JP3618470B2 - ディッケル付tダイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシート状物品の押出成形のために押出機の下端に接続されるディッケル付Tダイ(以下、Tダイと略称する。)に係り、特に、Tダイ内部の清掃が容易化されたTダイに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばフィルムを始めとするシート状物品を押出成形するための押出機においては、下端にTダイを接続し、溶融樹脂をこのTダイを介して押し出すことにより、均一な幅及び厚さを有する平板状の成形品を得ている。Tダイの構造の例を図6ないし図8に示す。
【0003】
図6ないし図8はTダイの一例を示すもので、図6及び図7はそれぞれTダイの側面図および断面図、図8はTダイ端部の拡大断面図である。符号1はダイ本体で、このダイ本体1は、シート状物品の幅方向に延設された前後一対の部材からなり、これらの部材間には、マニホールド2と呼称される空間が形成されている。マニホールド2は、図7に示すように、端面視して略円形状断面を有する上部2aと、上部2aから、前後方向の厚さ一となるよう平行に垂下し、ダイ本体1の下端に開口するスリット状のランド部2bとから構成されている。また、マニホールド2の上方には、マニホールド2に連通する樹脂注入口3が形成されている。
【0004】
ダイ本体1の下端からは、一対のリップ部4が、前後からシート状物品の厚さ方向中央部に向けそれぞれ突出し、これらリップ部4により、ランド部2bの下方に、前後方向に所定間隔で離間するスリット5が形成されている。また、ダイ本体1の下部は、下方に向け所定の角度をなす楔状に成形され、かつリップ部4は、その摺動面4aにて、上記楔状をなすダイ本体1下部の壁面1aに沿って上下動自在とされ、その結果、壁面1aに沿ったリップ部4の上下動により、スリット5の前後方向の間隔(すなわち成形品の厚さ)が調整可能となっている。更に、リップ部4のうち、スリット5を形成する部分は、ランド部2bと平行に垂下する垂下面4bとされている。
【0005】
ダイ本体1およびリップ部4の両端はそれぞれサイドプレート6により閉鎖され、かつマニホールド2内には、一対のディッケル7が、両端側からマニホールド2の長手方向に沿って摺動自在にそれぞれ挿入されている。このディッケル7は、マニホールド2と略同一断面を有したままサイドプレート6を貫通してダイ本体1の両端側にそれぞれ延設され、その結果、ディッケル7は、図6に示すように、ダイ本体1の両端から左右にそれぞれ突出している。
【0006】
また、図8に示すように、ディッケル7の上端部には、Tダイの両端側からディッケル7の長手方向に沿って所定深さのネジ穴8がそれぞれ形成されている。これらのネジ穴8には、送りネジ9が、Tダイの両端側からそれぞれ螺合され、この送りネジ9の回動により、マニホールド2内におけるディッケル7の摺動が可能となっている。なお、符号10は、樹脂の漏洩防止のためにサイドプレート6とディッケル7との間に配設されたシール材である。
【0007】
溶融した樹脂は、押出機により樹脂注入口3からマニホールド2内に供給され、更にスリット5から押し出されることにより、スリット5の幅に応じた均一の厚さと、上記一対のディッケル7の先端間の距離に応じた均一の幅とを有するシート状の成形品が製造される。更に、必要に応じ、スリット5の幅及び/または上記一対のディッケル7の先端間の距離を変更することにより、同一のダイ本体1を用いて、厚さ及び/または幅の異なる成形品が得られる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マニホールド2内におけるディッケル7の円滑な摺動のため、マニホールド2の内壁とディッケル7の表面との間には若干のクリアランスが存在する。従って、成形終了後、マニホールド2内には、このクリアランスに流入した樹脂が残留するが、上記従来のTダイの場合、通常は樹脂流の動圧を利用したパージ作用でこの残留樹脂を排出、除去している。
【0009】
しかしながら、流動性が低下した残留樹脂の除去には多量の樹脂を必要とし、特に、幅の狭い成形品を成形した後、幅の広い成形品を成形する場合、あるいは樹脂の種類を変える場合等には、長時間にわたるパージ作業が必要となる。その結果、上記従来のTダイにおいては、パージ作業に使用される無駄な樹脂量(パージ量)が多く、成形品の成形コストが上昇するという問題が生じていた。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、マニホールド2内に残留する樹脂の、容易かつ効率的な除去をその目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、シート状をなす成形品の幅方向に延設された前後一対の部材間に溶融樹脂を貯留するマニホールドが形成されたダイ本体と、上記マニホールドの下方に上記ダイ本体の長手方向に沿って延設されて上記溶融樹脂を排出する開口と、上記マニホールドの両端から、上記マニホールド内に、その長手方向に沿って気密的かつ摺動自在に挿通された一対のディッケルと、上記ダイ本体の両端を閉鎖し、かつ上記ディッケルが挿通された一対のサイドプレートとを有するディッケル付Tダイにおいて、
