JP3613760B2 - 和太鼓 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メンテナンスを容易、かつ、安価に受けられると共に、胴本体の構成素材の選択の自由度を高めることができる和太鼓に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】
従来の和太鼓では、木製の胴本体の端部に、鼓面を構成する皮革が張設状態で鋲止め固定されている。かかる和太鼓において、皮革に弛みを生じたり、皮革が破損・劣化した場合等には、皮革の張り直し作業や交換作業等のメンテナンスを行うことが必要となる。
【0003】
ここで、この張り直し作業や交換作業等の際には、胴本体の端部において、円形状等とされた皮革を、その半径外方に均等に引っ張りながら、この皮革の周縁側を胴本体の端部に鋲止め固定することが必要となる。しかも、この鋲止め固定の際に、皮革の張り具合を正確に調節すること、即ち、和太鼓を正確に調律することも必要となる。よって、これらの作業には熟練を要し、和太鼓の使用者自身が行うことは、一般に困難である。例えば、学校等の教育機関において、和太鼓を学習教材として用いる場合に、教師や児童(生徒)等がこれらの作業を行うことは不可能である。このため、使用者は、和太鼓のメンテナンス業者や製造業者に、これらの作業を委託するのが一般的である。
【0004】
しかし、和太鼓には、胴本体の直径が1mを越える大型のものも存在するため、和太鼓をメンテナンス業者等の所まで搬送するために、大きな手間を要することがある。このため、従来の和太鼓においては、上記張り直し作業等を簡単に受けられなっかたり、この張り直し作業等のために多額の搬送費を必要とすることがある。
【0005】
また、従来の和太鼓では、前述のように、皮革を胴本体に直接、鋲止め固定することが必要なため、胴本体の構成素材が木材のみに限定され、多種・多様な和太鼓を作製することの妨げとなっている。
【0006】
本発明は、上述の観点に鑑みてなされたものであり、メンテナンスを容易、かつ、安価に受けられると共に、胴本体の構成素材の選択の自由度を高めることができる和太鼓を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る和太鼓は、略筒状の取付部を突設させた胴本体と、
木材を用いて構成されると共に、鼓面を構成する皮革が張設状態で鋲止め固定される枠体と、を備え、
前記枠体が、皮革が張設状態で鋲止め固定された状態で、前記取付部に対して、連結部材を用いて着脱可能に外装され
前記連結部材が、タッピングネジから構成されて、該タッピングネジが、前記皮革を固定した前記枠体を貫通して、取り外し可能に前記取付部にネジ込んで、前記枠体を前記取付部に取り付ける構成として、
さらに、ネジ込まれた前記タッピングネジの頭部が、前記皮革を固定した前記枠体に対して、取り外し可能に嵌合若しくは打ち込まれる化粧キャップによって、覆われる構成とするとともに、前記化粧キャップの頭部が、皮革を止めた前記鋲の頭部との判別を容易とするように、前記鋲の頭部と、色、若しくは、模様、若しくは、形状、を異ならせていることを特徴とする。
また、本発明に係る和太鼓は、略筒状の取付部を突設させた胴本体と、
木材を用いて構成されると共に、鼓面を構成する皮革が張設状態で鋲止め固定される枠体と、を備え、
前記枠体が、皮革が張設状態で鋲止め固定された状態で、前記取付部に対して、連結部材を用いて着脱可能に外装され、
前記連結部材が、
前記枠体側と前記胴本体側との一方に突出するように配置されて、自由端側を屈曲させた略コの字状の線材若しくは板材から形成される係止部と、
前記枠体側と前記胴本体側との他方側にそれぞれ配置されて、前記係止部に対して弾発状に係止される係止アーム、該係止アームの基端部側を、基端部と自由端部との間の巻き込み部によって、回動可能に支持する操作アーム、及び、前記操作アームの基端部側を回動可能に支持する可動支点と、
から構成され、
前記係止アームを前記係止部に係止させて、前記操作アームの自由端側を、前記可動支点を中心として回動させることにより、前記係止アームを、解除可能に、前記係止部に対して、弾発状に堅固に係止する構成としていることを特徴とする。
【0008】
また、この和太鼓では、前記胴本体が、金属製とされてもよい。
【0009】
さらに、この和太鼓では、前記胴本体が、再生紙を用いて構成されてもよい。
【0010】
また、この和太鼓では、前記胴本体が、合成樹脂を用いて構成されてもよい。
【0011】
さらに、この和太鼓では、前記取付部が、前記胴本体の一端部のみに設けられてもよい。
【0012】
【発明の効果】
本発明に係る和太鼓では、皮革を鋲止め固定した枠体が、取付部に対して着脱可能に外装されている。このため、皮革の張り直し作業や交換作業等が必要な場合には、連結部材を操作して、皮革と一体の枠体を取付部から取り外し、和太鼓のメンテナンス業者等の所へ搬送すればよい。即ち、皮革の張り直し作業等の際に、大型の胴本体を使用者の手元に残したまま、小型の枠体のみをメンテナンス業者等の所へ搬送すればよい。
