JP3609726B2 - ディジタル・アナログ放送受信装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ディジタル放送とアナログ放送の両方を受信することができるディジタル・アナログ放送受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
衛星や地上波を用いたディジタル放送を受信するディジタル放送受信装置は、専用のアンテナや地上波用アンテナを通して受け取った複数の放送波のなかから任意の放送波をディジタルチューナによって選択し、この選択した放送波に含まれる複数のチャンネルのなかから任意のチャンネルをデマルチプレクス処理によって選択し、この選択したチャンネルのディジタル信号を取り出し、これをデコードすることによって映像・音声信号を出力する。
【0003】
そして、このようなディジタルテレビ放送を受信するディジタルチューナと共に、従来からのアナログ放送を受信するアナログチューナも備えたディジタル・アナログ放送受信装置を構成することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、アナログ放送に関しては、文字情報を多重したテレビジョン信号を受信する受信装置において、文字情報に含まれる放送局側の局名情報を検出し、この局名情報に基づいて予め決めたチャンネルポジションにチューニングデータを記憶させるオートソーティング機能を備えた受信装置が提案されている(特開平10−294903号公報参照:IPC H04N 5/44)。
【0005】
しかしながら、上記従来のオートソーティング機能では、アナログ放送とディジタル放送が混在する状況下では対応することができない。
【0006】
この発明は、上記の事情に鑑み、アナログ放送とディジタル放送が混在する状況下でもオートソーティングを実行することができるディジタル・アナログ放送受信装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明のディジタル・アナログ放送受信装置は、上記の課題を解決するために、ディジタル放送を受信するディジタルチューナとアナログ放送を受信するアナログチューナの両方を備えたディジタル・アナログ放送受信装置において、ディジタルチューナによる有局判断処理を担当する第1CPUと、ポジション番号に対応した情報格納領域を有し、第1CPUの制御下にてチューニング情報の格納が行われる第1メモリと、アナログチューナによる有局判断処理を担当する第2CPUと、ポジション番号に対応した情報格納領域を有し、第2CPUの制御下にてチューニング情報の格納が行われる第2メモリと、を備え、第1メモリと第2メモリは互いに対応する第1領域と第2領域を有しており、オートチューニングに際し、ディジタルチューナによる有局判断処理で有局判断がなされたときにはそのチャンネルのチューニング情報を第1メモリの第1領域に格納すると共にそのことを第2CPUに通知し、アナログチューナによる有局判断処理で有局判断がなされたときにはそのチャンネルのチューニング情報を第2メモリの第2領域に格納し、オートソーティングに際しては、第2メモリの第1領域であって第1メモリにおける第1領域のなかの空きポジション番号に対応するポジション番号に、第2メモリの第2領域に格納したアナログ放送のチューニング情報をコピーするように構成したことを特徴とする。
【0008】
上記構成において、仮に1〜99のポジションが用意されているとし、1〜80までを各メモリにおいて第1領域とし、81〜99を各メモリにおいて第2領域とする。ディジタルチューナによる有局判断処理で例えば3つの放送局を検出したとすると、第1メモリの情報格納領域のうち第1領域の例えばポジション番号1,2,3に上記3つの放送局の情報が各々格納される。一方、アナログチューナによる有局判断処理で例えば3つの放送局を検出したとすると、第2メモリの情報格納領域のうち第2領域の例えばポジション番号91,92,93に対応する領域に上記3つの放送局の情報が各々格納される。この場合、例えば、ポジション番号4,5,6は空きであるから、第2メモリのポジション番号91,92,93に格納した情報が第2メモリのポジション番号4,5,6にコピーされる。すなわち、ディジタル放送については予め定めた所定のポジションを優先的に割り当て、空いているポジションにアナログ放送を自動的に割り当てていくことが可能となる。
