JP3615278B2 - 植木鉢転倒防止受皿 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は植木鉢の転倒を防止する受皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、花や観葉植物などの植木を鉢に植えて屋外に置く場合、強風の日に植木鉢が転倒してしまうことがある。特に蘭や大輪の菊など背丈の高い植物を植えた植木鉢は、使用する土も水ハケが良い軽石や鹿沼土、腐葉土など比重が小さいものを用土としているため、全体の重心が高くなって不安定となり、転倒し易い問題があった。このため従来は、植木鉢に石を載せたり、保冷用の発泡スチロールの容器に植木鉢を入れてこれを針金で縛って、底面を広くして転倒を防止している。しかしながら石を載せる方法は、適当な重さや大きさの石を見つけて、落ちないように安定して載せるのが難しく、また発泡スチロール容器は場所を取るため庭が狭いところでは邪魔になり、また何れの方法も鑑賞する植物の鉢としては外観が悪い問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記欠点を除去し、植木鉢の外観を損なわず、強風が吹いても安定して転倒を防止でき、しかも外径の異なる植木鉢にも使用できる植木鉢転倒防止受皿を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の植木鉢転倒防止受皿は、上部に向かって内径が拡大したテーパー状の周縁部を有する受皿と、この底部に設けられた板状またはリング状の重りと、この上に載せた植木鉢の側面と前記受皿の周縁部との間に介在させるクサビとからなることを特徴とするもので、重りにより全体の重心を下にして強風による転倒を防止するようにしたものである。
【0005】
更に請求項2記載の植木鉢転倒防止受皿は、前記クサビが弾性体で形成されていることを特徴とするもので、植木鉢や受皿および弾性のあるクサビのテーパーを利用することにより外径の異なる植木鉢も固定できるようにしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の一形態を図1ないし図4を参照して詳細に説明する。図において1は植木鉢転倒防止受皿で、これは周縁部2が上部に向かって内径が拡大したテーパー状をなす受皿3と、この底部に設けられた円板状の重り4と、この上に載せた植木鉢5の側面6と前記受皿の周縁部2との間に介在させる複数個のクサビ7…とから構成されている。前記重り4は重量の重い円板状の鉄板などで形成されていると共に、クサビ7はゴムや発泡プラスチックなどの弾性体で形成されている。更にクサビ7は図2に示すように、平面円弧状に形成され、縦断面が下方に向かって肉厚が薄くなる逆台形状に形成されている。
【0007】
上記構成の植木鉢転倒防止受皿1は、例えば蘭の花8を植えた植木鉢5を屋外に出して栽培する場合、円板状の重り4を底部に入れた受皿3に植木鉢5を入れる。次に図3に示すように植木鉢5の側面6と、受皿3の周縁部2との間に間隔をおいて3個のクサビ7…を押し込んで植木鉢5を固定する。
【0008】
この状態で屋外に置くと、強風が吹いても、植木鉢転倒防止受皿1と植木鉢5がクサビ7で一体に固定されて底面積が拡大し、しかも植木鉢転倒防止受皿1には鉄板で形成した重り4が取付けられているので全体の重心が下になり安定して、転倒を防止することができる。
【0009】
図4は外径が小さい植木鉢5を固定する場合を示すもので、クサビ7を受皿3の底部側まで押し込んで植木鉢5と植木鉢転倒防止受皿1を連結したものである。この場合、クサビ7は下部に向かって断面が縮小したテーパーに形成されているので、受皿3のテーパー状をなす周縁部2の内径と、植木鉢5の外径との差の半分の幅が、クサビ7の幅より小さい範囲であれば固定できるので、種々のサイズの植木鉢5に適用することができる。
【0010】
図5は発明の他の実施の形態を示すもので、重り4は中心に開口部9を開口したリング状に形成され、またこれを取付ける受皿3の底面中央に排水口10を開口したものである。これは大雨が降ったり、大量に水遣りをした時に、植木鉢5の底面に開口した水抜き孔11から受皿3に水が流れると、この水は重り4の開口部9から受皿3の排水口10を通って外部に排出され、根腐れ病を防止することができる。
【0011】
なお上記説明では、重り4として円形およびリング状のものについて説明したが、多角形の板状でも良い。またクサビ7の取付け個数は3個が良いが、2個または4個以上でも良い。
【0012】
【実施例】
植木鉢5として上部外径19cm、底面外径15cm、容量2.2 リットル、重さ 230gのプラスチック製のものを用い、ここに鹿沼土1230gを入れて蘭の花8を植えた、全体の合計重量が1230g、高さ50cmのものを用いた。これを図1に示すように上部外径19cm、底面外径17cm、周縁部2の高さ5cm、重さ80gの受皿3に、鉄板で形成された直径15cm、厚さ8ミリの重さ1120gの重り4を入れ、この上に前記植木鉢5を入れた。この後、上面の幅2cm、底面の幅1cm、厚さ2cmの断面テーパー状をなす、長さ10cmの円弧状に形成されたゴム製のクサビ7を植木鉢5の外周と周縁部2との間に間隔をおいて3箇所に押し込んで固定させた。
【0013】
この植木鉢転倒防止受皿1で固定した植木鉢5を、風量が7800m3 /時の送風機の前方2.5 mのところに置き、次第に近付けていった。この結果、送風機の前方50cmのところでも、葉は強風により横になびいたが転倒しなかった。比較のために、植木鉢転倒防止受皿1を用いず植木鉢5だけを置いて同様に実験したところ、送風機の前方1.5 mに近付けたところで強風により転倒してしまった。
【0014】
【発明の効果】
以上説明した如く本発明に係る植木鉢転倒防止受皿によれば、受皿に重りを取付けてこれをクサビで植木鉢と固定することにより、植木鉢の外観を損なわずに、強風が吹いても安定して転倒を防止でき、しかも植木鉢や受皿および弾性のあるクサビのテーパーを利用することにより外径の異なる植木鉢にも広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態による植木鉢を植木鉢転倒防止受皿に固定した状態を示す斜視図である。
【図2】図1に示すクサビの斜視図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】外径の小さい植木鉢を固定した状態を示す植木鉢転倒防止受皿の断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態による植木鉢転倒防止受皿の断面図である。
【符合の説明】
1 植木鉢転倒防止受皿
2 周縁部
3 受皿
4 重り
5 植木鉢
6 側面
7 クサビ
8 花
9 開口部
10 排水口
Claims (2)
- 上部に向かって内径が拡大したテーパー状の周縁部を有する受皿と、この底部に設けられた板状またはリング状の重りと、この上に載せた植木鉢の側面と前記受皿の周縁部との間に介在させるクサビとからなることを特徴とする植木鉢転倒防止受皿。
- クサビが弾性体で形成されていることを特徴とする請求項1記載の植木鉢転倒防止受皿。
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JP21678195A JP3615278B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 植木鉢転倒防止受皿 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP21678195A JP3615278B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 植木鉢転倒防止受皿 |
Publications (2)
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JPH0937651A JPH0937651A (ja) | 1997-02-10 |
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Family
ID=16693795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21678195A Expired - Fee Related JP3615278B2 (ja) | 1995-08-02 | 1995-08-02 | 植木鉢転倒防止受皿 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1995
- 1995-08-02 JP JP21678195A patent/JP3615278B2/ja not_active Expired - Fee Related
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