JP3615511B2 - Ground reinforcement method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばトンネルや地下空洞等の掘削時に適用される地山先行補強工法としてのトンネル先受工法や鏡部補強工法等の地山補強工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来たとえばトンネル切羽の前方地山を先行補強する方法として、いわゆる注入式長尺先受工法が知られている。この工法の特徴は、専用機を必要とすることなくトンネル掘削に使用するドリルジャンボ等により、打設すべき鋼管等の補強管内に挿入した削孔ロッドの先端に装着した拡径ビットにより、削岩機からのフラッシング水で削孔し、3m程度の補強管を二重管削孔方式で削孔と共に順次継ぎ足し、長尺の補強管を打設するもので、従来の短尺フォアポーリング、鏡部補強工に比べて先受長が長いのが特徴である。
【0003】
このような長尺の領域に薬液等の固結材(注入材)を適正に注入するには、例えば図12に示すように地山R内に打設した補強管1内をパッカー2によって、いくつかの区間S1〜S4に区切り、その各区間毎に固結材を注入することが望ましい。
【0004】
ところが、こうした先受工法はドリルジャンボでの削孔を前提としていて専用機を用いた他工法(パイプルーフ等)に比して比較的小径の補強管(一般に内径φ100mm程度まで)を打設することとなるため、補強管内にセットできる注入管の本数には限りがある。
【0005】
例えば図12に示すように4つのパッカー2によって4つの区間(部屋)S1〜S4を形成して上記各パッカー2内および上記各区間S1〜S4に固結材を注入する場合には、上記4つの各パッカーを膨らませるための4本のパッカー用注入管31〜34と、上記各区間S1〜S4に固結材を注入する4つの区間用注入管41〜44の合わせて8本の注入管を補強管1内にセットする必要がある。
【0006】
また上記のような先受工の打設長が長くなれば、それに応じて全長をより多くの区間に区切った方が良好な注入が得られるが、それに伴って必要な注入管の本数が増大し、限られた径の補強管内に収容できない場合も少なくない。そのため補強管内に収容する注入管の本数が実質的に制限され、それによって区画数も制限されてしまう。また区画数が制限されれば1区間当たりの長さが長くなるので、その分地盤への固結材の注入むらが懸念される。
【0007】
さらに先受工が長尺になればなるほど、様々な地質条件のところに注入を行うこととなり、手前側と奥側で、或いは区間によって、求められる注入条件、例えば固結材の種類、注入のタイミング、パッカーのかけ方等が異なるが、区画数が制限されればこうした要求に応えることもできず、充分かつ良好な補強効果が得られない等の問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記の問題点に鑑みて提案されたもので、打設長が長くなっても注入区間を適切に仕切って、各区間において最も効果的な注入が出来るようにすると共に、全長に亘って充分かつ良好な地盤補強効果が得られる地山補強工法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明による地山補強工法は、以下の構成としたものである。即ち、地山内に形成した削孔内に、通液部を有する複数個の膨張式パッカーを所定の間隔をおいて収容配置し、その各パッカーに固結材を注入するためのパッカー用注入管を共通1本の管体で構成すると共に、上記パッカーで仕切られた複数の区間に固結材を注入する区間用注入管を上記複数個の区間毎に各々別々に設け、上記パッカー用注入管を介して上記各パッカーに同時に固結材を注入して各パッカーを膨張させると共に上記通液部から上記削孔内およびその周囲の地山内に固結材を注入硬化させて隔壁状の固結領域を形成した後、上記区間用注入管を介して上記各区間の削孔内およびその周囲の地山内に固結材を注入固化させて地山を補強することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による地山補強工法を、図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。
【0011】
図1は本発明による地山補強工法をトンネル先受工、特に二重管削孔方式による注入式長尺先受工に適用した例の縦断面図、図2はその横断面図、図3は図1における一部の拡大図、図4(a)はその長さ方向を縮尺した拡大断面図、同図(b)は更にその一部の拡大図である。
【0012】
図において、1は地山Rに形成した削孔H内に収容配置した鋼管等よりなる補強管で、該補強管1の全長は本実施形態においては12.5〜20m程度を想定しており、図1に示すように切羽Wの直近の支保工Pの下端から所定角度で前方地山に向けて傾斜して設けられている。また上記補強管1の周壁面には、図5に示すように全長に亘って所定のピッチで多数の貫通小孔1aが穿設されており、求められる打設長に応じて所定長さの補強管をカプラ10で接続して用いる。
【0013】
上記補強管1内には、膨張式のパッカー2を所定の間隔をおいて複数個配置するもので、本実施形態においては図4に示すように4つのパッカー2が収容配置され、それによって補強管1内およびその周囲の地山を4つの区間S1〜S4に仕切っている。なお、上記パッカー2の配置位置や個数は適宜であり、補強すべき地山条件等に応じて適宜設定すればよい。
【0014】
上記パッカー2の構成は適宜であるが、例えば図6に示すように、中央部に布等の通液性材料よりなる通液部2aを有し、これに連続して両端部にゴム等の非通液性材料よりなる膨出部2bを有するダンベル形の袋状のものを用いるとより好ましい。
【0015】
上記各パッカー2に固結材を注入するパッカー用注入管3は、本発明においては図4および図7に示すように共通1本の管体で構成したもので、その注入管3の途中にはパッカー2をセットする位置に合わせて固結材排出用の吐出孔3cが形成され、注入管3の先端部3aは最も孔奥側に配設されるパッカー内に開口するように構成されている。
【0016】