上記サイドプレートの両端側に、上記ディッケルをその長手方向に沿ってそれぞれ上記サイドプレートの外側に引き出す引き出し機構と、上記サイドプレートの外側に引き出された上記ディッケルを上記引き出し機構ごと移動させ、上記マニホールドの端面を露出させる移動機構とを有することをその特徴としている。
【0012】
ここで、上記移動機構により上記マニホールドの端面を露出させる場合には、例えば、上記ディッケルをその長手方向と平行な軸回りに回転させる、上記ディッケルをその長手方向と直交する軸回りに回転させる、あるいは、上記ディッケルをその長手方向と直交する方向に平行移動させる等の方法が使用される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき、本発明の実施形態について更に詳しく説明する。なお、本発明のTダイは、上記図6ないし図8に示すTダイに、ディッケル7の引き出し機構と移動機構とを付加したことをその特徴とするものであるため、それ以外の構成については、上記図6ないし図8に示すTダイと同一の符号を付してその説明を省略する。
【0014】
図1ないし図3は本発明に係るTダイの構造の例を示すもので、図1及び図2はそれぞれTダイ端部の側面図および正面図、図3はTダイ端部の構造を模式的に示す図である。図中符号21は、後述するアームに支持されてサイドプレート6の両端面にそれぞれ外側から当接された左右一対のベースで、かつベース21には、マニホールド2と連通する開口21aが形成されている。更に、ベース21からは、前後一対のステー22が、それぞれダイ本体1の長手方向に沿って外側に延設され、かつステー22の先端には、ケース23,24が支持されている。
【0015】
符号25は、ベース21とケース23,24との間にダイ本体1の長手方向に沿って延設された前後一対のガイド軸25で、これらガイド軸25間には、ディッケル7の基端部を支持するディッケルホルダ26が、ガイド軸25に沿って摺動自在に支持されている。また、ガイド軸25の全長は、ディッケルホルダ26を最も外側に位置させた場合、ディッケル7の先端がマニホールド2から抜けて開口21a内に位置するよう設定されている。
【0016】
符号27a,27bは、ケース23に同一の水平な軸回りに回転自在に支持された前後一対のギヤ軸で、これらギヤ軸27a,27bの先端には、ベベルギヤ28,29が互いに対向するよう取り付けられている。また、符号30は、ケース24の上部にダイ本体1の長手方向に沿って回転自在に支持されたギヤ軸で、その先端には、ベベルギヤ28,29の双方に側方から螺合するベベルギヤ31が取り付けられ、これらベベルギヤ28,29,31の螺合により、ギヤ軸27a,27b,30が互いに連動して回転自在とされている。更に、これらのギヤ軸27a,27b,30の基端部はいずれもケース23,24から突出し、かつこれら基端部には、必要に応じ、ハンドル41が取り付け自在とされている。
【0017】
また、ケース24の下部には、ディッケル7のネジ穴8に螺合された送りネジ9の基端部が、その軸回りに回転自在に支持されている。更に、ギヤ軸30と送りネジ9とは、ケース24内にてギヤ軸30及び送りネジ9にそれぞれ取り付けられた平歯車32,33の螺合により、連動して回転自在とされている。そして、上記ベース21ないし平歯車33から、引き出し機構34が概略構成されている。
【0018】
一方、符号51はサイドプレート6の上部にそれぞれ固定された左右一対のベースで、かつベース51には、ダイ本体1の長手方向に沿って外側にそれぞれ延設されたロッド52の基端部が、その軸回りに回転自在に支持されている。また、ロッド52の先端には、アーム53が取り付けられ、かつこのアーム53の下端は、上記引き出し機構34のステー22に上方から固定されている。その結果、引き出し機構34は、例えば図2中矢印Aに示すように、ベース51に、アーム53及びステー22を介してロッド52の軸回りに回転自在に支持される。
【0019】
符号54は、ベース51の上部にダイ本体1の長手方向に沿って回転自在に支持されたギヤ軸、符号55は、ベース51にギヤ軸54と垂直かつ水平な軸回りに回転自在に支持されたギヤ軸である。このうち、ギヤ軸54とロッド52とは、ギヤ軸54及びロッド52にそれぞれ取り付けられた平歯車56,57の螺合により連動して回転自在とされ、かつギヤ軸55とロッド52とは、ギヤ軸55に形成されたウォーム58とロッド52に取り付けられたウォームホイール59との螺合により連動して回転自在とされている。そして、上記ベース51ないしウォームホイール59から、移動機構60が概略構成されている。また、ギヤ軸54の先端及びギヤ軸55の両端には、必要に応じ、ハンドル41が取り付け自在とされている。
