JP3609177B2 - 相関関数測定方法及び装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、信号や各種物理量の遅延測定や位相測定などを行うための受動型の相関関数測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
被測定伝送路における周波数ごとの遅延時間や移相量を測定する方法には、大別すると、能動型の方法と受動型の方法とがある。能動型の方法は、ネットワークアナライザなどで使用されており、試験用信号を自ら発生して被測定伝送路に入力し、被測定伝送路からの出力信号によって被測定伝送路の伝達関数を求める方法である。この方法では、式(1)に示すように伝達関数の位相Phase(f)を観測周波数fで微分することによって、周波数fにおける被測定伝送路の遅延時間τ(f)を容易に求めることができる。
【0003】
【数1】
Figure 0003609177
一方、受動型の測定では、外部の信号源で発生した信号を被測定伝送路に入力させる。この場合、観測できるスペクトルが連続であるとは限らず、また、外部の信号源での変動等によってSN比も一定しないので、遅延量τの関数として相互相関関数C(τ)を式(2)のように定義し、C(τ)を最大にする遅延量τを遅延時間としていた。
【0004】
【数2】
Figure 0003609177
ここでa(t)及びb(t)は、時刻tの関数として表わされる観測信号であり、Tは相関決定のための測定時間を表わすパラメータである。図6は、制限された周波数帯域でこの演算を効率良く実施するための構成を示している。
【0005】
信号源91からの信号が、それぞれ遅延時間がτ,τで表わされる遅延要素92,93に入力するものとする。各遅延要素92,93からの出力が、観測信号a(t),b(t)で表わされている。これら観測信号a(t),b(t)に対してFFT(高速フーリエ変換)処理94,95を施すことにより、周波数fの関数としてのスペクトルS(f),S(f)を算出する。そして、観測周波数をf、観測周波数帯域の幅をΔfとして、処理96により、式(3)に示される相関関数Cab(f)を算出し、相関関数Cab(f)の位相を2πfによって除算し、Δτ(f)の近似値を求める。なお、は、複素共役を示している。
【0006】
【数3】
Figure 0003609177
Δτ(f)は、観測周波数fにおける2つの遅延要素92,93の遅延時間τ(f),τ(f)の差である。したがって、被測定伝送路への入力信号を検出してa(t)とし、被測定伝送路からの出力信号をb(t)とすることによって、この被測定伝送路における遅延時間がΔτ(f)として求められることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した受動型の測定は、観測信号a(t),b(t)の周波数スペクトルを求める必要があるので高速かつ高精度のアナログ/デジタル変換器を必要とするとともに、FFT演算や上述の式(3)の数値積分など数多くの数値演算を行わなければならないためにリアルタイムでの解析が難しい、という問題点を有する。
【0008】
本発明の目的は、高速のアナログデジタル変換器を必要とせず、特に、遅延時間Δτが観測用周波数帯域Δfに対して小さい場合(Δτ<1/Δf)に、高速かつ高精度で相関関数を決定でき、遅延時間Δτを決定できる相関関数測定方法及び装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の相関関数測定方法は、所定の観測周波数帯域において第1の観測信号と第2の観測信号の間の相関関数を測定する方法であって、前記第1の観測信号を前記観測周波数帯域に制限して第1の周波数の信号に周波数変換し、前記第2の観測信号を前記観測周波数帯域に制限し、前記第1の周波数への周波数変換時と同一の基準周波数信号に基づき、前記第1の周波数に対して所定の周波数差を有する第2の周波数の信号に前記第2の観測信号を周波数変換し、前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号を乗算し、これらの差周波数成分に対して前記基準周波数信号に基準づいてベクトル検波を行う。
