JP3609700B2 - Decorative sheet for uneven glass surface - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は凹凸ガラス面用装飾シートに関し、より詳しくは平滑なガラス面は勿論のこと表面に凹凸を有するガラス面に対しても貼り付け可能であり、しかも容易且つ綺麗にガラス面から剥がすことができる、凹凸ガラス面に特に好適に使用可能な装飾シートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、家やオフィス等のガラス窓の内側から貼り付けることによって、屋外や隣りの部屋から内部が見えないように目隠しをするとともに室内を装飾するための装飾シートが存在している。
従来、このような装飾シートは、合成樹脂や紙等からなる基材層の裏面に粘着剤層を設けたものであって、粘着剤層の有する粘着力によってガラス面に対して接着固定されるものであった。
しかしながら、このような従来の装飾シートは一般に、ガラス面が平滑面である場合には貼り付けることが可能であったが、ガラス面が凹凸面である場合には剥がれてきたり膨らんだりして貼り付けることが困難であるという問題があった。
【0003】
一方、粘着剤層のもつ粘着力を強力にすることによって凹凸面に対しても貼り付け可能とした装飾シートも存在しているが、このようなシートは平滑面に貼る際には貼り付け面に水を塗布しなければならず面倒である上に貼り直しが難しく、しかも一旦貼り付けたシートを剥がすのは非常に困難であって、スクレーパー等を使用しても綺麗に剥がすことは難しかった。
また、凹凸面に貼り付けた場合には、水などがかかった場合に凹凸面と粘着剤層との隙間に水が入って剥がれてしまうことがあり、浴室のガラス窓等に使用するには適さなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の解決課題は、凹凸面をもつガラス面に対しても確実に貼り付けることが可能であって、しかも貼り付ける際に水を使う必要がなく貼り直しも容易であり、平滑面に貼り付けた場合でも綺麗に剥がすことができ、凹凸面に貼り付けた場合に水がかかっても容易に剥がれることがない凹凸ガラス面用装飾シートを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであって、請求項1に係る発明は、表面に装飾性を有する基材層が、裏面にガラス面に対して吸着される吸着層が備えられてなる凹凸ガラス面用装飾シートであって、該吸着層はその表面にガラス面に対して吸盤状に吸着可能に開口された多数の微細気孔を有しており、前記吸着層が、発泡倍率2〜3倍、ガラス転移点(Tg)−40〜−30℃、厚さ180〜220μmのアクリル樹脂発泡体からなることを特徴とする凹凸ガラス面用装飾シートに関する。
請求項2に係る発明は、前記吸着層上に剥離可能な剥離シート層が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の凹凸ガラス面用装飾シートに関する。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る凹凸ガラス面用装飾シート(以下、単に装飾シートという)の好適な実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明に係る装飾シートの概略断面図である。
本発明に係る装飾シート(1)は、基材層(2)と、該基材層(2)の片面に設けられた吸着層(3)と、該吸着層(3)上に設けられた剥離シート層(4)とから構成される。
【0007】
基材層(2)は、本発明に係るシートの主目的である装飾の役割を果たす層であって、その材料としては、和紙や洋紙等の紙や、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン、ABS樹脂等の合成樹脂を使用することができる。
また、この基材層(2)には、装飾性を付与するために色々な色や柄を印刷したり、エンボス加工を施したりしてもよく、またポリューム感を出すために積層してもよい。
【0008】
吸着層(3)は、装飾シート(1)をガラス面に対して貼り付けるための役割を果たす層であって、この吸着層(3)の表面には図2に示す如く、多数の独立微細気孔(5)が開口されており、表面に開口された微細気孔(5)がガラス面に圧接されることによって吸盤作用を発揮し、これにより装飾シート(1)を平滑なガラス面は勿論のこと、図3に示すように凹凸面を有するガラス(G)に対しても、ガラス表面の凹凸に沿わせて吸着することができる。
吸着層(3)の材料としては、アクリル酸、アクリル酸メリル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル等、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、アクリロニトリル及びこれらの共重合体、シリコーン樹脂、ウレタン樹脂、ポリビニルエーテル、天然ゴム、合成ゴム等が挙げられるが、中でもアクリル樹脂が粘着力や安定性に優れているため好適に使用される。
