JP2002199355A - ビデオデバイス - Google Patents

ビデオデバイス

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JP2002199355A
JP2002199355A JP2001313887A JP2001313887A JP2002199355A JP 2002199355 A JP2002199355 A JP 2002199355A JP 2001313887 A JP2001313887 A JP 2001313887A JP 2001313887 A JP2001313887 A JP 2001313887A JP 2002199355 A JP2002199355 A JP 2002199355A
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泰宏 古川
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和重 廣井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ビデオ表示装置において、動画などのビデオデ
ータと文字情報を重ねあわせて、コンピュータのグラフ
ィク表示画面に表示するときに、データの性質に応じた
適切な処理がおこなえるようにして、システム全体とし
て、表示性能をおとさずに、装置を小型で安価にし、か
つ消費電力を少なくする。 【解決手段】文字情報を含む帰線期間データと、帰線期
間以外の映像データとからなるビデオデータを入力し
て、表示するビデオデータ表示装置において、帰線期間
データと帰線期間データ以外の映像データを互いに異な
る装置に転送可能なデータ転送手段とを有し、文字情報
の処理と映像データの処理を別の装置で進め、最終的
に、表示装置にビデオの動画と文字とグラフィックス画
面を重ね合わせて表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオデータ処理
装置およびビデオデータ表示装置に係り、ビデオ信号に
含まれる動画をパーソナルコンピュータやワークステー
ションなどのコンピュータのグラフィックス表示に重ね
あわせて表示するのに好適なビデオデータ処理装置およ
びビデオデータ表示装置に関する。
【0002】また本発明は、ビデオ信号に含まれる文字
情報をパーソナルコンピュータやワークステーションな
どのコンピュータの表示ウィンドウ上に表示するのに好
適なビデオデータ処理装置およびビデオデータ表示装置
に関する。
【0003】
【従来の技術】近年、マルチメディア技術についての期
待が高まっており、パーソナルコンピュータ(Personal
Computer、以下、「PC」と略記する)やワークステ
ーション(以下、WSと略記する。)等のコンピュータ
のグラフィックス表示画面に、テレビジョン等のビデオ
信号の動画を重ねあわせて表示するニーズが増してき
て、これを実現する動画表示装置も開発、市販されてい
る。
【0004】さらに近年では、グラフィックス表示画面
とビデオ信号の動画とを重ねあわせる機構に加えてテレ
ビチューナを内蔵し、「テレビが見られるパソコン」と
して発売されるPCが登場している。
【0005】このようにビデオ信号に含まれる動画をコ
ンピュータのグラフィックス画面に重ねあわせる方式
は、多数存在する。
【0006】また昨今では、膨大なデジタル動画データ
をリアルタイムで転送可能な、転送速度が速いバス(例
えば、PCIバスなど)がPCやWSに普及しつつある
ことから、デジタル化したビデオ信号をバス経由でPC
やWSのグラフィックス表示用メモリに転送すること
で、動画表示をおこなう方式(以下、「直接転送方式」
と記す)が開発されている。
【0007】この直接転送方式では、1回バスを介して
データ転送をおこなうだけで画像を表示できるため、単
位時間内に多量の動画データを転送可能であり、高品質
な動画表示が可能である。
【0008】なお、この直接転送方式の詳細について
は、CQ出版社刊、インターフェース誌1996年4月
号の第102ページから第109ページに記載されてい
る。
【0009】また、特開平6−124189号公報に
は、直接転送方式によってコンピュータのグラフィック
ス画面とビデオ信号中の動画とを重ねあわせて表示する
技術が開示されている。
【0010】一方、ビデオ信号には、動画以外に文字情
報を含んでいるものがある。例えば、米国のFCC(Fed
eral Communications Commission)が規格化したClosed
Caption(以下、CCと略記する。)は、動画に加えて
字幕等の文字情報を多重化する方式である。
【0011】米国では、難聴者のためにこのCC方式を
用いて画面と関連のある文字情報をビデオ信号に多重化
している。特に、1993年4月1日からは、米国内で
販売される全ての13インチ以上のテレビジョンは、C
C方式に対応することが法律で義務付けられた。
【0012】このCC方式では、文字情報はビデオ信号
のうちの、帰線期間と呼ばれる画面に表示されない期間
の領域に多重化される。このため、CC方式で多重化さ
れた文字情報は、CC方式のデコーダを持たないテレビ
ジョン等では画面に表示されないが、CC方式のデコー
ダを内蔵したテレビジョン等で文字情報が多重化された
ビデオ信号を受信すると、動画と共に字幕を見ることが
できる。
【0013】現在、CC方式でビデオ信号に多重化され
た文字情報を、同じくビデオ信号に含まれる動画に多重
化して出力する機能を有するデコード装置あるいはVT
R(Video Tape Recorder)、CC方式でビデオ信号に
多重化された文字情報データをデコードして得られる文
字を画面に表示できるテレビジョン等が市販されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術のうち、
インターフェース誌記載の技術や、特開平6−1241
89号公報記載の技術は、ビデオ信号に含まれる文字情
報に関する考慮がなされていないという課題があった。
【0015】また、現在市販されている文字情報に対応
したデコーダやVTR、テレビジョンでは、コンピュー
タのグラフィックス画面との重ねあわせ表示に対する考
慮がなされていない。
【0016】というのも動画などのビデオデータと文字
情報のデータでは、処理の性質が異なるからである。以
下、これを説明しよう。
【0017】一般に、動画などのビデオデータは、デー
タ量が多きく、コンピュータのCPUがソフトウェアを
解釈する実行形態では、システムに負荷がかかるため、
MPEGボード等の動画ボードなどの専用のハードウェ
アを用意することが多い。また、ビデオデータをCPU
に転送すると、バスのトラフィックが増加して、システ
ム全体の性能が低下するという問題もある。
【0018】一方、文字情報は、ビデオデータに比べ
て、データ量も少なく、CPUがソフトウェアを解釈す
る実行形態が適している。この文字情報の処理を専用の
ハードウェアでやるのは、装置が大型化し、高価なもの
になるという問題がある。また、文字情報の取扱い毎
に、専用のハードウェアを用意するのは融通性に欠ける
という問題点もある。さらに、専用のハードウェアを用
いるのは、消費電力が大きくなるという問題点もある。
【0019】このように、コンピュータのグラフィック
ス表示画面に動画と文字を重ね合わせるときには、ビデ
オデータと文字情報データに対する処理について、専用
のハードウェアによる処理とCPUがソフトウェアを解
釈して実行する処理とにうまく切り分けなければならな
いという問題点があった。
【0020】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的は、動画などのビデオデータと
文字情報を重ねあわせて、コンピュータのグラフィック
ス表示画面に表示するときに、データの性質に応じた適
切な処理がおこなえるようにして、システム全体とし
て、表示性能をおとさずに、装置も小型で安価であり、
かつ消費電力の少ないビデオデータ処理装置およびビデ
オデータ表示装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のビデオデータ処理装置に係る発明の構成
は、帰線期間データと、帰線期間以外の映像データとか
らなるビデオデータを入力して、処理するビデオデータ
処理装置において、前記ビデオデータを入力するビデオ
データ入力手段と、前記ビデオデータのうち、前記帰線
期間データと帰線期間以外の映像データとを、互いに異
なる装置に転送可能なデータ転送手段とを有し、前記帰
線期間データと、帰線期間以外の映像データとの処理を
個別に進めるようにしたものである。
【0022】より詳しくは、上記ビデオデータ処理装置
において、前記ビデオデータを指定されたスケーリング
レシオでスケーリングするスケーリング手段と、前記ビ
デオデータを指定された色フォーマットで色フォーマッ
ト変換する色フォーマット変換手段とを有し、前記スケ
ーリング手段は、前記ビデオデータのうち、前記帰線期
間データと帰線期間データ以外の映像データを、互いに
異なるスケーリングレシオでスケーリングし、前記色フ
ォーマット変換手段は、前記ビデオデータのうち、前記
帰線期間データと帰線期間データ以外の映像データを、
互いに異なる色フォーマット変換方法で色フォーマット