【0010】
本発明の方法では、上述の式(3)に基づく演算を行う代わりに、第1の観測信号及び第2の観測信号を所定の観測周波数帯域に帯域制限して乗算し、乗算結果の差周波数成分に対してベクトル検波を施すことによって、相関関数に関する情報を得ている。この際、観測周波数帯域に帯域制限された2信号をそのまま乗算すると差周波数成分がほぼ直流成分となること、また、観測周波数帯域の信号では乗算を行う際に高すぎることなどから、周波数変換を行い、帯域制限後の第1の観測信号と第2の観測信号との間に所定の周波数差が生じるようにしている。また、乗算器に入力すべき周波数の信号に直接変換するのではなく、いったん、第1の観測信号と第2の観測信号とを同一の中間周波数に変換し、さらに再度の周波数変換を行ってから乗算器に信号を与えるようにしてもよい。なお、相関関数の測定では位相情報を保存しなければならないから、周波数変換やベクトル検波が同一の基準周波数信号に基づいて行われるように、具体的には例えば局部発振器をこの基準周波数信号に位相ロックさせるようにする必要がある。
【0011】
本発明では、ベクトル検波の方法として、基準周波数信号に基づいて上述の差周波数に相当する参照信号を発生させてベクトル検波を行なう、合成フーリエ積分(SFI;Synthesized Fourier Integration)に基づく方法を好ましく用いることができる。また、受動型の遅延時間測定を行う場合には、被測定伝送路の出力信号と入力信号をそれぞれ第1の観測信号と第2の観測信号とし、ベクトル検波によって得られた位相情報P(f)を観測角周波数2πfで除算すればよい。
【0012】
本発明の相関関数測定装置は、所定の観測周波数帯域において第1の観測信号と第2の観測信号の間の相関関数を測定する装置であって、前記第1の観測信号を前記観測周波数帯域に制限して所定の中間周波数の信号に周波数変換する第1の変換手段と、前記第2の観測信号を前記観測周波数帯域に制限し、前記第1の変換手段におけるものと同一の基準周波数信号に基づき、前記第2の観測信号を前記中間周波数の信号に周波数変換する第2の変換手段と、前記第1の変換手段から供給される信号と前記第2の変換手段から供給される信号とを乗算する乗算器と、前記第1の変換手段及び前記第2の変換手段の少なくとも一方の出力と前記乗算器との設けられたミキサと、前記ミキサごとに設けられ、前記乗算器に入力する2信号間に所定の周波数差が生じるように、前記基準周波数信号に位相ロックした局部発振信号を前記ミキサに供給する局部発振器と、前記乗算器の出力のうち差周波数成分に対して前記基準周波数信号を基づいてベクトル検波を行うベクトル検波器と、を有する。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。図1は本発明の実施の一形態の相関関数測定装置の構成を示すブロック図であり、この装置は、本発明の方法に基づいて、2つの観測信号a(t),b(t)の間の相関、典型的には、観測中心周波数をf、帯域幅をBWとする観測周波数帯域における両者間の遅延時間Δτ(f)を測定するためのものである。なお、図において周波数値がかっこ書きされているが、これらの周波数値は一例であって、本発明はこのような周波数での運用に限定されるものではない。
【0014】
観測信号a(t),b(t)を中心周波数f、帯域幅BWに帯域制限し、さらに中間周波数IF(ここでは21.4MHz)の信号に周波数変換する変換部11,12が設けられている。このうち、変換部12には基準周波数信号fref(ここでは10MHz)を発振して出力する基準発振部(不図示)が内蔵されており、変換部11,12において周波数変換を行うための局部発振部(不図示)は、この基準周波数信号frefに位相ロックして作動するように構成されている。また、観測中心周波数fの範囲は例えば0Hz〜26.5GHzであり、帯域幅BWは、例えば、10Hz〜3MHzである。変換部11,12は、例えば、RFスペクトルアナライザをゼロスパンモードで動作させることによって実現する。
