JP3609587B2 - ゲームソフト等の収納ケース - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内部にゲームソフト、ゲーム用のコントローラ、配線コードその他の小物備品や文房具等の防犯用タグを取付け難い商品を防犯用タグと一緒に収納して、施錠することができるゲームソフト等の収納ケースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来CD、ビデオテープ等の商品を不正に店頭から持ち出されないように、商品に磁気的或いは電気的に反応する防犯用タグを取り付けていた。しかし、ゲームソフト等の商品は直接的に防犯用タグを取り付けることが困難であり、接着テープまたは紐などを介して防犯用タグを取り付けても、防犯用タグを引き剥がされたり、切り取られて持ち出されることがあった。そこで、このような事態を解決するために、防犯用タグとゲームソフト等の防犯用タグが取り付け難い商品とを一緒にして施錠できる容器または陳列棚に入れ、販売または貸し出す際に施錠を解除して商品(ゲームソフト)のみを容器または陳列棚から取り出してお客に渡していた。
【0003】
ところが、従来から使用されている容器または陳列棚用のロック機構は、シリンダー錠やタンブラー錠を使用することが多く、特定の鍵を使って施錠・解錠するものである。これらのロック機構は、その用途に応じて使用されるものであるが、ゲームソフト店やCDショップやビデオレンタルショップ等においては、店員の居る店頭から不正に商品の持ち出しを防止するために使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ゲームソフトやそれに関連する小物備品等においては、直接防犯用タグを取付けることが困難であるが、店舗の性格上から手にとって見ることができるように店頭に陳列することが好ましく、また仮に、容器またはガラス張りの陳列棚内に収納して施錠するとしても、客の要望によってその都度陳列棚内から商品を取り出さなくてはならず、その上に一種類の鍵で全ての錠前を開けることはできず、多数の鍵をもって対応する錠前を迅速に解錠するのは、取り扱いが煩雑であると共に、多くの店員を常駐させる必要があり経済的にも不利になると云う問題点がある。
【0005】
本発明の目的は、これら従来の問題点を解決しようとするものであって、不正に防犯用タグを取り外したり除去したりすことのできないゲームソフト等の収納ケースを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明のゲームソフト等の収納ケースは、品物の出し入れ可能な開口部を有する収納容器本体と、該収納容器本体の開口部にスライドさせて取り外し可能に取り付けられる蓋体と、該蓋体の一端に板バネの挟持により出没状態が保持されるロック部材で蓋体の移動を制限するロック機構とを備え、前記蓋体をスライドさせ前記開口部を閉成する位置で前記ロック機構を作用させて蓋体の開成を阻止する構成である。
【0007】
前記収納容器本体は、空気口兼フック穴及び/又はロック機構の近傍にロック非常解除用穴を有すること、及び前記ロック機構の板バネは、U字状に形成してロック部材を両側から挟持する構成にしたことである。
【0008】
本発明に係るゲームソフト等の収納ケースでは、ゲームソフト等の商品をそのまま防犯用タグと共に収納容器本体内に格納することができ、蓋体がロック機構によって開成を阻止しているので、収納容器本体から商品を取り出して不正に持ち出すことができないのである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面を参照しつつ説明する。図1は本発明のゲームソフト等の収納ケースの一実施例を示す斜視図、図2は同ゲームソフト等の収納ケースの要部斜視図、図3は同ゲームソフト等の収納ケースのロック部を示す縦断面図、図4は同ゲームソフト等の収納ケースのロック部を示す横断面図である。
【0010】
図1に示すように、ゲームソフト等の収納ケース10は、品物の出し入れ可能な開口部11を有する収納容器本体12と、この収納容器本体12の開口部11に対して取り外し可能に取り付けられる蓋体13とから構成されている。
【0011】