上記パッカー2で仕切られた区間S1〜S4内に固結材を注入する区間用注入管41〜44は、本実施形態においては図4および図7に示すように4本設けられ、それらの注入管41〜44と、上記パッカー用注入管3とを1つに束ねた状態で、その注入管3の上記吐出孔3cを覆うようにして上記各パッカー2を被せ、その各パッカーの端部を図に省略したバンドや紐等で締め付け固定する。それによって上記注入管3および41〜44と、各パッカー2とが図7(b)のように1つのユニットとして一体化され、その状態で図7(c)のように補強管1内に挿入する構成である。
【0017】
上記のように構成された地山補強工法を施工するに当たっては、例えば以下の要領で施工すればよい。先ず、削孔機として例えば図1に示すドリルジャンボJ等を用いて切羽鏡部Wの上部の支保工Pの内側の所定の位置に図8(a)に示すように所定深さの下孔H1を形成する。図中、Cは切羽鏡部Wの表面に設けたコンクリートである。
【0018】
次いで、所定深さの削孔Hを施すと共に、該削孔H内に補強管1を装填するもので、その削孔方法や削孔ビットの形態等は任意であるが、本実施形態においては、補強管1の先端に取付けたリングビット11と、そのリングビット11の内穴に係合するセンタービット12を先端部に取付けた削孔用ロッド13とで削孔Hを施すと同時に該削孔H内に補強管1を装填する構成である。
【0019】
すなわち、図8(b)に示すように削孔用ロッド13の先端に取付けたセンタービット12をリングビット11の内穴に係合させた状態で削孔用ロッド13を回転させながらドリルジャンボJのガイドシェルJ1に沿って押し込むと、センタービット12とリングビット11により地山が削孔されると同時にリングビット11の前進に伴ってそれと一体的に設けた補強管1が削孔H内に順次引き込まれるように構成されている。なお、その際、上記補強管1は必要に応じて前記カプラ10等で順次つなぎ合わせて挿入する。削孔用ロッド13についても同様である。
【0020】
上記のようにして所定の深さの削孔Hを形成すると同時に該削孔H内に補強管1を装填したところで、削孔用ロッド13を逆転する等してセンタービット12とリングビット11との係合を解除し、削孔用ロッド13を図8(c)のように引き抜くと、それと一体にセンタービット12が回収され、リングビット11は補強管1と共に削孔H内に残留する。
【0021】
なお上記のようなリングビット11やセンタービット12を用いる代わりに、補強管1内に挿通可能で、削孔時は補強管1の先端に該補強管1の外形と同等もしくはそれよりも大きく拡開可能な拡開式のビットを用いて削孔するようにしてもよい。
【0022】
上記のようにして削孔作業および補強管1の装填作業が終了したところで、該補強管1内に図9(a)のように、パッカー2およびパッカー用注入管3および区間用注入管41〜44を挿入するもので、それらを前記のように1つのユニットとして組付けておくと容易に装填することができる。またパッカー用注入管3は本発明においてはパッカー2の個数の如何に拘わらず1本でよいので、補強管1内へのパッカー用注入管3の挿入本数およびその配置スペースを少なくできると共に、管径の小さい補強管にあっても容易に装填することが可能となる。
【0023】
次いで、上記パッカー用注入管3を介して各パッカー2に固結材Gを注入するもので、その固結材としては例えばゲルタイムが30秒〜数分のウレタン樹脂等の即硬性のものを用いるとよく、そのゲルタイムは打設長さ等に応じて適宜調整すればよい。このようにして共通1本のパッカー用注入管3を介して各パッカー2に固結材を注入することによって、各パッカーには略同時に且つ略同一の圧力で片寄りなくなく固結材を注入することができる。
【0024】
上記のようにして各パッカー2に固結材を注入することによって、先ず各パッカー両端部の膨出部2bが膨らみ、その膨出部2bの外周面が補強管1の内面に圧接して補強管1内が複数個の区間S1〜S4に仕切られる。さらに各パッカー2に固結材を注入すると、各パッカー中央部の通液部2aから補強管1内に固結材が流出し、その補強管1内に流出した固結材Gはパッカー両端部の上記膨出部2b・2bによって上記区間S1〜S4内には流出することなく、補強管1の周壁面に形成した貫通小孔1aから削孔内に流出し、更に周囲の地山R内に浸透して即時に硬化し、それによって上記各パッカー2の周囲の地山をあたかも補強管1の長手方向に複数個に仕切るようにして隔壁状の固結領域G1が形成される。
【0025】
上記のようにして形成された固結領域G1は、上記各パッカー2に対応して設けられ、それによって前記の補強管1内とその周囲の地山Rは、複数個のパッカー2と上記地中隔壁とで複数個(図の場合は4つ)の区間S1〜S4に仕切られた状態となる。又それによって、上記各区間における補強管1内に、前記複数本の区間用注入管41〜44の一端が連通開口した状態となる。
【0026】
その状態で、上記各区間用注入管41〜44を介して上記各区間S1〜S4における補強管1内に、同時あるいは任意の順序で固結材を注入すればよく、その固結材としては、例えば前記パッカー内に注入したものと同等のウレタン系樹脂等を用いる。
【0027】
上記各区間S1〜S4における補強管1内に注入された固結材は、補強管1内に充満した後、補強管1の周囲の貫通小孔1aから削孔内を経て周囲の地山R内に浸透・固化して前記図4のように固結材Gによる固結領域G2が形成されて地山が補強されるものである。
【0028】
以上のように、補強管1を打設してから、先に複数のパッカー2を同時に膨らませ、さらに各パッカー2からその周囲の地山R内に固結材を浸透・硬化させて、地山内に隔壁状の固結領域G1を形成しておき、その固結領域G1で仕切られた区間S1〜S4の任意の順序で、区間用注入管41〜44を介して固結材Gの注入を行うことによって、手間なく且つ確実に所望の区間へ任意のタイミングで任意の固結材(薬液)を本注入することができる。従って、長尺に亘る地盤改良で、異なる地山条件に対しても、確実に仕切った各空間に対して、それぞれ所望の注入を行うことが可能となる。
【0029】
なお、上記実施形態は、削孔用ロッド13等による削孔と同時に該削孔内に補強管1を挿入する、いわゆる二重管削孔方式による注入式長尺先受工法に適用したが、削孔用ロッド13等による削孔作業が全て終了した後に該削孔内に補強管1を挿入するようにしてもよい。
【0030】
また上記実施形態は補強管1として鋼管を用いたが、他の材料、例えばFRP等の合成樹脂管を用いてもよい。特にトンネル掘削時に補強管1の一部または全部を破砕して除去する場合には上記のような合成樹脂管を用いるのが望ましい。また例えば支保工Pとの緩衝を避けるためにトンネル断面を図10に示すように拡幅していく工法に本発明を適用することも可能である。