【0013】
従って、本和太鼓においては、メンテナンスを容易、かつ、安価に受けることができる。
【0014】
また、本和太鼓では、木製の枠体が用いられ、この枠体に皮革が鋲止固定される。即ち、皮革を胴本体に鋲止め固定する必要がないため、胴本体の構成素材が木材に限定されない。
【0015】
従って、胴本体の構成素材の選択の自由度を高めることができ、多種・多様な和太鼓を得ることができる。例えば、胴本体を木製とし、高級感や重厚感等に富む和太鼓を得るばかりでなく、胴本体を金属、紙、若しくは合成樹脂等の非木質材で構成して、安価で、手軽に演奏可能な和太鼓を得ることができる。
【0016】
また、本和太鼓によると、その不使用時に、胴本体の内部空間を各種物品の収納個所として積極的に利用することもできる。例えば、本和太鼓を演奏会場等に搬送する際に、本和太鼓から枠体を取り外せば、胴本体の内部に、演奏用の衣装や譜面等の各種物品を収納することができる。また、本和太鼓を自動車の荷台等に搭載すると、この荷台等が満杯となる場合であっても、胴本体の内部空間を収納個所として利用すれば、各種物品をこの自動車にて搬送することができる。
【0017】
さらに、従来の和太鼓では、その搬送中等に、皮革を誤って破損させることがある。これに対し、本和太鼓では、その搬送時に、皮革と一体の枠体を取付部から取り外し、この枠体を胴本体とは別に搬送することができる。そして、この枠体が小型であり、別途の保護容器や保護ケース等に収納することも可能なため、この搬送時に、皮革を誤って破損させることを確実に防止できる。
【0018】
また、従来の和太鼓を学習教材として用いる場合には、児童のいたずら等を原因として、皮革を破損させることもある。これに対し、本和太鼓では、その不使用時に、教師等が、皮革と一体の枠体を取付部から取り外して保管することができるため、この皮革の破損を確実に防止できる。
【0019】
さらに、皮革を鋲止め固定した枠体は小型であり、大きな収納スペースを必要とせず、しかも、胴本体に比べて安価なため、使用者は、予備の枠体を別途用意することもできる。そして、皮革の張り直しや交換が必要となった場合には、例えば、使用者自身が、枠体を取り換えるだけで、和太鼓を引き続き使用することができる。尚、皮革が胴本体に直接、鋲止め固定される従来品においては、和太鼓全体を、メンテナンス業者等の所へ搬送することが必要なため、和太鼓が使用者の手元に返却されるまでの間、この和太鼓を使用することができない。
【0020】
本体が、金属製とされる場合には、自然環境に優しい和太鼓を得ることができると共に、和太鼓の製造コストの低廉化や、和太鼓の品質の均質化を図ることができる。
【0021】
即ち、木製の胴本体は、けやき等の丸太を筒形状にえぐって構成されるのが一般的である。このような木製の胴本体を用いると、森林の伐採・自然環境の破壊等を招くことになる。また、木製の胴本体を用いて、大型の和太鼓を製造しようとすると、製造コストが高くなり易い。一般に、大径の丸太は入手困難で、高価であるからである。
【0022】
また、木製の胴本体を用いる場合には、そのサイズに拘わらず、原材料となる丸太を、長期間に渡って乾燥保存することが必要である。しかも、丸太のくりぬき等のために、大きな手間を要し、和太鼓の製造コストが高くなり易い。さらに、この種の胴本体は、自然材(丸太)に木工を施して構成されるため、生産される胴本体の性質を常に一定に保つことは不可能である。従って、生産される個々の和太鼓毎に、打音にばらつきを生ずることもあり、品質の均質化を図ることは困難である。
【0023】
これに対して、胴本体を金属の加工品として構成する場合には、この胴本体を簡単、かつ、安価に製造できると共に、この胴本体の品質の均質化を図ることが容易である。また胴本体が、再生紙を用いて構成される場合や前記胴本体が、合成樹脂を用いて構成される場合にも、和太鼓の製造コストの低廉化や、和太鼓の品質の均質化を図ることができる。
【0024】
記取付部が、前記胴本体の一端部のみに設けられる場合には、和太鼓の構造のより一層の簡略化と、製造コストのより一層の低廉化とを図ることができる。また、このように、製造コストがより一層、低廉であるため、例えば、練習用の和太鼓としても、気軽に使用することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0026】
第1実施形態の和太鼓Aは、図1及び2に示すように、胴本体1と、制振材2と、枠体3と、皮革5と、鋲6と、連結部材としてのビス7と、化粧キャップ8と、を備えて構成されている。
【0027】
胴本体1は、アルミニウム製等の金属材料からダイカスト鋳造、あるいは、金属板から板金加工や溶接等を利用し、略樽型に形成して形成されている。また、胴本体1は、両端部に略リング状の端面11を備え、この端面11の内周縁寄りから略筒状の取付部12を突設させている。尚、胴本体1の外周面の4個所には、本和太鼓Aを持ち運ぶ際に「持ち手」として機能する金具9が取着されている。