【0020】
次に、上記構成を有する引き出し機構34及び移動機構60の動作について以下に説明する。
【0021】
ディッケル7は、通常、その先端がダイ本体1の両端側からベース21の開口21aを介してそれぞれマニホールド2内に挿入された状態でディッケルホルダ26に支持されている。成形品の幅を変更する場合には、まず、ギヤ軸27a,27b,30のいずれか(最も操作しやすい位置にあるもの)にハンドル41を取り付け、ギヤ軸27a(または27bもしくは30)を回転させる。
【0022】
すると、ベベルギヤ28,29,31が回転して(ギヤ軸30を回した場合には直接)ギヤ軸30が回転し、それに伴い平歯車32が回転する。平歯車32の回転は平歯車33を介して送りネジ9に伝達され、送りネジ9が回転して、ディッケル7がマニホールド2内をその長手方向に沿って摺動する。
【0023】
一方、マニホールド2とディッケル7との間に残留する樹脂を除去する場合には、まず、ディッケルホルダ26が最も外側に位置するまでギヤ軸27a(または27bもしくは30)を回転させる。すると、図1に示すように、ディッケル7がマニホールド2から抜けて、引き出し機構34内に収容される。
【0024】
ディッケル7がマニホールド2から抜けたら、ギヤ軸54またはギヤ軸55の一方の端部(最も操作しやすい位置にあるもの)にハンドル41を取り付け、ギヤ軸54(または55)を回転させる。すると、平歯車56またはウォーム58が回転し、かつこの回転は、平歯車57またはウォームホイール59を介してロッド52に伝達され、ロッド52が回転する。
【0025】
ここで、ロッド52はアーム53を介して引き出し機構34のステー22に固定されているため、ロッド52の回転に伴い、引き出し機構34が、図2中矢印Aに示すようにロッド52を中心として回転する。そして、図2中符号Bで示すように、マニホールド2の端面が露出するまで引き出し機構34が回転した状態で、ロッド52の回転を停止させ、マニホールド2内に残留する樹脂を、スクレーパ等の掃除用具を用いて除去する。除去が終了した場合には、上記操作を逆に行うことにより、新たな樹脂が成形可能となる。
【0026】
このように、本発明によれば、マニホールド2内に残留する樹脂を、樹脂流の動圧を利用したパージ作業等を行うことなく除去することが可能となるため、パージ作業に使用される樹脂が節約される。しかも、樹脂の除去作業は、引き出し機構34内にディッケル7を収容した後、移動機構60にてディッケルを回転させるという簡単な操作で実施可能である。すなわち、本発明によれば、マニホールド2内に残留した樹脂を、容易かつ効率的に除去することができる。
【0027】
本発明に係る他のTダイの構造の例を図4及び図5に示す。このTダイは、上記移動機構60に代え、以下に説明するような移動機構を備えている。符号71はサイドプレート6の上部にそれぞれ固定された左右一対のベースで、かつベース71には、ダイ本体1の長手方向と垂直かつ水平に延設されたロッド72が、その軸回りに回転自在に支持されている。また、ロッド72には、アーム73が取り付けられ、かつこのアーム73の下端は、上記引き出し機構34のステー22に上方から固定されている。その結果、引き出し機構34は、例えば図4中矢印Cに示すように、ベース71に、アーム73及びステー22を介してロッド72の軸回りに回転自在に支持される。
【0028】
符号74は、ベース71の下部にロッド72と平行な軸回りに回転自在に支持されたギヤ軸で、その一端にはベベルギヤ75が取り付けられ、かつ他端には、必要に応じ、ハンドル41が取り付け自在とされている。また、符号76は、その側面がロッド72の側面に内側(ダイ本体1側)から直交し、かつその下端がギヤ軸74の一端と直交するよう、ベース71に、鉛直方向に延びる軸回りに回転自在に支持されたギヤ軸である。ギヤ軸76の下端には、ベベルギヤ75に上方から螺合するベベルギヤ77が取り付けられ、これらベベルギヤ75,77の螺合により、ギヤ軸74,76が互いに連動して回転自在とされている。
【0029】
一方、ギヤ軸76とロッド72とは、ギヤ軸76に形成されたウォーム78とロッド72に取り付けられたウォームホイール79との螺合により連動して回転自在とされている。そして、上記ベース71ないしウォームホイール79から、移動機構80が概略構成されている。
【0030】