【0031】
さらに、本発明はトンネル先受工に限らず、注入式の地盤補強工法であれば他の工法にも適用可能であり、例えば図11に示すような注入式長尺鏡部補強工に適用することもできる。この場合にも前記のような合成樹脂管を用いるのが望ましい。
【0032】
また前記補強管1は、例えば削孔した孔の自立性がよく、しかも補強管1が無くても充分な強度が得られるような場合(例えば杭の打設など)には、必ずしも補強管を用いなくてもよい。また前記のような二重管削孔方式により削孔内に挿入した補強管を、引き抜きぬきながら或いは引き抜いた後に固結材の注入を行うこともできる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による地山補強工法は、複数個のパッカーに固結材を注入するためのパッカー用注入管を共通1本の管体で構成すると共に、該注入管を介して上記各パッカーに同時に固結材を注入するようにしたから、前記従来のように各パッカー毎に注入管を設ける場合に比べて注入管の本数を減らすことができる。又それによって、例えば補強管内にパッカーを挿入する場合には、小径の補強管にあっても容易に装填することが可能となる。また共通1本の注入管を介して複数個のパッカーに固結材を注入するので、各パッカーに片寄りなく且つ同時に容易に注入することができる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による地山補強工法をトンネル先受工に適用した例の縦断面図。
【図2】図1における横断面図。
【図3】図1における一部の拡大図。
【図4】(a)は図3における先受け工の長手方向の長さをやや縮尺した拡大断面図。
(b)は更にその一部の拡大図。
【図5】(a)は補強管の一部縦断側面図。
(b)は補強管の接続例を示す側面図。
【図6】パッカーの一部縦断側面図。
【図7】(a)はパッカー用注入管の縦断側面図。
(b)はパッカーと注入管との組付ユニットの側面図。
(c)は上記ユニットを補強管内に装填した状態の縦断側面図。
【図8】(a)〜(c)は本発明による地山補強工法の施工例を示す説明図。
【図9】(a)〜(c)は本発明による地山補強工法の施工例を示す説明図。
【図10】本発明による地山補強工法の他の施工例を示す説明図。
【図11】本発明による地山補強工法の更に他の施工例を示す説明図。
【図12】従来の地山補強工法の施工例を示す説明図。
【符号の説明】
1 補強管
2 パッカー
3 パッカー用注入管
41〜44 区間用注入管
G 地山
H 削孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a natural ground reinforcement method such as a tunnel tip receiving method or a mirror part reinforcing method as a natural ground advance reinforcement method applied when excavating a tunnel or an underground cavity, for example.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a so-called injection-type long tip receiving method is known as a method for pre-reinforcing a ground in front of a tunnel face. The feature of this method is that it uses a drill jumbo that is used for tunnel excavation without the need for a dedicated machine, and it uses a diameter expansion bit attached to the tip of a drilling rod inserted into a reinforcing pipe such as a steel pipe to be cast. Drilling holes with flushing water from a rock machine, adding about 3m of reinforcing pipes along with the drilling holes using a double pipe drilling system, and placing long reinforcing pipes. It is characterized by a long receiving length compared to the reinforcement work.
[0003]
In order to properly inject a solidified material (injection material) such as a chemical solution into such a long region, the inside of the reinforcing
[0004]
However, such a receiving method is predicated on drilling with a drill jumbo, and a relatively small diameter reinforcing pipe (generally with an inner diameter of about 100 mm) is placed in comparison with other methods using a dedicated machine (pipe roof, etc.). Therefore, the number of injection tubes that can be set in the reinforcing tube is limited.
[0005]