【0028】
制振材2は、取付部12に外嵌可能な筒形状として、ゴム若しくは樹脂発泡体等の弾性素材を用いて構成されている。
【0029】
枠体3は、外形が略円錐台形状とされた木製の筒状物を用いて構成されている。また、枠体3は、取付部12及び制振材2よりも全高が大きくされていると共に、枠体3の内部空間は、制振材2を嵌入可能なサイズとされている。さらに、枠体3には、5つの取付孔31が周方向に沿った等間隔な位置に設けられている。この取付孔31は、半径方向に沿った中間部で内径を段差状に変化させており、外周面寄りに位置する大径部31aと、内周面寄りに位置する小径部31bとで構成されている。
【0030】
皮革5としては、獣皮(例えば、牛皮)等の天然皮革、若しくは合成皮革が用いられ、裏面51を枠体3の上底面32(胴本体1の端面11と離間する面)に当接させ、周縁側に位置する耳部52を、枠体3の外周面に当接させている。そして、耳部52を枠体3の下底面33(胴本体1の端面11と当接する面)方向に引っ張り、鼓面53を張設した状態で、耳部52を枠体3の外周面に鋲6止め固定している。尚、耳部52は、5つの貫通孔55を、周方向に沿った等間隔な位置に備えている。
【0031】
ビス7は、頭部7aと、雄ネジ部7bとを備えるタッピングネジである。また、化粧キャップ8は、鋲6の頭部6aと同一形状とされた頭部8aと、大径部31aに嵌合可能な略筒状の嵌合部8bと、を備えている。尚、化粧キャップ8の頭部8aと、鋲6の頭部6aとは、異なる色に着色されている。
【0032】
次に、和太鼓Aの組立方法の一例を説明する。
【0033】
先ず、皮革5を張設状態としつつ、枠体3に鋲6止め固定する。このとき、多数の鋲6が、耳部52を上下二段に略周回する状態で、耳部52及び枠体3の外周面側に打ち込まれる。尚、耳部52の貫通孔55は、枠体3の取付孔31に位置合わせされる。一方、胴本体1の取付部12には、制振材2が外嵌される。
【0034】
次いで、皮革5と一体とされた枠体3が、制振材2の外嵌された取付部12に外装される。そして、貫通孔55の外方からビス7の雄ネジ部7bを挿入し、この雄ネジ部7bを制振材2及び取付部12にネジ込んで、この雄ネジ部7bを取付部12に螺入固定する。このとき、ビス7の頭部7aが大径部31aの底面に当接される。そして、化粧キャップ8の嵌合部8bを大径部31aに嵌合し、化粧キャップ8の頭部8aで、大径部31aを隠蔽し、本和太鼓Aの組立を完了する。
【0035】
これに対し、本和太鼓Aのメンテナンスが必要な場合には、化粧キャップ8及びビス7を順次取り外した後に、皮革5と一体の枠体3を取付部12から取り外せばよい。この際、化粧キャップ8の頭部8aが、鋲6の頭部6aと異なる色に着色され、作業者は、両頭部8a・6aを瞬時に判別できるため、この枠体3の取り外し作業を円滑に行うことができる。
【0036】
以上の和太鼓Aでは、皮革5を鋲6止め固定した枠体3が、取付部12に対して着脱可能に外装されている。このため、皮革5の張り直し作業や交換作業等が必要な場合には、皮革5と一体の枠体3を取付部12から取り外し、メンテナンス業者等の所へ搬送すればよい。即ち、皮革5の張り直し作業等の際に、大型の胴本体1を使用者の手元に残したまま、小型の枠体3のみをメンテナンス業者等の所へ搬送すればよい。
【0037】
従って、本和太鼓Aにおいては、メンテナンスを容易、かつ、安価に受けることができる。
【0038】
また、本和太鼓Aでは、木製の枠体3が用いられ、皮革5がこの枠体3に対して鋲6止固定される。即ち、皮革5を胴本体1に鋲止め固定する必要がないため、胴本体1の構成素材として金属を選択することができる。このため、本和太鼓Aは、自然環境に優しく、製造コストが低廉である。また、本和太鼓Aを大量生産しても、その品質の均質化を図ることが容易である。
【0039】
また、本和太鼓Aによると、その不使用時に、胴本体1の内部空間を各種物品の収納個所として積極的に利用することもできる。例えば、本和太鼓Aを演奏会場等に搬送する際に、本和太鼓Aから枠体3を取り外せば、胴本体1の内部に、演奏用の衣装や譜面等の各種物品を収納することができる。また、本和太鼓Aを自動車の荷台等に搭載すると、この荷台等が満杯となる場合であっても、胴本体1の内部空間を収納個所として利用すれば、各種物品をこの自動車にて搬送することができる。
【0040】
さらに、本和太鼓Aでは、その搬送時に、皮革5と一体の枠体3を取付部12から取り外し、この枠体3を胴本体1とは別に搬送することができる。そして、この枠体3が小型であり、別途の保護容器や保護ケース等に収納することも可能なため、この搬送時に、皮革3を誤って破損させることを確実に防止できる。また、本和太鼓Aを学習教材として使用する場合には、その不使用時に、教師等が、皮革5と一体の枠体3を取付部12から取り外して保管することができるため、児童のいたずら等を原因といた皮革5の破損を確実に防止できる。
【0041】
