JP3610520B1 - 流量調整型給水弁装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】羽根車式流量センサ本来のリニア流量領域の回転特性を利用して流量調整を行ない、流出量の可変(流量調整)において、流出する流体流量の略1次直線で表せる部分(いわゆるリニア性)の特性を改善する。
【解決手段】流量調整弁20の弁本体21内に挿入され楔状孔26を有する中空状のシャフト25の内周部に、前段整流羽根42と回転羽根44と後段整流羽根45とからなる羽根車式流量センサ40の流量検出体46の全部或いは一部を収納することにより、電磁式給水弁10の流出口12側と該シャフト25の内周部とに発生する圧力低下が、該流量検出体46の整流効果により圧力が増加して、結果として圧力低下による渦流やキャビテーションの発生を無くし、回転羽根44の回転の増加(減少)を抑える。
【選択図】図1
【解決手段】流量調整弁20の弁本体21内に挿入され楔状孔26を有する中空状のシャフト25の内周部に、前段整流羽根42と回転羽根44と後段整流羽根45とからなる羽根車式流量センサ40の流量検出体46の全部或いは一部を収納することにより、電磁式給水弁10の流出口12側と該シャフト25の内周部とに発生する圧力低下が、該流量検出体46の整流効果により圧力が増加して、結果として圧力低下による渦流やキャビテーションの発生を無くし、回転羽根44の回転の増加(減少)を抑える。
【選択図】図1
Description
本発明は、主に食器洗い器、給茶器、自動販売機、局部洗浄装置等の電気機器に搭載される流量調整型給水弁装置に係るものであり、詳しくは水道水等の供給流体を電動機等の回動操作で流出量調節が可能な流量調整弁を内蔵した給水弁装置であって、流出量の可変において、流出する流体流量(リットル/分、L/min )の略1次直線で表せる部分(いわゆるリニア性)の特性改善に関する。
主に食器洗い器、給茶器、自動販売機、局部洗浄装置等の電気機器に搭載される流量調整型給水弁装置には、
例えば、流入開口と長方形孔(縦長貫通溝、スリット)を有する流出開口とを有する中空状の弁本体(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該弁本体内に挿入され楔状孔(三角形貫通溝、スリット)を有する中空状のシャフト(例えば、ナイロン樹脂)と、該シャフトを軸支するシャフトガイド(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該シャフトに連結された電動機(ギヤードモータ等)と、からなり、電動機の回動(右回転及び左回転)で該流出口の開口断面積(有効オリフィス)を可変する流量調整弁(例えば、特許文献1参照。)と、電磁式給水弁と、羽根車式流量センサと、からなる給水弁装置のように、各機能別の単体装置が連結されて形成されているものと、
流入口と流出口とを結ぶ給水経路を有する弁本体内に、該給水経路内の流水量を検出する羽根車式流量センサと、該給水経路を開閉する止水弁と、該弁本体内に設けられ該給水経路内の流水量を制御する流量調整弁と、を内設し、該止水弁と該流量調整弁とを駆動し該弁本体に連結された電動機と、からなる給水弁装置(例えば、特許文献2参照。)のように、一体装置として形成されているものと、
がある。
例えば、流入開口と長方形孔(縦長貫通溝、スリット)を有する流出開口とを有する中空状の弁本体(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該弁本体内に挿入され楔状孔(三角形貫通溝、スリット)を有する中空状のシャフト(例えば、ナイロン樹脂)と、該シャフトを軸支するシャフトガイド(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該シャフトに連結された電動機(ギヤードモータ等)と、からなり、電動機の回動(右回転及び左回転)で該流出口の開口断面積(有効オリフィス)を可変する流量調整弁(例えば、特許文献1参照。)と、電磁式給水弁と、羽根車式流量センサと、からなる給水弁装置のように、各機能別の単体装置が連結されて形成されているものと、
