加帯電バイアスのDC電圧成分Vdcとほぼ同じVs=+400Vであった。Vsumは
Vsum=(+410V)+(+150V)=+560V
である。
【0108】
各環境下で長期にわたり良好な画像を得ることができた。
【0109】
同様に、図6のように方形波を半波整流し、Vsum=+560Vとし、画像形成を行って良好な画像を提供することができた。
【0110】
a−Si感光体はOPC感光体に比べ誘電率が大きく、帯電電流が増加する。そこで、ACバイアスを三角波、あるいは鋸波を半波整流したものとすることで、帯電電流を低減でき、ひいては余剰の昇温も低減することができる。
【0111】
図7の(c)は図6のACバイアスを出力させる簡単なブロック回路図である。
【0112】
〈その他〉
1)実施形態例1〜3において、帯電バイアスVac+VdcのAC電圧Vac成分の周波数を1kHzとしたが、プロセススピードをV(mm/sec)とすると、周波数f(Hz)は
2×V≦f≦200×V
の範囲にあれば、良好な画像を得ることができる。
【0113】
詳しくは、周波数がプロセススピードの2倍以下の時は、ACバイアスによる接触帯電部材の振動効果が低減し、帯電不良による帯電ムラが生じやすく、また200倍以上になると同様に注入が追いつかず帯電ムラを生じてしまう。
【0114】
2)AC電圧Vac成分の振幅Vppについては、感光体の膜厚をd、誘電率をεとすると、
Vth=(7736.4×d/ε)1/2 +312+6.2×d/ε
で与えられる放電開始電圧Vthに比べ、DC電圧Vdc成分に、これに同極性のAC成分を加えた絶対値、即ちVsumがVthの3倍を越えないことが望ましい。実施形態例で述べたようにVsumが大きくなるにつれ、画像上の不具合がより早い段階から生じてしまうためである。
【0115】
3)本発明に係る接触帯電方式の帯電装置は、実施形態例の画像形成装置における像担持体の帯電処理に限らず、広く被帯電体の接触帯電処理手段として有効であることはもちろんである。
【0116】
4)接触帯電部材は実施形態例に示した磁気ブラシに限られず、ファーブラシや、導電性ゴムや導電性スポンジを用いた帯電ロールや帯電ブレードなど他の接触帯電部材であってもよいし、回転しない構成の帯電部材であってもよい。
【0117】
磁気ブラシにしても、マグネットロール2aが回転するものや、マグネットロール2aの表面を必要に応じて給電用電極として導電性処理してその面に直接に導電性磁性粒子を磁気拘束させて磁気ブラシ層2cを形成保持させ、マグネットロールを回転させる構成のもの等にすることもできる。回転しないタイプの磁気ブラシとすることもできる。
【0118】
5)被帯電体は電荷注入帯電性の場合には表面抵抗が109 〜1014Ω・cmの低抵抗層を持つことが望ましいが、放電による帯電が支配的なものであってもよい。
【0119】
6)画像形成装置における像坦持体の帯電面に対する情報書き込み手段としての画像露光手段は、実施形態例で示した様なデジタル的な潜像を形成するレーザ走査露光手段に限定されるものではなく、通常のアナログ的な画像露光やLEDなどの他の発光素子でも構わないし、蛍光燈等の発光素子と液晶シャッタ等の組み合わせによるものなど、画像情報に対応した静電潜像を形成できるものであるなら構わない。
【0120】
また像担持体は静電記録誘電体などであってもよい。この場合は、該誘電体面を所定の極性・電位に一様に一次帯電した後、除電針ヘッド、電子銃等の除電手段で選択的に除電して目的の静電潜像を書き込み形成する。
【0121】
静電潜像の現像方式・手段は任意であり、実施形態例の反転現像でなく、正規現像方式であっても勿論よい。
【0122】
7)また、転写方法としては、実施形態例に示したローラ転写だけでなく、ブレード転写やその他の接触転写帯電方式、更に転写ドラムや転写ベルトや中間転写体などを用いて、単色画像形成ばかりでなく多重転写等により多色、フルカラー画像を形成する画像形成装置にも適応可能な事は言うまでもない。
【0123】
