JP3618652B2 - Rotating support device and antenna device using the same - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、本体部を台座部に回転可能に支持する回転支持装置及びそれを用いたアンテナ装置、回転支持構造に関する。なお、本発明に係るアンテナ装置は、受信側にも送信側にも用いることができ、コンピュータ間の信号に送受信に利用することも可能である。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内用のアンテナ装置として、台座部に対して、平板型のアンテナ(図示せず)が内蔵されたアンテナ本体部が回転可能に支持され、台座部を所定の位置に設置した後、アンテナ本体部を台座部に対し回転し、アンテナ本体部(アンテナ)を、送受信側のアンテナの方向に向けることができるようにしたものが知られている。
【0003】
このようなものとしては、具体的には、例えば図10(a)〜(c)に示すように、台座部101に、内部にナット102が固定支持されたヒンジ座103を立設する一方、アンテナ(図示せず)を内蔵するアンテナ本体部104に前記台座部101のヒンジ座103に係脱可能に係合されるヒンジ座受け部105を設け、前記台座部101のヒンジ座に103にアンテナ本体部104のヒンジ座受け部105を係合させた状態で、ヒンジピンとしての金属ネジ106を前記ナット102に螺合させ、前記金属ネジ106を回転することで締結力を生じさせ、その締結力でもってアンテナ本体部104を台座部101に対し所定角度をなし、送受信側のアンテナの方向に向くように固定するようになっている。
【0004】
そして、このように固定のために金属ネジ106を使用する構造では、台座部101のヒンジ座103にナット102を設け、組み立て時には金属ネジ106をナット102にねじ込んで行かなければならないが、金属ネジ106は脱落防止のために長さに十分余裕のある長めの寸法のものを選定する必要がある。
【0005】
また、前記金属ネジ106を締め付けたり緩めたりするには、ドライバーやレンチ等の工具が必要であり、組み立て作業性が劣り、また、前記金属ネジ106の頭部が外観に現れることは、外観向上の観点からは、好ましくない。そこで、手で手軽に金属ネジ106の締め付けや緩めを行うことができ、かつ、良好な外観となるように、金属ネジ106の頭部につまみ部107が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、金属ネジ106として、前述したように長めのものを用いるようにすると、組み立てのためにより多数回金属ネジ106を回転しなければならないため、組み立てに時間を要し、簡単に組み立てることができない。
【0007】
また、金属ネジ106の頭部につまみ部107を設けるには、金型内に金属ネジを納めて成形する合成樹脂のインサート成形法や、金属ネジの頭部をつまみ部に圧入したり、つまみ部を2個以上の部品で構成して金属ネジの頭部をつまみ部の内部に納めるようにつまみ部を組み立てる等の手法が用いられるが、いずれにしても、金属ネジをそのまま用いる場合に比べて、非常に高価となる。
【0008】
この発明は、簡単に組み立てることができ、組み立てコスト、部品コストの両面で大幅なコストダウンを図れるアンテナ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、台座部に対して、アンテナが内蔵されたアンテナ本体部が回転可能に支持されているアンテナ装置において、前記台座部に可撓性を有するヒンジ座が形成される一方、前記アンテナ本体部に前記ヒンジ座が係脱可能に係合するヒンジ座受け部が形成され、前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させた状態で、前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部及び前記台座部のヒンジ座を貫通して、ピン座面部を有するヒンジピンが挿入され、前記アンテナ本体部、台座部及びヒンジピンの3つの部材のうち2つの部材あるいは3つの部材によってカム機構が構成されており、前記カム機構は、前記ヒンジピンを挿入した後、前記アンテナ本体部を前記台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、前記ヒンジピン、ヒンジ座受け部及びヒンジ座のうち2つあるいは3つの間に生ずる摩擦力によって固定可能となるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
請求項1の発明によれば、ピン座面部を有するヒンジピンを挿入した後、アンテナ本体部を台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを固定方向に回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、カム機構が機能し、アンテナ本体部が台座部に対して所定の角度をなして固定される。このように、ヒンジピンを利用したカム機構を採用したことにより、アンテナ本体部と台座部の締結要素に金属ネジを用いることなく、アンテナ本体部と台座部を所定の位置関係に嵌合させつつヒンジピンを差し込むだけで組み立てが完了する。また、台座部、アンテナ本体部及びヒンジピンを樹脂成型品とすれば、簡易に製造でき、かつ良好な外観を得やすくなり、組み立てコスト及び部品コストの両面での大幅なコストダウンも可能となる。
【0011】
請求項2の発明のように、前記ヒンジ座が、ほぼ逆U字形状で、下端部が台座部の上面に連設され上方に向かって延びる第1の部分と、この第1の部分の上端部に一端部が連設され上面が湾曲面とされている第2の部分と、この第2の部分の他端部に連設され下端部になるほど厚さが厚くなるテーパ形状の第3の部分と、それら第1〜第3の部分によって囲まれ前記ヒンジピンが挿入される挿入孔とを備え、前記第1の部分及び第2の部分の第1の部分側の半分はほぼ同じ一定の肉厚とされ、前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分は、上端部が前記第1の部分及び第2の部分の第1の部分側の半分とほぼ同じ肉厚で、下方になるほど肉厚が徐々に厚くなるテーパ形状とされており、前記カム機構は、前記ヒンジピンの一部が前記ヒンジ座の第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分を圧接して前記ヒンジ座を撓み変形させ、前記ヒンジピンの一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間に生ずる摩擦力によって、前記アンテナ本体部を、前記台座部に対して所定の角度をなすように固定するように構成することができる。
【0012】
請求項2の発明によれば、ヒンジ座の第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分が、下端部になるほど厚さが厚くなるテーパ形状とされているので、ヒンジピンの固定方向への回転により、第1〜第3の部分によって囲まれる挿入孔に挿入されるヒンジピンの一部が前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分に圧接して前記ヒンジ座を撓み変形させるようとすると、前記ヒンジピンの一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間や、ヒンジ座の第3の部分とアンテナ本体部の側面部の内面との間に大きな摩擦力が生じ、その摩擦力によって、前記アンテナ本体部が、前記台座部に対して所定の角度をなすように無理なく固定される。
【0013】
この場合、請求項3の発明のように、前記アンテナ本体部の左側面部に取り付けられるヒンジピンによる固定方向と、右側面部に取り付けられるヒンジピンによる固定方向とは、同一方向となるようにすることが望ましい。
【0014】
請求項3の発明によれば、左右のヒンジピンがそれぞれ、アンテナ本体部の開方向あるいは閉方向に対して強い保持力を発揮するので、結果的にアンテナ本体部を回転させようとするいずれの方向の外力に対してもしっかりとした保持が可能となる。
【0015】
また、請求項4の発明のように、前記ヒンジ座の第3の部分は、下端部と前記台座部の上面との間に隙間が形成されていることが望ましい。
【0016】
請求項4の発明によれば、ヒンジ座の第3の部分の下端部が台座部に対して固定されておらず、下端部が固定されている場合に比べて、変形部分の全長が長くなり、穏やかにたわみ変形ができるようになり、少ない力でヒンジピンを固定方向に回転することができる。
【0017】
請求項5の発明のように、前記ヒンジピンが、ピン軸部と、そのピン軸部の先端側にくびれ部を介して設けられた先細形状の先端とがり部と、前記ピン軸部の基端側に設けられつまみ部を有するピン座面部と、このピン座面部と一定間隔を存するように前記ピン軸部に設けられた平板形状のキー部とを有し、前記キー部が、前記ヒンジピンの一部であるようにすることができる。
【0018】