流入口と流出口とを結ぶ給水経路を有する弁本体内に、該給水経路内の流水量を検出する羽根車式流量センサと、該給水経路を開閉する止水弁と、該弁本体内に設けられ該給水経路内の流水量を制御する流量調整弁と、を内設し、該止水弁と該流量調整弁とを駆動し該弁本体に連結された電動機と、からなる給水弁装置(例えば、特許文献2参照。)のように、一体装置として形成されているものと、
がある。
前記の各機能別の単体装置としての電磁式給水弁は、例えば、家庭用電気機器(例えば、洗濯機、乾燥洗濯機、食器洗い乾燥機、給湯器、局部洗浄装置等)に搭載され商用電源の交流100V(50Hz及び60Hz共用)で駆動する常閉型パイロット弁方式の交流電磁式給水弁が主流で、流入口、流入管路、流入室、主弁座、流出管路、流出口を合成樹脂成形部材(例えば、ポリプロピレン樹脂)で一体成形した弁本体に、主弁座を閉鎖するように軟質ダイヤフラム弁(弁体)を設置し、該弁本体に該ダイヤフラム弁の液密パッキン部を押圧するように合成樹脂成形部材(例えば、ナイロン樹脂)のガイドケース(内部を背圧室という。)を押止め、該ガイドケースの内周部には該ダイヤフラム弁のパイロット・オリフィスが閉鎖されるように、弾性部材(例えば、シリコンゴム)の軟質パイロット弁(弁体)が固定された硬質磁性部材(例えば、ステンレス鋼棒)のプランジャと、該プランジャを常時弾発付勢しているコイルスプリング(例えば、ステンレス鋼線)を収納し、該ガイドケースの外周部にはマグネット・ワイヤと呼ばれる銅線(例えば、エナメル線)を円筒状のボビン(例えば、ナイロン樹脂)に巻いて端子片(例えば、ファストン端子#250)やリード線(電線)に接続(例えば、半田付け、ヒュージング、スポット溶接、レーザ溶接)し、電気絶縁材(例えば、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂等の接着シール材等で、他の材質の防水対策材、防湿対策材、結露対策材用等のものも含む。)で封止し、ヨークで囲繞したソレノイド(電磁コイル)を設置して構成されたものが知られている。
常閉型パイロット弁方式の交流電磁式給水弁は、水道水等の給水配管ライン等に設置して、プランジャに連結されたパイロット弁(弁体)でダイヤフラム弁のパイロット・オリフィスを開閉することにより、ダイヤフラム弁を連動させて主弁座の開閉を行い、流体の開閉を行なうものである。
常閉型パイロット弁方式の交流電磁式給水弁は、水道水等の給水配管ライン等に設置して、プランジャに連結されたパイロット弁(弁体)でダイヤフラム弁のパイロット・オリフィスを開閉することにより、ダイヤフラム弁を連動させて主弁座の開閉を行い、流体の開閉を行なうものである。
また、前記の各機能別の単体装置としての羽根車式流量センサは、通常、前記電磁式給水弁の流出口側に配置され、通過する水の瞬間流量等を検出するために搭載するものであり、例えば、上流(該流出口)側から下流側に向かって、回転羽根支持軸(例えば、ステンレス鋼棒)を有する前段整流羽根(例えば、ポリアセタール樹脂)、磁石を内蔵する回転羽根(例えば、ポリアセタール樹脂)、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根(例えば、ポリアセタール樹脂)、の順に配置される流量検出体と、該流量検出体を内周部に収納するケーシング(例えば、ポリプロピレン樹脂)と、該ケーシングの外周部のに並設され接離動不可能な磁気検出装置と、からなるものが主流である。該磁気検出装置(磁性感動素子)には、例えば、リードスイッチ、ホールIC、磁気抵抗、コイル等があり、通常はガラス管封入形リードコンタクト式の常時開路接点(a接点又はメーク接点ともいう。)のリードスイッチが多用されている。コスト的にはホールICが有利な場合もある。
羽根車式流量センサ内を流れる流体流量と回転羽根の回転数との一般的な関係(特性)は次のとおりである。
まず、流体流量が0(ゼロ)から或る流量(a点とする。)までは、無反応流量領域と呼ばれ、回転羽根が回転しない、或いは回転していても流体流量との関連性に乏しい(不安定)領域がある。
そして、設計された羽根車式流量センサにより異なるが、或る流量(a点)を超え次の或る流量(b点とする。)までは、リニア流量領域(保証流量領域とも言う。)と呼ばれ、流体流量と回転羽根の回転数との関係が略理論値の略1次直線で表せる領域がある。