【0009】
アナログ放送波とディジタル放送波の各々に含まれている放送局情報を検出する手段を有し、予め指定してある放送局についてのチューニング情報は各メモリの指定ポジションに格納するように構成してもよい。これによれば、ディジタルチューナによる有局判断処理で例えばA,B,Cの3つの放送局を検出したとすると、第1メモリの情報格納領域のうち第1領域の予め放送局ごとに指定してある例えばポジション番号1にB局,番号5にA局,番号6にC局のごとく情報が格納されることになり、また、アナログチューナによる有局判断処理で例えばD,E,Fの3つの放送局を検出したとすると、第2メモリの情報格納領域のうち第2領域の予め放送局ごとに指定してある例えばポジション番号92にE局,番号93にD局,番号96にF局のごとく情報が格納される。この場合、例えば、ポジション番号2,3,4は空きであり、第2メモリのポジション番号92に格納したE局の情報が第2メモリのポジション番号2にコピーされ、第2メモリのポジション番号93に格納したD局の情報が第2メモリのポジション番号3にコピーされ、第2メモリのポジション番号96に格納したF局については情報をコピーしないといった処理が可能になる。
【0010】
第2メモリの第2領域は、指定放送局用領域と非指定放送局用領域とに分けられており、指定放送局の有局判断時にはそのチャンネルのチューニング情報を指定放送局用領域に格納する一方、非指定の放送局の有局判断時にはそのチャンネルのチューニング情報を非指定放送局用領域に格納し、オートソーティングに際しては、指定放送局用領域に格納されているアナログ放送のチューニング情報を第2メモリにおける第1領域にコピーするようにしてもよい。
【0011】
第1CPUと第2CPUとの間の通知処理により、各メモリには各ポジションがディジタル放送についての情報なのかアナログ放送についての情報なのかを示す判別情報が格納されるように構成してもよい。ここで、通常の選局動作として例えばポジション3がユーザーにより指定され、アナログ側の第2メモリにおいてポジション3に情報が無いとした場合にディジタル側CPUに選局動作を行わせ、ディジタル側の第1メモリにおいてもポジション3に情報が無いとした場合にそのことをアナログ側CPUに通知するといった処理も考えられるが、これでは各CPU間での無駄な通知動作が発生する。上記構成であれば、例えばポジション3がユーザーにより指定され、アナログ側の第2メモリにおいてポジション3はディジタル放送であることの情報があれば、ディジタル側CPUに選局動作を行わせればよく、何の情報もなければディジタル側CPUに選局動作を行わせるための通知は行わないといった処理とすることができる。
【0012】
第2CPUから第1CPUへの通知処理により、第1メモリにはアナログ放送に対応する各ポジションについてアナログ放送の放送局名についての情報が格納されるように構成してもよい。これによれば、ディジタル側の処理部にオンスクリーンディスプレイ回路を備えてチャンネルリストを表示する場合に、どのポジションにどのアナログ放送の放送局が割り当てられているかを表示できる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。
【0014】
図1は地上波ディジタル放送と地上波アナログ放送をユーザーが任意に視聴できる欧州対応の放送受信装置20を示したブロック図である。この放送受信装置20は、アナログ放送を受信するためのアナログモジュール18及びディジタル放送を受信するためのディジタルモジュール19を備える。
【0015】
地上波アンテナ1は、地上放送波を受信し、受信信号をアナログチューナ2およびディジタルチューナ3に与える。各チューナは、選局処理回路やミキサ(混合器)などを備えて成る。ミキサは希望チャンネルの信号と局部発振信号とを混合して中間周波数信号を生成する。局部発振信号を生成する回路は例えば印加電圧によって容量が変化する可変容量ダイオード等を備えて成り、ミキサから一定の中間周波数の信号が出力されるように、希望チャンネルの信号に対応させて変化させた局部発振信号を生成する。選局処理回路は、各チャンネルに対応した印加電圧(同調電圧)のデータを受け取り、電圧値に変換して可変容量ダイオードに与える。