請求項5の発明によれば、ピン座面部のつまみ部を把持することでヒンジピンを簡単に回転することができ、その回転によりキー部による第3の部分(ヒンジ座)の撓み具合が変化せしめられ、前記ヒンジピンの一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間、ヒンジ座の第3の部分とアンテナ本体部の側面部の内面との間や、アンテナ本体部の側面部とヒンジピンのピン座面部との間に生ずる摩擦力の大きさが変化するので、前記アンテナ本体部が前記台座部に対して所定の角度をなす固定・固定解除を簡単に行うことができる。
【0019】
請求項6の発明のように、前記アンテナ本体部が、1対の抜け止めリブが一定間隔を存するように配置された抜け止め手段を有し、前記抜け止め手段が、前記ヒンジピンが挿入されたとき、前記1対の抜け止めピンが前記ヒンジピンのくびれ部を挟むように構成することもできる。
【0020】
請求項6の発明によれば、ヒンジピンが挿入されると、抜け止め防止手段の1対の抜け止めリブが拡がり、そのくびれ部を1対の抜け止めリブが挟むことでヒンジピンを係止するようになり、ヒンジピンの抜けが防止される。
【0021】
請求項7の発明のように、さらに、前記アンテナ本体部が、前記抜け止め手段に対応した位置に、前記抜け止めリブの間隔を拡げることを許容する抜け止めリブ解放用窓部が設けられているようにすることも可能である。
【0022】
請求項7の発明は、抜け止めリブ解放用窓部を通じて、例えば工具を適用して、ヒンジピンをくびれ部において係止している1対の抜け止めリブの間隔を拡げることができるようになり、そのように抜け止めリブの間隔を拡げることで、組み立てた後においてもヒンジピンを抜くことが可能とされる。
【0023】
請求項8の発明のように、前記アンテナ本体部が、前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させた状態で、前記台座部のヒンジ座の上面部に当接する位置決め部を有し、この位置決め部とヒンジ座の上面部との当接により前記アンテナ本体部と台座部との位置関係が規制されるようにすることもできる。
【0024】
請求項8の発明によれば、前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させる際に、アンテナ本体部側の位置決め部が、台座側のヒンジ座の上面部に当接し、前記アンテナ本体部と台座部とが一定の位置関係となるように規制される。また、アンテナ本体部を台座部に対して回転する際には、台座部のヒンジ座の上面部にアンテナ本体部の位置決め部が当接し、支持された状態でアンテナ本体部がヒンジピンを回転中心として回転されるので、アンテナ本体部の台座部に対する回転がスムーズに行われる。
【0025】
また、前述したところのアンテナ装置によれば、アンテナ本体部を回転中に特定の角度、例えば台座部とアンテナ本体部のなす角度が0°、45°、90°をなす3カ所で簡易にアンテナ本体部を固定できるようなクリックストップ機能を得る場合には、請求項7の発明のようにすることで、簡単に実現される。
【0026】
請求項9の発明は、前記位置決め部が、たわみアーム部と、このたわみアーム部の先端に連設される係合爪部を有する一方、前記ヒンジ座の第2の部分が、上面部に前記係合爪部が係脱可能に係合する複数の係合凹部を有し、前記係合爪部と係合凹部との係合関係で、前記アンテナ本体部の回転範囲の特定の位置に、前記アンテナ本体部が前記台座部に対して固定される構成とされている。
【0027】
請求項9の発明によれば、ヒンジ座の第2の部分の上面部に複数の係合凹部を、位置決め部に、たわみアーム部及び係合爪部を追加するだけで、それらの係合関係でもって、アンテナ本体部を回転中に特定の角度で簡易に固定することができるクリックストップ機能が得られる。よって、複数の係合凹部と係合爪部とを追加するだけで、新たに部品を追加することなく、組み立てコスト、部品コストを増加させることなく、クリックストップ機能を得ることが可能である。
【0028】
また、前述したアンテナ装置に用いられている回転支持装置は、アンテナ装置以外の他のものに対しても利用することができ、その場合は、請求項10に記載の発明のように、台座部に対して、本体部が回転可能に支持されている回転支持装置において、前記台座部に可撓性を有するヒンジ座が形成される一方、前記本体部に前記ヒンジ座が係脱可能に係合するヒンジ座受け部が形成され、前記本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させた状態で、前記本体部のヒンジ座受け部及び前記台座部のヒンジ座を貫通してヒンジピンが、前記ピン座面部を有するヒンジピンが挿入され、前記本体部、台座部及びヒンジピンの3つの部材のうち2つの部材あるいは3つの部材によってカム機構が構成されており、前記カム機構は、前記ヒンジピンを挿入した後、前記本体部を前記台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、前記ヒンジピン、ヒンジ座受け部及びヒンジ座のうち2つあるいは3つの間に生ずる摩擦力によって固定可能となるように構成することができる。
【0029】
請求項10の発明によれば、ヒンジピンを利用したカム機構を採用したことにより、本体部と台座部の締結要素に金属ネジを用いることなく、本体部と台座部を所定の位置関係に嵌合させつつヒンジピンを差し込むだけで組み立てが完了する。また、台座部、本体部及びヒンジピンを樹脂成型品とすれば、簡易に製造でき、かつ良好な外観を得やすくなり、組み立てコスト及び部品コストの両面での大幅なコストダウンも可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0031】
図1(a)(b)はそれぞれ本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)は台座部とアンテナ本体部とのなす角度が0°の場合の斜視図、(b)は同角度が90°の場合の斜視図である。図2は本発明に係るアンテナ装置の回転支持構造の詳細図である。
【0032】
図1(a)(b)に示すように、アンテナ装置1は、台座部2に対してアンテナ本体部3が回転可能に連結されている。アンテナ本体部3は、図2に示すように、複数の嵌合爪と嵌合凹部(部材3Bの嵌合爪3aのみ図示、部材3Aの嵌合凹部は図示省略)の嵌合関係により2つの部材3A,3Bが一体的に結合されてなり、内部に平板型のアンテナ素子(図示せず)が内蔵され、受信用又は送信用アンテナとしての機能を発揮するようになっている。なお、2つの部材3A,3Bの左右側面部にはそれぞれ、後述のヒンジピン5を挿入するための鍵孔形状の開孔3b(図3参照)の半分の孔3b1,3b2が形成されており、両部材3A,3Bが結合された状態で開孔3bが形成されることになる。
【0033】
前記台座部2とアンテナ本体部3とを回転可能に連結するヒンジ機構は、図2に詳細を示すように構成されている。
【0034】
すなわち、前記台座部2の上面2aの両側部には、アンテナ本体部3を回転可能に支持するためのヒンジ座4が立設されている。ヒンジ座4は、ほぼ逆U字形状をしており、下端部が台座部2の上面2aに連設され上方に向かって延びる第1の部分4aと、この第1の部分4aの上端部に一端部が連設され上面が湾曲面とされている第2の部分4bと、この第2の部分4bの他端部に連設され第1の部分と平行に下方に延びる第3の部分4cとを備え、それらによって囲まれる挿入孔4dが形成されている。この挿入孔4dは、台座部2とアンテナ本体部3とが組み立てられた状態では、前記開孔3bと対応した位置関係となっている。よって、前記開孔3bにヒンジピン5が挿入されることで、この挿入孔4dにもヒンジピン5が挿入されることになる。
【0035】
前記ヒンジピン5は、ピン軸部5aの先端側(挿入端側)に、そのピン軸部5aより小径のくびれ部5bを介して、先端になるほど径が小さくなる先細形状の先端とがり部5cが連設される一方、ピン軸部5aの基端側に、つまみ部5dが形成された円盤形状のピン座面部5eが連設されている。そして、ピン座面部5eと一定間隔を存するように、ピン軸部5aにフラット形状のキー部5fが設けられている。
【0036】
前記ヒンジ座4において、第1の部分4a及び第2の部分4bの第1の部分4a側の半分はほぼ同じ一定の肉厚とされている。そして、第3の部分4c及び第2の部分4bの第3の部分4c側の半分は、上端部が前記第1の部分4a及び第2の部分4bの第1の部分4a側の半分とほぼ同じ肉厚とされているが、下方になるほど肉厚が徐々に厚くなるテーパ形状とされている。この部分は、外側の面を鉛直面とする一方中央側の面を傾斜面としたテーパ形状とされ、その傾斜面に、挿入されたヒンジピン5のキー部5fが接触するようになっている。なお、前記台座部2,アンテナ本体部3(部材3A,3B)及びヒンジピン5は、合成樹脂(例えばABS樹脂)にて成型されたものである。
【0037】
また、この第3の部分4cの下端は、台座部2の上面2aとの間に隙間S(図3(a)(b)参照)が形成され、構造上、前記ヒンジ座4はたわみ変形がしやすくなっている。また、前述したようにヒンジ座4(台座部2)は合成樹脂であるので、材料の点からも、撓みやすくなっている。前記第2の部分4bの上面には、後述のたわみアーム部3dの先端が係脱可能に係合する3つの係合凹部4e,4f,4gが一定の角度間隔(本例では45°間隔)で形成されている。
【0038】
