JP3609368B2

JP3609368B2 - Work machine

Info

Publication number: JP3609368B2
Application number: JP2001345251A
Authority: JP
Inventors: 徳三最田; 隆文和田; 勝彦湯川
Original assignee: Kubota Corp
Current assignee: Kubota Corp
Priority date: 2001-11-09
Filing date: 2001-11-09
Publication date: 2005-01-12
Anticipated expiration: 2015-09-29
Also published as: JP2002180499A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バックホー等の作業機械に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
バックホー等の作業機械は、クローラ走行装置の上部に、旋回台を具備した上回り機体が設けられている。そして、この上回り機体の一側部には、ブームとショベルとを有する掘削装置等の作業部が設けられている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
この種、作業機械では、上回り機体がクローラ走行装置の幅と同等又は幅広に形成されていたため、上回り機体に対し、その乗降用のステップ装置を別途付属させる必要があった（例えば特開平５−１２５７４２号公報等参照）。
従って、上回り機体の構造複雑化及び幅寸法の大型化等を招来していた。また、上回り機体への乗降がし難いという難点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、上回り機体の構造簡潔化及び幅寸法の小型化や上回り機体への乗降容易化等を図ることができるようにした作業機械を提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明では、上記目的を達成するために、次の技術的手段を講じた。
即ち、本発明は、左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走行装置の上部に上回り機体が旋回自在に設けられ、該上回り機体の前部に作業部が設けられており、前記上回り機体は、その後端部の旋回半径が左右幅を最大としたクローラ走行装置の幅方向外端縁から旋回中心までの距離に略対応され、且つ作業部を進行方向へ向けた状態における幅方向両側面が、左右幅を最大としたクローラ走行装置の上部空間を上方及び前後方向に開放可能とするように前記クローラ走行装置の長手方向に沿った立面形状に形成されており、前記上回り機体の上部には、該上回り機体に設けたエンジンの全体を被覆する開閉自在なボンネットが備えられ、このボンネットは、前記エンジンの上方を全面的に開放するようにその全体を開放可能として設けられていることを特徴としている。
【０００５】
このような構成であれば、上回り機体が作業部を進行方向へ向けることによってクローラ走行装置の上部空間が上方及び前後方向に開放されるものであるから、クローラ走行装置の上面を、上回り機体への乗降用ステップとして利用することができる。すなわち、上回り機体に対し、わざわざステップ装置等を付属させる必要はない。また、クローラ走行装置の上部空間が前後方向にも開放され、当該クローラ走行装置上を前後方向に通行可能となる。
本発明は、左右幅を拡縮変更可能としたクローラ走行装置の上部に上回り機体が旋回自在に設けられ、該上回り機体の前部に作業部が設けられており、この上回り機体は、その後端部の旋回半径が左右幅を最大としたクローラ走行装置の幅方向外側端から旋回中心までの距離に略対応され、且つ作業部を進行方向へ向けた状態における幅方向両側面が、左右幅を最大としたクローラ走行装置の上部空間を上方及び前後方向に開放可能とするように前記クローラ走行装置の長手方向に沿った立面形状に形成され、且つ前記幅方向両側面間の機体幅が、最も狭くしたクローラ走行装置の左右幅と略同幅とされており、前記上回り機体の上部に、該上回り機体に設けたエンジンの全体を被覆する開閉自在なボンネットが備えられ、このボンネットは、前記エンジンの上方を全面的に開放するようにその全体を開放可能として設けられていることを特徴としている。
【０００６】
このような構成によって、上記と略同様の作用効果を奏する。
上記の場合、前記ボンネット上に座席装置が載設されており、前記ボンネットは座席装置を含む全体を開閉するように設けられていることが推奨される。
前記上回り機体には作業部を進行方向へ向けた状態でクローラ走行装置の上部空間に臨む乗降部が設けられており、該乗降部からクローラ走行装置の上面部までの高さ寸法と、該クローラ走行装置の上下方向寸法とが同一又は近似するように形成された構成にするのが好適である。
【０００７】
このような構成であれば、クローラ走行装置の上面をステップとして利用する場合に、このクローラ走行装置上面を中心とする上下の段差寸法（足の上げ下ろし幅）が略同じとなり、昇り降りの容易化が図れる。
前記上回り機体には作業部を進行方向へ向けた状態でクローラ走行装置の上部空間に臨む乗降部が設けられており、該乗降部は歩行スペースに十分な幅で上回り機体を通り抜けて形成された構成にするのが好適である。
