JP3611239B2 - 三次元cgモデル作成装置および処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、実写画像に写っている現実世界の物体を、三次元コンピュータグラフィックス(以下、CGと略記する)モデル化して仮想世界に取り込む技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年のコンピュータシステムの高性能化、マルチメディア処理技術の発達により、高度な3次元コンピュータグラフィックスが処理できる環境が整いつつあり、3次元グラフィックスを処理するための専用のアクセラレータボードなども提供されつつある。グラフィックス処理能力の向上に伴い、計算機内で三次元CGモデルを扱ったウォークスルーなどの仮想現実感システムの需要が増加している。この仮想現実感システムにおいて3次元オブジェクトを表示する場合、アニメータなどがCGにより人工的に作成した三次元モデルであると現実世界の実体としてのリアリティさを再現することが難しい。そこで現実世界の物体を仮想空間に取り込み、より自然に近い3次元オブジェクトを作成する手法が考えられている。つまり、実写画像を取り込んで画像処理技術により3次元CGモデルを作成する方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
実写画像に写っている物体を三次元CGモデル化するには、現状の画像処理技術では完全に自動処理することは不可能であり、ユーザの手によって入力支援する必要がある。従来技術においてこのユーザによる入力支援方法がいろいろと考えられている。
【0004】
第1の方法は、最も一般的なものは異なる視点から物体を撮影した画像を複数枚用意し、それぞれの画像において物体の同じ部分を対応付ける手法である。一般にステレオ法と呼ばれている。
【0005】
しかし、この第1の方法では、対応点を完全に自動指定することは困難であり、またユーザにより手動で指定するのも対応点数が多い場合には面倒である。
【0006】
第2の方法は、あらかじめ用意された基本モデルを実写画像の上に重ねて表示し、モデルを操作して変形・調整し、実写画像に写っている物体と同じ姿勢にすることでモデルを作成する手法がある。
【0007】
しかし、この第2の方法では、モデルを実写画像と同じ姿勢にするため移動、回転など操作が必要であり、これら操作には熟練技術を必要とする。
【0008】
自動的にモデルを実写画像に写っている物体に合わせる手法も研究されているが、初期状態として、実写画像と基本形状モデルをある程度同じ姿勢で与える必要がある。そのため、上記第1の方法または第2の方法による入力の最終的な微調整に使われているものの、やはり、上記第1の方法および第2の方法に示した問題が生じる。
【0009】
本発明は上記問題点を解決するもので、取り込んだ実写画像と基本モデルとのマッチングに際してのユーザによる入力支援を簡単にし、特別な熟練を必要とせずに3次元CGモデルを作成することができる3次元CGモデル生成装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、基本モデルから、取り込んだ実写画像をより正確に表現した3次元CGモデルを作成することができる3次元CGモデル生成装置を提供することを目的とする。
【0011】
また、本発明は、本発明の3次元CGモデル生成装置をコンピュータを用いて構成するための処理ステップをコンピュータ読み取り可能な記録媒体により提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明の3次元CGモデル生成装置は、取り込んだ三次元物体を写した二次元画像の情報を基にして写っている物体の三次元CGモデルを作成する装置であって、物体をある視点から捉えた場合の画像データを入力する画像入力部と、画像の頂点と辺の関係をもって表わす情報をポーズ情報とし、基本形状モデルのすべてのパターンのポーズ情報を基本ポーズ情報として格納しておく基本ポーズ情報格納部と、前記取り込んだ画像上で写っている物体の頂点と辺を指定してポーズ情報を取得するポーズ情報指定部と、前記ポーズ情報指定部により取得したポーズ情報と、前記基本ポーズ情報格納部に格納されている基本ポーズ情報とを比較し、一致するポーズ情報を持つ基本形状モデル及び一致するポーズを特定するポーズマッチングを行なうポーズマッチング部と、前記ポーズマッチング部により特定された基本形状モデルのポーズを前記取り込んだ画像のポーズに近似させるように変形・調整する自動フィッティング部とを備え、取り込んだ画像のポーズ情報を基に前記物体の三次元CGモデルを作成することを特徴とする。
【0013】
上記構成により、取り込んだ実写画像中の物体を、頂点および辺という基本的な要素とそれら要素間の情報をポーズ情報としてその特徴を抽出し、基本形状モデルとのポーズマッチングにより相当する基本形状モデルを選定することができる。
【0014】
次に、本発明の3次元CGモデル作成装置は、前記ポーズマッチングの結果、複数の基本形状モデルが、そのポーズ情報が一致するものとして得られた場合に、それら複数の基本形状モデルを候補として利用者に提示して利用者が選択できる基本形状モデル候補表示・選択部を備えることが好ましい。
