JP3617968B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は機器本体と、この機器本体に開閉可能に枢支された機器カバーを有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型のノート型パソコン(パーソナルコンピュータ)は、キーボードを備えた機器本体に、液晶ディスプレイを備えた機器カバーを開閉可能(回動可能)に枢支して設けたものである。機器カバーは右端部と左端部の両方が機器本体に枢支されるが、携帯型のノート型パソコンが小型であることから実装スペースーの関係上、機器カバーの一方の端部、例えば右端部を枢支軸を用いて支持し、他方の端部、例えば左端部はボスと孔の組合せなどの簡易な構成で支持している。すなわち、機器カバーの枢支部の実装は片持ち方式である。また、機器カバーは機器本体から開いた状態を保持するために、枢支軸にばね座金などの部材を設けて機器カバーに対して開いた位置に保持する力を加えている。
【0003】
そして、このノート型パソコンでは、機器カバーを機器本体を閉じる位置へ回動すると、機器カバーの右端部に加えられた力によるスプリングバックの作用により、機器カバーが閉じる位置に静止できず閉じる位置から離れた位置で停止する。
【0004】
そこで、機器カバーが機器本体を閉じた位置にある時に、機器カバーを機器本体に掛け止めして閉じる位置に保持するために、機器カバーおよび機器本体の右端部と左端部に夫々掛け止め手段が設けられている。この掛け止め手段は、機器カバーの端部に往復移動可能に設けられ機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する掛け止め部材およびこの掛け止め部材に一方の向き(掛け止め向き)に弾性力を加える掛け止めばねと、機器本体の端部に設けられ機器カバーを機器本体に対して閉じた時に掛け止めばねに押された掛け止め部材の掛け止め爪が係合する受け部材とを有するものである。
【0005】
すなわち、機器カバーを閉じる位置に回動すると、掛け止め部材の掛け止め爪が機器本体の受け部材に当たって掛け止めばねの力に抗して他の向きに移動した後に、掛け止めばねに押されて再び一方の向きに移動して受け部材と係合する。
【0006】
機器カバーを開く場合には、例えば左手で機器本体を持ち、右手の指を機器カバーの外面部に接触させて機器カバーに開く向きに力を加える。そうすると、掛け止め部材も機器カバーと一緒に移動して、掛け止め爪が掛け止めばねの力に抗して他方の向き移動して機器本体の受け部材から外れる。
【0007】
また、機器カバーの両端部の外面部には、指掛かり体(セレーション)を形成して、指が機器カバーにかかるようにして機器カバーの開放を容易にしている。従来は機器カバーの外面から同じ高さで突出する複数個の指掛かり体を機器カバー外面に形成している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
機器カバーを開く場合に、両方の手の指で機器カバーの両端部の外面前縁部を開く向きに押すと、機器カバーの右端部は手の力に加わってスプリングバックが作用して掛け止め部材が機器本体の受け部材から容易に外れる。これに対して機器カバーの左端部はスプリングバックが加わらず、機器カバーの右端部に比較して掛け止め部材が機器本体の受け部材から外れにくく外れる動作が遅れる。このため、機器カバーは機器本体から開く場合に右端部と左端部が不均等な状態で動いて機器カバーを開きにくい問題がある。
【0010】
本発明は、機器カバーを機器本体に掛け止めする手段を改良して閉じる位置にある機器カバーを機器本体から開く操作の操作性を高めた電子機器を提供することを目的する。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明の電子機器は、一端部と他端部とを有する機器本体と、座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第1の受け部材と、前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第2の受け部材とを具備し、前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪は、前記第1の受け部材に掛け止めする掛け止め面を有しているとともに、前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪は、前記第2の受け部材に掛け止めする掛け止め面を有しており、前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面は、閉じた位置にある前記機器カバーに対して開く向きへ力を加える時に、前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面と比較して小さい力で前記第2の受け部材から外れるように、前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面と比較して水平線に対する傾斜角度が大きくなっている。
【0013】
