JP3613207B2 - Arpテーブル形成方法及びこれを用いた経路制御方法 - Google Patents

Arpテーブル形成方法及びこれを用いた経路制御方法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークのARPテーブル形成方法及びこれを用いた経路制御方法に関し、特にICMP Router Discovery MessagesによりARPテーブル制御を行うことで、経路制御情報更新に伴う通信ネットワーク全体に対する通信性能の低下を抑制できる経路制御方法に関する。
【0002】
ICMP(internet control message protocol)とは、TCP/IP(transmission control protocol/internet protocol)において、その機能を補助するための制御用プロトコルをいう。パケットの構造としては、IPヘッダの直後にICMPのデータ部が置かれている。エラー通知や通信状態の診断を行なうために利用され、pingコマンドも使用している。あて先への到達不能や経路変更要求、時間超過、タイム・スタンプの要求・応答などのメッセージがある。
【0003】
ARP(アープ:address resolution protocol)とは、TCP/IPネットワークにおいて、IPアドレスからイーサネット等の物理アドレスである、MACアドレス(MAC:メディア・アクセス制御)を求めるのに使われるプロトコルをいう。逆に、物理アドレスからIPアドレスを求めるのはRARP(アールアープ:Reverse ARP)という。
【0004】
【従来の技術】
通信ネットワークに接続されている端末等がデータ通信を行うには、各端末等に通信パラメータを設定する必要がある。通信パラメータとしては、個々の端末を識別するためのアドレスや、通信ネットワーク内でデータを希望する端末等へ確実に伝送する際に中継装置等で使用される通信経路情報等がある。
【0005】
インターネットやイントラネットで用いられる通信プロトコルであるTCP/IPでは、端末を識別するためにIPアドレスと呼ばれる識別番号をネットワーク内でユニークとなるよう設定し、端末及びデータの中継を行うルータ等には、宛先IPアドレスに対する転送先が記された通信経路情報(ルーティング情報)が設定され、そのルーティング情報を基にデータの送信及び中継が行われる。
【0006】
ルータ等が保有するルーティング情報は、通信ネットワーク内でデータを希望する端末等へ確実に伝送するために、通信ネットワーク構成に変更があっても確実に中継ができるよう、常に通信ネットワークの最新の構成に対応した情報を保有しておく必要がある。ルーティング情報の設定方式は、大別すると、通信ネットワークの管理者がルータに必要な情報を手動で設定する静的方式と、RIP等を用いて自動的に更新していく動的方式とがある。ただし、静的方式の場合、通信ネットワーク規模が大きくなると、構成変更毎に各ルータの設定を通信ネットワークの管理者が変更し、維持していくことは、困難となってくるため、動的方式を採用することが多い。
【0007】
そのような動的方式の一つであるRIP(リップ:Routing Information Protocol)は、標準勧告文書(RFC:Request for Comments)1058等に規定されている。このRIPとは、ネットワーク上を流れるパケットの経路情報を交換するルーティング・プロトコルの一つであり、パケットが相手に届くまでに経由するルータの数すなわちホップ数がなるべく小さくなるように経路選択を行うことに特徴を有する。ただし、ホップ数の上限が15となっているため、比較的小規模な企業内LANなどで使われる。
【0008】
図10は、RIPの動作概要の説明図である。図10には、ルータ801〜803及び端末等804〜806から構成される通信ネットワークが示されている。これは、隣接するルータ間すなわちルータ801−802間及びルータ801−803間で、ルーティング情報を定期的に交換し、各ルータが最新のルーティング情報を自動的に生成するというものである。
【0009】
また、通信ネットワーク構成に変更があった場合、IPアドレス等の端末への通信パラメータの設定も変更する必要が生じることもある。通信パラメータの設定方式(通信ネットワーク構成変更時だけではなく、初めて通信ネットワークに端末が加入する場合も含む。)としては、大別すると、人間が必要な通信パラメータを端末へ手動で設定する静的方式と、DHCP等を用いて自動的に必要な通信パラメータを端末へ設定する動的方式とがある。
【0010】
この静的方式の場合、ルーティング情報の設定方式と同様に、通信ネットワークの規模が大きくなると、構成変更毎に通信ネットワークの管理者が各端末の設定を変更しかつ維持していくことは困難となってくる。また、各端末のユーザが設定を変更する場合でも、通信パラメータ設定の変更は、ユーザにある程度のインターネットに関する知識を保有することを要求し、また、誤った設定による通信障害の発生等の恐れもあり、あまり好ましいものではない。そのため、通信パラメータ設定方式も動的方式を採用する場合が多い。
【0011】
