JP3618495B2 - Semiconductor device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は半導体装置及びシステムに関し、例えば、シンクロナスDRAM(ランダムアクセスメモリ)及びこれを含むコンピュータならびにその動作の高速化及び安定化に利用して特に有効な技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
複数のバンクを具備し、所定のクロック信号に従って同期動作するいわゆるシンクロナスDRAMがある。シンクロナスDRAMは、上記クロック信号を受けて所定の内部クロック信号を形成するクロックバッファを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明者等は、この発明に先立って図9のようなクロックバッファCBを備えるシンクロナスDRAMを開発し、次のような問題点に直面した。すなわち、このシンクロナスDRAMにおいて、外部端子CLKを介して入力されるクロック信号CLKは、クロックバッファCBの入力回路IC3を経た後、ナンド(NAND)ゲートNA4で実質的なクロックイネーブル信号CKEとの論理積がとられる。ナンドゲートNA4の出力信号は、PチャンネルMOSFET(金属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書では、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジスタの総称とする)P2及びNチャンネルMOSFETN3からなるCMOS(相補型MOS)インバータVCを介してワンショットパルス発生回路PGに供給される。また、パルス発生回路PGの出力信号は、PチャンネルMOSFETP3及びNチャンネルMOSFETN4からなるCMOSインバータV4を経た後、同様なインバータVE及びVFならびにVG〜VIを経て反転内部クロック信号CK1B〜CK3B(ここで、それが有効とされるとき選択的にロウレベルとされるいわゆる反転信号等については、その名称の末尾にBを付して表す。以下同様)となる。
【0004】
つまり、このクロックバッファCBでは、ナンドゲートNA4及びパルス発生回路PGの出力信号が、CMOS型のインバータVC及びVD等を介して伝達され、シンクロナスDRAMの各部に分配される訳であって、ナンドゲートNA4及びパルス発生回路PGの出力ノードには、所定の駆動能力を持つべく比較的大きなサイズで形成された2個のMOSFETP2及びN3あるいはP3及びN4のゲート容量が常に結合される。この結果、クロック信号CLKに対する反転内部クロック信号CK1B〜CK3Bの遅延時間が大きくなり、シンクロナスDRAMのクロックアクセスタイムが遅くなる。また、これに対処するため、インバータVC〜VIを構成するMOSFETのサイズを小さくしてそのゲート容量を小さくしようとすると、逆にインバータの駆動能力が低下してクロックバッファCBの所要論理段数が増大し、アクセスタイムも高速化されない。
【0005】
この発明の目的は、その所要論理段数を削減しつつ遅延時間の縮小を図ったワンショットパルス発生回路を実現することにある。この発明の他の目的は、ワンショットパルス発生回路を含むシンクロナスDRAM等ならびにこれを含むコンピュータシステム等の動作の高速化及び安定化を図ることにある。
【0006】
この発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次の通りである。すなわち、クロック信号に従って同期動作するシンクロナスDRAM等において、クロックバッファのワンショットパルス発生回路を、入力クロック信号を受けるNチャンネル型の第1のMOSFETと、回路の電源電圧と第1のMOSFETのドレインとの間に設けられそのゲートに第1のMOSFETのドレインにおける内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるPチャンネル型の第2のMOSFETと、第1のMOSFETのソースと回路の接地電位との間に設けられそのゲートに上記内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるNチャンネル型の第3のMOSFETとを基本に構成する。また、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合、その反転セット入力端子に実質的な入力クロック信号を受けその反転リセット入力端子に上記内部パルス信号の実質的な反転遅延信号を受けるセットリセット型フリップフロップを設け、その実質的な非反転出力信号を上記第2及び第3のMOSFETのゲートに供給する。
【0008】
上記手段によれば、クロックバッファの中心となるワンショットパルス発生回路の構成を簡素化できるとともに、その入力容量を第1のMOSFETのゲート容量のみとし、その分駆動能力を大きくして、ワンショットパルス発生回路のクロック伝達経路の所要論理段数を削減することができる。また、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合でも、誤パルスを発生させることなく安定した内部クロック信号を生成し、シンクロナスDRAMひいてはこれを含むコンピュータシステム等の動作の高速化及び安定化を図ることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1には、この発明が適用されたシンクロナスDRAMの一実施例のブロック図が示されている。同図をもとに、まずこの実施例のシンクロナスDRAMの構成及び動作の概要について説明する。なお、図1の各ブロックを構成する回路素子は、特に制限されないが、公知のMOSFET集積回路の製造技術により、単結晶シリコンのような1個の半導体基板上に形成される。
【0010】
図1において、この実施例のシンクロナスDRAMは、一対のバンクBNK0及びBNK1を備え、これらのバンクのそれぞれは、そのレイアウト面積の大半を占めて配置されるメモリアレイMARYと、直接周辺回路となるロウアドレスデコーダRD,センスアンプSA,カラムアドレスデコーダCDならびにライトアンプWA及びメインアンプMAとを備える。
【0011】
バンクBNK0及びBNK1を構成するメモリアレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置される所定数のワード線と、水平方向に平行して配置される所定組の相補ビット線とをそれぞれ含む。これらのワード線及び相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタ及びアドレス選択MOSFETからなる多数のダイナミック型メモリセルがそれぞれ格子状に配置される。
【0012】
バンクBNK0及びBNK1のメモリアレイMARYを構成するワード線は、対応するロウアドレスデコーダRDに結合され、それぞれ択一的に選択状態とされる。これらのロウアドレスデコーダRDには、ロウアドレスレジスタRAから最上位ビットを除く11ビットの内部アドレス信号X0〜X10が共通に供給され、タイミング発生回路TGから図示されない内部制御信号RGが共通に供給される。また、ロウアドレスレジスタRAには、アドレスバッファABを介してXアドレス信号AX0〜AX11が供給され、タイミング発生回路TGから内部制御信号RLが供給される。さらに、アドレスバッファABには、外部のアクセス装置からアドレス入力端子A0〜A11を介してXアドレス信号AX0〜AX11ならびにYアドレス信号AY0〜AY8が時分割的に供給される。
【0013】
アドレスバッファABは、アドレス入力端子A0〜A11を介して時分割的に供給されるXアドレス信号AX0〜AX11ならびにYアドレス信号AY0〜AY8を取り込み、ロウアドレスレジスタRA,カラムアドレスカウンタCCならびにモードレジスタMRに伝達する。また、ロウアドレスレジスタRAは、アドレスバッファABから伝達されるXアドレス信号AX0〜AX11を内部制御信号RLに従って取り込み、保持するとともに、これらのXアドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜X11を形成する。このうち、最上位ビットの内部アドレス信号X11は、バンク選択回路BSに供給されてバンク選択に供され、その他の内部アドレス信号X0〜X10は、前述のように、バンクBNK0及びBNK1のロウアドレスデコーダRDに共通に供給される。
【0014】
バンク選択回路BSは、ロウアドレスレジスタRAから供給される最上位ビットの内部アドレス信号X11に従って、バンク選択信号BS0又はBS1を選択的にハイレベルとする。これらのバンク選択信号BS0及びBS1は、バンクBNK0及びBNK1にそれぞれ供給され、その周辺回路たるロウアドレスデコーダRD,カラムアドレスデコーダCD,センスアンプSAならびにライトアンプWA及びメインアンプMA等を選択的に動作させるために供される。
【0015】
バンクBNK0及びBNK1のロウアドレスデコーダRDは、内部制御信号RGがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信号BS0又はBS1がハイレベルとされることでそれぞれ選択的に動作状態とされ、ロウアドレスレジスタRAから供給される内部アドレス信号X0〜X10をデコードして、対応するメモリアレイMARYの指定されたワード線を択一的に選択状態とする。
【0016】