変換するようにしたものである。
【0023】また詳しくは、このビデオデータ処理装置
において、プロセッサと、主メモリと、グラフィックス
表示メモリとを備えるコンピュータであって、前記デー
タ転送手段は、前記帰線期間データを前記主メモリに、
前記帰線期間以外の映像データを前記グラフィックス表
示用メモリに、それぞれDMA(Direct Memory Acces
s)転送するようにしたものである。
【0024】さらに詳しくは、このビデオデータ処理装
置において、プロセッサと、主メモリと、グラフィック
ス表示メモリとを備えるコンピュータであって、前記デ
ータ転送手段は、前記帰線期間データを前記主メモリ
に、前記帰線期間以外の映像データを前記主メモリと前
記グラフィックス表示用メモリに、それぞれDMA(Di
rect Memory Access)転送するようにしたものである。
【0025】さらに前記データ転送手段について詳しく
は、上記ビデオデータ処理装置において、前記データ転
送手段は、前記ビデオデータに含まれる帰線期間データ
を前記帰線期間データの映像データよりも優先して転送
するようにしたものである。
【0026】次に、前記目的を達成するために、本発明
のビデオデータ表示装置に係る発明の第一の構成は、帰
線期間データと、帰線期間以外の映像データとからなる
ビデオデータを入力して、表示するビデオデータ表示装
置において、しかも、前記帰線期間データは、文字情報
を含むことのできる形式であって、前記ビデオデータを
入力するビデオデータ入力手段と、前記ビデオデータの
うち、前記帰線期間データと帰線期間データ以外の映像
データを、互いに異なる装置に転送可能なデータ転送手
段とを有し、さらに、前記帰線期間データをデコード
し、文字データを生成するデコード手段と、デコードさ
れたその文字データを表示する表示手段とを設けたよう
にしたものである。
【0027】より詳しくは、上記ビデオデータ表示装置
において、前記ビデオデータを指定されたスケーリング
レシオでスケーリングするスケーリング手段と、前記ビ
デオデータを指定された色フォーマットで色フォーマッ
ト変換する色フォーマット変換手段とを有し、前記スケ
ーリング手段は、前記ビデオデータのうち、前記帰線期
間データと帰線期間データ以外の映像データを、互いに
異なるスケーリングレシオでスケーリングし、前記色フ
ォーマット変換手段は、前記ビデオデータのうち、前記
帰線期間データと帰線期間データ以外の映像データを、
互いに異なる色フォーマット変換方法で色フォーマット
変換するようにしたものである。
【0028】次に、前記目的を達成するために、本発明
のビデオデータ表示装置に係る発明の第二の構成は、帰
線期間データと、帰線期間以外の映像データとからなる
ビデオデータを入力して、表示するビデオデータ表示装
置において、しかも、前記帰線期間データは、文字情報
を含むことのできる形式であって、前記ビデオデータを
入力するビデオデータ入力手段と、前記ビデオデータの
うち、前記帰線期間データと帰線期間データ以外の映像
データを、互いに異なる装置に転送可能なデータ転送手
段とを有し、さらに、前記帰線期間データをデコード
し、文字データを生成するデコード手段と、デコードさ
れたその文字データを記憶する記憶手段とを設けたよう
にしたものである。
【0029】また詳しくは、上記ビデオデータ表示装置
において、前記ビデオデータを指定されたスケーリング
レシオでスケーリングするスケーリング手段と、前記ビ
デオデータを指定された色フォーマットで色フォーマッ
ト変換する色フォーマット変換手段とを有し、前記スケ
ーリング手段は、前記ビデオデータのうち、前記帰線期
間データと帰線期間データ以外の映像データを、互いに
異なるスケーリングレシオでスケーリングし、前記色フ
ォーマット変換手段は、前記ビデオデータのうち、前記
帰線期間データと帰線期間データ以外の映像データを、
互いに異なる色フォーマット変換方法で色フォーマット
変換するようにしたものである。
【0030】より詳しくは、このビデオデータ処理装置
において、プロセッサを有し、前記デコード手段は、こ
のプロセッサでプログラムを解釈、実行することにより
達成されるようにしたものである。
【0031】また詳しくは、上記ビデオデータ表示装置
において、前記デコード手段は、前記帰線期間データに
文字情報が含まれるか否かを判定し、その帰線期間デー
タに文字情報が含まれる場合には、前記データ転送手段
を制御して帰線期間データを転送し、その帰線期間デー
タに文字情報が含まれない場合には、前記データ転送手
段を制御して帰線期間データの転送を中止するようにし
たものである。
【0032】さらに詳しくは、上記ビデオデータ表示装
置において、前記デコード手段は、前記帰線期間データ
に含まれる文字情報の種別を判定し、前記データ転送手
段を制御して、その帰線期間データに含まれる文字情報
をデコードするために必要な帰線期間データを転送し、
前記データ転送手段を制御して、その帰線期間データに
含まれる文字情報をデコードするために必要のない帰線
期間データを転送しないようにしたものである。
【0033】次に、前記目的を達成するために、本発明
のビデオデータ表示装置に係る発明の第三の構成は、帰
線期間データと、帰線期間以外の映像データとからなる
ビデオデータを入力して、表示するビデオデータ表示装
置において、しかも、前記帰線期間データは、文字情報
を含むことのできる形式であって、前記ビデオデータを
入力するビデオデータ入力手段と、前記ビデオデータの
うち、前記帰線期間データと帰線期間データ以外の映像
データを、互いに異なるスケーリングレシオでスケーリ
ングするスケーリング手段と、前記ビデオデータのう
ち、前記帰線期間データと帰線期間データ以外の映像デ
ータを、互いに異なる色フォーマット変換方法で色フォ
ーマット変換する色フォーマット変換手段と、前記ビデ
オデータのうち、前記帰線期間データと帰線期間データ
以外の映像データを、互いに異なる装置に転送可能なデ
ータ転送手段とを有し、さらに、グラフィックス表示手
段とを設け、このグラフィックス表示手段に、前記ビデ
オデータの色フォーマット変換手段とスケーリング表示
手段とを含むようにしたものである。
【0034】より詳しくは、上記ビデオデータ表示装置
において、前記ビデオデータに含まれる映像データの色
フォーマット変換によって、その映像データのデータ量
が増加する場合には、前記グラフィックス表示手段で色
フォーマット変換をおこない、前記ビデオデータに含ま
れる映像データの色フォーマット変換によって、その映
像データのデータ量が減少、またはその映像データのデ
ータ量が変化しない場合には、前記グラフィックス表示
手段とは、別個に設けられた色フォーマット変換手段で
色フォーマット変換をおこなうようにしたものである。
【0035】さらに詳しくは、上記ビデオデータ表示装
置において、前記ビデオデータに含まれる映像データの
スケーリングによって、その映像データのデータ量が増
加する場合には、グラフィックス表示手段でスケーリン
グをおこない、前記ビデオデータに含まれる映像データ
のスケーリングによって、その映像データのデータ量が
減少、またはその映像データのデータ量が変化しない場
合には、前記グラフィックス表示手段とは、別個に設け
られたスケーリング手段でスケーリングをおこなうよう
にしたものである。
【0036】さらにデータ転送手段について詳しくは、
上記ビデオデータ表示装置において、前記データ転送手
段は、前記ビデオデータに含まれる帰線期間データをビ
デオデータに含まれる映像データよりも優先して転送す
るようにしたものである。
【0037】上記のように本発明のビデオデータ処理装
置およびビデオデータ表示装置によれば、ビデオ信号に
含まれる動画データをコンピュータのグラフィック表示
用メモリに、ビデオ信号に含まれる文字情報データをコ
ンピュータの主メモリにそれぞれバスを介して直接的に
転送し、さらにその文字情報をコンピュータのCPUで
デコード処理および表示処理をすることで、システムと
してのバランスを勘案して動画に関する処理と文字情報
の表示の処理を振り分けることができ、装置を安価かつ
小型で、低消費電力なものにすることができ、しかも、
高品質なグラフィックス表示と動画表示が可能になる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る各実施形態
を、図1ないし図24を用いて説明する。 〔文字情報の多重化〕先ず、発明の各実施形態の説明の
前に、図1および図2を用いてその理解のために文字情
報を多重化する技術について説明する。
【0039】ここでは、文字情報が多重化されているビ
デオ信号について、CC方式で文字情報が多重化されて
いるNTSC(National Television Systems Committe
e)方式のビデオ信号を例にとって説明することにしよ
う。
【0040】図1は、CC方式で文字情報が多重化され
たNTSC方式のビデオ信号を、奇数フィールドと偶数
フィールドに分けて構成を示した模式図である。図2
は、CC方式で文字情報が多重化された第21ラインの
輝度信号の構成を示す模式図である。
【0041】NTSC方式のビデオ信号はインターレー
スであり、奇数フィールドと偶数フィールドからなる。
さらに、それらの奇数フィールドと偶数フィールドは、
図1に示されるように、それぞれ垂直帰線期間の信号と