【0009】
図4に吸着層(3)の顕微鏡拡大写真(200倍)を示す。
この写真に示された吸着層は、アクリル樹脂に整泡剤等の助剤を添加してから攪拌機にて攪拌することにより発泡させた後、厚さ50μmの透明PETフィルムからなる基材に、厚さ200μmで塗布した後、乾燥させることによって形成したものである。
【0010】
アクリル樹脂を使用する場合、発泡倍率1.5〜5.0倍(好ましくは2〜3倍)、ガラス転移点(Tg)−50〜0℃(好ましくは−30〜−40℃)、塗布量(乾燥後)20〜300g/m2 、厚さ50〜400μm(好ましくは180〜220μm)、吸着力100g/cm2 以上、の条件を満たすアクリル樹脂発泡体により吸着層(3)を構成することが好ましい。
上記5つの条件のうち、特に発泡倍率、ガラス転移点、厚さの3条件は、一般的な市販の吸着シートが備えた物性値とは異なる、本発明における吸着層(3)を特徴付ける独自の設定条件であり、以下これら3条件の設定値の根拠について説明する。
【0011】
先ず、発泡倍率について述べると、上記したように発泡倍率は1.5〜5.0倍とされることが好ましい。これは、発泡倍率が1.5倍未満であると、微細気孔(5)の吸盤性能が充分に発揮されず凹凸面に対して確実に吸着させることが難しくなり、逆に5倍を超えると微細気孔が大きくなって吸着層が軟らかくなり、吸着層で層間剥離が生じ易くなるために貼り付け作業中の貼り直しができなくなり、いずれの場合も好ましくないからである。
また、ガラス転移点(Tg)は−50〜0℃とされることが好ましい。これは、ガラス転移点が0℃より高いと吸着層が硬くなって凹凸面に沿わなくなるため吸着力が低下し、逆に−50℃より低いと吸着層が軟らかくなって吸着力が高くなり過ぎるため、吸着層で層間剥離が生じ易くなって貼り付け作業中の貼り直しができなくなり、いずれの場合も好ましくないからである。
また、吸着層の厚みは50〜400μmとされることが好ましい。これは、吸着層の厚みが薄いとガラス表面の凹凸に食い込む量が小さくなって充分な吸着力を発揮することができず、逆にこれより厚すぎると不要になって剥がす際に綺麗に且つ簡単に剥がせなくなり、いずれの場合も好ましくないからである。
つまり、上記条件を満たす本発明に係る装飾シートによれば、微細気孔の吸着性能が充分に発揮され、吸着層を確実にガラスの凹凸面に沿わせて且つ凹凸に食い込ませて吸着することが可能となり、装飾シートを凹凸ガラス面に対してしっかりと確実に貼り付けることができる。
【0012】
吸着層(3)は、多数の微細気孔、即ち多数の微細な空気層を含んでいるため、目隠しの効果を発揮することができる。すなわち、室内側から吸着層(3)を通って室外側へ出射する光は多数の微細な空気層により散乱光となるため室内の様子は見えにくくなる。一方、室外側から室内側へと通る光も同様に吸着層(3)に含まれる多数の微細な空気層によって散乱光となるため、室内の明るさは減じられることなく、目隠し効果が発揮されることとなる。
また、吸着層(3)中にタルク、マイカ、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の白色粉末を分散することによって、吸着層(3)の光拡散性を調整することも可能である。
さらに、吸着層(3)に装飾性を出すための着色を施すことも可能であり、着色剤は有機及び無機顔料や染料から適宜選択することができる。
【0013】
また本発明において、基材層(2)中にタルク、ガラス、マイカ、炭酸カルシウム、シリカ、アルミナ、酸化チタン等の白色粉末を分散することによって基材層(2)を光拡散性を有する層とすることも可能である。このような構成を採用すると、吸着層(3)側、即ち室外側から装飾シート(1)に入射した光は基材層(2)で散乱光となって出射されるので室内側では明るく感じることができ、他方、吸着層(3)側、即ち室内側から入射した光も同様に基材層(2)で散乱光となるので室外から室内が見えにくくなり、室内の明るさを余り減じることなく目隠しの役割を充分に果たすことが可能な装飾シートとなる。
【0014】
剥離シート層(4)は、吸着層(3)に対して貼着され且つ必要に応じて剥離可能なものであれば特に限定されず、例えば、剥離剤を表面に塗布した紙や、プラスチックフィルム、アルミ箔等を好適に使用することができる。
【0015】
上記構成からなる装飾シート(1)は、剥離シート層(4)を吸着層(3)から剥がして吸着層(3)をガラス面に押しつけるだけで、図5に示すようにガラス窓(G)の内面側に簡単に貼り付けることができ、これによって室内側から装飾を楽しむことができるとともに、外部からガラス窓(G)を通して内部が視認されることが防がれる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に係る発明は、表面に装飾性を有する基材層が、裏面にガラス面に対して吸着される吸着層が備えられてなる凹凸ガラス面用装飾シートであって、該吸着層はその表面にガラス面に対して吸盤状に吸着可能に開口された多数の微細気孔を有しており、前記吸着層が、発泡倍率2〜3倍、ガラス転移点(Tg)−40〜−30℃、厚さ180〜220μmのアクリル樹脂発泡体からなることを特徴とする凹凸ガラス面用装飾シートであるから、吸着層をガラス面に押しつけるだけで微細気孔が吸盤状にガラス面に吸着し、凹凸を有するガラス面にて対しても簡単に貼り付けることができ、水がかかっても剥がれることがない。また、平滑なガラス面に貼り付けてもガラス面に跡を残すことなく綺麗且つ簡単に剥がすことが可能である。