【0015】
上記構成により、ある方向から物体を捉えた画像の頂点と辺のポーズ情報のみでは、基本形状モデルから一の基本形状モデルを特定できない場合には、該当するそれら複数の候補を表示することができ、利用者の選択を簡単にするとともに最終的な認識を利用者の目認で行なうことができ、マッチング性能を向上させることができる。
【0016】
次に、本発明の3次元CGモデル作成装置は、過去のポーズマッチング結果の履歴情報を記憶しておくポーズマッチング履歴情報格納部を備え、前期基本形状モデル候補表示・選択部は複数の候補を表示する際に前記ポーズマッチング履歴情報に基づいて優先順位をつけて表示することが好ましい。
【0017】
上記構成により、3次元CGモデル作成装置は、学習機能を備えることができ、ポーズマッチングの結果、複数の候補がある場合でも、過去の履歴を基に優先順位をつけて利用者に提示することができ、利用者の選択処理をより簡単にすることができる。
【0018】
ここで、優先順位とは、例えば、過去にマッチングした基本形状モデルとして選定された回数に従って優先順位をつけるもの、また、基本形状モデルとして選定されてからの経過時間の短さに従って優先順位をつけるもの(Least Recent Used)などがある。
【0019】
さらに優先順位付けした表示とは、例えば、優先順位順にソートして左から並べる、優先順位の高いもの程大きく表示する、優先順位を表わす数字を添え字として表示する、その他、色を工夫する、濃度を工夫するなど様々なバリエーションが考えられる。
【0020】
次に、前記3次元CGモデル作成装置は、前記取り込んだ画像に写っている物体の属性を指定する属性指定部を備え、前記ポーズマッチング部は、前記ポーズマッチングに先立ち、前記指定された属性に従って前記基本ポーズ情報格納部に格納されている基本ポーズ情報を絞り込んでおくことが好ましい。
【0021】
上記構成により、基本ポーズ情報格納部に格納した基本形状モデルが多数登録されている場合でも、ポーズマッチングの対象として比較する基本形状モデルをその属性によりあらかじめ絞り込んでおくことができ、ポーズマッチング精度を向上させ、かつ、マッチング処理速度を向上することができる。特に、ポーズ情報のみによるポーズマッチングの結果のみによれば、複数の候補が表示され、利用者によるさらなる選択処理を必要となる場合でも、本構成を備えておけば指定属性によっても絞り込まれるため、絞り込み性能をさらに向上させることができる。
【0022】
次に、前記取り込んだ画像が三次元CGモデルを作成する物体について複数あり、前記ポーズマッチング部が、それぞれの画像についてポーズマッチングを行い、複数のポーズマッチングの結果から前記物体の基本形状モデルを判断することが好ましい。
【0023】
上記構成により、物体の複数の方向からの画像を基に複数のポーズマッチングを行ない、複数のポーズマッチングの結果を併せて利用することにより、基本形状モデルの絞り込み精度をさらに向上させることができる。
【0024】
次に、前記ポーズマッチング部は、前記ポーズ情報指定部から入力される前記取り込んだ画像の頂点と辺を順次指定してゆく途中過程において、指定入力済みの頂点と辺からなる部分ポーズ情報を基に前記基本ポーズ情報格納部に格納された基本形状モデルの部分ポーズ情報とマッチングをとるポーズ部分マッチング部と、前記ポーズ部分マッチング部によるポーズ部分マッチングの結果、該当する基本形状モデルを提示する基本形状モデル候補表示・選択部とを備え、前記ポーズ情報指定部から前記取り込んだ画像の頂点と辺の情報が入力されるに従って前記ポーズ部分マッチングの結果を更新して提示することが好ましい。
【0025】
上記構成により、ポーズ情報指定部から利用者が取り込んだ画像上の頂点、辺を順次指定して行く過程において、頂点、辺の情報が入力されるごとに、ポーズ全体のうちのそれまでに入力済みの部分のポーズ情報であるポーズ部分情報に基づいて、部分的なポーズマッチングを実行し、その時点で絞り込める基本形状モデルの候補を動的に提示することができる。
【0026】
次に、前記ポーズマッチング部が、さらに、前記基本形状モデル候補表示・選択部に提示された候補から、一の基本形状モデルを選択する基本形状モデル選択部を備え、利用者によるポーズ指定を補佐することが好ましい。
【0027】
上記構成により、ポーズ部分マッチングにより提示された複数の基本形状モデルの候補から、利用者が当該物体に相当する基本形状モデルを視認でき、特定できる場合は基本形状モデル選択部により直接選定することができ、それ以上の頂点、辺の情報入力は不要となる。
【0028】
次に、前記三次元CGモデル作成装置は、さらに、基本形状モデルとして3次元CGモデルを入力とし、前記基本形状モデルを一の視点から投影した2次元画像を生成し、前記2次元画像からポーズ情報を抽出し、前記視点を変え、前記ポーズ情報の抽出を繰り返し、前記当該基本形状モデルが持ちうるポーズのパターンすべてを抽出する基本ポーズ抽出部を備えることが好ましい。
【0029】
上記構成により、基本ポーズ情報格納部に登録する基本ポーズ情報を自動生成することができる。
【0030】