このような構成であれば、上回り機体に対する乗降が一層容易になる。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。
図１乃至図３は本発明の実施形態の一つである作業機械１を示しており、この作業機械１において、２はクローラ走行装置であり、３は旋回台４を具備した上回り機体である。
上回り機体３にはその上部に運転台７が設けられており、この運転台７の中央部を横切るようにして歩行スペース及び操縦スペースを兼ねた乗降部８が設けられている。そして、この乗降部８を挟んだ一方側には座席装置９が、他方側には操作レバー１０ａや操作ペダル１０ｂ等を有する操縦装置１０が設けられている。また図２中に示す１１はキャノピである。
【０００９】
なお、以下の説明では、座席装置９に着座した運転者を基準として、上回り機体３の「前（図１左）」、「後（図１右）」、「左（図１下）」、「右（図１上）」を言うものとする。
上回り機体３の前部側となる側部には作業部１２が設けられている。図２で示した作業部１２は、左右方向のスイング、上下揺動及び関節揺動が可能になされたブーム１３とその先端部のショベル１４とを有して掘削装置を構成するようになっている。ただ、ブーム１３には杭打ちや削岩等を行うブレーカー、又は地盤固め等を行うランマー等（いずれも図示略）を設けることが可能であるので、作業部１２としての構成や作業内容等は適宜変更可能ということになる。
【００１０】
クローラ走行装置２において、１７は遊動輪であり、１８は同軸上に走行用モータ（図示略）を具備する駆動輪である。また、このクローラ走行装置２には、遊動輪１７が配置される側（図２左側）において突出するドーザ装置２０が設けられている。従ってこのクローラ走行装置２は、クローラ周方向の駆動輪１８側で接地面に対して引張力が作用するような循環駆動をさせる場合、即ち、遊動輪１７やドーザ装置２０が配された側を前進方向とするのが、高推進力を得るうえで一般的な使用状況とされる。
【００１１】
図１から明らかなように、上回り機体３の後端部３Ａにおける旋回半径は、左右幅を最大としたときのクローラ走行装置２の幅方向外側端２Ａから旋回軸心Ｑまでの距離Ｌに略対応されている。
より詳しくは、上回り機体３の後部面３ａは、旋回台４が旋回する場合の旋回中心Ｑを中心とし、且つ左右のクローラ走行装置２の幅を最大に拡げたときにおける全幅寸法の１／２以下を半径とする円弧カーブを有した立面形状に形成されている。このため、旋回台４の旋回時にも上回り機体３の後部面３ａがクローラ走行装置２よりも幅方向外方へ突出しない。
【００１２】
すなわち、この作業機械１はいわゆる後方小旋回型として構成されており、運転者は、旋回を伴った作業をするに際しても運転台７の後方に神経を使わなくてもよく、作業に専念できるものである。
また、上回り機体３の左側面３ｂ及び右側面３ｃは互いに平行する直線状の立面形状に形成されている。これらの立面形状は、旋回中心Ｑを中心とした円の一部をカットするようにして形成させてあり、従って作業部１２をクローラ走行装置２の進行方向へ向けた状態では、左側面３ｂ及び右側面３ｃの両脇部においてクローラ走行装置２の上部空間が上方及び前後方向に開放されることになる。
【００１３】
このようなことから、クローラ走行装置２において開放される上面部分を、上回り機体３（乗降部８）への乗降用ステップとして利用することができることになる。また、当然にクローラ走行装置２の上面部分を前後方向に通行可能となる。
そして、図３に示すようにこの乗降部８からクローラ走行装置２の上面部までの高さ寸法Ｓと、クローラ走行装置２の上下方向寸法Ｈとは、互いに同一寸法又は近似した寸法になるように形成されている。従って、クローラ走行装置２の上面をステップとして昇り降りする場合に、クローラ走行装置２の上面より上と下とで段差寸法（足の上げ下ろし幅）が略同じになり、昇り降りが容易に行えるようになっている。
【００１４】
なお、クローラ走行装置２は、左右幅を拡縮変更可能になっているが、最も幅狭にした場合には機体側と略同幅となっている。
操縦装置１０には、乗降時に用いることができる手摺り２２が設けられている。
一方、上回り機体３の前部面３ｄ寄り（図１参照）にあって、上記作業部１２と操縦装置１０とは幅方向に振り分け配置とされており、このうち作業部１２（スイング支点２３）に対応する部分では後部面３ａと同様な円弧カーブを有した立面形状に形成されている。そして、この円弧カーブに沿った近傍に作業部１２のスイング支点２３が位置付けられていると共に、図４及び図５に示すように乗降部８の下部（旋回台４の内部）に、流体圧シリンダ等により構成されたスイング駆動装置２４が設けられている。
【００１５】
このため、上記乗降部８は、上回り機体３に対してその幅方向を略真っ直ぐに通り抜けるかたちで形成可能になっており、上回り機体３にはその左右いずれからでも乗り降りが可能になっている。
ところで、上記座席装置９は、内部に機関部等を収めたボンネット２５上に載設されている。そして、上記したように上回り機体３において作業部１２と操縦装置１０とは幅方向に振り分け配置になっているので、これに伴って座席装置９は操縦装置１０に対応すべくボンネット２５の左側へ配してある。
【００１６】
