JP3609815B2 - テープカッター - Google Patents
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Description
【 発明の属する技術分野 】
本発明は、企業や家庭において広く使用される粘着テープを保持するホルダーに関し、該ホルダーにおいて同時にテープを切断する機能を有するテープカッターの技術に関する。
【0002】
【 従来の技術 】
従来のセロファンテープ等は、テープ単体で使用することもあるが、大部分はテープ自体にカッター刃を設けたり、ホルダー内に巻回したテープを回転自在に収納し、ホルダー端部に切断刃を固定して設けたものが知られている。このいずれの場合にも、使用者がテープを引き出し、刃の部分に粘着面側をあてがい、テープを下方向に引っ張って引き裂くようにして切断する。
【0003】
【 発明が解決しようとする課題 】
従来のテープカッターにおいては、いずれもテープ切断刃が外部に露出しており、危険を避けるため切断刃は鋭利なものを用いることができず、手が触れても傷をつけないような比較的に平坦なギザギザな波形形状を有する刃を用いることが一般的であり、切断のためにかなりの力を要する問題がある。このため指が刃にあたって傷をつけることもある。更に従来のテープカッターは、その構造上テープを下方向に引っ張るのみならず、ひねりを加えながら引き裂くため、使用方向が限定され、テープカッターが安定せず、片手のみで切り取るには難があるなどの問題があった。本発明は、これらの従来のテープカッターの問題を解決することを課題とする。
【0004】
本発明によれば、上記した課題は、次の手段によって解決される。
第1の発明は、粘着テープを回転自在に保持する保持部と、保持部から引き出された粘着テープを切断する切断部を有し、該切断部は、固定されたテープ切断刃と、テープ切断刃に対し相対的に移動可能に設けられ切断刃の全部または一部を覆うカバー部から成り、 前記保持部から引き出された粘着テープを前記カバー部にあてがうと、前記カバー部が前記テープ切断刃に対し相対的に移動して前記カバー部に覆われていた前記テープ切断刃が現れて前記粘着テープが切断され、前記粘着テープが切断された後は、前記カバー部が前記テープ切断刃に対し相対的に移動して前記テープ切断刃が前記カバー部に覆われる、ことを特徴とするテープカッターである。
第2の発明は、前記切断部は保持部の上部に設けられ、粘着テープを垂直方向に分離切断することを特徴とする第1の発明に係るテープカッターである。
【0005】
【 発明の実施の形態 】
本発明の実施の形態においての基本的な構造は、テープ切断部が、固定されたテープ切断刃と、テープ切断刃に対し相対的に移動可能に設けられ切断刃の全部または一部を覆うカバー部から成る点にある。実施例においては、該テープ切断部がテープ保持部(以下供給部ともいう)の上部に設けられたものを望ましい構造とするが、他にテープ保持部とテープ切断部が水平方向に設けられたもの、またこれらのいずれの位置においても使用可能なものを含む。
【0006】
図1は本発明の第1の実施例の外観図、図2はその縦断面図、図3はテープ切断部の断面図で、1はテープ保持部、2はテープ切断部、3は粘着テープであり、粘着テープ3はテープ保持部内に回転自在に設けられている。非使用時には、テープ3はテープ保持部に設けられた供給口4から引き出され、切断部2にその端部が粘着している。切断部2は、図2および図3に示すとおり、テープ保持部1と連結部5を介して一体に固定された切断刃6が設けられている。連結部5にはストッパー7が固定され、このストッパー7と切断刃6の周囲に設けられたカバー9との間にスプリング8が設けられている。カバー9は、テープ非使用時においては、切断刃6をその内部に収納するように構成されており、上記構造によってカバー9は、切断刃6に対し相対的に移動が可能であるため、カバー9が図3右矢印方向に押されると、切断刃6の先端がカバー9の開口部10から外に現れ、テープ3を切断することができる。図4は、テープ切断部の他の例の垂直方向断面図であり、図5はその水平方向断面図である。この例のように幅が広く、先端が尖った形状の刃を用いることで、テープの一部に切れ目が入ると、極めて容易にテープの切断が可能になる。
【0007】
この実施例を使用するに際しては、図1に示すテープ保持部1と切断部2との間の空間部11に指を入れ、テープを指に粘着させて必要量を引き出し、引き出したテープの下方を切断部2のカバー9の前面にあてがうと、カバー9が後退し、刃6が開口部10から現れてテープを切断する。切断された後は、カバー9が前進して刃6を覆うので、非使用時に刃が外に現れることがないので、刃6は鋭利なものを使用でき、このためテープの切断が極めて容易になり、殆ど力を要せず、単にテープをカバー部9に触れる程度でテープが切断できる。このため、片手で容易に操作が可能であり、テープが垂直方法に引き出されて使用に供されるので、どのような使用の場合にも対応でき、使い勝手がよい。更に図10のように切断刃の形状を工夫し、図中の矢印部分をテープ幅に相当する刃部分とし、その両側にガードを設けて該部分には刃を設けないようにすることで、テープ切断の際に刃がテープのみを切断するようになっている。この場合にカバー部の開口部10の幅をガードの幅より狭く構成してガードがカバー部の移動を制限するようにすることで、刃の露出を制限して安全性を確保するようにでき、またガードがカバー部から露出する場合に、手指がガードに当接して刃に当たらないようにすることで、カバー部に手指が当接して移動しても、手指がガード部で守られるので手指に対する安全性がより高い。
