JP3607331B2 - 軸流ガスタービン・エンジンのシール構造 - Google Patents

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    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、作動流体の環状流路を有するガスタービン・エンジンに関し、詳しくは、ガスタービン・エンジンの長手方向の軸線の回りに周方向に延びて作動流体をエンジンの流路に閉じ込める幾つかのシール・セグメントからなるシール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
典型的な軸流ガスタービン・エンジンは、圧縮セクション、燃焼セクションおよびタービン・セクションを備えており、これらのセクションを通って軸方向に作動流体の環状流路が延在している。この作動流体の環状流路の回りには、作動流体を環状流路に閉じ込めてその環状流路に沿って流すためのステータ・アセンブリが延在している。
【0003】
この環状流路に沿って作動流体が流れると、作動流体は圧縮セクションで圧縮され、燃焼セクションで燃料とともに燃焼されて、作動流体にエネルギーを与える。高温の圧縮された作動流体は、タービン・セクションで膨張して仕事を発生する。この仕事の大部分は、フリー・タービンを駆動するため又は航空機のスラスト(推力)を得るために使用される。
【0004】
タービン・セクションで発生した仕事の残りの部分は、これらの目的には使用されず、作動流体自体の圧縮に使用される。この仕事をタービン・セクションから圧縮セクションに伝えるために、タービン・セクションと圧縮セクションの間にロータ・アセンブリが延在している。タービン・セクション内のロータ・アセンブリは、作動媒体の流路を横切って外側に延びる複数のロータ・ブレードを備えている。これらのロータ・ブレードは、作動流体から仕事を得るため及びロータ・アセンブリを回転軸の回りに駆動するために、進入する流れに対して傾いた翼型を有している。
【0005】
また、作動流体を流路に閉じ込めるために、ロータ・ブレードは外側エアシールに囲まれている。典型的な外側エアシールは金属からなり、作動流体から外側エアシールへの熱伝達を禁止するためにセラミックの熱障壁材で被覆する場合もある。外側エアシールはステータ構造の一部であり、複数のアーチ形セグメントから形成されている。また、ステータ・アセンブリは、外側ケースと、この外側ケースから外側エアシールのセグメントを支持する構造とを備えている。これらの外側ケースおよび支持構造は、ロータ・ブレードの先端の及ばない所で作動流体の漏れを防止するために、外側エアシールのセグメントをロータ・ブレードに極めて接近させて配置させている。そのため、外側エアシールのセグメントは、高温の作動流体と緊密に接触して作動流体から熱を受け取り、セグメントの温度を許容範囲内に保つために冷却される。隣接するセグメントは、冷却およびパージのため及び外側エアシールを介して静的構造内に作動流体が漏れるのを防止するために、二次流れを必要とするセグメント間の間隙にだけ離間して配置されている。
【0006】
冷却空気を使用することにより、外側エアシールを冷却しない場合よりも外側エアシールの運用寿命を伸ばすことができる。しかし、冷却空気を使用すると、エンジンの有効仕事の一部が圧縮機内の冷却空気の圧縮に使用されるためエンジンの作動効率が低下する。そのため、外側エアシールのような構成要素の運用寿命を満足なものにするために必要な冷却空気の量が減少すれば、スラストの供給又はフリー・タービンの駆動などの他の目的のために得られる仕事を増大させ、エンジンの総合効率を増大させることができる。
【0007】
従って、冷却空気の必要量を最小にすることができ、外側エアシールの有効寿命を伸ばすのに必要な冷却を行うことができる外側エアシールを提供することが必要となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、冷却空気の必要量を最小にできるとともに、外側エアシールの有効寿命を伸ばすのに必要な冷却を行うことができる外側エアシールを提供することを目的とする。また、本発明は、消費した冷却空気を使用してセグメント間の間隙のパージを行い、それによって二次冷却空気の必要量を減少させることを目的とする。さらに、本発明は、冷却空気と作動流体との混合を最小にする軌道でガスタービン・エンジンの作動流体にフィルム冷却空気を導入することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ガスタービン・エンジンの外側エアシールの冷却能力を向上させるものである。外側エアシールは多数のアーチ形シール・セグメントからなり、各々が1以上の内部冷却流路を備えている。各々のシール・セグメントは、シール面に対向し且つシール面から離間した供給面と、シール面から供給面まで延びる第1および第2の端面を備えている。各々の端面は、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面とを備え、供給面は第2の端面に隣接する多数の冷却オリフィスを備えている。第1の端面から第2の端面に向かって少なくとも一つの冷却流路が延びている。各々の冷却流路は、第1の端面を横切って第2の端面の手前まで延びており、少なくとも一つの冷却オリフィスを介して供給面に連通している。少なくとも一つの略平面の傾斜面から、多数の隔離台が突出し、これらの隔離台は略平面の傾斜面と一体に形成されている。