【0016】
また、アナログモジュール18はテレビジョン信号に含まれているテレテキスト情報(例えば走査線の6ラインから22ラインに重畳されている)を抜き取って図示しないテレテキストデコーダに与える。このテレテキストデコーダによって局名情報(8/30format1(ヨーロッパテレテキストフォーマット)を取り出し、アナログ側CPU6に与えることができる。局名情報は、例えば4桁の数字列であるが、この数字列と局名文字列(例えば、BBC1やCH4等の文字列であり、これをCH.ID(図7参照)と呼ぶこととする)との対応テーブルを備えることで、局名情報に基づき局名文字列(CH.ID)を判別することができる。また、アナログモジュール18は、アナログ用の図示しないOSD(オンスクリーンディスプレイ)回路を備えており、アナログ側CPU6から出力指示された文字情報に基づくビットマップデータを表示映像に組み込めるようになっている。
【0017】
ディジタルモジュール19には、図示しないデマルチプレクサ(DEMUX)やAVデコーダなどが備えられている。デマルチプレクサは、ディジタルチューナ2から出力されるトランスポート・ストリームを、MPEG(Moving Picture Experts Group)のビデオトランスポートパケットやオーディオトランスポートパケットを取り出すとともに、ESG(EVENT SCHEDULE GUIDE)なども分離する。デマルチプレクサは、ビデオトランスポートパケットとオーディオトランスポートパケットをAVデコーダに供給し、ESGをディジタル側CPU9に供給する。また、ディジタルモジュール19には、図示しないOSD回路が設けられており、ディジタル側CPU9から出力指示された文字情報に基づくビットマップデータを表示映像に組み込むようになっている。
【0018】
受像管11は信号切り替えスイッチ10を経て供給されるアナログ放送の受信映像或いはディジタル放送の受信映像の表示を行う。信号切り替えスイッチ10の操作はアナログ側CPU6によってなされ、アナログチューナ2による選局状態においては信号切り替えスイッチ10をアナログ側に切り替え、ディジタルチューナ3による選局状態においては信号切り替えスイッチ10をディジタル側に切り替えるようになっている。
【0019】
アナログ側CPU6は、アナログチューナ2に対する選局制御、アナログ側メモリ(EEPROM等)7へのチューニング情報等の書込/読出の制御、リモコン送信機4やキー入力部5からの指示内容に基づく各種の処理を行う。指示内容がディジタル放送に関するものである場合、アナログ側CPU6がディジタル側CPU9に指示内容を伝える。
【0020】
ディジタル側CPU9は、ディジタルチューナ3に対する選局制御、ディジタル側メモリ(EEPROM等)8へのチューニング情報等の書込/読出の制御、デマルチプレクサやAVデコーダに対する制御など、ディジタル放送に関する制御を行うようになっている。そして、ディジタル側CPU9とアナログ側CPU6との間で各種情報のやり取りを行うようになっている。
【0021】
アナログ側メモリ7は、例えばポジション番号1〜99までの情報格納領域を有している。そして、図5に示すように、ポジション番号81〜99までがオートチューニング時におけるアナログ放送の情報格納領域として割り当てられ、更に、このなかでポジション番号91〜96が指定ポジションとされている。指定ポジション番号91〜96は、予め定めた放送局の情報を格納するように割り当てられている。
【0022】
ディジタル側メモリ8は、同様にポジション番号1〜99までの情報格納領域を有している。そして、ポジション番号1〜80がディジタル放送の情報格納領域として割り当てられている。
【0023】