一方、動的方式の一つであるDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)は、RFC2131等に規定されている。このDHCPとは、ネットワーク・パラメータの自動設定を行うクライアント/サーバ型のプロトコルをいう。各クライアントに、起動時に動的にIPアドレスを割り当て、デフォルト経路のようなネットワーク・パラメータの通知を行い、終了時には割り当てたIPアドレスを回収する。したがって、サーバ側では、IPアドレスをDHCPクライアント用にいくつかまとめて用意しておくだけでよい。
【0012】
DHCPでは、端末などが、通信ネットワークに加入する際に、DHCPサーバに対しIPアドレス等のIP通信に必要な通信パラメータを要求する。そして、その要求を受信したDHCPサーバが、端末に対し必要な情報を提供する。端末は、通信パラメータ等を含む情報をDHCPサーバから受信したら、受信した情報を基に通信パラメータを設定する。DHCPサーバには、端末へ割り当てても良いIPアドレスの範囲等の他、IP通信に必要な通信パラメータの情報が設定されている。DHCPを用いると、静的方式と比べ、TCP/IPに関する知識を保有することなく誰でも簡単にネットワークに加入できるようになる。
【0013】
図11は、DHCPの動作概要を説明する説明図である。図11では、DHCPサーバ901及び端末902〜904がLANに接続されており、端末902,903は通信パラメータが既に設定され、端末904は通信パラメータが未定義の状態を示している。図11において、端末904がDHCPサーバ901から通信パラメータの情報を受信する際の動作は次のようになる。
【0014】
(1)端末904は、起動時にDHCPサーバ901に対し、IPアドレス等の通信パラメータの情報を得るため、その通信パラメータを要求する情報をネットワーク内にブロードキャストにて送信する。ブロードキャストとは、データのあて先を指定しないで、不特定多数の相手にデータを送ることをいう。
【0015】
(2)DHCPサーバ901は、この通信パラメータを要求する情報を受信したら、保有している通信パラメータに関する情報の中から、端末904宛に通信パラメータの設定に必要な情報を送信する。端末904は、受信した情報を基に通信パラメータを設定する。
【0016】
端末が移動した場合も、移動した先にて上述のDHCPの実施によりIPアドレス等を設定すれば良い。ただし、端末が移動しても、移動先でIPアドレス等の設定を不要とする方式もある。RFC2002等において、Mobile IPに関し規定されている。このMobile IPとは、IPネットワークの利用者が移動して、通常使っているネットワーク以外のネットワークに情報機器(モバイル・ホスト)をつないでも、その情報機器のIPアドレスをそのまま使えるようにする技術をいう。
【0017】
図12は、Mobile IPの動作概要を説明する説明図である。図12では、端末1001,1002、HA(Home Agent)1003,FA(Foreign Agent)1004、ルータ1005〜1007等から構成される通信ネットワークが示されている。図12は、端末1001,1002間の通信において、端末1002が移動した場合の通信を例示したものである。
【0018】
図12において、まず(1)端末1002が移動する。(2)端末1002は、IPアドレス等の設定は変更せず、FA1004に対し、端末1002が移動してきたことを示す加入登録を行う。(3)FA1004は、端末1002からの加入登録を受信したら、HA1003に対し、端末1002宛のデータを代理受信し、かつFA1004宛にデータを転送するよう要請する。(4)FA1004から要請を受けたHA1003は、端末1002宛のデータを端末1002の代わりに受信する。(5)HA1003は、端末1002宛のデータをFA1004宛に変更して、これを転送する。(6)FA1004は、HA1003からデータを受信したら、受信したデータを端末1002宛に送信する。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術では、次のような問題がある。
【0020】
第1の問題点は、図10に例示したRIPのような動的方式では、隣接するルータ間にてルーティング情報が定期的に交換されるため、通信ネットワーク構成に変更が無くとも、通信ネットワーク全体で定期的にユーザデータ以外の情報が流れていることとなり、通信ネットワークの通信性能が低下するという恐れがあるということである。
【0021】
その理由は、これらユーザデータ以外の情報が、通信回線上へ多量に送出されると、ユーザデータの伝送が遅延する等の影響が発生することがあり、特に通信ネットワークが低速な通信回線によって構築されている場合は、ユーザデータの伝送遅延、スループットの低下等の影響が顕著になるためである。
【0022】
第2の問題点は、端末が頻繁に移動するような場合、移動する度毎にIPアドレス等の通信パラメータの設定を変更したくないが、通信ネットワークが低速の通信回線により構築されている場合、IPアドレス等の通信パラメータを静的方式により再設定しなければならないということである。
【0023】
その理由は、動的方式である図11に例示したDHCP等の方式を用いた場合、端末がネットワークに加入する際に、端末からDHCPサーバに対して送信される通信パラメータの要求情報、及びその要求情報に対する設定すべき通信パラメータに関する情報が、DHCPサーバから端末に対し送信されるためである。これら回線上に送出される情報は、ユーザデータとは関係のない情報が流れるものであるため、第1の問題点での説明と同様の理由により好ましいものではない。