次に、バンクBNK0及びBNK1のメモリアレイMARYを構成する相補ビット線は、対応するセンスアンプSAに結合される。各バンクのセンスアンプSAには、対応するカラムアドレスデコーダCDから図示されない所定ビットのビット線選択信号がそれぞれ供給され、タイミング発生回路TGから図示されない内部制御信号PAが共通に供給される。また、各バンクのカラムアドレスデコーダCDには、カラムアドレスカウンタCCから9ビットの内部アドレス信号Y0〜Y8が共通に供給され、タイミング発生回路TGから図示されない内部制御信号CGが共通に供給される。さらに、カラムアドレスカウンタCCには、アドレスバッファABを介してYアドレス信号AY0〜AY8が供給されるとともに、タイミング発生回路TGから内部制御信号CLが供給される。
【0017】
カラムアドレスカウンタCCは、図示されない内部制御信号に従って歩進動作を行うバイナリーカウンタを含む。このカウンタは、アドレスバッファABを介して供給されるYアドレス信号AY0〜AY8を内部制御信号CLに従って取り込み、保持する。また、これらのYアドレス信号AY0〜AY8を初期値として歩進動作を行い、内部アドレス信号Y0〜Y8を順次形成して、バンクBNK0及びBNK1のカラムアドレスデコーダCDに供給する。このとき、各バンクのカラムアドレスデコーダCDは、内部制御信号CGがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信号BS0又はBS1がハイレベルとされることで選択的に動作状態とされ、内部アドレス信号Y0〜Y8をデコードして、上記ビット線選択信号の対応するビットを択一的にハイレベルとする。
【0018】
モードレジスタMRは、モードレジスタセットコマンドが実行されるとき、アドレス入力端子A0〜A11の所定ビットを介して入力される各種モードデータを内部制御信号MSに従って取り込み、保持する。また、これらのモードデータをデコードしてシンクロナスDRAMの動作モードを決定し、モード制御信号を選択的に形成して、シンクロナスDRAMの各部に供給する。
【0019】
バンクBNK0及びBNK1のセンスアンプSAは、メモリアレイMARYの各相補ビット線に対応して設けられる所定数の単位回路を含み、これらの単位回路のそれぞれは、一対のCMOSインバータが交差結合されてなる単位増幅回路と、Nチャンネル型の一対のスイッチMOSFETとを含む。このうち、各単位増幅回路は、内部制御信号PAがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信号BS0又はBS1がハイレベルとされることで選択的にかつ一斉に動作状態とされ、各メモリアレイMARYの選択ワード線に結合される所定数のメモリセルから対応する相補ビット線を介して出力される微小読み出し信号を増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2値読み出し信号とする。
【0020】
一方、各単位回路のスイッチMOSFET対は、対応するビット線選択信号のハイレベルを受けて8組ずつ選択的にオン状態となり、メモリアレイMARYの対応する8組の相補ビット線と相補共通データ線CD0*〜CD7*(ここで、例えば非反転共通データ線CD0T及び反転共通データ線CD0Bを、合わせて相補共通データ線CD0*のように*を付して表す。また、それが有効とされるとき選択的にハイレベルとされるいわゆる非反転信号等については、その名称の末尾にTを付して表す。以下同様)との間を選択的に接続状態とする。
【0021】
相補共通データ線CD0*〜CD7*は、対応するライトアンプWAの各単位回路の出力端子にそれぞれ結合されるとともに、対応するメインアンプMAの各単位回路の入力端子にそれぞれ結合される。
【0022】
ライトアンプWA及びメインアンプMAは、相補共通データ線CD0*〜CD7*に対応して設けられる8個の単位回路をそれぞれ備える。このうち、ライトアンプWAの各単位回路の入力端子は、書き込みデータバスWDB0〜WDB7を介してデータ入力バッファIBの対応する単位回路の出力端子にそれぞれ結合され、メインアンプMAの各単位回路の出力端子は、読み出しデータバスRDB0〜RDB7を介してデータ出力バッファOBの対応する単位回路の入力端子にそれぞれ結合される。データ入力バッファIBの各単位回路の入力端子及びデータ出力バッファOBの各単位回路の出力端子は、対応するデータ入出力端子D0〜D7にそれぞれ共通結合される。ライトアンプWAの各単位回路には、タイミング発生回路TGから内部制御信号WPが共通に供給され、データ出力バッファOBの各単位回路には、内部制御信号OCが共通に供給される。
【0023】
データ入力バッファIBの各単位回路は、シンクロナスDRAMが書き込みモードで選択状態とされるとき、前段のアクセス装置からデータ入出力端子D0〜D7を介して入力される8ビットの書き込みデータを取り込み、保持するとともに、書き込みデータバスWDB0〜WDB7を介してライトアンプWAの対応する単位回路に伝達する。このとき、ライトアンプWAの各単位回路は、内部制御信号WPがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信号BS0又はBS1がハイレベルとされることで選択的に動作状態とされ、データ入力バッファIBの各単位回路から書き込みデータバスWDB0〜WDB7を介して伝達される書き込みデータを所定の相補書き込み信号に変換した後、相補共通データ線CD0*〜CD7*を介して指定されたバンクBNK0又はBNK1のメモリアレイMARYの選択された8個のメモリセルに書き込む。
【0024】
一方、バンクBNK0及びBNK1のメインアンプMAの各単位回路は、図示されない内部制御信号RPがハイレベルとされかつ対応するバンク選択信号BS0又はBS1がハイレベルとされることで選択的に動作状態とされ、対応するメモリアレイMARYの選択された8個のメモリセルから相補共通データ線CD0*〜CD7*を介して出力される読み出し信号をそれぞれ増幅し、読み出しデータバスRDB0〜RDB7を介してデータ出力バッファOBの対応する単位回路に伝達する。このとき、データ出力バッファOBの各単位回路は、内部制御信号OCのハイレベルを受けて選択的に動作状態とされ、バンクBNK0又はBNK1のメインアンプMAの対応する単位回路から読み出しデータバスRDB0〜RDB7を介して伝達される読み出しデータを、対応するデータ入出力端子D0〜D7から外部のアクセス装置に出力する。
【0025】
クロックバッファCBは、前段のアクセス装置から供給されるクロック信号CLK及びクロックイネーブル信号CKEをもとに所定の反転内部クロック信号CK1B〜CK3Bを形成し、シンクロナスDRAMの各部に供給する。なお、クロックバッファCBの具体的構成については、後で詳細に説明する。
【0026】
タイミング発生回路TGは、前段のアクセス装置から起動制御信号として供給されるチップ選択信号CSB,ロウアドレスストローブ信号RASB,カラムアドレスストローブ信号CASB,ライトイネーブル信号WEBならびに入出力マスク信号DQMをもとに上記各種の内部制御信号等を選択的に形成して、シンクロナスDRAMの各部に供給する。タイミング発生回路TGには、上記クロックバッファCBから反転内部クロック信号CK1Bが供給される。
【0027】
図2には、図1のシンクロナスDRAMに含まれるクロックバッファCBの第1の実施例の回路図が示されている。また、図3には、図2のクロックバッファCBのクロックパルス幅最小時の一実施例の信号波形図が示され、図4には、そのクロックパルス幅最大時の一実施例の信号波形図が示されている。これらの図をもとに、この実施例のクロックバッファCBの具体的構成及び動作ならびにその特徴について説明する。なお、以下の回路図において、そのチャンネル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFETはPチャンネル型であって、矢印の付されないNチャンネルMOSFETと区別して示される。
【0028】
図2において、この実施例のクロックバッファCBは、特に制限されないが、2個の入力回路IC1〜IC2と、1個のワンショットパルス発生回路PGと、3個のインバータV6〜V8とを含む。このうち、入力回路IC1〜IC2は、所定の入力保護回路を含む。また、パルス発生回路PGは、Nチャンネル型(第1導電型)のMOSFETN1(第1のMOSFET)を中心とする実質的なインバータV1と、2入力のナンドゲートNA1とを含む。インバータV1を構成するMOSFETN1のドレインは、Pチャンネル型(第2導電型)のMOSFETP1(第2のMOSFET)を介して回路の電源電圧(第1の電源電圧)に結合され、そのソースは、NチャンネルMOSFETN2(第3のMOSFET)を介して回路の接地電位(第2の電源電圧)に結合される。
【0029】
インバータV1を構成するMOSFETN1のゲートには、外部端子CLKから入力回路IC1を介してクロック信号CLKつまりICLKが供給され、そのドレインにおける内部パルス信号つまり反転クロック信号CKBは、インバータV2及びV3からなるラッチ回路ならびにインバータV6〜V8を経た後、内部クロック信号CK1B〜CK3Bとなる。これらの内部クロック信号は、例えばコマンド制御用,アドレス制御用ならびにデータ入出力制御用として用途分類され、シンクロナスDRAMの対応する各部に分配される。
【0030】
パルス発生回路PGのナンドゲートNA1の一方の入力端子には、インバータV2及びV3からなるラッチ回路の出力信号つまり内部パルス信号CKの遅延回路DL及びインバータV4による反転遅延信号が供給され、その他方の入力端子には、外部端子CKEから入力回路IC2を介してクロックイネーブル信号CKEつまりICKEが供給される。また、ナンドゲートNA1の出力信号は、インバータV5により反転されて内部パルス信号ECKとなり、上記インバータV1を構成するMOSFETP1及びN2のゲートに供給される。