また、微細気孔の吸着性能が充分に発揮され、吸着層を確実にガラスの凹凸面に沿わせて且つ凹凸に食い込ませて吸着することが可能となり、装飾シートを凹凸ガラス面に対してしっかりと貼り付けることができる。
【0017】
請求項2に係る発明は、前記吸着層上に剥離可能な剥離シート層が設けられてなることを特徴とする請求項1記載の凹凸ガラス面用装飾シートであるから、使用しないときには吸着層を剥離シート層によって保護し、吸着性能を長期間にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る凹凸ガラス面用装飾シートの概略断面図である。
【図2】本発明に係る凹凸ガラス面用装飾シートの吸着層を示す概略図である。
【図3】本発明に係る凹凸ガラス面用装飾シートを凹凸を有するガラス面に吸着した状態を示す概略図である。
【図4】吸着層の顕微鏡拡大写真(200倍)である。
【図5】本発明に係る凹凸ガラス面用装飾シートの使用状態を示す図である。
【符号の説明】
1 凹凸ガラス面用装飾シート
2 基材層
3 吸着層
4 剥離シート層
5 微細気孔
G ガラス(面)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a decorative sheet for concavo-convex glass surfaces, and more specifically, it can be applied to a glass surface having irregularities on the surface as well as a smooth glass surface, and can be easily and cleanly peeled off from the glass surface. The present invention relates to a decorative sheet that can be used particularly suitably on an uneven glass surface.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there has been a decorative sheet for decorating a room while being blindfolded so that the interior cannot be seen from the outside or an adjacent room by being attached from the inside of a glass window of a house or office.
Conventionally, such a decorative sheet is provided with a pressure-sensitive adhesive layer on the back surface of a base material layer made of synthetic resin or paper, and is adhesively fixed to the glass surface by the pressure-sensitive adhesive force of the pressure-sensitive adhesive layer. It was a thing.
However, in general, such a conventional decorative sheet can be applied when the glass surface is a smooth surface, but when the glass surface is an uneven surface, the decorative sheet is peeled off or swelled. There was a problem that it was difficult to attach.
[0003]
On the other hand, there is a decorative sheet that can be applied to uneven surfaces by strengthening the adhesive strength of the adhesive layer. It was cumbersome and difficult to reapply, and it was very difficult to peel off the pasted sheet, and it was difficult to remove it neatly using a scraper etc. .