請求項2の発明の電子機器は、一端部と他端部とを有する機器本体と、座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第1の受け部材と、前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第2の受け部材とを具備し、前記第2の掛け止め部材を押す前記第2の掛け止めばねのばね力は、前記第1の掛け止め部材を押す前記第1の掛け止めばねのばね力と比較して小さく設定されている。
【0014】
請求項3の発明の電子機器は、一端部と他端部とを有する機器本体と、座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する受け面を有する第1の受け部材と、
前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する受け面を有する第2の受け部材とを具備し、前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪と係合する前記第2の受け部材は、閉じた位置にある前記機器カバーに対して開く向きへ力を加える時に前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪と係合する第1の受け部材と比較して小さな力で前記第2の掛け止め爪が外れるように、その受け面を円弧面としている。
【0016】
請求項1ないし請求項の発明によれば、機器カバーを機器本体から開く時に、枢支軸で枢支されていない端部に設けられた掛け止め手段による機器カバーの掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め手段による機器カバーの掛け止めと同様に容易に外して、機器カバーを両端部が均等な状態で容易に開くことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態について図1ないし図8を参照して説明する。この実施の形態の電子機器は、携帯型のノート型パソコンを対象にしたものである。図1はこの実施の形態の電子機器において機器カバーを開いた状態を示す斜視図、図2は電子機器において機器カバーを開く状態を示す斜視図、図3は電子機器において機器カバーを開いた状態を示す正面図、図4は電子機器において機器カバーを開いた状態を示す平面図である。図4では機器カバーの内面板を外した状態を示している。
【0020】
図において1は機器本体、2は機器カバーである、機器本体1は四角いノート形をなすケースで、ベース11とカバー12とを組合せて構成されており、カバー12にはキーボード13が設けられているとともに内部には図示しないが回路基板などの必要な部品が設けられている。
【0021】
機器カバー2は機器本体1と同じ大きさの四角いノート形をなすケースで、外面板14と内面板15とを組合せて構成されている。内面板15は後述するように機器本体1を閉じる位置にある時に機器本体1に面するもので、四角いフレーム形をなしている。機器カバー2は内面板15に囲まれて液晶ディスプレイ16が設けられている。
【0022】
機器カバー2は右端部(一端部)2aと左端部(他端部)2bの各後縁部が、機器本体1の後縁部に枢支されて水平な軸線を中心として回動可能に設けられている。すなわち、機器カバー2は倒伏して機器本体1のキーボード13を設けた内面部を覆って閉じる位置と、起立して機器本体1を開く位置との間を回動するように設けられている。機器カバー2は右端部(一端部)2aの後縁部は、図4に示すように機器カバー2に設けた軸支え18と機器本体1に設けた軸支え19に水平に設けた枢支軸17により枢支されている。枢支軸17にはばね座金20が設けられ、このばね座金20により機器カバー2に対して開く向きに力を加え且つ開いた位置に保持する力を加えるようになっている。機器カバー2の左端部は例えば機器カバー2に設けたボス21と機器本体1に設けたボス22との嵌合に枢支されている。すなわち、機器カバー2の左端部は簡易な構成で枢支され、機器カバー2の枢支部の実装は右端部による片持ちとなっている。
【0023】
機器カバー2の右端部2aの前部とこれに対応する機器本体1の右端部の前部に亘って第1の掛け止め手段31が設けられ、機器カバー2の左端部2bの前部とこれに対応する機器本体1の左端部の前部に亘って第2の掛け止め手段32が設けられている。これら両方の掛け止め手段31、32は、閉じる位置にある機器カバー2を機器本体1に対して掛け止めものである。
【0024】
ノート型パソコンの右端部に位置する第1の掛け止め手段31について図5および図6を参照して説明する。図5はノート型パソコンにおける第1の掛け止め手段を示す図3Z−Z線に沿う断面図、図6はノート型パソコンにおける第1の掛け止め部材を示す図である。図6はハッチングを省略している。
【0025】
第1の掛け止め手段31は、掛け止め爪42を有する掛け止め部材(第1の掛け止め部材)41と、掛け止めばね(第1の掛け止めばね)43および受け部材(第1の受け部材)48を有している。
【0026】
