JP3616788B2 - スロット割り当てアルゴリズム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線デジタル通信システムの分野に関し、とりわけ、適応変調−符号化方式に対応している無線デジタル通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
セルラ方式の様な無線通信システムは、送信側と受信側との間においてデータを伝送するために、変調された無線周波数(RF)による無線リンクを使用する。無線周波数帯は限られた資源であるので、利用可能な無線周波数帯の利用効率を上げる為に、様々な信号処理技術が開発されている。そのような信号処理技術の1つに、米国電気通信工業会(telecommunication industry association(TIA))によって公表されたIS−95がある。セルラ方式通信システムで主に使われるIS−95規格では、符号分割多重アクセス(CDMA)を使って、多数の通信が同時に同じ帯域をおいて行なわれる。IS−95規格に従って、音声コーダー用に最大データレート9.6kbpsか14.1kbpsで、またデータ通信用に最大データレート64kbpsで、無線周波数上においてデータが伝送される。これは、データレートの組からどの組が選ばれたかによって違う。もし一般的な通信がデジタル化された音声かファクシミリの様な低いレートのデジタルデータの送信であるなら、IS−95に明記されているデータレートは、無線セルラ方式電話システムに最適である。
【0003】
世界的なデータネットワーク標準化の為の認知された機関であるインターネット協会の国際電気通信連合(International Telecommunication Union (ITU))は最近、国際移動体通信2000規格(IMT−2000)を公表した。この規格は、いわゆる第3世代とそれ以降(すなわち第3.5世代、第4世代)のデータネットワークを提案していて、このデータネットワークには、セルラ方式電話、携帯情報端末(PDA)、ハンドヘルドコンピュータなどの無線式、移動体端末による広範囲にわたるモバイルアクセスが含まれている。(http://www.itu.int参照)。IMT−2000規格は、第3世代と以降の世代の無線アクセス方法として、ワイドバンド直接拡散符号分割多重アクセス(W−CDMA)を採用している。また、無線通信が行われる環境によるが、最大データレートを、乗車中に144kbps、歩行中に384kbps、そしてほぼ固定なら2Mbpsを要求している。このように、IMT−2000規格による通信ネットワークにおいては、マルチメディア通信サービスの様な高速データ伝送速度を必要とする通信サービスが無線リンク上において実現可能である。
【0004】
情報科学技術とインターネットの最近の驚くべき発展により、高速無線インターネット技術が要求されるようになり、また実際、無線データサービスの為の様々なデータ送信技術の発展が促進された。その様な技術の1つが、適応データレート方式である。適応データレート方式においては、受信側の無線リンクコンディションにより、データレートが適応的に変化させられる。無線インターネットにおける重要な条件の1つは、あるセルまたはセクタにおいて、データスループットを最大化させることである。適応データレート方式では、ある無線リンクコンディションの時に受信機が受けることの出来る最大のデータレートで複数のデータ受信機に同時にサービスを提供することにより、データスループットを平均して最適化する。
【0005】
適応データレート方式は、多くの点で特異な技術である。データサービスに特有な性質、つまりトラフィックの非対称性と遅延がかなり許容される等の性質を認識した上で、適応データレート方式は、データサービスを音声サービスから分離している。双方向の音声通信は、下り方向(順方向リンク)と上り方向(逆方向リンク)のトラフィックに関して厳しく対称性を要求し、さらに遅延に対して敏感である。例えば、約100msの遅延は許容範囲外であり、音声が聞き取りにくくなってしまう。また、高品質な音声サービスにも、それほど高くないデータレートで十分である。一方、データサービスは、下り方向トラフィックが多く、上り方向トラフィックが少なく、更に、遅延をかなり許容する特徴がある。例えば、1Mbpsでの高速データダウンロードにおいては、100msは100kbつまり12.5キロバイトを意味している。そして、数秒の遅延もほとんど知覚できない。音声とデータサービスの分離は、物理層の設計の複雑さを減少させる。それはつまり音声とデータのどっちが優先権が高いかを決める様な、難しいシステム上の負荷分散処理の必要をなくすからである。
【0006】
異なったデータレートで同時に複数の受信機にサービスを提供するために、適応データレート方式は、普通には時分割多元アクセス(TDMA)方式に実装されている。TDMAでは、使用される周波数帯は、1つ又は複数の無線周波数チャネル(フレームと呼ばれる)に細分化される。フレームは、多数の物理チャネル(タイムスロットと呼ばれる)に更に分割される。適応データレート方式は、各スロットでデータレートの制御が可能であるというTDMAチャネルの性質を利用している。適応データレート方式を実装するには、無線周波数チャネルのコンディションの計測と、無線チャネルが受け入れることの出来る最大のデータレートの決定とが必要である。このことと他の目的の為に、最低1つのパイロットバーストが各タイムスロットに挿入される。各タイムスロットの最初のパイロットバーストを受信するとすぐに、受信機は下り方向のチャネルコンディションを概算して、その概算したチャネルコンディションで、低エラーレートを維持しながら達成できる最大のデータレートを計算する。受信機は、それから計算されたデータレートを送信側に報告する。報告されたデータレートを使って受信機にデータを送信するために、送信側は、その報告されたデータレートとを達成できる変調方法と符号化レートを選択する。
【0007】
複数の受信機がデータを要求している時、送信側は、受信機がサービスを受ける順番を決めるスケジューリング機能(スケジューラー)を有する必要がある。様々なスケジューリングアルゴリズムが提案されてきていて、また使われている。しかしながら、標準化されたアルゴリズムはまだない。基本的に、これら今までのアルゴリズムは、同じ目的を達成しようとしている。つまり平均データスループットを最大化するという目的である。この目的を達成するため、これらのアルゴリズムは、より良いチャネルコンディションにある受信機を有利に取り扱うように設計されている。このように、これら従来のアルゴリズムでは、良いチャネルコンディションにある受信機が最初にサービスを受けて、チャネルコンディションの良くない受信機があとにサービスを受ける。また、受信機にサービスを提供している時に、もしその受信機のチャネルコンディションが悪化したら、従来のアルゴリズムのうちいくつかには、平均データスループットを上げる為に、その受信機にサービスを提供するのを止めて、チャネルコンディションのよい他の受信機にサービスを提供し始めるものもある。図1は、適応データレート方式の実施の様子を示している図である。図1において、アクセスポイント(AP)1は、アクセス端末(AT)2、3、4に送信する3セットのデータを有している。AT2〜4は、受信したパイロットバーストに基いてそれぞれの無線周波数(RF)チャネルのコンディションを既に計測していて、それぞれが受けることの出来るデータレートをAP1に送信する。これら端末の中でAT2が最良のチャネルコンディションで、AT3が次で、AT4が最悪であると仮定する。すると、これら端末の中でAT2が最大のデータレートで要求をしてきて、AT3が少し低いデータレートで要求をしてきて、AT4が最低のデータレートで要求してくる。上述の従来のスケジューリング技術によれば、図1に示される様に、AT2が最初にサービスを受けて、AT3が次で、AT4が最後にサービスを受ける。