次に、前記取り込んだ画像に対して前記ポーズ情報指定部から入力されたポーズ情報が、前記ポーズ情報格納部にない場合、前記入力されたポーズ情報を基本形状モデルのポーズ情報として前記ポーズ情報格納部に登録・格納することが好ましい。
【0031】
上記構成により、本発明の3次元CGモデル作成装置は、利用するにつれ、基本形状モデルの登録データを追加更新、チューニングすることができ、ポーズマッチングの精度をさらに向上させることができる。
【0032】
次に、本発明の目的を達成するため、取り込んだ三次元物体を写した二次元画像の情報を基にして写っている物体の三次元CGモデルを作成する装置を実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、物体をある視点から捉えた場合の画像を頂点と辺の関係をもって表わす情報をポーズ情報とし、基本形状モデルのすべてのパターンのポーズ情報を基本ポーズ情報として格納しておく基本ポーズ情報格納処理ステップと、前記取り込んだ画像上で写っている物体の頂点と辺を指定してポーズ情報を取得するポーズ情報指定処理ステップと、前記ポーズ情報指定処理ステップにより取得したポーズ情報と前記基本ポーズ情報格納処理ステップにより格納されている基本ポーズ情報とを比較し、一致するポーズ情報を持つ基本形状モデル及び一致するポーズを特定するポーズマッチングを行なうポーズマッチング処理ステップと、前記ポーズマッチング処理ステップにより特定された基本形状モデルのポーズを前記取り込んだ画像のポーズに近似させるように変形・調整する自動フィッティング処理ステップとを備えた処理プログラムを記録したことを特徴とする。
【0033】
上記構成により、コンピュータを用いて、取り込んだ実写画像中の物体を、頂点および辺という基本的な要素とそれら要素間の情報をポーズ情報としてその特徴を抽出し、基本形状モデルとのポーズマッチングにより相当する基本形状モデルを選定することができる3次元CGモデル作成装置を実現することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の3次元CGモデル作成装置の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の基本原理を説明し、次に、装置構成例を示す。
【0035】
まず、本発明の基本原理を説明する。
【0036】
本発明の3次元CGモデル作成装置は、三次元CGモデルにしたい物体をカメラ・ビデオで撮影し、撮影画像を取り込んで三次元CGモデルとしてデジタル化する。図1(a)は物体を撮影した実写画像の例である。例として6面体(直方体)の撮影画像を上げる。撮影した画像は1枚で良いが斜めからなど、物体の立体としての特徴が良く表現されている撮影画像が望ましい。また、複数の方向から撮影した画像をそれぞれ用意して利用すれば、より正確な三次元CGモデルを簡単に作成することができる。
【0037】
取り込んだ実写画像から、物体の特徴を抽出するわけであるが、本発明はポーズ情報を利用する。ここで言うポーズとは物体の見え方のことであり、ポーズ情報として、物体の各頂点と辺の位置関係を表わす情報を抽出する。図1(b)は、図1(a)に示した実写画像からその物体の頂点、辺を指定した状態の図である。一つの頂点から複数の辺が引けるよう、始点・終点が画像上でごく近距離にある場合は一つの頂点とみなすといった手法が必要である。図1(b)に示すように、図1(a)の画像は7つの頂点と9つの辺を持ち、それぞれの頂点と辺の関係が図示したように抽出される。
【0038】
上記ポーズ情報の抽出は、エッジ強調などの画像処理技術を適用し、ソフトウェア処理により自動化しても良いが、ここでは利用者により指定してゆく方法を説明する。装置利用者のインタフェースとなるディスプレイに図1(a)に示したような実写画像を表示する。利用者はマウスなどのポインティングデバイス、デジタイザなどを使用して、画像上で物体の頂点、辺をポイントし、ポーズを指定していく。例えば実写画像を下絵として背景に表示しておき、二次元ドローイングツールで線図を描いていくように実写画像中の物体の頂点を指定し、辺をなぞっていく。これで実写画像上での頂点の位置、各辺がどの頂点と頂点を結んでいるかといった情報が得られる。
【0039】
次に、上記得たポーズ情報を手がかりとして、本3次元CGモデル作成装置にあらかじめ登録・保持している基本形状モデルから合致するものを選定する。そのため、基本形状モデルのすべてのパターンのポーズ情報を基本ポーズ情報として基本ポーズ情報格納部に格納しておく。ここで、ポーズ情報のすべてのパターンとは、当該物体を視点を変えて見た場合に採りうるポーズ情報のバリエーションすべてということであり、例えば、直方体、四角錘の基本形状モデルを例に上げると、基本ポーズ情報は図2のようになる。上段は直方体、下段は四角錐の例である。一番左はインデックスであり、“直方体”“四角錘”など基本形状モデルの名称を表示しても良く、また、シンボルとして特徴を良く表わす図形を表示しておいても良い。インデックスの右に並んでいるのが当該物体のポーズ情報のバリエーションである。直方体に対しては4つの基本ポーズ情報のバリエーションがあり、四角錘に対しては7つの基本ポーズ情報のバリエーションがある。ポーズ情報として同じであればどの視点から捉えたものでも同じバリエーションに分類される。なお、利用者が視覚的に把握しやすいように、ディスプレイ上には図2に示したような各ポーズ情報についての代表的な視点による代表的な画像を表示することが好ましい。
