JP3612454B2 - 排気循環手段を備えた回転式破砕機及びその制御方法、並びに該破砕機を用いた廃棄物処理装置 - Google Patents

排気循環手段を備えた回転式破砕機及びその制御方法、並びに該破砕機を用いた廃棄物処理装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃品となった空気調和機、冷蔵庫等の家電製品のリサイクルを行う際に、その内部に設けられた圧縮機等の金属製廃棄物を破砕する回転式破砕機に関し、さらに詳しくは、排気容量が少なく排煙処理が容易であり、破砕機内の雰囲気を正確に管理し、簡易に爆発を防止可能な回転式破砕機及びその制御方法、並びに該破砕機を用いた廃棄物処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鉄、銅などを含む金属製廃棄物のリサイクルは、まず破砕機によって適当な大きさに破砕した後に、磁力選別等の方法によって鉄分や銅分を分別回収することにより行われている。また、その破砕には、次工程における分別処理を容易にするため、一定速度で回転するロータの外周に取り付けられたハンマー等により廃棄物を圧縮しながら破砕する回転式破砕機が一般に使用されている。
【0003】
しかし、金属製廃棄物の中でも、圧縮機等のオイルを含むものを破砕する場合、破砕時に煙が発生し、この煙が、破砕機内のロータ回転によって発生した風の流れによって破砕物と共に排出口から排気される。このため、排出口近傍に排気ファンを設置して煙を吸引し、排気処理設備に回収することが行われていた。
【0004】
また、オイル等の可燃性危険物を含む廃棄物の破砕には爆発の危険が伴うため、回転式破砕機内の酸素濃度が爆発限界以下となるように、破砕機内に設けた酸素濃度計に基づいて不活性ガス又は水蒸気を吹きこむ等の防爆処理(例えば、特開平6−226137号)が行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の回転式破砕機には次のような問題点があった。即ち、破砕機から排気される煙を排気ファンによって漏らさず吸入するためには、破砕機の排気容量よりも排気ファンの吸入容量を大きく設定する必要がある。このため、破砕機のロータ回転速度を高める等によって破砕機の排気容量が増大すると、大容量の排気ファンが必要になり、排気処理設備が大型化してしまう。また、排気ファンの吸入容量が大きくなる結果、煙と共に絶縁紙や銅片等の軽量な破砕物までも吸入してしまっていた。排気ファンに吸入された破砕物の存在は、排気ファン等の目詰まりを引き起こし、破砕物の回収率も低下させる。
【0006】
また、破砕に伴う爆発の危険を防止するためには、破砕が行われる近傍の酸素濃度又は可燃ガス濃度を正確に管理しなければならない。従来のように、破砕機内に酸素濃度計を設けた場合、破砕物の衝突による酸素濃度計の破損を防止するために、酸素濃度計を破砕物の衝突しない奥まった位置に設置する又は保護カバーで覆うといった処置が必要であった。しかし、破砕物の衝突しない奥まった位置や保護カバー内は空気が滞留し易いため、酸素濃度分布の不均一を生じ易い。このため、従来の破砕機においては、酸素濃度の正確な計測が困難であった。
【0007】
さらに、不活性ガスや水蒸気を吹きこむ等の防爆処理を行う場合、不活性ガス等を破砕機内部に導入するための導入配管や吹きこみノズルを設ける必要があり、破砕機の装置構成が複雑化するといった問題もあった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、排気容量が少なく排煙処理が容易であり、破砕機内の雰囲気を正確に管理し、簡易に爆発を防止可能な回転式破砕機及びその制御方法、並びに該破砕機を用いた廃棄物処理システムを提供することを目的とする。
【0012】
本件発明の回転式破砕機は、(a)外周に破砕手段を備え、所定速度で回転するロータと、(b)該ロータを収納し、破砕物の投入口と排出口を備えたケーシングと、(c)上記ケーシングから排出される排気の一部を、上記ケーシングの投入口側に回帰させる排気循環手段と、(d)上記ケーシングから排出される残りの排気を、吸引し、処理する排気処理手段と、を備えた回転式破砕機であって、