【0024】
また、端末が移動しても移動先にてIPアドレスの再設定を行わなくても良い方式として、図12に例示したMobile IPに関して説明した。しかし、本方式は、データをHA経由にて転送しなくてはならないなど、経路を最適化して転送した場合と比べ、回線に負荷がかかる。したがって、第1の問題点と同様、通信性能の低下の恐れがあることから、ユーザデータの伝送遅延等の影響が顕著になるという問題がある。
【0025】
【発明の目的】
そこで、本発明の目的は、通信性能の低下を軽減することができるARPテーブル形成方法を提供するとともに、通信ネットワークに構成に変更があっても、ルーティング情報等、ユーザデータ以外の情報の回線への送出を極力抑えることにより、通信性能の低下を軽減することができる経路制御方法を提供することにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るARPテーブル形成方法は、ルータ、サブネットワーク及び端末が上位方向及び下位方向に多数接続されてなるとともにTCP/IPを用いた通信ネットワークで使用される。そして、前記ルータは下位方向へ第一のメッセージを送信し、この第一のメッセージを受信した前記端末は自身のIPアドレスを含めて上位方向へ第二のメッセージを送信し、前記第一のメッセージを受信した前記ルータはその下位方向に存在する全ての端末のIPアドレスを含めて上位方向へ第三のメッセージを送信し、前記第一のメッセージを送信した前記ルータは受信した前記第二及び第三のメッセージに基づきARPテーブルを形成する(請求項1)。このとき、前記第一のメッセージがICMP Router Solicitation Messageであり、前記第二及び第三のメッセージがICMP Router Advertisement Messageである、としてもよい(請求項2)
【0027】
本発明に係る経路制御方法は、前記ルータは、転送するデータの宛先のIPアドレスを取得し、請求項1又は2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで当該IPアドレスの登録の有無を検索し、当該IPアドレスの登録が有る場合は下位方向へ前記データを転送し、当該IPアドレスの登録が無い場合は当該IPアドレスに対する第四のメッセージを上位方向へ送信し、第五のメッセージが受信されたときは上位方向へ前記データを転送する、というものである(請求項3)。
【0028】
本発明に係る経路制御方法は、前記ルータは、転送するデータの宛先のIPアドレスを取得し、請求項2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで当該IPアドレスの登録の有無を検索し、当該IPアドレスの登録が有る場合は下位方向へ前記データを転送し、当該IPアドレスの登録が無い場合は当該IPアドレスに対するARP Request Messageを上位方向へ送信し、ARP Response Messageが受信されたときは上位方向へ前記データを転送する、というものである(請求項4)。
【0029】
本発明に係る経路制御方法は、前記ルータは、第四のメッセージを受信し、その第四のメッセージで要求された当該IPアドレスの登録の有無を請求項1又は2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで検索し、当該IPアドレスの登録が有りかつ前記第四のメッセージが上位方向(下位側から上位側へ)である場合及び当該IPアドレスの登録が無くかつ前記第四のメッセージが下位方向(上位側から下位側へ)である場合は、当該第四のメッセージを破棄し、当該IPアドレスの登録が無くかつ前記第四のメッセージが上位方向である場合は、自身の物理アドレスを含む第五のメッセージを下位方向へ送信し、当該IPアドレスの登録が有りかつ前記第四のメッセージが下位方向である場合は、自身の物理アドレスを含む第五のメッセージを上位方向へ送信する、というものである(請求項5)。このとき、前記第五のメッセージをブロードキャスト又はマルチキャストで送信する、としてもよい(請求項7)。
【0030】
本発明に係る経路制御方法は、前記ルータは、ARP Request Messageを受信し、そのARP Request Messageで要求された当該IPアドレスの登録の有無を請求項2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで検索し、当該IPアドレスの登録が有りかつ前記ARP Request Messageが上位方向である場合及び当該IPアドレスの登録が無くかつ前記ARP Request Messageが下位方向である場合は、当該ARP Request Messageを破棄し、当該IPアドレスの登録が無くかつ前記ARP Request Messageが上位方向である場合は、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを下位方向へ送信し、当該IPアドレスの登録が有りかつ前記ARP Request Messageが下位方向である場合は、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを上位方向へ送信する、というものである(請求項6)。このとき、前記ARP Response Messageをブロードキャスト又はマルチキャストで送信する、としてもよい(請求項8)。
