JP3618537B2 - 電子書籍装置及び電子書籍プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

電子書籍装置及び電子書籍プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は文書処理装置の分野に属し、特に、電子化された書籍データを制御し表示する機能を有する電子書籍装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子書籍装置には、例えば、「マルチメデイア事典」481頁(デジタル・クリエイターズ連絡協議会編、日刊工業新聞社、1995年発行)に示されるように、電子ブックと呼ばれる以下のような4種類の装置がある。一つ目はソニー株式会社が定めた電子ブック規格に基づく電子ブックであり、直径8cmのCD−ROMを用い、辞書、百科事典、ノウハウ書等のタイトルが多数提供されている。二つ目は日本電気株式会社が開発したデジタルブックと呼ばれるものであり、書籍データの記憶にはフロッピーディスクを用いている。本装置は「引く」機能よりも「読む」機能を重視し、デジタルブック用のタイトルには、小説やエッセイなどの軽い読み物が多い。三つ目は富士通株式会社が製品化したICカードを媒体としたビューアートと呼ばれる電子ブックである。本装置では書籍データの価格が高いため、通信でデータを送り、同じカードを何回も使う方法が提案されている。四つ目はアメリカのボイジャー社が開発したエキスパンド・ブックと呼ばれる電子ブックであり、小説、伝記等の多数のタイトルが公知である。また、書籍のような表示のできるソフトウェアが既に存在し、Adobe社により開発されたAcrobat3.0Jというソフトウェアは広く世の中で用いられている。
【0003】
上記電子ブックあるいは電子出版ソフトウェアは、紙の書籍をめくって読むような感覚で読め、検索機能により読みたい事項、読みたいページの閲覧を容易にすることを主目的としている。紙の書籍では行き詰まる物理的な限界を解消することができ、ハイパーテキストのような非直線的読書スタイルも可能であるので、読者は、それぞれの自由な視点から多角的に物語を展開することができるという特徴を有している。
【0004】
従来の電子書籍装置には、CAI(Computer Aided instruction)の分野で例えば、「教育はコンピュータを必要とするか」P142〜P151(雨宮正彦著、アスキー出版、1985年発行)に示されるように、ページ閲覧の順序を制御し、教育効果をあげるための技術が開発されており、学習者の回答入力に応じて次のページの呼び出しが制御されるようになっている。
【0005】
一方従来技術として、ページに制限をかける技術も公開されている。たとえばWWW(World Wide Web)のブラウザーの一つであるInternet Explorer3.0(IE3.0)では、暴力、セックス、ヌード、不適切な言葉を含むページをパスワードをつけて制限する技術が確立している。ページ閲覧の制限は、当該ページに上記暴力、セックスなどに該当する表現があれば、当該ページは暴力、セックスページと判定され、正しいパスワードを入力しない限り、開かれない。
【0006】
WWW以外では、特開平2−291063号公報に、電子書籍のページ閲覧を制限する技術が公開されている。この技術でもIE3.0と同じように、文書内における機密保持が必要な領域を参照するためのパスワード情報を設け、そのパスワード情報が正しく入力された場合のみ、機密の解除を行なう。ただし、上記公報では、閲覧の制限は、内容をシステムが自動的に判定するのではなく、あらかじめ、書籍の作成者あるいは管理者が行うように設計されている。
【0007】
また、文書の表現フォーマットに対する規格も多数提案されており、たとえばSGML、HTMLのように文書中にタグ情報を埋め込み、出力される文書を細かく制御する技術が広く知られている。
【0008】
また、WWWにおけるハイパーテキストなどで用いられている方法として、あるページからあるページへ移動可能なリンクを設定し、ページの呼び出しは、このリンクに従ってのみ可能であるとして、ページの呼び出しを制限する技術が公知である。たとえば、タグ付き構造化文書フォーマットHTMLを用いるWWWのハイパーテキストを用いると問題集の構成を問題ページのみ表示するようにし、問題ページの最後に解答ページへのリンクボタンをもうけ、左記ボタンにページ呼び出し制限をもうけるようにすれば問題のページを読んだ後に、初めて、解答あるいは解説のページが読めるというように、呼び出しを制限することができる。
【0009】
すなわち、上記従来技術を組み合わせることにより一連のページ呼び出しの順序が満たされ、かつ正しいパスワードあるいはユーザから課題を解決する情報が入力された場合に制限されたページの呼び出しを解除する電子化書籍データのページ呼び出し制御技術が存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の電子ブック装置あるいはAcrobat3.0Jのようなソフトウェアは、紙の書籍のように自由にページめくりができることを主目的としており、ページ呼び出しを制限する機能を有していないか低いため、例えば問題集や推理小説のように、あるページの順序に従って書籍を読んだ方が読書効率や読書の興味を増進する場合に、対応するページ呼び出し制御が不可能であるという問題があった。
【0011】
また、従来のCAI装置は、ある課題を解くことにより、次に呼び出すページが提示され、ユーザは提示されたページから次に呼び出すページを選択する方法が取られており、ユーザは自分の意思で自由に次に呼び出すページを選択することが不可能であった。また、ページの進行状況や書籍全体の構造がどのようになっているかを理解することが困難であるという問題があった。
