JP3608075B2 - 直列補償装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、直列補償装置に係り、特に、三相交流送電線のインピーダンスを各相ごとに制御するに好適な直列補償装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
三相交流送電線で構成された交流系統においては、三相交流送電線の定態安定度と過渡安定度の向上に効果があるとして、三相交流送電線の各相に直列に直列コンデンサを挿入する直列補償システムが採用されている。このシステムは、長距離送電線の多い北欧や北米・南米を中心に多く採用されている。
【0003】
直列補償システムを交流送電線に適用した場合、補償効果を大きくするために補償量を大きくすると、送電線や発電機などのL(インダクタンス)と直列補償装置のC(容量)による電気的な共振周波数が商用周波数に近づき、発電機の軸ねじれ(SSR)が問題となる。この対策として、直列コンデンサの容量をサイリスタで変えるサイリスタ制御直列コンデンサ(TCSC)がアメリカの電力研究所(EPRI)を中心に開発され、フィールドでの実証試験が行なわれている。この実証試験などによる海外での運転実績が積み重ねられれば、重負荷で電圧安定性が問題となっている日本の電力系統にも電圧安定性や定態・過渡安定性の改善にサイリスタ制御直列コンデンサが使われる可能性が大きい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
直列補償システムを用いて交流送電線のインピーダンスを制御するに際して、従来、サイリスタ制御直列コンデンサの制御方式として、三相一括した制御方式が検討されている。この制御方式は、三相一括した電圧や電流の平均値または実効値を用いて制御するものである。しかし、この制御方式を単に採用しても、送電線に非撚架や負荷のバラツキより各相間にインピーダンスの不平衡が生じた場合、各相のインピーダンスを指令値通りに制御することができないとともに、各相のインピーダンスの不平衡やバラツキを抑制することもできない。すなわち、直列コンデンサは送電線に直列に挿入されているため、サイリスタ制御直列コンデンサに対する制御を適切に行なわないと、不平衡を抑制するための各相の制御が逆に系統に外乱を与え、不平衡を助長する可能性がある。そこで、各相ごとにインピーダンスを検出し、検出したインピーダンスにしたがって各相のインピーダンスを制御する方法が検討されている。しかしこの方法を単に採用しても、各相のインピーダンスを算出する際に、高調波の影響を受けると正確なインピーダンスを算出することができない。
【0005】
本発明の目的は、高調波の影響を抑制して各相のインピーダンスを算出し、算出した各相のインピーダンスにしたがって三相交流送電線の各相のインピーダンスを制御することができる直列補償装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、三相交流送電線の各相に直列に挿入された直列コンデンサと、前記各相の直列コンデンサにそれぞれ並列接続された交流リアクトルと、前記各相の交流リアクトルにそれぞれ直列接続されて各相の点弧パルス信号に応答して前記各相の交流リアクトルを流れる電流の位相を制御するスイッチング素子と、前記各相の交流送電線の電流を検出する電流検出手段と、前記各相の直列コンデンサ両端の電圧を検出する両端電圧検出手段と、前記電流検出手段の検出電流から各相の電流の基本周波数成分を抽出するとともに前記両端電圧検出手段の検出電圧から各相の電圧の基本周波数成分を抽出するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段により抽出された各相の電流と各相の電圧に基づいて各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、各相のインピーダンス指令値と前記インピーダンス算出手段の算出値との偏差に応じて前記各相のスイッチング素子に対する点弧位相角をそれぞれ算出し各算出結果に従った制御角の指令値を生成する指令値生成手段と、この指令値生成手段の生成による各相の指令値に従って各相の点弧パルス信号を生成し各相の点弧パルス信号を前記各相のスイッチング素子に出力する点弧パルス信号生成手段とを備えてなる直列補償装置を構成したものである。