上記構成を有する移動機構80の動作について以下に説明する。まず、図4に示すように、ディッケル7が引き出し機構34内に収容された状態で、ギヤ軸74にハンドル41を取り付け、ギヤ軸54を回転させる、すると、ベベルギヤ75,77が回転してギヤ軸76及びウォーム78が回転し、かつこの回転は、ウォームホイール79を介してロッド72に伝達され、ロッド72が回転する。
【0031】
ここで、ロッド72はアーム73を介して引き出し機構34のステー22に固定されているため、ロッド72の回転に伴い、引き出し機構34が、図4中矢印Cに示すようにロッド72を中心として上方に回転する。そして、図5に示すように、マニホールド2の端面が露出するまで引き出し機構34が上方に回転した状態で、ロッド72の回転を停止させ、マニホールド2内に残留する樹脂を、スクレーパ等を用いて除去する。除去が終了した場合には、上記操作を逆に行うことにより、新たな樹脂が成形可能となる。すなわち、上記移動機構80を有するTダイにおいても、上記図1ないし図3に示すTダイと同様、マニホールド2内に残留した樹脂を、容易かつ効率的に除去することができる。
【0032】
なお、図示はしていないが、移動機構に例えばラックとピニオン等の連動機構を適用することにより、引き出し機構34を、ダイ本体1の長手方向と直交する方向(例えば図2中矢印D方向)に平行移動させ、マニホールド2の端面を露出させてもよい。
【0033】
また、マニホールド2内における残留樹脂の除去に先立ち、図1及び図4に示すような、ディッケル7が引き出し機構34内に収容された状態で、ディッケル7に付着した残留樹脂を除去することも可能である。ディッケル7の周囲に当接するスクレーパをベース21に取り付け、引き出し機構34を用いてディッケル7をマニホールド2から引き抜く際に、このスクレーパにてディッケル7の周囲に付着した残留樹脂をこそげ取ることにより、ディッケル7を清掃してもよい。
【0034】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明によれば、マニホールド内に残留する樹脂を、樹脂流の動圧を利用したパージ作業等を行うことなく除去することが可能となるため、パージ作業に使用される樹脂が節約される。しかも、樹脂の除去作業は、引き出し機構内にディッケルを収容した後、移動機構にてディッケルを移動させるという簡単な操作で実施可能である。すなわち、本発明によれば、マニホールドに残留した樹脂を、容易かつ効率的に除去することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るTダイの構造の例を示すTダイの端部近傍の矢印Iに沿った側面図である。
【図2】本発明に係るTダイの構造の例を示す矢印IIに沿った正面図である。
【図3】本発明に係る引き出し機構及び移動機構の構造の例を示す模式図である。
【図4】本発明に係るTダイの構造の例を示すTダイの端部近傍の側面図である。
【図5】本発明に係るTダイの構造の例を示すTダイの端部近傍の側面図である。
【図6】Tダイの構造の例を示す矢印VIに沿った側面図である。
【図7】Tダイの構造の例を示すVII−VII線に沿った断面図である。
【図8】Tダイの構造の例を示す、Tダイの端部近傍の断面図である。
【符号の説明】
1 ダイ本体
2 マニホールド
6 サイドプレート
7 ディッケル
34 引き出し機構
60,80 移動機構

Claims (4)

  1. シート状をなす成形品の幅方向に延設された前後一対の部材間に溶融樹脂を貯留するマニホールドが形成されたダイ本体と、上記マニホールドの下方に上記ダイ本体の長手方向に沿って延設されて上記溶融樹脂を排出する開口と、上記マニホールドの両端から、上記マニホールド内に、その長手方向に沿って気密的かつ摺動自在に挿通された一対のディッケルと、上記ダイ本体の両端を閉鎖し、かつ上記ディッケルが挿通された一対のサイドプレートとを有するディッケル付Tダイにおいて、
    上記サイドプレートの両端側に、上記ディッケルをその長手方向に沿ってそれぞれ上記サイドプレートの外側に引き出す引き出し機構と、上記サイドプレートの外側に引き出された上記ディッケルを上記引き出し機構ごと移動させ、上記マニホールドの端面を露出させる移動機構とを有することを特徴とするディッケル付Tダイ。
  2. 上記移動機構が、上記ディッケルをその長手方向と平行な軸回りに回転させることにより、上記マニホールドの端面を露出させていることを特徴とする請求項1記載のディッケル付Tダイ。
  3. 上記移動機構が、上記ディッケルをその長手方向と直交する軸回りに回転させることにより、上記マニホールドの端面を露出させていることを特徴とする請求項1記載のディッケル付Tダイ。
  4. 上記移動機構が、上記ディッケルをその長手方向と直交する方向に平行移動させることにより、上記マニホールドの端面を露出させていることを特徴とする請求項1記載のディッケル付Tダイ。
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