【0012】
また、従来のコンピュータゲーム装置ではある課題を解決することによりストーリー展開を変えるようなページ呼び出し制御が行われているが、ページ呼び出しの方向は一方向であり、ユーザの意思で自由なページを呼び出したり、逆向きに進めることが不可能であるという問題があった。
【0013】
また、従来のパスワードを用いてページ呼び出しを制限する技術は、パスワードを知っている許可された人間だけが制限されたデータを読むことができるものであり、パスワードを忘却あるいは紛失した場合は制限されたページを開くことができないという問題があった。
【0014】
また、従来のページ呼び出しを制限する技術は、ページ読み出しが可能か否かの区分しかなく、たとえば書籍の内容やユーザの状況により、段階的あるいは部分的にページ呼び出し制限を変化させることが不可能であるという問題があった。
【0015】
また、上記記載の従来技術は、制限ページの解除に時間的な要素は加味されておらず、たとえば、制限ページの呼び出しの間隔時間により制限条件を変え学習効果を促進するような柔軟な制御が難しかった。
【0016】
また、上記記載の従来技術は、すべてのページが順序だてて構成されており、ページ間のリンクを張る作業が煩雑であるという問題があった。
【0017】
また、上記従来技術は、制限ページを開くための条件を出力あるいは提示するものはなく、書籍作成者あるいは管理者がどのような意図でページ制限をかけているかを知ることができないという問題があった。
【0018】
本発明は、ユーザが自由にページ呼び出しができ、かつ、ユーザや書籍の内容や課題の解決状況に応じてページ制限を容易にかけることができ、かつ、ページ制限の理由や文書全体のページ進行や構造が理解しやすく、かつ読書効果や読書意欲を向上させる電子書籍装置の実現を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1乃至請求項11は、少なくとも書籍内容あるいは書籍のページ固有の第1のページ呼び出し条件を含む電子書籍データを入力する書籍データ入力手段と、電子書籍データ以外の情報を入力する情報入力手段と、電子書籍データあるいは上記情報を記憶する記憶手段と、電子書籍データあるいは制御情報を表示する表示手段と、電子書籍データのページあるいは制御情報を選択する選択手段とを有する電子書籍装置において、ページの呼び出し履歴情報を記憶するページ呼び出し履歴情報記憶手段と、上記選択手段によって上記電子書籍データの中のページの呼び出しが選択された時点での、読者または読書の状態が特定の条件を満たしているかいなかによってページの呼び出しを制限するかいなかが変化する第2のページ呼び出し条件を記憶する第2のページ呼び出し条件記憶手段と、上記第1のページ呼び出し条件と第2のページ呼び出し条件とページ呼び出し履歴情報とに基づいて、呼び出されたページの可視化/不可視化を制御する制御手段とを有し、上記制御手段は、不可視化されたページについてもページ指定領域にはページ番号を表示させるようにすることを特徴とする。
【0020】
上記により、呼び出し制限の無いページは自由に可視化され、呼び出しについて条件がつけられたページは条件に従って不可視化することができる。
【0021】
また、上記により、過去のページ呼び出しの履歴により、ページの可視化/不可視化が可能になり例えばページ呼び出し制限のかかったページを読みかけ中断した後で復帰する場合のページ呼び出しを簡便に行うように作用する。
【0022】
請求項12に記載の電子書籍プログラムを記録した記録媒体は、コンピュータによって電子書籍データを表示、編集する電子書籍プログラムを記憶した記憶媒体であって、上記電子書籍データは、少なくとも書籍内容及び書籍のページ固有の第1のページ呼び出し条件を含み、上記電子書籍プログラムは、コンピュータに、ページの呼び出し履歴情報を記憶させ、ユーザから或るページを呼び出す操作がなされた場合に、ページの呼び出しを制限するかいなかを決定する条件であって、上記電子書籍データの中のページの呼び出しが選択された時点での読者または読書の状態が特定の条件を満たしているかいなかによってページの呼び出しを制限するかいなかが変化する第2のページ呼び出し条件を記憶させ、上記第1のページ呼び出し条件と上記ページの呼び出し履歴情報と上記第2のページ呼び出し条件とに基づいて、上記或るページを可視化/不可視化し、不可視化されたページについてもページ指定領域にはページ番号を表示させるようにすることを特徴とする。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明を採用した請求項1に係わる電子書籍装置の一実施例の概略構成を示すブロック図であり、図3〜図10は各ブロックの詳細を説明する図である。
【0024】
図1において、99は、電子化された書籍データが入力されている、フロッピィディスク、ICカード、CD−ROM、MD、MO、ICなどの外部記憶装置である。書籍データには少なくとも書籍の内容と書籍固有の第1の呼び出し条件の情報が含まれる。100は電子書籍データ入力手段であり、外部記憶装置99にアクセスするドライバーやネットワークからデータを入力するための通信機器がこれに該当する。通信は有線であっても無線であっても良い。101は情報入力手段であり、マンマシンインタフェースを介して本発明の電子書籍装置を制御したり、ユーザ固有の情報を入力するための手段である。例えば、キーボードや音声や手書き入力やマウスやペンなどの入力装置がこれに該当する。また、情報入力手段101はあらかじめパーソナル情報を蓄積したパーソナルカードなどのメディアであっても良い。