そして、次の或る流量(b点)を超えると、流体(水)の粘性のために、回転羽根の外周部を流れる流体の速度(遅い、圧力高い)と、回転羽根の内周部を流れる流体の速度(早い、圧力低い)と、の差が顕著に現れ、回転羽根の外周部に渦流(カルマン渦)やキャビテーション(気泡、空洞:流れの中で圧力の低い所が出来ると、水に含有される気体が遊離し、それに伴って蒸気が発生して蒸気泡或いは水の無い空所が出来る。気泡が消滅する時には超音波が発生する。水に含有される気体が多い場合にはキャビテーションが発生しやすく、水に含有される気体が少ない場合にはキャビテーションが発生しにくい。)が発生して、回転羽根に発生していた圧損(受圧)に、キャビテーションによる負圧が加算されて、回転羽根の回転が増加(減少の場合もある。振動や騒音も発生する場合がある。)し、やや理論値に当てはまらない不安定流量領域(非リニア流量領域)がある。
通常の流量調整は、設計された羽根車式流量センサのリニア流量領域の範囲内の流量検出で行なうようにすると良い。
まず、流体流量が0(ゼロ)から或る流量(a点とする。)までは、無反応流量領域と呼ばれ、回転羽根が回転しない、或いは回転していても流体流量との関連性に乏しい(不安定)領域がある。
そして、設計された羽根車式流量センサにより異なるが、或る流量(a点)を超え次の或る流量(b点とする。)までは、リニア流量領域(保証流量領域とも言う。)と呼ばれ、流体流量と回転羽根の回転数との関係が略理論値の略1次直線で表せる領域がある。
そして、次の或る流量(b点)を超えると、流体(水)の粘性のために、回転羽根の外周部を流れる流体の速度(遅い、圧力高い)と、回転羽根の内周部を流れる流体の速度(早い、圧力低い)と、の差が顕著に現れ、回転羽根の外周部に渦流(カルマン渦)やキャビテーション(気泡、空洞:流れの中で圧力の低い所が出来ると、水に含有される気体が遊離し、それに伴って蒸気が発生して蒸気泡或いは水の無い空所が出来る。気泡が消滅する時には超音波が発生する。水に含有される気体が多い場合にはキャビテーションが発生しやすく、水に含有される気体が少ない場合にはキャビテーションが発生しにくい。)が発生して、回転羽根に発生していた圧損(受圧)に、キャビテーションによる負圧が加算されて、回転羽根の回転が増加(減少の場合もある。振動や騒音も発生する場合がある。)し、やや理論値に当てはまらない不安定流量領域(非リニア流量領域)がある。
通常の流量調整は、設計された羽根車式流量センサのリニア流量領域の範囲内の流量検出で行なうようにすると良い。
さて、基本的に流量調整型給水弁装置は、各機能別の単体装置が連結されて形成されているもの、一体装置として形成されているもの、を問わず、電子制御システム等により、給水弁(ソレノイド)の励磁/消磁、流量センサの出力パルス信号処理、電動機の回動による流量調整弁のシャフト位置可変等を制御することにより、給水弁の開閉、流量検出、流量調整が制御される。
電子制御システムは、例えば、印刷配線基板(印刷配線基板とは一般的にプリント配線板と呼ばれるもので、概要として銅張積層板の銅箔においては電気回路に必要な配線パターンだけをエッチング処理で残し、実装する部品等のリード足形状等に合わせて穿孔し、ソルダーレジスト処理及びシルク文字印刷等を施して完成されるものをいう。製造工程及び手順はメーカにより異なる場合がある。)に電子回路部品の制御マイコン(例えば、8ビット・マイコン、ROM、RAM等が一体になっているもの。)、必要により外部記憶装置(例えば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、抵抗、コンデンサ、トラジスタ、ダイオード、IC等を実装した印刷配線基板ユニットと、操作スイッチ類と、LEDランプ・LCD等の表示器及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置と、電源回路等と、で構成される場合が多い。
電子制御システムは、例えば、印刷配線基板(印刷配線基板とは一般的にプリント配線板と呼ばれるもので、概要として銅張積層板の銅箔においては電気回路に必要な配線パターンだけをエッチング処理で残し、実装する部品等のリード足形状等に合わせて穿孔し、ソルダーレジスト処理及びシルク文字印刷等を施して完成されるものをいう。製造工程及び手順はメーカにより異なる場合がある。)に電子回路部品の制御マイコン(例えば、8ビット・マイコン、ROM、RAM等が一体になっているもの。)、必要により外部記憶装置(例えば、RAM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、抵抗、コンデンサ、トラジスタ、ダイオード、IC等を実装した印刷配線基板ユニットと、操作スイッチ類と、LEDランプ・LCD等の表示器及び/又はブザー・スピーカ等の警報装置と、電源回路等と、で構成される場合が多い。