【0031】
ここで、クロック信号CLKは、そのパルス幅tCKH が最小値つまりtCKH=MIN 側にあるとき、図3に示されるように、例えばその周期tCKを20ns(ナノ秒)としそのパルス幅tCKH を3nsとする比較的小さなデューティのパルス信号とされる。パルス発生回路PGでは、内部パルス信号ECKのハイレベルと入力クロック信号CLKのハイレベルへの立ち上がりとを受けてMOSFETN1及びN2がともにオン状態となり、反転内部パルス信号CKBがロウレベルに変化する。また、反転内部パルス信号CKBのロウレベルを受けて内部パルス信号CKがハイレベルとなり、この内部パルス信号CKがハイレベルとされてから遅延回路DLの遅延時間tdが経過した時点でインバータV4の出力信号つまり反転内部パルス信号DCKBがハイレベルからロウレベルに変化する。
【0032】
これにより、ナンドゲートNA1の出力信号がハイレベルとなり、このナンドゲートNA1の出力信号のハイレベルを受けてインバータV5の出力信号つまり内部パルス信号ECKがロウレベルとなる。また、内部パルス信号ECKのロウレベルを受けてインバータV1のMOSFETN2がオフ状態となり、MOSFETP1がオン状態となって、反転内部パルス信号CKBはハイレベルとなる。さらに、遅延回路DLの遅延時間tdが経過した時点で、反転内部パルス信号DCKBがハイレベルに戻され、続いて内部パルス信号ECKがハイレベルに戻されるが、この状態はクロック信号CLKが次にハイレベルとされるまでの間保持される。この結果、クロックバッファCBから出力される内部クロック信号CK1B〜CK3Bは、その周期をクロック信号CLKの周期tCKとし、そのパルス幅をほぼ遅延回路DLの遅延時間tdとする所定のパルス信号となる。
【0033】
この実施例において、入力回路IC1を介して入力されるクロック信号CLKは、パルス発生回路PGを構成するインバータV1の1個のMOSFETN1のゲートにのみ入力され、その負荷はMOSFETN1のゲート容量のみとなる。したがって、MOSFETN1のサイズは、CMOSインバータを用いた従来のシンクロナスDRAMに比較して少なくとも2倍以上大きくすることができるため、インバータV1の駆動能力を高め、クロック伝達経路の所要論理段数を削減することができる。この結果、クロック信号の伝達遅延時間を短くし、シンクロナスDRAMの動作を高速化することができるものである。
【0034】
ところで、この実施例の場合、クロック信号CLKのパルス幅tCKH が最大値つまりtCKH=MAX 側にあるとき、クロック信号CLKは、図4に例示されるように、内部パルス信号ECKがハイレベルに戻される時点でまだハイレベルの状態にある。このため、反転内部パルス信号CKBが再度ハイレベルとなり、斜線のような誤パルスが発生して、誤動作の原因となる可能性がある。
【0035】
図5には、図1のシンクロナスDRAMに含まれるクロックバッファCBの第2の実施例の回路図が示されている。また、図6には、図5のクロックバッファCBのクロックパルス幅最小時の一実施例の信号波形図が示され、図7には、そのクロックパルス幅最大時の一実施例の信号波形図が示されている。なお、この実施例は、上記誤パルスを解消すべく、図2ないし図4の実施例に改良を加えたものであるため、これと異なる部分についてのみ説明を追加する。
【0036】
図5において、この実施例のクロックバッファCBは、交差結合された一対のナンドゲートNA2及びNA3を中心とするセットリセット型フリップフロップSRFFを含む。ナンドゲートNA2の第1の入力端子は、フリップフロップSRFFの反転リセット入力端子RBとなり、インバータV2及びV3からなるラッチ回路の出力信号つまり内部パルス信号CKの反転遅延信号すなわち反転内部パルス信号DCKBが供給される。また、ナンドゲートNA2の第2の入力端子は、フリップフロップSRFFの制御端子Cとなり、入力回路IC2を介してクロックイネーブル信号CKEつまりICKEが供給される。さらに、ナンドゲートNA3の第2の入力端子は、2個のインバータV9及びVAを介してフリップフロップSRFFの反転セット入力端子SBに結合され、この反転セット入力端子SBには、入力回路IC1を介して入力クロック信号CLKが供給される。ナンドゲートNA2の出力信号は、インバータVBを経た後、フリップフロップSRFFの非反転出力信号Qとなり、内部パルス信号FCKとしてインバータV1を構成するMOSFETP1及びN2のゲートに供給される。
【0037】
この実施例において、インバータV9を構成しそのゲートがセットリセット型フリップフロップSRFFの反転セット入力端子SBに結合されるPチャンネル及びNチャンネルMOSFETは、インバータV1を構成するMOSFETN1に比較して充分に小さなサイズで形成される。したがって、これらのMOSFETのゲート容量は、MOSFETN1に比較して充分に小さく、クロック信号CLKの伝達経路にフリップフロップSRFFの反転セット入力端子SBが共通結合されることによる負荷の増加は比較的小さなものとなる。
【0038】
クロック信号CLKのパルス幅tCKH がその最小値tCKH=MAX 側にあるとき、クロックバッファCBのパルス発生回路PGでは、図6に示されるように、クロック信号CLKがハイレベルとされてからほぼ遅延回路DLの遅延時間tdが経過した時点で、反転内部パルス信号DCKBがロウレベルに変化される。このとき、クロック信号CLKはすでにロウレベルに戻され、反転セット入力端子SB及び反転リセット入力端子RBは同時に有効レベルとなる。しかし、それがすでにセット状態にあるため、フリップフロップSRFFは反転内部パルス信号DCKBのロウレベルを受けてリセット状態に変化する。これにより、フリップフロップSRFFの非反転出力信号Qがロウレベルに変化し、反転内部パルス信号CKBがハイレベルとなって、内部パルス信号CKつまり内部クロック信号CK1B〜CK3Bは所定のパルス幅tdを有するパルス信号となる。
【0039】
内部パルス信号CKがロウレベルに戻されてから所定時間tdが経過し、反転内部パルス信号DCKBがハイレベルに戻されると、フリップフロップSRFFがクロック信号CLKつまり反転セット入力端子SBのロウレベルを受けてセット状態となり、その出力信号つまり内部パルス信号FCKがハイレベルとなる。これにより、インバータV1を構成するMOSFETP1がオフ状態となり、MOSFETN2がオン状態なって、パルス発生回路PGはクロック信号CLKの次の立ち上がりに備えることができる。
【0040】
次に、クロック信号CLKのパルス幅tCKH がその最大値tCKH=MAX 側にあるとき、クロックバッファCBでは、図7に示されるように、反転内部パルス信号DCKBがハイレベルに戻された時点においてクロック信号CLKが依然ハイレベルとされ、フリップフロップSRFFのセット条件は成立しない。このため、フリップフロップSRFFはリセット状態のままとされ、その非反転出力信号Qつまり内部パルス信号FCKはロウレベルのままとなって、反転内部パルス信号CKBが再度ロウレベルとされることはない。この結果、クロック信号CLKのパルス幅tCKH が最大値tCKH=MAX 側にある場合でも前記のような誤パルスは発生せず、シンクロナスDRAMの誤動作を防止することができる。
【0041】
なお、フリップフロップSRFFは、クロック信号CLKがロウレベルとされた時点でセット状態に遷移し、その非反転出力信号Qつまり内部パルス信号FCKがハイレベルに変化されるため、パルス発生回路PGは、クロック信号CLKの次の立ち上がりに備えることができる。
【0042】
図8には、この発明が適用されたシンクロナスDRAMを含むコンピュータの一実施例のシステム構成図が示されている。同図をもとに、この実施例のシンクロナスDRAMの応用システムの概要とその特徴について説明する。
【0043】
図8において、この実施例のコンピュータは、いわゆるストアドプログラム方式の中央処理装置CPUをその基本構成要素とする。中央処理装置CPUには、システムバスSBUSを介して例えば通常のスタティック型RAMからなるランダムアクセスメモリRAMと、マスクROM等からなるリードオンリーメモリROMと、ディスプレイ制御装置DPYCならびに周辺装置コントローラPERCとが結合される。ディスプレイ制御装置DPYCには、図1のシンクロナスDRAMを応用したフレームメモリFLMが結合されるとともに、所定のディスプレイ装置DPYが結合される。また、周辺装置コントローラPERCには、キーボードKBD及び外部記憶装置EXMが結合される。
【0044】
中央処理装置CPUは、予めリードオンリーメモリROMに格納されたプログラムに従ってステップ動作し、コンピュータの各部を制御・統轄する。また、ランダムアクセスメモリRAMは、キャッシュメモリ等として使用され、例えばリードオンリーメモリROMから中央処理装置CPUに伝達されるプログラム及び演算データ等を一時的に格納し、中継するために供される。さらに、ディスプレイ制御装置DPYCは、フレームメモリFLMに格納された画像データをもとにディスプレイ装置DPYの表示制御を行い、周辺装置コントローラPERCは、キーボードKBD及び外部記憶装置EXM等の周辺装置を制御する。コンピュータは、さらに、交流入力電源をもとに安定した所定の直流電源電圧を形成し、各部に動作電源として供給する電源装置POWSを備える。
【0045】