垂直帰線期間以外の信号とに大別できる。
【0042】CC方式の規格では、文字情報を、各奇数
フィールドの垂直帰線期間、第21ラインの輝度信号に
多重化することが定まっている。
【0043】このCC方式によって多重化された文字情
報は、図2に示されるように、同期信号とスタートコー
ド、データコードからなる。このデータコードは、16
ビットであって、1文字分のデータは、7ビットのデー
タビットと1ビットのパリティビットからなる。したが
って、この多重化された文字情報には、2文字分の文字
が含まれていることになる。
【0044】〔実施形態1〕以下、本発明に係る第一の
実施形態を、図3ないし図16を用いて説明する。本実
施形態は、ビデオテープを再生し、CC方式で文字情報
が多重化されたビデオ信号を生成して、本発明に係るビ
デオデータ表示装置を用いてそのビデオ信号に含まれる
動画と文字情報とをPCに接続されたディスプレイに表
示し、かつ同時に動画をPCの記憶装置に記録する例で
ある。 (I) 本発明の実施形態に係る動画表示システムの構
成 先ず、図3および図4を用いて本発明の実施形態に係る
動画表示システムの構成について説明しよう。図3は、
本発明の実施形態に係る動画表示システムの斜視図であ
る。図4は、ディスプレイ302上に、動画と文字情報
が混在して表示されている場合の斜視図である。
【0045】本発明の実施形態に係る動画表示システム
は、図3に示されるように、PC301と、ディスプレ
イ302と、キーボード303と、VTR304とを備
えて構成されている。
【0046】ディスプレイ302は、CRT(Cathode R
ay Tube)や液晶パネル等を用いた表示装置であり、PC
301から入力した表示信号を表示する。
【0047】キーボード303は、本動画表示システム
のユーザの操作を受け付け、その操作を電気信号に変換
して、PC301に入力する。
【0048】VTR304は、ビデオテープを再生して
ビデオ信号を生成し、そのビデオ信号をPC301に出
力する。
【0049】本実施形態では、PC301は、VTR3
04が出力するビデオ信号に含まれる動画と、上記のよ
うにそのビデオ信号にCC方式で多重化された文字情報
とを、ディスプレイ302に表示する。
【0050】そのときには、ディスプレイ302上の表
示画面は、図4に示される通りに、動画表示ウィンドウ
401と、文字情報表示ウィンドウ402と、その他の
領域403とで構成されることになる。 (II) PC301とその各部の構成 次に、図5を用いてPC301の構成について説明しよ
う。図5は、PC301の構成を示すブロック図であ
る。
【0051】PC301は、図5に示される通りCPU
(Central Processing Unit)501と、メインメモリ
502と、グラフィックス表示ボード503と、動画入
力ボード504と、外部記憶装置505と、キーボード
インタフェース506と、バス507とを備えて構成さ
れている。
【0052】CPU501は、PC301の制御と演算
機能を司っている。動画および文字情報のディスプレイ
302への表示処理も、CPU501が外部記憶装置5
05に蓄積されたソフトウエアをメインメモリ502に
ロードし、そのソフトウエアを実行することで実現され
る。
【0053】すなわち、CPU501は、そのソフトウ
エアを実行することにより、ビデオ信号に含まれる動画
を、動画入力ボード504からグラフィックス表示ボー
ド503に転送して動画表示を実現する。また、ビデオ
信号に含まれる動画を動画入力ボード504から外部記
憶装置505に転送して動画の記録を実現し、ビデオ信
号に含まれる文字情報を入力し、その文字情報をデコー
ドしてデコード結果をグラフィックス表示ボード503
に転送して文字情報の表示を実現する。
【0054】メインメモリ502は、半導体メモリ等を
用いた記憶装置であり、CPU501で実行されるプロ
グラムやデータを一時的に蓄えるのに用いる。
【0055】外部記憶装置505は、磁気記憶媒体等を
用いた記憶装置であり、プログラムやデータの恒久的な
保存に用いる。代表的なものには、HD(Hard Disk)、
FD(Floppy Disk)、MO(Magnetic Optical Disk)
などがある。
【0056】グラフィック表示ボード503は、グラフ
ィックスを表示する機能を司る集積回路をワンボードに
まとめたモジュールである。
【0057】動画入力ボード503は、VTR304か
ら動画データを入力するための集積回路をワンボードに
まとめたモジュールである。なお、ここでいう動画デー
タとは、TVやVTRで生成されたデータであることに
注意しておこう。
【0058】キーボードインタフェース506は、キー
ボード303からの信号を入力するインタフェースであ
る。
【0059】最後に、バス507は、システムの各部へ
データや命令を伝えるための情報の通り路である。
【0060】続いて、図6ないし図11を用いてその各
部の構成について説明しよう。先ず、図6を用いてグラ
フィックス表示ボード503について説明する。図6
は、グラフィックス表示ボード503の構成を示すブロ
ック図である。
【0061】グラフィックス表示ボード503は、図6
に示されるように表示制御部601と、VRAM602
と、表示信号生成部603とを備えて構成されている。
【0062】表示制御部601は、CPU501あるい
は動画入力ボード504がバス507を介して出力する
データをVRAM602に書き込む。
【0063】VRAM(Video Random Access Memory)
602は、半導体メモリ等を用いた記憶装置である。
【0064】VRAM602には、画面に表示するグラ
フィックスデータがビットマップ形式で格納される。
【0065】表示信号生成部603は、VRAM602
に書き込まれているデータを順次読みだし、そのデータ
を表示信号に変換してディスプレイ302に出力する。
【0066】次に、図7ないし図11を用いて動画入力
ボード504について説明する。図7は、動画入力ボー
ド504の構成を示すブロック図である。
【0067】動画入力ボード504は、動画インターフ
ェース部701と、NTSCデコーダ702と、フレー
ムメモリ703とを備えて構成されている。
【0068】NTSCデコーダ702は、CPU501
から画像サイズの指定を受け、VTR304からビデオ
信号を入力する。そして、そのビデオ信号をデジタル化
してその画像サイズのデジタルビデオデータを生成し、
そのデジタルビデオデータを動画インタフェース部70
1に出力する。
【0069】なお、デジタルビデオデータの色フォーマ
ットとして用いられるのは、例えば、YUV422フォ
ーマットであり、このフォーマットは、水平方向に並ん
だ2画素分のデータが、Y1(輝度)、Y2(輝度)、
U(色差1)、V(色差2)の各8ビットデータで表さ
れている。
【0070】フレームメモリ703は、特に、動画デー
タを記憶するために設けられた半導体メモリ等を用いた
記憶装置である。
【0071】次に、図8を用いて動画入力ボード504
の中の動画入力インターフェース部701について、よ
り詳細に説明する。図8は、動画入力インターフェース
部701の構成を示すブロック図である。
【0072】動画入力インターフェース部701は、ビ
デオ信号入力部801と、スケーリング部802と、色
フォーマット変換部803と、データ転送制御部804
とを備えて構成されている。
【0073】ビデオ信号入力部801は、NTSCデコ
ーダ702からデジタルビデオデータを入力し、そのデ
ジタルビデオデータのうち、CPU501によって指定
されたラインをフレームメモリ703に書き込む。
【0074】スケーリング部802は、フレームメモリ
703からデジタルビデオデータを読み出して、そのデ
ジタルビデオデータをスケーリングして色フォーマット
変換部803に出力する。ここで、スケーリングとは、
デジタルビデオデータを指定された大きさの画面サイズ
で実際の表示画面の画素として表示できるように、デー
タの圧縮やデータの充填をおこなうことである。また、
このスケーリングのために指定される比率をスケーリン
グレシオと言う。
【0075】このとき、データ転送制御部804から現
在転送中のフィールドに対応した帰線期間データ転送信
号(後述)が出力されている場合には、スケーリング部
802は、フィールドの先頭の8ラインはスケーリング
せずに色フォーマット変換部803に出力し、同時にデ
ータが帰線期間データであることを示す識別信号をデー
タに同期して出力する。
【0076】また、データ転送制御部804から現在転
送中のフィールドに対応した帰線期間データ転送信号
(後述)が出力されていない場合には、スケーリング部
802は、フィールドの全ラインをCPU501によっ
て指定されたサイズにスケーリングしてスケーリング結
果を色フォーマット変換部803に出力し、帰線期間デ
ータであることを示す識別信号は出力しない。
【0077】色フォーマット変換部803は、スケーリ
ング部802から入力したデータの色フォーマットを変
換してデータ転送制御部804に出力する。
【0078】このとき、スケーリング部802から帰線
期間データを示す識別信号が出力されている場合には、
色フォーマット変換部803は、スケーリング部802
からのデータを変換せずにデータ転送制御部804に出
力する。
【0079】一方、帰線期間データを示す識別信号が出