【0015】
各変換部11,12の出力側には、それぞれ、ミキサ13,14が設けられており、ミキサ13,14には、基準周波数信号frefに位相ロックした局部発振器15,16が接続している。ここでは、局部発振器15の発振周波数を7MHz、局部発振器16の発振周波数を6MHzとして両者の差fを1MHzとし、ミキサ13によって観測信号a(t)が14.4±1.5MHzに、ミキサ14によって観測信号b(t)が15.4±1.5MHzに変換されるようにしている。ミキサ14の出力側には、15.4±1.5MHzのバンドパスフィルタ17が設けられ、イメージ周波数が除去されるようになっている。
【0016】
バンドパスフィルタ17の出力とミキサ13の出力とが乗算器18に入力し、14.4±1.5MHzに変換された観測信号a(t)と15.4±1.5MHzに変換された観測信号b(t)とが乗算され、乗算結果がSFIベクトル検波器19に入力する。SFIベクトル検波器19は、基準周波数信号freqを基準信号として、乗算結果のうちの差周波数f成分をベクトル検波し、振幅情報と位相情報P(f)を出力する。観測信号a(t),b(t)間の遅延時間Δτ(f)は、
【0017】
【数4】
Figure 0003609177
によって与えられる。なお、上述の装置においては、観測信号a(t)の経路にはバンドパスフィルタが設けられていないが、これは、SFIベクトル検波器19において、観測信号a(t)のイメージ周波数(28.4MHz)と観測信号b(t)との乗算結果である43.8MHz及び13MHzの信号が除去されるからである。
【0018】
次に、SFIベクトル検波器19の構成について、図2を用いて説明する。SFIベクトル検波器19は、合成フーリエ積分によって、入力信号のベクトル検波を行うものである。
【0019】
基準周波数信号frefの入力するデジタルシンセサイザ31が設けられており、デジタルシンセサイザでは、図示するように、基準周波数信号frefに応じて、階段状に数値が時間変化するデジタル信号が生成する。このデジタル信号は、一方の正弦波メモリ34に入力するとともに、デジタル加算器33を経て他方の正弦波メモリ35に入力する。デジタル加算器33では、進相量に相当する位相データが加算される。正弦波メモリ34,35は、正弦波の1周期を等分した各時間ごとに正弦波でのそのときの値を格納したものであって、一定の増分でクロックに同期して値が変化するデジタル信号を与えることにより、正弦波に相当して値が変化するデジタル信号を出力する。正弦波メモリ34,35の出力側には、それぞれ、デジタル信号とアナログ信号とを乗算するアナログデジタル乗算器36,37が設けられており、デジタル信号として正弦波メモリ34,35の出力がそれぞれアナログデジタル乗算器36,37に入力している。
【0020】
一方、アナログ信号である入力信号は、バンドパスフィルタ32を介して、アナログデジタル乗算器36,37のアナログ側の入力端子に供給されている。アナログデジタル乗算器36,37の出力は、それぞれ、積分器38,39を介し、アナログデジタル変換器40,41に入力する。そして、各アナログデジタル変換器40,41の出力は演算・表示部42に入力し、ベクトル検波結果が算出されて位相や振幅情報が出力する。
【0021】
結局、このSFIベクトル検波器19では、デジタルシンセサイザ31と正弦波メモリ34,35を使用することによって、基準周波数信号frefに位相がロックした任意の周波数の正弦波をこのSFIベクトル検波器19での参照信号として発生させることができる。そして、各アナログデジタル乗算器36,37では、基準周波数信号frefから合成された所定の周波数(上述の例では1MHz)の正弦波信号(参照信号)と入力信号とが乗算され、乗算結果が積分器38,39で積分される。したがって、デジタル加算器で加える位相データを移相量π/4に相当する値とすることにより、入力信号のうちの周波数が1MHzである成分について、余弦(コサイン)成分と正弦(サイン)成分が抽出されることとなり、ベクトル検波が実現されたことになる。
【0022】