掛け止め部材41は、機器カバー2の右端部の前部において外面板14と内面板15とで形成される空間部に配置されている。この掛け止め部材41は一端部41a、他端部41bおよびこれら各端部に挟まれた中間部41cを有している。掛け止め部材41は例えば外面板14に機器カバー前後方向に沿って形成された直線をなす案内溝44に嵌合されて機器カバー前後方向に沿って往復直線移動可能に支持されている。案内溝44の後端および前端にはストッパ45aとストッパ45bが夫々形成されて掛け止め部材41の移動を規定している。
【0027】
掛け止め部材41の中間部41cに圧縮コイルばねを用いた掛け止めばね43が掛け止め部材41の移動方向(機器カバー前後方向)に沿って配置され、この掛け止めばね43は外面板14に形成されたばね受け46と一端部41aとで支持されて掛け止め部材41に対して機器カバー後部向き(掛け止め向き、図示右向き)Aに向けたばね力を作用している。これにより掛け止め部材41は掛け止めばね43により機器カバー後部向き(掛け止め向き)へ向けて押されるとともにストッパ45aに衝突して移動を規定されている。
【0028】
掛け止め部材41は中間部41cから各端部41a、41bとは反対向き(下向き)に(掛け止め部材移動方向に対して)直角に延びる掛け止め爪42が一体に形成され、この掛け止め爪42は内面板15に機器カバー前後方向に沿って形成された長孔47を通して機器カバー2の外側(図示下側)へ突出している。この掛け止め爪42は、機器ケース後部側縁部(図示右側縁部)において内面板15に近い部分(図示上部)には、上から下にかけて機器ケース前部から後部に向けて傾斜する掛け止め面42aが形成されている。この掛け止め面42aは、掛け止め爪42が後述する機器本体1に設けた受け部材48に掛け止めするものである。
【0029】
掛け止め爪42は、機器ケース後部側縁部(図示右側縁部)において内面板15から離れた部分(図示下部)には、上から下にかけて機器ケース後部から前部に向けて傾斜する案内面42bが形成されている。この案内面42bは、掛け止め爪42が受け部材48に掛け止めする際に掛け止め爪42を案内をするものである。
【0030】
受け部材48は機器カバー2に設けられた掛け止め部材41に対応して機器本体1に設けられている。例えば、機器本体1のカバー12の右端部の前部において受け部材48が一体に形成されている。この受け部材48は、機器本体1の前後方向に沿った長孔49を有する筒体をなすもので、筒体の周壁は機器本体1の厚さ方向に沿って内部へ向けて延びるものである。受け部材48の長孔49は掛け止め部材41の掛け止め爪42が移動可能に挿入されるもので、筒体周壁は掛け止め爪42の各面42a、42bが接触する。すなわち、筒体周壁の機器本体後部側端部(図示右側端部)において外縁部(図示上縁部)は掛け止め爪42の案内面42bが接触する案内面48aであり、内縁部(図示下縁部)は掛け止め爪42の掛け止め面42aが接触する受け面48bとなる。この案内面48aは垂直な周面と水平な端面とが直角に交差するものである。この受け面48aは、垂直な周面と水平な端面とが直角に交差するものである。
【0031】
このノート型パソコンの左端部に位置する第2の掛け止め手段32について図7および図8を参照して説明する。図7はノート型パソコンにおける第2の掛け止め手段32を示す図3Y−Y線に沿う断面図、図8はノート型パソコンにおける第2の掛け止め部材を示す図である。図6はハッチングを省略している。
【0032】
第2の掛け止め手段32は、掛け止め爪52を有する掛け止め部材(第2の掛け止め部材)51と、掛け止めばね(第2の掛け止めばね)53および受け部材(第2の受け部材)58を有している。
【0033】
掛け止め部材51は、機器カバー2の右端部の前部において外面板14と内面板15とで形成される空間部に配置されている。この掛け止め部材51は一端部51a、他端部51bおよびこれら各端部に挟まれた中間部51cを有している。掛け止め部材51は例えば外面板14に機器カバー前後方向に沿って形成された直線をなす案内溝54に嵌合されて機器カバー前後方向に沿って往復直線移動可能に支持されている。案内溝54の後端および前端にはストッパ55aとストッパ55bが夫々形成されて掛け止め部材51の移動を規定している。
【0034】
掛け止め部材51の中間部51cには圧縮コイルばねを用いた掛け止めばね53が掛け止め部材51の移動方向(機器カバー前後方向)に沿って配置され、この掛け止めばね53は外面板14に形成されたばね受け56と一端部51aとで支持されて掛け止め部材51に対して機器カバー後部向き(掛け止め向き、図示右向き)Aに向けたばね力を作用している。これにより掛け止め部材41は掛け止めばね53により機器カバー後部向き(掛け止め向き)へ向けて押されるとともにストッパ55aに衝突して移動を規定されている。
【0035】
掛け止め部材51は中間部51cから各端部51a、51bとは反対向き(下向き)に(掛け止め部材移動方向に対して)直角に延びる掛け止め爪52が一体に形成され、この掛け止め爪52は内面板15に機器カバー前後方向に沿って形成された長孔57を通して機器カバー2の外側(図示下側)へ突出している。この掛け止め爪52は、機器ケース後部側縁部(図示右側縁部)において内面板15に近い部分(図示上部)には、上から下にかけて機器ケース前部から後部に向けて傾斜する掛け止め面52aが形成されている。この掛け止め面52aは、掛け止め爪52が後述する機器本体1に設けた受け部材58に掛け止めするものである。