In addition, if it is applied to an uneven surface, it may be peeled off due to water entering the gap between the uneven surface and the adhesive layer when water is applied. It was not suitable.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The problem to be solved by the present invention is that it can be reliably applied even to a glass surface having an uneven surface, and it is not necessary to use water when applying, and it is easy to reattach, and it is applied to a smooth surface. An object of the present invention is to provide a decorative sheet for an uneven glass surface that can be peeled cleanly even when attached, and does not easily peel off even when applied to water when applied to an uneven surface.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the invention according to
The invention according to
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of a decorative sheet for an uneven glass surface according to the invention (hereinafter simply referred to as a decorative sheet) will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a schematic sectional view of a decorative sheet according to the present invention.
The decorative sheet (1) according to the present invention is provided on the base layer (2), the adsorption layer (3) provided on one side of the base layer (2), and the adsorption layer (3). It is comprised from a peeling sheet layer (4).
[0007]
The base material layer (2) is a layer serving as a decoration which is the main purpose of the sheet according to the present invention, and the material thereof is paper such as Japanese paper or Western paper, or polyester such as polyethylene terephthalate or polybutylene terephthalate. Resin, polyolefin resin such as polyethylene and polypropylene, polyamide resin, polyimide resin, polycarbonate resin, polyvinyl chloride resin, polystyrene, ABS resin, and other synthetic resins can be used.
In addition, this base material layer (2) may be printed with various colors and patterns for embellishment, may be embossed, and may be laminated to give a sense of volume. Good.
[0008]
The adsorbing layer (3) is a layer that plays a role in adhering the decorative sheet (1) to the glass surface. As shown in FIG. The pores (5) are opened, and the fine pores (5) opened on the surface are brought into pressure contact with the glass surface, thereby exerting a sucker action, so that the decorative sheet (1) can of course have a smooth glass surface. Moreover, as shown in FIG. 3, it can adsorb | suck along the unevenness | corrugation of the glass surface also to the glass (G) which has an uneven surface.
Materials for the adsorption layer (3) include acrylic acid, meryl acrylate, ethyl acrylate, propyl acrylate, butyl acrylate, etc., ethyl methacrylate, butyl methacrylate, acrylonitrile and copolymers thereof, silicone resin, urethane Resins, polyvinyl ethers, natural rubbers, synthetic rubbers and the like can be mentioned. Among them, acrylic resins are preferably used because they are excellent in adhesive strength and stability.
[0009]
FIG. 4 shows an enlarged microphotograph (200 times) of the adsorption layer (3).
The adsorbing layer shown in this photo was foamed by adding an auxiliary agent such as a foam stabilizer to the acrylic resin and then stirring with a stirrer, and then on a substrate made of a transparent PET film having a thickness of 50 μm. It was formed by applying a thickness of 200 μm and then drying.
[0010]
When an acrylic resin is used, the expansion ratio is 1.5 to 5.0 times (preferably 2 to 3 times), the glass transition point (Tg) is −50 to 0 ° C. (preferably −30 to −40 ° C.), the coating amount (After drying) The adsorbing layer (3) is composed of an acrylic resin foam that satisfies the following conditions: 20 to 300 g / m 2 , thickness 50 to 400 μm (preferably 180 to 220 μm), adsorbing power 100 g / cm 2 or more. Is preferred.
Of the above five conditions, the three conditions of foaming ratio, glass transition point, and thickness are different from the physical property values of general commercially available adsorption sheets, and are unique to characterize the adsorption layer (3) in the present invention. The basis of the setting values of these three conditions will be described below.
[0011]
First, the expansion ratio is described. As described above, the expansion ratio is preferably 1.5 to 5.0. This is because if the expansion ratio is less than 1.5 times, the suction performance of the fine pores (5) is not sufficiently exhibited and it becomes difficult to reliably adsorb to the uneven surface, and conversely if it exceeds 5 times This is because the fine pores become large and the adsorbing layer becomes soft, and delamination easily occurs in the adsorbing layer, so that it is impossible to reattach during the attaching operation, which is not preferable in any case.