【0040】
次に、ポーズのマッチングを行なう。ポーズマッチングは、頂点の数、位置関係、辺の数などを利用して行う。図1の例の場合、頂点の数は7、辺の数9、頂点、辺の接続関係から、ポーズマッチングの結果、実写画像の物体が、基本形状モデル直方体の一番右のポーズであることがわかる。
【0041】
次に、実写画像上の物体と基本形状モデルをポーズとともに対応付ける。そのため、実写画像の頂点が、基本モデルのどの頂点に対応しているかを決定する。この判定には頂点と辺の関係を利用する。図1(b)の画像の中で最も上部に位置する頂点は画像上、二つの辺が接続されている。ポーズには二つの辺が接続している頂点が3つあり、そのうちの一つと対応づける。そして辺の対極の頂点を次々と対応づけしていく。失敗したら最初からやり直す。このように試行錯誤的に実行し、すべての頂点と辺の関係が満足されるパターンを探す。
【0042】
図3にポーズマッチング部70を中心としたポーズのマッチング処理と頂点の対応付けの処理のフローチャートを整理して示す。
【0043】
まず、実写画像から抽出した頂点数を判定する(ステップS301)。次に、実写画像から抽出した辺の数を判定する(ステップS302)。基本ポーズ情報格納部60から該当する頂点数、辺の数を持つ基本形状モデルの一つをモデルとして仮決定する(ステップS303)。
【0044】
仮決定したモデルの頂点と実写画像の頂点との対応付けを実行してすべての頂点と辺の接続関係が合致するものを特定するわけであるが、まず、仮決定したモデルの頂点のうち実写画像の頂点との対応付けがなされていないものが残っているかを確認する(ステップS304)。対応付けがなされていないものが残っていない場合(ステップS304:N)は、頂点と辺の関係が合致するパターンが存在しなかったことを意味するので仮決定したモデルが誤りであったとしてモデルの仮決定からやり直す。
【0045】
対応付けがなされていないものが残っている場合(ステップS304:Y)は、仮決定したモデルの一つの頂点と実写画像から抽出したポーズの一つの頂点とを仮に対応付ける(ステップS305)。
【0046】
次に、辺でつながっている頂点を対応付け(ステップS306)、それら頂点から延びている辺の数を判定する(ステップS307)。
【0047】
ステップS307の判定において不一致が検出された場合(ステップS307:N)は、ステップS305の頂点の仮対応付けが誤りであったことを意味するので、他の頂点を選んで仮対応付けを行う必要がある。まず、ステップS304に戻り、仮対応付けが行なわれていない頂点が残っているか否かをチェックし、残っている場合(ステップS304:Y)、ステップS305以下のステップに進み、当該残っている頂点を使って仮対応付けをやり直す。仮対応付けが未だ行なわれていない頂点が残っていない場合(ステップS304:N)、当該基本形状モデルのすべての頂点において対応付けが失敗したこととなり、ステップS303の基本形状モデルの仮決定が誤りであったとしてステップS303に戻り、基本形状モデルの仮決定からやり直す。
【0048】
ステップS307の判定において一致すると判定された場合(ステップS307:Y)、すべての頂点の対応付けが終了しているか否か確認し(ステップS308)、まだ対応付けが終了していない頂点があれば(ステップS308:N)ステップS306〜ステップS307を繰り返す。すべての頂点の対応付けが終了すれば(ステップS308:Y)、処理を終了する。
【0049】
次に、ポーズと頂点の対応が決定したら自動フィッティングを行う。自動フィッティングに利用するモデルのポーズは基本ポーズ情報格納部に格納されているものを利用する。ここで、自動フィッティング処理とは、辺の長さ、頂点と辺の角度、ねじれの関係など実写画像の物体と立体的形状が一致するように微調整する。この自動フィッティングを行うと、その結果を実写画像上に基本形状モデルをスーパーインポーズして表示する。自動フィッティングが成功していれば実写画像に写っている物体と同じポーズで表示される。
【0050】
その後、テクスチャを貼り付けることにより三次元CGモデルが完成する。
【0051】
以上が本発明の三次元CGモデル作成装置の基本原理である。
【0052】
次に、具体的な実施形態として各装置構成例を示す。
【0053】
(実施形態1)
実施形態1として、本発明の請求項1、2に対する装置構成例を示す。
【0054】
図4は、本実施形態1の装置構成概略を示すブロック図である。
【0055】
図4において、10はディスプレイ装置であり、実写画像やユーザが入力したポーズを表示する。20はポインティングデバイスであり、画像上の位置指定などを行う。30は画像入力部であり、カメラやビデオで撮影したデジタル画像を入力する部分である。40は、利用者とのインタフェースを提供する画像表示部であり、基本形状モデル候補表示・選択部を兼ねている。画像入力部30から取り出した実写画像をディスプレイ装置10に表示する。
【0056】
50はポーズ情報指定部であり、ディスプレイ装置10に表示された実写画像に写っている物体の頂点、辺をポインティングデバイス20を利用してユーザに指定させ、実写画像の物体のポーズを入力する。指定する情報は物体の見えている頂点、そして見えている辺がどの頂点と頂点を結んでいるかである。