力されていない場合には、色フォーマット変換部803
は、スケーリング部802からのデータをCPU501
によって指定された色フォーマットに変換してデータ転
送制御部804に出力する。
【0080】さらに、色フォーマット変換部803は、
各ラインの最終データの出力に同期してラインエンド信
号をデータ転送制御部804に出力する。 (III) データ転送制御部の構成 次に、図9ないし図11を用いて動画入力インターフェ
ース部701の中のデータ転送制御部804の構成をよ
り詳細に説明していくことにしよう。図9は、コントロ
ールプレーンの一例を示す模式図である。図10は、デ
ータ転送制御部804の構成を示す模式図である。
【0081】図11は、ライン転送制御レジスタの構成
を示す模式図である。
【0082】図8に示したデータ転送制御部804は、
色フォーマット変換部803からのデータを、データの
転送先アドレスを示す制御情報テーブル(以下、コント
ロールプレーンと記す。)で定められたアドレスに対し
て順次書き込む制御をおこなう。
【0083】コントロールプレーン901には、図9に
示されるようにビデオ信号の1ライン毎に、そのライン
の転送サイズと転送先先頭アドレスが書き込まれてお
り、CPU501によってメインメモリ502に書き込
まれている。
【0084】データ転送制御部804は、図10に示さ
れるようにコントロールプレーン読み出し制御部100
1と、アドレス初期化制御部1002と、アドレス生成
部1003と、バッファ1004とを備えて構成されて
いる。
【0085】また、アドレス生成部1003は、これも
図10に示されているようにセレクタ1005と、アド
レスレジスタ1006と、加算器1007と、カウンタ
1008とを備えて構成されている。
【0086】アドレスレジスタ1006は、図には示さ
れていないが転送先先頭アドレスレジスタ、コントロー
ルプレーン読み出しアドレスレジスタ、垂直サイズレジ
スタ、水平サイズレジスタ、ライン転送制御レジスタな
どの各種レジスタを含んでいる。
【0087】また、カウンタ1008は、図には示され
ていないが垂直サイズカウンタ、水平サイズカウンタを
含んでいる。
【0088】ライン転送制御レジスタは、図11に示さ
れるように16ビットのライン転送制御ビットで構成さ
れる。
【0089】このライン転送制御ビットは、奇数フィー
ルドの第14ラインから第21ラインまで、および偶数
フィールドの第277ラインから第284ラインまでの
帰線期間データに対して各ライン毎に1ビットずつ存在
する。
【0090】また、ライン転送制御ビットは、例えば、
1が当該ラインを転送することを示し、0が当該ライン
を転送しないことを示すというように定められている。
【0091】データ転送制御部804は、それぞれのラ
イン転送制御レジスタの値に基づいて、帰線期間データ
転送信号を生成する。生成される帰線期間データ転送信
号は、奇数フィールド帰線期間データ転送信号および偶
数フィールド帰線期間データ転送信号の2つの信号から
なる。
【0092】奇数フィールド帰線期間データ転送信号
は、その転送制御レジスタのうち奇数フィールドの第1
4ラインから第21ラインまでの各ビットに、1に設定
されているビットがある場合にデータ転送をおこなう。
【0093】同様に、偶数フィールド帰線期間データ転
送信号は、転送制御レジスタのうち偶数フィールドの第
277ラインから第284ラインまでの各ビットに、1
に設定されているビットがある場合にデータ転送をおこ
なう。 (IV) データ転送制御部の動作 次に、図12を用いて動画入力インターフェース部70
1の中のデータ転送制御部804の動作をより詳細に説
明していくことにしよう。図12は、データ転送制御部
804がおこなうデータ転送処理の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【0094】以下、図10、図11を参照しつつ、図1
2の順を追って、データ転送制御部804のおこなうデ
ータ転送の処理手順について説明していく。図10に示
される色フォーマット変換部803からのデータの入力
は随時おこなわれる。データ転送制御部804は、入力
されたデータをバッファ1004に格納する。
【0095】データ転送制御部804は、コントロール
プレーンから一組の転送先先頭アドレスと転送サイズを
読み込み、読み込んだ転送先先頭アドレスを、アドレス
レジスタ1006の中に有る転送先アドレスレジスタ
に、また、読み込んだ転送サイズを水平サイズレジスタ
にそれぞれ格納する。
【0096】そして、コントロールプレーンアドレスレ
ジスタの値を加算して次の一組の転送先先頭アドレスと
転送サイズを読み出せるようにし、水平サイズカウンタ
には0を設定する(ステップ1201)。
【0097】次に、バッファ1004が色フォーマット
変換部803からのデータで満たされるか、あるいは色
フォーマット変換部803からラインエンド信号を入力
する毎に転送制御レジスタを参照して、状態を判断する
(ステップ1202)。
【0098】その結果、現在転送中のラインが帰線期間
のラインであり、かつ現在転送中のラインに対応する転
送制御ビットが1である場合と、現在転送中のラインが
動画のラインである場合にはステップ1203を実行す
る。現在転送中のラインが帰線期間のラインであり、か
つ現在転送中のラインに対応する転送制御ビットが0で
ある場合にはステップ1204に行く。
【0099】なお、ステップ1202においては、現在
転送中のラインが帰線期間のラインであるか否かの判断
は、転送制御レジスタの現在転送中のフィールドに対応
する転送制御レジスタに1に設定されたビットが1ビッ
ト以上存在する場合には、現在転送中の各フィールドの
先頭の8ラインは帰線期間のラインであると判定する。
【0100】ステップ1203では、バッファ1004
に格納されているデータを、転送先アドレスレジスタが
示すアドレスから順にバス507を介して転送する。
【0101】ステップ1204では、加算器1007を
用いてデータ転送先アドレスレジスタの値および水平サ
イズカウンタの値を、バッファ1004のサイズ分だけ
それぞれ増加させる。
【0102】次に、水平サイズカウンタのカウント値と
水平サイズレジスタの値を比較する(ステップ120
5)。水平サイズカウンタのカウント値と水平サイズレ
ジスタの値が等しいときには、ステップ1206に行
き、等しくないときにはステップ1202に戻る。
【0103】ステップ1206では、垂直サイズカウン
タの値を+1し、水平サイズカウンタのカウント値を0
に設定する。
【0104】次に、垂直サイズカウンタのカウント値
と、垂直サイズレジスタの値を比較し(ステップ120
7)、その垂直サイズカウンタのカウント値とその垂直
サイズレジスタの値が等しくない場合には、ステップ1
201を実行し、その垂直サイズカウンタのカウント値
とその垂直サイズレジスタの値が等しい場合には1フィ
ールド分の転送を終了する。 (V) CPU501による文字情報データ処理 次に、図13を用いてCPU501による文字情報デー
タに対するデータ処理について説明する。図13は、文
字情報データの1ライン分の信号を示す模式図である。
【0105】1ラインの文字情報データは、640画素
の輝度信号で構成されており、1画素の輝度信号は8ビ
ットで表現されている。
【0106】本実施形態の文字情報データは、図13に
示されるように“JZ”であると想定する。
【0107】CPU501は、ソフトウエア処理によっ
て、文字情報データを文字データに変換し、さらにその
文字データをグラフィックデータに変換し、そのグラフ
ィックデータをバス507を介してグラフィックス表示
ボード503に転送する。 (VI) 本システムがビデオデータを表示する動作 最後に、図14ないし図16を用いて本実施形態に係る
動画表示システムがビデオデータを表示するまでの動作
について説明しよう。
【0108】本実施形態では、奇数フィールドの第22
ラインから第263ラインまでの動画を横320画素×
縦240画素、1画素がR、G、B(赤、緑、青)それ
ぞれ6、5、5ビットのデータで表現されるRGB16
ビットカラーに変換してディスプレイ302に表示し、
奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データを文字
データに変換してディスプレイ302に表示し、一方、
偶数フィールドの第285ラインから第525ラインま
での動画を横160画素×縦120画素、1画素がR,
G,B各8ビットのデータで表現されるRGB24ビッ
トカラーに変換して外部記憶装置505に記憶する場合
について、具体的に説明することにする。
【0109】ここで、偶数フィールドのデータは、ディ
スプレイ302には、表示されずに、データとして外部
記憶装置505に記憶されるのみであることに注意して
おく。
【0110】なお、この処理としては、動画入力インタ
フェース部701が中心的な役割を担うことになる。
【0111】(VI-1) CPU501の各部の設定 先ず、CPU501が、バス504を介して動画入力ボ
ード504の中のNTSCデコーダ702、動画入力イ
ンターフェース部701の中のビデオ信号入力部80
1、スケーリング部802、色フォーマット変換部80
3、データ転送制御部804など各部の設定をおこなう
ことになる。