Moreover, it is preferable that a glass transition point (Tg) shall be -50-0 degreeC. This is because if the glass transition point is higher than 0 ° C., the adsorbing layer becomes hard and does not follow the uneven surface, so that the adsorbing force is lowered. Conversely, if it is lower than −50 ° C., the adsorbing layer becomes soft and the adsorbing force becomes too high. For this reason, delamination is likely to occur in the adsorption layer, making it impossible to reattach during the attaching operation, which is not preferable in either case.
Moreover, it is preferable that the thickness of an adsorption layer shall be 50-400 micrometers. If the thickness of the adsorbing layer is thin, the amount of biting into the irregularities on the glass surface will be small and it will not be possible to exert sufficient adsorbing power. This is because it cannot be easily peeled off and is not preferable in either case.
That is, according to the decorative sheet according to the present invention that satisfies the above conditions, the adsorption performance of the fine pores is sufficiently exerted, and the adsorption layer can be reliably absorbed along the uneven surface of the glass and bite into the unevenness. It becomes possible, and the decorative sheet can be firmly and reliably attached to the uneven glass surface.
[0012]
Since the adsorption layer (3) includes a large number of fine pores, that is, a large number of fine air layers, the effect of blindfolding can be exhibited. That is, the light emitted from the indoor side through the adsorption layer (3) to the outside of the room becomes scattered light by a large number of fine air layers, so that the state of the room becomes difficult to see. On the other hand, light passing from the outdoor side to the indoor side is also scattered light by a large number of fine air layers included in the adsorption layer (3), so that the brightness of the room is not reduced and the blinding effect is exhibited. The Rukoto.
It is also possible to adjust the light diffusibility of the adsorption layer (3) by dispersing white powder such as talc, mica, calcium carbonate, silica, alumina, titanium oxide in the adsorption layer (3).
Furthermore, the adsorbing layer (3) can be colored to give decorativeness, and the colorant can be appropriately selected from organic and inorganic pigments and dyes.
[0013]
In the present invention, the base layer (2) is a layer having light diffusibility by dispersing white powder such as talc, glass, mica, calcium carbonate, silica, alumina, titanium oxide in the base layer (2). It is also possible. When such a configuration is adopted, the light incident on the decorative sheet (1) from the adsorbing layer (3) side, that is, from the outdoor side is emitted as scattered light from the base material layer (2), so it feels bright on the indoor side. On the other hand, since the light incident from the adsorption layer (3) side, that is, the indoor side is also scattered light by the base material layer (2), it is difficult to see the room from the outside, and the brightness of the room is greatly reduced. It becomes a decorative sheet capable of fulfilling the role of blindfold without any problems.
[0014]
The release sheet layer (4) is not particularly limited as long as it is attached to the adsorption layer (3) and can be peeled off as necessary. For example, paper or plastic film coated with a release agent on the surface Aluminum foil or the like can be preferably used.
[0015]
The decorative sheet (1) having the above-described configuration can be obtained by peeling the release sheet layer (4) from the adsorption layer (3) and pressing the adsorption layer (3) against the glass surface, as shown in FIG. It can be easily pasted on the inner surface side of the door, thereby making it possible to enjoy decoration from the indoor side and preventing the inside from being visually recognized through the glass window (G) from the outside.
[0016]
【The invention's effect】
As described above, the invention according to
In addition, the adsorption performance of fine pores is fully demonstrated, it is possible to securely adsorb the adsorption layer along the uneven surface of the glass and bite into the uneven surface, and firmly attach the decorative sheet to the uneven glass surface Can be pasted.
[0017]
Since the invention which concerns on
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a decorative sheet for an uneven glass surface according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view showing an adsorption layer of the decorative sheet for concave and convex glass surfaces according to the present invention.
FIG. 3 is a schematic view showing a state in which the uneven glass surface decorative sheet according to the present invention is adsorbed on the uneven glass surface.
FIG. 4 is a microscopic magnified photograph (200 times) of an adsorption layer.
FIG. 5 is a view showing a usage state of the decorative sheet for uneven glass surface according to the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
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