【0025】
102は記憶手段であり、上記外部記憶装置99に適用する記憶メディアあるいは記憶メディアの情報を一時的に記憶するROM、RAMなどがこれに該当する。記憶手段には上記情報入力手段101から入力された情報も記憶される。
【0026】
103は、CRT、LCDなどの表示手段であり、電子書籍データやマンマシンインタフェースのための情報が表示される。
【0027】
104は、画面上に形成されたボタンや、ページ送りキーなどの電子書籍データのページを選択するための選択手段である。105は書籍あるいは読書の状態によって可変のページ呼び出し条件を記憶する第2のページ呼び出し条件記憶手段である。106はページ呼び出し制御手段であり、上記記憶手段102に記憶された情報や第2のページ呼び出し条件記憶手段105に記憶された情報に基づいて表示手段103に表示される情報を制御する。107は、選択手段104で選択された電子書籍データのページの呼び出しの履歴情報を記憶するページ呼び出し履歴情報記憶手段である。
【0028】
図3は、本発明の請求項3にかかわる電子書籍データの構成の一つの例を表した図である。電子書籍データは第1ページから始まり第nページで終わる例である。300は、通常の書籍と同じように選択手段104で当該ページを選択することにより電子書籍データを見ることのできる可視ページである。301は、逆に、選択手段104で当該ページを選択しても直接的には当該ページの書籍データを見ることができない不可視ページである。図3では可視ページと不可視ページが紙の書籍のような並び順で配置されており、不可視ページは紙の本における綴じ込みページの役割をなすものである。本構成では2つのページが不可視ページで残りは可視ページになっている例を示している。
【0029】
図4は、本発明の請求項3にかかわる電子書籍データの構成の別の例を表した図である。本構成では2つの不可視ページ301は可視ページ300の終わりに続いてまとめて配置されている。
【0030】
図5は本発明の電子書籍データのフォーマット構造の一例を示す図である。500は書籍を識別するための書籍番号であり、501は1つのページの書籍内容を表すデータであり、第1頁から第n頁までの書籍データを所有している。502は当該ページの第1のページ呼び出し条件を表す情報であり、各頁にそれぞれ対応付けて所有されている。503は1つのページの内容、記述に関する属性を表しているページ書籍属性である。本実施例では、1つのページに書籍内容を表すデータ501と、第1のページ呼び出し条件情報502と、ページ書籍属性503を表す電子書籍データが入る構造としているが、書籍番号、書籍内容、第1のページ呼び出し条件情報、ページ書籍属性は必ずしも上記例に示すような配列にする必要はなく、場所が分かるように格納されておれば実行上同じように扱うことができる。
【0031】
図6は、上記電子書籍データのフォーマットにおける第1のページ呼び出し条件情報502及びページ書籍属性503の一例を示す構造図である。600はページ数を表し、601は当該ページを呼び出す場合の第1のページ呼び出し条件情報の詳細を説明する例を示している。例えば(A+1)ページは第4ページ目から第Aページ目までが呼び出された後に開かれることを示している。602は当該ページのページ書籍属性の内容を詳細に説明する例を示している。例えば第1ページはテキストのみの情報であり、説明が書かれていることを表している。第2ページはテキストのみの情報であり、問題が書かれていることを表している。この中の情報を詳細にすることにより章、段落毎の情報を付加することも可能である。
【0032】
図7は図1に示す表示手段103に表示される画面の一つの例を表した図である。702は表示画面領域全体を表している。700及び701は電子書籍の内容を示しており、今の場合見開き2ページが1画面に表示される例を示している。705は次ページを開くための機能アイコンであり、706は前ページを開くための機能アイコンである。703は指定されたページを直接呼び出す場合に用いるページ指定用実行アイコンであり、ページ指定入力領域704に情報入力手段101より開きたいページ数を入力し、このページ指定用実行アイコン703を選択(クリック)することによって当該ページにジャンプする。この例ではページ指定用実行アイコン703、機能アイコン705、機能アイコン706は画面上に配置したが、表示画面でなくてもキーなどで代用することもできる。図7のページ指定入力領域704はジャンプ先を示すのに利用するばかりでなく通常は現在開いているページを表示するようにすることも可能である。
【0033】
図8(a)は人間の代表的な記憶特性の一例を表した図であり、縦軸に再生率(どれだけ覚えているか)を、横軸に時間を表している。本特性は積極的に内容を記憶しようとする意図があるか無いかや個人により変化するが傾向は同じである。本特性例では記憶してから1時間後に、記憶内容を思い出せる率は約60%になることを表している。
【0034】
図8(b)は同一内容を繰り返し記憶するリハーサル回数を横軸に、再生反応率を縦軸に表した図であり、リハーサル回数が多くなればリハーサルを行わない場合に比べ再生率が高くなることを表している。この関係も個人差はあるものの傾向は大方の人間で同じである。
【0035】
以上二つの図から、書籍の読書あるいは学習書などの問題を解いてから、たとえば、1時間以上経過をした場合は、再度同じ学習や問題解答を行ったほうが記憶や学習効率が上がり、短時間の場合は再度の読書や問題解答は非効率であると考えることができる。
【0036】