前記ボンネット２５は、図５に示すように、上回り機体３に設けられたエンジン３１，ラジエータ２６、マフラー２８，油圧ポンプ２９等を全体的に被覆している。
そして、上記のように座席装置９がボンネット２５上の左側へ配してあるという事情から、ボンネット２５内では、座席装置９の右隣に対応する部分で、高さ寸法としての嵩ばり、及び通風用開口の確保のうえで制限の多いラジエータ２６を配置するようにしてある。
【００１７】
また、このラジエータ２６の配置に関連して、図５及び図６に示すように上回り機体３の左側（座席装置９の下部の左寄り）においてマフラー２８、油圧ポンプ２９、燃料タンク３０が上下方向に重合状となる配置にすると共に、この配置部とラジエータ２６との間にエンジン３１を配して全体が１列状に横並びする配置にしてある。
これらのことは、上記したように上回り機体３に対する乗降部８の通り抜けを真っ直ぐなものとさせるうえで重要な役割を呈しており、しかも乗降部８として十分な歩行スペースを確保させるうえでも有益なものとなっている。
【００１８】
なお、図５中において３４はラジエータ２６に付設されたファンであり、３５はエアクリーナである。
上回り機体３の旋回台４は、駆動軸３８ａを下向きにした状態で上回り機体３側に固定された旋回モータ３８により、クローラ走行装置２側に固定された内歯ギヤに内接噛合しているピニオン（いずれも図示略）を回転（自転）させつつ、自ら円周移動（公転）させるようになったものであるが、このときの旋回中心Ｑは、図２に示すようにクローラ走行装置２における長手方向（進行方向）の中心位置Ｐよりも、遊動輪１７やドーザ装置２０が配された側へ偏らせるようにして設定されている。
【００１９】
そのため、作業部（バケット）１２をドーザ装置２０側へ向けて作業する場合には、旋回中心Ｑよりもその後方（図２右方）へ張り出すクローラ走行装置２の長さが長くなっていることに起因して、それだけ掘削作業等に必要とされる有効接地面積を大きくでき、またドーザ装置２０によって荷重バランスも保たれるものとなるので、接地力が高くなって、作業性も増すものである。
すなわち、作業部１２による掘削初期のときは、バケットの位置を機体より遠くして接地してから掘削するが、その反力で機体が浮上ろうとするのを、クローラ走行装置２の後側の接地長を長くすることにより、機体重心を後方に転移させることで浮上りを防止し、一方、掘削が進行してバケットが深く入り込んで掘削するときは、その掘削反力で機体が引きずられるのは前部に設けたドーザ装置２０を接地しておくことで防止するのである。
【００２０】
また、作業部１２をドーザ装置２０と逆方向へ向けて作業する場合の掘削初めのときには、ドーザ装置２０をアウトリガーとして使用することで機体重心を前方にに転移して機体の浮上りを防止し、掘削進行しての機体の引きずりはクローラの後方の接地長を長くしたことで防止し、ここに接地力としての不安はない。従ってこの場合にも、作業性に何ら問題はない。
なお、一般に接地力を高めるうえではクローラ走行装置２の全体長さを長くすればよいものであるが、クローラ走行装置２の長大化は走行ターン時の小回り半径が大きくなり、また作業機械１全体としての大型化及び重量化を招来することになる。従って、上記のような旋回中心Ｑの偏心は好適な措置であると言うことができる。
【００２１】
旋回台４の後部側にはカウンターウエイト４０が設けられている。このカウンターウエイト４０は、旋回台４の下面レベルから乗降部８の上面ラインを超えて更に上方へ立ち上がる高さを有しており、旋回台４及びボンネット２５との接続部分は滑らかな曲線によって形成されている。
図５及び図６に示すようにカウンターウエイト４０の内側は凹設されており、この内側部分における乗降部８の上面ラインよりも上位置、即ち、カウンターウエイト４０の後上部の内側には、旋回台４に対してボンネット２５を開閉可能に支持するためのヒンジ支点部４２（図６にのみ示す）が設けられている。４３は、ボンネット２５側に固定されたヒンジアームである。すなわち、このカウンターウエイト４０はボンネット２５の開閉支持を兼ねており、ボンネット２５は、上記ヒンジ支点部４２を中心として座席装置９等を含めた全体が前側から開放するものとなっている。
【００２２】
このため、図６に示すように、ボンネット３１内に収められていた機関部（エンジン３１等）は、その上方及び側方が全面的に開放されるようになっている。ヒンジ支点部４２が乗降部８の上面ラインよりも上位置とされ、且つカウンターウエイト４０の内部に設けられる（隠される）ようになっているため、旋回台４に対してボンネット２５を閉止した場合、旋回台４、カウンターウエイト４０及びボンネット２５の各相互間隙間は、可及的に小さくできる。また、カウンターウエイト４０の後端上部縁には、開閉するボンネット２５との干渉を逃げるための面取り４５を施してあり、このことも、各相互間隙間（特にカウンターウエイト４０とボンネット２５との隙間）を小さくするうえで、好適となっている。従って、見栄え的に違和感がなく、また機関部に対する防水・防塵性能を高めるうえでも好適となっている。
【００２３】
なお、旋回台４に対してボンネット２５が閉止される上面部分は乗降部８の上面ラインと面一になっており、ボンネット２５の閉止状態を嵌め合いによって保持させるような段差は設けられていない（図示は省略するが、ボンネット２５の内周面に当接するゴムやスポンジ等の弾性材は旋回台４上に設けられている）。このようなことから、旋回台４は乗降部８を含めて全体塗装を施すことが容易となり、またボンネット２５の開閉を繰り返しても、塗装ハゲ等を防止できる利点がある。