しかしながら、従来技術の基本的な流量調整型給水弁装置は、各機能別の単体装置が連結されて形成されているもの、一体装置として形成されているもの、を問わず、流出量の可変(流量調整)において、流出する流体流量の略1次直線で表せる部分(いわゆるリニア性)の特性があまり良くないという問題点がある。
つまり、電磁式給水弁の流出口側と流量調整弁の流出開口(正しくはシャフトの内周部)との下流側に発生する渦流やキャビテーションにより、羽根車式流量センサの回転羽根に一定の圧力が供給されず不安定な回転になり、流体流量が本来のリニア流量領域内であっても、回転羽根の回転の増加(減少)が有り、その時の磁気検出装置からの流量検出信号に基づき、電子制御システムは流量調整弁の流量調整を制御してしまうからである。
つまり、電磁式給水弁の流出口側と流量調整弁の流出開口(正しくはシャフトの内周部)との下流側に発生する渦流やキャビテーションにより、羽根車式流量センサの回転羽根に一定の圧力が供給されず不安定な回転になり、流体流量が本来のリニア流量領域内であっても、回転羽根の回転の増加(減少)が有り、その時の磁気検出装置からの流量検出信号に基づき、電子制御システムは流量調整弁の流量調整を制御してしまうからである。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、流出量の可変(流量調整)において、流出する流体流量の略1次直線で表せる部分(いわゆるリニア性)の特性が改善された流量調整型給水弁装置を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明の流量調整型給水弁装置は、
流入口と流出口とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁(交流電源駆動式でも直流電源駆動式でも良い。)と、
該流出口と連結し長方形孔(形状は特にこだわらないが、シャフト方向に縦長(横短)形孔なら、例えば、楕円形孔でも良い。)を有する流入開口と流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフト(該弁本体との水密性を向上するために、Oリング等のパッキン類を設けると良い。)と、該シャフトに連結(直結、嵌合、噛合、歯合)された電動機(交流電源駆動式でも直流電源駆動式でも良い。またパルスモータでもステッピングモータでも良い。トルクを必要とされる場合はギヤードモータ等を採用したり、シャフトの端部に大径歯車を設け電動機の軸部にも小径歯車を設け噛合(歯合)させると良い。さらに中継歯車等により大きく減速しても良い。また歯車式でもベルト式でも良い。)と、からなり、電動機の回動(右回転又は左回転の一方向回転でも双方向回転でも良い。)で該流入開口の開口断面積(有効オリフィス)を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、磁石(フッ素コーティング等の防錆処理をすると良い。)を内蔵する回転羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置(例えば、交番磁界感知型ホールIC)と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部(例えば、前段整流羽根、又は前段整流羽根と回転羽根)を収納し、該弁本体に該磁気検出装置を設けた(該弁本体の肉圧部に埋設しても外周部に添設しても良い。)ことを特徴とする。
流入口と流出口とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁(交流電源駆動式でも直流電源駆動式でも良い。)と、