また、前記アンテナ本体部3の一方の部材3Bには、端部付近に、部材3Bに固定されている位置決め部としての本体位置決めリブ3cと、その本体位置決めリブ3cの先端に連設されているたわみアーム部3dと、そのたわみアーム部3dの先端部に設けられ前記係合凹部4e〜4gに係脱可能に係合する係合爪部3eとが設けられている。この本体位置決めリブ3c及びたわみアーム部3dに対応する部分には、前記ヒンジ座4が挿入されるスリット状のヒンジ座受け部3fが設けられ、この挿入されたヒンジ座4の第2の部分4bの上側部分に、前記本体位置決めリブ3c及びたわみアーム部3dが係合するようになっている。また、そのヒンジ座受け部3fより中央部寄りには、挿入されたヒンジピン5のピン軸部5aに係合する係合凹部3gを有するピン支持リブ部3hと、ヒンジピン5の不用意な抜けを防止する1対の板状の抜け止めリブ3kからなる抜け止め手段3mとが設けられている。なお、図示していないが、前記部材3B側の係合凹部3g及びピン支持リブ部3hに対称に、部材3A側にも係合凹部及びピン支持リブ部が設けられている。
【0039】
そして、アンテナ本体部3の側面部には、前記両部3A,3Bが結合された状態で、ヒンジピン5が挿入される鍵孔形状の開孔3bが形成されるようになっている。この開孔3bが、前記ヒンジ座4の挿入孔4dに対応しており、開孔3bを通じてヒンジピン5を挿入することで、前記挿入孔4dにも無理なく挿入することができる構成とされている。
【0040】
続いて、前述した装置の組み立て手順について、図3(a)〜(c)に沿って具体的に説明する。
【0041】
まず、2つの部材3A,3Bを結合してアンテナ本体部3を組み立てて、図3(a)に示すように、台座部2のヒンジ座4を、アンテナ本体部3のヒンジ座受け部3e内に挿入し、台座部2上にアンテナ本体部3を乗せる。このとき、アンテナ本体部3内には本体位置決め用リブ3c及びたわみアーム部3dが設けられているため、その本体位置決め用リブ3c及びたわみアーム部3dがヒンジ座4の第2の部分4bに当接し、その当接関係で台座部2に対するアンテナ本体部3の上下方向の位置は自然と所定の位置に定まる。
【0042】
アンテナ本体部3の側面部に設けられている鍵孔形状の開孔3bから、図3(b)に示すように、ヒンジピン5を差し込む。すると、ヒンジピン5の先端とがり部5cがアンテナ本体部3内の1対の抜け止めリブ3kに接触する。そこで、ヒンジピン5を強く押し込むと、ヒンジピン5の先細形状の先端とがり部5cがアンテナ本体部3内の1対の抜け止めリブ3kを弾性変形させて押し広げつつ通過し、図3(c)に示すように、ヒンジピン5のくびれ部5bが抜け止めリブ3kに挟まれることとなり、ヒンジピン5が抜けなくなり、組み立て完了となる。
【0043】
このように、一方の手に台座部2とアンテナ本体部3とを組み合わせたものを持ち、もう一方の手にヒンジピン5を持ち、ヒンジピン5を押し込むだけで組み立て作業が終了するから、組み立て作業に要する時間は非常に少なくなり、きわめて短時間での組み立て作業が可能である。
【0044】
また、図4(a)(b)に示すように、組み立て作業終了後において、正面外観において、ヒンジピン5の先端部付近に、ちょうど抜け止めリブ3kの位置に、抜け止めリブ3kの配列方向にそれらの配列間隔よりも長さが長い小孔3pが設けられており、この小孔3pは、抜け止めリブ解放用窓部として機能する。すなわち、この小孔3pから、ピンセットなどを使用してアンテナ本体部3の内部の抜け止めリブ3kをそれらの間隔が拡がる方向に撓ませ、それらの間隔を先端とがり部5cの最大径より広げれば、ヒンジピン5のくびれ部5bとの係合を解除して、ヒンジピン5を抜き取ることができるようになり、台座部2とアンテナ本体部3とを分離することが可能である。
【0045】
さらに、アンテナ本体部3の回転時には、図5(a)〜(d)に示すように、本発明に係る回転支持構造部分は変化する。図5(a)は組み立て終了直後の状態を示し、台座部2とアンテナ本体部3との間には隙間Uが開いている。ヒンジ座4は下方に向けてスリット状に開口する挿入孔4dを有するが、アンテナ本体部3は本体位置決めリブ3c及びたわみアーム部3dを介してヒンジ座4の上に乗っているので、アンテナ本体部3が下方にずれてしまって台座部2に接するということはない。
【0046】
また、本体位置決めリブ3cの先端側には、たわみアーム部3dと、係合爪部3eとが設けられており、たわみアーム部3dはヒンジ座4の湾曲部に沿う形状とされているので、係合爪部3eは、ヒンジ座4の第2の部分4b(湾曲部分)に形成された係合凹部4gに係脱可能に係合している。
【0047】
図5(b)は図5(a)からアンテナ本体部3を少し回転させた状態である。たわみアーム部3dは、樹脂の有する弾性によりたわみ変形して、それの先端の係合爪部3eはヒンジ座4の第2の部分4bの上面に乗り上げ、アンテナ本体部3をさらに回転させると、ヒンジピン5のピン軸部5aを回転中心として、本体位置決めリブ3c、たわみアーム部3d及び係合爪部3eはヒンジ座4の第2の部分4bの上面(表面)に擦れつつそれらに支持された状態で、アンテナ本体部3の内面部がヒンジピン5のピン軸部5aの上面に乗っており、横方向のずれもなく、スムーズにかつ安定性よく回転する。
【0048】
図5(c)は、アンテナ本体部3をさらに回転させ、係合爪部3eが次の係合凹部4fに係脱可能に係合している状態である。この状態でも、係合爪部3eが係合凹部4fに係合し、アンテナ本体部3のたわみアーム部3dがヒンジ座4の第2の部分4bに乗っており、やはりアンテナ本体部3が下方にずれてしまって台座部2に接することはない。
【0049】
図5(c)の状態からさらに回転した状態を示す図5(d)においても、係合爪部3eが係合凹部4eに係合し、アンテナ本体部3のたわみアーム部3dヒンジ座4の第2の部分4bに乗っており、やはりアンテナ本体部3が下方にずれてしまって台座部2に接することはない。
【0050】
図6(a)〜(e)は、本発明に係る回転支持構造を固定する機構の動作の様子を示す。
【0051】
図6(a)は組み立て直後の状態である。ヒンジ座4の厚さは、図6(a)で見てヒンジ座4の右半分(第1の部分4a及び第2の部分4bの第1の部分4a側の半分)と左半分(第3の部分4c及び第2の部分4bの第3の部分4c側の半分)とで異なっている。すなわち、右半分(第1の部分4a及び第2の部分4bの第1の部分4a側の半分)が一定の厚さが維持されているのに対し、左半分(第3の部分4c及び第2の部分4bの第3の部分4c側の半分)は、上方が薄く下方が厚い、つまり下部になるほど厚みが徐々に増すテーパ形状となっている。ここで、ヒンジピン5のキー部5fとピン座面部5eの隙間T(図3(b)参照)の寸法はヒンジ座4の右半分の厚さtrとアンテナ本体部3の側面部の厚さts(図3(c)参照)を合わせた寸法より大きく、アンテナ本体部3の側面部の厚さtsとヒンジ座左半分の最大厚さtq(図3(c)参照)を合わせた寸法より小さくなっている。
【0052】
そのため、ヒンジピン5は、図6(a)で見ると、反時計回り方向R(ヒンジピン5のつまみ部5dを回す方向としては時計回りであり、これはネジを締める方向と同じ)には回転できるが、時計回り方向にはヒンジピン5のキー部5fの角部分がヒンジ座4に乗り上げることができないため、回転することができないようになっている。
【0053】
前記ヒンジピン5は、図6(a)(b)に示すように、キー部5fがヒンジ座4の右半分の面内にある間は、ヒンジ座4の右半分の厚さとアンテナ本体部3の側面の厚さを合わせた寸法より大きい隙間Tを持っているので、ヒンジ座4とアンテナ本体部3の側面部に対して強く擦れることなく自由に回転することができ、ネジの締め付けに例えればネジが緩んだ状態の手応えとなる。
【0054】
次に、ヒンジピン5のキー部5fが、図6(a)のヒンジ座4の右半分を越え、左半分に至るまで回転させ、図6(c)の状態になると、ヒンジ座4(第3の部分4c)の厚さは下方へ行くほどどんどん厚くなるため、ヒンジピン5を回転させるにつれてヒンジピン5のキー部5fがヒンジ座4の傾斜面に擦れはじめてどんどん手応えを増し(図6(d)参照)、ついにはヒンジピン5の隙間Tとアンテナ本体部3の側面部とヒンジ座4の厚さを合わせた寸法が等しくなり、それ以上ヒンジピン5を回転させることができなくなる(図6(e)参照)。このとき、ヒンジ座4の傾斜面とヒンジピン5のキー部5f、ヒンジ座4の第3の部分4cの傾斜面の裏面とアンテナ本体部3の側面部の内面、アンテナ本体部3の側面部の外面とヒンジピン5のピン座面部5eの間には全く隙間がない状態となっているので、ヒンジピン5を回転させる力はこれらの面を強く押し付ける力となり、強い摩擦力が発生し、ヒンジピン5のみならず、台座部2とアンテナ本体部3も自由に回転することができなくなり、台座部2とアンテナ本体部3との位置関係が固定される。
【0055】
このように、本発明に係る回転時構造を固定する機構は、いわゆるカム機構の応用であるが、アンテナ本体部3に回転する力を加えたとき、一種のカム機構であるから、ヒンジピン5の固定方向と同方向の回転力に対しては強く保持できるが、ヒンジピン5の緩め方向と同方向の回転力に対しては緩みやすく、強い保持ができないという欠点がある。
【0056】
本実施例では、この欠点をアンテナ本体部3の左右側面部に取り付けられるヒンジピン5(図7及び図8においては左側のものを5A、右側のものを5Bで示す)の締め付けのために回転する方向(固定方向)により解決してある。具体的には、図7(a)(b)に示すように、アンテナ本体部3の左側面部に取り付けるヒンジピン5Aと、右側面に取り付けるヒンジピン5Bの固定方向を時計回り方向に揃え、同一方向としている。