【0008】
他の従来のスケジューリングアルゴリズムでは、チャネルコンディションがごく最近改善されたATに有利にサービスを提供するように設計されている。これらのアルゴリズムにおいては、チャネルコンディションの低下は一時的であるとみなされ、チャネルコンディションが回復するまで、チャネルコンディションが低下したATへのサービスの停止される。より詳細には、これらのアルゴリズムでは、もっとも高いDRC/Rの値を有するATにデータが送信される。ここで、DRCとは、あるスロットでATにより要求されたデータレートであり、Rは、ATが受信する平均レートである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、当業者には、上述の従来技術によるスケジューリングアルゴリズムは、チャネルコンディションの悪いATに対して不公平であることが明らかである。もし比較的少ない数のATがデータを要求しているのなら、うまくいくであろうが、数多くのATが頻繁にデータを要求している状況では、これらのアルゴリズムによると、良いチャネルコンディションのATにデータを送る処理に忙しくなり、チャネルコンディションの悪いATはコンディションが回復するまで、サービスを受けることなくおかれることになる。言い換えれば、多くのATが頻繁にデータを要求している状況では、これらのアルゴリズムはサービスに差を付けて、ATはチャネルコンディションの良いときのみサービスを受けることになる。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、チャネルコンディションの良くないATにも最低限のデータ伝送サービスを保証するスケジューリングアルゴリズムを提供する。本発明によれば、データを要求しているATはチャネルコンディションによりいくつかのATグループに分割される。また、TDMAチャネル上にタイムスロットからなる連続するシーケンスが定義され、このシーケンスはいくつかのスロットグループに分割される。このスロットグループの数は、ATグループの数より多い。本発明のスロット割り当ては2段階よりなる。第1は、シーケンス内において、良いチャネルコンディションのATグループに多くのスロットグループが割り当てられる。第2は、各ATグループに割り当てられたタイムスロットが、グループ内の各ATに割り当てられる。
【0011】
さらに具体的に説明をすると、本発明では、各受信機のチャネルコンディションが最初に計測される。それから、チャネルコンディションに基づいて、受信機が受信機グループに分けられる。チャネルはスロットからなる連続するシーケンスに分割される。そして、各シーケンスがスロットグループに分割される。このスロットグループが受信機グループに割り当てられる。チャネルコンディションの良い受信機を有する受信機グループにより多くのスロットグループが割り当てられる。グループ内のチャネルコンディションの良い受信機には、グループに割り当てられたスロットグループの多くが割り当てられても良い。
【0012】
1つのグループ内の受信機の数を、所定の数に制限しても良い。グループ内の受信機の数を一定に保つために、グループ内の受信機の数が変化するような場合、グループを決定しているチャネルコンディションの閾値レベルのうち上側と下側の少なくとも1つを変更させても良い。
グループ内の受信機へのサービスレベルを保証するため、グループ内の受信機の増減に応じて、グループに割り当るスロットの数を変更しても良い。
チャネルコンディションは、送信側から送信されるパイロットシンボルを使い受信側で計測しても良い。あるいは、チャネルコンディションは、受信側から送信側に送信されるデータを使い送信側が計測しても良い。
本発明は、受信機のチャネルコンディションにより受信機のデータレートを適宜変化させる適応データレート方式に応用されうる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明による好ましい実施形態を、以下に図を参照しながら説明する。以下の説明において、同じ部材には同じ参照番号が付けられている。また、ここで説明される好ましい実施形態は、例示を目的とするものであり、本発明の範囲を限定するものではない。
【0014】
図2は、本発明が適用される第3世代の無線移動体IPネットワーク100を例示的に示している図である。ネットワーク100は、インターネット110を有している。サーバ120は、ルータ130を介してインターネットにつながっている。基地局(BTS)すなわちアクセスポイントAP140も、ルータ131を介してインターネットにつながっている。AP140は、多数のアクセス端末(AT)150にサービスを提供する。本願では、AT150の各々は、サーバ120にアクセスして、ルータ130、インターネット110、ルータ131、AP140という経路で要求したデータを受け取る。AT150とAP140は、TDMA、CDMA、W−CDMAや他の既知の無線デジタルデータ通信技術を用いて無線により通信を行なう。TDMA、CDMA、W−CDMAや他の無線デジタルデータ通信技術は標準化されたものである。本発明の理解と評価を行なうのに、これらの技術の詳細な説明は必要ないので、省略する。言うまでもないが、サーバ120、ルータ130、131、AP140の他に、図2に示されていない多数のサーバ、ルータ、APがインターネット110に接続されている。
【0015】
ネットワーク100は、インターネットのアドレスとルーティングのプロトコルに対応している。これらインターネットのプロトコルにより、ネットワーク上のAT、AP、サーバ、ルータは、IPアドレスと呼ばれる固有なアドレスを持っている。ネットワーク上でデジタルデータ通信を行なうために、送信者すなわち送信元のノードはデータを分割しIPパケットにして送信する。IPパケットには、送信元ノードとあて先のノードのIPアドレスやプロトコルで規定されている他の情報などの通信制御データ、それにあて先ノードに送るデータが含まれている。伝送されるデータの量や他の理由によって、一回のデータ通信で複数のパケットが作られて送信されうる。送信元のノードは各々のパケットを別々に送信して、パケットはネットワーク上の中継ルータを経由して送信元からあて先のノードに送られる。パケットは必ずしも同じ経路を通る必要も、同時に着く必要もない。これは、パケット化のさいに各パケットに順序識別子を与えられているからである。パケットが順序どおりでなく異なる時間に異なった順序で着いたとしても、順序識別子により、あて先ノードにおいて、元の順序どおりにパケットを再構成出来る。これにより、パケットから元のデータを得る事が出来る。
【0016】
データネットワーク100は、無線移動体アクセスネットワークの為のITUによるIMT−2000規格と仕様に準拠していると仮定する。提案された第3世代以降のネットワークは、IPに基いたデータ通信に対応している。すなわち、全てのデータは、インターネットのアドレスとルーティングのプロトコルに従って、IPパケット内にデジタルデータの形で、端末間を伝送する。また、提案されている第3世代以降の無線ネットワークにおいては、アクセス端末は、ネットワークに接続した状態でインターネットを介してサーバとデータ通信をしたまま、ネットワーク内を自由に動き回ることができる。アクセス端末150の移動性をサポートする為に、データネットワーク100は、IETF(Internet Engineering Task Force)提案のモバイルIPバージョン4(IPv4)やモバイルIPバージョン6(IPv6)のようなモバイル規格のモバイルIPに対応している。
【0017】
