JP3611815B2 - ビデオデバイス - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ビデオデータ処理装置およびビデオデータ表示装置に係り、ビデオ信号に含まれる動画をパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータのグラフィックス表示に重ねあわせて表示するのに好適なビデオデータ処理装置およびビデオデータ表示装置に関する。
【0002】
また本発明は、ビデオ信号に含まれる文字情報をパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータの表示ウィンドウ上に表示するのに好適なビデオデータ処理装置およびビデオデータ表示装置に関する。
【0003】
【従来の技術】
近年、マルチメディア技術についての期待が高まっており、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、以下、「PC」と略記する)やワークステーション(以下、WSと略記する。)等のコンピュータのグラフィックス表示画面に、テレビジョン等のビデオ信号の動画を重ねあわせて表示するニーズが増してきて、これを実現する動画表示装置も開発、市販されている。
【0004】
さらに近年では、グラフィックス表示画面とビデオ信号の動画とを重ねあわせる機構に加えてテレビチューナを内蔵し、「テレビが見られるパソコン」として発売されるPCが登場している。
【0005】
このようにビデオ信号に含まれる動画をコンピュータのグラフィックス画面に重ねあわせる方式は、多数存在する。
【0006】
また昨今では、膨大なデジタル動画データをリアルタイムで転送可能な、転送速度が速いバス(例えば、PCIバスなど)がPCやWSに普及しつつあることから、デジタル化したビデオ信号をバス経由でPCやWSのグラフィックス表示用メモリに転送することで、動画表示をおこなう方式(以下、「直接転送方式」と記す)が開発されている。
【0007】
この直接転送方式では、1回バスを介してデータ転送をおこなうだけで画像を表示できるため、単位時間内に多量の動画データを転送可能であり、高品質な動画表示が可能である。
【0008】
なお、この直接転送方式の詳細については、CQ出版社刊、インターフェース誌1996年4月号の第102ページから第109ページに記載されている。
【0009】
また、特開平6−124189号公報には、直接転送方式によってコンピュータのグラフィックス画面とビデオ信号中の動画とを重ねあわせて表示する技術が開示されている。
【0010】
一方、ビデオ信号には、動画以外に文字情報を含んでいるものがある。例えば、米国のFCC(Federal Communications Commission)が規格化したClosed Caption(以下、CCと略記する。)は、動画に加えて字幕等の文字情報を多重化する方式である。
【0011】
米国では、難聴者のためにこのCC方式を用いて画面と関連のある文字情報をビデオ信号に多重化している。特に、1993年4月1日からは、米国内で販売される全ての13インチ以上のテレビジョンは、CC方式に対応することが法律で義務付けられた。
【0012】
このCC方式では、文字情報はビデオ信号のうちの、帰線期間と呼ばれる画面に表示されない期間の領域に多重化される。このため、CC方式で多重化された文字情報は、CC方式のデコーダを持たないテレビジョン等では画面に表示されないが、CC方式のデコーダを内蔵したテレビジョン等で文字情報が多重化されたビデオ信号を受信すると、動画と共に字幕を見ることができる。
【0013】
現在、CC方式でビデオ信号に多重化された文字情報を、同じくビデオ信号に含まれる動画に多重化して出力する機能を有するデコード装置あるいはVTR(Video Tape Recorder)、CC方式でビデオ信号に多重化された文字情報データをデコードして得られる文字を画面に表示できるテレビジョン等が市販されている。
【0014】
ところで、ビデオ信号をグラフィックス画面に表示する場合には、色フォーマット変換やスケーリングなどの処理が必要になる。動画入力ボードでこれらの処理をおこなった結果、データ量が増加する場合に、グラフィック表示ボードにバスを介して転送すると、バスのトラフィックが増加して、システムの性能が減少する要因となる。
【0020】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、入力された動画の変換処理によって、システムの処理性能をおとすことのないビデオデバイスを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明のビデオ信号を処理するビデオデバイスであって、前記ビデオ信号をバスを介して他のデバイスに送信するビデオデバイスにおいて、ビデオ入力信号を受信し、インターレース信号の奇数フィールド信号および偶数フィールド信号を出力するビデオ入力回路と、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に対して処理を施すビデオ処理部と、前記バスに、前記ビデオ処理部からの前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を送信する送信制御回路と、データ送信制御信号を格納するデータ送信レジスタとを有し、前記ビデオ処理部は、色フォーマット変換によってデータ量が減少する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および偶数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行い、変換後の色フォーマットの前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を出力し、前記ビデオ処理部は、色フォーマット変換によってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行なわずに、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号をそのまま出力し、前記ビデオ処理部は、スケーリングによってデータ量が減少する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および偶数フィールド信号に前記スケーリングを行い、スケーリング後の前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を出力し、前記ビデオ処理部は、スケーリングによってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記スケーリングを行なわずに、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号をそのまま出力し、前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタに格納された前記データ送信制御信号に従って、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号を、前記バスを介して、前記他のデバイスに送信し、前記他のデバイスは、前記色フォーマット変換によってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行い、前記他のデバイスは、前記スケーリングによってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に前記スケーリングを行うようにしたものである。
【0022】
より詳しくは、上記ビデオデバイスにおいて、前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタに格納された前記データ送信制御信号に従って、前記インターレース信号の前記偶数フィールド信号を、前記バスを介して、前記他のデバイスとは異なる他のデバイスへ送信するようにしたものである。