【0007】
前記直列補償装置を構成するに際しては、前記インピーダンス算出手段の代わりに、前記フィルタリング手段により抽出された各相の電流と各相の電圧をそれぞれディジタル量に変換するアナログ・デジタル変換手段と、このアナログ・デジタル変換手段により変換されたデジタル量の電流から各相の電流の実効値を算出するとともに前記アナログ・デジタル変換手段により変換されたデジタル量の電圧から各相の電圧の実効値を算出する実効値算出手段と、この実効値算出手段の算出値にしたがって各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段を設けることもできる。
【0008】
また、前記直列補償装置を構成するに際しては、前記両端電圧検出手段の代わりに、各相の直列コンデンサの一端の電圧を検出する第1の電圧検出手段と、前記各相の直列コンデンサの他端の電圧を検出する第2の電圧検出手段と、第1の電圧検出手段の検出電圧と第2の電圧検出手段の検出電圧との差から前記各相の直列コンデンサ両端の電圧を演算する電圧演算手段を設け、前記フィルタリング手段として、前記電流検出手段の検出電流から各相の電流の基本周波数成分を抽出するとともに、前記電圧演算手段の演算値から各相の電圧の基本周波数成分を抽出する機能を有するものを用いることができる。
【0009】
前記各直列補償装置を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
【0010】
前記インピーダンス算出手段は、インピーダンス算出値を上限値または下限値に制限するリミッタを備えてなる。
【0011】
前記した手段によれば、各相のインピーダンスを抽出するに際して、各相の電流の基本波成分を抽出するとともに各相の電圧の基本周波数成分を抽出し、抽出された各相の電流と各相の電圧に基づいて各相のインピーダンスを算出するようにしているため、高調波の影響を抑制したインピーダンスを算出することができ、各相のインピーダンスを正確に算出することができる。さらに算出された各相のインピーダンスと各相のインピーダンス指令値との偏差に応じて各相のスイッチング素子に対する点弧位相角を算出し、各算出結果にしたがって制御角の指令値を生成し、この指令値にしたがった点弧パルス信号を各相のスイッチング素子に与えて各相のインピーダンスを制御するようにしたため、送電線の非撚架や負荷のバラツキにより各相間のインピーダンスに不平衡が生じても、各相のインピーダンスを安定した状態にすることができるとともに各相の不平衡やバラツキを抑制することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す直列補償装置の全体構成図である。図1において、交流系統10、12とを結ぶ三相(U相、V相、W相)の交流送電線14、16、18には、各送電線14、16、18のインピーダンス(リアクトル20u、20v、20w、22u、22v、22wで表わされるインピーダンス)を補償する(打ち消す)ために、直列コンデンサCu、Cv、Cwがそれぞれ直列に挿入されている。各直列コンデンサCu、Cv、Cwには、交流リアクトルLu、Lv、LwがサイリスタThu、Thx、Thv、Thy、Thw、Thzを介して並列に接続されている。U相のサイリスタThu、Thx、V相のサイリスタThv、Thy、W相のサイリスタThw、Thzは互いに逆並列接続されて交流リアクトルLu、Lv、Lwと直列コンデンサCu、Cv、Cwにそれぞれ接続されている。そして各サイリスタThu〜Thzは制御装置24からの点弧パルス信号に応答して各リアクトルLu、Lv、Lwを流れる電流の位相を制御するスイッチング素子として構成されているとともに、直列コンデンサCu、Cv、Cw、交流リアクトルLu、Lv、Lwとともにサイリスタ制御直列コンデンサとして構成されている。
【0013】