【0057】
このようにしておけば、アンテナ本体部3を開く方向の回転力に対しては、図7(a)に示すように、アンテナ本体部3の左側面部側のヒンジピン5Aが固定方向(締め付け方向)側に力を受けることになるので強い保持力を発揮し、アンテナ本体部3を閉じる方向の回転力に対しては、図7(b)に示すように、右側面部側のヒンジピン5Bが固定方向(締め付け方向)側に力を受けることになるので強い保持力を発揮することになる。
【0058】
すなわち、左右のヒンジピン5A,5Bがそれぞれ、アンテナ本体部3の開方向あるいは閉方向に対して強い保持力を発揮するので、結果的にアンテナ本体部3を回転させようとする外力に対してしっかりとした保持が可能となっている。
【0059】
また、締め付け時のヒンジピン5を回す力を低減する工夫として、ヒンジ座4の傾斜面側は台座部2に対して固定せず、隙間Sを設けている。
【0060】
さらに、図8に示すように、台座部2とアンテナ本体部3とを組み立てるには、当然ながら台座部2のヒンジ座4(図8においては左側のものを4A、右側のものを4Bで示す)よりもアンテナ本体部3のヒンジ座受け部3eの方が大きくなければならないので、ヒンジ座4とアンテナ本体部3の側面部内側には組み立てに必要なクリアランスとしての隙間が与えられている。
【0061】
この隙間はヒンジピン5A,5Bを回して締め付ける時に、アンテナ本体部3及びヒンジ座4A,4Bの側面部が弾性的に変形することにより接触して隙間がなくなり摩擦力が生じることになるのであるが、ヒンジ座4A,4Bとアンテナ本体部3の側面部が丈夫であればあるほど弾性変形しにくくなり、固定のためのヒンジピン5の回転にも大きな力が必要となってしまう。また、ヒンジピン5A,5Bを片側から順に締め付けていくと、先に締め付けた方はヒンジ座4とアンテナ本体部3の側面部が変形するよりも先にアンテナ本体部3がヒンジ座4A,4Bの方に移動してしまうため、後から締め付ける方は、図8に示すヒンジ座受け部3eの隙間L,Rを合わせただけの寸法を変形せねばなくなり、さらに大きな力でヒンジピン5A,5Bを回転させねばならなくなる。
【0062】
しかし、ヒンジ座4A,4Bの傾斜面側(第3の部分4c)を台座部2に対して、図9(a)に示すように、固定せずにおけば、図9(b)に示すように固定した場合の変形部全長L2にくらべて長い距離(変形部全長L1)で穏やかにたわみ変形ができるので、固定した場合よりずっと少ない力でヒンジピン5を締め付けることを実現できる。
【0063】
なお、前記実施の形態においては、前記台座部2、アンテナ本体部3及びヒンジピン5の3つの部材のうち、2つの部材である台座部2のヒンジ座4及びヒンジピン5のキー部5fによって、アンテナ本体部3を台座部2に対して所定角度で固定することができるカム機構を構成するようにしているが、本発明はそれに限定されるものではなく、アンテナ本体部3及びヒンジピン5でカム機構を構成するようにしてもよいし、あるいは3つの部材(台座部2,アンテナ本体部3及びヒンジピン5)によってカム機構が構成されるようにすることも可能である。
【0064】
また、前記実施の形態において、アンテナ装置に用いられている回転支持装置は、アンテナ装置以外の他の装置にも適用することができる。すなわち、台座部に対して本体部が回転可能に支持されている構造のもの、例えば、化粧用コンパクト(鏡の付いた本体部、化粧品が収納されている台座部)、ノートパソコン(液晶ディスプレイがある本体部、キーボードのある台座部)などの、開閉のための回転支持装置にも、その開閉角度を調整するために用いることができる。
【0065】
【発明の効果】
この発明は、以上に説明したように実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0066】
請求項1の発明は、ピン座面部を有するヒンジピンを挿入した後、アンテナ本体部を台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを固定方向に回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、カム機構が機能し、アンテナ本体部が台座部に対して所定の角度をなして固定されるようにしているので、アンテナ本体部と台座部の締結要素に金属ネジを用いることなく、ヒンジピンを利用したカム機構を採用したことにより、アンテナ本体部と台座部を所定の位置関係に嵌合させつつヒンジピンを差し込むだけで組み立てることができる。特に、台座部、アンテナ本体部及びヒンジピンを樹脂成型品とすれば、簡易に製造でき、かつ良好な外観を得やすくなり、組み立てコスト及び部品コストの両面での大幅なコストダウンも実現できる。
【0067】
請求項2の発明は、ヒンジ座の第3の部分を、下端部になるほど厚さが厚くなるテーパ形状としているので、ヒンジ座の第1〜第3の部分によって囲まれる挿入孔に挿入されるヒンジピンを固定方向に回転することにより、ヒンジピンの一部が前記第3の部分に圧接して前記ヒンジ座を撓み変形させようとし、その一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間、ヒンジ座の第3の部分とアンテナ本体部の側面部の内面との間に摩擦力が生じさせ、前記アンテナ本体部が、前記台座部に対して所定の角度をなすように無理なく固定することができる。
【0068】
請求項3の発明は、左右のヒンジピンの固定方向を同一方向としているので、アンテナ本体部の開方向に対しても閉方向に対しても強い保持力を発揮し、しっかりとした保持が可能となる。
【0069】
請求項4の発明は、ヒンジ座の第3の部分の下端部が台座部に対して固定されていないので、下端部が固定されている場合に比べて、変形部分の全長が長くなり、穏やかにたわみ変形をすることができ、少ない力でヒンジピンを固定方向に回転することができる。
【0070】
請求項5の発明は、ピン座面部のつまみ部を把持することで、工具を用いることなく、ヒンジピンを簡単に回転することができ、その回転によりキー部による第3の部分(ヒンジ座)の撓み具合を変化させて、前記ヒンジピンの一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間、ヒンジ座の第3の部分とアンテナ本体部の側面部の内面との間や、アンテナ本体部の側面部とヒンジピンのピン座面部との間に生ずる摩擦力の大きさを変化させて、前記アンテナ本体部が前記台座部に対して所定の角度をなす固定・固定解除を簡単に行うことができる。
【0071】
請求項6の発明は、アンテナ本体部にヒンジピンのくびれ部を挟んで前記ヒンジピンの抜けを防止する抜け止め手段を設けているので、組み立て完了後は、ヒンジピンが不用意に抜けるのを防止することができる。
【0072】
請求項7の発明は、前記アンテナ本体部に抜け止めリブ解放用窓部を設けているので、抜け止めリブ解放用窓部を通じて、抜け止め防止手段の1対の抜け止めリブの間隔を拡げることで、ヒンジピンを必要時には抜くことができる。
【0073】
請求項8の発明は、アンテナ本体部のヒンジ座受け部に台座部のヒンジ座を係合させる際には、アンテナ本体部側の位置決め部が、台座側のヒンジ座の上面部と当接するようにしているので、前記アンテナ本体部と台座部とが一定の位置関係となるように規制することができる。また、アンテナ本体部を台座部に対して回転する際には、台座部のヒンジ座の上面部にアンテナ本体部の位置決め部が当接し、アンテナ本体部が台座部に支持された状態でヒンジピンを回転中心として回転することになるので、アンテナ本体部の台座部に対する回転をスムーズに行うことができる。
【0074】
請求項9の発明は、位置決め部にたわみアーム部と係合爪部を設けているので、ヒンジ座の第2の部分の上面部に複数の係合凹部に、たわみアーム部の先端の係合爪部を係合させ、それらの係合関係でもって、アンテナ本体部を回転中に特定の角度で簡易に固定することができるクリックストップ機能が得られる。
【0075】
請求項10の発明は、本体部と台座部の締結要素に金属ネジを用いることなく、ヒンジピンを利用したカム機構を採用したことにより、本体部と台座部を所定の位置関係に嵌合させつつヒンジピンを差し込むだけで組み立てることができる回転支持装置を実現できる。特に、台座部、本体部及びヒンジピンを樹脂成型品とすれば、簡易に製造でき、かつ良好な外観を得やすくなり、組み立てコスト及び部品コストの両面での大幅なコストダウンも実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアンテナ装置を示し、(a)は台座部とアンテナ本体部とのなす角度が0°の場合の斜視図、(b)は同角度が90°の場合の斜視図である。
【図2】本発明に係るアンテナ装置の回転支持構造の詳細図である。
【図3】(a)〜(c)はそれぞれ回転支持構造の組み立て手順の説明図である。
【図4】組み立て終了後のヒンジ部分付近を示し、(a)は側面図、(b)は背面図である。
【図5】(a)〜(d)はそれぞれたわみアーム部の係合爪部とヒンジ座の係合凹部との関係を示す説明図である。
【図6】(a)〜(e)はそれぞれヒンジ座とヒンジピンとの関係を示す図である。
【図7】(a)(b)はそれぞれ左右側面に取り付けられるヒンジピンの締め付け方向の説明図である。
【図8】アンテナ本体部のヒンジ座受け部と台座部のヒンジ座との関係を示す図である。
【図9】台座部のヒンジ座とヒンジピンのキー部との関係の説明図である。