上記排気処理手段に吸引された破砕物を検知する破砕物検知センサと、上記排気処理手段に吸引されずに上記排出口から漏出した煙を検知する排出口煙センサと、上記投入口から漏出する煙を検知する投入口煙センサを備え、
上記破砕物検知センサが破砕物を検知すると、破砕物が検知されなくなるまで上記排気処理手段の排気容量を減少し、
上記排出口煙センサが煙を検知すると、上記投入口煙センサが煙を検知しない限度において、上記排気循環手段の排気循環容量を増大させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下本発明について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る回転式破砕機を用いた廃棄物処理装置を示す概略図である。図1において、1は廃棄物処理装置、4は供給フィーダ、10は回転式破砕機、34は振動コンベア等の搬送路、36及び37は磁力選別機、38は回収ボックスを示す。廃棄物処理装置1の動作は、次の通りである。まず、圧縮機等の金属製廃棄物32が、供給フィーダ4によって回転式破砕機10に投入され、破砕されて破砕物40となる。回転式破砕機10から排出された破砕物40は、搬送路34によって搬送され、磁力選別機36及び37によって鉄分等を選別回収され、磁力選別機36、37によって回収されなかった非鉄は回収ボックス38に回収される。
【0017】
回転式破砕機10のケーシング16内には、外周にハンマ又はカッタ等の破砕手段14を備えたロータ12が収納されており、高速回転している。ケーシングの投入口16aから投入された金属製廃棄物32は、投入シュート部16bを通じてロータ14近傍に到達し、回転するハンマ14とロータ周囲に設けられた固定刃(図示せず)との間で圧縮力、せん断力を受けて破砕され、破砕物40となってゲート部16cを通過し、排出シュート部16dを通じて排出口16eから排出される。
【0018】
金属製廃棄物32が圧縮機等のオイルを充填したものである場合、破砕時の爆発の危険を避けるため、オイルを除去してから破砕機10に投入することが必要である。しかし、圧縮機内の壁面に付着したオイルを破砕前に完全除去することは困難であるため、通常は、破砕機10への投入時においても圧縮機32内には僅かにオイルが残留している。
【0019】
オイルを微量でも含んだものを破砕すると、破砕時の衝撃、摩擦によって煙が発生する。一方、回転式破砕機10の内部には、高速回転するハンマ14のファン効果によって、ケーシングの投入口16aから排出口16eに向かう風の流れが発生している。このため、破砕により発生した煙が、破砕物40と共に排出口16eから排気される。
【0020】
この煙を吸引して処理するため、排出口16eの近傍には、排気処理装置18が設けられている。排気処理装置18は、排気ファン20によって排気ダクト19を介して煙を吸引し、排気処理部22において排気中の煙を吸着する等の処理を行う。排気される煙を漏らさず吸引するためには、少なくとも破砕機10の排気容量よりも排気ファン20の吸入容量を大きくする必要がある。しかし、排気処理装置18の吸入容量を大きくし過ぎては、煙と共に、破砕物40中に含まれる絶縁紙や銅片等の軽量物を吸引してしまう。こうした軽量の破砕物の吸引量が多い場合、排気処理装置のフィルタ21が目詰まりを起こすためにフィルタ21の交換又は清掃頻度が増えて破砕機の円滑稼動を行うことができない。また、破砕物40の有効な回収率も低下してしまう。
【0021】
こうした弊害を抑制するためには、破砕機10からの排気容量を低く抑える方が有利であるが、破砕機10の排気容量は、ハンマ14の回転速度によって決まる。ハンマ14の回転速度は破砕機10の破砕能力に関連するため、破砕機10の排気容量のみを単純に低下させることができない。そこで、本発明においては、破砕能力を維持しながら、破砕機10からの排気速度を低下させるため、破砕機のケーシング16から排出される排気の一部を、ケーシング16のロータよりも投入口側に回帰させる。例えば、循環ファン26を備えた循環ダクト24(排気循環手段)を、排出シュート部16d及び投入シュート部16bに連通し、排出シュート部16dを通過する排気の一部を投入シュート部16bに回帰させる。これにより、排出口16eからの排気容量を減少させることができる。
【0022】