【0023】
また詳しくは、上記ビデオデバイスにおいて、前記ビデオ処理部は、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に対する前記色フォーマット変換および前記スケーリングと、前記インターレース信号の前記偶数フィールド信号に対する前記色フォーマット変換および前記スケーリングとを異なった仕様でおこなうようにしたものである。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図24を用いて説明する。
〔文字情報の多重化〕
先ず、発明の各実施形態の説明の前に、図1および図2を用いてその理解のために文字情報を多重化する技術について説明する。
【0039】
ここでは、文字情報が多重化されているビデオ信号について、CC方式で文字情報が多重化されているNTSC(National Television Systems Committee)方式のビデオ信号を例にとって説明することにしよう。
【0040】
図1は、CC方式で文字情報が多重化されたNTSC方式のビデオ信号を、奇数フィールドと偶数フィールドに分けて構成を示した模式図である。
図2は、CC方式で文字情報が多重化された第21ラインの輝度信号の構成を示す模式図である。
【0041】
NTSC方式のビデオ信号はインターレースであり、奇数フィールドと偶数フィールドからなる。さらに、それらの奇数フィールドと偶数フィールドは、図1に示されるように、それぞれ垂直帰線期間の信号と垂直帰線期間以外の信号とに大別できる。
【0042】
CC方式の規格では、文字情報を、各奇数フィールドの垂直帰線期間、第21ラインの輝度信号に多重化することが定まっている。
【0043】
このCC方式によって多重化された文字情報は、図2に示されるように、同期信号とスタートコード、データコードからなる。このデータコードは、16ビットであって、1文字分のデータは、7ビットのデータビットと1ビットのパリティビットからなる。したがって、この多重化された文字情報には、2文字分の文字が含まれていることになる。
【0044】
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図3ないし図16を用いて説明する。本実施形態は、ビデオテープを再生し、CC方式で文字情報が多重化されたビデオ信号を生成して、本発明に係るビデオデータ表示装置を用いてそのビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをPCに接続されたディスプレイに表示し、かつ同時に動画をPCの記憶装置に記録する例である。
(I) 本発明の実施形態に係る動画表示システムの構成
先ず、図3および図4を用いて本発明の実施形態に係る動画表示システムの構成について説明しよう。
図3は、本発明の実施形態に係る動画表示システムの斜視図である。
図4は、ディスプレイ302上に、動画と文字情報が混在して表示されている場合の斜視図である。
【0045】
本発明の実施形態に係る動画表示システムは、図3に示されるように、PC301と、ディスプレイ302と、キーボード303と、VTR304とを備えて構成されている。
【0046】
ディスプレイ302は、CRT(Cathode Ray Tube)や液晶パネル等を用いた表示装置であり、PC301から入力した表示信号を表示する。
【0047】
キーボード303は、本動画表示システムのユーザの操作を受け付け、その操作を電気信号に変換して、PC301に入力する。
【0048】
VTR304は、ビデオテープを再生してビデオ信号を生成し、そのビデオ信号をPC301に出力する。
【0049】
本実施形態では、PC301は、VTR304が出力するビデオ信号に含まれる動画と、上記のようにそのビデオ信号にCC方式で多重化された文字情報とを、ディスプレイ302に表示する。
【0050】
そのときには、ディスプレイ302上の表示画面は、図4に示される通りに、動画表示ウィンドウ401と、文字情報表示ウィンドウ402と、その他の領域403とで構成されることになる。
(II) PC301とその各部の構成
次に、図5を用いてPC301の構成について説明しよう。
図5は、PC301の構成を示すブロック図である。
【0051】
PC301は、図5に示される通りCPU(Central Processing Unit)501と、メインメモリ502と、グラフィックス表示ボード503と、動画入力ボード504と、外部記憶装置505と、キーボードインタフェース506と、バス507とを備えて構成されている。
【0052】
CPU501は、PC301の制御と演算機能を司っている。動画および文字情報のディスプレイ302への表示処理も、CPU501が外部記憶装置505に蓄積されたソフトウエアをメインメモリ502にロードし、そのソフトウエアを実行することで実現される。
【0053】
すなわち、CPU501は、そのソフトウエアを実行することにより、ビデオ信号に含まれる動画を、動画入力ボード504からグラフィックス表示ボード503に転送して動画表示を実現する。また、ビデオ信号に含まれる動画を動画入力ボード504から外部記憶装置505に転送して動画の記録を実現し、ビデオ信号に含まれる文字情報を入力し、その文字情報をデコードしてデコード結果をグラフィックス表示ボード503に転送して文字情報の表示を実現する。
【0054】
メインメモリ502は、半導体メモリ等を用いた記憶装置であり、CPU501で実行されるプログラムやデータを一時的に蓄えるのに用いる。
【0055】
外部記憶装置505は、磁気記憶媒体等を用いた記憶装置であり、プログラムやデータの恒久的な保存に用いる。代表的なものには、HD(Hard Disk)、FD(Floppy Disk)、MO(Magnetic Optical Disk)などがある。
【0056】
グラフィック表示ボード503は、グラフィックスを表示する機能を司る集積回路をワンボードにまとめたモジュールである。
【0057】
動画入力ボード503は、VTR304から動画データを入力するための集積回路をワンボードにまとめたモジュールである。なお、ここでいう動画データとは、TVやVTRで生成されたデータであることに注意しておこう。
【0058】
キーボードインタフェース506は、キーボード303からの信号を入力するインタフェースである。
【0059】
最後に、バス507は、システムの各部へデータや命令を伝えるための情報の通り路である。
【0060】
続いて、図6ないし図11を用いてその各部の構成について説明しよう。
先ず、図6を用いてグラフィックス表示ボード503について説明する。
図6は、グラフィックス表示ボード503の構成を示すブロック図である。
【0061】
グラフィックス表示ボード503は、図6に示されるように表示制御部601と、VRAM602と、表示信号生成部603とを備えて構成されている。
【0062】
表示制御部601は、CPU501あるいは動画入力ボード504がバス507を介して出力するデータをVRAM602に書き込む。
【0063】
VRAM(Video Random Access Memory)602は、半導体メモリ等を用いた記憶装置である。
【0064】
VRAM602には、画面に表示するグラフィックスデータがビットマップ形式で格納される。
【0065】
表示信号生成部603は、VRAM602に書き込まれているデータを順次読みだし、そのデータを表示信号に変換してディスプレイ302に出力する。
【0066】
次に、図7ないし図11を用いて動画入力ボード504について説明する。
図7は、動画入力ボード504の構成を示すブロック図である。
【0067】
動画入力ボード504は、動画インターフェース部701と、NTSCデコーダ702と、フレームメモリ703とを備えて構成されている。
【0068】
NTSCデコーダ702は、CPU501から画像サイズの指定を受け、VTR304からビデオ信号を入力する。そして、そのビデオ信号をデジタル化してその画像サイズのデジタルビデオデータを生成し、そのデジタルビデオデータを動画インタフェース部701に出力する。