8)像担持体としての電子写真感光体や静電記録誘電体を回動ベルト型にし、これに帯電・潜像形成・現像の工程手段により所要の画像情報に対応したトナー像を形成させ、そのトナー像形成部を閲読表示部に位置させて画像表示させ、像担持体は繰り返して表示画像の形成に使用する画像表示装置もある。本発明の画像形成装置にはこのような画像表示装置も含む。
【0124】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、接触帯電方式・AC印加方式の帯電装置、該帯電装置を用いた画像形成装置について、帯電均一性を確保するために必要なACバイアス振幅Vppにて帯電部材のACバイアスによる振動効果を十分に確保しつつ、しかも放電を抑制して被帯電体への放電生成物の蓄積を低減でき、帯電部材の汚染による帯電不良発生等の問題、被帯電体・像担持体への放電生成物の蓄積による帯電性能の低下等の問題を解消して、長期にわたり均一帯電性の維持と被帯電体表面の接触角の低下を抑制できる。画像形成装置にあっては、像担持体の長寿命化、転写効率の低下による中間調画像のガサツキ、高湿環境下での画像流れ等の無い良好な画像の長期に渡る安定な出力等が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における画像形成装置の概略構成図
【図2】感光体の水に対する接触角の経時変化グラフ
【図3】印加帯電バイアスのAC電圧成分の波形図
【図4】実施形態例2におけるクリーナレスシステムの画像形成装置の概略構成図
【図5】印加帯電バイアスのAC電圧成分の波形図
【図6】実施形態例3における印加帯電バイアスのAC電圧成分の波形図
【図7】(a)・(b)・(c)はそれぞれ図3.図5.図6のようなACバイアスを出力させる簡単なブロック回路図
【符号の説明】
1 像担持体(回転ドラム型の電子写真感光体)
2 接触帯電部材(磁気ブラシ)
L 画像露光光(レーザ光)
3 現像装置
4 転写装置(転写ロール)
5 クリーニング装置
P 転写材
E1〜E3 バイアス印加電源
Claims (8)
- 表面が帯電する被帯電体と、被帯電体と接触し、交番電圧に直流電圧を重畳して印加することで被帯電体表面を帯電する帯電部材と、を有する帯電装置において、
被帯電体の帯電極性と同極性側の最大振幅幅は逆極性側の最大振幅幅よりも小さくかつ被帯電体の帯電極性と同極性側の半波の面積と逆極性側の半波の面積が等しい交番電圧に直流電圧を重畳し、この直流電圧は帯電部材により帯電される被帯電体の電位と略一致させることを特徴とする帯電装置。 - 交番電圧は、方形波をデューティー変調したものであることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
- 交番電圧は、被帯電体の帯電極性と同電極側の波形と、逆電極側の波形とが異なる半波整流された正弦波を重ね合わせたものであることを特徴とする請求項1に記載の帯電装置。
- 被帯電体の表層は、電荷が注入される電荷注入層を有し、帯電部材が導電性磁性粒子の磁気ブラシ部を有し、磁気ブラシ部が被帯電体に接触して被帯電体表面を帯電することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の帯電装置。
- 導電性粒子がSnO 2 であることを特徴とする請求項4に記載の帯電装置。
- 帯電部材が導電性繊維のブラシ部を有し、このブラシ部が被帯電体に接触して被帯電体を帯電することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の帯電装置。
- 帯電部材が導電性のゴムローラであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の帯電装置。
- 被帯電体は像を担持する像担持体であり、記録材上に像を形成する画像形成手段を有する画像形成装置において、画像形成装置は請求項1から請求項7のいずれかに記載の帯電装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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