For example, as shown in FIG. 12, when four sections (rooms) S1 to S4 are formed by four
[0006]
In addition, if the length of the prior construction as described above becomes longer, better injection can be obtained by dividing the entire length into more sections, but the number of necessary injection tubes increases accordingly. However, there are many cases where it cannot be accommodated in a reinforcing pipe having a limited diameter. Therefore, the number of injection pipes accommodated in the reinforcing pipe is substantially limited, thereby limiting the number of compartments. Moreover, since the length per section will become long if the number of divisions is restricted, there is a concern about uneven injection of the consolidated material into the ground.
[0007]
In addition, the longer the first construction, the more the geological conditions will be injected, and the required injection conditions such as the type of consolidated material, the type of injection, on the near side and the back side, or depending on the section. Although the timing, packing method, and the like are different, there is a problem that if the number of sections is limited, such a request cannot be met and a sufficient and good reinforcing effect cannot be obtained.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been proposed in view of the above-mentioned problems, and even when the casting length becomes long, the injection section is appropriately partitioned so that the most effective injection can be performed in each section. An object of the present invention is to provide a natural ground reinforcement method capable of obtaining a sufficient and good ground reinforcement effect.
[0009]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the ground reinforcement method according to the present invention has the following configuration. That is, a packer injection tube for accommodating and arranging a plurality of inflatable packers having a liquid passing portion at predetermined intervals in a drilling hole formed in a natural ground and injecting a consolidated material into each packer. Is formed by a single common tube body, and a section injection pipe for injecting a consolidated material into a plurality of sections partitioned by the packer is provided separately for each of the plurality of sections, and the packer injection pipe is provided. The filler is simultaneously injected into each of the packers via the swell to expand each packer, and the filler is injected and cured from the liquid passing portion into the borehole and the surrounding ground. After the region is formed, the ground is reinforced by injecting and solidifying the solidified material in the drilling holes in each of the sections and in the surrounding ground through the section injection pipe .