【0069】
なお、デジタルビデオデータの色フォーマットとして用いられるのは、例えば、YUV422フォーマットであり、このフォーマットは、水平方向に並んだ2画素分のデータが、Y1(輝度)、Y2(輝度)、U(色差1)、V(色差2)の各8ビットデータで表されている。
【0070】
フレームメモリ703は、特に、動画データを記憶するために設けられた半導体メモリ等を用いた記憶装置である。
【0071】
次に、図8を用いて動画入力ボード504の中の動画入力インターフェース部701について、より詳細に説明する。
図8は、動画入力インターフェース部701の構成を示すブロック図である。
【0072】
動画入力インターフェース部701は、ビデオ信号入力部801と、スケーリング部802と、色フォーマット変換部803と、データ転送制御部804とを備えて構成されている。
【0073】
ビデオ信号入力部801は、NTSCデコーダ702からデジタルビデオデータを入力し、そのデジタルビデオデータのうち、CPU501によって指定されたラインをフレームメモリ703に書き込む。
【0074】
スケーリング部802は、フレームメモリ703からデジタルビデオデータを読み出して、そのデジタルビデオデータをスケーリングして色フォーマット変換部803に出力する。ここで、スケーリングとは、デジタルビデオデータを指定された大きさの画面サイズで実際の表示画面の画素として表示できるように、データの圧縮やデータの充填をおこなうことである。また、このスケーリングのために指定される比率をスケーリングレシオと言う。
【0075】
このとき、データ転送制御部804から現在転送中のフィールドに対応した帰線期間データ転送信号(後述)が出力されている場合には、スケーリング部802は、フィールドの先頭の8ラインはスケーリングせずに色フォーマット変換部803に出力し、同時にデータが帰線期間データであることを示す識別信号をデータに同期して出力する。
【0076】
また、データ転送制御部804から現在転送中のフィールドに対応した帰線期間データ転送信号(後述)が出力されていない場合には、スケーリング部802は、フィールドの全ラインをCPU501によって指定されたサイズにスケーリングしてスケーリング結果を色フォーマット変換部803に出力し、帰線期間データであることを示す識別信号は出力しない。
【0077】
色フォーマット変換部803は、スケーリング部802から入力したデータの色フォーマットを変換してデータ転送制御部804に出力する。
【0078】
このとき、スケーリング部802から帰線期間データを示す識別信号が出力されている場合には、色フォーマット変換部803は、スケーリング部802からのデータを変換せずにデータ転送制御部804に出力する。
【0079】
一方、帰線期間データを示す識別信号が出力されていない場合には、色フォーマット変換部803は、スケーリング部802からのデータをCPU501によって指定された色フォーマットに変換してデータ転送制御部804に出力する。
【0080】
さらに、色フォーマット変換部803は、各ラインの最終データの出力に同期してラインエンド信号をデータ転送制御部804に出力する。
(III) データ転送制御部の構成
次に、図9ないし図11を用いて動画入力インターフェース部701の中のデータ転送制御部804の構成をより詳細に説明していくことにしよう。
図9は、コントロールプレーンの一例を示す模式図である。
図10は、データ転送制御部804の構成を示す模式図である。
【0081】
図11は、ライン転送制御レジスタの構成を示す模式図である。
【0082】
図8に示したデータ転送制御部804は、色フォーマット変換部803からのデータを、データの転送先アドレスを示す制御情報テーブル(以下、コントロールプレーンと記す。)で定められたアドレスに対して順次書き込む制御をおこなう。
【0083】
コントロールプレーン901には、図9に示されるようにビデオ信号の1ライン毎に、そのラインの転送サイズと転送先先頭アドレスが書き込まれており、CPU501によってメインメモリ502に書き込まれている。
【0084】
データ転送制御部804は、図10に示されるようにコントロールプレーン読み出し制御部1001と、アドレス初期化制御部1002と、アドレス生成部1003と、バッファ1004とを備えて構成されている。
【0085】
また、アドレス生成部1003は、これも図10に示されているようにセレクタ1005と、アドレスレジスタ1006と、加算器1007と、カウンタ1008とを備えて構成されている。
【0086】
アドレスレジスタ1006は、図には示されていないが転送先先頭アドレスレジスタ、コントロールプレーン読み出しアドレスレジスタ、垂直サイズレジスタ、水平サイズレジスタ、ライン転送制御レジスタなどの各種レジスタを含んでいる。
【0087】
また、カウンタ1008は、図には示されていないが垂直サイズカウンタ、水平サイズカウンタを含んでいる。
【0088】
ライン転送制御レジスタは、図11に示されるように16ビットのライン転送制御ビットで構成される。
【0089】
このライン転送制御ビットは、奇数フィールドの第14ラインから第21ラインまで、および偶数フィールドの第277ラインから第284ラインまでの帰線期間データに対して各ライン毎に1ビットずつ存在する。
【0090】
また、ライン転送制御ビットは、例えば、1が当該ラインを転送することを示し、0が当該ラインを転送しないことを示すというように定められている。
【0091】
データ転送制御部804は、それぞれのライン転送制御レジスタの値に基づいて、帰線期間データ転送信号を生成する。生成される帰線期間データ転送信号は、奇数フィールド帰線期間データ転送信号および偶数フィールド帰線期間データ転送信号の2つの信号からなる。
【0092】
奇数フィールド帰線期間データ転送信号は、その転送制御レジスタのうち奇数フィールドの第14ラインから第21ラインまでの各ビットに、1に設定されているビットがある場合にデータ転送をおこなう。
【0093】
同様に、偶数フィールド帰線期間データ転送信号は、転送制御レジスタのうち偶数フィールドの第277ラインから第284ラインまでの各ビットに、1に設定されているビットがある場合にデータ転送をおこなう。
(IV) データ転送制御部の動作
次に、図12を用いて動画入力インターフェース部701の中のデータ転送制御部804の動作をより詳細に説明していくことにしよう。
図12は、データ転送制御部804がおこなうデータ転送処理の処理手順を示すフローチャートである。
【0094】
以下、図10、図11を参照しつつ、図12の順を追って、データ転送制御部804のおこなうデータ転送の処理手順について説明していく。
図10に示される色フォーマット変換部803からのデータの入力は随時おこなわれる。データ転送制御部804は、入力されたデータをバッファ1004に格納する。
【0095】
データ転送制御部804は、コントロールプレーンから一組の転送先先頭アドレスと転送サイズを読み込み、読み込んだ転送先先頭アドレスを、アドレスレジスタ1006の中に有る転送先アドレスレジスタに、また、読み込んだ転送サイズを水平サイズレジスタにそれぞれ格納する。
【0096】
そして、コントロールプレーンアドレスレジスタの値を加算して次の一組の転送先先頭アドレスと転送サイズを読み出せるようにし、水平サイズカウンタには0を設定する(ステップ1201)。
【0097】
次に、バッファ1004が色フォーマット変換部803からのデータで満たされるか、あるいは色フォーマット変換部803からラインエンド信号を入力する毎に転送制御レジスタを参照して、状態を判断する(ステップ1202)。
【0098】
その結果、現在転送中のラインが帰線期間のラインであり、かつ現在転送中のラインに対応する転送制御ビットが1である場合と、現在転送中のラインが動画のラインである場合にはステップ1203を実行する。
現在転送中のラインが帰線期間のラインであり、かつ現在転送中のラインに対応する転送制御ビットが0である場合にはステップ1204に行く。
