JP3616309B2 - コップへの自動給水装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、歯科医院における治療椅子の近傍に設置され、施術中の患者が嗽時に使用するコップ(特に、紙コップや樹脂製コップ)を所定の位置に載置することにより、一定の水量を自動的に給水するようにしたコップへの自動給水装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、歯科用のコップ自動給水装置としては、コップを載置台に載置したことを検出すると電磁弁が開放され、かつ、タイマが動作し、該タイマが一定時間に達すると電磁弁を閉じるようしたもの、コップの重量を予め設定しておき、該コップが載置され載置台がコップの重量分だけ低下したことを抵抗あるいは光等のセンサが検出すると電磁弁を開放して自動給水を開始し、コップ内に水が所定量給水され載置台がさらに低下したことを前記センサが検出すると電磁弁を閉じて給水を停止するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したタイマ方式にあっては、コップ内に水が残った状態で給水を行うと、余分の水が給水されることとなるため、水がコップから溢れ出ることがあり床面を濡らすといった問題が発生した。
【0004】
また、重量センサ式にあっては、ある程度の重量がない(例えば、紙コップや樹脂製コップ)コップを載置台に載置したとしても、コップの有無が検出できないので、重量の大きな金属製のコップを使用することとなる。しかし、このようなコップは高価であることから使い捨てにできず繰り返しの使用となるため、滅菌に手間がかかるという問題があった。
【0005】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、紙コップや樹脂製コップを使用し、該コップ内の水量変化を静電容量変化として検出するようにしたので、従来のような問題点を全てクリアできるコップへの自動給水装置を提供せんとするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のコップへの自動給水装置は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、紙コップ、樹脂コップ等の非金属製コップをセンサによる検知範囲内に載置可能なコップ載置台と、該コップ載置台に載置されたコップへ給水を行う給水パイプが装備されたハウジングと、前記コップ載置台に載置されたコップの側面傾斜面に沿った前記ハウジングの傾斜面裏面側に形成された多数段のネジ孔に選択可能に取付けられる静電容量センサと、該静電容量センサが一定値になったことを検出すると前記コップへの給水を遮断する電磁弁とを具備したものである。
【0007】
請求項2の手段は、紙コップ、樹脂コップ等の非金属製コップをセンサによる検知範囲内に載置可能なコップ載置台と、該コップ載置台に載置されたコップへ給水を行う給水パイプが装備されたハウジングと、前記コップ載置台に載置されたコップの側面傾斜面に沿った前記ハウジングの傾斜面裏面側に形成されたガイドレールに対してガイド部材を介して所望高さ位置に取付けられる静電容量センサと、該静電容量センサが一定値になったことを検出すると前記コップへの給水を遮断する電磁弁とを具備したものであり、請求項3の手段は、前記した請求項1または2において、前記コップ載置台にコップが載置されたことを光センサで検出し、該検出信号によって前記電磁弁をタイマによる所定時間の後に開放して前記給水パイプを介して給水を開始するようにしたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るコップへの自動給水装置の実施の形態を図面と共に説明する。
1は紙コップ、樹脂製コップ等の非金属製のコップ、2はスピットンボール等の如き嗽した水を排水でき、かつ、後述する自動給水装置本体3が取付けられている給排水装置にして、その一部には前記コップ1の底部が移動することなく載置可能な大きさの凹部である載置台21が形成されている。なお、21aはコップ1から滴り落ちる水を排水するための排水口である。
【0009】
3は自動給水装置本体(以下、単に本体という)にして、給排水装置2に取付パイプ32によって取付けられたハウジング31と、給排水装置2に取付けられ図示しない給水源と図示しない電磁弁を介してチューブ、電線とそれらを前記取付パイプ32を通って接続される前記ハウジング31の上面に取付けられ、先端が前記載置台21の上方に開口する給水パイプ34および前記給排水装置2の前記載置台21に面した正面側裏面に取付けられた静電容量センサ35とから構成されている。
【0010】
前記静電容量センサ35はハウジング31の正面側裏面に縦方向に複数段突出して形成されたネジ孔31aに所望のネジ孔31aを利用して固定される。すなわち、取付けるネジ孔31aを選択することにより、静電容量センサ35の高さ位置を自由に設定できる。
【0011】
また、静電容量センサ35のハウジング31に対する取付け手段としては、図4、図5に示すように、ハウジング31の裏面に形成されたコ字状のガイドレール31bに対してコ字状のガイド部材35aが摺動自在となし、このガイド部材35aに静電容量センサ35がネジ35bによって前記ガイドレール31bに固定できるようにしてもよい。そして、ネジ35bを緩めてガイド部材35aをガイドレール31bに沿って移動し、前記ネジ35bを締め付けることによって所望の位置に静電容量センサ35を固定することができる。
【0012】