さらに、皮革5を鋲6止め固定した枠体3は小型であり、大きな収納スペースを必要とせず、しかも、胴本体1に比べて安価なため、使用者は、予備の枠体3を別途用意することもできる。そして、皮革5の張り直しや交換が必要となった場合には、使用者等が枠体3を取り換えるだけで、和太鼓Aを引き続き使用することができる。
【0042】
尚、第1実施形態においては、化粧キャップ8の頭部8aと、鋲6の頭部6aとの判別の容易化のために、両者に異なる模様を付したり、両者の形状を異なるものとすることもできる。
【0043】
次に、図3を用いて、第2実施形態の和太鼓Bについて説明する。この和太鼓Bは、連結部材の態様が異なる点を除き、第1実施形態の和太鼓Aと同様な構成を備えている。
【0044】
この連結部材は、図3(a)に示すように、枠体3側に配置された係止部71と、胴本体1側に配置されると共に係止部71に対して弾発状に係止される係止アーム72と、を主要部とするものである。
【0045】
係止部71は、枠体3の外周面に突出状に配置され、自由端を上方に屈曲させた略コの字状の線材若しくは板材を用いて構成されている。
【0046】
また、胴本体1の外周面には、線材を略フック状若しくは略リング状等として構成される可動支点73が、胴本体1の周方向に沿って2個若しくは3個等の複数配置されている。
【0047】
さらに、各可動支点73には、操作アーム74が回動可能に支持されている。即ち、この操作アーム74は、略舌片状の線材を用いて構成されると共に、基端部74a側を屈曲させて軸部(図示を省略)としている。また、基端部74aと自由端部74bとの間の左右一対の部位に、各々略周回状の巻き込み部74cを設け、操作アーム74の弾性を高めている。そして、基端部74a側の軸部を、可動支点73に挿通することによって、操作アーム74全体が回動可能に支持されている。
【0048】
係止アーム72は、略コの型の線材を用いて構成され、基端部72a側を屈曲させて軸部(図示を省略)としている。そして、この軸部が操作アーム74の外側から、巻き込み部75cに挿通されているため、係止アーム72は、操作アーム74に対して回動可能に支持されている。
【0049】
この連結部材では、先ず、図3(b)に示すように、係止アーム72を係止部71に引っかける。次いで、操作アーム74の自由端部74b側を下方に向かって引き下げると、操作アーム74は可動支点73を回動中心として、下方に回動する。この操作アーム74の下方回動に伴って、図3(c)に示すように、係止アーム72も下方へ移動し、係止アーム72が係止部71に対して堅固に係止される。
【0050】
一方、この係止状態にあるときに、操作アーム74を、可動支点73を回動中心として上方に回動すると、係止アーム72と、係止部71との係止が解除され、皮革5と一体の枠体3を取付部12から取り外すことができる。
【0051】
以上の和太鼓Bにおいても、構造が簡単で、操作の容易な連結部材を用いて、枠体3と取付部12との着脱を行うことができる。従って、前述の第1実施形態の和太鼓Aと同様な効果を得ることができる。
【0052】
尚、第2実施形態においては、係止部71を胴本体1側に配置し、操作アーム74及び係止アーム72を枠体3側に配置することもできる。
【0053】
次に、図4を用いて、第3実施形態の和太鼓Cについて説明する。この和太鼓Cは、以下の点で異なることを除いて、第1実施形態の和太鼓Aと同様な構成を備えている。即ち、胴本体100は、一方の端部のみに取付部120を突設させ、他方の端部は、大型の開口部(取付部120の開口端よりも遙かに大型の開口部)とされている。そして、この他方の端部には、この開口部を封止するための封止体180が取着されている。
【0054】
この和太鼓Cによると、第1実施形態の効果に加え、以下の効果が得られる。即ち、取付部120が、胴本体100の一端部のみに設けられ、皮革500と一体とされた枠体300は、この取付部120のみに取り付けられる。従って、和太鼓Cの構造のより一層の簡略化と、製造コストのより一層の低廉化と、を図ることができる。また、このように、製造コストがより一層、低廉であるため、例えば、練習用の和太鼓Aとしても、気軽に使用することができる。
【0055】
次に、図5〜7を用いて、第4実施形態の和太鼓Dについて説明する。この第4実施形態では、第3実施形態の練習用和太鼓Cの胴本体100に改良を施すと共に、この和太鼓Cに消音装置4を付加している。なお、第4実施形態では、必要に応じて、和太鼓Cと同一の部品を同一の符号を付して説明する。
【0056】
胴本体100の改良点は、この胴本体100の内壁面のうちで、直径方向に対向する一方の位置に雌型の支持部140を設けると共に、他方の位置に通過孔150を設けた点である。
【0057】
また、消音装置4は、胴本体100の一端部側に配置された当接部41と、当接部41を胴本体100の軸心方向に沿って進退させる駆動手段43と、駆動手段43を操作するための操作部44と、を備えている。
【0058】
当接部41は、剛性板41aと、当接シート41bとを、略同心状に重ね合わせて構成されている。