【００２４】
カウンターウエイト４０の内部には作動油タンク４７が設けられ、またこの作動油タンク４７の上部にはバッテリー４８が設けられるようになっている。これらの配置についても、ボンネット２５内における機関部の収まりを良好にし、そのコンパクト化に繋がるため、前記した乗降部８の形状的且つスペース的確保にとって有益に作用している。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
【００２５】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、上回り機体において、作業部を進行方向へ向けた状態で幅方向両側に面する部分がクローラ走行装置の上部空間を上方及び前後方向に開放可能な立面形状に形成されているので、クローラ走行装置の上面を、上回り機体への乗降用ステップとして利用することができる。従って、上回り機体に対しては、わざわざステップ装置等を付属させる必要がなく、上回り機体の構造簡潔化及び幅寸法の小型化を図ることができる。また、上回り機体に対する乗降が容易に行える。
【００２６】
前記上回り機体に設ける乗降部に対し、この乗降部からクローラ走行装置の上面部までの高さ寸法と、該クローラ走行装置の上下方向寸法とを同一又は近似するように形成させれば、クローラ走行装置の上面をステップとして利用する場合の昇り降りが容易となる。
前記上回り機体に設ける乗降部につき、歩行スペースに十分な幅で上回り機体を通り抜けて形成しておけば、上回り機体に対する乗降が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態の一例である作業機械を示す平面図である。
【図２】図１の作業機械の側面図である。
【図３】図１の作業機械の正面図である。
【図４】図１のＡ−Ａ線拡大矢視図である。
【図５】上回り機体の上部に設けられたボンネットの内部を示した平面配置図である。
【図６】上回り機体の上部に設けられたボンネットの内部を示した側面図である。
【符号の説明】
１作業機械
２クローラ走行装置
３上回り機体
３ｂ左側面
３ｃ右側面
４旋回台
７運転台
８乗降部
１２作業部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a work machine such as a backhoe.
[0002]
[Prior art]
A work machine such as a backhoe is provided with an upper machine body having a swivel at the top of a crawler traveling device. A working unit such as an excavator having a boom and an excavator is provided on one side of the upper body.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In this type of work machine, since the upper machine body is formed to be equal to or wider than the width of the crawler traveling device, it is necessary to separately attach a step device for getting on and off the upper machine body (for example, Japanese Patent Laid-Open No. Hei 5- No. 125742).
Therefore, the structural complexity of the upper body and the enlargement of the width dimension were caused. In addition, it was difficult to get on and off the upper aircraft.
The present invention has been made in view of the above circumstances, and provides a working machine capable of simplifying the structure of the upper machine body, reducing the width dimension, facilitating getting on and off the upper machine body, and the like. For the purpose.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In the present invention, in order to achieve the above object, the following technical means are taken.