【0057】
60は基本ポーズ情報格納部であり、各基本形状モデルの様々なポーズの情報が基本ポーズ情報として格納されている。
【0058】
70はポーズマッチング部であり、取り込んだ実写画像の物体からポーズ情報指定部50で指定して得たポーズと、基本ポーズ情報格納部に格納された基本ポーズ情報とのマッチングを実行する。
【0059】
80は自動フィッティング部であり、ポーズマッチング部70によって決定された基本形状モデルとポーズを初期値として自動フィッティングを行う。
【0060】
85はテクスチャ処理部であり、入力された実写画像からテクスチャを抽出し、自動フィッティングが終了した三次元CGモデル表面にテクスチャを貼り付けて三次元CGモデルを完成する。
【0061】
90は、三次元CGモデル格納部であり、実写画像から作成した三次元CGモデルを格納する。
【0062】
なお、全体の制御に必要な制御部、メモリ、デバイスドライバなどは説明の便宜上省略している。
【0063】
図5は本発明の三次元CGモデル作成装置の処理の概略を表わしたフローチャートである。
【0064】
まずはユーザが作成しようとする物体が写っている実写画像を用意し、画像入力部30により入力し、画像表示部40は入力画像をディスプレイ10に表示する(ステップS501)。
【0065】
次に、ポーズ情報指定部50において、ユーザはポインティングデバイス20を使って実写画像に写っている物体の頂点の位置、および頂点同士を結ぶ辺の位置を指定することによりポーズ情報を指定する(ステップS502)。
【0066】
次に、ポーズマッチング70は、指定されたポーズと基本ポーズ情報格納部60に登録された基本ポーズによりポーズマッチングを実行する(ステップS503)。
【0067】
次に、ポーズマッチングにより検索された基本モデルを実写画像の物体と近似させるように調整する。自動フィッティング部80により形状とポーズを基に辺の長さ、頂点の角度、ねじれの関係などの微調整を行なって自動フィッティングを行う(ステップS504)。これにより検索された基本モデルがユーザが指定した頂点に合うように変形・移動される。
【0068】
最後に、実写画像から抽出したテクスチャ画像を貼り付け、三次元CGモデルを作成する。作成した三次元CGモデルを三次元CGモデル格納部90に格納する(ステップS505)。
【0069】
以上、本実施形態1の三次元CGモデル作成装置によれば、取り込んだ実写画像と基本モデルとのマッチングに際してのユーザによる入力支援を簡単にし、特別な熟練を必要とせずに3次元CGモデルを作成することができる
(実施形態2)
本実施形態2は、請求項4に対する装置構成例を示す。実施形態2は、実写画像の物体の属性入力によりポーズマッチングを支援するものである。上記本発明の基本原理で示したものでは、例えば、ポーズのマッチングにおいて直方体と四角錐のポーズの中から該当するものを検索していた。上記例では2種類の基本モデルで説明したが、これが相当数あるとマッチング処理に時間がかかり、また複数のポーズが候補に挙げられてバックトラックが増えてしまう。そこで、属性指定部を用意し、実写画像の物体の属性を入力し、どの基本モデルかをあらかじめ指定させ、ポーズマッチング処理およびバックトラック処理の時間を軽減させるものである。属性の指定方法としては、例えば、“直方体”“四角錘”などの名称を指定しても良く、シンボルとして基本モデルを一覧表示してその中から該当するものを選ぶなどが考えられる。
【0070】
図6は、実施形態2の3次元CGモデル作成装置の概略構成を示すブロック図である。図6において、100は属性指定部である。属性指定部100は実写画像の物体の属性を指定する部分であり、例えば、“直方体”“四角錘”などの名称を指定しても良く、シンボルとして基本モデルを一覧表示してその中から該当するものを選ぶなどが考えられる。図2で示した基本ポーズ情報の表示例に見られるようにインデックス部分をポインティングデバイス20でポイントすることにより指定しても良い。
【0071】
なお、図6の構成要素のうち、図4の構成要素と同じものには同じ番号を付しており、ここでの説明は適宜省略する。
【0072】
(実施形態3)
本実施形態3は、請求項5に対する装置構成例を示す。実施形態3は、対象物体を異なる角度から撮影した複数の実写画像を用意してポーズマッチング処理を実行するものである。
【0073】
図7は、実施形態3の3次元CGモデル作成装置の概略構成を示すブロック図である。図7において、110は基本モデル・ポーズ判断部である。基本モデル・ポーズ判断部110は、複数の実写画像に対してポーズマッチング部70が決定した形状モデルとポーズの候補からそれらの実写画像に写っている物体の形状とポーズを判断する。具体的には、同じ対象物体を異なる角度から撮影した複数の実写画像それぞれに対してポーズマッチング処理を行う。複数のポーズのマッチング結果の候補を照らし合わせ、すべての画像においてマッチングした結果だけを残す。これによりポーズマッチング精度が向上し、バックトラックの時間が軽減される。また、それぞれの画像で頂点と基本モデルを対応付けし、すべての画像で同時に自動フィッティングを行う。複数の画像を利用して自動フィッティングすることにより、自動フィッティングの精度が向上し、より正確な3次元CGモデルを作成することができる。