【図10】(a)〜(c)はそれぞれ従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 アンテナ装置
2 台座部
3 アンテナ本体部
3c 本体位置決めリブ
3d たわみアーム部
3e 係合爪部
3f ヒンジ座受け部
3k 抜け止め用リブ
4 ヒンジ座
4a 第1の部分
4b 第2の部分
4c 第3の部分
4d 挿入孔
5 ヒンジピン[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a rotation support device that rotatably supports a main body portion on a pedestal portion, an antenna device using the rotation support device, and a rotation support structure. Note that the antenna device according to the present invention can be used on both the reception side and the transmission side, and can also be used for transmission and reception of signals between computers.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an indoor antenna device, an antenna main body portion in which a flat antenna (not shown) is rotatably supported with respect to a pedestal portion, and after the pedestal portion is installed at a predetermined position, the
[0003]
Specifically, as shown in FIGS. 10A to 10C, for example, a pedestal portion 101 is provided with a hinge seat 103 in which a
[0004]
In the structure using the
[0005]
Further, in order to tighten or loosen the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, if a
[0007]
Further, in order to provide the
[0008]
It is an object of the present invention to provide an antenna device that can be easily assembled and can greatly reduce costs in terms of both assembly cost and component cost.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to
[0010]
According to the invention of
[0011]
According to a second aspect of the present invention, the hinge seat has a substantially inverted U shape, a lower end is connected to the upper surface of the pedestal portion and extends upward, and an upper end of the first portion. A second portion whose one end is connected to the first portion and whose upper surface is a curved surface, and a third portion having a tapered shape which is connected to the other end of the second portion and becomes thicker toward the lower end. Part and an insertion hole that is surrounded by the first to third parts and into which the hinge pin is inserted, and the first part and the half of the second part on the first part side have substantially the same constant thickness. The thickness of the third part and the second part of the second part on the side of the third part is approximately the same as the half of the first part and the second part on the side of the first part. In the cam mechanism, a part of the hinge pin is in front of the cam mechanism. The third part of the hinge seat and the third part of the second part on the third part side are pressed against each other to bend and deform the hinge seat, and a part of the hinge pin, the third part and the second part of the second part are deformed. The antenna main body portion can be configured to be fixed at a predetermined angle with respect to the pedestal portion by a frictional force generated between the
[0012]
According to the second aspect of the present invention, the third part of the hinge seat and the third part of the second part on the side of the third part are tapered so that the thickness decreases toward the lower end. Due to the rotation in the fixing direction, a part of the hinge pin inserted into the insertion hole surrounded by the first to third parts is in pressure contact with the third part side half of the third part and the second part. When the hinge seat is bent and deformed, a portion of the hinge pin and the third portion and the third portion side half of the second portion, or the third portion of the hinge seat and the antenna body A large frictional force is generated between the inner surface of the side surface portion of the portion, and the antenna main body portion is reasonably fixed so as to form a predetermined angle with respect to the pedestal portion by the frictional force.
[0013]
In this case, as in the invention of
[0014]
According to the invention of
[0015]
According to a fourth aspect of the present invention, it is desirable that the third portion of the hinge seat has a gap formed between a lower end portion and an upper surface of the pedestal portion.