That is, according to the present invention, the upper machine body is turnably provided on the upper part of the crawler traveling device whose left-right width can be enlarged and reduced, and the working unit is provided at the front part of the upper machine body. The both sides of the width direction in the state where the turning radius of the end portion substantially corresponds to the distance from the outer edge in the width direction of the crawler traveling device having the maximum left-right width to the turning center, and the working portion is directed in the traveling direction, The upper space of the crawler traveling device having the maximum width is formed in an elevational shape along the longitudinal direction of the crawler traveling device so that the upper space can be opened upward and frontward and rearward. An openable / closable bonnet that covers the entire engine provided in the upper machine body is provided, and the bonnet is provided so that the entire engine can be opened so as to fully open the upper part of the engine. It is characterized in Rukoto.
[0005]
With such a configuration, the upper space of the crawler traveling device opens the upper space in the crawler traveling device in the upward and front-rear direction by directing the working unit in the traveling direction. It can be used as a step for getting on and off. That is, it is not necessary to attach a step device or the like to the upper machine body. Further, the upper space of the crawler traveling device is also opened in the front-rear direction, so that the crawler traveling device can pass in the front-rear direction.
According to the present invention, an upper machine body is provided at an upper portion of a crawler traveling device whose left-right width can be enlarged and reduced, and a working unit is provided at a front portion of the upper machine body. The left and right sides of the crawler traveling device with the maximum left and right width substantially correspond to the distance from the outer end in the width direction of the crawler travel device to the center of rotation and the working part is directed in the traveling direction. The upper space of the crawler traveling device is formed in an upright shape along the longitudinal direction of the crawler traveling device so that the upper space can be opened upward and forward and backward, and the body width between both side surfaces in the width direction is the largest. The width of the crawler traveling device is substantially the same as the width of the narrower crawler travel device, and an openable / closable bonnet that covers the entire engine provided on the upper machine body is provided on the upper machine body. It is characterized in that provided as openable in its entirety to fully open the top of the engine.
[0006]
With such a configuration, there are substantially the same effects as described above.
In the above case, it is recommended that a seat device is mounted on the bonnet, and the bonnet is provided so as to open and close the whole including the seat device.
The upper machine body is provided with a boarding / alighting part facing the upper space of the crawler traveling device with the working unit directed in the traveling direction, and the height dimension from the boarding / alighting unit to the upper surface of the crawler traveling device, and the crawler It is preferable to adopt a configuration in which the vertical dimension of the traveling device is the same or approximate.
[0007]
With such a configuration, when the upper surface of the crawler traveling device is used as a step, the upper and lower step dimensions (foot raising and lowering widths) around the upper surface of the crawler traveling device are substantially the same, and ascending and descending is facilitated. Can be planned.
The upper machine body is provided with a boarding / alighting part facing the upper space of the crawler traveling device with the working part directed in the traveling direction, and the boarding / alighting part is formed through the upper machine body with a sufficient width for a walking space. It is preferable to use a configuration.
Such a configuration makes it easier to get on and off the upper aircraft.
[0008]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
1 to 3 show a work machine 1 that is one embodiment of the present invention. In this work machine 1, 2 is a crawler traveling device, and 3 is an upper machine body equipped with a swivel 4. .
A driver's cab 7 is provided at the upper part of the upper body 3, and a boarding / alighting portion 8 that doubles as a walking space and a maneuvering space is provided so as to cross the center of the driver's cab 7. A seat device 9 is provided on one side of the boarding / alighting portion 8, and a control device 10 having an operation lever 10a, an operation pedal 10b, and the like is provided on the other side. Further, 11 shown in FIG. 2 is a canopy.
[0009]
In the following description, with reference to the driver seated on the seat device 9, the “front (left in FIG. 1)”, “rear (right in FIG. 1)”, “left (lower in FIG. 1)” Let's say "right (upper figure 1)".
A working portion 12 is provided on the side portion that is the front portion side of the upper body 3. The working unit 12 shown in FIG. 2 includes a boom 13 that can swing in the left-right direction, swinging up and down, and swinging the joint, and an excavator 14 at the tip thereof to constitute an excavator. Yes. However, since the boom 13 can be provided with a breaker that performs pile driving or rock drilling, or a rammer that performs ground compaction or the like (both not shown), the configuration and work contents of the working unit 12 are as follows. It can be changed as appropriate.