以上、本発明の実施の形態の一つを説明したが、観測周波数の帯域幅BWがベクトル検波の周波数(1MHz)よりも十分に狭い場合には、観測信号a(t)側のミキサ13と局部発振器15を省略することも可能である。図3はこの場合の相関関数測定装置の構成を示しており、観測信号b(t)側の局部発振器16の発振周波数を1MHzとし、乗算器18には20.4MHzに周波数変換された観測信号b(t)と、中間周波数IF(21.4MHz)に周波数変換された観測信号a(t)が入力する。
【0023】
次に、上述の相関関数測定装置を用いた測定例について説明する。図4に示した例では、信号波源61に対して回路網A62、回路網B63、…が直列に接続されている。回路網A62の入力信号(信号波源61の出力信号)を観測信号a(t)とし回路網A62の出力信号を観測信号b(t)として引き出すことにより、回路網A62の動作状態や遅延特性が測定されている。この場合、信号波源61から回路網A62に入力する信号や回路網A62の出力信号は電気的な信号である必要はなく、各種センサを通じて計測される、例えば、温度、流量、音圧、変位量などの物理量で表わされるものであってもよく、観測信号a(t)とb(t)が別の物理量で表わされていてもよい。これらの場合でも、例えば遅延時間Δτ(f)から、伝搬速度や、単位時間当りの流量、伝搬距離等を求めることができる。このように、回路網や伝送路の任意の点から観測信号を引き出すことにより、動作状態の測定を行うことができる。
【0024】
図5に示した例は、本発明による相関関数測定装置を複素相関器として波動干渉器に使用し、ホログラムの記録を行うものである。音波や電波も波動であることでは光とは変わらないから、レーザ光を用いる場合と同じ原理によって、ホログラム像を得ることができる(例えば、上羽 貞行、”音波ホログラフィと騒音源探査”、計測と制御、第16巻第5号、427〜433頁、1977年)。ただしこの場合には波長が光の場合に比べて格段に長いから、固定センサ72と走査センサ73とを用意し、ホログラム観測面71内で走査センサ73をxy方向に2次元的に走査させながらデータを取得し、計算処理によってホログラム像を再生する。すなわち、固定センサ72からの信号を観測信号a(t)とし、走査センサ73からの信号を観測信号b(t)として、本実施の形態の相関関数測定装置1を用いて、ホログラム観測面71上の各点(x,y)についてのSFIベクトル検波情報(振幅と位相)Cab(x,y)を測定する。そして、測定された振幅情報と位相情報に基づき、ホログラム像再生装置74によってホログラム像を再生し、これを像表示装置75で表示すればよい。ホログラム像から波源の広がりなどを知ることができる。
【0025】
なお、観測中心周波数fと観測周波数帯域幅BWを可変として波源再生像(ホログラム像)の比較を行うことによって、波源とホログラム観測面との間の距離や波源の性質などを詳しく知ることができる。ホログラム観測面から波源までの距離は、再生された波源像の位相を観測中心周波数fで微分することによって得られる。観測中心周波数fと帯域幅BWを変化させた再生像を比較し振幅分布と位相分布の差異を利用することにより、波源間の相関関係を知ることができる。
【0026】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、2つの観測信号a(t),b(t)に対して観測周波数帯域に応じた帯域制限を行った後に、これらの間に所定の周波数差が生じるように周波数変換を行ってから乗算し、乗算結果に対してベクトル検波を行うことにより、高速のアナログデジタル変換器を必要とせず、複雑な数値計算も必要とせず、リアルタイムで被測定伝送路の遅延時間等を計算できるようになるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の相関関数測定装置の構成を示すブロック図である。
【図2】SFIベクトル検波器の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の別の実施の形態の相関関数測定装置の構成を示すブロック図である。
【図4】測定例を説明するブロック図である。