[0016]
According to invention of
[0017]
According to a fifth aspect of the present invention, the hinge pin includes a pin shaft portion, a tapered distal end portion provided on a distal end side of the pin shaft portion via a constricted portion, and a proximal end side of the pin shaft portion. A pin seat surface portion having a knob portion and a flat plate-shaped key portion provided on the pin shaft portion so as to be spaced from the pin seat surface portion, and the key portion is a part of the hinge pin. Can be a part.
[0018]
According to the invention of
[0019]
According to a sixth aspect of the present invention, the antenna main body has a retaining means arranged so that a pair of retaining ribs are spaced apart from each other, and the retaining pin is inserted with the hinge pin. In some cases, the pair of retaining pins may sandwich the constricted portion of the hinge pin.
[0020]
According to the sixth aspect of the present invention, when the hinge pin is inserted, the pair of retaining ribs of the retaining means expands, and the hinge pin is locked by the pair of retaining ribs sandwiching the constricted portion. This prevents the hinge pin from coming off.
[0021]
As in the seventh aspect of the present invention, a retaining rib releasing window is provided to allow the antenna main body to expand the spacing between the retaining ribs at a position corresponding to the retaining means. It is also possible to make it.
[0022]
In the invention of claim 7, through the window for releasing the retaining rib, for example, by applying a tool, the distance between the pair of retaining ribs that lock the hinge pin at the constricted portion can be increased. By extending the interval between the retaining ribs in this way, the hinge pin can be pulled out even after assembly.
[0023]
According to an eighth aspect of the present invention, the antenna main body portion contacts the upper surface portion of the hinge seat of the pedestal portion in a state where the hinge seat of the pedestal portion is engaged with the hinge seat receiving portion of the antenna main body portion. It is also possible to have a positioning part that comes into contact, and the positional relationship between the antenna main body part and the pedestal part can be regulated by contact between the positioning part and the upper surface part of the hinge seat.
[0024]
According to the invention of
[0025]
Further, according to the antenna device described above, the antenna body can be simply antennae at three specific angles during rotation of the antenna body part, for example, the angles formed by the pedestal part and the antenna body part are 0 °, 45 °, and 90 °. When a click stop function capable of fixing the main body is obtained, it is easily realized by the invention according to claim 7.
[0026]
According to a ninth aspect of the present invention, the positioning portion includes a flexible arm portion and an engaging claw portion that is continuously provided at a distal end of the flexible arm portion, while the second portion of the hinge seat is formed on the upper surface portion. The engagement claw portion has a plurality of engagement recesses to be engaged and disengaged, and the engagement relationship between the engagement claw portion and the engagement recess makes a specific position in the rotation range of the antenna body portion, The antenna body is fixed to the pedestal.
[0027]
According to the ninth aspect of the present invention, a plurality of engagement recesses are added to the upper surface portion of the second portion of the hinge seat, and the flexure arm portion and the engagement claw portion are added to the positioning portion, so that the engagement relationship therebetween. Therefore, a click stop function that can easily fix the antenna main body at a specific angle during rotation is obtained. Therefore, it is possible to obtain a click stop function only by adding a plurality of engaging recesses and engaging claws, without adding new components, and without increasing assembly costs and component costs.