[0010]
In the crawler traveling device 2, 17 is an idler wheel, and 18 is a drive wheel having a traveling motor (not shown) coaxially. The crawler traveling device 2 is provided with a dozer device 20 that protrudes on the side where the idler wheel 17 is disposed (left side in FIG. 2). Therefore, the crawler traveling device 2 is configured to perform a circulation drive in which a tensile force acts on the ground contact surface on the drive wheel 18 side in the crawler circumferential direction, that is, on the side where the idler wheel 17 and the dozer device 20 are arranged. The forward direction is a general use situation for obtaining a high driving force.
[0011]
As is apparent from FIG. 1, the turning radius at the rear end 3A of the upper machine body 3 is approximately equal to the distance L from the outer end 2A in the width direction of the crawler traveling device 2 to the turning axis Q when the left-right width is maximized. It is supported.
More specifically, the rear surface 3a of the upper machine body 3 is centered on the turning center Q when the turntable 4 turns, and is 1/2 of the full width when the width of the left and right crawler traveling devices 2 is maximized. It is formed in an elevational shape having an arc curve with the following radius. For this reason, the rear surface 3a of the upper machine body 3 does not protrude outward in the width direction from the crawler traveling device 2 even when the swivel 4 is turned.
[0012]
In other words, the work machine 1 is configured as a so-called small rear turning type, and the driver does not need to use nerves behind the driver's cab 7 when working with turning, and can concentrate on the work. It is.
Further, the left side surface 3b and the right side surface 3c of the upper machine body 3 are formed in a straight vertical surface shape parallel to each other. These elevation surface shapes are formed by cutting a part of a circle centering on the turning center Q. Therefore, when the working unit 12 is directed in the traveling direction of the crawler traveling device 2, the left side surface 3b is formed. In addition, the upper space of the crawler traveling device 2 is opened upward and in the front-rear direction at both sides of the right side surface 3c.
[0013]
For this reason, the upper surface portion opened in the crawler traveling device 2 can be used as a step for getting on and off the upper machine body 3 (the getting on and off unit 8). Naturally, the upper surface portion of the crawler traveling device 2 can pass in the front-rear direction.
As shown in FIG. 3, the height dimension S from the getting-on / off part 8 to the upper surface part of the crawler traveling device 2 and the vertical dimension H of the crawler traveling device 2 are the same or approximate to each other. Is formed. Therefore, when climbing up and down using the upper surface of the crawler traveling device 2 as a step, the step size (up and down width of the foot) is substantially the same above and below the upper surface of the crawler traveling device 2, so that the ascending and descending can be performed easily. ing.
[0014]
Although the crawler traveling device 2 can be changed in size in the left-right direction, the crawler traveling device 2 has substantially the same width as that of the machine body side when the width is narrowest.
The steering device 10 is provided with a handrail 22 that can be used when getting on and off.
On the other hand, near the front surface 3d of the upper machine body 3 (see FIG. 1), the working unit 12 and the control device 10 are arranged in the width direction, and of these, the working unit 12 (swing fulcrum 23). The portion corresponding to is formed in an upright shape having a circular arc curve similar to that of the rear surface 3a. A swing fulcrum 23 of the working unit 12 is positioned in the vicinity along the circular arc curve, and a fluid pressure cylinder is provided below the boarding / unloading unit 8 (inside the swivel 4) as shown in FIGS. A swing drive device 24 is provided.
[0015]
For this reason, the said boarding / alighting part 8 can be formed in the form which passes the width direction substantially straight with respect to the upper body 3, and the upper body 3 can be boarded / exited from either the right or left.
By the way, the seat device 9 is mounted on a bonnet 25 in which an engine part and the like are housed. As described above, since the working unit 12 and the control device 10 are arranged in the width direction in the upper body 3, the seat device 9 moves to the left side of the bonnet 25 so as to correspond to the control device 10. It is arranged.
[0016]
As shown in FIG. 5, the bonnet 25 entirely covers the engine 31, the radiator 26, the muffler 28, the hydraulic pump 29 and the like provided in the upper machine body 3.
Since the seat device 9 is arranged on the left side of the bonnet 25 as described above, in the bonnet 25, the bulk corresponding to the right dimension of the portion corresponding to the right side of the seat device 9, and In order to secure the opening for ventilation, the radiator 26 with many restrictions is arranged.
[0017]
In relation to the arrangement of the radiator 26, as shown in FIGS. 5 and 6, the muffler 28, the hydraulic pump 29, and the fuel tank 30 are arranged in the vertical direction on the left side of the upper body 3 (to the left of the lower part of the seat device 9). The arrangement is a superposition, and the engine 31 is arranged between the arrangement portion and the radiator 26 so that the whole is arranged in a row.