図9は、図1に於けるページ呼び出し履歴情報記憶手段107に記憶されたページ呼び出し履歴情報のフォーマットの一例を示した図である。この実施例では発明の説明の都合上、配列形式としているが、リスト形式や定形、非定形などの他のフォーマットであっても本発明に影響はない。900はページ情報を記憶するセルであり、901は当該ページが呼び出された時刻を記憶するセルであり、902は当該ページの呼び出しを行う読者のパーソナル情報を記憶するセルである。902には、たとえば、氏名、性別、年令、職業、技能、知能、学習レベルなどの個人に属する値が入れられている。903は当該ページに課題が設けられているときの課題の情報を記憶するセルである。なお900は行番号で代用できるので、配列式から出して処理することも可能である。図9(a)に示す配列は、たとえば、t11という時間にp11という個人が、第1ページを呼び出し、課題にトライし、k11という値を得た、という具合に見る。本図では記載していないが配列要素全体は図5の書籍番号500で呼び出すことができるようになっている。
【0037】
図10は、図1における第2のページ呼び出し条件記憶手段105の詳細を説明する図である。第1のページ呼び出し条件情報と異なり、第2のページ呼び出し条件は、1000で示すように、1001の「同一人が忘却時間以内に再び制限ページを呼び出す場合は、ページ制限を解除する」、1002の「制限ページの課題レベルがクリアされればページ制限を解除する」、1003の「読者の年令が20才未満であるならばページ呼び出しを制限する」、1004の「書籍の属性に差別用語が含まれていれば呼び出しを制限する」、その他のように、ページ呼び出し履歴情報あるいは書籍情報あるいは個人情報にかかわる内容になっている。この条件をいろいろ付加することにより、たとえば従来例で示したIE3.0のような書籍内容によるページ呼び出し制限をかけることもできるようになっている。
【0038】
本発明の概略構成は図1のブロック図の通りで、各ブロックの詳細は図3〜図10のような構成で、図2は本発明の請求項1にかかわる処理の概略フローを表す図である。ステップS200は開始スイッチの投入、プログラムの起動などを行い電子書籍装置を開始させる処理モジュールである。ステップS201はオンライン、オフラインを問わず電子書籍データ入力手段100から、電子書籍データを電子書籍装置へ読み込むための書籍データ入力処理モジュールである。この処理モジュールは読者の氏名、性別、年令、技能、知識、学習レベルなどのパーソナル情報の入力処理も含む。また、現在入力された書籍データの書籍番号に対応するページ呼び出し履歴情報が存在しない場合は新たに作り、存在する場合はその書籍番号に対応した既存の呼び出し履歴情報に今回の履歴情報を追加するように準備する処理もこの処理モジュールに含まれる。
【0039】
ステップS202は書籍データ入力処理モジュールで読み込んだ書籍データを記憶手段102へ書き込むための書籍データ記憶処理モジュールである。ステップS203は選択手段104を用いてページを選択するためのページ選択処理モジュールであり、図7のページ指定用実行アイコン703、ページ指定入力領域704、次ページを開くための機能アイコン705、前ページを開くための機能アイコン706を用いて表示するページを選択する。
【0040】
ステップS204はページ呼び出し履歴情報記憶手段107に履歴情報の記憶を開始する処理モジュールである。履歴情報の中身はたとえば図9のような項目を記憶する。ステップS205は電子書籍データが記憶手段102に記憶された電子書籍データの中から選択手段104により選択された当該ページの第1のページ呼び出し条件情報を参照し、ページ呼び出し制限があるかないか、その内容はなにかを調べるための分岐処理モジュールである。
【0041】
ステップS206は上記分岐処理モジュール205でページ制限がない場合は、ページ選択で選択された当該ページを表示するための処理モジュールである。またこのステップS206は次に読むページを選択する処理モジュールであり、指定されたページが異なることを除いてステップS203と同様の処理を行う。
【0042】
ステップS207は履歴情報を参照し、第2のページ呼び出し条件を参照する処理モジュールである。ページ呼び出し履歴情報から第2のページ呼び出し条件へ適合させるための処理もこの処理モジュールで行う。ステップS208は指定されたページが第1及び第2のページ呼び出し条件を満足するか否かを判断する処理モジュールである。もし、呼び出し条件を一つでも満足しない場合はステップS209の不可視処理モジュールへ移る。条件をすべて満足する場合は制限ページの可視化処理モジュールのステップS210へ移る。この処理モジュールでは不可視ページとして呼び出しが制限されていたページを、制限事項を解消する条件が得られた場合可視化を行う。
【0043】
ステップS211は終了かいなかを判断する処理モジュールである。もし終了であるならば履歴情報の記録を終了する処理モジュールのステップS212へ移り、終了しない場合は要求された当該ページを表示する処理モジュールのステップS206へ移る。ステップS213はシステム全体の終了処理を行う終了処理モジュールである。
【0044】
次に図2に示した概略フローの詳細について述べる。説明を簡単にするため、電子書籍装置を初めて使い、最初のページから開いているものとする。すなわち図2のステップS200から開始してステップS203へ進んだ状態であり、第1ページを既に開き、現在開いているページが第2ページであり、ページ指定用実行アイコン703、ページ指定入力領域704、次ページを開くための機能アイコン705、前ページを開くための機能アイコン706のいずれかのキーで第3ページを指定した状態であり、電子書籍データは図3の構造を用いるものとする。
【0045】