この実施例において、フレームメモリFLMとなるシンクロナスDRAMは、前述のように、ワンショットパルス発生回路PGを具備し、このパルス発生回路は、実質的なクロック信号CLKを受ける1個のNチャンネルMOSFETN1を含むインバータV1と、その反転セット入力端子SBに実質的なクロック信号CLKを受けるセットリセット型のフリップフロップSRFFとを備える。したがって、そのクロック伝達経路の所要論理段数が削減され、メモリとしてのクロックアクセスタイムが高速化されるとともに、クロック信号CLKのパルス幅tCKH がその最大値tCKH=MAX 側にある場合でも、誤パルスの発生が抑制され、その動作が安定化される。これにより、シンクロナスDRAMつまりフレームメモリFLMを含むコンピュータの動作の高速化及び安定化が図られる。
【0046】
以上の実施例から得られる作用効果は、下記の通りである。すなわち、
(1)所定のクロック信号に従って同期動作するシンクロナスDRAM等において、クロックバッファのワンショットパルス発生回路を、入力クロック信号を受けるNチャンネル型の第1のMOSFETと、回路の電源電圧と第1のMOSFETのドレインとの間に設けられそのゲートに第1のMOSFETのドレインにおける内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるPチャンネル型の第2のMOSFETと、第1のMOSFETのソースと回路の接地電位との間に設けられそのゲートに上記内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるNチャンネル型の第3のMOSFETとを基本に構成することで、クロックバッファの中心となるワンショットパルス発生回路の構成を簡素化できるとともに、その入力容量を第1のMOSFETのゲート容量のみとし、その分駆動能力を大きくして、パルス発生回路の所要論理段数を削減できるという効果が得られる。
【0047】
(2)上記(1)項において、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合、その反転セット入力端子に実質的な入力クロック信号を受けその反転リセット入力端子に上記内部パルス信号の実質的な反転遅延信号を受けるセットリセット型フリップフロップを設け、その実質的な非反転出力信号を上記第2及び第3のMOSFETのゲートに供給することで、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合でも、誤パルスを発生させることなく安定した内部クロック信号を生成することができるという効果が得られる。
(3)上記(1)項及び(2)項により、シンクロナスDRAMひいてはこれを含むコンピュータシステム等の動作の高速化及び安定化を図ることができるという効果が得られる。
【0048】
以上、本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、図1において、シンクロナスDRAMは、×4ビット,×16ビットあるいは×32ビット等、任意のビット構成を採ることができるし、任意数のバンクを備えることができる。また、バンクBNK0及びBNK1のメモリアレイMARYは、任意数の冗長素子を含むことができるし、その直接周辺回路を含めて複数のマットに分割することができる。さらに、シンクロナスDRAMのブロック構成は、種々の実施形態を採りうるし、起動制御信号及び内部制御信号等の名称及び組み合わせならびにその有効レベル等も、この実施例による制約を受けない。
【0049】
図2及び図4において、パルス発生回路PGならびにクロックバッファCBの具体的構成は、同一の論理条件が得られる限りにおいて種々の実施形態を採りうし、電源電圧の極性及び絶対値ならびにMOSFETの導電型についても同様である。図3及び図4ならびに図6及び図7において、クロック信号CLK及び各内部パルス信号の有効レベルならびにその具体的時間関係等は、これらの実施例による制約を受けない。図8において、コンピュータは、他の種々の機能ブロックを含むことができるし、そのブロック構成やバス構成は任意である。
【0050】
以上の説明では、主として本発明者によってなされた発明をその背景となった利用分野であるシンクロナスDRAMならびにこれを含むコンピュータに適用した場合について説明したが、それに限定されるものではなく、例えば、同様なクロックバッファCBを含む各種のシンクロナスメモリや論理集積回路装置ならびにこれらを含む各種デジタルシステムにも適用できる。この発明は、少なくともそのクロック伝達経路にワンショットパルス発生回路を含む半導体装置ならびにこのような半導体装置を含む装置又はシステムに広く適用できる。
【0051】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。すなわち、クロック信号に従って同期動作するシンクロナスDRAM等において、クロックバッファのワンショットパルス発生回路を、入力クロック信号を受けるNチャンネル型の第1のMOSFETと、回路の電源電圧と第1のMOSFETのドレインとの間に設けられそのゲートに第1のMOSFETのドレインにおける内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるPチャンネル型の第2のMOSFETと、第1のMOSFETのソースと回路の接地電位との間に設けられそのゲートに上記内部パルス信号の実質的な遅延信号を受けるNチャンネル型の第3のMOSFETとを基本に構成する。
【0052】
また、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合、その反転セット入力端子に実質的な入力クロック信号を受けその反転リセット入力端子に上記内部パルス信号の実質的な反転遅延信号を受けるセットリセット型フリップフロップを設け、その実質的な非反転出力信号を上記第2及び第3のMOSFETのゲートに供給する。以上により、クロックバッファの中心となるワンショットパルス発生回路の構成を簡素化できるとともに、その入力容量を第1のMOSFETのゲート容量のみとし、その分駆動能力を大きくして、パルス発生回路のクロック伝達経路の所要論理段数を削減することができる。また、入力クロック信号のパルス幅が最大値側にある場合でも、誤パルスを発生させることなく安定した内部クロック信号を生成し、シンクロナスDRAMひいてはこれを含むコンピュータシステム等の動作の高速化及び安定化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたシンクロナスDRAMの一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のシンクロナスDRAMに含まれるクロックバッファの第1の実施例を示す回路図である。
【図3】図2のクロックバッファのクロックパルス幅最小時の一実施例を示す信号波形図である。
【図4】図2のクロックバッファのクロックパルス幅最大時の一実施例を示す信号波形図である。
【図5】図1のシンクロナスDRAMに含まれるクロックバッファの第2の実施例を示す回路図である。
【図6】図5のクロックバッファのクロックパルス幅最小時の一実施例を示す信号波形図である。
【図7】図5のクロックバッファのクロックパルス幅最大時の一実施例を示す信号波形図である。
【図8】図1のシンクロナスDRAMを含むコンピュータの一実施例を示すシステム構成図である。
【図9】この発明に先立って本願発明者等が開発したシンクロナスDRAMに含まれるクロックバッファの一例を示す回路図である。
【符号の説明】
BNK0〜BNK1……バンク、MARY……メモリアレイ、RD……ロウアドレスデコーダ、SA……センスアンプ、CD……カラムアドレスデコーダ、WA……ライトアンプ、MA……メインアンプ、AB……アドレスバッファ、RA……ロウアドレスレジスタ、BS……バンク選択回路、CC……カラムアドレスカウンタ、MR……モードレジスタ、IB……データ入力バッファ、OB……データ出力バッファ、CB……クロックバッファ、TG……タイミング発生回路、D0〜D7……データ入出力端子、CSB……チップ選択信号入力端子、RASB……ロウアドレスストローブ信号入力端子、CASB……カラムアドレスストローブ信号入力端子、WEB……ライトイネーブル信号入力端子、DQM……データマスク信号入力端子、CLK……クロック信号入力端子、CKE……クロックイネーブル信号入力端子、A0〜A11……アドレス入力端子。
IC1〜IC4……入力回路、PG……パルス発生回路、P1〜P3……PチャンネルMOSFET、N1〜N4……NチャンネルMOSFET、V1〜VI……インバータ、NA1〜NA4……ナンドゲート、DL……遅延回路。
SRFF……セットリセット型フリップフロップ。
CPU……中央処理装置、SBUS……システムバス、RAM……ランダムアクセスメモリ、ROM……リードオンリーメモリ、DPYC……ディスプレイ制御装置、FLM……フレームメモリ、DPY……ディスプレイ装置、PERC……周辺装置コントローラ、KBD……キーボード、EXM……外部記憶装置、POWS……電源装置。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a semiconductor device and a system, for example, a synchronous DRAM (random access memory), a computer including the same, and a technique particularly effective when used for speeding up and stabilizing the operation thereof.