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the ground reinforcement method according to the present invention will be described in detail based on the embodiment shown in the drawings.
[0011]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an example in which the ground reinforcement method according to the present invention is applied to a tunnel tip receiving, particularly an injection-type long tip receiving by a double pipe drilling method, and FIG. 2 is a transverse sectional view of FIG. 1 is a partially enlarged view of FIG. 1, FIG. 4 (a) is an enlarged sectional view in which the length direction is reduced, and FIG. 4 (b) is a partially enlarged view thereof.
[0012]
In the figure,
[0013]
A plurality of
[0014]
The structure of the
[0015]
In the present invention, the
[0016]
In this embodiment, as shown in FIGS. 4 and 7, four injection pipes for
[0017]
In constructing the natural ground reinforcement method constructed as described above, for example, construction may be performed in the following manner. First, using a drill jumbo J or the like shown in FIG. 1 as a hole drilling machine, a pilot hole with a predetermined depth as shown in FIG. H1 is formed. In the figure, C is concrete provided on the surface of the face mirror part W.
[0018]
Next, a hole H having a predetermined depth is provided, and the reinforcing
[0019]
That is, as shown in FIG. 8B, the drill jumbo J is rotated while rotating the
[0020]
As described above, the hole H having a predetermined depth is formed, and at the same time the reinforcing
[0021]
Instead of using the
[0022]
When the drilling operation and the loading operation of the reinforcing
[0023]
Next, the consolidation material G is injected into each
[0024]
By injecting the caking material into each
[0025]
The consolidated region G1 formed as described above is provided corresponding to each of the
[0026]
In that state, it is only necessary to inject the consolidation material into the
[0027]
The solidified material injected into the reinforcing
[0028]
As described above, after placing the reinforcing
[0029]
In addition, although the said embodiment was applied to the injection-type long tip receiving method by what is called a double pipe drilling system which inserts the reinforcement pipe |
[0030]
Moreover, although the said embodiment used the steel pipe as the reinforcement pipe |
[0031]
Furthermore, the present invention is not limited to tunnel tip construction, but can be applied to other construction methods as long as it is an injection-type ground reinforcement method. For example, the invention is applied to an injection-type long mirror part reinforcement method as shown in FIG. You can also. Also in this case, it is desirable to use a synthetic resin tube as described above.
[0032]
In addition, the reinforcing
[0033]
【The invention's effect】
As described above, the ground reinforcement method according to the present invention comprises a packer injection pipe for injecting a consolidated material into a plurality of packers as a single common pipe, and the above-mentioned via the injection pipe. Since the consolidation material is injected into each packer at the same time, the number of injection tubes can be reduced as compared with the conventional case where an injection tube is provided for each packer. In addition, for example, when a packer is inserted into the reinforcing pipe, for example, it is possible to easily load even a small diameter reinforcing pipe. In addition, since the consolidated material is injected into a plurality of packers via a common injection tube, there is an effect that the packers can be easily injected simultaneously without shifting to each packer.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a longitudinal sectional view of an example in which the ground reinforcement method according to the present invention is applied to a tunnel tip receiving work.
FIG. 2 is a transverse cross-sectional view in FIG.
3 is an enlarged view of a part of FIG.
4A is an enlarged cross-sectional view in which the length in the longitudinal direction of the leading work in FIG. 3 is slightly reduced.
(B) is an enlarged view of a part thereof.
FIG. 5A is a partially longitudinal side view of a reinforcing pipe.
(B) is a side view showing a connection example of a reinforcing pipe.
FIG. 6 is a partially longitudinal side view of the packer.
FIG. 7A is a longitudinal side view of an injection tube for a packer.
(B) is a side view of an assembly unit of a packer and an injection tube.
(C) is a longitudinal side view of the unit loaded in the reinforcing pipe.
FIGS. 8A to 8C are explanatory views showing a construction example of a natural ground reinforcement method according to the present invention.
FIGS. 9A to 9C are explanatory views showing a construction example of a natural ground reinforcement method according to the present invention.
FIG. 10 is an explanatory view showing another construction example of the natural ground reinforcing method according to the present invention.
FIG. 11 is an explanatory view showing still another construction example of the natural ground reinforcing method according to the present invention.
FIG. 12 is an explanatory view showing a construction example of a conventional ground reinforcement method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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