収納容器本体12は、合成樹脂から構成されており、適度な剛性と、弾性とを有している。また、収納容器本体12の底面には、収容する小物が抜け出ない程度の空気口兼フック穴14が形成されており、例えば、収納容器本体12の内側断面積と略等しいようなゲームソフトを収納・排出する際に商品の挿入・抜き出しを容易としている。なお、空気口兼フック穴14は、底面以外の他の部位であってもよい。
【0012】
収納容器本体12は、透明或いは半透明の部材から構成されているので、収納したゲームソフト等のジャケットを外部から視認することができ、店頭に陳列しても、消費者にゲームソフトの内容を確認する邪魔になることがない。
【0013】
収納容器本体12の開口部で嵌合される蓋体13に設けられたロック機構19の近傍には、ロック非常解除用穴15が形成されている。このロック非常解除用穴15は、例えば、ロック機構が所定の解錠具で解除されても何らかの関係でロック部材が移動しない状態になったときに、ロック非常解除用穴15から適宜の治具を差し込んでロック部材を下から押し上げることができるようにしたものである。
【0014】
収納容器本体12の開口部11近傍は、比較的肉厚に形成されると共に、両側にあり溝16が平行に形成されている。また、あり溝16の奥端部には、ストッパー17が形成されており、蓋体13の取り付け移動を一方向からしか行えないように規制している(図1、2参照)。
【0015】
蓋体13は、収納容器本体12の開口部11近傍に形成された両側のあり溝16に摺動可能にそれぞれ嵌合するありほぞ18が両内側に形成されている。したがって、蓋体13は両内側に形成されたありほぞ18があり溝16内を移動することで、収納容器本体12の開口部11に対してスライド可能に取り付けられるのである。
【0016】
また、蓋体13の一端側にはロック機構19が取り付けられており、このロック機構は、板バネ20と該板バネ20により突出状態と没入状態とが保持されるロック部材21とから構成されている。板バネ20は、本実施例ではU字状に折り曲げて形成されており、その先端部がロック部材21の両側を挟んで保持している。また、ロック部材21は中央部から上方を細身の釦部21aとすることで中央部に係合段部21bが形成され、細身の釦部21aはロック機構19の上面から突出可能に配設されており、操作者はこの突出した釦部21aを指で押すことによりロック操作をする。
【0017】
次に、以上のように構成されたゲームソフト等の収納ケース10の使用について説明する。先ず、収納ケース10内にゲームソフト等を収納する場合には、蓋体13を取り外した状態で、開口部11からゲームソフト等の商品と防犯用タグとを一緒にして収納容器本体12内に入れた後、開口部11の一端部側から蓋体13のほぞ18をあり溝16に嵌合させ、蓋体13をスライドさせて収納容器本体12の開口部11を閉める。この場合に、ロック機構19におけるロック部材21は、その釦部21aが上面に突出した状態にある。そして、施錠する場合には、突出している釦部21aを押し込むと、ロック部材21が蓋体13の下面から収納容器本体12内に突出して蓋体13のスライド移動が抑制され、開口部11が開放されなくなるので収納容器本体12からゲームソフト等を取り出すことができない。
【0018】
ロック機構19の施錠は、上記したようにロック機構の頂部から上に突出した釦部21aを指で押し込むことにより行うが、その釦部21aが押し込まれることにより、ロック部材21の両側に配設された板バネ20が、両側の係合段部21bに係合し、ロック部材21を収納容器本体12内に突出させた状態を維持するのである。
【0019】
このようにして、ロック部材21が収納容器本体12内に突出すると、蓋体13のスライド移動が抑制されて施錠状態になる。そして、ロック部材21は、両側の係合段部21bに板バネ20が弾性的に係合しているので、ロックが外れる虞もない。
【0020】