【0112】NTSCデコーダ702には、奇数フィー
ルドの出力開始ラインを第14ライン、出力終了ライン
を第263ラインに、偶数フィールドの出力開始ライン
を第285ライン、出力終了ラインを第525ライン
に、1ラインあたりの画素数を640画素に設定する。
【0113】ビデオ信号入力部801には、フレームメ
モリに書き込むラインを設定する。
【0114】本実施形態では、奇数フィールドの書き込
み開始ラインを第14ライン、書き込み終了ラインを第
263ラインに、偶数フィールドの書き込み開始ライン
を第285ライン、書き込み終了ラインを第525ライ
ンにそれぞれ設定する。
【0115】スケーリング部802には、画像サイズを
設定する。
【0116】本実施形態では、奇数フィールドの画像サ
イズを横320画素×縦240画素に、偶数フィールド
の画像サイズを横160画素×縦120画素にそれぞれ
設定する。
【0117】色フォーマット変換部803には、色フォ
ーマットを設定する。
【0118】本実施形態では、奇数フィールドは、RG
B16ビットカラーに、同様に偶数フィールドは、RG
B24ビットカラーに設定する。
【0119】データ転送制御部804には、データ転送
先サイズ、データ転送先アドレス、転送する帰線期間デ
ータ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アドレ
スを設定する。
【0120】データ転送先サイズとデータ転送先アドレ
スは、コントロールプレーンを用いて設定する。
【0121】転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コ
ントロールプレーンの先頭アドレスは、それぞれ転送制
御レジスタ、垂直サイズレジスタ、コントロールプレー
ンアドレスレジスタを用いて設定する。
【0122】(VI-2) コントロールプレーンの設定 次に、図14および図15を用いて本実施形態でのコン
トロールプレーンの設定について説明する。図14は、
本発明の第一の実施形態で設定される奇数フィールド用
コントロールプレーンを示す模式図である。図15は、
本発明の第一の実施形態で設定される偶数フィールド用
コントロールプレーンを示す模式図である。
【0123】コントロールプレーンは、既に説明したよ
うに水平ライン毎にその転送サイズ、転送先アドレスを
対にしたテーブルであり、データ転送制御部804の転
送サイズ、転送先アドレスの設定に用いられる。
【0124】本実施形態においては、想定した状況によ
り、奇数フィールドのコントロールプレーンは、図14
に示したように、偶数フィールドのコントロールプレー
ンは、図15に示したようになる。
【0125】図14および図15においては、転送先先
頭アドレスと転送サイズは、16進数で表した値であ
る。また、転送サイズはバイト単位で表した値である。
【0126】図14の1401ないし1403、図15
の1501ないし1503は、帰線期間データの転送先
アドレスおよび転送サイズであり、図14の1404な
いし1406、図15の1504ないし1506は、動
画データの転送先アドレスおよび転送サイズである。
【0127】(VI-3) 転送制御レジスタの設定 次に、図16を用いて本実施形態での転送制御レジスタ
の設定について説明する。図16は、本発明の第一の実
施形態で設定される転送制御レジスタの模式図である。
【0128】転送制御レジスタは、水平ラインごとに転
送の有無を示すビットを保持するレジスタであった。本
実施形態では、転送制御レジスタは、図16のように設
定される。
【0129】CC方式の文字データは、既に説明したよ
うに第21ラインに多重化されている。このため、転送
制御レジスタは、第21ラインに対応するビットのみ1
とし、残りのビットは全て0を設定する。
【0130】奇数フィールドの第21ラインの転送制御
ビットだけが1に設定されているので、データ転送制御
部804は、スケーリング部802に対して、奇数フィ
ールド用帰線期間データ転送信号は出力し、偶数フィー
ルド用帰線期間データ転送信号は出力しないことにな
る。
【0131】(VI-5) 動画入力インターフェース部の
動作 さて、上記状況をふまえて、本実施形態の動画入力イン
タフェース部701の動作について説明する。
【0132】ビデオ信号入力部801は、奇数フィール
ドの第14ラインから第263ラインまで、および偶数
フィールドの第285ラインから第525ラインまでの
デジタルビデオデータをNTSCデコーダから入力し、
そのデータをフレームメモリ703に書き込む。
【0133】続いて、スケーリング部802は、フレー
ムメモリから読み込んだデータのうち、奇数フィールド
の第14ラインから第21ラインまでの帰線期間データ
はスケーリングせず、奇数フィールドの第22ラインか
ら第263ラインまでの動画データは横320画素×縦
240画素にスケーリングして、色フォーマット変換部
803に出力する。
【0134】一方、偶数フィールドの第285ラインか
ら第525ラインまでの動画データは、横160画素×
縦120画素にスケーリングして、色フォーマット変換
部803に出力する。
【0135】色フォーマット変換部803は、スケーリ
ング部802からの奇数フィールドの第14ラインから
第21ラインまでの帰線期間データは色フォーマット変
換せずに、奇数フィールドの第22ラインから第263
ラインまでのデータはRGB16ビットカラーに色フォ
ーマット変換して、データ転送制御部804に出力す
る。
【0136】偶数フィールドの第285ラインから第5
25ラインまでのデータの方は、RGB24ビットカラ
ーに色フォーマット変換して、データ転送制御部804
に出力する。
【0137】データ転送制御部804は、色フォーマッ
ト変換部803から受け取った奇数フィールドの第22
ラインから第263ラインまでの動画データをグラフィ
ックス表示ボード503のVRAM602に出力し、奇
数フィールドの第21ラインの帰線期間データをメイン
メモリ502に出力する。
【0138】また、偶数フィールドの第285ラインか
ら第525ラインまでの動画データをメインメモリ50
2に出力する。
【0139】VRAM602に書き込まれた動画データ
は、グラフィックス表示ボード503によって表示信号
に変換される。それによって、ディスプレイ302に動
画が表示されることになる。
【0140】また、メインメモリ502に書き込まれた
その偶数フィールドの動画データは、CPU501によ
って外部記憶装置505に転送される。そして、外部記
憶装置505は、その動画データを記録する。
【0141】メインメモリ502に書き込まれたその奇
数フィールドの帰線期間データは、CPU501によっ
てデコード処理され、グラフィックス表示ボード503
に転送される。その結果、ディスプレイ302に文字が
表示されることになる。
【0142】以上説明した処理を繰り返すことにより、
奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまで
の動画は、横320画素×縦240画素、RGB16ビ
ットカラーに変換されてディスプレイ302に表示さ
れ、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データは
文字データに変換されてディスプレイ302に表示され
ることになる。
【0143】それと同時に、偶数フィールドの第285
ラインから第525ラインまでの動画は横160画素×
縦120画素、RGB24ビットカラーに変換されて外
部記憶装置505に記憶されることになる。 (VII) バスとデータ転送の関係 バス507を動画表示や文字情報表示処理以外の処理と
共用していたり、バス507のデータ転送能力が低い場
合には、1フィールド分の時間内にバスを介したデータ
転送が終了せず、全フィールドの動画および帰線期間デ
ータを転送できない場合がある。
【0144】このような場合には、一時的に表示あるい
は記録用の動画の転送を停止し、帰線期間データのみを
転送する制御をおこなうことが有効である。
【0145】帰線期間データを優先する理由は、文字情
報は1フィールド分欠落すると、2文字分のデータが失
われ、このことによって字幕全体の意味が取れなくなる
可能性があるが、動画表示の場合には、1フィールドが
欠落しても人間の視覚ではほとんど気づかず、影響は少
ないと言えるためである。
【0146】本発明に係る動画入力ボード504では、
転送するデータ範囲は設定によって変更可能であるた
め、フィールド毎に転送するデータ範囲を設定すること
で、上記のような制御を実現できる。
【0147】例えば、あるフィールドのデータ転送に時
間がかかり、バスのトラフィックが高いと判断した場合
には、次のフィールドは帰線期間データのみを転送する
ように設定する。 (VIII) 本実施形態の特徴 以上説明した第一の実施形態によれば、文字情報が多重
化されたビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをディ
スプレイに同時に表示し、かつ動画を記憶装置に記録で
きる。
【0148】このとき、デジタルビデオデータは、動画
入力ボード504がグラフィックス表示ボードにバスを
介して直接転送するため、単位時間当たりのデータ転送
量を多くできて、高画質の表示ができる。
【0149】また、記憶装置に記録する動画は、動画入