【0010】
本発明の上記の特徴、他の特徴および利点は、以下の実施例および添付図面により明らかになるであろう。
【0011】
【実施例】
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を説明する。
【0012】
図1は、回転軸14を有し、本発明のシール構造11を組み入れた軸流ガスタービン・エンジン10の一部を示している。また、図1はエンジン10の一段のタービン段12の一部を示しており、回転軸14の回りには、エンジンの作動流体である圧縮ガス用の環状の作動流体流路13が配置している。タービン段12は、軸方向上流に1つのステータ・アセンブリ15と、軸方向下流に他のステータ・アセンブリ16を有している。ステータ・アセンブリ15および16はエンジン10の静的構造の一部であり、各々のステータ・アセンブリ15、16は外側ケース17を有している。外側ケース17は、作動流体流路13の回りに周方向に延びている。
【0013】
タービン段12は、多数のロータ・ブレード18(図1では1つのロータ・ブレードのみを示している)を備えている。ロータ・ブレード18は、回転軸14に対して径方向外側に延びており、作動流体流路13を横切って外側ケース17に極めて接近した位置まで延びている。また、回転軸14の回りには、多数のアーチ形シール・セグメント19(図1では1つのシール・セグメントのみを示している)からなる外側エアシール11が延在して環状の作動流体流路13の径方向の境界を形成しており、この外側エアシール11によってロータ・ブレード18の先端部が囲まれている。外側エアシール11は、外側ケース17から径方向内側に離間して配置し、これらの間に周方向に延びるキャビティ20を形成している。キャビティ20は図示しない冷却空気源に連通し、後述するように外側エアシール11のシール・セグメント19を冷却するように構成されている。各々のアーチ形シール・セグメント19は、上流側取付フック21および下流側取付フック22を備え、それぞれ、外側ケース17から径方向内側に延びる上流側支持体23および下流側支持体24と係合している。上流側支持体23および下流側支持体24は外側ケース17に取り付けられ、ロータ・ブレード18の回りで外側エアシール11を支持および位置決めしている。上流側支持体および下流側支持体23、24の各々は、これらのたが強さ(hoop strength)を減少させるために分割してもよい。
【0014】
外側ケース17の内側には第1の冷却空気流路25が延びている。冷却空気流路25は、外側ケース17によって境界が定められ、作動流体流路13の外側でエンジン内を通って外側エアシール11と外側ケース17の間のキャビティ20内まで延びている。
【0015】
外側エアシール11の各々のシール・セグメント19は、リーディング・エッジ26とトレーリング・エッジ27を有している。リーディング・エッジ26は、隣接するステータ・アセンブリ15から離間して配置し、これらの間に周方向に延びるキャビティ28を形成している。キャビティ28は、リーディング・エッジ領域の下方で軸方向および周方向に延びる第2の冷却空気流路を形成している。また、トレーリング・エッジ27は、隣接するステータ・アセンブリ16から離間して配置し、これらの間に環状キャビティ29を形成している。この環状キャビティ29は第3の冷却空気流路を形成している。
【0016】
図2に示すように、各々のシール・セグメント19は、回転軸14および作動流体流路13の回りで周方向に延びるアーチ形シール面31を備えた金属ベース部30を有している。また、各々のシール・セグメント19は、ロータ・ブレード18から径方向外側に離間して配置しており、ロータ・ブレード18は、シール・セグメント19を通り過ぎて第1の方向100に回転する。金属ベース部30は取付フック21、22と一体に形成されている。隣接するシール・セグメント19は、互いに周方向に離間してこれらの間にセグメント間の間隙32を形成し、シール・セグメント19の熱膨張を許容している。セグメント間の間隙32の大きさは、エンジン10の動作条件に基づいて変動する。セグメント間の間隙32は、シール面31のフィルムスロット33まで延びている。
【0017】
周知のように、作動流体は極めて高温であるため、外側エアシール11のシール・セグメント19は作動流体から熱を吸収する。金属ベース部30は作動流体の温度で比較的低いクリープ強度を有する材質で作られているので、金属ベース部30の温度を作動流体の温度よりも十分に低い温度に維持するために、各々のシール・セグメント19を冷却する必要がある。
【0018】
図1に示すように、各々のロータ・ブレード18は、回転軸14に対して径方向外側にブレード先端部48まで延びている。各々のロータ・ブレード18のブレード先端部48は、環状の外側エアシール11から離間して配置しており、各々のシール・セグメント19のシール面31は、タービン・ブレード18および作動流体流路13に対向している。各々のシール・セグメント19のシール面31のブレード先端部48の径方向外側にある部分は、摩耗性物質により被覆し、シール面31の他の部分、即ちリーディング・エッジ26およびトレーリング・エッジ27の部分は、熱障壁材により被覆するのが好ましい。このような摩耗性物質および熱障壁材は周知の材質であり、その詳細な説明は省略する。
【0019】