また、ロック機構19を解錠する場合には、所定の解錠具を使用する。この解錠具は、例えば、ロック機構19をそのまま収納できる凹部を有し、その凹部の両側に強力な磁石を備えたものである。そして、収納容器本体12の蓋体13を下側にしてロック機構19を解錠具の凹部に入れると、両側の強力な磁石によって板バネ20を外側方向へ引き寄せ、板バネ20の両先端がロック部材21の係合段部21bから外れ、ロック部材21が自由になって自重により下降、即ち外部に突出し、ロックが解除される。なお、ロック部材21が何らかの都合で下降しない場合は、ロック非常解除用穴15から適宜の針状材またはスペースがある場合には指を入れ、ロック部材を外側に押し出すようにする。ロック部材21が外側に突出すると、蓋体13が自由にスライド移動することができ、開口部11を開放してゲームソフト及び防犯用タグ等を取り出すことができる。
【0021】
以上の実施例は、ゲームソフト等を収納する場合について説明したが、ゲーム用のコントローラ、配線コード、文房具等の小物の収納にも適している。
尚、本発明は以上の実施例に限ることなく、本発明の技術思想に基づいて種々の変形が可能である。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゲームソフト等の収納ケースでは、品物の出し入れ可能な開口部を有する収納容器本体と、該収納容器本体の開口部にスライドさせて取り外し可能に取り付けられる蓋体と、該蓋体の一端に板バネの挟持により出没状態が保持されるロック部材で蓋体の移動を制限するロック機構とを備え、前記蓋体をスライドさせ前記開口部を閉成する位置で前記ロック機構を作用させて蓋体の開成を阻止する構成にしたことにより、ゲームソフト等の防犯用タグを取付けることが困難なものをそのまま防犯用タグと一緒に収納し、店頭の陳列棚に展示することができ、しかも防犯タグが入っていることで、不正に商品を持ち出されることがない。また、利用客が不正に磁石を使用して板バネを引き寄せて解錠しようとしても、強力な磁石を狭い間隔で保持しながら作業するのは困難であり、現実に解錠は容易ではない。
【0023】
また、前記収納容器本体は、空気口兼フック穴を有するので、収納するゲームソフト等が収納容器本体12の開口幅一杯であっても円滑に挿入することができると共に、商品を陳列する際に空気口兼フック穴を利用して吊り下げることもできる。
【0024】
更に、前記収納容器本体は、ロック機構の近傍にロック非常解除用穴を有するので、何らかの要因によりロック部材が動かなくなったときに、ロック機構を破壊することなく、このロック非常解除用穴から針状材または指を入れてロック部材を外側へ押し出すこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゲームソフト等の収納ケースの一実施例を示す斜視図である。
【図2】同ゲームソフト等の収納ケースの要部斜視図である。
【図3】同ゲームソフト等の収納ケースのロック部を示す縦断面図である。
【図4】同ゲームソフト等の収納ケースのロック部を示す横断面図である。
【符号の説明】
10 ゲームソフト等の収納ケース
11 開口部
12 収納容器本体
13 蓋体
14 空気口兼フック穴
15 ロック非常解除用穴
16 あり溝
17 ストッパー
18 ありほぞ
19 ロック機構
20 板バネ
21 ロック部材
21a 釦部
21b 係合段部
Claims (3)
- 品物の出し入れ可能な開口部を有する収納容器本体と、該収納容器本体の開口部にスライドさせて取り外し可能に取り付けられる蓋体と、該蓋体の一端に板バネの挟持により出没状態が保持されるロック部材で蓋体の移動を制限するロック機構とを備え、前記蓋体をスライドさせ前記開口部を閉成する位置で前記ロック機構を作用させて蓋体の開成を阻止する構成にしたことを特徴とするゲームソフト等の収納ケース。
- 収納容器本体は、空気口兼フック穴及び/又はロック機構の近傍にロック非常解除用穴を有することを特徴とする請求項1記載のゲームソフト等の収納ケース。
- ロック機構の板バネは、U字状に形成してロック部材を両側から挟持する構成にしたことを特徴とする請求項1記載のゲームソフト等の収納ケース。
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JPH1135063A JPH1135063A (ja) | 1999-02-09 |
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1997
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