【0031】
換言すると、本発明による経路制御方法は、ICMPを利用し、ARPテーブルを制御すること特徴としている。すなわち、この経路制御方法を利用したルータは、下り方向に接続している全ての端末に関する情報に関して、ICMPをベースとしたプロトコルを利用して収集し、ARPテーブルを構成するという動作を実行する。また、端末の移動等による通信ネットワーク構成の変更時も同様に、通信ネットワーク内の必要な箇所にて、ICMPのメッセージのやりとりを実施することで、経路制御情報を更新している。したがって、経路制御情報更新時の通信性能低下を抑え、また、ホストルートによる経路制御を行うことで、端末が移動した際にIPアドレスの再設定を行うことなく通信ができるようになる。
【0032】
更に換言すると、本発明は、ICMP Router Discovery Messagesを用いてARPテーブルを生成し、経路制御情報更新に伴う通信ネットワーク全体に対する通信性能の低下を抑制できることを特徴とする経路制御方法である。また、ARP Response Messageをブロードキャスト等により送信し、他のルータは、そのメッセージをモニタすることで、ARPテーブルの重複を発見できることを特徴とする経路制御方法である。
【0033】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に使用される通信ネットワークを示す構成図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0034】
この通信ネットワークは、無線端末101,102、ルータ103〜107、サーバ108、低速無線通信サブネットワーク(以下「サブネット」という。)109〜114等によって構成されている。無線端末101,102は、それぞれサブネット109,110を介して、サーバ108又は他の無線端末等と通信を行う。ルータ103〜107は、それぞれ接続しているサブネットを介して受信したデータの宛先情報に基づき、適切なサブネットへデータを転送する。以下、ルータ105〜107を上位ルータ、ルータ103、104を下位ルータと呼ぶ。サブネット109〜114は、低速無線通信回線よって構成され、それぞれ周波数が個別に割り当てられている。また、以下、データの流れる方向を図示したように、無線端末からサーバへ向けての方向を「上り」、その逆を「下り」と定義する。
【0035】
図2は、本実施形態における無線端末、ルータ、サーバの各通信プロトコル構成の概要を示す概念図である。以下、この図面に基づき説明する。
【0036】
無線端末及びサーバは、アプリケーション、TCP/UDP、IP/ICMP、ARP、データリンク層、物理層等によって構成される。ルータは、IP/ICMP、Proxy ARP、データリンク層、物理層等によって構成される。ICMPは、ICMP Router Discovery Messages(RFC1256)で定義されるメッセージを用いて、ARPテーブルを構成するために用いる。図2に示したその他のプロトコル等については、当業者にとってよく知られており、また本発明とは直接関係しないので、その説明を省略する。
【0037】
次に、本実施形態について、図を用いて更に詳しく説明する。
【0038】
まず、経路制御に用いるルータにおけるICMP Router Discovery Messagesを用いたARPテーブルの生成方法について説明する前に、ICMP Router Discovery Messagesの本来の動作概要について説明する。
【0039】
ICMP Router Discovery Messagesは、端末が自分の加入しているネットワークのルータを見つけたいときに、使用される。通常ルータが、その存在を端末に知らせるためのメッセージであるICMP Router Advertisement Messageに、ルータのIPアドレスを含めて(自身以外のルータの存在も知っていれば、それらのルータも含めて良い)定期的に送信し、そのメッセージを端末が受信することによって、端末はルータ(又はルータ群)の存在を知ることができる。
【0040】
また、端末が加入した際などに、ルータのICMP Router Advertisement Messageの送信間隔が長い等の理由により、すぐにルータの存在を知ることができない場合がある。そのような場合に、端末は、すぐにルータの存在を知るために、ICMP Router Advertisement Messageの送信を要求するICMP Router Solicitation Messageを、ルータに対して送信することもできる。そのメッセージを受信したルータは、上述したICMP Router Advertisement Messageを送信することにより、端末にルータの存在を知らせることができる。
【0041】
図3は、ICMP Router Discovery Messagesを用いたARPテーブルを生成するときの、下位ルータ103,104における動作シーケンスを説明する説明図である。
【0042】
