JP3616458B2 - 除塵脱水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、除塵脱水装置、特に除塵機にて掻き上げた含水率の高いごみを、移送手段にて移送する間に所定の含水率まで乾燥して後段の取り扱いや焼却を容易に行えるようにした除塵脱水装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、下水処理場においては処理場に流入してくるごみを裏掻式レーキを備えたバースクリーンにて捕捉し、レーキの運行にて掻き揚げ除去している。しかし、この掻き上げごみは含水率が高いのでこのまま焼却することができない。このため従来は掻き上げごみをスクリーンプレス等の機械的脱水機にて所要の含水率となるように脱水している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の除塵脱水装置は、バースクリーンにて捕捉したごみをレーキにて掻き上げスクリュープレス等の機械式脱水機にて脱水するため、ごみ中の厨芥は機械的加圧力にて破砕され、脱水機の水抜用孔より水とともに流出し、一方脱水加圧力が弱いと充分脱水できないという問題点があった。
本発明は、上記従来の除塵脱水装置の有する問題点を解決し、掻き上げられた含水率の高いごみを、遅速駆動される移送機へ直接移し、離脱水中に混入されることなく焼却等後処理がし易い含水率まで脱水するようにした除塵脱水装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の除塵脱水装置は、処理槽内に、流入管より処理槽内に流入する汚水に含まれるごみをスクリーンにより捕捉してレーキ装置により掻き上げ、除去する除塵機を配設するとともに、この除塵機に隣接してレーキ装置、スクリーン及び乾燥手段を備えた移送機を配設し、除塵機のスクリーンと移送機のスクリーンを一連に形成したことを特徴とする。
【0005】
上記の構成からなる本発明の除塵脱水装置においては、除塵機で掻き上げられたごみを連続して直接移送機へ移し、連続して掻き揚げから移送まで行えるとともに、移送機にて出口まで送られる途中で自動的に乾燥されるので、焼却等の後処理が容易となる。
そして、除塵機と移送機とのスクリーンが一体に連結配置されるので、掻き上げごみが除塵機から移送機へ移す際の落ちこぼれがなく、掻き上げごみの全量が移送機へ確実に送ることができる。
【0006】
この場合、除塵機のレーキ装置と移送機のレーキ装置とを個別的に駆動することができる。
【0007】
上記の構成からなる本発明の除塵脱水装置においては、除塵機と移送機との駆動速度を変えることができるので掻き揚げごみの移送途中で乾燥も行うことができる。
【0008】
またこの場合、移送機のレーキ装置を除塵機のレーキ装置よりも遅い速度で駆動するようにすることができる。
【0009】
上記の構成からなる本発明の除塵脱水装置においては、含水率の高い掻き上げごみを供給されても、移送機は除塵機よりも遅速で駆動されているので、移送途中で所定の含水率まで乾燥を同時に行えるものとなる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の除塵脱水装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図において1は処理能力に応じて設定する所要の形状と容積を備えた処理槽で、この処理槽1の一端側に流入管2を配設し、この流入管2を経て処理槽内に汚水または下水を流入するようにするとともに、処理槽1の他端側には排出口3を設けて除塵後の処理水を処理槽1より流出するようにして、処理槽内に水流が自然に発生するよう水路11を形成する。
【0011】
また、この処理槽1の水路11内には槽内水路幅方向に除塵機4を配設する。この除塵機4は、処理槽内の水路を遮るようにして、かつ水面に対して予め定めた角度にて配設する製作可能な所要の目幅を備えたバースクリーン41と、このバースクリーン41に沿って所定の速度にて駆動され、バースクリーン41にて捕捉されたごみを掻き揚げ除去するレーキ装置42とより構成され、予め定めた速度にて、望ましくは水位変化に対応して可調整的に駆動される。
【0012】
さらに処理槽1内には除塵機4と流入管2との間には整流板5を配置し、流入管2を経て流入する汚水が、この整流板5の多数穿設した流下孔5Hを流通する際、整流され水路の全域において流速の遅速がなく均一な流れの層流となって除塵機4にまで流下するようにするものである。
【0013】
この場合、汚水中のごみをバースクリーン41にて捕捉してレーキ42にて掻き上げ排出できるように水路の水位を予め定めた水位を保持するように除塵機の下流側に堰板6を配設する。そしてこの除塵機の下流側に配設される堰板7は、除塵機位置の水位が除塵機の運転可能な最低水位以上の水位を保つようにしてその高さを定め、これは一般に整流板より低いものである。
【0014】
また、除塵機4には掻き上げごみが下方に落下しないように可及的に近接して移送機7を配設する。この移送機7は掻き上げごみを載置して移送可能なバースクリーン71に裏掻き式のレーキ装置72を配設して構成するとともに、この移送機をダクト9内に納める。
【0015】
移送機7のバースクリーン71は、図1に詳示するように除塵機4のシュート43の下方位置にて重なるよう配設し、これにより除塵機4より掻き上げられたごみが確実に移送機7側へ移されるようにするが、除塵機のレーキと、移送機のレーキとが互いに干渉しないように配置する。そしてこの移送機7のレーキ装置72は、除塵機4のレーキ装置42の駆動速度よりも遅くなるよう駆動し、この駆動速度はバースクリーン71の先端から後端へと掻き上げごみが移送される際、必要な乾燥が行われるようにして遅速駆動とするか、または間歇運転とするように適当に定める。なお、このレーキ装置72の駆動速度とバースクリーン71の全長及び乾燥用送風機の送風量とは、掻き上げごみがバースクリーン端から端へ移送されるとき、設定された含水率まで乾燥されるようにして定めるものとする。
【0016】
ダクト9は、この移送機7の全体を覆うようにして配設し、かつ乾燥用送風機8を備える。この乾燥用送風機8からの送風は、移送機7のほぼ全長にわたって送られるようにルーバ10を配設するとともに、乾燥時間を短縮するために必要に応じてヒータ9Hを乾燥用送風機の送風前方位置に配置することもある。