また交流送電線14、16、18には、各相の電流を検出する電流検出手段としての交流電流検出器26u、26v、26wが設けられているとともに、各相の直列コンデンサCu、Cv、Cwの一端の電圧をそれぞれ検出する第1の電圧検出手段としての交流電圧検出器28u、28v、28wが交流送電線14、16、18に接続され、各相の直列コンデンサCu、Cv、Cwの他端の電圧を検出する第2の検出手段としての交流電圧検出器28u’、28v’、28w’が交流送電線14、16、18に接続されている。そして各交流電流検出器26u〜26w、交流電圧検出器28u〜28w’の出力はそれぞれ制御装置24に入力されている。
【0014】
制御装置24は、図2に示すように、インピーダンス検出回路30u、30v、30w、インピーダンス制御回路32u、32v、32w、切替回路34、同期信号検出回路36、同期信号作成回路(PLL)38、パルス移相回路(APS)40を備えて構成されている。 各相のインピーダンス検出回路30u、30v、30wは、交流電圧検出器28u〜28w、28u’〜28w’とともに各相の直列コンデンサCu、Cv、Cw両端の電圧を検出する両端電圧検出手段としての機能を備えているとともに、交流電流検出器28u〜28wの各検出電圧と交流電圧検出器28u’〜28w’の各検出電圧のとの差から各相の直列コンデンサCu、Cv、Cw両端の電圧を演算する電圧演算手段としての機能を備えて構成されている。さらに各相のインピーダンス検出回路30u、30v、30wは、交流電流検出器26u〜26wの検出電流と交流電流検出器28u〜28w、28u’〜28w’の検出電圧に基づいて各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段としての機能を備えて構成されている。
【0015】
具体的には、各相のインピーダンス検出回路30u、30v、30wは、図3に示すように、サンプリング回路42、減算回路44、フィルタリング回路46、アナログ・ディジタル変換回路48、除算回路50を備えて構成されている。なお、図3においては、U相のインピーダンス検出回路30uの構成についてのみ示してあり、V相、W相のインピーダンス検出回路30v、30wについては、U相のインピーダンス検出回路30uと同一構成であるので省略してある。
【0016】
サンプリング回路42は、交流電流検出器28u、28u’の検出によるU相の瞬時の電圧Vu、V’uと交流電流検出器26uの検出によるU相の瞬時の電流IuをΔtの間隔で順次サンプリングするサンプリング手段として構成されている。このサンプリング回路42においてアナログ量の交流電圧と交流電流をサンプリングするに際しては、図4に示すように、800Hzのサンプリング周波数で半サイクルの間に8個のサンプリングデータを抽出するようになっており、サンプリング回路42によりサンプリングされたデータはそれぞれ減算回路44とフィルタリング回路46に入力されている。減算回路44は、サンプリング回路42によりサンプリングされた電圧Vuと電圧Vu’との差を演算し、この演算値をU相の直列コンデンサCu両端の電圧として求める電圧演算手段として構成されており、減算回路44の演算値がフィルタリング回路46に入力されている。フィルタリング回路46は、減算回路44の演算値からU相の電圧の基本周波数成分を抽出するとともにサンプリング回路42にの出力によるU相の電流の基本波成分を抽出するフィルタリング手段として構成され、さらに、入力データ及び演算データを記憶するメモリとしての機能を備えて構成されている。そしてこのフィルタリング回路46において入力データをフィルタリングするに際しては、図4に示すように、半サイクルの間に、8個サンプリングされたデータを順次取り込み、Δt後の次のサンプリング時点では、8個データのうち最も古いデータを消去し、消去したデータの代わりに新しいデータを取り込み、常に最も新しい8個のデータでフィルタリングするように構成されている。そしてフィルタリングされたデータは高調波成分が除去されたデータとしてアナログ・ディジタル変換回路48に入力される。アナログ・ディジタル変換回路48は、フィルタリングされた電圧のデータと電流のデータをそれぞれディジタル量に変換するアナログ・ディジタル変換手段として構成されており、ディジタル量に変換されたデータはそれぞれ除算回路50に入力される。
【0017】