【0036】
掛け止め爪52は、機器ケース後部側縁部(図示右側縁部)において内面板15から離れた部分(図示下部)には、上から下にかけて機器ケース後部から前部に向けて傾斜する案内面52bが形成されている。この案内面52bは、掛け止め爪52が受け部材58に掛け止めする際に掛け止め爪52を案内するものである。
【0037】
受け部材58は機器カバー2に設けられた掛け止め部材51に対応して機器本体1に設けられている。例えば、機器本体1のカバー12の右端部の前部において受け部材58が一体に形成されている。この受け部材58は、機器本体1の前後方向に沿った長孔59を有する筒体をなすもので、筒体の周壁は機器本体1の厚さ方向に沿って内部へ向けて延びるものである。受け部材58の長孔59は掛け止め部材51の掛け止め爪52が移動可能に挿入されるもので、筒体周壁は掛け止め爪52の各面52a、52bが接触する。すなわち、筒体周壁の機器本体後部側端部(図示右端部)において外縁部(図示上縁部)は掛け止め爪52の案内面52bが接触する案内面58aであり、内部縁部は掛け止め爪52の掛け止め面52aが接触する受け面58bとなる。この案内面58aは垂直な周面と水平な端面とが直角に交差するものである。この受け面58aは、垂直な周面と水平な端面とが直角に交差するものである。
【0038】
ここで、掛け止め爪52において受け部材58に係合する掛け止め面52aは、閉じた位置にある機器カバー2に対して開く向きへ力を加える時に、掛け止め手段31における掛け止め部材41の掛け止め爪42の掛け止め面42aと比較して、小さい力で受け部材58の受け面58bから外れる形状をなしている。具体的には、掛け止め爪52の掛け止め面52aは掛け止め爪42の掛け止め面42aに比較して水平線に対する傾斜角度が大きくなっている。
【0039】
また、図1および図2に示すように機器カバー2の外面板14において前縁部の右端部および左端部には、夫々複数個、例えば2個の指掛かり体61、62が形成されている。すなわち、これら指掛かり体61、62は機器カバー両端方向に沿う突条をなすもので、図12にも示すように機器カバー2の厚さ方向(機器カバー2の開閉方向)に間隔を存して形成されている。図12に示すようにこれら指掛かり体61、62は外面板14の外面から突出しており、外側(図示上側、機器カバー開き向き側)に位置する指掛かり体61の外面板14からの突出高さは、内側(図示下側、機器カバー閉じる向き側)に位置する指掛かり体62の外面板14からの突出高さより高くなっている。すなわち、各指掛かり体61、62の突出端を結ぶ直線Rが、機器カバー2を開く向きにすすむに従い機器カバー2の外面から離れるように適宜な角度θをもって傾斜している。図12は機器カバーに形成した指掛かり体を機器カバーの端部から見た図である。
【0040】
このように構成された携帯型ノート型パソコンにおける各掛け止め手段の31、32の動作について説明する。
【0041】
機器カバー2が機器本体1の上側で倒伏して機器本体1を閉じる位置にある時には、図5および図7に示すように各掛け止め手段31、32における掛け止め部材41、51の掛け止め爪42、52が、機器本体1に設けた受け部材48、58の長孔49、59に挿入されている。各掛け止め爪42、52は掛け止めばね46、56により機器カバー後部へ向けて押されて受け部材48、58の周壁における機器本体後部側の部分に当接し、各掛け止め爪42、52の掛け止め面42a、52aが受け部材48、58の周壁における受け面48b、58bと係合している。これにより機器カバー2はその両方の端部2a、2bが、掛け止め手段31、32の掛け止め部材41、51によって機器本体1に掛け止めされて閉じる位置に保持される。
【0042】
閉じる位置にある機器カバー2を開く場合には、使用者が例えば左手で機器本体1を持ち、右の手の指を機器カバー2における外面板14の前縁部の右端部に形成された指掛かり体61、62に掛けて、機器カバー2を開く向き(図示上側)へ向けて力を加えて押上げる。これにより機器カバー2が後縁部の枢支部を中心として開く向きへ回動しようとする。
【0043】
機器カバー2の開く向きへの動きに応じて機器カバー2の右端部では掛け止め手段31の掛け止め部材41が同じ向きに移動しようとする。そうすると掛け止め部材41の掛け止め爪42の傾斜した掛け止め面42aが機器本体1の受け部材48の受け面48bに接して移動する。掛け止め部材41は掛け止めばね46のばね力に抗して機器カバー前部への向きBに移動して、掛け止め面42aが受け部材48の受け面48bから外れる。これにより掛け止め部材41が機器カバー2を機器本体1に掛け止めしている状態が解除され、機器カバー2の右端部2aが開く向きに回動することが可能となる。
【0044】
なお、機器カバー2の右端部2aは枢支軸17により枢支されて、ばね座金20により上向きの力が加えられている。このため、機器カバー2の機器本体1との掛け止めが解除されると、ばね座金20によるスプリングバックが機器カバー2に作用する。
【0045】