図3は、AP140とAT150の構成を示すブロックダイアグラムである。AP140は、インターネットからパケットの形でデータを受信してデータバッファ141に格納する。データバッファ141は、データを要求してきている複数のAT150のために同時に複数セットのデータを格納できる。本発明のスケジューリングアルゴリズムを実施するAPコントローラー143による制御に基いて、これらのデータは選択されて符号化器142に供給される。符号化器142は、データバッファ141から供給されるデータに誤り訂正符号化を行なう。本実施形態では、符号化器142が使う誤り訂正符号化方式は、ターボ符号(並列連接畳み込み符号)である。しかし、直列連接畳み込み符号のような他の畳み込み符号を使うことも出来る。畳み込み符号は、普通2つのパラメータ、符号化レートRと拘束長Kとを使って表される。符号化レートRは、ある符号化サイクルにおいて、符号化器に入るデータの長さの符号化器から出てくる符号化されたデータの長さに対する比として表される。拘束長Kは、畳み込み符号化器の長さ、すなわち、出力シンボルを生成する組み合わせ論理回路に何Kビットまで送り込めるかを示している。畳み込み符号の目的は、チャネル上を伝送するデータに注意深く設計された冗長な情報を付加することにより、チャネル容量の増大を図ることである。よって、符号化レートRが小さくなるほど、データにより多くの冗長な情報が付けられ、伝送エラーを引き起こす伝送中のチャネルフェージングや他の障害により強くなる。本実施形態では、符号化器142は、符号化レート3分の1か3分の2かで、ターボ符号化を行なう。なお、この符号化レートは、例であって、ターボ符号化は他のレートで行なわれても良い。また、本実施形態では、拘束長Kは4であったが、言うまでも無く他の数でも良い。
【0018】
符号化されたデータは、次に変調器144に入力される。この変調器は、3つの変調方法を使い、符号化器142からの符号化データを変調する。すなわち、4相位相変調QPSK、8相位相変調8PSK、そして、16直交振幅変調16QAMである。理論的に言って、信号エネルギー対ノイズ比(E/N)が十分高い場合、8PSKのスペクトル効率はQPSKの1.5倍高く、16QAMはQPSKの2倍スペクトル効率が高い。しかし、ビットエラー率(BER)に関しては、順序は逆転する。すなわち、16QAMが、伝送エラーに一番弱く、QPSKが一番強い。実際、同じBERを保つには、16QAMはQPSKに対し少なくとも2db高い最小E/Nが必要であり、8PSKはQPSKに対し少なくとも1db高い最小E/Nが必要である。
【0019】
符号化レートと変調方式の異なった組み合わせにより、様々なデータレートを実現できる。次の表1は、これらの組み合わせとそのデータレートを示している。なお、この表1に示される最大データレートは、データチャネルにMAC(Medium Access Control)チャネルの1つを使って達成される。
【0020】
【表1】
Figure 0003616788
【0021】
変調されたデータは、インターリーバ145でインターリーブが行なわれ、そしてパンクチュアリング器146でパンクチュアリングが行なわれ、そして多重化器(MUX)に送られて、パイロットシンボルと多重化される。パイロットシンボルと時間多重されたデータは、送信機148に供給され、下りチャネルでATに無線で送られる。インターリーバ145、パンクチュアリング器146、MUX147、そして送信機148の構成、配置、機能は従来の物と同じで標準的なものである。よって、本発明の完全な理解と評価の為には、これらの詳細な説明は必要ないので、省略する。
【0022】
送信機148は、時分割多重アクセス(TDMA)を、主な通信アクセス方法として使用する。時間領域において、TDMAチャネルは、複数のタイムスロットを持つフレーム列に分割される。1つのTDMAチャネルは、タイムスロットに割り当てられた複数のATによって時分割共有される。TDMA方式においては、各タイムスロットで異なったデータレートでデータを送信することが出来る。図4は、送信機148が使う下りチャネルを図で表したものであり、チャネル上のTDMAフレームを表している。図4にあるように、1つのフレームには、多数のタイムスロットとその間に挟まった2つのパイロットシンボルが含まれている。そして、タイムスロットは、2048チップすなわち1.667msの長さがある。送るべきデータが無い時は、AP140は下り方向チャネルにパイロットシンボルと定期的に制御情報だけを送る。
【0023】
一方、AT150において、データとパイロットシンボルは受信機151で受信され、多重分離装置152に供給され、多重分離装置152においてデータとパイロットシンボルが分離される。次に、AP140から報告された符号化レートと変調方式を使って、データは、パンクチュアリング回復器153とデインターリーバ154と復調器155と復号器156とによって元の形へと復元される。パンクチュアリング回復器153とデインターリーバ154と復調器155と復号器156の構成、配置、機能は従来のものと同じであり、標準的なものである。よって、それらの詳細な説明は、本発明の完全な理解と評価のためには必要ない。それゆえ説明は省略する。
【0024】
パイロットシンボルは、チャネルコンディション検出器157へ供給される。各タイムスロット中の2つのパイロットシンボルのうち最初のを受信すると、この受信したパイロットシンボルを用いて、チャネルコンディション検出器157は、信号対混信比SIR(signal to interference ratio)などのチャネルコンディションを計測する。そして、チャネルコンディション検出器157は、AT制御部158にチャネルコンディション情報を供給する。チャネルコンディション検出器157の計測するチャネルコンディション情報は、信号ノイズ比SNR、信号ノイズ混信比SNIR、信号強度ノイズ比E/Nなどの他のチャネルコンディション指標でも良いことを、当業者ならば容易に理解できます。他には、フレームエラーレートFERの様なエラーレート、もしくは、ビットエラーレートBERがチャネルコンディション情報として使われても良い。AT制御部158は、チャネルコンディション情報を送信機159に転送する。そして送信機159は、この情報を上り方向チャネルで各スロットタイミングにAP140に送信する。AP140において、チャネルコンディション情報は受信機149によって受信され、AP制御部143に供給される。AP制御部143は、受信したチャネルコンディション情報を、所定の誤り性能のチャネルコンディションで下り方向チャネルがサポートできるデータレートにマッピングする。例えば、AP制御部143に、下の表2に示される様なテーブルを持たせても良い。表2には、SIRの範囲と、対応する最大データレートと、そしてそのデータレートを達成する符号化レートと変調方式の組み合わせとが示されている。表2は、予め行なわれる実験で得られるものであり、この実験とは、SIRと、そのSIRが所定のエラーレベルを保ちながら対応できる最大データレートとの関係を決定するためのものである。AT150から報告されるチャネルコンディション情報により、AP制御部143は、表2を参照し、そのATの最大データレートと、そのデータレートを達成する符号化レートと変調方法とを決定する。
【0025】
【表2】
Figure 0003616788
【0026】