These things play an important role in making the passage of the boarding / alighting part 8 straight with respect to the upper airframe 3 as described above, and are also useful in securing a sufficient walking space as the boarding / alighting part 8. It has become a thing.
[0018]
In FIG. 5, 34 is a fan attached to the radiator 26, and 35 is an air cleaner.
The swivel 4 of the upper machine body 3 is internally meshed with an internal gear fixed on the crawler traveling device 2 side by a turning motor 38 fixed on the upper machine body 3 side with the drive shaft 38a facing downward. The pinion (none of which is not shown) is rotated (spinned) and moved around (revolved) by itself. The turning center Q at this time is the crawler traveling device 2 as shown in FIG. It is set so as to be biased toward the side where the idler wheel 17 and the dozer device 20 are arranged with respect to the center position P in the longitudinal direction (traveling direction).
[0019]
Therefore, when working the working unit (bucket) 12 toward the dozer device 20, the length of the crawler traveling device 2 that projects rearward (rightward in FIG. 2) from the turning center Q is longer. As a result, the effective ground contact area required for excavation work and the like can be increased, and the load balance can be maintained by the dozer device 20, so that the ground contact force is increased and the workability is increased. It is.
That is, at the initial stage of excavation by the working unit 12, the bucket is positioned after being grounded away from the airframe, and the excavation is performed by the reaction force. By increasing the length, the aircraft's center of gravity is shifted backward to prevent lifting, while when excavation proceeds and the bucket enters deeply, the aircraft is dragged by the excavation reaction force. This is prevented by grounding the dozer device 20 provided at the front.
[0020]
In addition, at the beginning of excavation when working unit 12 is operated in the opposite direction to dozer device 20, the dozer device 20 is used as an outrigger so that the center of gravity of the airframe is shifted forward to prevent the airframe from rising. The drag of the airframe during the excavation is prevented by increasing the ground contact length behind the crawler, and there is no fear of ground contact here. Therefore, in this case, there is no problem in workability.
In general, in order to increase the contact force, the entire length of the crawler traveling device 2 may be increased. However, the increase in the length of the crawler traveling device 2 results in an increase in the small turning radius during the traveling turn, and the work machine 1 as a whole. As a result, an increase in size and weight will be incurred. Therefore, it can be said that the eccentricity of the turning center Q as described above is a suitable measure.
[0021]
A counterweight 40 is provided on the rear side of the turntable 4. The counterweight 40 has a height that rises further upward from the lower surface level of the swivel base 4 beyond the upper surface line of the boarding / alighting part 8, and the connecting portion between the swivel base 4 and the bonnet 25 is formed by a smooth curve. Has been.
As shown in FIGS. 5 and 6, the inside of the counterweight 40 is recessed, and the swivel is positioned above the upper surface line of the boarding / alighting portion 8 in this inner portion, that is, inside the rear upper part of the counterweight 40. A hinge fulcrum portion 42 (shown only in FIG. 6) for supporting the bonnet 25 so as to be openable and closable with respect to the base 4 is provided. 43 is a hinge arm fixed to the bonnet 25 side. That is, the counterweight 40 also serves as an opening / closing support for the bonnet 25, and the bonnet 25 as a whole including the seat device 9 and the like with the hinge fulcrum portion 42 as the center is opened from the front side.
[0022]
For this reason, as shown in FIG. 6, the engine part (engine 31 etc.) accommodated in the bonnet 31 is opened completely on its upper side and side. When the hood 25 is closed with respect to the swivel 4 because the hinge fulcrum part 42 is located above the upper surface line of the boarding / alighting part 8 and is provided (hidden) inside the counterweight 40. The gaps between the turntable 4, the counterweight 40, and the bonnet 25 can be made as small as possible. Further, a chamfer 45 for escaping the interference with the bonnet 25 that opens and closes is provided on the upper edge of the rear end of the counterweight 40. This is also the gap between each other (particularly the gap between the counterweight 40 and the bonnet 25). ) Is small. Therefore, it does not feel uncomfortable in appearance, and is suitable for enhancing the waterproof / dustproof performance for the engine section.
[0023]
In addition, the upper surface part where the bonnet 25 is closed with respect to the swivel 4 is flush with the upper surface line of the boarding / alighting part 8, and no step is provided to hold the closed state of the bonnet 25 by fitting. (Although not shown, an elastic material such as rubber or sponge that contacts the inner peripheral surface of the bonnet 25 is provided on the swivel 4). For this reason, the swivel base 4 can be easily painted as a whole including the boarding / unloading portion 8, and even if the bonnet 25 is repeatedly opened and closed, there is an advantage that coating baldness and the like can be prevented.