【0099】
なお、ステップ1202においては、現在転送中のラインが帰線期間のラインであるか否かの判断は、転送制御レジスタの現在転送中のフィールドに対応する転送制御レジスタに1に設定されたビットが1ビット以上存在する場合には、現在転送中の各フィールドの先頭の8ラインは帰線期間のラインであると判定する。
【0100】
ステップ1203では、バッファ1004に格納されているデータを、転送先アドレスレジスタが示すアドレスから順にバス507を介して転送する。
【0101】
ステップ1204では、加算器1007を用いてデータ転送先アドレスレジスタの値および水平サイズカウンタの値を、バッファ1004のサイズ分だけそれぞれ増加させる。
【0102】
次に、水平サイズカウンタのカウント値と水平サイズレジスタの値を比較する(ステップ1205)。水平サイズカウンタのカウント値と水平サイズレジスタの値が等しいときには、ステップ1206に行き、等しくないときにはステップ1202に戻る。
【0103】
ステップ1206では、垂直サイズカウンタの値を+1し、水平サイズカウンタのカウント値を0に設定する。
【0104】
次に、垂直サイズカウンタのカウント値と、垂直サイズレジスタの値を比較し(ステップ1207)、その垂直サイズカウンタのカウント値とその垂直サイズレジスタの値が等しくない場合には、ステップ1201を実行し、その垂直サイズカウンタのカウント値とその垂直サイズレジスタの値が等しい場合には1フィールド分の転送を終了する。
(V) CPU501による文字情報データ処理
次に、図13を用いてCPU501による文字情報データに対するデータ処理について説明する。
図13は、文字情報データの1ライン分の信号を示す模式図である。
【0105】
1ラインの文字情報データは、640画素の輝度信号で構成されており、1画素の輝度信号は8ビットで表現されている。
【0106】
本実施形態の文字情報データは、図13に示されるように“JZ”であると想定する。
【0107】
CPU501は、ソフトウエア処理によって、文字情報データを文字データに変換し、さらにその文字データをグラフィックデータに変換し、そのグラフィックデータをバス507を介してグラフィックス表示ボード503に転送する。
(VI) 本システムがビデオデータを表示する動作
最後に、図14ないし図16を用いて本実施形態に係る動画表示システムがビデオデータを表示するまでの動作について説明しよう。
【0108】
本実施形態では、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画を横320画素×縦240画素、1画素がR、G、B(赤、緑、青)それぞれ6、5、5ビットのデータで表現されるRGB16ビットカラーに変換してディスプレイ302に表示し、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データを文字データに変換してディスプレイ302に表示し、一方、偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでの動画を横160画素×縦120画素、1画素がR,G,B各8ビットのデータで表現されるRGB24ビットカラーに変換して外部記憶装置505に記憶する場合について、具体的に説明することにする。
【0109】
ここで、偶数フィールドのデータは、ディスプレイ302には、表示されずに、データとして外部記憶装置505に記憶されるのみであることに注意しておく。
【0110】
なお、この処理としては、動画入力インタフェース部701が中心的な役割を担うことになる。
【0111】
(VI−1) CPU501の各部の設定
先ず、CPU501が、バス504を介して動画入力ボード504の中のNTSCデコーダ702、動画入力インターフェース部701の中のビデオ信号入力部801、スケーリング部802、色フォーマット変換部803、データ転送制御部804など各部の設定をおこなうことになる。
【0112】
NTSCデコーダ702には、奇数フィールドの出力開始ラインを第14ライン、出力終了ラインを第263ラインに、偶数フィールドの出力開始ラインを第285ライン、出力終了ラインを第525ラインに、1ラインあたりの画素数を640画素に設定する。
【0113】
ビデオ信号入力部801には、フレームメモリに書き込むラインを設定する。
【0114】
本実施形態では、奇数フィールドの書き込み開始ラインを第14ライン、書き込み終了ラインを第263ラインに、偶数フィールドの書き込み開始ラインを第285ライン、書き込み終了ラインを第525ラインにそれぞれ設定する。
【0115】
スケーリング部802には、画像サイズを設定する。
【0116】
本実施形態では、奇数フィールドの画像サイズを横320画素×縦240画素に、偶数フィールドの画像サイズを横160画素×縦120画素にそれぞれ設定する。
【0117】
色フォーマット変換部803には、色フォーマットを設定する。
【0118】
本実施形態では、奇数フィールドは、RGB16ビットカラーに、同様に偶数フィールドは、RGB24ビットカラーに設定する。
【0119】
データ転送制御部804には、データ転送先サイズ、データ転送先アドレス、転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アドレスを設定する。
【0120】
データ転送先サイズとデータ転送先アドレスは、コントロールプレーンを用いて設定する。
【0121】
転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アドレスは、それぞれ転送制御レジスタ、垂直サイズレジスタ、コントロールプレーンアドレスレジスタを用いて設定する。
【0122】
(VI−2) コントロールプレーンの設定
次に、図14および図15を用いて本実施形態でのコントロールプレーンの設定について説明する。
図14は、本発明の第一の実施形態で設定される奇数フィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
図15は、本発明の第一の実施形態で設定される偶数フィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
【0123】
コントロールプレーンは、既に説明したように水平ライン毎にその転送サイズ、転送先アドレスを対にしたテーブルであり、データ転送制御部804の転送サイズ、転送先アドレスの設定に用いられる。
【0124】
本実施形態においては、想定した状況により、奇数フィールドのコントロールプレーンは、図14に示したように、偶数フィールドのコントロールプレーンは、図15に示したようになる。
【0125】
図14および図15においては、転送先先頭アドレスと転送サイズは、16進数で表した値である。また、転送サイズはバイト単位で表した値である。
【0126】
図14の1401ないし1403、図15の1501ないし1503は、帰線期間データの転送先アドレスおよび転送サイズであり、図14の1404ないし1406、図15の1504ないし1506は、動画データの転送先アドレスおよび転送サイズである。
【0127】
(VI−3) 転送制御レジスタの設定
次に、図16を用いて本実施形態での転送制御レジスタの設定について説明する。
図16は、本発明の第一の実施形態で設定される転送制御レジスタの模式図である。
【0128】
転送制御レジスタは、水平ラインごとに転送の有無を示すビットを保持するレジスタであった。本実施形態では、転送制御レジスタは、図16のように設定される。
【0129】
CC方式の文字データは、既に説明したように第21ラインに多重化されている。このため、転送制御レジスタは、第21ラインに対応するビットのみ1とし、残りのビットは全て0を設定する。
【0130】
奇数フィールドの第21ラインの転送制御ビットだけが1に設定されているので、データ転送制御部804は、スケーリング部802に対して、奇数フィールド用帰線期間データ転送信号は出力し、偶数フィールド用帰線期間データ転送信号は出力しないことになる。