[0028]
Further, the rotation support device used in the antenna device described above can be used for other devices than the antenna device. In this case, as in the invention according to
[0029]
According to the invention of
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0031]
1A and 1B show the antenna device according to the present invention, respectively, FIG. 1A is a perspective view when the angle formed by the pedestal portion and the antenna main body is 0 °, and FIG. FIG. FIG. 2 is a detailed view of the rotation support structure of the antenna device according to the present invention.
[0032]
As shown in FIGS. 1A and 1B, the
[0033]
A hinge mechanism for rotatably connecting the
[0034]
That is,
[0035]
The
[0036]
In the
[0037]
Further, a gap S (see FIGS. 3A and 3B) is formed between the lower end of the third portion 4c and the upper surface 2a of the
[0038]
Further, one member 3B of the antenna
[0039]
The side surface of the
[0040]
Then, the assembly procedure of the apparatus mentioned above is concretely demonstrated along Fig.3 (a)-(c).
[0041]
First, the two members 3A and 3B are joined to assemble the
[0042]
As shown in FIG. 3B, the
[0043]
In this way, holding the combination of the
[0044]
Further, as shown in FIGS. 4A and 4B, after the assembly work is finished, in the front appearance, in the vicinity of the tip of the
[0045]
Furthermore, when the antenna
[0046]
Further, a flexible arm portion 3d and an engaging claw portion 3e are provided on the distal end side of the main
[0047]
FIG. 5B shows a state in which the
[0048]
FIG. 5C shows a state in which the
[0049]
Also in FIG. 5 (d) showing a state further rotated from the state of FIG. 5 (c), the engaging claw portion 3 e engages with the engaging concave portion 4 e, and the flexure arm portion 3 d of the
[0050]
6A to 6E show the operation of the mechanism for fixing the rotation support structure according to the present invention.
[0051]
FIG. 6A shows a state immediately after assembly. As shown in FIG. 6A, the thickness of the
[0052]
6A, the
[0053]
As shown in FIGS. 6A and 6B, the
[0054]
Next, the key portion 5f of the
[0055]
As described above, the mechanism for fixing the structure at the time of rotation according to the present invention is an application of a so-called cam mechanism. However, when a rotating force is applied to the
[0056]
In this embodiment, this defect is rotated for tightening the hinge pin 5 (the left one is shown as 5A and the right one is shown as 5B in FIGS. 7 and 8) attached to the left and right side portions of the
[0057]
If it does in this way, with respect to the rotational force of the direction which opens the antenna main-
[0058]
In other words, the left and right hinge pins 5A and 5B each exert a strong holding force in the opening direction or the closing direction of the antenna
[0059]
Further, as a device for reducing the force of turning the
[0060]
Furthermore, as shown in FIG. 8, in order to assemble the
[0061]
When the hinge pins 5A and 5B are tightened by tightening the gaps, the
[0062]
However, if the inclined surface side (third portion 4c) of the hinge seats 4A and 4B is not fixed to the
[0063]
In the above-described embodiment, the antenna part is formed by the
[0064]
Moreover, in the said embodiment, the rotation support apparatus currently used for the antenna apparatus is applicable also to apparatuses other than an antenna apparatus. That is, a structure in which the main body is rotatably supported with respect to the pedestal, such as a compact for makeup (a main body with a mirror, a pedestal for storing cosmetics), a notebook computer (with a liquid crystal display) A rotation support device for opening and closing such as a certain main body and a pedestal with a keyboard can also be used to adjust the opening and closing angle.
[0065]
【The invention's effect】
The present invention is implemented as described above, and has the following effects.
[0066]
The invention of claim 1 A hinge pin with a pin seat surface After insertion, make sure that the antenna body is at a predetermined angle with respect to the pedestal, and the hinge pin is By rotating and pinching the hinge seat receiving portion and the hinge seat between the pin seat surface portion of the hinge pin and a part of the hinge pin that is spaced from the pin seat surface portion, Since the cam mechanism functions and the antenna body is fixed at a predetermined angle with respect to the pedestal, a hinge pin is used without using metal screws for the fastening elements between the antenna body and the pedestal By adopting the cam mechanism, it is possible to assemble by simply inserting the hinge pin while fitting the antenna body portion and the pedestal portion in a predetermined positional relationship. In particular, if the pedestal part, the antenna body part, and the hinge pin are made of resin, it can be easily manufactured and a good appearance can be easily obtained, and a significant cost reduction can be realized in both the assembly cost and the part cost.
[0067]
In the invention of
[0068]
In the invention of
[0069]
In the invention of
[0070]
According to the invention of
[0071]
The invention according to
[0072]
According to the seventh aspect of the present invention, since the retaining rib releasing window portion is provided in the antenna main body portion, the interval between the pair of retaining ribs of the retaining prevention means is increased through the retaining rib releasing window portion. The hinge pin can be removed when necessary.
[0073]
According to the eighth aspect of the invention, when the hinge seat of the pedestal portion is engaged with the hinge seat receiving portion of the antenna main body portion, the positioning portion on the antenna main body portion side comes into contact with the upper surface portion of the hinge seat on the pedestal side. Therefore, the antenna main body portion and the pedestal portion can be regulated so as to have a certain positional relationship. Also, when rotating the antenna body relative to the pedestal, the positioning part of the antenna body abuts the upper surface of the hinge seat of the pedestal, and the hinge pin is held with the antenna body supported by the pedestal. Since it rotates as a rotation center, rotation with respect to the base part of an antenna main-body part can be performed smoothly.
[0074]
According to the ninth aspect of the present invention, since the flexible arm portion and the engaging claw portion are provided in the positioning portion, the plurality of engaging recesses are formed in the upper surface portion of the second portion of the hinge seat, and the distal end of the flexible arm portion is engaged. A click stop function is obtained that allows the claw portions to be engaged and the antenna main body portion to be easily fixed at a specific angle during rotation by their engagement relationship.
[0075]
According to the tenth aspect of the present invention, a cam mechanism using a hinge pin is employed without using a metal screw as a fastening element between the main body portion and the pedestal portion, so that the main body portion and the pedestal portion are fitted in a predetermined positional relationship. A rotation support device that can be assembled simply by inserting a hinge pin can be realized. In particular, if the pedestal portion, the main body portion, and the hinge pin are made of resin, it can be easily manufactured and a good appearance can be easily obtained, and a significant cost reduction can be realized in terms of both assembly cost and component cost.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B show an antenna device according to the present invention, in which FIG. 1A is a perspective view when an angle formed between a pedestal and an antenna body is 0 °, and FIG. 1B is a perspective view when the angle is 90 °. It is.
FIG. 2 is a detailed view of the rotation support structure of the antenna device according to the present invention.
FIGS. 3A to 3C are explanatory diagrams of the assembly procedure of the rotation support structure, respectively.
FIGS. 4A and 4B show the vicinity of a hinge portion after assembly, where FIG. 4A is a side view and FIG. 4B is a rear view.
FIGS. 5A to 5D are explanatory views showing the relationship between the engaging claw portion of the flexible arm portion and the engaging recess portion of the hinge seat, respectively.
FIGS. 6A to 6E are views showing a relationship between a hinge seat and a hinge pin, respectively.