力ボード504において縮小スケーリングされている。
このように、縮小スケーリングや1画素あたりのデータ
量を減らす色フォーマット変換といったデータ量が少な
くなるデータ変換を、動画入力ボード504上でおこな
うことでバスを介して転送するデータ量を少なくして、
バスのトラフィックを低くすることができる。
【0150】また、CCデータのデコードをソフトウエ
アでおこなうため、CCデコード専用ハードウエアを用
いる場合に比べて、装置が安価かつ小型にでき、かつ消
費電力を少なくすることができる。
【0151】さらに、処理量が多いスケーリング処理と
色フォーマット変換処理は動画入力ボードでおこなう。
したがつて、CPUは文字情報のデコードと記憶装置へ
のデータ転送に専念でき、高画質の動画を記録するとき
にも高速でおこなうことができる。
【0152】〔実施形態2〕以下、本発明に係る第二の
実施形態を、図17ないし図19を用いて説明する。第
一の実施形態では、スケーリング処理および色フォーマ
ット変換処理を動画入力ボード504でおこなった。こ
れに反して、第二の実施形態は、これらスケーリング処
理および色フォーマット変換処理をグラフィックス表示
ボード503でおこなう場合の例である。
【0153】第二の実施形態の動画表示システムのハー
ドウエア構成は、図1に示される第一の実施形態の動画
入力ボード504が後述する動画入力ボードに置き換わ
るものである。 (I) グラフィックス表示ボード503のおこなう処
理 先ず、本実施形態においてグラフィックス表示ボード5
03がおこなう処理について説明する。
【0154】本実施形態におけるグラフィックス表示ボ
ード503は、第一の実施形態では動画入力ボード50
4でおこなったスケーリング処理および色フォーマット
変換処理をおこなう。
【0155】図6に示されるグラフィックス表示ボード
503の中の表示制御部601は、グラフィックスデー
タ、スケーリングレシオ、入力色フォーマットおよび出
力色フォーマットをCPU501から、デジタルビデオ
データを動画入力ボード504から、それぞれバス50
7を介して入力する。
【0156】ここで、入力色フォーマットは、動画入力
ボード504から入力するデジタルビデオデータの色フ
ォーマットを示し、出力色フォーマットは、ディスプレ
イ302に表示する色フォーマットを示すものである。
【0157】本実施形態におけるグラフィックス表示ボ
ード503は、第一の実施形態とは、表示制御部601
の動作が異なっており、このデジタルビデオデータを、
出力色フォーマットで指定された色フォーマットに色フ
ォーマット変換して、さらにスケーリングレシオで指定
された通りにスケーリングし、スケーリング結果をVR
AM602に書き込む。
【0158】また、グラフィックスデータは、色フォー
マット変換およびスケーリングをせずにVRAM602
に書き込む。
【0159】VRAM602および表示信号生成部60
3の動作は、第一の実施形態と同一である。 (II) 動画入力ボード504の構成 次に、図17および図18を用いて第二の実施形態に係
る動画入力ボード504の構成について説明する。図1
7は、本発明の第二の実施形態に係る動画入力ボードの
構成を示すブロック図である。図18は、本発明の第二
の実施形態に係る動画入力インタフェース部1701の
構成を示すブロック図である。
【0160】第二の実施形態の動画入力ボードは、図1
7に示されているように動画入力インタフェース部17
01およびNTSCデコーダ1702で構成されてい
る。
【0161】ここで、NTSCデコーダ1702は、第
一の実施形態のNTSCデコーダ702と同一である。
【0162】第一の実施形態と異なっているのは、動画
インタフェース部1701であり、以下、この構成を詳
細に説明しよう。
【0163】第二の実施形態における動画インターフェ
ース部1701は、ビデオ信号入力部1801と、デー
タ転送制御部1802とを備えて構成されている。
【0164】第一の実施形態のビデオ信号入力部180
1は、デジタルビデオデータをフレームメモリにしてい
たが、本実施形態に係るビデオ信号入力部1801は、
デジタルビデオデータをフレームメモリではなくデータ
転送制御部1802に出力する。
【0165】また、第一の実施形態のデータ転送制御部
1802は、データを色フォーマット変換部803から
入力していたが、第二の実施形態のデータ転送制御部1
802は、データを色フォーマット変換部803からで
はなくビデオ信号入力部1801から入力する。 (III) 文字情報データ処理 第二の実施形態における文字情報データのデコード処理
および表示処理は、第一の実施形態における文字情報デ
ータのデコード処理および表示処理と、それぞれ同一で
ある。 (IV) 本システムがビデオデータを表示する動作 次に、図19を用いて本実施形態に係る動画表示システ
ムがビデオデータを表示するまでの動作について説明し
よう。
【0166】本実施形態では、奇数フィールドの第22
ラインから第263ラインまでの動画を横1024画素
×縦768画素、RGB24ビットカラーに変換してデ
ィスプレイ302に表示し、奇数フィールドの第21ラ
インの帰線期間データをデコードしてディスプレイ30
2に表示する場合について具体的に説明することにす
る。
【0167】なお、ここでも、動画入力インタフェース
部701が中心的な役割を担うことになる。
【0168】(IV-1) CPU501の各部の設定 先ず、CPU501が、バス504を介して動画入力ボ
ード504の中のNTSCデコーダ1702、動画入力
インターフェース部1701の中のビデオ信号入力部1
801、データ転送制御部1802、グラフィックス表
示ボード503の設定をおこなう。
【0169】NTSCデコーダ1702には、奇数フィ
ールドの開始ラインを14、終了ラインを263に、偶
数フィールドは出力しないように、1ラインの画素数を
640画素にそれぞれ設定する。
【0170】ビデオ信号入力部1801には、データ転
送制御部1802に出力するラインを設定する。
【0171】本実施形態では、奇数フィールドの開始ラ
インを14、終了ラインを263に、偶数フィールドは
出力しないように、それぞれ設定する。
【0172】データ転送制御部1802には、データ転
送先サイズ、データ転送先アドレス、転送する帰線期間
データ、垂直サイズ、コントロールプレーンの先頭アド
レスを設定する。
【0173】ここで、データ転送先サイズ、データ転送
先アドレスはコントロールプレーンを用いて設定する。
【0174】転送する帰線期間データ、垂直サイズ、コ
ントロールプレーンの先頭アドレスは、それぞれ転送制
御レジスタ、垂直サイズレジスタ、コントロールプレー
ンアドレスレジスタを用いて設定する。
【0175】第二の実施形態のデータ転送制御部180
2の設定は、コントロールプレーン以外は第一の実施形
態と同一である。
【0176】グラフィックス表示ボード503には、サ
イズ、入力色フォーマットおよび出力色フォーマットを
設定する。
【0177】本実施形態では、サイズは横1024画素
×縦768画素に、入力色フォーマットはYUV422
に、出力色フォーマットはRGB24ビットカラーに、
それぞれ設定する。
【0178】(IV-2) コントロールプレーンの設定 次に、図19を用いて本実施形態でのコントロールプレ
ーンの設定について説明する。図19は、本発明の第二
の実施形態で実施される奇数フィールドのコントロール
プレーンを示す模式図である。
【0179】本実施形態では、想定した状況により、奇
数フィールドのコントロールプレーンは、図19に示し
たようになる。なお、第二の実施形態においては、偶数
フィールドの帰線期間データおよび動画データは転送し
ないので、偶数フィールド用コントロールプレーンは、
設定する必要はない。
【0180】図19においては、転送先先頭アドレスと
転送サイズは、16進数で表した値である。また、転送
サイズはバイト単位で表した値である。
【0181】また、図19の1901ないし1903
は、それぞれ該当する水平ラインNoの帰線期間データ
の転送先先頭アドレスと転送サイズである。
【0182】(IV-3) 動画入力インターフェース部の
動作 さて、上記状況をふまえて、本実施形態の動画入力イン
ターフェース部1701の動作について説明する。
【0183】図18に示されるビデオ信号入力部180
1は、NTSCデコーダ1702からデジタルビデオデ
ータを入力し、入力したデジタルビデオデータのうち、
CPU501によって指定されたラインをデータ転送制
御部1702に出力する。
【0184】データ転送制御部1802は、ビデオ信号
入力部1801からの奇数フィールドの第22ラインか
ら第263ラインまでの動画データをグラフィックス表
示ボード503に、第21ラインの帰線期間データをメ
インメモリ502にそれぞれ転送する。
【0185】グラフィックス表示ボード503は、デー
タ転送制御部1802から入力した動画データを横10
24画素×縦768画素、RGB24ビットカラーに変
換してVRAM602に書き込む。
【0186】VRAM602に書き込まれた動画データ
は、グラフィックス表示ボード503によって表示信号
に変換され、ディスプレイ302に表示される。
【0187】メインメモリ502に書き込まれた奇数フ
ィールドの帰線期間データは、CPU501によってデ
コード処理されて、グラフィックス表示ボード503に