【0017】
ダクト内には乾燥用送風機8から送風され、移送機上の掻き上げごみに噴射して乾燥させた後、ダクト9の一部に設けた排気口9aより排出するとともに、ダクト9の下底部は傾斜させて移送機上のバースクリーン目より掻き上げごみの微細ごみが落下するのを受け、下方に配設するゴミ箱B内へ導くようにする。
【0018】
なお、図1に示す参考例は移送機7を水平に配設したものであるが、図3に示す参考例は移送機の基端側を低く、終端側を高くなるよう傾斜して配置したもので、構成は図1と同じである。
【0019】
さらに図4に示すものは、除塵機4と移送機7とを一体としたものである。
【0020】
図5乃至図7に示す実施例は、図4と同じように除塵機と移送機のバースクリーンを一体に連設したものである。この一連のバースクリーン41は、除塵機に対する移送機の配設方法によって図5に示すように、あるいは図6に示すようになり、この形状は図7に示す如く両機の配置方式に応じて屈曲して形成する。なおバースクリーンは一体に屈曲して連設するもレーキ装置42と72は個別とし、かつそれぞれ予め定めた駆動速度にて駆動されるもので、これにより除塵機から移送機へ移送される掻き上げごみの落下防止を確実に行うものである。
【0021】
次に、本発明微細ごみ除去装置の動作を説明する。
流入管2を経て処理槽1内に流入した汚水は整流板5を通過する際、この汚水中に混入している大型のごみは整流板にて流下を阻止され整流板と流入管との間の処理槽内に一時的に貯留され、適当なときに掻き上げ排出されるとともに、この大型のごみを取り除いた比較的小さな木片、汚物、その他のごみは汚水とともに整流板の孔から流下して除塵機4に達する。この場合、流水は整流板の作用にて整流されており、細塵除塵機のスクリーンに達するときは水路のほぼ全幅にわたって均一な流れとなっている。そして汚水中の木片、汚物、その他のごみはバースクリーン41にて捕捉され、レーキ装置42にて掻き上げられる。
【0022】
この掻き上げられたごみは、バースクリーン42よりシュート43を経て移送機7のバースクリーン71上に移載され、乾燥用送風機8にて送風されたダクト9内をレーキ装置72にて移送されるとき所望の乾燥が行われ、そしてバースクリーン72の終端部よりゴミ箱B内へ排出されるものである。
【0023】
【発明の効果】
本発明の除塵脱水去装置によれば、除塵機で掻き上げられたごみを連続して直接移送機へ移し、連続して掻き揚げから移送まで行えるとともに、移送機にて出口まで送られる途中で自動的に乾燥されるので、焼却等の後処理が容易となる。
さらに、除塵機と移送機とのスクリーンが一体に連結配置されるので、掻き上げごみが除塵機から移送機へ移す際の落ちこぼれがなくなり、掻き上げごみの全量が移送機へ確実に送ることができる。
【0024】
また、本発明の除塵脱水去装置によれば、除塵機と移送機との駆動速度を変えることができるので掻き揚げごみの移送途中で乾燥も行うことができる。
【0025】
また、本発明の除塵脱水去装置によれば、含水率の高い掻き上げごみを供給されても、移送機は除塵機よりも遅速で駆動されているので、移送途中での乾燥が簡易に同時に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】除塵脱水装置の参考例を示す縦断正面図である。
【図2】同除塵脱水装置の平面図である。
【図3】除塵脱水装置の参考例を示す縦断正面図である。
【図4】本発明の除塵脱水装置の第1実施例を示し、(A)は縦断正面図、(B)はその側面図である。
【図5】本発明の除塵脱水装置の第2実施例を示す縦断正面図である。
【図6】本発明の除塵脱水装置の第3実施例を示す縦断正面図である。
【図7】異なる形状のバースクリーンの説明図である。
【符号の説明】
1 処理槽
2 流入管
3 流出口
4 除塵機
41 バースクリーン
42 レーキ装置
5 整流板
6 堰板
7 移送機
71 バースクリーン
72 裏掻式のレーキ装置
8 乾燥用送風機
9 ダクト
Claims (3)
- 処理槽内に、流入管より処理槽内に流入する汚水に含まれるごみをスクリーンにより捕捉してレーキ装置により掻き上げ、除去する除塵機を配設するとともに、この除塵機に隣接してレーキ装置、スクリーン及び乾燥手段を備えた移送機を配設し、除塵機のスクリーンと移送機のスクリーンを一連に形成したことを特徴とする除塵脱水装置。
- 除塵機のレーキ装置と移送機のレーキ装置とを個別的に駆動するようにしたことを特徴とする請求項1記載の除塵脱水装置。
- 移送機のレーキ装置を除塵機のレーキ装置よりも遅い速度で駆動するようにしたことを特徴とする請求項2記載の除塵脱水装置。
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JP15345696A JP3616458B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 除塵脱水装置 |
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JP15345696A JP3616458B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 除塵脱水装置 |
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JPH09316857A JPH09316857A (ja) | 1997-12-09 |
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JP15345696A Expired - Fee Related JP3616458B2 (ja) | 1996-05-24 | 1996-05-24 | 除塵脱水装置 |
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1996
- 1996-05-24 JP JP15345696A patent/JP3616458B2/ja not_active Expired - Fee Related
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