あるいは、データレートを決定するための表2をAT制御部158が持っていても良い。最大データレートは、表2に示される様に、データレート制御(DRC)番号で表されても良い。これらの6つのDRC番号は、1から6まであり、それぞれは1つのデータレートに対応していて、そのデータレートを実現する符号化レートと変調方法との組の1つに対応している。このように、AT制御部158は、チャネルコンディション検出器157が測ったチャネルコンディション情報を使って表2を検索して、データレートを決定し、それに対応するDRC番号をAPに送信する。DRC番号を使うと、AT150において計算のオーバヘッド処理が増えるが、SIRなどのチャネルコンディション情報そのものを送るのに比べて、通信のオーバヘッドがかなり減る。図4は下り方向データ伝送の点から見たブロックダイアグラムである。AP140とAT150は、もちろん、上り方向データ伝送も出来る。実際、AP140は、AT150に示されているような送信されてきたデータを再構成するための復号化器と、複調器と、他の機能を有している。同様に、AT150は、AP140に示されている送信前のデータ処理用に使われるような、符号化器と、変調器と、他の機能を有している。しかし、本発明の理解と評価のためには、これらの詳細な説明は不必要なので図3からは省略されている。
【0027】
複数のAT150は、同時にデータを要求する事がありうる。この場合、異なるAT150に送られることになる複数のデータセットが、AP140内のデータバッファ141にある時、データ送信のスケジューリングが必要になる。本発明によれば、チャネルコンディションが良くないATにも、最低限のデータ送信サービスを保証するスケジューリングアルゴリズムが提供される。従来のスケジューリングアルゴリズムは、平均データスループットを最大化させることに重点をおいていた。従って、多くのATが頻繁にデータを要求しているような状況では、従来のアルゴリズムは、チャネルコンディションの良いATのみにサービスを提供しがちであり、さらに、チャネルコンディションの悪いATはチャネルコンディションが良くなるまでサービスされないことになりがちであった。本発明では、データを要求しているATは、チャネルコンディションにより、ある数(Ng1)のATグループに分けられる。また、タイムスロットからなるシーケンスの列が、TDMAチャネル上で定義され、ある数(Ng2)のスロットグループに分けられる。このときNg2はNg1より大きい数である。大別すると、本発明によるスロット割り当てにおいては、2段階の処理が行なわれる。第1に、シーケンス内において、良いチャネルコンディションのATグループに多くのスロットグループが、そして各ATグループに少なくとも1つのスロットグループが割り当てられる。第2に、各ATグループに割り当てられたスロットグループ内のタイムスロットが、グループ内の個々のATに割り当てられる。なお、注意すべきなのは、ATの集合全体にサービスを提供することと、個々のATにサービスを提供することは、利害の対立であり同時には達成できない。その片一方を達成するには、必ず他方を妥協しなければならない。本発明によるスケジューリングアルゴリズムは、複数のATに全体としてサービスを提供するのでもなく、個々のATを対象にサービスを提供しようとするものでもない。本発明によるアルゴリズムは、ATグループにサービスを提供するよう設計されている。良いチャネルコンディションのATグループにより多くのスロットグループを割り当てる事で、このアルゴリズムでは、データスループット全体が最適化される。また、チャネルコンディションの悪いATグループにも少なくとも1つのスロットグループを割り当てることで、このアルゴリズムでは、チャネルコンディションの良くないATにも最低限のサービスが保証される。図5は、本発明を実施した場合のシミュレート結果である。図5では、横軸を左から右へ行くにつれて、チャネルコンディションは悪くなっている。図5に示される様に、チャネルコンディションが悪くなるにつれて、従来技術によるアルゴリズムでは、データスループットはほとんど零になる。本発明によるアルゴリズムにおいては、チャネルコンディションが良いときは、データスループットは従来のより少し悪いが、チャネルコンディションが悪くなった時でも、データスループットは零にはならない。
【0028】
ここで、本発明による好ましいスケジューリングアルゴリズムの説明を行なう。図3のAP制御部143は、本発明によるアルゴリズムを実施するスケジューラーを有している。図6に示される様に、9機のAT150(1〜9)がインターネット経由でデータを要求していて、AP140がAT1〜9に送るデータセットを有していると仮定する。既に説明したように、AP140は定期的にパイロットシンボルを送信している。各ATはパイロットシンボルを受信すると、APにチャネルコンディション情報を送り返す。本発明においては、チャネルコンディション情報には、各ATで計測されたSIRが含まれている。図7は、好ましいスケジューリングアルゴリズムを示しているフローチャートである。このスケジューリングアルゴリズムはステップ7−1から始まる。ステップ7−1では、スロット番号iは1に設定される。それから、AP制御部143のスケジューラーは、AT1〜9をそれぞれのSIRに基いてグループ分けする(ステップ7−2)。図8は、AT1〜9のSIRを示している。AT1〜9をグループ分けする際に、SIRは2つの閾値(14dbと7db)と比較される。SIRが7db以下のATはグループ3に入れられる。SIRが7〜14dbのATは、グループ2に入れられる。SIRが14db以上のATはグループ1に入れられる。この結果、AT1〜9は、SIRの一番高いAT5から一番低いAT9まで、図8に示される様にグループ分けされる。本実施形態では、説明を簡単にする為に、AT1〜9は3つのグループに分けられている。しかし、グループの数は3に限らず、AT1〜9は、異なったグループ数で分けられても良い。
【0029】
AP140からのTDMAチャネルは分割されて、連続したタイムスロットを持つシーケンスが連続してできる。各シーケンスは、更にスロットグループに分けられていて、各シーケンス中のスロットグループの数は、ATグループの数より大きくされている。なお本発明においては、ATグループの数は3である。また、各ATグループに少なくとも1つのスロットグループが割り当てられている。更に、チャネルコンディションが良いATグループにはより多くのスロットグループが割り当てられている。本実施形態では、説明を簡略にするために、各シーケンスは4つの連続するタイムスロットを有している。よって、1シーケンスのスロットグループの数は4である。そして各スロットグループは1つのスロットを有している。また、各スロットシーケンスにおいては、2つのスロットがグループ1に割り当てられて、1つのスロットがグループ2と3のそれぞれに割り当てられている。更に、1つのシーケンス内のスロットには1〜4の番号が付けられている。それぞれのATグループは、異なるシーケンスの同じ番号のスロットを受信する。本実施形態において、グループ1はスロット1と3を受信して、グループ2はスロット2を受信して、グループ3はスロット4を受信すると前もって決められている。スロット割り当ての様子は図9に示されている。図9に示される様に、グループ1割り当てのスロットは、1つおきにある。また、グループ2と3割り当てのスロットはそれぞれ3つおきにある。
【0030】