【0131】
(VI−5) 動画入力インターフェース部の動作
さて、上記状況をふまえて、本実施形態の動画入力インタフェース部701の動作について説明する。
【0132】
ビデオ信号入力部801は、奇数フィールドの第14ラインから第263ラインまで、および偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでのデジタルビデオデータをNTSCデコーダから入力し、そのデータをフレームメモリ703に書き込む。
【0133】
続いて、スケーリング部802は、フレームメモリから読み込んだデータのうち、奇数フィールドの第14ラインから第21ラインまでの帰線期間データはスケーリングせず、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画データは横320画素×縦240画素にスケーリングして、色フォーマット変換部803に出力する。
【0134】
一方、偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでの動画データは、横160画素×縦120画素にスケーリングして、色フォーマット変換部803に出力する。
【0135】
色フォーマット変換部803は、スケーリング部802からの奇数フィールドの第14ラインから第21ラインまでの帰線期間データは色フォーマット変換せずに、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでのデータはRGB16ビットカラーに色フォーマット変換して、データ転送制御部804に出力する。
【0136】
偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでのデータの方は、RGB24ビットカラーに色フォーマット変換して、データ転送制御部804に出力する。
【0137】
データ転送制御部804は、色フォーマット変換部803から受け取った奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画データをグラフィックス表示ボード503のVRAM602に出力し、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データをメインメモリ502に出力する。
【0138】
また、偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでの動画データをメインメモリ502に出力する。
【0139】
VRAM602に書き込まれた動画データは、グラフィックス表示ボード503によって表示信号に変換される。それによって、ディスプレイ302に動画が表示されることになる。
【0140】
また、メインメモリ502に書き込まれたその偶数フィールドの動画データは、CPU501によって外部記憶装置505に転送される。そして、外部記憶装置505は、その動画データを記録する。
【0141】
メインメモリ502に書き込まれたその奇数フィールドの帰線期間データは、CPU501によってデコード処理され、グラフィックス表示ボード503に転送される。その結果、ディスプレイ302に文字が表示されることになる。
【0142】
以上説明した処理を繰り返すことにより、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画は、横320画素×縦240画素、RGB16ビットカラーに変換されてディスプレイ302に表示され、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データは文字データに変換されてディスプレイ302に表示されることになる。
【0143】
それと同時に、偶数フィールドの第285ラインから第525ラインまでの動画は横160画素×縦120画素、RGB24ビットカラーに変換されて外部記憶装置505に記憶されることになる。
(VII) バスとデータ転送の関係
バス507を動画表示や文字情報表示処理以外の処理と共用していたり、バス507のデータ転送能力が低い場合には、1フィールド分の時間内にバスを介したデータ転送が終了せず、全フィールドの動画および帰線期間データを転送できない場合がある。
【0144】
このような場合には、一時的に表示あるいは記録用の動画の転送を停止し、帰線期間データのみを転送する制御をおこなうことが有効である。
【0145】
帰線期間データを優先する理由は、文字情報は1フィールド分欠落すると、2文字分のデータが失われ、このことによって字幕全体の意味が取れなくなる可能性があるが、動画表示の場合には、1フィールドが欠落しても人間の視覚ではほとんど気づかず、影響は少ないと言えるためである。
【0146】
本発明に係る動画入力ボード504では、転送するデータ範囲は設定によって変更可能であるため、フィールド毎に転送するデータ範囲を設定することで、上記のような制御を実現できる。
【0147】
例えば、あるフィールドのデータ転送に時間がかかり、バスのトラフィックが高いと判断した場合には、次のフィールドは帰線期間データのみを転送するように設定する。
(VIII) 本実施形態の特徴
以上説明した第一の実施形態によれば、文字情報が多重化されたビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをディスプレイに同時に表示し、かつ動画を記憶装置に記録できる。
【0148】
このとき、デジタルビデオデータは、動画入力ボード504がグラフィックス表示ボードにバスを介して直接転送するため、単位時間当たりのデータ転送量を多くできて、高画質の表示ができる。
【0149】
また、記憶装置に記録する動画は、動画入力ボード504において縮小スケーリングされている。このように、縮小スケーリングや1画素あたりのデータ量を減らす色フォーマット変換といったデータ量が少なくなるデータ変換を、動画入力ボード504上でおこなうことでバスを介して転送するデータ量を少なくして、バスのトラフィックを低くすることができる。
【0150】
また、CCデータのデコードをソフトウエアでおこなうため、CCデコード専用ハードウエアを用いる場合に比べて、装置が安価かつ小型にでき、かつ消費電力を少なくすることができる。
【0151】
さらに、処理量が多いスケーリング処理と色フォーマット変換処理は動画入力ボードでおこなう。したがつて、CPUは文字情報のデコードと記憶装置へのデータ転送に専念でき、高画質の動画を記録するときにも高速でおこなうことができる。
【0152】
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図17ないし図19を用いて説明する。
第一の実施形態では、スケーリング処理および色フォーマット変換処理を動画入力ボード504でおこなった。
これに反して、第二の実施形態は、これらスケーリング処理および色フォーマット変換処理をグラフィックス表示ボード503でおこなう場合の例である。
【0153】
第二の実施形態の動画表示システムのハードウエア構成は、図1に示される第一の実施形態の動画入力ボード504が後述する動画入力ボードに置き換わるものである。
(I) グラフィックス表示ボード503のおこなう処理
先ず、本実施形態においてグラフィックス表示ボード503がおこなう処理について説明する。
【0154】
本実施形態におけるグラフィックス表示ボード503は、第一の実施形態では動画入力ボード504でおこなったスケーリング処理および色フォーマット変換処理をおこなう。
【0155】
図6に示されるグラフィックス表示ボード503の中の表示制御部601は、グラフィックスデータ、スケーリングレシオ、入力色フォーマットおよび出力色フォーマットをCPU501から、デジタルビデオデータを動画入力ボード504から、それぞれバス507を介して入力する。
【0156】
ここで、入力色フォーマットは、動画入力ボード504から入力するデジタルビデオデータの色フォーマットを示し、出力色フォーマットは、ディスプレイ302に表示する色フォーマットを示すものである。
【0157】