【0074】
なお、図7の構成要素のうち、図4の構成要素と同じものには同じ番号を付しており、ここでの説明は適宜省略する。
【0075】
本実施形態3によれば、複数の実写画像を利用することにより形状モデルを選択することなく正しい結果がすぐに得られる確率が高くなる。
【0076】
(実施形態4)
本実施形態4は、請求項6、7に対する装置構成例を示す。実施形態4は、ポーズ全体のマッチングの前に、ポーズの一部分によるマッチング、つまりポーズ部分マッチング処理を実行するものである。上記基本原理の説明では、ポーズ情報指定部にてすべての頂点・辺を指定してからポーズマッチング部でポーズとのマッチングを行った。これを辺を一つ入力するごとにポーズ部分マッチングを行うようにする。
【0077】
図8は実施形態4の3次元CGモデル作成装置の概略構成を示すブロック図である。図8において、71は、ポーズマッチング部70のサブ構成であるポーズ部分マッチング部である。72はボーズ補完部である。なお、図8の構成要素のうち、図4の構成要素と同じものには同じ番号を付しており、ここでの説明は適宜省略する。
【0078】
図9にポーズを指定している途中の図を示す。図9(a)を部分マッチングすると、図2の基本形状モデルによれば、直方体の右二つのポーズが候補として挙げられ、まだどのポーズか一に特定できない。次に、もう1本辺を指定して図9(b)の状態になると、検索結果は直方体の一番右のポーズに絞られる。この場合、ボーズ補完部72により頂点の対応付けを行い、残りのまだ指定されていない辺を推測し、ユーザが入力する前に表示し、マッチングが終了した旨を伝える。
【0079】
また、図9(a)のように候補が少なくなった場合には、ポーズを一覧表示し、ユーザに選択させることで入力作業を補佐することもできる。このようにしてユーザのポーズ指定作業を手助けすることにより作業効率をアップさせる。
【0080】
図10は、本実施形態4のポーズ部分マッチング処理についての処理概略を示すフローチャートである。
【0081】
利用者は、ポインティングデバイスなどにより頂点、辺を順に指定していく。頂点、辺を入力毎に(ステップS1001)、ポーズ部分マッチング部71は入力済みのポーズ部分を基に基本ポーズ情報格納部60から該当する頂点数、辺の数を持つ基本形状モデルの一つをモデルとして仮決定する(ステップS1002)。
【0082】
ステップS1003からステップS1007の処理は、図3のステップS1004からステップS308までの処理と同様である。
【0083】
ステップS1007において、すべての頂点の対応付けが終了した場合に(ステップS1007:Y)、候補モデルが複数存在しているかを確認する(ステップS1008)。つまり、入力済みのポーズ部分情報から一の基本形状モデルが特定できたか否かを確認する。候補モデルが複数ある場合(ステップS1008:Y)、入力済みのポーズ部分情報だけでは情報が不足しているので、次の頂点、辺の入力を受け付けるためステップS1001に戻る。候補モデルが複数ではなく一に特定された場合(ステップS1008:N)、未入力の頂点、辺を補完し(ステップS1009)、三次元CGモデルを作成して終了する。
【0084】
(実施形態5)
本実施形態5は、請求項8に対する装置構成例を示す。実施形態5は、基本形状モデルのポーズのパターンをすべて自動抽出する基本ポーズ情報を抽出するものである。基本ポーズ情報格納部60に格納されているポーズ情報は、基本形状モデルの数に応じて大きくなり、また手作業で用意するとポーズを見落としてしまうことが考えられる。そこで基本形状モデルを三次元CGモデルとして入力し、そのポーズを自動的に生成できるようにする。
【0085】
図11は実施形態5の3次元CGモデル作成装置の概略構成を示すブロック図である。図11において、120は基本ポーズ抽出部である。基本ポーズ抽出部120は、ある方向から基本形状モデルを見た画像を生成し、それを一つのポーズとする。その後、そのモデルを微少値だけ回転させる。ここでモデルのある面が隠れる、あるいは見えるようになると、その基本形状モデルのポーズが変化したとみなすことができる。そうでなければポーズは変化しなかったのでそのポーズを新たに基本ポーズ情報格納部60に格納する必要はない。このようにしてすべての角度から見たモデルのポーズから、必要なだけのポーズを抽出することができる。
【0086】
なお、図11の構成要素のうち、図4の構成要素と同じものには同じ番号を付しており、ここでの説明は適宜省略する。
【0087】
(実施形態6)
本実施形態6は、請求項9に対する装置構成例を示す。実施形態6は、ポーズマッチング部70、基本ポーズ情報格納部60が学習機能を備えたものである。ポーズマッチング部70は、ポーズマッチングの際に、基本ポーズ情報格納部60にない新しいポーズがあれば、その新規ポーズの情報を基本ポーズ情報格納部60に登録・保持させる。
【0088】
(実施形態7)
本実施形態7は、請求項3に対する装置構成例を示す。実施形態7はポーズマッチングの履歴情報を活用するものである。
【0089】