下位ルータは、下り方向のサブネットに向け、Router Advertisement Message相当を要求するRouter Solicitation Message相当を送信する。このメッセージを受信した無線端末等は、Router Advertisement Message相当に、通常、ルータ(又はルータ群)のIPアドレスを含める代わりに、自身のIPアドレスを含めて送信する。このメッセージを受信した下位ルータは、メッセージ内のIPアドレスに対応する物理アドレスとして、データリンクフレームの送信元アドレスを対応させたARPテーブルを構成することができる。このARPテーブルが構成できたことで、下位ルータは、自身の下り方向のサブネットに加入している全ての端末のIPアドレス及びそれに対応する物理アドレスを知ることができる。
【0043】
図4は、上位ルータ105〜107における動作シーケンスを説明する説明図である。
【0044】
上位ルータは、上述の下位ルータの場合と同様、下り方向のサブネットに向け、Router Solicitation Message相当を送信する。このメッセージを受信した下位ルータは、Router Advertisement Message相当を上り方向のサブネットに向け送信する。このメッセージには、自身のIPアドレスの他、図3を用いて説明した動作シーケンスにより収集した、下位ルータの下り方向のサブネットに存在する全ての端末等のIPアドレスが含まれる。なお、図1には記述されていないが、サブネット内に無線端末が存在した場合、その無線端末は、上述の無線端末と同様、自身のIPアドレスを含むRouter Advertisement Message相当を送信する。
【0045】
これらのメッセージを受信した上位ルータは、メッセージ内に含まれる全てのIPアドレスに対応する物理アドレスとして、データリンクフレームの送信元アドレスを対応させたARPテーブルを構成することができる。このARPテーブルが構成できたことで、上位ルータは、自身の下り方向に存在する全ての端末のIPアドレス及びそれに対応する物理アドレスを知ることができる。
【0046】
次にルータにおける経路制御方法について説明する。
【0047】
データの転送動作概要は、ARP(RFC826等)にて規定されるARPメッセージのやりとり、又は、上述の動作シーケンスにより生成したARPテーブルの参照により、転送先を決定するというものである。上位ルータを例として、経路制御手順の動作シーケンスについて図5及び図6を用いて説明する。
【0048】
まず、受信したデータより、転送すべきデータの宛先IPアドレスを取得する(ステップA1)。続いて、該当するIPアドレスがARPテーブルに登録済みか否かを検索する(ステップA2)。登録済みの場合は、ARPテーブルに基づきデータリンクフレームを構成し、下り方向のサブネットへデータを転送する(ステップA7)。
【0049】
一方、未登録の場合は、宛先IPアドレスに対するARP Request Messageを上り方向へ送信する(ステップA3)。続いて、タイムアウトするまでにARP Request Messageを規定回数送信し、ARP Response Messageの受信有無を確認する(ステップA4)。ARP Response Messageを受信できなかった場合は、転送すべきデータを破棄する(ステップA5)。一方、ARP Response Messageを受信した場合は、受信したARP Response Messageに基づき、データリンクフレームを構成し、上り方向のサブネットへデータを転送する(ステップA6)。
【0050】
なお、上り方向から受信したARP Response Messageは、ARP Request Messageの送信を抑制するために、通常のARPにおける動作のように、物理アドレスをARPテーブルに追加しても良い。その場合は、上述のステップA7での処理は、下り方向だけではなく、上り方向の転送も行われることとなる。
【0051】
次に、ルータにおける、ARP Request Messageを受信した際の、受信時の処理について説明する。なお、本説明は通常Proxy ARPと呼ばれる動作と同等である。
【0052】
まず、ARP Request Messageを受信する(ステップB1)。続いて、受信インタフェースは、上り側であったのか又は下り側であったのかを検索する(ステップB2)。このとき、下り側であった場合、ARP Request Messageで要求されたIPアドレスが、ARPテーブルに存在するか否かを確認する(ステップB3)。存在しない場合、宛先のIPアドレスは、そのルータの下り方向には存在せず、上り方向へ転送する必要があるため、自身宛にデータを転送してもらう必要がある。そのため、下り方向へ、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを送信する(ステップB5)。
【0053】
一方、ステップB3において、ARPテーブルに該当するIPアドレスが存在する場合は、下り方向に該当する端末が存在することを示しているので、データを転送するためにARP Request Messageを受信する必要がない。よって、ARP Request Messageを破棄する(ステップB6)。
【0054】