尚、循環ダクト24は、ゲート部16cよりも上方に設けることが好ましい。破砕物40が循環ダクト24内に侵入するのを防止するためである。また、循環ダクト24及び排気ダクト19は、両者が協同して、破砕機10から排気される煙を十分に吸引できるように設置すれば良く、図1に示す配置には限られない。例えば、循環ダクト24を、排出シュート部16dに連通させるのではなく、排気ファン20よりも手前の排気ダクト19に連通させても良い。また、排気ダクト19を、排出口16eに隣接して設置するのではなく、排出シュート部16dに直接連結しても良い。
【0023】
また、オイル等の可燃物を含んだものを破砕する場合の爆発を防止するため、本発明においては、循環ダクト24の経路途中に酸素濃度計(ガス濃度計)28を設け、循環ダクト24内の酸素濃度を管理している。酸素濃度計に代えて、可燃ガスの濃度を測定可能なガス濃度計を設けても良い。循環ダクト24内は空気の滞留がなく、酸素濃度計28に保護カバー等をつける必要もないため、酸素濃度の正確な計測が可能である。また、循環ダクト24を通過した排気は、ケーシング16内に送風されるため、循環ダクト24内の酸素濃度は、破砕機10内の酸素濃度を良く反映している。特に、循環ダクト24を、ロータ外周のハンマ14が固定刃と最初に噛合う位置の近傍に連通させれば、循環ダクト24内の酸素濃度は、ハンマ14が破砕の第一撃を行う位置の酸素濃度を良く反映したものとなる。爆発は、最初に破砕の第一撃を行う位置で発生し易いため、この位置の酸素濃度を管理することにより、爆発発生の可能性を正確に予測することができる。
【0024】
循環ダクト24内の酸素濃度が、オイルから発生した可燃ガスの爆発限界に基づいて設定された所定のしきい値を超えると、循環ダクト24上に設置された水シャワー装置(水分供給装置)30が作動して水を噴霧する。循環ダクト24内に噴霧された水は、循環ファン26の風によって破砕機10内に送出され、破砕機10内の水蒸気濃度を上昇させる。破砕機10内の水蒸気濃度が上昇すると、これに応じて酸素濃度が低下し、酸素濃度がオイルから発生した可燃ガスの爆発限界に応じた濃度よりも十分低くなれば、爆発の発生を確実に防止することができる。尚、水シャワー装置30は、循環ファン26の風によって破砕機10内に水分を到達させることができる位置に設置すれば良く、例えば、ケーシング16内の循環ダクト24の終端部近傍に設置しても良い。このように水シャワー装置30を設置することにより、破砕機内に水蒸気導入用の配管やノズルを設けることなく、破砕機内の水蒸気濃度を制御することができる。
【0025】
本発明に係る制御方法を用いた、回転式破砕機10の制御の一例について説明する。 まず、排出口16eから漏れる煙を最小限に抑制するための、排気ファン20及び循環ファン26の制御方法について説明する。図2は、排気ファン20及び循環ファン26を制御する制御系を示すブロック図である。コントローラ46に、排気処理装置18のフィルタ21に付着した破砕物を検知する破砕物検知センサ23、破砕機10の投入口16aから漏れる煙を検知する投入口煙センサ42、煙処理装置18に吸引されずに破砕機10の排出口16eから漏れる煙を検知する排出口煙センサ44が、電気的に接続している。破砕物検知センサ23、投入口煙センサ42及び排出口煙センサ44には、例えば光センサ等を用いることができる。
【0026】
図3は、排気ファン20及び循環ファン26の制御に関するフローチャートである。まず、ステップS1において、破砕機10の運転を開始し、併せて破砕物検知センサ23、投入口煙センサ42及び排出口煙センサ44を動作開始させる。続いて、ステップS2において循環ファン26を始動し、ステップS3において排気ファン20を始動する。
【0027】
次に、ステップS4において、排出口16eから漏れる煙の有無を排出口煙センサ44からの信号によって判断し、煙が検知されない場合はステップS7に移行する一方、検知された場合は、ステップS5に移行して排気ファン20の回転数を所定値だけ上昇させる。次に、ステップS6において、依然として排出口16eから漏れる煙が検出された時は、再びステップS5に移行して排気ファン20の回転数を所定値だけ上昇させる一方、もはや検知されない時は、ステップS7に移行する。
【0028】