[0002]
[Prior art]
There is a so-called synchronous DRAM that includes a plurality of banks and operates synchronously according to a predetermined clock signal. The synchronous DRAM includes a clock buffer that receives the clock signal and forms a predetermined internal clock signal.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
Prior to the present invention, the inventors of the present application developed a synchronous DRAM having a clock buffer CB as shown in FIG. 9, and faced the following problems. That is, in this synchronous DRAM, the clock signal CLK input via the external terminal CLK passes through the input circuit IC3 of the clock buffer CB, and is then logically connected to the substantial clock enable signal CKE at the NAND gate NAND4. The product is taken. An output signal of the NAND gate NA4 is a CMOS (complementary) composed of a P-channel MOSFET (metal oxide semiconductor field effect transistor. In this specification, the MOSFET is a generic name for an insulated gate field effect transistor) P2 and an N-channel MOSFET N3. Type MOS) is supplied to a one-shot pulse generation circuit PG via an inverter VC. The output signal of the pulse generation circuit PG passes through a CMOS inverter V4 composed of a P-channel MOSFET P3 and an N-channel MOSFET N4, and then passes through similar inverters VE and VF and VG to VI, and inverted internal clock signals CK1B to CK3B (here, A so-called inversion signal or the like that is selectively set to the low level when it is effective is indicated by adding B to the end of the name (the same applies hereinafter).
[0004]
In other words, in this clock buffer CB, the output signals of the NAND gate NA4 and the pulse generation circuit PG are transmitted via the CMOS type inverters VC and VD and distributed to each part of the synchronous DRAM. The gate capacitances of two MOSFETs P2 and N3 or P3 and N4 formed with a relatively large size so as to have a predetermined driving capability are always coupled to the output node of the pulse generation circuit PG. As a result, the delay time of the inverted internal clock signals CK1B to CK3B with respect to the clock signal CLK is increased, and the clock access time of the synchronous DRAM is delayed. In order to cope with this, if the size of the MOSFETs constituting the inverters VC to VI is reduced to reduce the gate capacity thereof, the drive capacity of the inverter decreases and the number of required logic stages of the clock buffer CB increases. However, the access time is not increased.
[0005]
An object of the present invention is to realize a one-shot pulse generation circuit that reduces the delay time while reducing the number of required logic stages. Another object of the present invention is to speed up and stabilize the operation of a synchronous DRAM including a one-shot pulse generation circuit and a computer system including the same.
[0006]
The above and other objects and novel features of the present invention will be apparent from the description of this specification and the accompanying drawings.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The outline of a typical invention among the inventions disclosed in the present application will be briefly described as follows. That is, in a synchronous DRAM or the like that operates synchronously according to a clock signal, a clock buffer one-shot pulse generation circuit includes an N-channel first MOSFET that receives an input clock signal, a power supply voltage of the circuit, and a drain of the first MOSFET. A second P-channel type MOSFET that receives a substantial delay signal of the internal pulse signal at the drain of the first MOSFET at its gate, a source of the first MOSFET, and a ground potential of the circuit An N-channel third MOSFET that is provided in between and receives a substantial delay signal of the internal pulse signal at its gate is basically configured. When the pulse width of the input clock signal is on the maximum value side, a set that receives a substantial input clock signal at its inverted set input terminal and a substantial inverted delay signal of the internal pulse signal at its inverted reset input terminal A reset flip-flop is provided to supply a substantially non-inverted output signal to the gates of the second and third MOSFETs.
[0008]
According to the above means, the configuration of the one-shot pulse generation circuit which is the center of the clock buffer can be simplified, the input capacitance is only the gate capacitance of the first MOSFET, and the driving capability is increased correspondingly, thereby making the one-shot pulse. The number of required logic stages in the clock transmission path of the pulse generation circuit can be reduced. Further, even when the pulse width of the input clock signal is on the maximum value side, a stable internal clock signal is generated without generating an erroneous pulse, and the operation and speed of the operation of the synchronous DRAM and the computer system including the same are increased. Can be achieved.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a synchronous DRAM to which the present invention is applied. First, the outline of the configuration and operation of the synchronous DRAM of this embodiment will be described with reference to FIG. The circuit elements constituting each block in FIG. 1 are not particularly limited, but are formed on a single semiconductor substrate such as single crystal silicon by a known MOSFET integrated circuit manufacturing technique.
[0010]
In FIG. 1, the synchronous DRAM of this embodiment includes a pair of banks BNK0 and BNK1, each of which is a memory array MARY arranged to occupy most of the layout area and a direct peripheral circuit. A row address decoder RD, a sense amplifier SA, a column address decoder CD, a write amplifier WA, and a main amplifier MA are provided.
[0011]
The memory arrays MARY constituting the banks BNK0 and BNK1 each include a predetermined number of word lines arranged in parallel in the vertical direction in the drawing and a predetermined set of complementary bit lines arranged in parallel in the horizontal direction. At the intersections of these word lines and complementary bit lines, a large number of dynamic memory cells comprising information storage capacitors and address selection MOSFETs are respectively arranged in a lattice pattern.
[0012]
The word lines constituting the memory arrays MARY of the banks BNK0 and BNK1 are coupled to the corresponding row address decoder RD, and are selectively set in the selected state. To these row address decoders RD, 11-bit internal address signals X0 to X10 excluding the most significant bit are commonly supplied from the row address register RA, and an internal control signal RG (not shown) is commonly supplied from the timing generation circuit TG. The Further, the X address signals AX0 to AX11 are supplied to the row address register RA via the address buffer AB, and the internal control signal RL is supplied from the timing generation circuit TG. Further, the X address signals AX0 to AX11 and the Y address signals AY0 to AY8 are supplied to the address buffer AB from an external access device via the address input terminals A0 to A11 in a time division manner.
[0013]
The address buffer AB takes in the X address signals AX0 to AX11 and the Y address signals AY0 to AY8 that are supplied in a time-sharing manner via the address input terminals A0 to A11, and receives the row address register RA, the column address counter CC, and the mode register MR. To communicate. The row address register RA takes in and holds the X address signals AX0 to AX11 transmitted from the address buffer AB according to the internal control signal RL, and forms the internal address signals X0 to X11 based on these X address signals. To do. Among them, the internal address signal X11 of the most significant bit is supplied to the bank selection circuit BS for bank selection, and the other internal address signals X0 to X10 are the row address decoders of the banks BNK0 and BNK1, as described above. Commonly supplied to RD.
[0014]
The bank selection circuit BS selectively sets the bank selection signal BS0 or BS1 to the high level in accordance with the internal address signal X11 of the most significant bit supplied from the row address register RA. These bank selection signals BS0 and BS1 are supplied to the banks BNK0 and BNK1, respectively, and selectively operate the row address decoder RD, the column address decoder CD, the sense amplifier SA, the write amplifier WA, the main amplifier MA, and the like which are peripheral circuits thereof. Served to make you.
[0015]
The row address decoders RD of the banks BNK0 and BNK1 are selectively activated by setting the internal control signal RG to the high level and the corresponding bank selection signal BS0 or BS1 to the high level, respectively. The internal address signals X0 to X10 supplied from are decoded, and the designated word line of the corresponding memory array MARY is alternatively selected.
[0016]
Next, the complementary bit lines constituting the memory array MARY of the banks BNK0 and BNK1 are coupled to the corresponding sense amplifier SA. The sense amplifier SA of each bank is supplied with a bit line selection signal of a predetermined bit (not shown) from the corresponding column address decoder CD, and is commonly supplied with an internal control signal PA (not shown) from the timing generation circuit TG. The column address decoder CD of each bank is commonly supplied with 9-bit internal address signals Y0 to Y8 from the column address counter CC, and is commonly supplied with an internal control signal CG (not shown) from the timing generation circuit TG. Further, Y address signals AY0 to AY8 are supplied to the column address counter CC via the address buffer AB, and an internal control signal CL is supplied from the timing generation circuit TG.
[0017]
The column address counter CC includes a binary counter that performs a stepping operation according to an internal control signal (not shown). This counter takes in and holds Y address signals AY0 to AY8 supplied via the address buffer AB in accordance with the internal control signal CL. Further, stepping operation is performed using these Y address signals AY0 to AY8 as initial values, and internal address signals Y0 to Y8 are sequentially formed and supplied to the column address decoders CD of the banks BNK0 and BNK1. At this time, the column address decoder CD of each bank is selectively activated by setting the internal control signal CG to the high level and the corresponding bank selection signal BS0 or BS1 to the high level, and the internal address signal Y0. ... Y8 is decoded, and the corresponding bit of the bit line selection signal is alternatively set to the high level.
[0018]
When the mode register set command is executed, the mode register MR fetches and holds various mode data input via predetermined bits of the address input terminals A0 to A11 according to the internal control signal MS. Further, the mode data is decoded to determine the operation mode of the synchronous DRAM, and a mode control signal is selectively formed and supplied to each part of the synchronous DRAM.