除算回路50は、ディジタル変換されたデータに基づいてディジタル変換された電圧データ及び電流データの実効値を求める実効値算出手段としての機能を備えているとともに、電圧の実効値と電流の実効値にしたがってU相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段としての機能を備えて構成されている。さらに除算回路50は、インピーダンス算出値を上限値または下限値に制限するリミッタとしての機能を備えて構成されている。
【0018】
除算回路50において、入力データから実効値を求めるに際しては、ディジタル変換された電圧または電流のデータX(i)(i=1、…、8)から電圧または電流の実効値を次式にしたがって求めることができる。
【0019】
実効値X=〔√ΣX(i)×X(i)〕/8
ここで、i=1〜8
一般に、半サイクルでn個サンプリングしたデータの場合は、フィルタリングもn個のデータを用いるため、n個のデータから実効値を求めるときには、次式にしたがって実効値を求めることが出来る。
【0020】
実効値X=〔√ΣX(i)×X(i)〕/n
ここで、i=1〜n
上述した実効値演算により、サンプリングごとの瞬時瞬時の電圧、電流からU相の直列コンデンサCu両端の電圧実効値V(t)とU相を流れる電流実効値I(t)が求められたあとは、除算回路50において、電圧実効値V(t)と電流実効値I(t)から瞬時瞬時のインピーダンスZ(t)が次式にしたがって求められる。
【0021】
Z(t)=V(t)/I(t)
ここで、交流電圧検出器28u、28u’の各検出電圧の差から直列コンデンサCu両端の電圧を演算する減算回路44をフィルタリング回路46の前段に設けているのは、各交流電圧検出器28u、28u’の検出電圧のデータをそれぞれ記憶する代わりに、各検出電圧の差の電圧のみを記憶することで、フィルタリングの演算処理量を少なくし、フィルタリング回路46のメモリ容量を少なくするためである。また、フィルタリング回路46の後段にアナログ・ディジタル変換回路48を設けているのは、交流電圧検出器28u、28u’、交流電流検出器26uの検出電流にノイズが重畳した場合でも、このノイズをフィルタリング回路46で除去し、アナログ・ディジタル変換回路48においてアナログ量をディジタル量に変換するときの誤変換を極力少なくするためである。
【0022】
さらに、除算回路50に、予め決められた上限値と下限値のリミッタが設けられているが、これは、交流電流検出器26uの検出電流が零となったとき、インピーダンスZ(t)=無限大となるのを有限な上限値に抑え、後述するインピーダンス制御回路32uにおいて安定な動作が得られるようにするためである。この場合、上限値は、例えば、正常時のインピーダンス値の3〜10倍の値に設定され、下限値は正常時のインピーダンス値の−3〜−10倍の値に設定されている。ここで、下限値に負の値が付されているのは、インピーダンスの容量性と誘導性を識別するためである。すなわち、図5に示すように、交流送電線のインピーダンスが容量性の場合は、直列コンデンサCuを流れる電流iに対して直列コンデンサCu両端の電圧Vcは90度位相が遅れ、逆に、誘導性の場合は、直列コンデンサCuを流れる電流に対して直列コンデンサCu両端の電圧VIは90度位相が進む。したがって、電流iが負から正に変わる時点ts1やts2の電圧の極性によって容量性か誘導性かを識別することとしている。図5では、電圧の極性が正の場合は誘導性であり、負の場合は容量性であることを示しており、インピーダンス検出回路30u〜30wにおいては誘導性と容量性の検出も行なうようになっている。
【0023】
一方、図2に示すインピーダンス制御回路32u、32v、32wは、インピーダンス指令値Zpと、各インピーダンス検出回路30u、30v、30wの算出による各相のインピーダンス算出値との偏差に応じて各相のサイリスタThu〜Thzに対する点弧位相角(β)を算出し、この算出結果にしたがって制御角の指令値(αu、αx、αv、αy、αw、αz)を生成する指令値生成手段として構成されている。インピーダンス制御回路32u、32v、32wは、点弧位相角βを制御角(制御遅れ角)αに変換するための処理を行なうように構成されている。具体的には、点弧位相角βのゼロ度は制御角αの180度に相当し、各サイリスタを実際に点弧するに際しては、制御角α=ゼロ度を同期基準点として点弧タイミングを設定する必要があるので、点弧位相角βを制御角αに変換することとしている。