図7に戻って、ステップ7−3で、スケジューラはシーケンス中のスロットiを受信してきたグループ内で一番SIRの高いATを選択する。もう一度記載するが、スロット1と3はグループ1に割り当てられていて、スロット2はグループ2に割り当てられていて、スロット4はグループ3に割り当てられている。例えば、i=1の時、グループ1でAT5と6が一番高いSIR20dbなので、AT5か6が選択される。AT5と6のどちらを選択するかは、これらATに送られるデータの長さによって決められるようにしても良い。データの長さの情報は、図2のサーバ120から得られる。より長いデータを要求している方を選ぶのが現実的であろう。スケジューラが選択をすると、AP制御部143は、最初に表2を検索して、AT5のSIR、すなわち20dbの対応する符号化レートと変調方法を探し出す。AP制御部143は、次にデータバッファ141にアクセスして、AT5に送られるデータを取り出す。そして、そのデータを符号化器142に送る。データバッファ141から取り出されたデータの長さは、1つのタイムスロットで送ることの出来る長さである。符号化器142は、表2で探し出した符号化レートでデータを符号化して、符号化されたデータを変調器144に供給する。そして変調器144で、符号化されたデータが表2から探し出された変調方法で変調される。変調されたデータには次に、インターリーバ145とパンクチュアリング器146で、インターリーブとパンクチュアリングが行なわれる。そして、スロット1を使って、送信機148からAT5に送信される(ステップ7−4)。もし、スロットiを受信するグループが空なら、スロットiはアイドルにされ(スロット7−5)、スロットiではデータ転送は行なわれない。次に、iの値が上げられる(ステップ7−6)。もしiの値がシーケンスの最後、つまり本実施形態で4なら(ステップ7−7)、iの値は1に戻される(ステップ7−8)。そして、スケジューラはステップ7−9に進む。iの値が4でないなら、スケジューラはステップ7−7から7−9に直接進む。ステップ7−9において、スケジューラは、AT1〜9から新たなSIRのセットを受信する。新たなSIRのセットに従って、スケジューラはATを再びグループ化する(ステップ7−2)。スケジューラは、全てのスロットタイミングで新しいSIRのセットを受信するので、再グループ化は全てのスロットタイミングで行なわれる。これ以降は、再グループ化されたグループ1、2、3、にたいして、ステップ7−3から7−8が行なわれる。この結果、AT1〜9は、図9に示される順番で、サービスの提供を受ける。
【0031】
グループ内のATを選択するのは、全てのスロットタイミングで行なっても良いし、前に選択されたATへのサービスが終わってからでも良い。例えば、図9において、グループ1のATの5と6と1は、1回に1スロットのサービスを順次受ける。1回に1スロットずつこれらのATに順番にサービスを提供する代わりに、そのグループに割り当てられたスロット全部を使って、グループ内の1つのATに、そのATが要求しているデータ全部を送り、それから、次のATにサービスを提供するようにしても良い。このようにすると、1つのATにサービスが終わりまで続けられる。サービスは、そのATにデータを送信している途中でチャネルコンディションが悪化しても続けられる。
【0032】
図10、11、12は、本発明の第2の好ましい実施形態を示している。第2実施形態において、AT1〜9は、SIRの加重平均によって、グループ分けされている。そしてグループ内のSIRが現在一番高いATが最初にサービスを受ける。加重平均aSIRは、次の数1を使って計算される。
【0033】
【数1】
aSIR(t)=(1−α)SIR(t)+αaSIR(t−1)
ここで、0≦α≦1であり、α=0ならば、aSIR(t)=SIR(t)である。
【0034】
図10は、本発明のスケジューリングアルゴリズムの第2実施形態を示すフローチャートである。既に図7〜9を使って第1実施形態で説明したように、スケジューラはAT1〜9のデータ転送のスケジューリングを行なう。図10において、図7で既に説明された処理と同じものは重複を避けるために説明を省略する。そして第2実施形態に特有な処理のみを説明する。ステップ8−9において、全てのスロットタイミングで、新たなSIRをAT1〜9からスケジューラが受信して、上の数1を使って平均SIRを計算する。AT1〜9の各々について、数1により、現在のSIRと1スロット前の平均SIRとの加重平均が計算される。図11において、aSIR(t−1)の列は、1スロット前に計算された加重平均SIRを示している。SIR(t)の列は、AT1〜9から受信されたSIRを示している。この第2実施形態では、数1の重みαは0.9が選ばれている。もちろん、重みαは他の数でも良い。
【0035】
図10に戻って説明すると、スケジューラは、閾値7dbと14dbを使い、計算された平均SIRに基いて、AT1〜9をグループ1と2と3にグループ分けする(ステップ8−3)。図11に、グループ分けの結果が示される。グループ内から1つのATを選ぶ時(ステップ8−3)、スケジューラは、SIR(t)が一番高いATを最初に選択する。例えば、AT6か1がグループ1から選択され、グループ2からAT3か4が選択され、グループ3からAT2が選択される。この結果、AT1〜9は、図12に示される順番で、サービスを受ける。
【0036】
図10、11、12を使って説明されたスケジューリングアルゴリズムは、CDMAチャネル上に実施されうる。CDMAでは、複数のデータストリームを異なった拡散符号で拡散することにより、同一の無線周波数上に複数のチャネルを同時に作り出す。図13に示される様に、4つのCDMAチャネルが作られ、グループ1に2つのチャネルが割り当てられ、グループ2と3に1つずつチャネルが割り当てられている。各CDMAチャネルは、TDMAチャネルの様に、スロットに分割されている。これにより、CDMAチャネルは、複数のATによって時間分割共有される。図11の様にグループ分けされたAT1〜9は、図10のフローチャートを使って説明したのと同じ方法で、CDMAチャネル上でスケジューリングされる。
【0037】
もし、あるATが今現在SIRが極めて低い時には、そのATにデータを送信しないで、そのATに割り当てられたスロットを使って、他のATにデータを送信するのが好ましい。図14において、AT1〜9は、それぞれの平均SIRを使ってグループ分けされている。図14においてAT3と7と4の現時点のSIRはかなり低い。それにもかかわらず、AT3と7と4はグループ2に入っている。これは1つ前の平均SIRが高かったからである。ATにデータが届くための最低SIRである閾値(cTH)が始めに決められている。言い換えれば、ATの現在のSIRが閾値cTHより低ければ、そのATにデータが届くことはない。もしcTHが3dbならば、AT3と7と4のどれもデータを受け取るに適当でない。これらのATにデータを送信するのは資源の無駄使いである。本発明によるアルゴリズムでは、SIRが閾値cTH以上に戻るまで、これらのATのいずれにもデータは送られない。閾値cTHは、図10のステップ8−3の処理で使われる。既に説明した通り、各スロットシーケンスの2番目のスロットは、グループ2に割り当てられている。i=2の時、スケジューラは、グループ2から一番SIRが高いATを選択する(ステップ8−3)。グループ2内でSIRが一番高いのはAT7か4である。スケジューラは次に、これらATのSIRと閾値cTH(3db)を比較する。しかし、AT7も4も閾値cTHより高いSIRを有していない。選択されたATのSIRが閾値cTH以下の時は、スケジューラはステップ8−5に進み、データを送らない。この結果、図15に示される様に、第1と第2のシーケンスの2番目のスロットは、アイドルにされ、この2つのスロットではデータは送られない。AT3と7と4のSIRの低さは、一時的なものであるかもしれない。これらのATのSIRが閾値cTH以上になったら、スケジューラは、図15に示される様にATにデータの送信を再開する。図15の第3シーケンスでは、グループ2にデータの送信が再開されていることを参照のこと。なお、スロットをアイドルにする代わりに、スケジューラはそのスロットを使って、他のATにデータを送っても良い。
【0038】