ステップS203のページ選択処理モジュールにより図5の第3ページが指定されると、ページ呼び出し制御手段106はステップS204でページ呼び出し履歴情報の記録を開始する。次に、ステップS205で第1のページ呼び出し条件があるかいなかを調べる。今の場合図5及び図6から分かるように、第3ページは第1ページ及び第2ページの後に開くという条件があるが、既に第1ページ及び第2ページは開かれているのでこの条件は満足することが分かる。ページを指定すると、ページ呼び出し制御手段106はその指定動作によって発生する信号、つまりイベント情報を捕まえ、ページ呼び出し履歴情報に情報を書き出す。説明を簡単にするために課題情報以降の情報を省略すると、第3ページを開いたときのページ呼び出し履歴情報は図9(b)のようになる。すなわちページ呼び出し履歴情報記憶手段107にパーソナル情報P11を持った個人がそれぞれ時刻t11、時刻t21、時刻t31に第1ページ、第2ページ、第3ページを呼び出したことが記録される。
【0046】
次に、ページ呼び出し制限がなければ当該ページを表示する処理モジュール(ステップS206)に移り、ページ呼び出し制限があれば、第2のページ呼び出し条件を照合する処理モジュールのステップS207に移る。
【0047】
今の場合、第1のページ呼び出し条件であるページ呼び出しの条件は、図5、図6により満足していることがわかるので、次に図10に示す第2のページ呼び出し条件(1000)を参照する。第2のページ呼び出し条件に該当する項目がないので、第1及び第2の条件はすべて満足されていることになる。その結果、呼び出し制限ページの可視化処理がステップS210で行われる。
【0048】
次に可視化処理あるいは不可視化処理の内容について述べる。図11は電子書籍データ構造が図3に示すように、第1ページ、第2ページが可視ページであり、第3ページが不可視ページである場合に、第2ページ、第3ページを示している。つまり、第3ページは不可視ページであり呼び出し制限がかけられている出力例を表す図である。図11において、1100はページを表す数字である。その他の番号は図7と共通であるので説明を省略する。この図で分かるように、第2ページは通常通り書籍の内容が表示されているが、ページ制限がかけられている第3ページは何も表示されていない。現在の表示ページを表すページ指定入力領域704は第2ページと第3ページを表示していることを表しているが、第3ページはページ番号も表示されておらず、少なくともページ番号は表示される単なる白紙のページとは区別することができる。
【0049】
図12(a)(b)は本発明の請求項5にかかわる処理フローを説明するためのページ呼び出し履歴情報のフォーマットと処理フローを示す図である。図9及び図2の同じ部分は同じ番号を付けている。図2のステップS207において、第2のページ呼び出し条件を照合する処理モジュールによりページ呼び出し条件があれば、図12(b)のステップS1200の処理モジュールで第1のページ呼び出し条件を満足するかいなかを判断する。第1のページ呼び出し条件に合致しない場合はステップS209へ移り、不可視処理を行う。ステップS1200の制限条件を満足した場合は、次のステップS1201へ移る。ステップS1201は前回制限ページを呼び出した状態を参照する処理モジュールである。本処理モジュールにより図12(a)に記載したページ呼び出し履歴情報から、前回制限がかかっている第3ページを呼び出したのは山田さんであり、呼び出し時刻は1997年12月8日の14時24分であり、制限条件である第1ページ及び第2ページが第3ページを開く前である14時14分と14時19分に開かれている状況が分かる。また、第4ページを14時29分に開いた後再び山田さんは第3ページを1997年12月8日の14時54分に開いた事が分かる。
【0050】
ステップS1202は忘却時間と同一人が制限ページを開くことに成功した時刻から今回呼び出した時刻までの時間を計算し、あらかじめ設定された忘却時間と比較する処理モジュールである。第3ページを開いてから2回目に第3ページを呼び出すまでの時間はちょうど30分であり、例えば図8(a)から再生率が50%を割り込む3時間を忘却時間とすると、3時間と30分を比較することになる。このような比較処理を行うモジュールがステップS1203である。
【0051】
今の場合、呼び出し時間間隔(30分)が忘却時間(3時間)以内であるので、制限ページの可視化処理モジュールであるステップS210に移り、制限ページは可視化され自由に見ることができる。しかし、例えば今回山田さんが第3ページを1997年12月8日の17時24分以降に呼び出した場合は、課題の条件を満足しないので不可視処理モジュールのステップS209へ移る。可視化のためには第1の制限条件を判断する処理モジュールであるステップS1200及び忘却時間との比較処理を行うモジュールであるステップS1203を再度経由する必要がある。
【0052】
図13(a)は本発明の請求項5乃至請求項7にかかわる個人単位の忘却時間あるいは課題情報を管理するためのデータ構造の例を表した図である。このデータ構造はいずれの記憶手段に蓄積してもよいが、通常第2のページ呼び出し条件記憶手段105に蓄積しておく。1300は読者のパーソナル情報であり、1301は忘却時間情報であり、1302は課題情報である。例えばyamadaさんの課題情報は60分以内に70点以上の正解を得ることである。処理フローは図13(b)に示す。図12(b)と同じ処理モジュールには同じ番号を用いて説明を省略する。図12(b)の前回制限ページを呼び出し状態を参照するモジュールであるステップS1201を行った後、読者個人の忘却時間あるいは課題情報を参照する処理モジュールであるステップS1303の処理を行う。図9(b)に示すページ呼び出し履歴情報から読者のパーソナル情報1300を参照し、一致する個人の忘却時間情報1301あるいは課題情報1302を参照することで得られる。次のステップS1304は読者個人の忘却時間あるいは課題情報と現在の読書状況(ページ呼び出し履歴情報やそれらを用いて計算する)とを比較する処理モジュールであり、次のステップS1305は忘却時間、課題を満足するかいなかで処理を分岐する処理モジュールである。分岐先は図12(b)のステップS1203と同じ処理を行う。