ステップB2において、ARP Request Messageを受信したインタフェースが上り側であった場合、ARP Request Messageで要求されたIPアドレスがARPテーブルに存在するか否かを確認する(ステップB4)。該当するIPアドレスがARPテーブルに存在する場合、データを受信し、下り方向へデータを転送しなくてはならない。よって、データを受信したサブネット(上り)方向へ、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを送信する(ステップB5)。
【0055】
一方、該当するIPアドレスがARPテーブルに存在しない場合、データを下り方向へ転送する必要がないため、ARP Request Messageを破棄する(ステップB6)。
【0056】
以上、ICMP Router Discovery Messagesを用いたARPテーブルの制御方法及び経路制御方法に関して説明した。最後に、通信ネットワーク構成の変更時の例として、端末が移動する例を図7を用いて説明する。
【0057】
図7に示されている通信ネットワークは、無線端末701、ルータ702〜707、サーバ708、サブネット709〜715等よって構成されている。なお、各構成の機能は、図1で説明したものと同等であるため、説明は省略する。
【0058】
(1)無線端末701は、加入しているサブネットに属する下位ルータ702に対し、自身のIPアドレスを含むRouter Advertisement Message相当を送信する。ただし、メッセージ内のLifetimeフィールドは、0とする。このLifetime フィールドは、通常(本来の使用方法)、メッセージ内に含まれるルータ群のIPアドレス等に関する情報が正当であると予想される時間を示すために用いられるものである。よって、このフィールドを0とすることによって、送信した無線端末701が、下位ルータに対し、サブネット709より離脱したことを示すものである。このLifetimeフィールドが0となったRouter Advertisement Message相当を受信した下位ルータ702は、メッセージに含まれるIPアドレスから、ARPテーブルの該当する項目を削除する。無線端末701が送信する、離脱したことを知らせるRouter Advertisement Message相当の送信回数は、下位ルータ702に確実に伝送するため、複数回送信しても良い。
【0059】
(2)下位ルータ702は、ARPテーブルを変更後、削除したIPアドレスを含むRouter Advertisement Message相当を、上位ルータ705に送信する。この場合も(1)と同様に、Lifetimeフィールドの値は0とする。これにより、受信した上位ルータ705は、下り方向の通信ネットワークから無線端末が離脱したことを知ることができるとともに、上位ルータのARPテーブルにより情報を更新することができる。なお、下位ルータ702が上位ルータ705へ、離脱したことを知らせるRouter Advertisement Message相当を送信するタイミングは、ARPテーブルを変更した直後に送信せず、ある時間待ってその間に他の端末からの離脱を知らせるRouter Advertisement Message相当の受信を待ち、その間に受信した端末に関する情報を全て1つのRouter Advertisement Message相当に含めて送信することで、回線への負荷を抑え、通信性能低下を抑えることもできる。
【0060】
(3)無線端末701が移動する。無線端末701が移動するタイミングは、離脱したことを知らせるRouter Advertisement Message相当を送信した後であれば、どのタイミングでも自由である。
【0061】
(4)無線端末701が移動したら、移動先のサブネット711に属する下位ルータ704に、Router Advertisement Message相当を送信する。この場合のメッセージは、図3を用いて説明した場合のRouter Advertisement Message相当と同等である。このメッセージを受信した下位ルータ704は、ARPテーブルを変更する。
【0062】
(5)下位ルータ704は、ARPテーブルの変更後、自身のIPアドレス及び下り方向のサブネット711に加入している全ての端末のIPアドレスを含むRouter Advertisement Message相当を、上位ルータ706に送信する。このメッセージの内容も、図3を用いて説明した場合のRouter Advertisement Message相当と同等のものである。このメッセージを上位ルータ706が、受信し、ARPテーブルを更新することによって、上位ルータの下り方向に新たに端末が加入したことを知ることができる。したがって、無線端末701が移動しても、移動した無線端末701宛のデータも、無線端末701がIPアドレスを変更することなく通信ネットワーク内を正しく転送することができる。
【0063】
このように、上記実施形態では、ルータ(上位及び下位ともに)が、ICMP Router Discovery Messagesにより下り方向に存在する全端末のIPアドレスを含むARPテーブルを構成できるので、ホストルートによる経路制御が可能となる。また、RIPのような従来方式では、通信ネットワーク構成に変更があると、隣接するルータ間で定期的に経路情報の更新を行っていたため、通信性能が低下していた。これに対し、本実施形態では、通信ネットワーク構成に変更があっても、経路変更に関する情報の送出が、通信ネットワーク内の必要な箇所でしか行われないため、通信性能の低下を抑えることができる。しかも、ホストルートによる経路制御となっているので、端末がサブネットワークを移動しても、IPアドレスを変更することなく、経路制御可能という効果もある。