【図5】測定例を説明するブロック図である。
【図6】従来の受動型の遅延時間測定を説明する図である。
【符号の説明】
1 相関関数測定装置
11,12 変換部
13,14 ミキサ
15,16 局部発振器
17 バンドパスフィルタ
18 乗算器
19 SFIベクトル検波器
31 デジタルシンセサイザ
32 バンドパスフィルタ
33 デジタル加算器
34,35 正弦波メモリ
36,37 アナログデジタル乗算器
38,39 積分器
40,41 アナログデジタル変換器
42 演算・表示部
61 信号波源
62,63 回路網
71 ホログラム観測面
72 固定センサ
73 走査センサ
74 ホログラム像再生装置
75 像表示装置

Claims (6)

  1. 所定の観測周波数帯域において第1の観測信号と第2の観測信号の間の相関関数を測定する方法であって、
    前記第1の観測信号を前記観測周波数帯域に制限して第1の周波数の信号に周波数変換し、
    前記第2の観測信号を前記観測周波数帯域に制限し、前記第1の周波数への周波数変換時と同一の基準周波数信号に基づき、前記第1の周波数に対して所定の周波数差を有する第2の周波数の信号に前記第2の観測信号を周波数変換し、
    前記第1の周波数の信号と前記第2の周波数の信号を乗算し、これらの差周波数成分に対して前記基準周波数信号に基づいてベクトル検波を行う相関関数測定方法。
  2. 所定の観測周波数帯域において第1の観測信号と第2の観測信号の間の相関関数を測定する方法であって、
    前記第1の観測信号を前記観測周波数帯域に制限して所定の中間周波数の信号に周波数変換し、
    前記第2の観測信号を前記観測周波数帯域に制限し、前記第1の観測信号の場合におけるものと同一の基準周波数信号に基づき、前記第2の観測信号を前記中間周波数の信号に周波数変換し、
    前記中間周波数への変換後の前記第1の観測信号及び前記第2の観測信号の少なくとも一方に対して前記基準周波数信号に基づいて周波数変換を行い、前記第1の観測信号と前記第2観測信号の間に所定の周波数差を生じさせ、
    前記周波数差が生じた前記第1の観測信号と前記第2の観測信号とを乗算し、乗算の結果として生じる差周波数成分に対して前記基準周波数信号に基づいてベクトル検波を行う相関関数測定方法。
  3. 前記ベクトル検波が、合成フーリエ積分により、前記基準周波数信号に基づいて前記周波数差に相当する参照信号を生成して行われる請求項1または2に記載の相関関数測定方法。
  4. 前記ベクトル検波によって得られた位相情報を観測周波数で除算することにより、前記第1の観測信号と前記第2の観測信号の間の遅延時間を決定する請求項1乃至3いずれか1項に記載の相関関数決定方法。
  5. 所定の観測周波数帯域において第1の観測信号と第2の観測信号の間の相関関数を測定する装置であって、
    前記第1の観測信号を前記観測周波数帯域に制限して所定の中間周波数の信号に周波数変換する第1の変換手段と、
    前記第2の観測信号を前記観測周波数帯域に制限し、前記第1の変換手段におけるものと同一の基準周波数信号に基づき、前記第2の観測信号を前記中間周波数の信号に周波数変換する第2の変換手段と、
    前記第1の変換手段から供給される信号と前記第2の変換手段から供給される信号とを乗算する乗算器と、
    前記第1の変換手段及び前記第2の変換手段の少なくとも一方の出力と前記乗算器との設けられたミキサと、
    前記ミキサごとに設けられ、前記乗算器に入力する2信号間に所定の周波数差が生じるように、前記基準周波数信号に位相ロックした局部発振信号を前記ミキサに供給する局部発振器と、
    前記乗算器の出力のうち差周波数成分に対して前記基準周波数信号を基づいてベクトル検波を行うベクトル検波器と、を有する相関関数測定装置。
  6. 前記ベクトル検波器が、前記基準周波数信号から前記周波数差に相当する参照信号を生成してベクトル検波を行なう合成フーリエ積分ベクトル検波器である請求項5に記載の相関関数測定装置。
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