図12は実施形態7の3次元CGモデル作成装置の概略構成を示すブロック図である。図12において、130はポーズマッチング履歴情報格納部である。ポーズマッチング履歴情報格納部130を用意し、ポーズマッチングの結果を履歴情報として記憶しておき、ポーズマッチングにおいてヒットした基本形状モデル、ポーズが複数ある場合に、ディスプレイ10に複数の候補を表示する場合、ポーズマッチング履歴情報格納部130に記録されている過去のポーズマッチングの履歴情報を利用して候補間に優先順位を付けて利用者に提示することができる。
【0090】
(実施形態8)
本発明にかかる3次元ポリゴン表示装置は、上記に説明した構成を実現する処理を記述したプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供することにより、各種コンピュータを用いて構築することができる。本発明にかかる3次元ポリゴン表示装置を実現する処理ステップを備えたプログラムを記録した記録媒体は、図13に図示した記録媒体の例に示すように、CD−ROM202やフレキシブルディスク203等の可搬型記録媒体201だけでなく、ネットワーク上にある記録装置内の記録媒体200や、コンピュータのハードディスクやRAM等の記録媒体205のいずれであっても良く、プログラム実行時には、プログラムはコンピュータ204上にローディングされ、主メモリ上で実行される。
【0091】
本実施形態8の処理ステップを記録した記録媒体を用いれば、コンピュータを用いて、画面に表現される見た目の詳しさ、利用者の見た目の画質であるビジュアルクオリティを一定とする最適なポリゴン数を割り当てることができる3次元ポリゴン表示装置を実現することができる。
【0092】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の三次元CGモデル作成装置によれば、基本形状モデルのポーズを利用することにより、簡単な作業でモデルを実写画像の物体に当てはめることができる。また、物体の形状を指定することで、計算効率を上げることができる。
【0093】
また、複数の実写画像を利用することで、計算効率を上げ、正確なモデルを作成することができる。
【0094】
さらに、物体の属性を利用することにより属性情報をもって検索対象を絞り込むことができ、ポーズマッチングをより効率的に実行できる。
【0095】
ポーズ入力途中で部分マッチングを行うことにより、ユーザの入力作業効率を上げることができる。
【0096】
三次元CGモデルから、自動的に必要なすべてのポーズ情報を抽出、生成することにより、正確で大きなデータベースを作成することができる。
【0097】
ポーズマッチング結果の履歴情報を利用することにより、ポーズマッチングの結果、複数の候補が表示される場合などに候補間に優劣を付けて利用者に提示することができ、さらに検索性能を向上することができる。
【0098】
ポーズマッチング結果を学習することにより、検索性能をさらに向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の三次元CGモデル作成装置で用いる物体を撮影した実写画像の例を示す図および実写画像から頂点、辺を指定する例を示す図
【図2】本発明の三次元CGモデル作成装置で用いる基本形状モデルのポーズ情報の例を示す図
【図3】本発明のポーズマッチング部70を中心としたポーズのマッチング処理と頂点の対応付けの処理のフローチャート
【図4】本発明の実施形態1の装置構成概略を示すブロック図
【図5】本発明の三次元CGモデル作成装置の処理の概略を表わしたフローチャート
【図6】本発明の実施形態2の装置構成概略を示すブロック図
【図7】本発明の実施形態3の装置構成概略を示すブロック図
【図8】本発明の実施形態4の装置構成概略を示すブロック図
【図9】実施形態4においてポーズを指定している途中の例を示す図
【図10】本実施形態4のポーズ部分マッチング処理についての処理概略を示すフローチャート
【図11】本発明の実施形態5の装置構成概略を示すブロック図
【図12】本発明の実施形態7の装置構成概略を示すブロック図
【図13】本発明の実施形態3の記録媒体の例を示す図
【符号の説明】
10 ディスプレイ装置
20 ポインティングデバイス
30 画像入力部
40 画像表示部
50 ポーズ情報指定部
60 基本ポーズ情報格納部
70 ポーズマッチング部
71 ポーズ部分マッチング部
72 ポーズ補完部
80 自動フィッティング部
90 三次元CGモデル格納部
100 属性指定部
110 基本モデル・ポーズ判断部
120 基本ポーズ抽出部
130 ポーズマッチング履歴情報格納部
200 回線先のハードディスク等の記録媒体
201 CD−ROMやフレキシブルディスク等の可搬型記録媒体
202 CD−ROM
203 フレキシブルディスク
204 コンピュータ
205 コンピュータ上のRAM/ハードディスク等の記録媒体
Claims (10)
- 取り込んだ三次元物体を写した二次元画像の情報を基にして写っている物体の三次元CGモデルを作成する装置であって、
物体をある視点から捉えた場合の画像データを入力する画像入力部と、
画像の頂点と辺の関係をもって表わす情報をポーズ情報とし、基本形状モデルのすべてのパターンのポーズ情報を基本ポーズ情報として格納しておく基本ポーズ情報格納部と、