FIGS. 7A and 7B are explanatory views of the tightening direction of the hinge pins attached to the left and right side surfaces, respectively.
FIG. 8 is a diagram illustrating a relationship between a hinge seat receiving portion of the antenna main body portion and a hinge seat of the pedestal portion.
FIG. 9 is an explanatory diagram of the relationship between the hinge seat of the base portion and the key portion of the hinge pin.
10A to 10C are explanatory diagrams of a conventional example, respectively.
[Explanation of symbols]
1 Antenna device
2 pedestal
3 Antenna body
3c Body positioning rib
3d deflection arm
3e engaging claw
3f Hinge seat receiving part
3k retaining rib
4 Hinge seat
4a 1st part
4b second part
4c third part
4d insertion hole
5 Hinge pin
Claims (10)
前記台座部に可撓性を有するヒンジ座が形成される一方、前記アンテナ本体部に前記ヒンジ座が係脱可能に係合するヒンジ座受け部が形成され、
前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させた状態で、前記アンテナ本体部のヒンジ座受け部及び前記台座部のヒンジ座を貫通して、ピン座面部を有するヒンジピンが挿入され、前記アンテナ本体部、台座部及びヒンジピンの3つの部材のうち2つの部材あるいは3つの部材によってカム機構が構成されており、
前記カム機構は、前記ヒンジピンを挿入した後、前記アンテナ本体部を前記台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、前記ヒンジピン、ヒンジ座受け部及びヒンジ座のうち2つあるいは3つの間に生ずる摩擦力によって固定可能となるように構成されていることを特徴とするアンテナ装置。In the antenna device in which the antenna body portion with the antenna built therein is rotatably supported with respect to the pedestal portion,
A hinge seat having flexibility is formed on the pedestal portion, while a hinge seat receiving portion is formed on the antenna body portion so that the hinge seat is detachably engaged.
With the hinge seat receiving portion of the antenna main body portion engaged with the hinge seat receiving portion of the antenna main body portion, the hinge seat receiving portion of the antenna main body portion and the hinge seat of the pedestal portion are penetrated to have a pin seat surface portion. A hinge pin is inserted, and a cam mechanism is constituted by two members or three members among the three members of the antenna main body portion, the pedestal portion and the hinge pin,
After inserting the hinge pin, the cam mechanism makes the antenna body part form a predetermined angle with respect to the pedestal part, and rotates the hinge pin so that the pin seat surface part of the hinge pin and the pin seat surface part Fixed by friction force generated between two or three of the hinge pin, the hinge seat receiving portion, and the hinge seat by sandwiching the hinge seat receiving portion and the hinge seat with a part of the hinge pin having a predetermined interval. An antenna device configured to be possible.
前記カム機構は、前記ヒンジピンの一部が前記ヒンジ座の第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分を圧接して前記ヒンジ座を撓み変形させ、前記ヒンジピンの一部と前記第3の部分及び第2の部分の第3の部分側の半分との間に生ずる摩擦力によって、前記アンテナ本体部を、前記台座部に対して所定の角度をなすように固定するものである請求項1記載のアンテナ装置。The hinge seat has a substantially inverted U shape, a first portion having a lower end portion continuous with the upper surface of the pedestal portion and extending upward, and an upper end portion having an upper end portion connected to the upper end portion of the first portion. A second portion having a curved surface, a third portion connected to the other end of the second portion and extending downward in parallel with the first portion, and the first to third portions An insertion hole that is surrounded by a portion and into which the hinge pin is inserted, and the first portion and the second portion of the first portion have halves on the first portion side having substantially the same constant thickness, and the third portion and The half of the second part on the third part side has an upper end substantially the same thickness as the first part and the second part half of the second part, and the thickness gradually decreases toward the bottom. The taper shape is thicker,
In the cam mechanism, a part of the hinge pin is deformed by bending the third part of the hinge seat and a half of the second part on the third part side to bend and deform the hinge seat. The antenna main body is fixed at a predetermined angle with respect to the pedestal by a frictional force generated between the third portion and the third portion-side half of the second portion. The antenna device according to claim 1.
前記キー部が、前記ヒンジピンの一部である請求項2〜4のいずれかに記載のアンテナ装置。The hinge pin, said pin having a pin shank, a tip and rising portion of the tapered shape provided through the constricted portion to the distal end side of the pin shank, a knob portion provided at the base end side of the pin shaft portion A seat surface portion, and a flat key portion provided on the pin shaft portion so as to be spaced apart from the pin seat surface portion;
The antenna device according to claim 2, wherein the key portion is a part of the hinge pin.
前記抜け止め手段は、前記ヒンジピンが挿入されたとき、前記1対の抜け止めピンが前記ヒンジピンのくびれ部を挟むように構成されている請求項5記載のアンテナ装置。The antenna main body has retaining means arranged so that a pair of retaining ribs are spaced apart from each other,
6. The antenna apparatus according to claim 5, wherein the retaining means is configured such that the pair of retaining pins sandwich a constricted portion of the hinge pins when the hinge pins are inserted.
前記台座部に可撓性を有するヒンジ座が形成される一方、前記本体部に前記ヒンジ座が係脱可能に係合するヒンジ座受け部が形成され、
前記本体部のヒンジ座受け部に前記台座部のヒンジ座を係合させた状態で、前記本体部のヒンジ座受け部及び前記台座部のヒンジ座を貫通して、ピン座面部を有するヒンジピンが挿入され、前記本体部、台座部及びヒンジピンの3つの部材のうち2つの部材あるいは3つの部材によってカム機構が構成されており、
前記カム機構は、前記ヒンジピンを挿入した後、前記本体部を前記台座部に対して所定の角度をなすようにし、前記ヒンジピンを回転させて、前記ヒンジピンのピン座面部とこのピン座面部から一定間隔を存する前記ヒンジピンの一部との間に前記ヒンジ座受け部及びヒンジ座を挟むことにより、前記ヒンジピン、ヒンジ座受け部及びヒンジ座のうち2つあるいは3つの間に生ずる摩擦力によって固定可能となるように構成されていることを特徴とする回転支持装置。In the rotation support device in which the main body is rotatably supported with respect to the pedestal,
A hinge seat having flexibility is formed on the pedestal portion, while a hinge seat receiving portion is formed on the main body portion so that the hinge seat is detachably engaged.
A hinge pin having a pin seat surface portion passing through the hinge seat receiving portion of the main body portion and the hinge seat of the pedestal portion in a state where the hinge seat receiving portion of the main body portion is engaged with the hinge seat receiving portion of the main body portion. The cam mechanism is configured by two members or three members among the three members of the main body portion, the pedestal portion, and the hinge pin inserted,
After inserting the hinge pin, the cam mechanism makes the main body part form a predetermined angle with respect to the pedestal part, and rotates the hinge pin so that the pin seat surface part of the hinge pin and the pin seat surface part are fixed. By fixing the hinge seat receiving portion and the hinge seat between a part of the hinge pins that are spaced apart, it is possible to fix by the friction force generated between two or three of the hinge pin, the hinge seat receiving portion and the hinge seat. It is comprised so that it may become. The rotation support apparatus characterized by the above-mentioned.
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