本実施形態におけるグラフィックス表示ボード503は、第一の実施形態とは、表示制御部601の動作が異なっており、このデジタルビデオデータを、出力色フォーマットで指定された色フォーマットに色フォーマット変換して、さらにスケーリングレシオで指定された通りにスケーリングし、スケーリング結果をVRAM602に書き込む。
【0158】
また、グラフィックスデータは、色フォーマット変換およびスケーリングをせずにVRAM602に書き込む。
【0159】
VRAM602および表示信号生成部603の動作は、第一の実施形態と同一である。
(II) 動画入力ボード504の構成
次に、図17および図18を用いて第二の実施形態に係る動画入力ボード504の構成について説明する。
図17は、本発明の第二の実施形態に係る動画入力ボードの構成を示すブロック図である。
図18は、本発明の第二の実施形態に係る動画入力インタフェース部1701の構成を示すブロック図である。
【0160】
第二の実施形態の動画入力ボードは、図17に示されているように動画入力インタフェース部1701およびNTSCデコーダ1702で構成されている。
【0161】
ここで、NTSCデコーダ1702は、第一の実施形態のNTSCデコーダ702と同一である。
【0162】
第一の実施形態と異なっているのは、動画インタフェース部1701であり、以下、この構成を詳細に説明しよう。
【0163】
第二の実施形態における動画インターフェース部1701は、ビデオ信号入力部1801と、データ転送制御部1802とを備えて構成されている。
【0164】
第一の実施形態のビデオ信号入力部1801は、デジタルビデオデータをフレームメモリにしていたが、本実施形態に係るビデオ信号入力部1801は、デジタルビデオデータをフレームメモリではなくデータ転送制御部1802に出力する。
【0165】
また、第一の実施形態のデータ転送制御部1802は、データを色フォーマット変換部803から入力していたが、第二の実施形態のデータ転送制御部1802は、データを色フォーマット変換部803からではなくビデオ信号入力部1801から入力する。
(III) 文字情報データ処理
第二の実施形態における文字情報データのデコード処理および表示処理は、第一の実施形態における文字情報データのデコード処理および表示処理と、それぞれ同一である。
(IV) 本システムがビデオデータを表示する動作
次に、図19を用いて本実施形態に係る動画表示システムがビデオデータを表示するまでの動作について説明しよう。
【0166】
本実施形態では、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画を横1024画素×縦768画素、RGB24ビットカラーに変換してディスプレイ302に表示し、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データをデコードしてディスプレイ302に表示する場合について具体的に説明することにする。
【0167】
なお、ここでも、動画入力インタフェース部701が中心的な役割を担うことになる。
【0168】
(IV−1) CPU501の各部の設定
先ず、CPU501が、バス504を介して動画入力ボード504の中のNTSCデコーダ1702、動画入力インターフェース部1701の中のビデオ信号入力部1801、データ転送制御部1802、グラフィックス表示ボード503の設定をおこなう。
【0169】
NTSCデコーダ1702には、奇数フィールドの開始ラインを14、終了ラインを263に、偶数フィールドは出力しないように、1ラインの画素数を640画素にそれぞれ設定する。
【0170】
ビデオ信号入力部1801には、データ転送制御部1802に出力するラインを設定する。
【0171】
本実施形態では、奇数フィールドの開始ラインを14、終了ラインを263に、偶数フィールドは出力しないように、それぞれ設定する。
【0172】
データ転送制御部1802には、データ転送先サイズ、データ転送先アドレス、転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アドレスを設定する。
【0173】
ここで、データ転送先サイズ、データ転送先アドレスはコントロールプレーンを用いて設定する。
【0174】
転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アドレスは、それぞれ転送制御レジスタ、垂直サイズレジスタ、コントロールプレーンアドレスレジスタを用いて設定する。
【0175】
第二の実施形態のデータ転送制御部1802の設定は、コントロールプレーン以外は第一の実施形態と同一である。
【0176】
グラフィックス表示ボード503には、サイズ、入力色フォーマットおよび出力色フォーマットを設定する。
【0177】
本実施形態では、サイズは横1024画素×縦768画素に、入力色フォーマットはYUV422に、出力色フォーマットはRGB24ビットカラーに、それぞれ設定する。
【0178】
(IV−2) コントロールプレーンの設定
次に、図19を用いて本実施形態でのコントロールプレーンの設定について説明する。
図19は、本発明の第二の実施形態で実施される奇数フィールドのコントロールプレーンを示す模式図である。
【0179】
本実施形態では、想定した状況により、奇数フィールドのコントロールプレーンは、図19に示したようになる。なお、第二の実施形態においては、偶数フィールドの帰線期間データおよび動画データは転送しないので、偶数フィールド用コントロールプレーンは、設定する必要はない。
【0180】
図19においては、転送先先頭アドレスと転送サイズは、16進数で表した値である。また、転送サイズはバイト単位で表した値である。
【0181】
また、図19の1901ないし1903は、それぞれ該当する水平ラインNoの帰線期間データの転送先先頭アドレスと転送サイズである。
【0182】
(IV−3) 動画入力インターフェース部の動作
さて、上記状況をふまえて、本実施形態の動画入力インターフェース部1701の動作について説明する。
【0183】
図18に示されるビデオ信号入力部1801は、NTSCデコーダ1702からデジタルビデオデータを入力し、入力したデジタルビデオデータのうち、CPU501によって指定されたラインをデータ転送制御部1702に出力する。
【0184】
データ転送制御部1802は、ビデオ信号入力部1801からの奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画データをグラフィックス表示ボード503に、第21ラインの帰線期間データをメインメモリ502にそれぞれ転送する。
【0185】
グラフィックス表示ボード503は、データ転送制御部1802から入力した動画データを横1024画素×縦768画素、RGB24ビットカラーに変換してVRAM602に書き込む。
【0186】
VRAM602に書き込まれた動画データは、グラフィックス表示ボード503によって表示信号に変換され、ディスプレイ302に表示される。
【0187】
メインメモリ502に書き込まれた奇数フィールドの帰線期間データは、CPU501によってデコード処理されて、グラフィックス表示ボード503に転送され、ディスプレイ302に表示されることになる。
【0188】
なお、第一の実施形態では、動画データは、外部記憶装置505に記憶するために、メインメモリ502にもデータを転送したが、本実施形態では、VRAM602にのみデータを転送することを注意しておく。
【0189】
以上説明した処理を繰り返すことにより、奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまでの動画は、横1024画素×縦768画素、RGB24ビットカラーに変換されディスプレイ302に表示され、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データは、デコードされ文字データに変換された後、さらにグラフィックスデータに変換されて、ディスプレイ302に表示されることになる。(V) 本実施形態の特徴