【0059】
剛性板41aは、中心に大型の貫通孔411aを備えた略リング状物であり、外径が枠体300の内径よりも小さくされている。また、剛性板41aには、多数の小型の貫通孔412aが、大型の貫通孔411aを略周回する状態に設けられている。
【0060】
当接シート41bは、弾性を備えた軟質シート(例えば、フェルト製)を用いて構成され、貫通孔411aと同心・同径の貫通孔411bを備えた略リング状物である。また、この当接シート41bも、外径が枠体3の内径よりも小さくされていると共に、貫通孔412aと同心・同径の小型の貫通孔412bを多数備えている。そして、この当接シート41bは、接着若しくはビス止め等の手法を用いて、剛性板41aの表面側に装着されている。なお、この当接シート41bの外径は、剛性板41aよりも一回り大きくされている。
【0061】
駆動手段43は、カム軸43aと、一対のカム43b・43bと、一対の従節軸43c・43cと、を備えている。
【0062】
カム軸43aは、一端部431aを、胴本体100内で支持部140に回動可能に支持し、他端部432aを、通過孔150を通じて胴本体100外部に露呈させている。また、カム軸43aの他端部432aには、雄型のセレーション433aが設けられ、このセレーション433aには、操作部44の雌型のセレーション(図示を省略)がセレーション嵌合されている。なお、通過孔150と操作部44との間には、通過孔150を隠蔽するための封止リング434aが介在されている。
【0063】
一対のカム43b・43bは、所謂、偏心カムであり、カム軸43aの中間部において所定の間隔を隔てた位置に、このカム軸43aと一体回動可能に設けられている。
【0064】
各従節軸43c・43cは、各カム43b・43bと、剛性板41aとの間に介在され、各カム43b・43bに加わる駆動力を剛性板41aに伝達するものである。すなわち、各従節軸43cは、剛性板41aの裏面側において、貫通孔411aを隔てて、剛性板41aの直径方向に対向する位置に配置されている。そして、一端部431cを剛性板41aに溶接・接着・ネジ止め等を用いて接合し、中間部を各従節軸43cと一体可動する板バネ432cによって、胴本体100の内壁面に支持している。また、各従節軸43cの略鍔状とされた他端部433cは、カム43bの機能面に接触している。
【0065】
次に、図7を用いて、本和太鼓Dの使用例を説明する。先ず、消音装置4を機能させない状態で、この和太鼓Dを演奏する場合には、操作部44を回動操作し、各カム43b・43bを回動させて、各従節軸43c・43cを後死位置に後退させる。このとき、図7の実線に示すように、両従節軸43c・43cで2点支持された当接部41は、皮革500の裏面510のうちで鼓面530の裏側に位置する部位510a(以下、「裏側部位510a」という。)と非当接な状態となる。このため、本和太鼓Dを、あたかも、消音装置4を備えない和太鼓のように演奏することができる。
【0066】
また、本和太鼓Dでは、剛性板41a及び当接シート41b、すなわち、当接部41が表裏を貫通する貫通孔411a・412a・411b・412bを備えている。従って、本和太鼓Dの演奏時に皮革500に加えられる振動は、これらの貫通孔411a・412a・411b・412bを通過し、胴本体100の内部空間全体にスムースに伝播される。従って、胴本体100内に当接部41が存在することを原因として、本和太鼓Dの演奏時に無用な共鳴や「びびり」を生じたり、本和太鼓Dの音色を低下させることを防止できる。
【0067】
一方、消音装置4を機能させて、本和太鼓Dを使用する場合には、操作部44を回動操作し、カム43b・43bを回転させて、各従節軸43c・43cを板バネ432cの付勢力に対抗させつつ、前死位置に前進させる。これにより、図7の二点鎖線に示すように、当接部41は裏側部位510aと当接する。この際、裏側部位510aに当接する部分が、軟質シート(当接シート41b)で構成されるため、この当接部41で裏側部位510aを傷つけることはない。
【0068】
そして、この消音装置4を機能させた状態で、本和太鼓Dを演奏すると、皮革500の振動が抑制され、適度に消音された状態となる。このとき、操作部44の回動操作量を適宜調節し、当接部41から裏側部位510aに加わる当接力を調節すれば、消音のレベルを選択することができる。
【0069】
また、この消音装置4の作動状態を解除する場合には、操作部44を回動操作し、各カム43b・43bを回動させる。これにより、各従節軸43c・43cの前死位置方向への拘束が解除されるため、各従節軸43c・43cは板バネ432cの付勢力によって、後死位置方向に後退し、当接部41と、裏側部位510aとが非当接な状態を回復する。
【0070】