既に述べたように、本発明のアルゴリズムは、ATグループを対象にサービスを提供するように設計され、個々のATを直接対象にしていない。チャネルコンディションの良いATグループに(より具体的に言うと、チャネルコンディションの良いATを有しているATグループに)より多くのスロットグループを割り当てる事により、本アルゴリズムは、データスループット全体を最適化する。チャネルコンディションの悪いATグループにも少なくとも1つのスロットグループを割り当てることにより、本アルゴリズムはチャネルコンディションの悪いATにも最低限のサービスを保証する。しかしながら、もしあるグループ内のATの数が他のグループに比べて不釣合いなほど増えたら、このアルゴリズムの設計概念はうまく働かないかもしれない。図11を例にとると、データスループット全体を最大化するために、グループ1内のATが、グループ2や3内のATより多くのタイムスロットを受け取るべきである。同じように、グループ2内の個々のATはグループ3内のATより多くのタイムスロットを受け取るべきである。グループ1に割り当てられるスロットの数が変わらないと仮定すると、ATの数が増えるとグループ1内の個々のATへのサービスの質が悪化する。言い換えれば、グループ1内のATの数が増えると、グループ1内の個々のATが受け取るスロットの数が減る。よって、もしグループ1内のATの数がグループ2と比較して不釣合いな程増えると、グループ1内の個々のATは、グループ2内のATより少ないスロットを受け取ることになりうる。これは、グループ1にはグループ2より多くのスロットが割り当てられていてもである。もしこのようなことが起これば、データスループットが全体として悪化することになる。
【0039】
このようなことが起こらないようにする為には、各グループのATの最大数を決めて、グループ内のATの数をこの最大数以下にするような方法がある。例えば、図16では、AT1〜9は、平均SIRによって、3つのグループ1、2、3に分けられている。図16では、各グループに認められるATの最大数は、3に決められている。また、ATをグループ分けする時に、スケジューラは、より高い平均SIR(つまりaSIR(t))を持つATからグループ分けする。図16のAT2を見ると、その平均SIRは8dbであり、グループ2に入れられるべきである。しかし、平均SIRの高いATからグループ分けされるので、グループ2は既にAT3と7と4とでいっぱいになっている。従って、AT2は、平均SIRが閾値7dbより高いにもかかわらず、グループ3に入れられる。これはAT2にとっては、不公平であるが、データスループット全体を増大させるためには必要である。
【0040】
グループ内のATの数は、ATをグループ分けするのに使う閾値を変更する事により、間接的に制限できる。各グループに認められるATの最大数が決められているのに、スケジューラがAT1〜9をこの決められた数に関係なくグループ分けしたとする。スケジューラは、ATをグループ分けした後、各グループのATの数を検査して、所定の数をある程度の割合(例えば20パーセント)超えるのは許容するが、各グループのATの数が所定の数以上でないかどうかを判定する。ある程度のマージンの範囲内で、ATの数がグループに認められる数以上であるとスケジューラが検出したら、スケジューラは、次のグループ分け処理でグループ内のATの数を減らす為に、閾値を変更する。ATの数が少し変動して所定の数以上になる場合の多くは、一時的なものなので、マージンが必要である。このように、ATの数が所定数の例えば20パーセント以上になった時のみ、スケジューラは閾値を変更する。ATの数が所定数を超えた時でも、マージン内に入っている時は、スケジューラは何もしない。ATの数が最大数の20パーセントを超えたときは、グループの最低線を決めている閾値を上げるのが現実的である。閾値を上げれば、グループに入ることができるATの数は減ることになる。1回に増やす閾値の量は、例えば1dbに設定されている。このように、ATの数が増えるにつれて、下限の方の閾値は上げられる。ATの数が減る場合でも、同じ取り決めを使っても良い。すなわち、ATの数が所定数より、例えば20パーセント以上少なくなったら、下限の方の閾値が、例えば1db下げられる。下限の方の閾値を下げる事により、グループに入ることが認められるATの数が増える。
【0041】
グループ内のATの数を制限するのは、個々のATへのサービスの質を所定以上に保つ為である。これは、データスループット全体を最大化させるために必要である。グループ内のATの数が変わるのと同じように、そのグループに割り当てられるスロットの数を変更することでも、同じ目的が達成できる。つまり、図18に示される様に、グループ内のATの数が増えた時、グループに割り当てるスロットの数を増やす事で、個々のATへのサービスの質を保つようにしても良い。同様に、グループ内のATの数が減った時、グループに割り当てるスロットの数を減らすことで、個々のATへのサービスの質を保つようにしても良い。
【0042】
閾値を変更すると言う発想は、グループ内の平均チャネルコンディションを保つのに使っても良い。すなわち、FER(フレームエラーレート)の平均で表されるグループ内の平均チャネルコンディションは、一定レベルに保持される。もし平均FERが増大したら、これを下げる必要がある。グループ内で下限付近に位置するATは、グループの平均FERを上げる原因となる。それゆえ、グループの平均FERが上がると、図19に示される様に、グループの下限を決めている閾値が上げられる。下の閾値を上げることにより、低いFERを有するATは下のグループに入れられる。
【0043】
上述の実施形態において、チャネルコンディション情報として、信号対混信比SIRが使われ、SIRに基いて、AT150がグループ分けされてAP140内で選択された。しかし、信号対ノイズ・混信比(SNIR)や信号エネルギー対ノイズ比(E/N)などの他のチャネルコンディション情報が使われても良い。フレームエラーレートFERやビットエラーレートBERなどの、エラーレートが使われても良い。また、上述の実施形態では、AT150は、自身のSIRを計測して、AP140に送信していた。そして、AP140は、表2を使って、計測されたSIRを対応するデータレートに変換していた。SIRをデータレートに変換するのは、個々のAT150で行なわれても良い。その場合、AT150は、AP140に生のデータレートやDRCを送ることになる。このデータレートやDRCは、AP140でAT150をグループ分けするのや選択するのに使われても良い。図20にDRCを使った実施形態を示す。図20において、スケジューラは、各ATの平均DRC(aDRC(t))を下の数2を使って計算する。
【0044】
【数2】
aDRC(t)=(1−α)DRC(t)+αaDRC(t−1)
ここで、0≦α≦1であり、α=0ならば、aDRC(t)=DRC(t)である。
【0045】
次にスケジューラは、平均DRCに基いてATをグループ分けする。ATをグループ分けする時、平均DRCが4、5、6のATはグループ1に入れられる。平均DRCが2と3のATはグループ2に入れられる。そして、平均DRCが1以下のATはグループ3に入れられる。しかしながら、グループ内のATを選択する時、スケジューラは、グループ内の各ATの現在のDRCと平均DRCの比(すなわちDRC(t)÷aDRC(t))を計算する。そして、比の一番高いATを選択する。また、ATをグループ分けする時、スケジューラは平均DRCを使う代わりに、DRCを直接使っても良い。
【0046】