【0008】
切断されたテープの保持部側先端は、カバー9の下端に粘着しているので、次回の使用時には、前記同様指を空間部11に入れ、テープを前記同様に切断することができる。このように、この実施例では、殆ど力を要せずにテープを切断できるのみならず、刃が非使用時にはカバーで覆われているので、鋭利な刃を用いても怪我の危険が少ない。また、この実施例では、カバーが水平方向に移動するようになっており、非使用時は勿論使用時においても、仮に指がテープカッターの上に触れても、刃が現れることがないので、安全である。
【0009】
上記の例においては、テープを切断した後、切断後のテープを、カバー9の一部に粘着させたまま滞留させておくことができ、切り取ってすぐに貼り付けをしない場合に便利に用いることができるが、図6、図7に示す他の実施例では、テープ切断後直ちにテープがテープカッターから分離される例を示す。これらのテープ切断部の例では、切断部上部に図6のようにくびれ部39を設けるか、非接着性樹脂49を設けることにより、テープ切断後テープが即時にテープカッターから離れるようにすることができるものである。
【0010】
図8〜図9は、本発明の他の実施例を示す。この実施例では、テープカッター全体が箱形形状をしているため、垂直方向で使用することも、また横に寝かせて水平方向で使用することもできる例である。
【0011】
21はテープ保持部、22はテープ切断部、23は粘着テープであり、粘着テープ23はテープ保持部内に回転自在に設けられている。非使用時には、テープ23はテープ保持部に設けられた供給口24から引き出され、切断部22にその端部が粘着している。切断部22は、図4に示すとおり、テープ保持部21と連結部25を介して一体に固定された切断刃26が設けられている。連結部25にはストッパー27が固定され、このストッパー27と切断刃26の周囲に設けられたカバー29との間にスプリング28が設けられている。カバー29は、テープ非使用時においては、切断刃26をその内部に収納するように構成されており、上記構造によってカバー29は、切断刃26に対し相対的に移動が可能であるため、カバー29が同図右方向に押されると、切断刃26の先端がカバー29の開口部30から外に現れ、テープ23を切断することができる。この実施例を使用する場合は、実施例1にのべたところと同様であるが、この例はテープカッター全体を横に寝かして、水平方向にして用いることができる点が実施例1と異なる。
【0012】
【発明の効果】
本発明により、刃が非使用時にはカバーで覆われているので、鋭利な刃を用いても怪我の危険が少なく、テープの切断が極めて容易になり、殆ど力を要せず、単にテープをカバー部に触れる程度でテープが切断できるので、片手で容易に切断操作が可能であり、どのような使用の場合にも対応でき、使い勝手がよい。切断されたテープの保持部側先端は、カバーの下端に粘着しているので、次回の使用時にもテープを同様に切断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のテープカッターの外観図
【図2】本発明の実施例のテープカッターの断面図
【図3】本発明の実施例のテープ切断部の断面図
【図4】他の実施例のテープ切断部の垂直断面図
【図5】他の実施例のテープ切断部の水平断面図
【図6】他の実施例のテープ切断部の側面図
【図7】他の実施例のテープ切断部の側面図
【図8】本発明の他の実施例のテープカッターの断面図
【図9】本発明の他の実施例のテープ切断部の断面図
【図10】本発明の他の実施例のテープ切断部の水平断面図
【符号の説明】
1はテープ保持部
2はテープ切断部
3は粘着テープ
4は供給口
5は連結部
6は切断刃
7はストッパー
8はスプリング
9はカバー
10は開口部
11は空間部
Claims (2)
- 粘着テープを回転自在に保持する保持部と、保持部から引き出された粘着テープを切断する切断部を有し、該切断部は、固定されたテープ切断刃と、テープ切断刃に対し相対的に移動可能に設けられ切断刃の全部または一部を覆うカバー部から成り、
前記保持部から引き出された粘着テープを前記カバー部にあてがうと、前記カバー部が前記テープ切断刃に対し相対的に移動して前記カバー部に覆われていた前記テープ切断刃が現れて前記粘着テープが切断され、前記粘着テープが切断された後は、前記カバー部が前記テープ切断刃に対し相対的に移動して前記テープ切断刃が前記カバー部に覆われる、
ことを特徴とするテープカッター。 - 前記切断部は保持部の上部に設けられ、粘着テープを垂直方向に分離切断することを特徴とする請求項1に記載のテープカッター。
Priority Applications (1)
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ID=32801075
Family Applications (1)
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2002
- 2002-11-01 JP JP2002320028A patent/JP3609815B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2004155517A (ja) | 2004-06-03 |
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