【0053】
図14(a)は請求項8にかかわる不可視化処理の例の詳細を示す図である。ページ構成は図11で示したように制限ページの内容は表示されていないが制限ページ自体の存在は確認できるようにしてある。本実施例では、HTMLで書籍データを記載した場合に付いて述べる。1400は背景の色を決めるタグ情報である。color1でRGBを指定して色を決める。例えば#FFFFFFは黒色を、#000000は白色を表す。1401は文字の色を決めるタグ情報である。color2でRGBを指定して色を決める。
【0054】
図14(b)は、不可視化処理の処理フローの例を示す図である。ステップS1402は背景色を照合する処理モジュールであり、例えばHTML形式の文書における背景色のタグ情報1400のcolor1の値を獲得する。ステップS1403は文字の色と背景色を比較する処理モジュールである。もし背景色と文字の色が異なっていれば、両者の値を同じにする処理モジュールがステップS1404である。例えば文字色のタグ情報1401のcolor2を
color2=color1
にする。
【0055】
ステップS1405は文書中のイメージの部分が背景色と同じかいなかを調べるモジュールであり、ステップS1406は両者が異なれば同一の色に変える処理モジュールである。ステップS1407は不可視化処理を終了する処理モジュールである。イメージの部分もテキスト色付けと同じく例えばRGBで指定することにより背景色と同じにすることができる。また、逆に背景色と文字又はイメージの色を変えることにより、可視化をすることができる。
【0056】
本処理の方法を用いることにより文字又はイメージと背景色との差分を調整することで文字やイメージをうっすら見えるようにしたり、部分的に見えるようにしたり、段階的に見えるようにしたりすることが可能である。
【0057】
図15(a)は図11と同じ状況での請求項9にかかわる実施例の出力結果を示した図である。左側にある第2ページは問題が記載されたページであり、第3ページは解答が記載され呼び出しが制限されているページである。図15(a)では第3ページは表示されず、次のページとして第4ページが表示されている。読者は不可視ページを意識することなくページ呼び出しを行うことができる。
【0058】
1500は問題を終了したときに押す機能キーあるいは画面上イメージである。問題を解答し終わり、ページ呼び出しを制限条件を満足する状態で機能キーあるいは画面上イメージ1500を押したときの状態が図15(b)である。ページ呼び出し制限は例えば、解答が60分以内で完了しかつ問題の正解が80点を越えるという課題などである。問題集の解答の方法、採点の方法に関しては通常のCAI装置の方法を用いるのでここで詳細説明は省略する。課題情報は図13の課題情報1302を参照することにより決定することができる。以上の結果により、今までの第4ページに代わり、ページ呼び出し制限を受けていた第3ページが表示されている。
【0059】
図16は本発明の請求項10にかかわる実施例の画面出力例を示した図である。本図は図2の開始処理の中で画面表示することによって達成することができる。入力されたデータは図13のデータ構造に蓄積される。なお、今の実施例は入力処理の部分で書籍全体にわたる第2のページ呼び出し制限条件を入力したものであるが、制限ページ毎あるいは章毎に異なる条件を入力するようにしてもよい。
【0060】
図17は本発明の請求項11にかかわる実施例の画面出力例を示した図である。本図は図11に対応した図になっている。当該ページにページ制限のあることは図2の分岐処理モジュール205で知ることができ、制限条件を解除する条件は図10あるいは図13から得ることができる。
【0061】
なお、今までに説明した実施例は、2ページ見開きの構造の書籍であるとしてきたが、1ページ毎に呼び出したり、3枚以上のページを表示するようにすることも可能である
【0062】
【発明の効果】
本発明の請求項1あるいは請求項4によれば、第1のページ呼び出し制限条件と過去の呼び出し状況と第2のページ呼び出しの制限条件に基づいて柔軟に管理することができるので、例えば学習関連書籍で読む順序を管理して読書・学習効果を上げることができる点で効果がある。
【0063】
また、本発明の請求項2あるいは請求項3によれば、可視ページあるいは不可視ページという構造で簡単にページ呼び出しの制御処理ができ、従来のような複雑なタグづけ処理やコントロールは不要である点で効果がある。また従来のパスワードを用いるページ制限に比べ、パスワードを忘れることによるトラブルや管理者と非管理者という階層を作るという問題を解消できるという効果もある。
【0064】
また、本発明の請求項5によれば、忘却時間を利用していることにより、読書したことが記憶から消えかかった場合にページ制限をかけ、読んだ内容が記憶に残っている間はページ呼び出し制限をかけないように制御することができるので、読者はページ呼び出し操作が自然に行え、かつ読書・学習効果を高めることができるという効果がある。
【0065】
また、本発明の請求項6によれば、課題レベルに応じてページ制限を柔軟にかけることができるので問題集などの課題設定を容易にすることができるという効果がある。