【0064】
本発明の他の実施形態として、その基本的方法は上記の通りであるが、通信ネットワーク構成変更時のARPテーブルの更新についてさらに工夫している。図8及び図9を用いて説明する。なお、図8は、図5にステップA4’を追加し、図9は、図6にステップB3’を追加し、ステップB5をステップB5’に変更したものである。よって、ステップA4’、ステップB3’、ステップB5’についてのみの説明とする。
【0065】
図8において、他の端末等よりARP Response Messageの受信有無について確認する(ステップA4’)。ある時間経過後、このメッセージの受信有無を確認し、受信が無かったら、ステップA6へ進む。もし、他の端末からARP Response Messageの受信があった場合、ARPテーブルの情報に重複が考えられる。例えば、図7を用いて説明した場合の(1)〜(5)において、無線端末が送信したICMP Advertisement Messageが、下位ルータ702へ届かなかったことにより(2)の動作も行われなかったため、上位ルータ705のARPテーブルが正しく更新されなかった等が考えられる。よって、ARP Response Messageを送信したルータにおいて、図3及び図4の動作シーケンスに基づくARPテーブルの再構築を待ち、ステップA3へ進む。
【0066】
次に、図9のステップB3’及びステップB5’について説明する。図9において、他の端末等からのARP Response Messageの受信有無について確認する(ステップB3’)。ある時間経過後、このメッセージの受信有無を確認し、受信が有ったら、ステップB6’へ進む。ステップB6’では、図3及び図4の動作シーケンスに基づくARPテーブルの再構築を行う。受信が無かった場合は、ステップB5’へ進む。ステップB5’では、通常のARP Response Messageの送信は、ARP Request Messageの送信者へのユニキャストであるが、これをブロードキャスト又は、ARP Request Messageの送信者及び各ルータへの複数の宛先(マルチキャスト)として送信する。
【0067】
このように本実施形態では、ARP Response Messageをユニキャストではなく、ブロードキャスト等とすることで、他のルータ等がそのARP Response Messageをモニタできるようになり、ARPテーブルの重複を発見することができるようになるという効果もある。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明においては、次のような効果を奏する。
【0069】
本発明によれば、ルータ(上位及び下位ともに)が第一のメッセージ(ICMP Router Solicitation Message)を使うことにより下り方向に存在する全端末のIPアドレスを含むARPテーブルを構成できるので、ホストルートによる経路制御が可能となる。また、通信ネットワーク構成に変更があっても、経路変更に関する情報の送出が、通信ネットワーク内の必要な箇所でしか行われないため、通信性能の低下を抑えることができる。しかも、ホストルートによる経路制御となっているので、端末がサブネットワークを移動しても、IPアドレスを変更することなく、経路制御可能という効果もある。
【0070】
換言すると、第1の効果は、通信性能を低下させることなく、経路制御情報を更新することができることにある。その理由は、ホストルートによる経路制御を行うためである。第2の効果は、端末が移動してもIPアドレスの設定が不要でも、Mobile IPのように、通信性能を低下させることもないことにある。その理由は、ホストルートによる経路制御を行っているためである。第3の効果は、ARPテーブルの重複を発見することができることにある。その理由は、ARP Response Messageをユニキャストではなく、ブロードキャスト等により送信しているためである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態で使用される通信ネットワークを示す構成図である。
【図2】本発明の一実施形態における通信プロトコルを示す構成図である。
【図3】本発明の一実施形態における下位ルータ等の動作を示すシーケンス図である。
【図4】本発明の一実施形態における上位ルータ等の動作を示すシーケンス図である。
【図5】本発明の一実施形態における上位ルータ等の経路制御動作時のデータ転送手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の一実施形態における上位ルータ等の経路制御動作時のARP Request Message受信時の手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の一実施形態における無線端末が移動した場合の経路情報の更新動作を示す構成図である。
【図8】図5を改善したフローチャートである。
【図9】図6を改善したフローチャートである。