なお、ネジ孔31aおよびガイドレール31bは載置台21に載置されるコップ1の側面傾斜と同一傾斜となっているので、取付けられる静電容量センサ35もコップ1の側面と平行な状態となる。
【0013】
次に、図6のブロック図について説明する。なお、前記した符号と同一符号は同一部材を示し説明は省略する。
4は反射型の光センサにして、照射した光がコップ1によって反射し、この反射光を受光するとコップが有るとの信号を出力する。5は該光センサ4よりの信号を増幅する増幅器、6は該増幅器5よりの出力が入力されると一定時間の後に出力を送出するタイマ、7は前記静電容量センサ35よりの出力を増幅する増幅器、8は該増幅器7よりの出力が予め設定した値になると出力を送出する比較回路、9は前記タイマ6よりの出力で流路を開放し、前記比較回路8よりの出力で流路を閉鎖する電磁弁である。
【0014】
次に、前記した構成に基づいて動作を説明するに、コップ1を載置台21に載置すると光センサ4が該コップ1からの反射光を検出する。この検出出力は増幅器5で増幅され、タイマ6を駆動し一定時間経過すると電磁弁制御回路9に出力し、該電磁弁駆動回路9によって電磁弁10に通電して流路を開放する。
【0015】
ここで、タイマ6を設けたのは、コップ1を検出して直ちに電磁弁10に通電したのでは、コップ1が正しく載置台21上に載置されていない状態でもコップ1への給水が開始されるため、コップ1内へ正しく給水されずにコップ1の外側に漏れることがあるからである。
【0016】
そして、コップ1内に給水が開始されると、給水された水によって静電容量センサ35が水が無い場合の静電容量とは異なる値を検出することになるので、静電容量センサ35は異なる出力を増幅器8に出力する。この出力は増幅器8で増幅されて比較回路8に出力されて予め設定した値との比較が行われるが、コップ1内の水量が少ない場合は前記設定値に達していないので、比較回路8は出力を送出しない。
【0017】
コップ1内の水量が多くなって比較回路8で予め設定した値に達すると、該比較回路8は電磁弁制御回路9に出力を送出する。ここで、電磁弁制御回路9は電磁弁10への通電を停止するので、該電磁弁10は流路を遮断してコップ1への給水を終了する。従って、コップ1には所定の水量が供給されることとなる。
【0018】
前記動作において、静電容量センサ35を上下方向に移動することによって、該静電容量センサ35の感度調整が行えるので、コップ1の水量を変更することができる。また、比較回路8の比較レベルを変更することによっても水量は変更可能である。
【0019】
なお、コップ1の位置と静電容量センサ35との間隔は一定でないと検出レベルが変化することから、コップ1の載置台21への位置決めは正確である必要があるので、載置台21はコップ1が移動しないように凹形状とすることが望ましい。また、コップ1への給水開始は本実施の形態にあっては、光センサ4がコップ1を検出すると給水が行われるようにしたが、スイッチを操作するなど人為的に行うようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
本発明は前記したように、コップ内に水の静電容量を検出することによって、該コップ内に一定量の水を供給するようにしたので、簡単の構成で確実に一定量の水をコップ内に給水でき、かつ、静電容量センサを移動することにより給水量の変更も可能である。
【0021】
また、光センサによってコップを検出すると自動的に給水が行われるようにしたので、給水開始、給水停止の全てを自動化できて、コップへの給水に関する手間が全くかからない等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコップへの自動給水装置の側面から見た断面図である。
【図2】同上の背面から見た断面図である。
【図3】平面図である。
【図4】静電容量センサ部分の側面図である。
【図5】同上の平面図である。
【図6】ブロック回路図である。
【符号の説明】
1 コップ
2 給排水送出
21 載置台
3 自動給水装置本体
31 ハウジング
31a ネジ孔
31b ガイドレール
34 給水パイプ
35 静電容量センサ
4 光センサ
10 電磁弁
Claims (3)
- 紙コップ、樹脂コップ等の非金属製コップをセンサによる検知範囲内に載置可能なコップ載置台と、該コップ載置台に載置されたコップへ給水を行う給水パイプが装備されたハウジングと、前記コップ載置台に載置されたコップの側面傾斜面に沿った前記ハウジングの傾斜面裏面側に形成された多数段のネジ孔に選択可能に取付けられる静電容量センサと、該静電容量センサが一定値になったことを検出すると前記コップへの給水を遮断する電磁弁とを具備したことを特徴とするコップへの自動給水装置。
- 紙コップ、樹脂コップ等の非金属製コップをセンサによる検知範囲内に載置可能なコップ載置台と、該コップ載置台に載置されたコップへ給水を行う給水パイプが装備されたハウジングと、前記コップ載置台に載置されたコップの側面傾斜面に沿った前記ハウジングの傾斜面裏面側に形成されたガイドレールに対してガイド部材を介して所望高さ位置に取付けられる静電容量センサと、該静電容量センサが一定値になったことを検出すると前記コップへの給水を遮断する電磁弁とを具備したことを特徴とするコップへの自動給水装置。
- 前記コップ載置台にコップが載置されたことを光センサで検出し、該検出信号によって前記電磁弁をタイマによる所定時間の後に開放して前記給水パイプを介して給水を開始するようにしたことを特徴とする請求項1または2に記載のコップへの自動給水装置。
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