次に、ディジタル・アナログ放送受信装置20におけるオートチューニング/オートソーティング処理を説明していく。リモコン送信機4等によってオートチューニング/オートソーティングが指示されると、アナログ側CPU6は、ディジタル側CPU9に対してディジタル放送のオートチューニングの開始を指示する。ディジタルモジュール19では、図2のフローチャートに示すように、オートチューニング処理を最も周波数が低いチャンネル(UHF21局)からスタートし(ステップS1)、ディジタル放送の有無を判断する(ステップS2)。ディジタル放送が無ければ最終チャンネルか否かを判断し(ステップS4)、最終チャンネルでなければチャンネル番号を一つ上に設定し(ステップS5)、ステップS2に戻る。ディジタル放送が有れば、ESGに基づいて放送局名や送信チャンネルなどの情報を抽出してディジタル側メモリ8のポジション番号1〜80(POS1〜POS80)に格納し(ステップS3)、ステップS4に進む。なお、上記の情報にはディジタルモジュール19側で当該放送がアナログ放送なのかディジタル放送なのかを判別するためのHandle No.(図4ではHD.NO.と表記している)を付加する。どのポジションにディジタル放送の情報が格納されたかについては、ディジタル側CPU9からアナログ側CPU6に伝えておく。
【0024】
ディジタル放送のオートチューニングが終了すると(ステップS4でYES)、ディジタル側CPU9はアナログ側CPU6に対してサーチが終了したことを通知する。アナログモジュール18では、オートチューニング処理を最も周波数が低いチャンネル(UHF21局)からスタートし(ステップS6)、アナログ放送の有無を判断する(ステップS7)。アナログ放送が無ければ最終チャンネルか否かを判断し(ステップS9)、最終チャンネルでなければチャンネル番号を一つ上に設定し(ステップS10)、ステップS7に戻る。アナログ放送が有れば、テキスト放送のパケットから局名情報や送信チャンネルなどの情報を抽出し、送信チャンネル番号やチューニング情報をアナログ側メモリ7に格納し(ステップS8)、ステップS9に進む。アナログ側メモリ7においては、図5に示したように、指定ポジション番号91〜96は、予め定めた放送局の情報を格納するように割り当てられているので、放送局名が「BBC1」を示す場合にはポジション91に情報を格納し、放送局名が「BBC2」を示す場合にはポジション92に情報を格納することになる。一方、放送局名が予め定めた放送局でない場合には、無指定ポジション81から順に空いているポジションに情報を格納していく。また、予め定めた放送局が判明して以降において同一の放送局が検出された場合にも、無指定ポジション81から順に空いているポジションに情報を格納していく。また、アナログ側CPU6は、テキスト放送のパケットから抽出した局名情報に基づいて得られる放送局名(局名を表す文字情報)であるCH.IDをポジション番号と共にディジタル側CPU9に伝える。ディジタル側CPU9はディジタル側メモリ8の対応ポジションに放送局名を記憶させる。
【0025】
ここで、図3に示すごとく、UHF23局とUHF28局にディジタル放送が存在し、UHF29局(放送局CH4とする)とUHF32局(放送局BBC1とする)とUHF41局(放送局BBC2とする)とUHF47局(放送局ITVとする)にアナログ放送が存在する場合を想定すると、先のディジタル放送のオートチューニングにより、UHF23局とUHF28局についての情報がディジタル側メモリ8に格納され、この格納情報がアナログ側CPU6に伝えられ、次のアナログ放送のオートチューニングにより、UHF29局とUHF32局とUHF41局とUHF47局についての情報がアナログ側メモリ8に格納され、この格納情報がディジタル側メモリ8に伝えられることになる。
【0026】
アナログ放送のオートチューニングが終了すると(ステップS9でYES)、ディジタル側メモリ8のポジション番号1〜6の全てが空いているかどうかを判断する(ステップS11)。この判断でYESとされた場合には、アナログ側メモリ7のポジション番号1〜6にポジション番号91〜96の情報をコピーする(ステップS12)。一方、NOとされた場合には、ディジタル側メモリ8において、ポジション番号1〜6の一部が空いているかどうかを判断する(ステップS13)。この判断でYESとされた場合には、アナログ側メモリ7のポジション番号1〜6の空きにポジション番号91〜96の情報をコピーする(ステップS14)。具体的には、ディジタル側メモリ8のポジション番号3が空いていれば、アナログ側メモリ7のポジション番号93の情報をアナログ側メモリ7のポジション番号3にコピーする。同様に、ディジタル側メモリ8のポジション番号4が空いていれば、アナログ側メモリ7のポジション番号94の情報をアナログ側メモリ7のポジション番号4にコピーする。