以上説明した第二の実施形態によれば、文字情報が多重化されたビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをPCに接続されたディスプレイに同時に表示できる。
【0190】
このとき、デジタルビデオデータは、動画入力ボードがグラフィックス表示ボードにバスを介して直接転送するため、単位時間当たりのデータ転送量を多くすることが可能で、高画質の表示ができる。
【0191】
また、スケーリング処理や色フォーマット変換をグラフィック表示ボードでおこなっている。このように拡大スケーリングや1画素あたりのデータ量を増やす色フォーマット変換等、データ量が増加するようなデータ変換は、グラフィックス表示ボードでおこなうことで、データ量が増加したデータをバスに通さず、バスのトラフィックが増加するのを防ぐことができる。
【0192】
さらに、処理量が多い画像のスケーリング処理と色フォーマット変換処理をグラフィックス表示ボードでおこなうため、CPUはCCデータのデコードに専念できる。
【0193】
第二の実施形態は、第一の実施形態の縮小スケーリングでデータ量が減少するときの処理と比べると対照的ある。また、動画データの色フォーマット変換やスケーリングをおこなってデータ量が減少するときには、第一の実施形態のように動画入力ボード504の動画入力インターフェース部701の中にあるスケーリング部802と色フォーマット変換部803で、それぞれスケーリングと色フォーマット変換をおこない、反対に、動画データの色フォーマット変換やスケーリングをおこなってデータ量が増加するときには、第二の実施形態でおこなったようにグラフィックス表示ボード503の表示制御部601で動画データの色フォーマット変換やスケーリングをおこなうように動的に切り換えて実行することもできる。
【0194】
また、本実施形態は、第一の実施形態と同様にCCデータのデコードをソフトウエアで行うため、CCデコード専用ハードウエアを用いる場合に比べて、装置が安価かつ小型にでき、かつ消費電力を少なくすることができる。
【0195】
さらに、本実施形態では、動画入力ボード上の動画インタフェース部の構成が単純であり、フレームメモリが不要であるため、第一の実施形態よりもさらに構成が簡易になり、装置が安価かつ小型にでき、より低消費電力を達成することが可能である。
【0196】
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図20ないし図24を用いて説明する。
本実施形態は、帰線期間データのデータ種別が未知である場合に、帰線期間データ処理を説明する例である。
【0197】
第三の実施形態のハードウエア構成および動画データの表示処理は、第一の実施形態と同一である。
(I) 帰線期間データ処理
さて、図20ないし図24を用いて第三の実施形態における処理の主眼となる帰線期間データの処理について説明する。
図20は、本発明の第三の実施形態に係る帰線期間データ識別処理の処理手順を示すフローチャートである。
図21は、本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その一)。
図22は、本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その二)。
図23は、本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その三)。
図24は、本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その四)。
【0198】
本実施形態においては、CC方式あるいは日本国内で実施されている文字放送方式(以下、単に「文字放送方式」と略記する)により、文字情報データが、帰線期間に多重化されているものとする。
【0199】
本実施形態では、帰線期間データの種別が不明であることを想定しているので、文字情報データの表示に先立ち、帰線期間データのデータ種別判定処理をおこなわなければならない。
【0200】
その判定は、CC方式、文字放送方式それぞれに対応したデコードソフトウエアを用いておこなうことができる。
【0201】
したがって、帰線期間データの種別を判定したのち、CC方式、文字放送方式それぞれに対応したデコードソフトウエアを用いることになる。
【0202】
以下、これを図20の順を追って説明する。
【0203】
先ず、動画入力ボード504を用いて、奇数フィールドの第14、第15、第16、第21ラインの帰線期間データをメインメモリに転送する。(ステップ2001)
このステップ2001においては、図21に示すように転送制御レジスタを設定する。
【0204】
続いて、文字放送方式に対応したデコードソフトウエアを用いて、第14、第15、第16、第21ラインをデコードし、デコード結果が有意な文字データになるか否かを判定する(ステップ2002)。
【0205】
デコード結果が有意な文字であれば、ステップ2003を、デコード結果が意味を成さない文字であれば、ステップ2004をそれぞれ実行する。
【0206】
デコード結果が有意な文字であれば、帰線期間に多重化されているデータは、文字放送方式で多重化されたデータであると判定する。そして、図22に示す設定値を用いて転送制御レジスタを設定して動画入力ボード504が、奇数フィールドの第14、第15、第16、第21ライン、および偶数フィールドの第277、第278、第279、第285ラインの帰線期間データをメインメモリ502に転送するようにする。さらにこの場合、以降は、帰線期間データのデコードには文字放送方式に対応したデコードソフトウエアを使用するようにする(ステップ2003)。
【0207】
デコード結果が意味を成さない文字であれば、CC方式に対応したデコードソフトウエアを用いて、第21ラインをデコードし、デコード結果が有意な文字データになるか否かを判定する。デコード結果が有意な文字であれば、ステップ2005を、デコード結果が意味を成さない文字であれば、ステップ2006をそれぞれ実行する(ステップ2004)。
【0208】
デコード結果が有意な文字であれば、帰線期間に多重化されているデータは、CC方式で多重化されたデータであると判定する。そして、図23に示す設定値を用いて転送制御レジスタを設定して、動画入力ボード504が、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データをメインメモリ502に転送するようにする。。さらにこの場合、以降は、帰線期間データのデコードにはCC方式に対応したデコードソフトウエアを使用するようにする(ステップ2005)。
【0209】
デコード結果が意味を成さない文字であれば、帰線期間にはデータは多重化されていないと判定する。そして、図24に示す設定値を用いて転送制御レジスタを設定し、動画入力ボード504が帰線期間データをメインメモリ502に転送しないようにする(ステップ2006)。
【0210】
以上、文字情報データがCC方式あるいは文字放送方式で多重化されていることが既知の場合に帰線期間データを識別し、データが多重化されているラインのみをメインメモリ502に転送し、帰線期間データをデコードする方法について説明した。
【0211】
同様の方法を用いて、文字情報データが、CC方式あるいは文字放送以外の方式で多重化されている場合にも帰線期間データを識別し、データが多重化されてラインのみをメインメモリ502に転送することが可能である。
【0212】
したがって、動画および帰線期間データの転送に先立って、帰線期間データ識別処理をおこない、その帰線期間データの種別に応じた処理をおこなうことで、動画と同時にいかなる方式で多重化された文字情報でもディスプレイに表示できることになる。
(II) 本実施形態の特徴
以上説明した第三の実施形態によれば、文字情報の帰線期間への多重化の方式が未知の場合でも、ビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをPCに接続されたディスプレイに同時に表示することができる。