この第4実施形態の和太鼓Dによると、第3実施の形態の効果に加えて、以下の効果が得られる。すなわち、本和太鼓Dは、消音装置4を機能させることより、適度に消音された状態で演奏することができる。このため、本和太鼓Dを住宅密集地や集合住宅等で演奏したり、本和太鼓Dを夜間に演奏しても、近隣住民に迷惑をかけることはない。従って、使用者は、例えば、夜間であっても、自宅等において、和太鼓Dの練習を思う存分行うことができる。また、本和太鼓Dでは、消音装置4を機能させない状態とすれば、あたかも、消音装置4を備えない和太鼓のように用いることができる。
【0071】
なお、第4実施形態において、消音装置4の作動時に、当接部41は、裏側部位510a全体のうちで、5〜9割、より好ましくは、7〜8割の部分に当接することが望ましい。5割未満であると、消音装置4の作動時に、十分な消音効果が得られないおそれがある。一方、9割を越えると、消音効果が過剰となり、和太鼓Dの音色が、味気の無いものとなるおそれがあるからである。
【0072】
また、本和太鼓Dでは、各従節軸43c・43cを前死位置に前進させたときに、この状態を確実に維持して、消音装置4の作動状態が不用意に解除されることを防止することが望ましい。このためには、例えば、駆動手段43にロック機構を付加することが有効である。具体的には、各カム43b・43bの機能面のうちで、前死位置にある各従節軸43c・43cの他端部433cが接触する部分に対して、この他端部433cがはまり込む凹部を設けることができる。
【0073】
さらに、第4実施形態では、第3実施形態の和太鼓Cに消音装置4を付加する態様を述べたが、第1実施形態の和太鼓Aや、第2実施形態の和太鼓B等に対しても、消音装置4を付加することができる。また、第1実施形態の和太鼓Aに消音装置4を付加する態様では、胴本体1の両端部側の内部に、消音装置4を各々配置してもよいし、胴本体1の一端部側の内部のみに、消音装置4を配置してもよい。
【0074】
すなわち、請求項1乃至請求項の何れかに記載の和太鼓においては、「胴本体の両端部側のうちの少なくも一方に配置される当接部と、当接部を胴本体の軸心方向に沿って進退させる駆動手段と、駆動手段を操作するための操作部と、を備えた消音装置」を付加することができる。そして、この消音装置では、駆動手段によって当接部を前死位置へ前進させ、皮革の裏面のうちで鼓面の裏側に位置する部位(すなわち、裏側部位)に、当接部を当接させて消音が行われる。一方、駆動手段によって当接部を後退させ、当接部と裏側部位とを非当接として消音を解除することができる。
【0075】
また、消音装置の主要部を構成する駆動手段の具体的態様は、第4実施形態の具体例に限定されない。例えば、図8に示す変形例に係る和太鼓Eのように、消音装置4Bの主要部を構成する駆動手段43Bを、片持ち梁状の板バネ45と、操作軸46と、板バネ45に固定された螺進ナット47と、スプリング48と、操作部49と、を用いて構成することもできる。
【0076】
すなわち、この変形例では、当接部41Bの裏面側に、板バネ45の「略水平に屈曲した一端部45a」が、ネジ止め・接着等の手法を用いて固定されている。また、板バネ45の「略垂直に湾曲した他端部45b」が、胴本体100の内壁面にネジ止め・接着等の手法を用いて固定されている。このため、当接部41Bは、板バネ45を介して、胴本体100の内壁面に支持された状態となっている。さらに、板バネ45の中間部には、通過孔(図示を省略)が設けられ、この通過孔は、胴本体100の通過孔160に位置合わせされている。
【0077】
また、操作軸46の一端部には、雄ネジ部46aが設けられ、他端部には操作部49が一体回動可能な状態に外嵌されている。さらに、操作軸46の雄ネジ部46aは、「胴本体100の通過孔160」・「スプリング48」・「板バネ45の通過孔」の順に挿通されている。また、操作軸46の他端部と、これに外嵌された操作部49は、胴本体100の外部に露呈し、操作軸46の雄ネジ部46aは、板バネ45の裏面側に突出している。さらに、この突出した雄ネジ部46aには、螺進ナット47が螺合されている。そして、スプリング48が、板バネ45の表面と、胴本体100の内壁面との間に圧縮状態で介在されるため、板バネ45は、操作部49から離間する方向に付勢された状態となっている。
【0078】
この和太鼓Eを、消音装置4Bを機能させない状態で演奏する場合には、図8の実線に示すように、当接部41Bと、裏側部位510aとを非当接な状態とすればよい。
【0079】
一方、消音装置4Bを機能させつつ演奏する場合には、操作部49を正転操作し、操作軸46を正転させる。これにより、螺進ナット47が、操作部49の方向へ螺進し、この螺進ナット47がスプリング48の付勢力に対抗しつつ、板バネ45を操作部49の方向へ移動させる。そして、図8の二点鎖線に示すように、板バネ45の傾斜角を大きくして、板バネ45の一端部45aを裏側部位510aに近接させ、当接部41Bをこの裏側部位510aに当接させればよい。
【0080】
また、この消音装置4Bの作動状態を解除する場合には、操作部49を反転操作し、操作軸46を反転させる。これにより、螺進ナット47が、操作部49と離間する方向へ螺進するため、板バネ45はスプリング48の付勢力によって、この操作部49と離間する方向へ移動する。そして、板バネ45の傾斜角を小さくして、板バネ45の一端部45aを裏側部位510aから離間させ、当接部41Bと、裏側部位510aとを非当接な状態とすればよい。