機器カバー2の右端部に開く向きへの力が加えられると、機器カバー22の左端部も開く向きへ移動しようとする。この機器カバー2の開く向きへの動きに応じて機器カバー2の左端部では掛け止め手段32の掛け止め部材41が同じ向きに移動しようとする。掛け止め部材51の掛け止め爪52の傾斜した掛け止め面52aが機器本体1の受け部材58の受け面58bに接して移動する。掛け止め部材51は掛け止めばね56のばね力に抗して機器カバー前部への向きBに移動して、掛け止め面52aが受け部材58の受け面58bから外れる。
【0046】
この場合、掛け止め爪52における受け部材58の係合する掛け止め面52aは、掛け止め部材41の掛け止め爪42の掛け止め面42aに比較して、水平線に対して傾斜角度が大きくなっている。このため、掛け止め爪52における受け部材58の係合する掛け止め面52aは、閉じた位置にある機器カバー2に対して開く向きへ力を加える時に、掛け止め手段31におけるの掛け止め爪42の掛け止め面42aと比較して小さい力で受け部材58の受け面58bから外れる。これにより掛け止め部材51が機器カバー2を機器本体1に掛け止めしている状態が解除され、機器カバー2の左端部2bが開く向きに回動することが可能となる。
【0047】
このように閉じる位置にある機器カバー2を機器本体1から開く時に、枢支軸17で枢支されていない左端部2bに設けられた掛け止め部材51による機器カバー2の掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め部材41による機器カバーの掛け止めと同様に容易に外して、機器カバーを両端部が均等な状態で開くことができて、機器カバーを開く操作の操作性が向上する。
【0048】
すなわち、掛け止め手段31は機器カバー2が機器本体1を閉じた位置にある時に機器カバー2の一方の端部を保持する第1の掛け止め手段である。掛け止め手段32は機器カバー2が機器本体1を閉じた位置にある時に機器カバー2の他方の端部を保持するとともに、閉じた位置にある機器カバー2に対して開く向きへ力を加える時に機器カバー2の他方の端部を機器カバー2の一方の端部と均等な状態で開く第2の掛け止め手段である。このため、閉じる位置にある機器カバー2を機器本体1から開く時に、枢支軸で枢支されていない端部に設けられた第2の掛け止め手段32による機器カバー2の掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め手段31による機器カバー2の掛け止めと同様に容易に外して、機器カバー2を両端部が均等な状態にしてねじれ力が生じることを防止して開くことができる。
【0049】
また、各指掛かり体61、62の突出端を結ぶ直線Rが、機器カバー2を開く向きにすすむに従い機器カバー2の外面から離れるように適宜な角度θをもって傾斜して外側に位置するように指掛かり体61、62の突出高さが設定されている。このため、指掛かり体61、62に指を掛けて機器カバー2を開く場合に、指の力が効果的に機器カバー2を開ける向きに作用させて機器カバーを容易に開くことができる。
【0050】
第2の実施の形態について図9を参照して説明する。図9は図7と同様にノート型パソコンにおける第2の掛け止め手段32を示す断面図で、図7と同じ部分は同じ符号を付して示している。
【0051】
この実施の形態では、第2の掛け止め手段32において掛け止め部材51を押す掛け止めばね53のばね力を、第1の掛け止め手段31において掛け止め部材41を押す掛け止めばね43のばね力に比較して小さく設定している。これにより、閉じる位置にある機器カバー2を機器本体1から開く時に、枢支軸17で枢支されていない左端部2bに設けられた掛け止め部材51による機器カバー2の掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め部材41による機器カバー2の掛け止めと同様に容易に外して機器カバー2を両端部が均等な状態で開くことができる。
【0052】
なお、掛け止め部材51の掛け止め爪52における掛け止め面52aは、掛け止め手段31の掛け止め爪42における掛け止め面42aと同じ傾斜角度に設定している。ただし、掛け止め部材51の掛け止め爪52における掛け止め面52aを、第1の実施の形態と同じように受け部材48から容易に外れる形状としても良い。
【0053】
第3の実施の形態について図10および図11を参照して説明する。図10は図7と同様にノート型パソコンにおける第2の掛け止め手段32を示す断面図で、図7と同じ部分は同じ符号を付している。図11は図8と同様にノート型パソコンにおける第1の掛け止め部材を示す図である。
【0054】
この実施の形態では、第2の掛け止め手段32において受け部材58における掛け止め部材51の掛け止め爪52と係合する受け面58bは、閉じた位置にある機器カバー2に対して開く向きへ力を加える時に、第1の掛け止め手段31において掛け止め部材41の掛け止め爪42と係合する受け部材48の受け面48bと比較して、小さい力で掛け止め爪52が外れる形状をなしている。例えば、受け部材58に受け面58bを円弧面としている。
【0055】
これにより、機器カバー2を機器本体1から開く時に、枢支軸17で枢支されていない左端部2bに設けられた掛け止め部材51による機器カバー2の掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め部材41による機器カバー2の掛け止めと同様に容易に外して、機器カバー2を両端部が均等な状態で開くことができる。