【図10】従来技術におけるRIPの動作を説明するための構成図である。
【図11】従来技術におけるDHCPの動作を説明するための構成図である。
【図12】従来技術におけるMobile IPの動作を説明するための構成図である。
【符号の説明】
101,102 無線端末
103〜107 ルータ
108 サーバ
109〜114 低速無線通信サブネットワーク
701 無線端末
702〜707 ルータ
708 サーバ
709〜715 低速無線通信サブネットワーク
801〜803 ルータ
804〜806 端末
901 DHCPサーバ
902〜904 端末
1001,1002 端末
1003 HA
1004 FA
1005〜1007 ルータ

Claims (8)

  1. ルータ、サブネットワーク及び端末が上位方向及び下位方向に多数接続されてなるとともにTCP/IPを用いた通信ネットワークのARPテーブル形成方法において、
    前記ルータは下位方向へ第一のメッセージを送信し、この第一のメッセージを受信した前記端末は自身のIPアドレスを含めて上位方向へ第二のメッセージを送信し、前記第一のメッセージを受信した前記ルータはその下位方向に存在する全ての端末のIPアドレスを含めて上位方向へ第三のメッセージを送信し、前記第一のメッセージを送信した前記ルータは受信した前記第二及び第三のメッセージに基づきARPテーブルを形成する、
    ことを特徴とするARPテーブル形成方法。
  2. 前記第一のメッセージがICMP Router Solicitation Messageであり、前記第二及び第三のメッセージがICMP Router Advertisement Messageである、
    請求項1記載のARPテーブル形成方法。
  3. 前記ルータは、
    転送するデータの宛先のIPアドレスを取得し、請求項1又は2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで当該IPアドレスの登録の有無を検索し、
    当該IPアドレスの登録が有る場合は下位方向へ前記データを転送し、
    当該IPアドレスの登録が無い場合は当該IPアドレスに対する第四のメッセージを上位方向へ送信し、第五のメッセージが受信されたときは上位方向へ前記データを転送する、
    経路制御方法。
  4. 前記ルータは、
    転送するデータの宛先のIPアドレスを取得し、請求項2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで当該IPアドレスの登録の有無を検索し、
    当該IPアドレスの登録が有る場合は下位方向へ前記データを転送し、
    当該IPアドレスの登録が無い場合は当該IPアドレスに対するARP Request Messageを上位方向へ送信し、ARP Response Messageが受信されたときは上位方向へ前記データを転送する、
    経路制御方法。
  5. 前記ルータは、
    第四のメッセージを受信し、その第四のメッセージで要求された当該IPアドレスの登録の有無を請求項1又は2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで検索し、
    当該IPアドレスの登録が有りかつ前記第四のメッセージが上位方向(下位側から上位側へ)である場合及び当該IPアドレスの登録が無くかつ前記第四のメッセージが下位方向(上位側から下位側へ)である場合は、当該第四のメッセージを破棄し、
    当該IPアドレスの登録が無くかつ前記第四のメッセージが上位方向である場合は、自身の物理アドレスを含む第五のメッセージを下位方向へ送信し、
    当該IPアドレスの登録が有りかつ前記第四のメッセージが下位方向である場合は、自身の物理アドレスを含む第五のメッセージを上位方向へ送信する、
    経路制御方法。
  6. 前記ルータは、
    ARP Request Messageを受信し、そのARP Request Messageで要求された当該IPアドレスの登録の有無を請求項2記載のARPテーブル形成方法で形成したARPテーブルで検索し、
    当該IPアドレスの登録が有りかつ前記ARP Request Messageが上位方向である場合及び当該IPアドレスの登録が無くかつ前記ARP Request Messageが下位方向である場合は、当該ARP Request Messageを破棄し、
    当該IPアドレスの登録が無くかつ前記ARP Request Messageが上位方向である場合は、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを下位方向へ送信し、
    当該IPアドレスの登録が有りかつ前記ARP Request Messageが下位方向である場合は、自身の物理アドレスを含むARP Response Messageを上位方向へ送信する、
    経路制御方法。
  7. 前記第五のメッセージをブロードキャスト又はマルチキャストで送信する、
    請求項5記載の経路制御方法。
  8. 前記ARP Response Messageをブロードキャスト又はマルチキャストで送信する、
    請求項6記載の経路制御方法。
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