転送され、ディスプレイ302に表示されることにな
る。
【0188】なお、第一の実施形態では、動画データ
は、外部記憶装置505に記憶するために、メインメモ
リ502にもデータを転送したが、本実施形態では、V
RAM602にのみデータを転送することを注意してお
く。
【0189】以上説明した処理を繰り返すことにより、
奇数フィールドの第22ラインから第263ラインまで
の動画は、横1024画素×縦768画素、RGB24
ビットカラーに変換されディスプレイ302に表示さ
れ、奇数フィールドの第21ラインの帰線期間データ
は、デコードされ文字データに変換された後、さらにグ
ラフィックスデータに変換されて、ディスプレイ302
に表示されることになる。 (V) 本実施形態の特徴 以上説明した第二の実施形態によれば、文字情報が多重
化されたビデオ信号に含まれる動画と文字情報とをPC
に接続されたディスプレイに同時に表示できる。
【0190】このとき、デジタルビデオデータは、動画
入力ボードがグラフィックス表示ボードにバスを介して
直接転送するため、単位時間当たりのデータ転送量を多
くすることが可能で、高画質の表示ができる。
【0191】また、スケーリング処理や色フォーマット
変換をグラフィック表示ボードでおこなっている。この
ように拡大スケーリングや1画素あたりのデータ量を増
やす色フォーマット変換等、データ量が増加するような
データ変換は、グラフィックス表示ボードでおこなうこ
とで、データ量が増加したデータをバスに通さず、バス
のトラフィックが増加するのを防ぐことができる。
【0192】さらに、処理量が多い画像のスケーリング
処理と色フォーマット変換処理をグラフィックス表示ボ
ードでおこなうため、CPUはCCデータのデコードに
専念できる。
【0193】第二の実施形態は、第一の実施形態の縮小
スケーリングでデータ量が減少するときの処理と比べる
と対照的ある。また、動画データの色フォーマット変換
やスケーリングをおこなってデータ量が減少するときに
は、第一の実施形態のように動画入力ボード504の動
画入力インターフェース部701の中にあるスケーリン
グ部802と色フォーマット変換部803で、それぞれ
スケーリングと色フォーマット変換をおこない、反対
に、動画データの色フォーマット変換やスケーリングを
おこなってデータ量が増加するときには、第二の実施形
態でおこなったようにグラフィックス表示ボード503
の表示制御部601で動画データの色フォーマット変換
やスケーリングをおこなうように動的に切り換えて実行
することもできる。
【0194】また、本実施形態は、第一の実施形態と同
様にCCデータのデコードをソフトウエアで行うため、
CCデコード専用ハードウエアを用いる場合に比べて、
装置が安価かつ小型にでき、かつ消費電力を少なくする
ことができる。
【0195】さらに、本実施形態では、動画入力ボード
上の動画インタフェース部の構成が単純であり、フレー
ムメモリが不要であるため、第一の実施形態よりもさら
に構成が簡易になり、装置が安価かつ小型にでき、より
低消費電力を達成することが可能である。
【0196】〔実施形態3〕以下、本発明に係る第三の
実施形態を、図20ないし図24を用いて説明する。本
実施形態は、帰線期間データのデータ種別が未知である
場合に、帰線期間データ処理を説明する例である。
【0197】第三の実施形態のハードウエア構成および
動画データの表示処理は、第一の実施形態と同一であ
る。 (I) 帰線期間データ処理 さて、図20ないし図24を用いて第三の実施形態にお
ける処理の主眼となる帰線期間データの処理について説
明する。図20は、本発明の第三の実施形態に係る帰線
期間データ識別処理の処理手順を示すフローチャートで
ある。図21は、本発明の第三の実施形態の転送制御レ
ジスタの設定値を示す図である(その一)。図22は、
本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタの設定値を
示す図である(その二)。図23は、本発明の第三の実
施形態の転送制御レジスタの設定値を示す図である(そ
の三)。図24は、本発明の第三の実施形態の転送制御
レジスタの設定値を示す図である(その四)。
【0198】本実施形態においては、CC方式あるいは
日本国内で実施されている文字放送方式(以下、単に
「文字放送方式」と略記する)により、文字情報データ
が、帰線期間に多重化されているものとする。
【0199】本実施形態では、帰線期間データの種別が
不明であることを想定しているので、文字情報データの
表示に先立ち、帰線期間データのデータ種別判定処理を
おこなわなければならない。
【0200】その判定は、CC方式、文字放送方式それ
ぞれに対応したデコードソフトウエアを用いておこなう
ことができる。
【0201】したがって、帰線期間データの種別を判定
したのち、CC方式、文字放送方式それぞれに対応した
デコードソフトウエアを用いることになる。
【0202】以下、これを図20の順を追って説明す
る。
【0203】先ず、動画入力ボード504を用いて、奇
数フィールドの第14、第15、第16、第21ライン
の帰線期間データをメインメモリに転送する。(ステッ
プ2001) このステップ2001においては、図21に示すように
転送制御レジスタを設定する。
【0204】続いて、文字放送方式に対応したデコード
ソフトウエアを用いて、第14、第15、第16、第2
1ラインをデコードし、デコード結果が有意な文字デー
タになるか否かを判定する(ステップ2002)。
【0205】デコード結果が有意な文字であれば、ステ
ップ2003を、デコード結果が意味を成さない文字で
あれば、ステップ2004をそれぞれ実行する。
【0206】デコード結果が有意な文字であれば、帰線
期間に多重化されているデータは、文字放送方式で多重
化されたデータであると判定する。そして、図22に示
す設定値を用いて転送制御レジスタを設定して動画入力
ボード504が、奇数フィールドの第14、第15、第
16、第21ライン、および偶数フィールドの第27
7、第278、第279、第285ラインの帰線期間デ
ータをメインメモリ502に転送するようにする。さら
にこの場合、以降は、帰線期間データのデコードには文
字放送方式に対応したデコードソフトウエアを使用する
ようにする(ステップ2003)。
【0207】デコード結果が意味を成さない文字であれ
ば、CC方式に対応したデコードソフトウエアを用い
て、第21ラインをデコードし、デコード結果が有意な
文字データになるか否かを判定する。デコード結果が有
意な文字であれば、ステップ2005を、デコード結果
が意味を成さない文字であれば、ステップ2006をそ
れぞれ実行する(ステップ2004)。
【0208】デコード結果が有意な文字であれば、帰線
期間に多重化されているデータは、CC方式で多重化さ
れたデータであると判定する。そして、図23に示す設
定値を用いて転送制御レジスタを設定して、動画入力ボ
ード504が、奇数フィールドの第21ラインの帰線期
間データをメインメモリ502に転送するようにす
る。。さらにこの場合、以降は、帰線期間データのデコ
ードにはCC方式に対応したデコードソフトウエアを使
用するようにする(ステップ2005)。
【0209】デコード結果が意味を成さない文字であれ
ば、帰線期間にはデータは多重化されていないと判定す
る。そして、図24に示す設定値を用いて転送制御レジ
スタを設定し、動画入力ボード504が帰線期間データ
をメインメモリ502に転送しないようにする(ステッ
プ2006)。
【0210】以上、文字情報データがCC方式あるいは
文字放送方式で多重化されていることが既知の場合に帰
線期間データを識別し、データが多重化されているライ
ンのみをメインメモリ502に転送し、帰線期間データ
をデコードする方法について説明した。
【0211】同様の方法を用いて、文字情報データが、
CC方式あるいは文字放送以外の方式で多重化されてい
る場合にも帰線期間データを識別し、データが多重化さ
れてラインのみをメインメモリ502に転送することが
可能である。
【0212】したがって、動画および帰線期間データの
転送に先立って、帰線期間データ識別処理をおこない、
その帰線期間データの種別に応じた処理をおこなうこと
で、動画と同時にいかなる方式で多重化された文字情報
でもディスプレイに表示できることになる。 (II) 本実施形態の特徴 以上説明した第三の実施形態によれば、文字情報の帰線
期間への多重化の方式が未知の場合でも、ビデオ信号に
含まれる動画と文字情報とをPCに接続されたディスプ
レイに同時に表示することができる。
【0213】この方法によれば、ユーザに帰線期間のデ
ータ種別を指定させることなく、複数の文字情報多重方
式に対応が可能であり、使い勝手が良い動画表示装置を
提供可能である。
【0214】また、帰線期間のうち、文字情報データが
多重化されているラインのみを転送し、文字情報データ
が多重化されていないラインは転送しないように制御で
きるため、この制御をおこなわない場合に比べてバスの
トラフィックが増加するのを防ぐことができる。
【0215】さらに、新たな方式の帰線期間へのデータ
多重化方式が出現した場合でも、本方式ではハードウエ
アに変更を加えることなく、ソフトウエアの変更だけで
安価に対応することができる。
【0216】
【発明の効果】本発明によれば、動画などのビデオデー