[0019]
The sense amplifiers SA of the banks BNK0 and BNK1 include a predetermined number of unit circuits provided corresponding to the respective complementary bit lines of the memory array MARY, and each of these unit circuits is formed by cross-coupling a pair of CMOS inverters. A unit amplifier circuit and a pair of N-channel type switch MOSFETs are included. Among these, each unit amplifier circuit is selectively activated simultaneously when the internal control signal PA is set to the high level and the corresponding bank selection signal BS0 or BS1 is set to the high level. A minute read signal output via a corresponding complementary bit line from a predetermined number of memory cells coupled to the selected word line is amplified to be a high level or low level binary read signal.
[0020]
On the other hand, the switch MOSFET pairs of each unit circuit are selectively turned on by eight groups in response to the high level of the corresponding bit line selection signal, and the corresponding eight complementary bit lines and complementary common data lines of the memory array MARY. CD0 * to CD7 * (Here, for example, the non-inverted common data line CD0T and the inverted common data line CD0B are collectively indicated by * as a complementary common data line CD0 *. This is also effective. A so-called non-inverted signal or the like that is selectively set to a high level is indicated by adding a T to the end of the name, and so on.
[0021]
The complementary common data lines CD0 * to CD7 * are respectively coupled to the output terminals of the respective unit circuits of the corresponding write amplifier WA, and are coupled to the input terminals of the respective unit circuits of the corresponding main amplifier MA.
[0022]
The write amplifier WA and the main amplifier MA each include eight unit circuits provided corresponding to the complementary common data lines CD0 * to CD7 *. Among these, the input terminal of each unit circuit of the write amplifier WA is coupled to the output terminal of the corresponding unit circuit of the data input buffer IB via the write data buses WDB0 to WDB7, and the output of each unit circuit of the main amplifier MA. The terminals are respectively coupled to the input terminals of the corresponding unit circuits of the data output buffer OB via read data buses RDB0 to RDB7. The input terminal of each unit circuit of the data input buffer IB and the output terminal of each unit circuit of the data output buffer OB are commonly coupled to the corresponding data input / output terminals D0 to D7. An internal control signal WP is commonly supplied from the timing generation circuit TG to each unit circuit of the write amplifier WA, and an internal control signal OC is commonly supplied to each unit circuit of the data output buffer OB.
[0023]
Each unit circuit of the data input buffer IB takes in 8-bit write data inputted from the previous access device via the data input / output terminals D0 to D7 when the synchronous DRAM is selected in the write mode. The data is held and transmitted to the corresponding unit circuit of the write amplifier WA via the write data buses WDB0 to WDB7. At this time, each unit circuit of the write amplifier WA is selectively activated by setting the internal control signal WP to the high level and the corresponding bank selection signal BS0 or BS1 to the high level, and the data input buffer IB After the write data transmitted from each unit circuit via the write data buses WDB0 to WDB7 is converted into a predetermined complementary write signal, the bank BNK0 or BNK1 designated via the complementary common data lines CD0 * to CD7 * is converted. Write to eight selected memory cells of the memory array MARY.
[0024]
On the other hand, the unit circuits of the main amplifiers MA of the banks BNK0 and BNK1 are selectively activated when the internal control signal RP (not shown) is set to high level and the corresponding bank selection signal BS0 or BS1 is set to high level. The read signals output from the selected eight memory cells of the corresponding memory array MARY via the complementary common data lines CD0 * to CD7 * are amplified, and data is output via the read data buses RDB0 to RDB7. This is transmitted to the corresponding unit circuit of the buffer OB. At this time, each unit circuit of the data output buffer OB is selectively activated in response to the high level of the internal control signal OC, and the read data buses RDB0 to RDB0 are read from the corresponding unit circuit of the main amplifier MA of the bank BNK0 or BNK1. Read data transmitted via the RDB 7 is output from the corresponding data input / output terminals D0 to D7 to an external access device.
[0025]
The clock buffer CB forms predetermined inverted internal clock signals CK1B to CK3B based on the clock signal CLK and the clock enable signal CKE supplied from the previous stage access device, and supplies them to each part of the synchronous DRAM. The specific configuration of the clock buffer CB will be described later in detail.
[0026]
The timing generation circuit TG is based on the chip selection signal CSB, the row address strobe signal RASB, the column address strobe signal CASB, the write enable signal WEB, and the input / output mask signal DQM supplied as activation control signals from the previous stage access device. Various internal control signals and the like are selectively formed and supplied to each part of the synchronous DRAM. The inverted internal clock signal CK1B is supplied from the clock buffer CB to the timing generation circuit TG.
[0027]
FIG. 2 shows a circuit diagram of a first embodiment of the clock buffer CB included in the synchronous DRAM of FIG. 3 shows a signal waveform diagram of an embodiment when the clock pulse width of the clock buffer CB of FIG. 2 is minimum, and FIG. 4 shows a signal waveform diagram of the embodiment when the clock pulse width is maximum. It is shown. Based on these drawings, the specific configuration and operation of the clock buffer CB of this embodiment and its features will be described. In the following circuit diagrams, MOSFETs with an arrow attached to the channel (back gate) portion are P-channel type, and are distinguished from N-channel MOSFETs without an arrow.
[0028]
In FIG. 2, the clock buffer CB of this embodiment includes two input circuits IC1 to IC2, one one-shot pulse generation circuit PG, and three inverters V6 to V8, although not particularly limited. Among these, the input circuits IC1 to IC2 include a predetermined input protection circuit. The pulse generation circuit PG includes a substantial inverter V1 centered on an N-channel (first conductivity type) MOSFET N1 (first MOSFET) and a two-input NAND gate NA1. The drain of the MOSFET N1 constituting the inverter V1 is coupled to the power supply voltage (first power supply voltage) of the circuit via a P-channel type (second conductivity type) MOSFET P1 (second MOSFET). It is coupled to the ground potential (second power supply voltage) of the circuit via the channel MOSFET N2 (third MOSFET).
[0029]
A clock signal CLK, that is, ICLK, is supplied from the external terminal CLK to the gate of the MOSFET N1 that constitutes the inverter V1 via the input circuit IC1, and an internal pulse signal, that is, an inverted clock signal CKB at its drain is latched by inverters V2 and V3. After passing through the circuit and inverters V6 to V8, the internal clock signals CK1B to CK3B are obtained. These internal clock signals are classified for use, for example, for command control, address control and data input / output control, and are distributed to corresponding parts of the synchronous DRAM.
[0030]
One input terminal of the NAND gate NA1 of the pulse generation circuit PG is supplied with the output signal of the latch circuit composed of the inverters V2 and V3, that is, the inverted delay signal of the internal pulse signal CK by the delay circuit DL and the inverter V4, and the other input. The terminal is supplied with a clock enable signal CKE, that is, ICKE, from the external terminal CKE via the input circuit IC2. Further, the output signal of the NAND gate NA1 is inverted by the inverter V5 to become an internal pulse signal ECK, which is supplied to the gates of the MOSFETs P1 and N2 constituting the inverter V1.
[0031]
Here, the clock signal CLK has a pulse width t. CKH Is the minimum value, that is, t CKH = MIN As shown in FIG. 3, for example, the period t CK Is 20 ns (nanoseconds) and its pulse width t CKH Is a pulse signal with a relatively small duty of 3 ns. In the pulse generation circuit PG, both the MOSFETs N1 and N2 are turned on in response to the high level of the internal pulse signal ECK and the rising of the input clock signal CLK to the high level, and the inverted internal pulse signal CKB changes to the low level. In response to the low level of the inverted internal pulse signal CKB, the internal pulse signal CK becomes high level, and when the delay time td of the delay circuit DL elapses after the internal pulse signal CK is set to high level, the output signal of the inverter V4 That is, the inverted internal pulse signal DCKB changes from the high level to the low level.
[0032]
As a result, the output signal of the NAND gate NA1 becomes high level, and in response to the high level of the output signal of the NAND gate NA1, the output signal of the inverter V5, that is, the internal pulse signal ECK becomes low level. Further, in response to the low level of the internal pulse signal ECK, the MOSFET N2 of the inverter V1 is turned off, the MOSFET P1 is turned on, and the inverted internal pulse signal CKB becomes high level. Further, when the delay time td of the delay circuit DL elapses, the inverted internal pulse signal DCKB is returned to the high level, and then the internal pulse signal ECK is returned to the high level. Holds until high level. As a result, the internal clock signals CK1B to CK3B output from the clock buffer CB have their periods set to the period t of the clock signal CLK. CK And a predetermined pulse signal whose pulse width is approximately the delay time td of the delay circuit DL.