ATは、異なる質のサービスを受け取る様に契約されていても良い。この時、サービスの質は、サービス品質QoS因子で示されても良い。QoS因子は、ATに保証されるサービスのレベルを示す。すなわち、QoS因子が高いほど、提供が保障されるサービスの質が高いことを示している。AT1〜9の中で、全てもしくはいくつかのATは、QoSの保証契約をしているかもしれない。もし、AT1〜9全てがQoS保証の契約を結んでいたら、上述の比(つまり、DRC(t)÷aDRC(t)のこと)は、QoS因子と掛け算される。グループからATを選択する時、グループ内の各ATに関して、QoS因子によって重み付けされた比がスケジューラによって計算される。QoS因子によって重み付けされた比は、(DRC(t)÷aDRC(t)×QoS)と表すことが出来る。スケジューラは次に、グループ内から、重み付けされた比が一番高いATを選択する。もしくは、各グループのATが2つのサブグループに分割される。サブグループの片方は、QoS因子の高いATからなり、もう片方のサブグループは、QoS因子の低いATからなる。グループからATを選択する時、スケジューラは、先にQoS因子の高いサブグループからATを選ぶ。また、QoS因子が使われる時は、ATは、必ずしもグループ分けされる必要はない。AT1〜9がグループ分けされてないので、スケジューラは、重みの付けられた比を計算する。AT1〜9にスロットを割り当てる時に、スケジューラは、重み付けされた比が一番高いATを選択する。AT1〜9の中にQoS保証の契約をしているものと、契約していないものがあれば、スケジューラは、AT1〜9をQoS保証のあるグループと、ないグループとに分けても良い。各スロットシーケンスにおいて、スケジューラは、QoS保証のあるグループにより多くのスロットを割り当てる。この結果、QoS保証のあるATは、QoS保証のないATより有利にサービスを受ける。QoS保証のあるグループは更に、高いQoSのサブグループと低いQoSのサブグループに分けられても良い。このような構成にした時、スケジューラは、QoSの高いサブグループに先にサービスを提供し、QoSの低いサブグループへのサービスを後にする。QoS保証のないATは、例えば図7や図10の方法でサービスを受ける。
【0047】
上記の実施形態では、スケジューラは、チャネルコンディション情報SIRやデータレートDRCの現在の値と(または)過去の平均値を基に、ATをグループ分けしたり選択したりした。スケジューラは、未来の予測値を計算して、計算された未来予測値を基にATをグループ分けしたり、選択したりしても良い。未来値を予測する統計的方法はたくさんある。未来値を予測するシンプルな方法の1つに、以下の数3を使う線形予測方法がある。
【0048】
【数3】
未来値(t+1)=2×(現在値(t))−(以前の値(t−1))
SIR(t)が10dbで、SIR(t−1)が9dbの時、数3を使い、SIR(t+1)が11dbと求まる。
【0049】
上で説明をした実施形態では、チャネルコンディションは、AP140から送られてAT150が受信したパイロットシンボルを使ってAT150で計測された。もし、時分割多重2重通信TDD方式が採用される場合、AP140がチャネルコンディションを計測しても良い。TDD方式においては、送信側と受信側、すなわちAP140とAT150は、同じチャネルを時間共有する。この方式では、AP140は、AT150からのデータを使って上り方向リンクのコンディションを計測することで、ダウンリンクのコンディションを推測することが出来る。
【0050】
本発明によるアルゴリズムは、チャネルコンディションの悪いATにも最低限のサービスを保証しながら、データスループット全体を最大化している。このようなアルゴリズムを使っていても、多数のATが同時にデータを要求するような場合には、チャネルコンディションの悪いATに最低限のサービスが保証できないかもしれない。よって、チャネルコンディションの悪いATに最低限のサービスを保証するため、同時にサービスを受けるATの数を制限するような構成が必要であろう。このような構成の時、データを要求しているATの数が所定の閾値に達したら、他のATの要求は拒絶される。あるいは、以下の様な構成も可能である。つまり、データを要求しているATの数が所定の閾値に達したら、他のATからの要求は保留にされて、保留されているATが待ちリストに登録される。そして、あるATへのサービスが終わったら、そのATはアクティブリストから削除され、待ちリスト中のATがアクティブリストに移されてサービスを受ける。さらには、もし、あるATが所定時間以上待ちリスト中にある時には、アクティブリストから抜けるATが無くても、そのATはアクティブリストに入れられる。サービスの質が低くても全くサービスがないよりはましだからである。
【0051】
本発明の考えは、AP140が複数のAT150にデータをマルチキャストする時にも適用できる。複数のAT150にデータをマルチキャストする場合、たとえば、以下の方法が考えられる。つまり、所定のデータレート以上のデータレートで全てもしくは大部分のATがデータを要求している時、スケジューラは、所定のマルチキャストデータレートでデータをマルチキャストする。ATにデータを所定のマルチキャストデータレートでマルチキャストした後、ATの中にデータ受信を失敗して、NACKを返してきたものがあれば、スケジューラは、マルチキャストデータレートを下げて、NACKを返してきたATにその下がったマルチキャストデータレートでデータをマルチキャストする。所定のマルチキャストデータレート以上で全てもしくは大部分のATがデータを要求するまで、スケジューラはデータのマルチキャストをせずにおくが、それほど長くマルチキャストを止めておくことは出来ない。従って、スケジューラが、所定の時間以上データのマルチキャストを止めている場合、スケジューラは、AT150が要求してきた中で一番低いデータレートでマルチキャストを行なう。
【0052】
スケジューリングが終了した後、スケジューラは、図9に示される様に結果をAT150に送るようにしてもよい。ATは、スケジューリング結果を受信すると、AT自身に割り当てられるスロットが分かることになる。ATは、自分自身にスロットが割り当てられない時には、スリープモードに入り、データを受信する時にスリープモードから復帰するようにしても良い。
【0053】
本発明の好ましい実施形態をここに説明したが、これらの説明は例示であり、本発明はこれに限定されない。本発明の有利な性質を保ち、かつ本発明の精神から外れない変形例や追加が行なえることを、当業者は理解できる。それゆえ、本発明の範囲は、正しく理解された特許請求の範囲によって決まるものである。
【0054】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、チャネルコンディションの良くない移動機へも最低限のデータ転送サービスを提供するスケジューリングアルゴリズムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】適応データレート方式において、複数のアクセス端末にスロットを割り当てている構成を簡易的に表わしている図である。
【図2】本発明が使われるデータ通信ネットワークを簡易的に表わしている図である。
【図3】アクセスポイントとアクセス端末の構成を示しているブロックダイアグラムである。
【図4】TDMAチャネル上のフレームとスロットを簡易的に表わしている図である。
【図5】本発明が実施されたシミュレーションの結果を示している図である。
【図6】アクセスポイントおよびアクセスポイントにデータを要求しているアクセス端末の間の地理的関係を示している図である。
【図7】本発明による好ましいスケジューリングアルゴリズムのプロセスを示しているフローチャートである。
【図8】図7に示されている好ましいアルゴリズムによりグループ分けされたアクセス端末を示しているテーブルである。
【図9】図7に示されている好ましいアルゴリズムにより行なわれるアクセス端末へのサービスのスケジューリングを示しているTDMAチャネルを示している図である。
【図10】本発明による他の好ましいスケジューリングアルゴリズムのプロセスを示しているフローチャートである。
【図11】図10に示されている好ましいアルゴリズムによりグループ分けされたアクセス端末を示しているテーブルである。
【図12】図10に示されている好ましいアルゴリズムにより行なわれるアクセス端末へのサービスのスケジューリングを示しているTDMAチャネルを示している図である。