【0056】
なお、掛け止め部材51の掛け止め爪52における掛け止め面52aは、掛け止め手段31の掛け止め爪42における掛け止め面42aと同じ傾斜角度に設定している。ただし、掛け止め部材51の掛け止め爪52における掛け止め面52aを、一方の実施の形態と同じように受け部材48から容易に外れる形状としても良い。
【0057】
なお、開いた位置にある機器カバー2を閉じる位置に回動して各掛け止め部材31、32により機器本体1に掛け止めする場合には、各掛け止め部材41、52が機器カバー2を開く場合の動作とは逆の動作を行う。この場合、各掛け止め部材41、52の掛け止め爪42、52の案内面42b、52bが受け部材48、58の案内面48a、58aと接触して各掛け止め部材41、42を案内して移動させる。
【0058】
なお、本発明は前述した実施の形態に限定されず、種々変形して実施することができる。
【0059】
【発明の効果】
請求項1ないし請求項3の発明の電子機器によれば、閉じる位置にある機器カバーを機器本体から開く時に、枢支軸で枢支されていない端部に設けられた掛け止め部材による機器カバーの掛け止めを、枢支軸で枢支された端部に設けられた掛け止め手段による機器カバーの掛け止めと同様に容易に外して、機器カバーを両端部が均等な状態で開くことができて、機器カバーを開く操作の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の電子機器において機器カバーを開いた状態を示す斜視図。
【図2】同実施の形態の電子機器において機器カバーを開く状態を示す斜視図。
【図3】同実施の形態の電子機器において機器カバーを開いた状態を示す正面図。
【図4】同実施の形態の電子機器において機器カバーを開いた状態を示す平面図。
【図5】同実施の形態の電子機器における第1の掛け止め手段を示す断面図。
【図6】同実施の形態の電子機器における第1の掛け止め部材を示す図。
【図7】同実施の形態の電子機器における第2の掛け止め手段を示す断面図。
【図8】同実施の形態の電子機器における第2の掛け止め部材を拡大して示す図。
【図9】第2の実施の形態の電子機器における第2の掛け止め手段を示す断面図。
【図10】第3の実施の形態の電子機器における第2の掛け止め手段を示す断面図。
【図11】同実施の形態の電子機器における第2の掛け止め部材および受け部材を拡大して示す図。
【図12】本発明の電子機器において機器カバーに形成した指掛かり体を機器カバーの端部側から見た図。
【符号の説明】
1…機器本体
2…機器カバー
11…ベース
12…カバー
13…キーボード
14…外面板
15…内面板
16…液晶ディスプレイ
17…枢支軸
20…ばね座金
31…第1の掛け止め手段
32…第2の掛け止め手段
41…掛け止め部材
42…掛け止め爪
43…掛け止めばね
44…案内溝
45a…ストッパ
45b…ストッパ
48…受け部材
48a…受け面
49…長孔
51…掛け止め部材
52…掛け止め爪
53…掛け止めばね
54…案内溝
55a…ストッパ
55b…ストッパ
58…受け部材
58a…受け面
59…長孔
61…指掛け部材
25…指掛け部材

Claims (3)

  1. 一端部と他端部とを有する機器本体と、
    座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、
    前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、
    一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、
    前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、
    前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、
    前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、
    前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、
    この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、
    前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、
    この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、
    前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第1の受け部材と、
    前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第2の受け部材とを具備し、
    前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪は、前記第1の受け部材に掛け止めする掛け止め面を有しているとともに、前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪は、前記第2の受け部材に掛け止めする掛け止め面を有しており、