[0033]
In this embodiment, the clock signal CLK input via the input circuit IC1 is input only to the gate of one MOSFET N1 of the inverter V1 constituting the pulse generation circuit PG, and the load is only the gate capacitance of the MOSFET N1. . Therefore, the size of the MOSFET N1 can be increased at least twice as compared with a conventional synchronous DRAM using a CMOS inverter, so that the drive capability of the inverter V1 is increased and the number of required logic stages in the clock transmission path is reduced. be able to. As a result, the transmission delay time of the clock signal can be shortened and the operation of the synchronous DRAM can be speeded up.
[0034]
By the way, in this embodiment, the pulse width t of the clock signal CLK. CKH Is the maximum value, that is, t CKH = MAX When the internal pulse signal ECK is returned to the high level, the clock signal CLK is still in the high level state as illustrated in FIG. For this reason, the inverted internal pulse signal CKB becomes high level again, and an erroneous pulse such as a hatched line may occur, which may cause a malfunction.
[0035]
FIG. 5 shows a circuit diagram of a second embodiment of the clock buffer CB included in the synchronous DRAM of FIG. 6 shows a signal waveform diagram of an embodiment when the clock pulse width of the clock buffer CB of FIG. 5 is minimum, and FIG. 7 shows a signal waveform diagram of the embodiment when the clock pulse width is maximum. It is shown. Since this embodiment is an improvement of the embodiment shown in FIGS. 2 to 4 in order to eliminate the erroneous pulse, only the portions different from this will be described.
[0036]
In FIG. 5, the clock buffer CB of this embodiment includes a set-reset type flip-flop SRFF centered on a pair of NAND gates NA2 and NA3 which are cross-coupled. The first input terminal of the NAND gate NA2 becomes the inverted reset input terminal RB of the flip-flop SRFF, and the output signal of the latch circuit composed of the inverters V2 and V3, that is, the inverted delay signal of the internal pulse signal CK, that is, the inverted internal pulse signal DCKB is supplied. The The second input terminal of the NAND gate NA2 becomes the control terminal C of the flip-flop SRFF, and a clock enable signal CKE, that is, ICKE is supplied through the input circuit IC2. Further, the second input terminal of the NAND gate NA3 is coupled to the inverting set input terminal SB of the flip-flop SRFF via the two inverters V9 and VA. The inverting set input terminal SB is connected to the inverting set input terminal SB via the input circuit IC1. An input clock signal CLK is supplied. The output signal of the NAND gate NA2 passes through the inverter VB, becomes the non-inverted output signal Q of the flip-flop SRFF, and is supplied to the gates of the MOSFETs P1 and N2 constituting the inverter V1 as the internal pulse signal FCK.
[0037]
In this embodiment, the P-channel and N-channel MOSFETs that constitute the inverter V9 and whose gates are coupled to the inverting set input terminal SB of the set-reset type flip-flop SRFF are sufficiently smaller than the MOSFET N1 that constitutes the inverter V1. Formed in size. Therefore, the gate capacities of these MOSFETs are sufficiently smaller than that of MOSFET N1, and the increase in load due to the common coupling of inverting set input terminal SB of flip-flop SRFF to the transmission path of clock signal CLK is relatively small. It becomes.
[0038]
Pulse width t of clock signal CLK CKH Is its minimum value t CKH = MAX 6, the pulse generation circuit PG of the clock buffer CB, as shown in FIG. 6, inverts the internal pulse when the delay time td of the delay circuit DL elapses after the clock signal CLK is set to the high level. The signal DCKB is changed to a low level. At this time, the clock signal CLK is already returned to the low level, and the inverting set input terminal SB and the inverting reset input terminal RB are simultaneously at the effective level. However, since it is already in the set state, the flip-flop SRFF changes to the reset state in response to the low level of the inverted internal pulse signal DCKB. As a result, the non-inverted output signal Q of the flip-flop SRFF changes to the low level, the inverted internal pulse signal CKB becomes the high level, and the internal pulse signal CK, that is, the internal clock signals CK1B to CK3B are pulses having a predetermined pulse width td. Signal.
[0039]
When a predetermined time td elapses after the internal pulse signal CK is returned to the low level and the inverted internal pulse signal DCKB is returned to the high level, the flip-flop SRFF is set by receiving the low level of the clock signal CLK, that is, the inverted set input terminal SB. The output signal, that is, the internal pulse signal FCK becomes high level. As a result, the MOSFET P1 constituting the inverter V1 is turned off, the MOSFET N2 is turned on, and the pulse generation circuit PG can be prepared for the next rising edge of the clock signal CLK.
[0040]
Next, the pulse width t of the clock signal CLK CKH Is its maximum value t CKH = MAX 7, in the clock buffer CB, as shown in FIG. 7, the clock signal CLK is still at the high level when the inverted internal pulse signal DCKB is returned to the high level, and the set condition of the flip-flop SRFF is satisfied. do not do. Therefore, the flip-flop SRFF is kept in the reset state, the non-inverted output signal Q, that is, the internal pulse signal FCK is kept at the low level, and the inverted internal pulse signal CKB is never set to the low level again. As a result, the pulse width t of the clock signal CLK CKH Is the maximum value t CKH = MAX Even if it is on the side, the erroneous pulse as described above does not occur, and the malfunction of the synchronous DRAM can be prevented.
[0041]
Note that the flip-flop SRFF transitions to the set state when the clock signal CLK is set to the low level, and the non-inverted output signal Q, that is, the internal pulse signal FCK is changed to the high level. It can be prepared for the next rising edge of the signal CLK.
[0042]
FIG. 8 shows a system configuration diagram of an embodiment of a computer including a synchronous DRAM to which the present invention is applied. Based on this figure, the outline and features of the application system of the synchronous DRAM of this embodiment will be described.
[0043]
In FIG. 8, the computer of this embodiment has a so-called stored program type central processing unit CPU as its basic component. The central processing unit CPU is connected to a random access memory RAM such as a normal static RAM, a read only memory ROM such as a mask ROM, a display controller DPYC and a peripheral device controller PERC via a system bus SBUS. Is done. A frame memory FLM to which the synchronous DRAM of FIG. 1 is applied is coupled to the display control device DPYC, and a predetermined display device DPY is coupled to the display control device DPYC. In addition, a keyboard KBD and an external storage device EXM are coupled to the peripheral device controller PERC.
[0044]
The central processing unit CPU performs a step operation according to a program stored in advance in the read-only memory ROM, and controls and controls each part of the computer. The random access memory RAM is used as a cache memory or the like, and is used for temporarily storing and relaying a program, operation data, and the like transmitted from the read-only memory ROM to the central processing unit CPU, for example. Further, the display control device DPYC performs display control of the display device DPY based on the image data stored in the frame memory FLM, and the peripheral device controller PERC controls peripheral devices such as the keyboard KBD and the external storage device EXM. . The computer further includes a power supply device POWS that forms a predetermined stable DC power supply voltage based on an AC input power supply and supplies the power to each unit as an operation power supply.
[0045]
In this embodiment, the synchronous DRAM serving as the frame memory FLM includes the one-shot pulse generation circuit PG as described above, and this pulse generation circuit includes one N-channel MOSFET N1 that receives the substantial clock signal CLK. And a set-reset type flip-flop SRFF that receives a substantial clock signal CLK at its inverted set input terminal SB. Therefore, the number of required logic stages in the clock transmission path is reduced, the clock access time as a memory is increased, and the pulse width t of the clock signal CLK is increased. CKH Is its maximum value t CKH = MAX Even when it is on the side, the generation of erroneous pulses is suppressed, and the operation is stabilized. This speeds up and stabilizes the operation of the computer including the synchronous DRAM, that is, the frame memory FLM.
[0046]
The effects obtained from the above embodiments are as follows. That is,
(1) In a synchronous DRAM or the like that operates synchronously in accordance with a predetermined clock signal, a one-shot pulse generation circuit of a clock buffer includes an N-channel first MOSFET that receives an input clock signal, a power supply voltage of the circuit, and a first A P-channel type second MOSFET provided between the drain of the MOSFET and receiving at its gate a substantial delay signal of the internal pulse signal at the drain of the first MOSFET; and a source of the first MOSFET and a circuit ground A one-shot pulse generation circuit serving as the center of a clock buffer by basically configuring an N-channel third MOSFET that is provided between the potential and receives a substantial delay signal of the internal pulse signal at its gate. And the input capacitance of the first MOSFET is reduced. Only the preparative capacity, by increasing the correspondingly driving capability, there is an advantage that it reduces the required number of logic stages of the pulse generating circuit.
[0047]
(2) In the above item (1), when the pulse width of the input clock signal is on the maximum value side, a substantial input clock signal is received at its inverted set input terminal and the actual internal pulse signal is transmitted at its inverted reset input terminal. A set-reset type flip-flop that receives a typical inverted delay signal is provided, and the substantial non-inverted output signal is supplied to the gates of the second and third MOSFETs, so that the pulse width of the input clock signal is maximized. Even in this case, an effect that a stable internal clock signal can be generated without generating an erroneous pulse can be obtained.