【0066】
また、本発明の請求項7によれば、個人による忘却時間や課題レベルが個人により異なることに対応しているので個人レベルに最適な読書・学習効果を高める設定が柔軟にできるという効果がある。
【0067】
また、本発明の請求項8によれば、ページ呼び出し制限をかける処理が背景色との関係で簡単に制御できるとう効果がある。またページの制限もぼかしや、部分的な不可視化や段階的な不可視化などを統一的な方法で制御できるという効果がある。
【0068】
また、本発明の請求項9によれば、読者はページ制限を気にすることなく各ページを読み進めることができ、また、問題集における解答を適切なタイミングで出すことができるので読書・学習意欲を増進させるという効果がある。
【0069】
また、本発明の請求項10によれば、忘却時間や学習レベルが異なる場合にも個人にマッチした課題やその他の条件を変えることができるので、より一層の学習・読書効果をあげるという効果がある。
【0070】
また、本発明の請求項11によれば、読み出し制限ページを開くための条件が提示されるので書籍作成者あるいは管理者がどのような意図でページ制限をかけているかを知ることができ読者は納得して読書を進めることができるという効果もある。
【0071】
本発明の請求項1によれば、上記機能を有したプログラムを獲得することができる。
【0072】
以上を総合するとユーザが自由にページ呼び出しができ、かつ、ユーザや書籍の内容や課題の解決状況に応じて最適なページ制限を容易にかけることができ、かつ、ページ制限の理由や文書全体のページ進行や構造が理解しやすく、かつ読書効果や読書意欲を向上させる電子書籍装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電子書籍装置の一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の請求項1にかかわる処理の概略フローを表す図である。
【図3】電子書籍データの構成の一つの例を表した図である。
【図4】電子書籍データの構成の別の例を表した図である。
【図5】電子書籍データのフォーマットの一例を示す構造図である。
【図6】ページ呼び出し条件の一例を示す構造図である。
【図7】表示手段に表示される画面の一つの例を表した図である。
【図8】人間の代表的な記憶特性の一例を表した図及びリハーサル回数と再生反応率との関係を表した図である。
【図9】ページ呼び出し履歴情報のフォーマットの一例を示した図及び3ページまで呼び出したときの履歴情報の例である。
【図10】第2のページ呼び出し条件の例を表した図である。
【図11】不可視ページにより呼び出し制限をかけた例を表す図である。
【図12】請求項5にかかわる処理のフローの例を示した図である。
【図13】個人単位の忘却時間あるいは課題レベルを管理するための構造の例を表した図及び個人単位の忘却時間あるいは課題レベルを管理するための処理フローである。
【図14】不可視化処理の例の詳細を示す図及び不可視化処理の処理フローの例を示す図である。
【図15】実施例の出力結果を示した図及びページ呼び出しを制限条件を満足する状態に対応した出力例の図である。
【図16】請求項10にかかわる実施例の画面出力例を示した図である。
【図17】請求項11にかかわる実施例の画面出力例を示した図である。
【符号の説明】
99 外部記憶装置
100 電子書籍データ入力手段
101 情報入力手段
102 記憶手段
103 表示手段
104 選択手段
105 第2のページ呼び出し条件記憶手段
106 ページ呼び出し制御手段
107 ページ呼び出し履歴情報記憶手段
S200 電子書籍装置を開始させる処理モジュール
S201 書籍データ入力処理モジュール
S202 書籍データ記憶処理モジュール
S203 ページ選択処理モジュール
S204 履歴情報の記憶を開始する処理モジュール
S205 分岐処理モジュール
S206 選択・表示の処理モジュール
S207 第2のページ呼び出し条件参照処理モジュール
S208 条件判断処理モジュール
S209 不可視処理モジュール
S210 制限ページの可視化処理モジュール
S211 終了判断処理モジュール
S212 履歴情報の記録を終了する処理モジュール
S213 終了処理モジュール
S214 次に読むページを選択・表示する処理モジュール
300 可視ページ
301 不可視ページ
500 書籍番号
501 書籍内容
502 第1の呼び出し条件情報
503 書籍の属性情報
600 ページ数
601 第1のページ呼び出し条件情報
602 ページ書籍属性
700 電子書籍の内容
701 電子書籍の内容
702 表示画面領域全体
703 ページ指定用実行アイコン
704 ページ指定入力領域
705 次ページを開くための機能アイコン
706 前ページを開くための機能アイコン
900 ページ情報を記憶するセル
901 当該ページが呼び出された時刻を記憶するセル
902 読者のパーソナル情報を記憶するセル
903 課題の情報を記憶するセル
1000 第2のページ呼び出し条件情報
1100 ページを表す数字
S1200 第1の制限条件を満足するかいなかを判断する処理モジュール
S1201 前回制限ページを呼び出した状態を参照する処理モジュール
S1202 忘却時間との比較処理モジュール
S1203 忘却時間との関係で処理を分岐する処理モジュール
1300 読者のパーソナル情報
1301 忘却時間情報
1302 課題情報
S1303 読者個人の忘却時間あるいは課題情報を参照する処理モジュール
S1304 読者個人の忘却時間あるいは課題情報と現在の読書状況とを比較する処理モジュール
S1305 制限を満足するか否かで分岐する処理モジュール