前記取り込んだ画像上で写っている物体の頂点と辺を指定してポーズ情報を取得するポーズ情報指定部と、
前記ポーズ情報指定部により取得したポーズ情報と、前記基本ポーズ情報格納部に格納されている基本ポーズ情報とを比較し、一致するポーズ情報を持つ基本形状モデル及び一致するポーズを特定するポーズマッチングを行なうポーズマッチング部と、
前記ポーズマッチング部により特定された基本形状モデルのポーズを前記取り込んだ画像のポーズに近似させるように変形・調整する自動フィッティング部とを備え、
取り込んだ画像のポーズ情報を基に前記物体の三次元CGモデルを作成することを特徴とする三次元CGモデル作成装置。 - 前記ポーズマッチングの結果、複数の基本形状モデルが、そのポーズ情報が一致するものとして得られた場合に、それら複数の基本形状モデルを候補として利用者に提示して利用者が選択できる基本形状モデル候補表示・選択部を備えた請求項1に記載の3次元CGモデル作成装置。
- 過去のポーズマッチング結果の履歴情報を記憶しておくポーズマッチング履歴情報格納部を備え、前記基本形状モデル候補表示・選択部は複数の候補を表示する際に前記ポーズマッチング履歴情報に基づいて優先順位をつけて表示する請求項2に記載の3次元CGモデル作成装置。
- 前記取り込んだ画像に写っている物体の属性を指定する属性指定部を備え、前記ポーズマッチング部は、前記ポーズマッチングに先立ち、前記指定された属性に従って前記基本ポーズ情報格納部に格納されている基本ポーズ情報を絞り込んでおく請求項1に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 前記取り込んだ画像が三次元CGモデルを作成する物体について複数あり、前記ポーズマッチング部が、それぞれの画像についてポーズマッチングを行い、複数のポーズマッチングの結果から前記物体の基本形状モデルを判断する請求項1に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 前記ポーズマッチング部は、前記ポーズ情報指定部から入力される前記取り込んだ画像の頂点と辺を順次指定してゆく途中過程において、指定入力済みの頂点と辺からなる部分ポーズ情報を基に前記基本ポーズ情報格納部に格納された基本形状モデルの部分ポーズ情報とマッチングをとるポーズ部分マッチング部と、前記ポーズ部分マッチング部によるポーズ部分マッチングの結果、該当する基本形状モデルを提示する基本形状モデル候補表示・選択部とを備え、前記ポーズ情報指定部から前記取り込んだ画像の頂点と辺の情報が入力されるに従って前記ポーズ部分マッチングの結果を更新して提示する請求項1に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 前記ポーズマッチング部が、さらに、前記基本形状モデル候補表示・選択部に提示された候補から、一の基本形状モデルを選択する基本形状モデル選択部を備え、利用者によるポーズ指定を補佐する請求項6に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 基本形状モデルとして3次元CGモデルを入力とし、前記基本形状モデルを一の視点から投影した2次元画像を生成し、前記2次元画像からポーズ情報を抽出し、前記視点を変え、前記ポーズ情報の抽出を繰り返し、前記当該基本形状モデルが持ちうるポーズのパターンすべてを抽出する基本ポーズ抽出部を備えた請求項1に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 前記取り込んだ画像に対して前記ポーズ情報指定部から入力されたポーズ情報が、前記ポーズ情報格納部にない場合、前記入力されたポーズ情報を基本形状モデルのポーズ情報として前記ポーズ情報格納部に登録・格納する請求項1に記載の三次元CGモデル作成装置。
- 取り込んだ三次元物体を写した二次元画像の情報を基にして写っている物体の三次元CGモデルを作成する3次元モデル作成装置を実現する処理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
物体をある視点から捉えた場合の画像を頂点と辺の関係をもって表わす情報をポーズ情報とし、基本形状モデルのすべてのパターンのポーズ情報を基本ポーズ情報として格納しておく基本ポーズ情報格納処理ステップと、前記取り込んだ画像上で写っている物体の頂点と辺を指定してポーズ情報を取得するポーズ情報指定処理ステップと、前記ポーズ情報指定処理ステップにより取得したポーズ情報と前記基本ポーズ情報格納処理ステップにより格納されている基本ポーズ情報とを比較し、一致するポーズ情報を持つ基本形状モデル及び一致するポーズを特定するポーズマッチングを行なうポーズマッチング処理ステップと、前記ポーズマッチング処理ステップにより特定された基本形状モデルのポーズを前記取り込んだ画像のポーズに近似させるように変形・調整する自動フィッティング処理ステップとを備えた処理プログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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