(3) According to the above items (1) and (2), it is possible to obtain an effect that the operation of the synchronous DRAM and the computer system including the synchronous DRAM can be speeded up and stabilized.
[0048]
As mentioned above, the invention made by the present inventor has been specifically described based on the embodiments. However, the present invention is not limited to the above embodiments, and various modifications can be made without departing from the scope of the invention. Needless to say. For example, in FIG. 1, the synchronous DRAM can take an arbitrary bit configuration such as × 4 bits, × 16 bits, or × 32 bits, and can include an arbitrary number of banks. In addition, the memory arrays MARY of the banks BNK0 and BNK1 can include an arbitrary number of redundant elements, and can be divided into a plurality of mats including its direct peripheral circuit. Furthermore, the block configuration of the synchronous DRAM can take various embodiments, and the names and combinations of the start control signal and the internal control signal, their effective levels, and the like are not restricted by this embodiment.
[0049]
2 and 4, the specific configurations of the pulse generation circuit PG and the clock buffer CB adopt various embodiments as long as the same logic condition is obtained, and the polarity and absolute value of the power supply voltage and the conductivity type of the MOSFET. The same applies to. 3 and 4 and FIGS. 6 and 7, the effective levels of the clock signal CLK and each internal pulse signal, the specific time relationship thereof, and the like are not limited by these embodiments. In FIG. 8, the computer can include various other functional blocks, and the block configuration and bus configuration are arbitrary.
[0050]
In the above description, the case where the invention made mainly by the present inventor is applied to a synchronous DRAM as a field of use as a background and a computer including the same has been described, but the present invention is not limited thereto. The present invention can also be applied to various synchronous memories and logic integrated circuit devices including a similar clock buffer CB and various digital systems including these. The present invention can be widely applied to a semiconductor device including a one-shot pulse generation circuit in at least a clock transmission path and a device or system including such a semiconductor device.
[0051]
【The invention's effect】
The effects obtained by the representative ones of the inventions disclosed in the present application will be briefly described as follows. That is, in a synchronous DRAM or the like that operates synchronously according to a clock signal, a clock buffer one-shot pulse generation circuit includes an N-channel first MOSFET that receives an input clock signal, a power supply voltage of the circuit, and a drain of the first MOSFET. A second P-channel type MOSFET that receives a substantial delay signal of the internal pulse signal at the drain of the first MOSFET at its gate, a source of the first MOSFET, and a ground potential of the circuit An N-channel third MOSFET that is provided in between and receives a substantial delay signal of the internal pulse signal at its gate is basically configured.
[0052]
When the pulse width of the input clock signal is on the maximum value side, a set that receives a substantial input clock signal at its inverted set input terminal and a substantial inverted delay signal of the internal pulse signal at its inverted reset input terminal A reset flip-flop is provided to supply a substantially non-inverted output signal to the gates of the second and third MOSFETs. As described above, the configuration of the one-shot pulse generation circuit serving as the center of the clock buffer can be simplified, the input capacitance is only the gate capacitance of the first MOSFET, and the driving capability is increased by that amount, so that the clock of the pulse generation circuit can be increased. It is possible to reduce the number of required logical stages in the transmission path. Further, even when the pulse width of the input clock signal is on the maximum value side, a stable internal clock signal is generated without generating an erroneous pulse, and the operation and speed of the operation of the synchronous DRAM and the computer system including the same are increased. Can be achieved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing an embodiment of a synchronous DRAM to which the present invention is applied.
FIG. 2 is a circuit diagram showing a first embodiment of a clock buffer included in the synchronous DRAM of FIG. 1;
3 is a signal waveform diagram showing an embodiment when the clock pulse width of the clock buffer of FIG. 2 is minimum. FIG.
4 is a signal waveform diagram showing an embodiment when the clock pulse width of the clock buffer of FIG. 2 is maximum. FIG.
FIG. 5 is a circuit diagram showing a second embodiment of the clock buffer included in the synchronous DRAM of FIG. 1;
6 is a signal waveform diagram showing one embodiment when the clock pulse width of the clock buffer of FIG. 5 is minimum. FIG.
7 is a signal waveform diagram showing an embodiment when the clock pulse width of the clock buffer of FIG. 5 is maximum. FIG.
8 is a system configuration diagram showing an embodiment of a computer including the synchronous DRAM of FIG. 1. FIG.
FIG. 9 is a circuit diagram showing an example of a clock buffer included in a synchronous DRAM developed by the present inventors prior to the present invention.
[Explanation of symbols]
BNK0 to BNK1 ... Bank, MARY ... Memory array, RD ... Row address decoder, SA ... Sense amplifier, CD ... Column address decoder, WA ... Write amplifier, MA ... Main amplifier, AB ... Address buffer , RA: Row address register, BS: Bank selection circuit, CC: Column address counter, MR: Mode register, IB: Data input buffer, OB: Data output buffer, CB: Clock buffer, TG ... ... Timing generation circuit, D0 to D7 ... Data input / output terminal, CSB ... Chip selection signal input terminal, RASB ... Row address strobe signal input terminal, CASB ... Column address strobe signal input terminal, WEB ... Write enable signal Input terminal, DQM ... Data mask signal input terminal , CLK ...... clock signal input terminal, CKE ...... clock enable signal input terminal, A0~A11 ...... address input terminal.
IC1 to IC4 ... input circuit, PG ... pulse generation circuit, P1 to P3 ... P channel MOSFET, N1 to N4 ... N channel MOSFET, V1 to VI ... inverter, NA1 to NA4 ... NAND gate, DL ... Delay circuit.
SRFF …… Set-reset flip-flop.
CPU ... Central processing unit, SBUS ... System bus, RAM ... Random access memory, ROM ... Read only memory, DPYC ... Display control unit, FLM ... Frame memory, DPY ... Display device, PERC ... Peripheral Device controller, KBD ... Keyboard, EXM ... External storage device, POWS ... Power supply device.
Claims (4)
前記第1インバータは、そのゲートが前記第1入力ノードに接続される第1MOSFETと、第1電位と前記第1MOSFETとの間に接続されるソース・ドレイン経路と前記第2入力ノードに接続されるゲートとを有する第2MOSFETと、前記第1電位より小さい第2電位と前記第1MOSFETとの間に接続されるソース・ドレイン経路と前記第2入力ノードに接続されるゲートとを有する第3MOSFETを含み、
前記第2パルス信号は、前記遅延回路を介して伝達された信号であり、
前記フリップフロップ回路は、前記第1パルス信号によりセットされ、前記遅延回路から入力された信号によりリセットされることを特徴とする半導体装置。A first inverter having a first input node for receiving a first pulse signal; a second input node for receiving a second pulse signal; and a first output node for outputting a third pulse signal; and the third pulse. A delay circuit to which a signal is input; a third input node to which the first pulse signal is input; a fourth input node connected to the delay circuit; and a second output node for outputting the second pulse signal; A flip-flop circuit having a clock buffer,
The first inverter has a gate connected to the first input node, a source / drain path connected between the first potential and the first MOSFET, and the second input node. A second MOSFET having a gate; and a third MOSFET having a second potential lower than the first potential and a source / drain path connected between the first MOSFET and a gate connected to the second input node. ,
Said second pulse signal, Ri signal der transmitted through the delay circuit,
The semiconductor device, wherein the flip-flop circuit is set by the first pulse signal and is reset by a signal input from the delay circuit .
前記フリップフロップ回路は、前記第3入力ノードに接続される第2インバータを更に有し、
前記第2インバータを構成するMOSFETのサイズは、前記第1MOSFETのサイズより小さいことを特徴とする半導体装置。In claim 1 ,
The flip-flop circuit further includes a second inverter connected to the third input node,
A semiconductor device characterized in that the size of the MOSFET constituting the second inverter is smaller than the size of the first MOSFET.
前記クロックバッファは、前記第1パルス信号及び第2パルス信号に基づいて前記第3パルス信号を出力することを特徴とする半導体装置。In any one of Claim 1 to 2 ,
The semiconductor device, wherein the clock buffer outputs the third pulse signal based on the first pulse signal and the second pulse signal.
前記半導体装置は、シンクロナスDRAMであり、
前記クロックバッファは、前記第1パルス信号を受けて前記第3パルス信号を前記シンクロナスDRAMの各部に供給することを特徴とする半導体装置。In any one of Claim 1 to 3 ,
The semiconductor device is a synchronous DRAM,
The semiconductor device, wherein the clock buffer receives the first pulse signal and supplies the third pulse signal to each part of the synchronous DRAM.
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