【0027】
ステップS13でNOとされた場合は、ディジタル側メモリ8のポジション番号1〜6の全てに情報が格納されていることになり、かかる場合にはアナログ側メモリ7でのコピー処理は行わず、オートチューニング/オートソーティング処理を終了することとする。
【0028】
ここで、仮に、ディジタル放送が全く受信できなかったとすると、図6(この図ではアナログ側のポジション番号とディジタル側のポジション番号を別個に示すのではなく、重ねたかたちで示している)のA行に示すごとく、ポジション番号1〜6に指定のポジション番号91〜96の情報がコピーされ、ポジション番号7以降には無指定のポジション番号81〜83の情報がコピーされるといったことが一例として生じる。
【0029】
また、仮に、ディジタル放送を全て受信することができたとすると、図6のB行に示すごとく、ポジション番号1〜9はディジタル放送の情報で占められることになる。なお、BBCは「BBC1」と「BBC2」と「BBC news」と「BBC choice」のマルチプレクス放送とし、チャンネル番号(CH.NO.)が同じでも、各々が一つのポジションを占めることとしている(図4参照)。
【0030】
また、仮に、一部のディジタル放送を受信できたとすると、図6のC行に示すごとく、ポジション番号1,2,6,7,8がディジタル放送の情報で占められ、空き領域であるポジション番号3,4,5にポジション番号93,94,95の情報がコピーされるといったことが一例として生じる。
【0031】
ソーティングの内容は、アナログ側CPU6からディジタル側CPU9に伝えられ、ディジタル側CPU9は、ディジタル側メモリ8の対応ポジションに情報を記憶させる。
【0032】
図7は、図6のC行に対応させて、アナログ側メモリ7とディジタル側メモリ8の情報格納内容を示している。各メモリには、アナログ側CPU6とディジタル側CPU9との間の互いの通知により、各ポジションがディジタル放送なのかアナログ放送なのかの情報(アナログ側メモリでは「D/A」、ディジタル側メモリでは「handle NO.」)が格納される。なお、図7のアナログ側メモリにおいて示しているCH.IDは局名文字列であるが、これをアナログ側メモリ7に格納しておく必要は特にない。一方、ディジタル側メモリ8では、ディジタル側のOSDでチャンネルリスト等を表示させるため、アナログ放送のCH.ID(局名文字列)を保持することとしている。
【0033】
オートチューニング/オートソーティング処理終了後の選局手順について説明する。リモコン送信機4等により例えばポジション番号3(POS3)を選択すると、アナログ側CPU6は図7のメモリ内容に基づいて、ポジション番号3はアナログ放送でUHF47局であることを把握できるので、アナログモジュール18にてUHF47局を選局し、受像管11にアナログ放送映像を映し出すことになる。リモコン送信機4等による指示はアナログ側CPU6が受けるので、上記のアナログ放送の選局に際してはディジタルモジュール19側での選局動作は行われないこととなるが、アナログ側CPU6がディジタル側CPU9に対して選局動作を禁止する指示を出すようにしてもよい。
【0034】
また、リモコン送信機4等により例えばポジション番号2(POS2)を選択すると、アナログ側CPU6は図7のメモリ内容に基づいて、ポジション番号2はディジタル放送であることを把握できるので、ポジション番号「2」の情報及びディジタルモジュール19側での選局要求をディジタル側CPU9に伝える。この場合、アナログモジュール18側での選局動作は行わないこととなる。ディジタル側CPU9は、ディジタル側メモリ8のポジション番号2の格納情報に基づいてディジタル放送の「BBCtwo」はUHF23局に存在すること認識し、その選局動作を実行する。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ディジタル放送については予め定めた所定のポジションを優先的に割り当て、空いているポジションにアナログ放送を自動的に割り当てていくことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態のディジタル・アナログ放送受信装置を示したブロック図である。