タと文字情報を重ねあわせて、コンピュータのグラフィ
ク表示画面に表示するときに、データの性質に応じた適
切な処理がおこなえるようにして、システム全体とし
て、表示性能をおとさずに、装置も小型で安価であり、
かつ消費電力の少ないビデオデータ処理装置およびビデ
オデータ表示装置を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CC方式で文字情報が多重化されたNTSC方
式のビデオ信号を、奇数フィールドと偶数フィールドに
分けて構成を示した模式図である。
【図2】CC方式で文字情報が多重化された第21ライ
ンの輝度信号の構成を示す模式図である。
【図3】本発明の実施形態に係る動画表示システムの斜
視図である。
【図4】ディスプレイ302上に、動画と文字情報が混
在して表示されている場合の斜視図である。
【図5】PC301の構成を示すブロック図である。
【図6】グラフィックス表示ボード503の構成を示す
ブロック図である。
【図7】動画入力ボード504の構成を示すブロック図
である。
【図8】動画入力インターフェース部701の構成を示
すブロック図である。
【図9】コントロールプレーンの一例を示す模式図であ
る。
【図10】データ転送制御部804の構成を示す模式図
である。
【図11】ライン転送制御レジスタの構成を示す模式図
である。
【図12】データ転送制御部804がおこなうデータ転
送処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図13】文字情報データの1ライン分の信号を示す模
式図である。
【図14】本発明の第一の実施形態で設定される奇数フ
ィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
【図15】本発明の第一の実施形態で設定される偶数フ
ィールド用コントロールプレーンを示す模式図である。
【図16】本発明の第一の実施形態で設定される転送制
御レジスタの模式図である。
【図17】本発明の第二の実施形態に係る動画入力ボー
ドの構成を示すブロック図である。
【図18】本発明の第二の実施形態に係る動画入力イン
タフェース部1701の構成を示すブロック図である。
【図19】本発明の第二の実施形態で実施される奇数フ
ィールドのコントロールプレーンを示す模式図である。
【図20】本発明の第三の実施形態に係る帰線期間デー
タ識別処理の処理手順を示すフローチャートである。
【図21】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタ
の設定値を示す図である(その一)。
【図22】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタ
の設定値を示す図である(その二)。
【図23】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタ
の設定値を示す図である(その三)。
【図24】本発明の第三の実施形態の転送制御レジスタ
の設定値を示す図である(その四)。
【符号の説明】
501…CPU、502…メインメモリ、503…グラ
フィックス表示ボード、504…動画入力ボード、50
5…外部記憶装置、506…キーボードインタフェー
ス、507…バス。601…表示制御部、602…VR
AM、603…表示信号生成部。701…動画インター
フェース部、702…NTSCデコーダ、703…フレ
ームメモリ703。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年11月7日(2001.11.
7)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 ビデオデバイス
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明のビデオデバイスに係る発明の構成は、ビデ
オ信号を処理するビデオデバイスであって、ビデオ入力
信号を受信し、インターレース信号の奇数フィールド信
号および偶数フィールド信号を出力するビデオ入力回路
と、前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号
および前記偶数フィールド信号に対して処理を施すビデ
オ処理部と、バスに、前記ビデオ処理部で処理が施され
た前記インターレース信号の前記奇数フィールド信号お
よび前記偶数フィールド信号を送信する送信制御回路
と、データ送信制御信号を格納するデータ送信レジスタ
とを有し、前記インターレース信号は、帰線期間データ
および映像データを含み、前記ビデオ処理部は、前記イ
ンターレース信号に含まれる前記映像データの奇数フィ
ールド信号および偶数フィールド信号を、任意のカラー
フォーマットで出力し、前記ビデオ処理部は、前記イン
ターレース信号に含まれる前記映像データの奇数フィー
ルド信号および偶数フィールド信号を、任意の画素数で
出力し、前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタ
に格納された前記データ送信制御信号に従って、前記バ
スに、前記帰線期間データに含まれる奇数フィールド信
号および偶数フィールド信号のそれぞれを、送信するか
否かを判定して、送信制御をするようにしたものであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】より詳しくは、上記ビデオデバイスにおい
て、前記送信制御回路は、前記データ送信レジスタに格
納された前記データ送信制御信号に従って、前記バス
に、前記帰線期間データに含まれる奇数フィールド信号
および偶数フィールド信号のそれぞれを、送信するか否
かを判定して、送信制御をするようにしたものである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】また詳しくは、上記ビデオデバイスにおい
て、前記送信制御回路は、前記バスに、前記帰線期間デ
ータに含まれる奇数フィールド信号および偶数フィール
ド信号を、ダイレクトメモリアクセスにより送信する
うにしたものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】削除
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】削除
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】削除
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】削除
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】削除
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】削除
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】削除
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】削除
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】削除
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0033
【補正方法】削除
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/765 H04N 5/782 K 7/03 7/035 (72)発明者 古川 泰宏 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立マイクロソフトウェアシステム ズ内 (72)発明者 廣井 和重 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 林 昭夫 神奈川県海老名市下今泉810番地 株式会 社日立製作所オフィスシステム事業部内 Fターム(参考) 5C018 FA03 FB03 5C023 AA02 AA13 AA18 BA12 CA03 CA05 CA08 DA04 DA08 EA03 5C025 BA28 CA09 CB10 DA05 5C063 AA01 AB01 AB05 AC01 AC05 AC10 DA03 DA13 DB02 EA01 EB03 EB39 EB40 5C082 AA01 AA02 BA02 BA12 BB03 BC03 BD09 CA56 DA86 MM02 MM04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帰線期間データと、帰線期間以外の映像
    データとからなるビデオデータを入力して、処理するビ
    デオデータ処理装置において、 前記ビデオデータを入力するビデオデータ入力手段と、 前記ビデオデータのうち、前記帰線期間データと帰線期
    間以外の映像データとを、互いに異なる装置に転送可能
    なデータ転送手段とを有し、 前記帰線期間データと、帰線期間以外の映像データとの
    処理を個別に進めることを特徴とするビデオデータ処理
    装置。
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