[0024]
A hydraulic oil tank 47 is provided inside the counterweight 40, and a battery 48 is provided above the hydraulic oil tank 47. These arrangements also have a beneficial effect on securing the shape and space of the boarding / alighting portion 8 in order to improve the fit of the engine portion in the bonnet 25 and to make it compact.
The present invention is not limited to the above embodiment.
[0025]
【The invention's effect】
As is clear from the above description, in the upper machine body, the part facing both sides in the width direction with the working part directed in the traveling direction has an elevational shape that can open the upper space of the crawler traveling device upward and in the front-rear direction. Since it is formed, the upper surface of the crawler traveling device can be used as a step for getting on and off the upper machine body. Therefore, there is no need to attach a step device or the like to the upper machine body, and the structure of the upper machine body can be simplified and the width dimension can be reduced. In addition, it is possible to easily get on and off the upper aircraft.
[0026]
If the height dimension from the boarding / alighting part to the upper surface part of the crawler traveling device and the vertical dimension of the crawler traveling device are formed to be the same or approximate to the boarding / alighting portion provided in the upper machine body, the crawler traveling It is easy to ascend and descend when using the upper surface of the apparatus as a step.
If the boarding / alighting portion provided on the upper body is formed so as to pass through the upper body with a sufficient width in the walking space, it is easier to get on and off the upper body.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a plan view showing a work machine that is an example of an embodiment of the present invention.
2 is a side view of the work machine of FIG. 1. FIG.
FIG. 3 is a front view of the work machine of FIG. 1;
FIG. 4 is an enlarged view taken along line AA in FIG. 1;
FIG. 5 is a plan layout view showing the inside of a bonnet provided on the upper part of the upper body.
FIG. 6 is a side view showing the inside of a bonnet provided on the upper part of the upper machine body.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Work machine 2 Crawler traveling apparatus 3 Upper body 3b Left side surface 3c Right side surface 4 Swiveling base 7 Driver's base 8 Getting on / off part 12 Working part

Claims

The upper machine body (3) is provided at the upper part of the crawler traveling device (2) whose left and right widths can be enlarged and reduced, and the working unit (12) is provided at the front part of the upper machine body (3). wherein exceeds fuselage (3), the upper space above the both widthwise side surfaces in a state toward working portion (12) to the traveling direction (3b, 3c) crawlers of the maximum left and right width (2) and and along the longitudinal direction of the crawler traveling apparatus to permit the opening in the longitudinal direction (2), is formed a part of the edge around the turning center (Q) to form the elevation shaped to cut The upper machine body (3) is provided with an openable / closable bonnet (25) covering the entire engine (31) provided on the upper machine body (3). Open the top of the engine (31) completely Working machine, characterized in that provided in its entirety openable so.

The upper machine body (3) is provided at the upper part of the crawler traveling device (2) whose left and right widths can be enlarged and reduced, and the working unit (12) is provided at the front part of the upper machine body (3). this exceeds body (3), the upper space above the both widthwise side surfaces in a state toward working portion (12) to the traveling direction (3b, 3c) crawlers of the maximum left and right width (2) and and along the longitudinal direction of the crawler traveling apparatus to permit the opening in the longitudinal direction (2), is formed a part of the edge around the turning center (Q) to form the elevation shaped to cut, The width of the airframe between the side surfaces (3b, 3c) in the width direction is substantially the same as the left and right width of the narrowest crawler traveling device (2). Opening and closing covering the entire engine (31) provided in the airframe (3) Provided with stationary bonnet (25), the bonnet (25), the work machine, characterized in that provided in its entirety openable to fully open the top of the engine (31).

The seat device (9) is mounted on the bonnet (25), and the bonnet (25) is provided so as to open and close the whole including the seat device (9). Or the work machine of 2.

The upper machine body (3) is provided with a boarding / unloading section (8) facing the upper space of the crawler traveling device (2) with the working section (12) directed in the traveling direction. The height dimension (S) to the upper surface portion of the crawler traveling device (2) and the vertical dimension (H) of the crawler traveling device (2) are formed to be the same or approximate. The work machine according to claim 1.

The upper machine body (3) is provided with a boarding / alighting part (8) facing the upper space of the crawler traveling device (2) with the working part (12) directed in the traveling direction, the boarding / alighting part (8) The work machine according to any one of claims 1 to 4, wherein the work machine is formed to pass through the upper machine body (3) with a sufficient width in a walking space.