【図13】CDMAチャネル上で実施されるTDMAチャネルを示している図である。
【図14】他の好ましい実施形態によりグループ分けされたアクセス端末を示しているテーブルである。
【図15】図14のテーブルに示されているアクセス端末へのサービスの提供のスケジューリングを示しているTDMAチャネルを示す図である。
【図16】他の好ましい実施形態によりグループ分けされたアクセス端末を示すテーブルである。
【図17】1つのグループ内のアクセス端末の数と、グループ内のアクセス端末の数を一定に保つ構成におけるグループを決める閾値との間の関係を示すグラフである。
【図18】1つのグループ内のアクセス端末の数と、グループ内のアクセス端末の数に変更があった時に、グループ内の個々のアクセス端末へのサービスを一定に保つ構成におけるグループへのスロットの割り当て数との間の関係を示すグラフである。
【図19】1つのグループ内のアクセス端末の平均FERと、グループ内の平均FERを一定に保つ構成におけるグループを決定する閾値との間の関係を示すグラフである。
【図20】他の好ましいアルゴリズムによりグループ分けされたアクセス端末を示すテーブルである。
【符号の説明】
AT … アクセス端末
AP … アクセスポイント
110 … インターネット
120 … サーバ
130、131 … ルータ
140 … アクセスポイント
150 … アクセス端末
141 … データバッファ
142 … 符号化器
143 … AP制御部
144 … 変調部
145 … インターリーバ
146 … パンクチュアリング部
147 … 多重化部
148 … 送信機
151 … 受信機
152 … 多重分離装置
153 … パンクチュアリング回復器
154 … デインターリーバ
155 … 復調部
156 … 復号部
157 … チャネルコンディション検出器
158 … AT制御部
159 … 送信機

Claims (21)

  1. スロットに分割されたTDMAチャネルにより、複数の受信機に通信を動的にスケジューリングする方法において、
    各受信機のチャネルコンディションを計測する過程と、
    前記チャネルコンディションに基いて、前記複数の受信機を複数の受信機グループにグループ分けする過程と、
    前記スロットを1または複数のスロットからなるスロットグループにグループ分けする過程と、
    前記受信機グループの各々に、前記スロットグループを少なくとも1つ割り当てるスロットグループ割り当て過程と、
    前記受信機グループ内の受信機の1つに、前記割り当てられたスロットグル−プ内のスロットを割り当てるスロット割り当て過程と
    を有することを特徴とする方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、良いチャネルコンディションの受信機を有する前記受信機グループに、より多くのスロットグループが割り当てられることを特徴とする方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記スロット割り当て過程では、計測されたチャネルコンディションに基づいて、前記割り当てられたスロットグル−プ内のスロットを割り当てる受信機を選択することを特徴とする方法。
  4. 請求項3に記載の方法において、より多くのスロットがチャネルコンディションのより良い受信機に割り当てられることを特徴とする方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、前記チャネルコンディションは、SIR、SNIR、SNR、CI、E/N、FER、BER、DRCのいずれか1つであることを特徴とする方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、前記受信機が統計的に予測される受信コンディションに基いてグループ分けされることを特徴とする方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記TDMAチャネルがCDMAチャネル上に実装されることを特徴とする方法。
  8. 請求項1に記載の方法において、各グループに属する前記受信機の数は等しいことを特徴とする方法。
  9. 請求項1に記載の方法において、チャネルコンディションの閾値レベルに基いて、前記受信機がグループ分けされることを特徴とする方法。
  10. 請求項8に記載の方法において、前記グループ内の前記受信機の数を一定に保つために、グループを決定している前記閾値レベルのうち上側と下側の少なくとも1つを変更することを特徴とする方法。
  11. 請求項8に記載の方法において、前記グループ内の前記受信機の信号受信コンディションの平均を一定に保つために、グループを決定している前記閾値レベルのうち上側と下側の少なくとも1つを変更することを特徴とする方法。
  12. 請求項1に記載の方法において、グループ内の受信機の数の増減に応じて、グループに割り当てるスロットの数が変化することを特徴とする方法。
  13. 請求項1に記載の方法において、グループに属する全ての受信機のチャネルコンディションが最低チャネルコンディション以下になったら、そのグループに割り当てられたスロットをアイドルスロットにすることを特徴とする方法。
  14. 請求項1に記載の方法において、グループに属する全ての受信機のチャネルコンディションが最低チャネルコンディション以下になったら、そのグループに割り当てられたスロットが他のグループに再度割り当てられることを特徴とする方法。
  15. 請求項1に記載の方法において、グループに割り当てられたスロットは、そのグループ内の受信機のうちより高いQoSを要求している受信機に対してより優先的に割り当てられることを特徴とする方法。
  16. 請求項1に記載の方法において、送信側から送られ受信機により受信されたパイロットシンボルに基いて、前記チャネルコンディションが受信側において測定されることを特徴とする方法。
  17. 請求項1に記載の方法において、受信側から送信され送信側で受信されたデータに基いて、前記チャネルコンディションが前記送信側において測定されることを特徴とする方法。
  18. 請求項1に記載の方法において、前記受信機のチャネルコンディションに基いて、受信機のデータレートが適応的に変化させられることを特徴とする方法。
  19. 請求項1に記載の方法において、少なくとも1つのグループ内の複数の受信機にマルチキャストされるべきデータは、全てもしくは大部分の前記受信機が所定のマルチキャストチャネルコンディション以上のチャネルコンディションでない限り、前記受信機にマルチキャストされないことを特徴とする方法。
  20. 請求項1に記載の方法において、各受信機にはその受信機自身へ割り当てられたスロットに関しての通知がされ、他の受信機にスロットが割り当てられている期間、その受信機自身がスリープモードに入ることを特徴とする方法。
  21. スロットに分割されたTDMAチャネルにより、複数の受信機に通信を動的にスケジューリングするスケジューリング装置において、
    各受信機のチャネルコンディションを計測する手段と、
    前記チャネルコンディションに基いて、前記複数の受信機を複数の受信機グループにグループ分けする手段と、
    前記スロットを1または複数のスロットからなるスロットグループにグループ分けする手段と、
    前記受信機グループの各々に、前記スロットグループを少なくとも1つ割り当てるスロットグループ割り当て手段と、
    前記受信機グループ内の受信機の1つに、前記割り当てられたスロットグル−プ内のスロットを割り当てるスロット割り当て手段と
    を有することを特徴とするスケジューリング装置。
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