    前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面は、閉じた位置にある前記機器カバーに対して開く向きへ力を加える時に、前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面と比較して小さい力で前記第2の受け部材から外れるように、前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪の掛け止め面と比較して水平線に対する傾斜角度が大きくなっていることを特徴とする電子機器。
  2. 一端部と他端部とを有する機器本体と、
    座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、
    前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、
    一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、
    前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、
    前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、
    前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、
    前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、
    この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、
    前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、
    この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、
    前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第1の受け部材と、
    前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する第2の受け部材とを具備し、
    前記第2の掛け止め部材を押す前記第2の掛け止めばねのばね力は、前記第1の掛け止め部材を押す前記第1の掛け止めばねのばね力と比較して小さく設定されていることを特徴とする電子機器。
  3. 一端部と他端部とを有する機器本体と、
    座金を有し、前記機器本体の一端部の後縁部に設けられた枢支軸と、
    前記機器本体の他端部の後縁部に設けられたボスと、
    一端部と他端部とを有し、前記機器本体に対して開閉可能に設けられた機器カバーと、
    前記機器カバーの一端部の後縁部に設けられた軸支えと、
    前記機器カバーの他端部の後縁部に設けられたボスとを具備し、
    前記機器カバーの一端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記軸支えと前記機器本体に設けた前記枢支軸とにより枢支され、前記機器カバーの他端部の後縁部が、この機器カバーに設けた前記ボスと前記機器本体に設けた前記ボスとにより枢支され、前記座金が、前記機器カバーに対して開く向きに力を加えている電子機器であって、
    前記機器カバーの一端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第1の掛け止め部材と、
    この第1の掛け止め部材に弾性力を加える第1の掛け止めばねと、
    前記機器カバーの他端部の前部に設けられ、前記機器カバーの外部へ突出する掛け止め爪を有する第2の掛け止め部材と、
    この第2の掛け止め部材に弾性力を加える第2の掛け止めばねと、
    前記機器本体の一端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第1の掛け止めばねに押された前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する受け面を有する第1の受け部材と、
    前記機器本体の他端部の前部に設けられ、前記機器カバーを前記機器本体に対して閉じた時に前記第2の掛け止めばねに押された前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪が係合する受け面を有する第2の受け部材とを具備し、
    前記第2の掛け止め部材の掛け止め爪と係合する前記第2の受け部材は、閉じた位置にある前記機器カバーに対して開く向きへ力を加える時に前記第1の掛け止め部材の掛け止め爪と係合する第1の受け部材と比較して小さな力で前記第2の掛け止め爪が外れるように、その受け面を円弧面としていることを特徴とする電子機器。
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