【0081】
この変形例に係る和太鼓Eも、適度に消音された状態で演奏することができる。また、消音装置4Bを機能させない状態とすれば、あたかも、消音装置4Bを備えない和太鼓のように用いることができる。
【0082】
なお、第4実施形態及びその変形例では、剛性板41aと、当接シート41bとからなる当接部41(41B)を例示したが、当接部41(41B)の態様はこれに限定されない。例えば、剛性板41aのみで当接部41(41B)を構成してもよいし、当接シート41bの代わりにゴム板等を用いることもできる。また、当接部41の貫通孔411a・412a・411b・412bを省略したり、貫通孔411a・412a・411b・412bの形成態様を変更することもできる。例えば、多数の貫通孔を、当接部41の略全域に散点状に設けることもできる。また、貫通孔のサイズ・形状も特に問わず、各貫通孔が同径若しくは異径とされても、略楕円状・スリット状等の円形状以外の形状とされてもよい。
【0083】
また、前記各実施の形態では、金属製の胴本体1(100)について述べたが、胴本体1(100)の構成素材は金属に限定されない。例えば、木製、紙製若しくは合成樹脂製(例えば、FRP製)の胴本体1(100)であってもよい。また、胴本体1(100)を紙製若しくは合成樹脂製とする場合には、各実施形態と同様に、和太鼓A・B・C・D・Eの製造コストの低廉化や、和太鼓A・B・C・D・Eの品質の均質化を図ることができる。
【0084】
さらに、胴本体1(100)を紙製とする場合に、紙の種類として再生紙を選択すれば、資源のより一層の有効利用を図ることができる。尚、この再生紙を用いた胴本体1(100)は、例えば、以下に示す真空成形法等を用いて作製できる。この真空成形法では、例えば、第1の金型部と、第2の金型部と、を備えた割型タイプの成形用金型を用意する。この成形用金型は、両金型部の当接面を互いに当接させて型締めを行ったときに、内部に胴本体1(100)の外形と凹凸が反転する成形用空間を形成するものとする。
【0085】
そして、原料(例えば、パルプの古紙若しくは製紙の古紙を水で溶解して構成される原料)が入れられた原料漕に、この成形用金型を若干、型開きした状態で、「とぶづけ」する。これにより、成形用空間に原料が充填され、その後、型締めが行われる。
【0086】
次いで、成形用金型の外部に配置された真空装置によって、成形用空間内の水分を成形用金型外に吸引する。但し、この吸引は、成形用空間の略全周域において均等に行われる。これにより、成形用空間内の原料は、金型の内壁面(成形用空間の外郭を構成する面)に層状に付着し、胴本体1(100)の半完成品が形成される。そして、この半完成品を離型し、乾燥させた後に、必要に応じて半完成品の外面に木目模様等を施して、胴本体1(100)を完成する。
【0087】
また、胴本体1(100)を必ずしも、単体として構成する必要はなく、複数の胴本片の連結品として構成することもできる。
【0088】
さらに、連結部材の具体的な態様は、前述のビス7を用いた態様や、係止部71及び係止アーム72等を用いた態様に限定されない。例えば、取付部12(120)の外周面に形成される雄ネジ部と、枠体3の内周面に形成されると共に取付部12(120)の雄ネジ部に螺合可能な雌ネジ部と、によって連結部材を構成することもできる。
【0089】
また、第1実施形態では、枠体3や皮革5に、化粧キャップ8を装着する取付孔31・55を設けた場合を示したが、図9に示すように、予め、取付孔31・33を全く設けずに、連結部材としてのビス7を、皮革5の耳部52・枠体3に順次ねじ込んで、さらに、取付部12にネジ込むようにして、皮革5ごと枠体3を胴本体1に連結し、そして、他の部位で皮革5を枠体3に固定したと同様な鋲6を、化粧キャップ8として、ビス7の頭部7aを隠すように、枠体3に打ち込んでもよい。なお、この頭部7aを隠した化粧キャップ8(鋲6)は、枠体3を取り外す際に解りやすいように、頭部7aを隠していない鋲6と、色を変えておくことが望ましい。
【0090】
さらに、第4実施形態の応用例として、図10に示す練習用の和太鼓Fを例示することができる。なお、この「太鼓F」の構造は、前記各実施形態及び変形例で例示したような和太鼓A〜Dの他に、鼓や洋式太鼓等にも応用できる。
【0091】
この応用例に係る練習用和太鼓Fは、胴本体91の端部、例えば上端部に、鼓面953を構成する皮革95が張設状態で装着されている。そして、皮革95の配置された胴本体91の端部側に、消音装置94が内蔵されている。
【0092】
この消音装置94は、当接部941と、当接部941を胴本体91の軸心方向に沿って進退させる駆動手段943と、駆動手段943を操作するための操作部944と、を備えている。なお、駆動手段943は、第4実施形態と同様に、カム軸943aと、一対のカム943b・943bと、一対の従節軸943c・943cと、を備えている。また、各従節軸943c・943cの中間部は、一体可動する板バネ943dによって、胴本体91の内壁面に支持されている。