この場合、点弧位相角βと制御角αとの間には180度の差があるため、制御角α=2π−βの演算を行なって制御角αを算出し、算出した制御角αを指令値として出力するようになっている。そして各インピーダンス制御回路32u、32v、32wの出力による指令値はそれぞれ切替回路34を介してパルス移相回路40に入力されている。切替回路34は、パルス移相回路40の出力パルスにしたがって各インピーダンス制御回路32u〜32wから出力される指令値を順次切り替えてパルス移相回路40に出力するようになっている。このパルス移相回路40には、同期信号検出回路36により検出された同期パルス信号Snを基に生成された基準パルス信号Ssが入力されている。
【0024】
同期信号検出回路36は、交流電流検出器26u〜26wによって検出された交流電流検出器Iu、Iv、Iwを取り込み、各電流の零点である同期点(ゼロクロス点)を検出して同期パルス信号Snを生成する同期パルス信号生成手段として構成されており、同期パルス信号Snが同期信号作成回路38に入力されている。
【0025】
同期信号作成回路(PLL)40は、図6に示すように、位相差検出回路(DET)52、演算増幅回路(CAL)54、電圧制御発振回路(OSC)56、分周回路(DEC)58を備えて構成されている。
【0026】
位相差検出回路52は、図7に示すように、同期信号検出回路36の検出による同期パルス信号Snと分周回路58の出力による基準パルス信号Ssとの位相差Δθを検出し、検出した位相差Δθの信号を演算増幅回路54に出力するようになっている。演算増幅回路54は、位相差Δθを制御演算して増幅し、位相差Δθに応じた制御電圧Ecを出力するようになっている。すなわち、位相差検出回路52、演算増幅回路54は制御電圧生成手段として構成されている。そして演算増幅回路54の出力による制御電圧Ecは制御電圧発振回路56に入力されている。制御電圧発振回路56は、制御電圧Ecの平均値に比例して発振周波数が変化し、この発振周波数に応じたパルス信号を出力する電圧制御発振手段として構成されており、このパルス信号は分周回路58に入力されている。分周回路58は、デコーダとして機能し、電圧制御発振回路56の出力によるパルス信号を商用周波数の6倍の周波数のパルス信号に分周し、この分周されたパルス信号を基準パルス信号Ssとして出力する基準パルス信号生成手段として構成されている。すなわち、6個のサイリスタThu〜Thzに対する基準パルス信号を生成するために、高周波で発振している周波数を商用周波数の6倍の周波数まで分周して基準パルス信号Ssを生成するようになっている。
【0027】
上記構成による同期信号作成回路38は、PLL(フェーズロックドループ)回路として構成されており、同期パルス信号Snと基準パルス信号Ssとの偏差(位相差)Δθが演算増幅回路54において一次進み遅れ制御された場合、演算増幅回路54からは、図7に示すような制御電圧Ecが出力され、制御電圧発振回路56からは、制御電圧Ecの平均電圧に応じた発振周波数を有するパルス信号が出力され、そのパルス信号が分周回路58で商用周波数の6倍の周波数に分周されることで、各サイリスタに対する基準パルス信号が生成される。
【0028】
ここで、系統の周波数が上がり、電流Iuの零点が電圧よりも進んだと仮定すると、同期パルス信号Snの位相が進むので、位相差検出回路52の出力による位相差Δθが大きくなり、演算増幅回路54の出力による制御電圧Ecも大きくなる。このため、制御電圧発振回路56の発振周波数が高くなり、分周回路58の出力による基準パルス信号Ssの位相も進む。このようにして、系統の周波数に追従した制御が行なわれる。
【0029】
一方、系統の周波数が下がった場合には、同期パルス信号Snの位相が遅れるので、位相差検出回路52の出力による位相差Δθが小さくなり、演算増幅回路54の出力による制御電圧Ecも小さくなる。このため、制御電圧発振回路56の発振周波数が低くなり、分周回路58の出力による基準パルス信号Ssの位相も遅れる。このようにして、系統の周波数に追従した制御が行なわれる。すなわち、同期信号作成回路38は、系統の電流の零点とある位相差をもって、分周回路58の出力による基準パルス信号Ssが常に追従するように動作することになる。そして同期信号作成回路38の生成による基準パルス信号Ssがパルス移相回路40に入力されている。