1400 背景の色を決めるタグ情報
1401 文字の色を決めるタグ情報
S1402 背景色を照合する処理モジュール
S1403 文字の色と背景色を比較する処理モジュール
S1404 文字の色と背景色を同じにする処理モジュール
S1405 文書中のイメージの部分が背景色と同じかいなかを調べるモジュール
S1406 文書中のイメージと背景色を同一の色に変える処理モジュール
S1407 不可視化処理を終了する処理モジュール
1500 問題を終了したときに押す機能キーあるいは画面上イメージ

Claims (12)

  1. 少なくとも書籍内容及び書籍のページ固有の第1のページ呼び出し条件を含む電子書籍データを入力する書籍データ入力手段と、電子書籍装置の制御情報、ユーザ固有の情報等を入力する情報入力手段と、上記電子書籍データ及び上記電子書籍装置の制御情報、ユーザ固有の情報等を記憶する記憶手段と、上記電子書籍データ及び上記電子書籍装置の制御情報、ユーザ固有の情報等を表示する表示手段と、上記電子書籍データのページあるいは制御情報を選択する選択手段とを有する電子書籍装置において、
    ページの呼び出し履歴情報を記憶するページ呼び出し履歴情報記憶手段と、
    上記選択手段によって上記電子書籍データの中のページの呼び出しが選択された時点での、読者または読書の状態が特定の条件を満たしているかいなかによってページの呼び出しを制限するかいなかが変化する第2のページ呼び出し条件を記憶する第2のページ呼び出し条件記憶手段と、
    上記第1のページ呼び出し条件と第2のページ呼び出し条件とページ呼び出し履歴情報とに基づいて、呼び出されたページの可視化/不可視化を制御する制御手段とを有し、
    上記制御手段は、不可視化されたページについてもページ指定領域にはページ番号を表示することを特徴とする電子書籍装置。
  2. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記電子書籍データは付加操作無しに表示手段に表示できる可視ページあるいは付加操作により不可視ページから可視ページに変更できる不可視ページから構成することを特徴とする電子書籍装置。
  3. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記電子書籍データのページを不可視ページにより呼び出し制限をかけることを特徴とする電子書籍装置。
  4. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記呼び出し条件は各ページに付けられており、少なくともページ呼び出し許可情報とページ呼び出し順序情報を含み、ページ呼び出しが許可でありかつページ呼び出し履歴が呼び出し順序を満たす場合にページが可視化されることを特徴とする電子書籍装置。
  5. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記電子書籍データの呼び出されたページの可視化/不可視化は人間の記憶モデルの忘却度に応じて設定された忘却時間に基づいて制御することを特徴とする電子書籍装置。
  6. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記電子書籍データの呼び出されたページの可視化/不可視化は当該ページに設定された課題レベルに基づいて制御することを特徴とする電子書籍装置。
  7. 請求項5乃至請求項6に記載の電子書籍装置において、上記忘却時間あるいは課題レベルは個人単位で管理することを特徴とする電子書籍装置。
  8. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記制御手段によって不可視化されたページのデータは、当該ページの書籍の内容データを背景色と同一にして不可視化したことを特徴とする電子書籍装置。
  9. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記制御手段によって不可視化されたページのデータは当該ページの存在が隠されており、少なくともユーザからの特定の情報入力あるいは特定の付加操作が加えられた場合にページ情報を獲得し、可視ページに変更することを特徴とする電子書籍装置。
  10. 請求項1に記載の電子書籍装置において、上記ページ共通の呼び出し条件を記憶する第2のページ呼び出し条件の構成要素は、ユーザにより可変であることを特徴とする電子書籍装置。
  11. 請求項1乃至請求項9に記載の電子書籍装置において、上記電子書籍データのページ呼び出し制限を解除する条件を出力することを特徴とする電子書籍装置。
  12. コンピュータによって電子書籍データを表示、編集する電子書籍プログラムを記憶した記憶媒体であって、
    上記電子書籍データは、少なくとも書籍内容及び書籍のページ固有の第1のページ呼び出し条件を含み、
    上記電子書籍プログラムは、コンピュータに、ページの呼び出し履歴情報を記憶させ、ユーザから或るページを呼び出す操作がなされた場合に、ページの呼び出しを制限するかいなかを決定する条件であって、上記電子書籍データの中のページの呼び出しが選択された時点での読者または読書の状態が特定の条件を満たしているかいなかによってページの呼び出しを制限するかいなかが変化する第2のページ呼び出し条件を記憶させ、上記第1のページ呼び出し条件と上記ページの呼び出し履歴情報と上記第2のページ呼び出し条件とに基づいて、上記或るページを可視化/不可視化し、不可視化されたページについてもページ指定領域にはページ番号を表示させることを特徴とする記録媒体。
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