【0213】
この方法によれば、ユーザに帰線期間のデータ種別を指定させることなく、複数の文字情報多重方式に対応が可能であり、使い勝手が良い動画表示装置を提供可能である。
【0214】
また、帰線期間のうち、文字情報データが多重化されているラインのみを転送し、文字情報データが多重化されていないラインは転送しないように制御できるため、この制御をおこなわない場合に比べてバスのトラフィックが増加するのを防ぐことができる。
【0215】
さらに、新たな方式の帰線期間へのデータ多重化方式が出現した場合でも、本方式ではハードウエアに変更を加えることなく、ソフトウエアの変更だけで安価に対応することができる。
【0216】
本発明によれば、入力された動画の変換処理によって、システムの処理性能をおとすことのないビデオデバイスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CC方式で文字情報が多重化されたNTSC方式のビデオ信号を、奇数フィールドと偶数フィールドに分けて構成を示した模式図である。
【図2】CC方式で文字情報が多重化された第21ラインの輝度信号の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る動画表示システムの斜視図である。
【図4】ディスプレイ302上に、動画と文字情報が混在して表示されている場合の斜視図である。
【図5】PC301の構成を示すブロック図である。
【図6】グラフィックス表示ボード503の構成を示すブロック図である。
【図7】動画入力ボード504の構成を示すブロック図である。
【図8】動画入力インターフェース部701の構成を示すブロック図である。
【図9】コントロールプレーンの一例を示す模式図である。
【図10】データ転送制御部804の構成を示す模式図である。
【図11】ライン転送制御レジスタの構成を示す模式図である。
【図12】データ転送制御部804がおこなうデータ転送処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】文字情報データの1ライン分の信号を示す模式図である。
【図14】本発明の第一の実施形態で設定される奇数フィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
【図15】本発明の第一の実施形態で設定される偶数フィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
【図16】本発明の第一の実施形態で設定される転送制御レジスタの模式図である。
【図17】本発明の第二の実施形態に係る動画入力ボードの構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第二の実施形態に係る動画入力インタフェース部1701の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第二の実施形態で実施される奇数フィールドのコントロールプレーンを示す模式図である。
【図20】本発明の第三の実施形態に係る帰線期間データ識別処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その一)。
【図22】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その二)。
【図23】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その三)。
【図24】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(その四)。
【符号の説明】
501…CPU、502…メインメモリ、503…グラフィックス表示ボード、504…動画入力ボード、505…外部記憶装置、506…キーボードインタフェース、507…バス。
601…表示制御部、602…VRAM、603…表示信号生成部。
701…動画インターフェース部、702…NTSCデコーダ、703…フレームメモリ703。
Claims (3)
- ビデオ信号を処理するビデオデバイスであって、前記ビデオ信号をバスを介して他のデバイスに送信するビデオデバイスにおいて、
ビデオ入力信号を受信し、インターレース信号の奇数フィールド信号および偶数フィールド信号を出力するビデオ入力回路と、
前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に対して処理を施すビデオ処理部と、
前記バスに、前記ビデオ処理部からの前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を送信する送信制御回路と、
データ送信制御信号を格納するデータ送信レジスタとを有し、
前記ビデオ処理部は、色フォーマット変換によってデータ量が減少する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行い、変換後の色フォーマットの前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を出力し、前記ビデオ処理部は、色フォーマット変換によってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行なわずに、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号をそのまま出力し、
前記ビデオ処理部は、スケーリングによってデータ量が減少する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記スケーリングを行い、スケーリング後の前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号を出力し、前記ビデオ処理部は、スケーリングによってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号に前記スケーリングを行なわずに、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号および前記偶数フィールド信号をそのまま出力し、
前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタに格納された前記データ送信制御信号に従って、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号を、前記バスを介して、前記他のデバイスに送信し、
前記他のデバイスは、前記色フォーマット変換によってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に前記色フォーマット変換を行い、
前記他のデバイスは、前記スケーリングによってデータ量が増加する場合には、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に前記スケーリングを行うことを特徴とするビデオデバイス。 - 請求項1に記載のビデオデータデバイスにおいて、
前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタに格納された前記データ送信制御信号に従って、前記インターレース信号の前記偶数フィールド信号を、前記バスを介して、前記他のデバイスとは異なる他のデバイスへ送信することを特徴とするビデオデバイス。 - 請求項1または請求項2のいずれかに記載のビデオデバイスにおいて、
前記ビデオ処理部は、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号に対する前記色フォーマット変換および前記スケーリングと、前記インターレース信号の前記偶数フィールド信号に対する前記色フォーマット変換および前記スケーリングとを異なった仕様でおこなうことを特徴とするビデオデバイス。
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