【0030】
パルス移相回路(APS)40は、切替回路34から入力された指令値にしたがって、同期信号作成回路38から入力された基準パルス信号Ssをシフトして点弧パルス信号を生成し、この点弧パルス信号を各サイリスタThu〜Thzに出力する点弧パルス信号生成手段として構成されている。
【0031】
具体的には、図8に示すように、各相のサイリスタThu〜Thzの点弧パルス信号はU⇒Z⇒V⇒X⇒W⇒Yの順に、すなわち、サイリスタThu、Thz、Thv、Thx、Thw、Thyの順に、π/6ずつ遅れている。例えば、U相の場合、Ssu点が同期信号作成回路38で生成された基準パルス信号Ssの発生タイミング、すなわち、U相の直列コンデンサCu両端の電圧の位相が0度(指令値α=0度)の点に当たり、インピーダンス制御回路32uの生成による指令値がαuのとき、基準パルス信号Ssuに応答して、指令値αuだけシフトしたパルスPuがサイリスタThuに対する点弧パルス信号としてパルス移相回路40から出力される。そして、この点弧パルス信号Puが出力されると、切替回路34で出力信号の切り替えが行なわれ、インピーダンス制御回路32wからは指令値αzが出力される。これにより、パルス移相回路40では、π/6遅れた次の基準パルス信号Sszに切り替わり、基準パルス信号Sszを指令値αzだけシフトさせたパルス信号が点弧パルス信号PzとしてサイリスタThzに出力される。この点弧パルス信号Pzが出力されると、パルス移相回路40では、次のパルスとして、基準パルス信号Pzからπ/6遅れた基準パルス信号Ssvに切り替わり、基準パルス信号Ssvを指令値αvだけシフトさせたパルス信号が点弧パルス信号PvとしてサイリスタThvに出力される。以下、同様にして、基準パルス信号Ssx、Ssw、Ssyを指令値αx、αw、αyだけシフトさせた点弧パルス信号Px、Pw、Pyがπ/6ずつ遅れたタイミングで各サイリスタThx、Thw、Thyに順次出力される。
【0032】
上記構成において、直列補償装置を用いて各交流送電線14、16、18のインピーダンスを補償するに際しては、定常運転時には容量性のインピーダンス領域で運転するための点弧位相角を求め、系統の事故時には、直列コンデンサCu〜Cwに発生する過電圧を抑制するために、各サイリスタをフル導通(全導通)させて容量性のインピーダンス領域で運転するための点弧位相角を求める処理が行なわれる。この場合、図9に示すように、制御装置24に入力されるインピーダンス指令値Zpが容量性インピーダンスZcを示すかあるいは誘導性インピーダンスZlを示すかによって点弧位相角βが決定される。
【0033】
図9は、横軸に各サイリスタの点弧位相角に対するインピーダンス特性を表わした図であり、正領域は容量性インピーダンス、負領域は誘導性インピーダンスを示す。そして直列コンデンサ両端の電圧の位相として、180度から0度にとった角度を点弧位相角βで表わすと、β=0度のときは、リアクトルLu〜Lwには電流が流れないので、直列補償装置によるインピーダンスは、直列コンデンサCu〜Cwのインピーダンスと同じZc0=1/ωC(ω=2πf、f;商用周波数)である。ここで、サイリスタの点弧位相角βの値を大きくしていくと、リアクトルLu〜Lwに流れる電流が大きくなり、βlimの点弧位相角まで容量性でインピーダンスが大きくなる。βlimは直列コンデンサと交流リアクトルが商用周波数で共振する点弧位相角を示し、この値を超えた点弧位相角ではリアクトルLu〜Lwに流れる電流が直列コンデンサCu〜Cwに流れる電流よりも大きくなり、直列補償装置のインピーダンスは誘導性のインピーダンスとなる。さらに、点弧位相角βを大きくしていくと、誘導性のインピーダンスは小さくなり、β=90度で各サイリスタはフル導通となる。このときのインピーダンスは交流リアクトルと直列コンデンサの並列インピーダンス、すなわち、誘導性のインピーダンスZl0となる。この点弧位相角βに対するインピーダンスは、送電線の基本波電圧と基本波電流との比から次式で求めることができる。
【0034】
インピーダンスXtcsc=πωL/(πω2LC−2β+sin2β)
このように、点弧位相角βを調整することによって、容量性領域から誘導性領域の範囲で各送電線のインピーダンスを調整することができる。
【0035】