該流出口と連結し長方形孔(形状は特にこだわらないが、シャフト方向に縦長(横短)形孔なら、例えば、楕円形孔でも良い。)を有する流入開口と流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフト(該弁本体との水密性を向上するために、Oリング等のパッキン類を設けると良い。)と、該シャフトに連結(直結、嵌合、噛合、歯合)された電動機(交流電源駆動式でも直流電源駆動式でも良い。またパルスモータでもステッピングモータでも良い。トルクを必要とされる場合はギヤードモータ等を採用したり、シャフトの端部に大径歯車を設け電動機の軸部にも小径歯車を設け噛合(歯合)させると良い。さらに中継歯車等により大きく減速しても良い。また歯車式でもベルト式でも良い。)と、からなり、電動機の回動(右回転又は左回転の一方向回転でも双方向回転でも良い。)で該流入開口の開口断面積(有効オリフィス)を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、磁石(フッ素コーティング等の防錆処理をすると良い。)を内蔵する回転羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根(螺旋形捻りを設けても良い。)、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置(例えば、交番磁界感知型ホールIC)と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部(例えば、前段整流羽根、又は前段整流羽根と回転羽根)を収納し、該弁本体に該磁気検出装置を設けた(該弁本体の肉圧部に埋設しても外周部に添設しても良い。)ことを特徴とする。
或いは、流入口と流出口とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁と、
該流出口と連結する流入開口と長方形孔を有する流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフトと、該シャフトに連結された電動機と、からなり、電動機の回動で該流出開口の開口断面積を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根、磁石を内蔵する回転羽根、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部(例えば、回転羽根、又は回転羽根と後段整流羽根)を収納し、該弁本体に該磁気検出装置(例えば、リードスイッチ)を設けたことを特徴とする。
該流出口と連結する流入開口と長方形孔を有する流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフトと、該シャフトに連結された電動機と、からなり、電動機の回動で該流出開口の開口断面積を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根、磁石を内蔵する回転羽根、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部(例えば、回転羽根、又は回転羽根と後段整流羽根)を収納し、該弁本体に該磁気検出装置(例えば、リードスイッチ)を設けたことを特徴とする。
流量調整弁の弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフトの内周部に、羽根車式流量センサの流量検出体の全部或いは一部を収納することにより、電磁式給水弁の流出口(下流)側と該シャフトの内周部とに発生する圧力低下が、該流量検出体の整流効果により圧力が増加して、結果として圧力低下による渦流やキャビテーションの発生を無くし、回転羽根の回転の増加(減少)を抑え、羽根車式流量センサ本来のリニア流量領域の回転特性が利用でき、流出量の可変(流量調整)において、流出する流体流量の略1次直線で表せる部分(いわゆるリニア性)の特性が改善されるという効果を奏する。
羽根車式流量センサ本来のリニア流量領域の回転特性を利用して電動式で流量調整を行なうという目的を、特に部品点数を追加せずに実現した。
図1は、本発明の第一実施例の流量調整型給水弁装置51の構成図(一部断面図)である。図2は、本発明の第二実施例の流量調整型給水弁装置52の構成図(一部断面図)である。
図3(a)は、従来(各機能別の単体装置が連結されて形成されているもの)の流量調整型給水弁装置の流出量の可変における流出する流体流量の流量調整特性図(設定流量と実測流量との関係図)であり、図3(b)は、本発明の第一実施例の流量調整型給水弁装置51の流出量の可変における流出する流体流量の流量調整特性図(設定流量と実測流量との関係図)である。図3中の破線は理想とする特性で、実線が実験による特性を示す。