次に、排気処理装置18による絶縁紙や銅片等の軽量破砕物の吸引を防止するため、ステップS7において、排気処理装置18中のフィルタ21への破砕物の付着の有無を判断する。ここでフィルタ21に破砕物が付着していなければステップS9に移行する一方、付着していれば、ステップS8に移行して排気ファン20の回転数を所定数だけ下降させる。フィルタ21への新たな破砕物の付着がなくなるまで、ステップS7及びステップS8を繰り返す。
【0029】
次に、ステップS9において、再び排出口16eからの煙漏れの有無を判断し、煙漏れがなければステップS4に回帰する一方、煙漏れがあればステップS10〜S14に移行して循環ファンの回転数を調整することにより、排出口16eから漏れる煙を抑制する。
【0030】
ステップS10〜S14について詳述する。まず、ステップS10において循環ファンの回転数を所定数だけ上昇させ、続いてステップS11において依然として排出口16eから漏れる煙が検出された時は、再びステップS10に移行して排気ファン20の回転数を所定値だけ上昇させる一方、もはや検知されない時は、ステップS12に移行する。
【0031】
ステップS12において、投入口16aから漏れる煙の有無を投入口煙センサ42によって判断し、煙漏れが検知されない時はステップS4に回帰する一方、煙漏れが検知された時は、ステップS13に移行して循環ファン26の回転数を所定数だけ下降させる。続いてステップS14において依然として投入口16aから漏れる煙が検出された時は、再びステップS13に移行して循環ファン26の回転数を所定数だけ下降させる一方、もはや検知されない時は、ステップS4に回帰する。尚、投入口16aから漏れる煙の有無を判断するのは、循環ファン26によってケーシング16の投入口側に戻す排気の量が多すぎると、ケーシング16内の風が逆流して投入口16aから煙が溢れる場合があるからである。
【0032】
以上の制御を行うことにより、排気処理装置18による軽量破砕物の吸引を防止しながら、投入口16a及び排出口16eから漏れる煙を最小限に抑制することができる。
【0033】
次に、回転式破砕機10内における爆発防止のための、水シャワー装置30等の制御について説明する。図4は、水シャワー装置30等の制御を行う制御系を示すブロック図である。コントローラ46に、酸素濃度計28と、破砕機10と、アラーム29と、水シャワー装置30が電気的に接続されている。また、これら全てに対して、電源45から電力が供給されている。
【0034】
図5は、水シャワー装置30等の制御を示すフローチャートである。まず、ステップS21において、回転式破砕機10の運転及び酸素濃度計28の動作を開始し、ステップS22に移行する。ステップS22において、循環ダクト24内の酸素濃度を検知し、酸素濃度が5%未満であれば、そのまま酸素濃度の管理を続ける一方、酸素濃度が5%以上であれば、ステップS23に移行してアラームを作動させて警告を発した後、ステップS24に移行して水シャワー装置30の噴霧を開始する。水シャワー装置30の噴霧により、破砕機10内部の水蒸気濃度を上昇させて、酸素濃度を相対的に低下させることができる。
【0035】
水シャワー装置30の動作開始から所定時間経過後、ステップS25に移行して、循環ダクト24内の酸素濃度が5%未満に低下すれば、ステップS26に移行して水シャワー装置30の噴霧を停止し、さらにステップS27に移行してアラーム29を停止した後に、ステップS22に回帰して酸素濃度の検知を継続する一方、酸素濃度が5%未満に低下しない場合には、爆発の危険性が高いため破砕機10を停止する。
【0036】
以上の制御を行うことにより、循環ダクト10内の酸素濃度を5%未満に維持することができ、したがって、破砕機10内の雰囲気がオイルから発生した可燃性ガスの爆発領域に入らないように維持することができる。尚、酸素濃度のしきい値は、可燃性ガスの種類によって変わるため、廃棄物32に含まれるオイルの種類等に応じて適宜設定する必要がある。また、酸素濃度計28の代わりに可燃ガス濃度計を設置した場合にも、可燃ガスの爆発限界に応じた可燃ガス濃度のしきい値に基づいて同様の制御を行えば良い。
【0037】
【実施例】
本発明の実施例及び比較例について説明する。
図1に示す回転式破砕機において、60Hz駆動における容量及び揚程が130M/分及び630mmAqであるファンを排気ファン20としてインバータ駆動させ、循環ファン26の仕様を種々に変化させた。この時の、投入口16a及び排出口16eにおける風量の変化、及び排出口16eから排気される煙を漏らさず吸引するために必要な排気ファン20の駆動周波数の変化を調べた。