このように、本実施形態においては、各相のインピーダンスを算出するに先立って、各相の電圧、電流から各相の電流の基本波成分を抽出するとともに各相の電流の基本波成分を抽出しているため、これらの値からインピーダンスを算出する場合でも、高調波の影響を抑制し、各相のインピーダンスを正確に求めることができる。さらに算出された各相のインピーダンスとインピーダンス指令値との偏差に基づいて各相のサイリスタに対する点弧パルス信号を求め、この点弧パルス信号にしたがって各相のサイリスタを制御しているため、送電線の非撚架や負荷のバラツキにより各相間のインピーダンスに不平衡がある場合でも、各相のインピーダンスを安定した状態で制御することができるとともに、各相の不平衡やバラツキを抑制することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、各相のインピーダンスを抽出するに際して、各相の電流の基本波成分を抽出するとともに各相の電圧の基本周波数成分を抽出し、抽出された各相の電流と各相の電圧に基づいて各相のインピーダンスを算出するようにしているため、高調波の影響を抑制したインピーダンスを算出することができ、各相のインピーダンスを正確に算出することができる。さらに算出された各相のインピーダンスと各相のインピーダンス指令値との偏差に応じて各相のスイッチング素子に対する点弧位相角を算出し、各算出結果にしたがって制御角の指令値を生成し、この指令値にしたがった点弧パルス信号を各相のスイッチング素子に与えて各相のインピーダンスを制御するようにしたため、送電線の非撚架や負荷のバラツキにより各相間のインピーダンスに不平衡が生じても、各相のインピーダンスを安定した状態にすることができるとともに各相の不平衡やバラツキを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す直列補償装置の全体構成図である。
【図2】制御装置のブロック構成図である。
【図3】インピーダンス検出回路のブロック構成図である。
【図4】サンプリング回路の動作を説明するための波形図である。
【図5】誘導性インピーダンスと容量性インピーダンスとの関係を説明するための図である。
【図6】同期信号作成回路のブロック構成図である。
【図7】同期信号作成回路の動作を説明するための波形図である。
【図8】パルス移相回路の動作を説明するための波形図である。
【図9】点弧位相角とインピーダンスとの関係を示す特性図である。
【符号の説明】
Cu、Cv、Cw 直列コンデンサ
Lu、Lv、Lw 交流リアクトル
Thu、Thx、Thv、Thy、Thw、Thz サイリスタ
10、12 交流系統
14、16、18 交流送電線
20u、20v、20w、22u、22v、22w 交流リアクトル
24 制御装置
26u、26v、26w 交流電流検出器
28u、28v、28w、28u’、28v’28w’ 交流電圧検出器
30u、30v、30w インピーダンス検出回路
32u、32v、32w インピーダンス制御回路
34 切替回路
36 同期信号検出回路
38 同期信号作成回路
40 パルス移相回路
42 サンプリング回路
44 減算回路
46 フィルタリング回路
48 アナログ・ディジタル変換回路
50 除算回路
52 位相差検出回路
54 演算増幅回路
56 電圧制御発振回路
58 分周回路

Claims (4)

  1. 三相交流送電線の各相に直列に挿入された直列コンデンサと、前記各相の直列コンデンサにそれぞれ並列接続された交流リアクトルと、前記各相の交流リアクトルにそれぞれ直列接続されて各相の点弧パルス信号に応答して前記各相の交流リアクトルを流れる電流の位相を制御するスイッチング素子と、前記各相の交流送電線の電流を検出する電流検出手段と、前記各相の直列コンデンサ両端の電圧を検出する両端電圧検出手段と、前記電流検出手段の検出電流から各相の電流の基本周波数成分を抽出するとともに前記両端電圧検出手段の検出電圧から各相の電圧の基本周波数成分を抽出するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段により抽出された各相の電流と各相の電圧に基づいて各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、各相のインピーダンス指令値と前記インピーダンス算出手段の算出値との偏差に応じて前記各相のスイッチング素子に対する点弧位相角をそれぞれ算出し各算出結果に従った制御角の指令値を生成する指令値生成手段と、この指令値生成手段の生成による各相の指令値に従って各相の点弧パルス信号を生成し各相の点弧パルス信号を前記各相のスイッチング素子に出力する点弧パルス信号生成手段とを備えてなる直列補償装置。