図3(a)は、従来(各機能別の単体装置が連結されて形成されているもの)の流量調整型給水弁装置の流出量の可変における流出する流体流量の流量調整特性図(設定流量と実測流量との関係図)であり、図3(b)は、本発明の第一実施例の流量調整型給水弁装置51の流出量の可変における流出する流体流量の流量調整特性図(設定流量と実測流量との関係図)である。図3中の破線は理想とする特性で、実線が実験による特性を示す。
本発明の第一実施例の流量調整型給水弁装置51は、
流入口11と流出口12とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁10(従来品)と、
該流出口12と連結し長方形孔23を有する流入開口22と流出開口24とを有する中空状の弁本体21と、該弁本体21内に挿入され楔状孔26を有する中空状のシャフト25と、該シャフト25に連結された電動機30(ギヤードモータ)と、からなり、電動機30の回動で該流入開口22の開口断面積を可変する流量調整弁20と、
該流出口12側から該流出開口24側に向かって、回転羽根支持軸41を有する前段整流羽根42、磁石43を内蔵する回転羽根44、該回転羽根44と水中摺動する後段整流羽根45、の順に配置される流量検出体46と、磁気検出装置47(ホールIC)と、からなる羽根車式流量センサ40と、
からなり、
該シャフト25の内周部に該流量検出体46の一部である該前段整流羽根42と該回転羽根44とを収納し、該弁本体21の肉圧部に該磁気検出装置47を埋設した。(該弁本体21の外周面に添設しても良い。)
流入口11と流出口12とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁10(従来品)と、
該流出口12と連結し長方形孔23を有する流入開口22と流出開口24とを有する中空状の弁本体21と、該弁本体21内に挿入され楔状孔26を有する中空状のシャフト25と、該シャフト25に連結された電動機30(ギヤードモータ)と、からなり、電動機30の回動で該流入開口22の開口断面積を可変する流量調整弁20と、
該流出口12側から該流出開口24側に向かって、回転羽根支持軸41を有する前段整流羽根42、磁石43を内蔵する回転羽根44、該回転羽根44と水中摺動する後段整流羽根45、の順に配置される流量検出体46と、磁気検出装置47(ホールIC)と、からなる羽根車式流量センサ40と、
からなり、
該シャフト25の内周部に該流量検出体46の一部である該前段整流羽根42と該回転羽根44とを収納し、該弁本体21の肉圧部に該磁気検出装置47を埋設した。(該弁本体21の外周面に添設しても良い。)
本発明の第二実施例の流量調整型給水弁装置52は、流入口11と流出口12とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁10と、
該流出口12と連結する流入開口62と長方形孔63を有する流出開口64とを有する中空状の弁本体61と、該弁本体61内に挿入され楔状孔66を有する中空状のシャフト65と、該シャフト65に連結された電動機30と、からなり、電動機30の回動で該流出開口64の開口断面積を可変する流量調整弁60と、
該流出口12側から該流出開口64側に向かって、回転羽根支持軸41を有する前段整流羽根42、磁石43を内蔵する回転羽根44、該回転羽根44と水中摺動する後段整流羽根45、の順に配置される流量検出体46と、磁気検出装置47と、からなる羽根車式流量センサ40と、
からなり、
該シャフト65の内周部に該流量検出体46の一部である該回転羽根44と該後段整流羽根45とを収納し、該弁本体61の肉圧部に該磁気検出装置47を埋設した。(該弁本体61の外周面に添設しても良い。)
該流出口12と連結する流入開口62と長方形孔63を有する流出開口64とを有する中空状の弁本体61と、該弁本体61内に挿入され楔状孔66を有する中空状のシャフト65と、該シャフト65に連結された電動機30と、からなり、電動機30の回動で該流出開口64の開口断面積を可変する流量調整弁60と、
該流出口12側から該流出開口64側に向かって、回転羽根支持軸41を有する前段整流羽根42、磁石43を内蔵する回転羽根44、該回転羽根44と水中摺動する後段整流羽根45、の順に配置される流量検出体46と、磁気検出装置47と、からなる羽根車式流量センサ40と、