【0038】
(比較例)
まず、循環ファン26を停止して循環ダクト24の経路を閉じた場合、投入口16a及び排出口16eにおける風量は、各々16M/分及び59M/分であった。また、排気口16eからの煙を吸引するために必要な排気ファンのインバータ周波数は50Hzであった。
【0039】
(実施例1)
循環ファン26の容量及び揚程を、70M/分及び50mmAqしたところ、投入口16a及び排出口16eにおける風量は、各々13.6M/分及び44M/分に低下し、排気口16eからの煙を吸引するために必要な排気ファンのインバータ周波数は45Hzに低下した。
【0040】
(実施例2)
循環ファン26の容量及び揚程を、125M/分及び35mmAqしたところ、投入口16a及び排出口16eにおける風量は、各々12M/分及び39M/分に低下し、排気口16eからの煙を吸引するために必要な排気ファンのインバータ周波数は35Hzに低下した。
【0041】
以上の結果を整理すると、表1の通りになる。尚、表1においてかっこ内の数値は、比較例の風量及び排気ファン能力を100%とした時の、実施例における風量及び排気ファンの能力をパーセント表示したものである。
【0042】
【表1】
Figure 0003612454
【0046】
本発明によれば、破砕物検知センサが破砕物を検知すると、破砕物が検知されなくなるまで排気処理手段の排気容量を減少し、排出口煙センサが煙を検知すると、投入口煙センサが煙を検知しない限度において、排気循環手段の排気循環容量を増大させるため、破砕物の排気処理装置による吸入を防止しながら、投入口及び排出口から漏れる煙を最小限に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る回転式破砕機を備えた廃棄物処理装置を示す概略図である。
【図2】図2は、回転式破砕機の排気ファン及び循環ファンを制御する制御系を示すブロック図である。
【図3】図3は、回転式破砕機の排気ファン及び循環ファンの制御を示すフローチャートである。
【図4】図4は、回転式破砕機の水シャワー装置を制御する制御系を支援すブロック図である。
【図5】図5は、回転式破砕機の水シャワー装置の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
4 供給フィーダ
10 回転式破砕装置
12 ロータ
14 ハンマ
16 ケーシング
16a 投入口
16b 投入シュート部
16c ゲート部
16d 排出シュート部
16e 排出口
18 排気処理装置
19 排気ダクト
20 排気ファン
21 フィルタ
22 排気処理部
23 破砕物検知センサ
24 循環ダクト
26 循環ファン
28 酸素濃度計
30 水シャワー装置
32 圧縮機
34 搬送コンベア
36及び37 磁力選別機
38 回収ボックス
40 破砕物
42 投入口煙センサ
44 排出口煙センサ

Claims (1)

  1. (a)外周に破砕手段を備え、所定速度で回転するロータと、(b)該ロータを収納し、破砕物の投入口と排出口を備えたケーシングと、(c)上記ケーシングから排出される排気の一部を、上記ケーシングの投入口側に回帰させる排気循環手段と、(d)上記ケーシングから排出される残りの排気を、吸引し、処理する排気処理手段と、を備えた回転式破砕機であって、
    上記排気処理手段に吸引された破砕物を検知する破砕物検知センサと、上記排気処理手段に吸引されずに上記排出口から漏出した煙を検知する排出口煙センサと、上記投入口から漏出する煙を検知する投入口煙センサを備え、
    上記破砕物検知センサが破砕物を検知すると、破砕物が検知されなくなるまで上記排気処理手段の排気容量を減少し、
    上記排出口煙センサが煙を検知すると、上記投入口煙センサが煙を検知しない限度において、上記排気循環手段の排気循環容量を増大させることを特徴とする回転式破砕機。
JP28137899A 1999-10-01 1999-10-01 排気循環手段を備えた回転式破砕機及びその制御方法、並びに該破砕機を用いた廃棄物処理装置 Expired - Fee Related JP3612454B2 (ja)

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