  2. 三相交流送電線の各相に直列に挿入された直列コンデンサと、前記各相の直列コンデンサにそれぞれ並列接続された交流リアクトルと、前記各相の交流リアクトルにそれぞれ直列接続されて各相の点弧パルス信号に応答して前記各相の交流リアクトルを流れる電流の位相を制御するスイッチング素子と、前記各相の交流送電線の電流を検出する電流検出手段と、前記各相の直列コンデンサ両端の電圧を検出する両端電圧検出手段と、前記電流検出手段の検出電流から各相の電流の基本周波数成分を抽出するとともに前記両端電圧検出手段の検出電圧から各相の電圧の基本周波数成分を抽出するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段により抽出された各相の電流と各相の電圧をそれぞれディジタル量に変換するアナログ・ディジタル変換手段と、このアナログ・ディジタル変換手段により変換されたディジタル量の電流から各相の電流の実効値を算出するとともに前記アナログ・ディジタル変換手段により変換されたディジタル量の電圧から各相の電圧の実効値を算出する実効値算出手段と、この実効値算出手段の算出値に従って各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、各相のインピーダンス指令値と前記インピーダンス算出手段の算出値との偏差に応じて前記各相のスイッチング素子に対する点弧位相角をそれぞれ算出し各算出結果に従った制御角の指令値を生成する指令値生成手段と、この指令値生成手段の生成による各相の指令値に従って各相の点弧パルス信号を生成し各相の点弧パルス信号を前記各相のスイッチング素子に出力する点弧パルス信号生成手段とを備えてなる直列補償装置。
  3. 三相交流送電線の各相に直列に挿入された直列コンデンサと、前記各相の直列コンデンサにそれぞれ並列接続された交流リアクトルと、前記各相の交流リアクトルにそれぞれ直列接続されて各相の点弧パルス信号に応答して前記各相の交流リアクトルを流れる電流の位相を制御するスイッチング素子と、前記各相の交流送電線の電流を検出する電流検出手段と、前記各相の直列コンデンサの一端の電圧を検出する第1の電圧検出手段と、前記各相の直列コンデンサの他端の電圧を検出する第2の電圧検出手段と、前記第1の電圧検出手段の検出電圧と前記第2の電圧検出手段の検出電圧との差から前記各相の直列コンデンサ両端の電圧を演算する電圧演算手段と、前記電流検出手段の検出電流から各相の電流の基本周波数成分を抽出するとともに前記電圧演算手段の演算値から各相の電圧の基本周波数成分を抽出するフィルタリング手段と、このフィルタリング手段により抽出された各相の電流と各相の電圧をそれぞれディジタル量に変換するアナログ・ディジタル変換手段と、このアナログ・ディジタル変換手段により変換されたディジタル量の電流から各相の電流の実効値を算出するとともに前記アナログ・ディジタル変換手段により変換されたディジタル量の電圧から各相の電圧の実効値を算出する実効値算出手段と、この実効値算出手段の算出値に従って各相のインピーダンスを算出するインピーダンス算出手段と、各相のインピーダンス指令値と前記インピーダンス算出手段の算出値との偏差に応じて前記各相のスイッチング素子に対する点弧位相角をそれぞれ算出し各算出結果に従った制御角の指令値を生成する指令値生成手段と、この指令値生成手段の生成による各相の指令値に従って各相の点弧パルス信号を生成し各相の点弧パルス信号を前記各相のスイッチング素子に出力する点弧パルス信号生成手段とを備えてなる直列補償装置。
  4. 前記インピーダンス算出手段は、インピーダンス算出値を上限値または下限値に制限するリミッタを備えてなることを特徴とする請求項1、2または3記載の直列補償装置。
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