からなり、
該シャフト65の内周部に該流量検出体46の一部である該回転羽根44と該後段整流羽根45とを収納し、該弁本体61の肉圧部に該磁気検出装置47を埋設した。(該弁本体61の外周面に添設しても良い。)
以上、本発明の好適な実施の形態について種々の組合せ等を述べてきたが、本発明は上述する実施の形態に限定されるものでなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多くの組合せ、改変等を施し得るのはもちろんである。
例えば、電磁式給水弁10の流出口12と流量調整弁20の流入開口22は、初めから一体形成しても良い。
また、不図示ではあるが、電子制御システムは、流量調整型給水弁装置と分離式でも一体式でも良い。
顧客要求仕様等により、常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁10は、常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁、常閉型直動弁方式の電磁式給水弁、常開型直動弁方式の電磁式給水弁、ラッチ方式の電磁式給水弁等に変更すると良い。
また、不図示ではあるが、電子制御システムは、流量調整型給水弁装置と分離式でも一体式でも良い。
顧客要求仕様等により、常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁10は、常開型パイロット弁方式の電磁式給水弁、常閉型直動弁方式の電磁式給水弁、常開型直動弁方式の電磁式給水弁、ラッチ方式の電磁式給水弁等に変更すると良い。
流体の止水(開閉)を必要としない場合などは、流量調整型給水弁装置から電磁式給水弁を外し、流量調整弁装置として適用できる。
51…本発明の第一実施例の流量調整型給水弁装置、10…電磁式給水弁、11…流入口、12…流出口、20…流量調整弁、21…弁本体、22…流入開口、23…長方形孔、24…流出開口、25…シャフト、26…楔状孔、30…電動機、40…羽根車式流量センサ、41…回転羽根支持軸、42…前段整流羽根、43…磁石、44…回転羽根、45…後段整流羽根、46…流量検出体、47…磁気検出装置
52…本発明の第二実施例の流量調整型給水弁装置、60…流量調整弁、61…弁本体、62…流入開口、63…長方形孔、64…流出開口、65…シャフト、66…楔状孔
52…本発明の第二実施例の流量調整型給水弁装置、60…流量調整弁、61…弁本体、62…流入開口、63…長方形孔、64…流出開口、65…シャフト、66…楔状孔
Claims (2)
- 流入口と流出口とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁と、
該流出口と連結し長方形孔を有する流入開口と流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフトと、該シャフトに連結された電動機と、からなり、電動機の回動で該流入開口の開口断面積を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根、磁石を内蔵する回転羽根、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部を収納し、該弁本体に該磁気検出装置を設けたことを特徴とする流量調整型給水弁装置。 - 流入口と流出口とを有する常閉型パイロット弁方式の電磁式給水弁と、
該流出口と連結する流入開口と長方形孔を有する流出開口とを有する中空状の弁本体と、該弁本体内に挿入され楔状孔を有する中空状のシャフトと、該シャフトに連結された電動機と、からなり、電動機の回動で該流出開口の開口断面積を可変する流量調整弁と、
該流出口側から該流出開口側に向かって、回転羽根支持軸を有する前段整流羽根、磁石を内蔵する回転羽根、該回転羽根と水中摺動する後段整流羽根、の順に配置される流量検出体と、磁気検出装置と、からなる羽根車式流量センサと、
からなり、流体は該流入口から該流出開口に通過する流量調整型給水弁装置であって、
該シャフトの内周部に該流量検出体の全部或いは一部を収納し、該弁本体に該磁気検出装置を設けたことを特徴とする流量調整型給水弁装置。
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