【図2】オートチューニング/オートソーティングの処理手順を示したフローチャートである。
【図3】放送局の存在形態を例示した説明図である。
【図4】ディジタル放送をその局名に基づいて予め指定のポジションに配置することを示した説明図である。
【図5】アナログ放送をその局名に基づいて予め指定のポジションに配置することを示した説明図である。
【図6】アナログ放送のみ受信した場合、ディジタル放送を全て受信した場合、及び一部のディジタル放送のみ受信した場合における、各々のポジション状態の一例を示した説明図である。
【図7】図6の一部のディジタル放送のみ受信した場合におけるアナログ側メモリ及びディジタル側メモリの情報格納内容を示した説明図である。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 アナログチューナ
3 ディジタルチューナ
6 アナログ側CPU
7 アナログ側メモリ
8 ディジタル側CPU
9 ディジタル側メモリ
18 アナログモジュール
19 ディジタルモジュール
Claims (5)
- ディジタル放送を受信するディジタルチューナとアナログ放送を受信するアナログチューナの両方を備えたディジタル・アナログ放送受信装置において、ディジタルチューナによる有局判断処理を担当する第1CPUと、ポジション番号に対応した情報格納領域を有し、第1CPUの制御下にてチューニング情報の格納が行われる第1メモリと、アナログチューナによる有局判断処理を担当する第2CPUと、ポジション番号に対応した情報格納領域を有し、第2CPUの制御下にてチューニング情報の格納が行われる第2メモリと、を備え、第1メモリと第2メモリは互いに対応する第1領域と第2領域を有しており、オートチューニングに際し、ディジタルチューナによる有局判断処理で有局判断がなされたときにはそのチャンネルのチューニング情報を第1メモリの第1領域に格納すると共にそのことを第2CPUに通知し、アナログチューナによる有局判断処理で有局判断がなされたときにはそのチャンネルのチューニング情報を第2メモリの第2領域に格納し、オートソーティングに際しては、第2メモリの第1領域であって第1メモリにおける第1領域のなかの空きポジション番号に対応するポジション番号に、第2メモリの第2領域に格納したアナログ放送のチューニング情報をコピーするように構成したことを特徴とするディジタル・アナログ放送受信装置。
- 請求項1に記載のディジタル・アナログ放送受信装置において、アナログ放送波とディジタル放送波の各々に含まれている放送局情報を検出する手段を有し、予め指定してある放送局についてのチューニング情報は各メモリの指定ポジションに格納するように構成したことを特徴とするディジタル・アナログ放送受信装置。
- 請求項2に記載のディジタル・アナログ放送受信装置において、第2メモリの第2領域は、指定放送局用領域と非指定放送局用領域とに分けられており、指定放送局の有局判断時にはそのチャンネルのチューニング情報を指定放送局用領域に格納する一方、非指定の放送局の有局判断時にはそのチャンネルのチューニング情報を非指定放送局用領域に格納し、オートソーティングに際しては、指定放送局用領域に格納されているアナログ放送のチューニング情報を第2メモリにおける第1領域にコピーするように構成したことを特徴とするディジタル・アナログ放送受信装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載のディジタル・アナログ放送受信装置において、第1CPUと第2CPUとの間の通知処理により、各メモリには各ポジションがディジタル放送についての情報なのかアナログ放送についての情報なのかを示す判別情報が格納されるように構成したことを特徴とするディジタル・アナログ放送受信装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のディジタル・アナログ放送受信装置において、第2CPUから第1CPUへの通知処理により、第1メモリにはアナログ放送に対応する各ポジションについてアナログ放送の放送局名についての情報が格納されるように構成したことを特徴とするディジタル・アナログ放送受信装置。
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