【0093】
この応用例においても、操作部944を操作し、駆動手段943によって、当接部941を前死位置へ前進させ、皮革95の裏面951のうちで、鼓面953の裏側に位置する部位(すなわち、裏側部位)951aに、当接部941を当接させて消音を行う。また、当接部941を後退させ、当接部941と裏側部位951aとを非当接として、消音状態を解除する。
【0094】
この応用例のように、皮革95を胴本体91に直接・装着する練習用の和太鼓Fにおいても、消音装置94を好適に付加することができる。そして、この応用例に係る和太鼓Fも、適度に消音された状態で演奏することができる。また、消音装置94を機能させない状態とすれば、あたかも、消音装置94を備えない太鼓のように演奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の和太鼓を示す分解斜視図である。
【図2】同実施形態の和太鼓の要部縦断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、第2実施形態の和太鼓の要部側面図である。
【図4】第3実施形態の和太鼓を示す斜視図である。
【図5】第4実施形態の和太鼓を示す斜視図である。
【図6】同実施形態の和太鼓の分解斜視図である。
【図7】同実施形態の和太鼓の要部縦断面図である。
【図8】第4実施形態の変形例を示す部分断面図である。
【図9】第1実施形態の変形例を示す部分断面図である。
【図10】第4実施形態の応用例を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
A・B・C・D・E…和太鼓、
F…太鼓、
1・100…胴本体、
12・120…取付部、
4・4B・94…消音装置
3・300…枠体、
5・500…皮革、
53・530…鼓面、
7…ビス(連結部材)。

Claims (6)

  1. 略筒状の取付部を突設させた胴本体と、
    木材を用いて構成されると共に、鼓面を構成する皮革が張設状態で鋲止め固定される枠体と、を備え、
    前記枠体が、皮革が張設状態で鋲止め固定された状態で、前記取付部に対して、連結部材を用いて着脱可能に外装され
    前記連結部材が、タッピングネジから構成されて、該タッピングネジが、前記皮革を固定した前記枠体を貫通して、取り外し可能に前記取付部にネジ込んで、前記枠体を前記取付部に取り付ける構成として、
    さらに、ネジ込まれた前記タッピングネジの頭部が、前記皮革を固定した前記枠体に対して、取り外し可能に嵌合若しくは打ち込まれる化粧キャップによって、覆われる構成とするとともに、前記化粧キャップの頭部が、皮革を止めた前記鋲の頭部との判別を容易とするように、前記鋲の頭部と、色、若しくは、模様、若しくは、形状、を異ならせていることを特徴とする和太鼓。
  2. 略筒状の取付部を突設させた胴本体と、
    木材を用いて構成されると共に、鼓面を構成する皮革が張設状態で鋲止め固定される枠体と、を備え、
    前記枠体が、皮革が張設状態で鋲止め固定された状態で、前記取付部に対して、連結部材を用いて着脱可能に外装され
    前記連結部材が、
    前記枠体側と前記胴本体側との一方に突出するように配置されて、自由端側を屈曲させた略コの字状の線材若しくは板材から形成される係止部と、
    前記枠体側と前記胴本体側との他方側にそれぞれ配置されて、前記係止部に対して弾発状に係止される係止アーム、該係止アームの基端部側を、基端部と自由端部との間の巻き込み部によって、回動可能に支持する操作アーム、及び、前記操作アームの基端部側を回動可能に支持する可動支点と、
    から構成され、
    前記係止アームを前記係止部に係止させて、前記操作アームの自由端側を、前記可動支点を中心として回動させることにより、前記係止アームを、解除可能に、前記係止部に対して、弾発状に堅固に係止する構成としていることを特徴とする和太鼓。
  3. 前記胴本体が、金属製とされることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の和太鼓。
  4. 前記胴本体が、再生紙を用いて構成されることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の和太鼓。
  5. 前記胴本体が、合成樹脂を用いて構成されることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載の和太鼓。
  6. 前記取付部が、前記胴本体の一端部のみに設けられることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れかに記載の和太鼓。
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