図2に示すように、シール面31に対向し且つシール面31から径方向外側に、シール面31と平行にずれるように冷却液供給面40が配置している。冷却液供給面40には、多数の冷却空気入口オリフィス41が形成されている。これらのオリフィス41は、冷却空気の供給圧力およびシール・セグメント19からの所望の熱伝達に基づいて、その中を通る冷却空気の流れを規制する大きさである。
【0020】
図3および図4に示すように、各々のシール・セグメント19のアーチ形シール面31は、第1の端部50と、その反対側の第2の端部52を有する。アーチ形シール面31は、図1に示すシール面31と回転軸14との間の距離54と等しい曲率半径を有している。各々のシール・セグメント19は、シール面31の第1の端部50に沿って延びる第1の端面56と、第2の端部52に沿って延びる第2の端面58を有する。図5に示すように、第1および第2の端面56、58は、シール面31から冷却液供給面40まで延び、各々の端面56、58は、略平面の垂直面60、62と、略平面の傾斜面64、66とを有する。各々の端面56、58の垂直面60、62および傾斜面64、66は、100度乃至140度の開先角度βで交差しており、各々の傾斜面64、66は、第1の方向100に傾斜している。ここで、「第1の方向に傾斜し」の語は、傾斜面64、66の一方の上の所定の基準点68について、その基準点68から第1の方向(即ち、図5において左側)にある傾斜面64、66上の他の基準点70が、シール面31から基準点68までの距離よりも短い距離だけシール面31から離れていることを意味する。
【0021】
図1を再び参照すると、各々のシール・セグメント19は、第1の側面72と第2の側面74を有している。第1および第2の側面72、74は、それぞれシール面31から冷却液供給面40まで延び、図3に示すように第1の端面56から第2の端面58まで延びている。冷却液供給面40とシール面31との間には、第1の端面56から第2の端面58に向かってシール・セグメント19の長手方向に多数の冷却流路43が延びている。冷却流路43は、シール面31と、冷却液供給面40と、側面72、74との間に配置されている。各々の冷却流路43は、隣接する冷却流路43から壁76の分だけ離間して配置している。各々の冷却流路43は第1の端面56で交差し、第2の端面58の手前まで延びている。各々の冷却流路43は、少なくとも一つの冷却オリフィス41を介して冷却液供給面40に連通している。実施例では、多数の冷却流路を有するセグメントを示しているが、支柱の量および配置がシール面から冷却流路内の冷却空気への熱伝達を行うのに十分であり、ロータ・ブレード18によってシール面31が擦られても冷却流路がつぶれないようにシール面を支持するのに十分である限り、多数の支柱又は台を有する単一の広い流路でもよい。
【0022】
図2乃至図4に示すように、各々の冷却オリフィス41は第2の端面58に隣接し、各々の冷却流路43は少なくとも一つの流路出口78を介して同一のシール・セグメント19の第1の端面56に連通している。従って、冷却オリフィス41に入る冷却空気は、冷却流路43内においてロータ・ブレード18の回転方向100(第1の方向100)と反対の第2の方向102に流れなければならない。
【0023】
各々のシール・セグメント19の第2の端面58は、同一のシール・セグメント19の第1の端面56内の流路出口78の量と等しい冷却空気供給ポケット80を有する。冷却空気供給ポケット80は、冷却流路43から流れる冷却空気を受け取って方向を変え、図5に示すように隣接するセグメント間の間隙32に冷却空気が流れるように流路出口78から流れる冷却空気を供給するために設けられている。従って、各々の冷却空気供給ポケット80は、隣接するシール・セグメント19の一つの冷却流路出口78の一つに対して一直線に配置している。
【0024】
各々のシール・セグメント19の略平面傾斜面66の少なくとも一つから、多数の隔離台82が突出している。隔離台82は、最小の流路面積が全てのエンジン動作条件中のセグメント間の間隙32内に維持されることを保証するものである。隔離台82は、略平面の傾斜面66の一つと一体に形成され、隣接するシール・セグメント19の一つの略平面の傾斜面64の一つの方に延びている。本発明の隔離台82は、第1の端面58の傾斜面64と一体に形成されるように示されているが、第1の端面56の傾斜面64と一体に形成してもよく、あるいは、隔離台82の幾つかを第1の端面56の傾斜面64と一体に形成するとともに他の隔離台82を第2の端面58の傾斜面66と一体に形成し、後者の隔離台82を第1の端面56の傾斜面64の隔離台82からずらすようにしてもよい。図4に示すように、各々のシール・セグメント19の隔離台82は、各々のシール・セグメント19の第1の側面72と第2の側面74との間に一列に延びるように配置するのが好ましい。
【0025】
図5に示すように、各々のシール・セグメント19のシール面31は、第1の端面58の略平面傾斜面66と連結する所で湾曲している。この湾曲部84により、第2の端面58の略平面傾斜面66と、同一のシール・セグメント19のシール面31との間の変化が円滑になる。この湾曲部84の半径は重要ではないが、あるエンジン動作条件中にブレード18が各々のシール・セグメント19のシール面31を適当に擦り込むようになっている。シール面31の第2の端部52が湾曲していないとすれば、シール・セグメント19の先端部86(ここでシール面31の第2の端部52が第2の端面58と出会う)が、シール面31の第2の端部52におけるシール・セグメント19の小さい断面積のために折れる可能性がある。
【0026】
各々のシール・セグメント19の略平面垂直面60、62の各々は、第1の側面72と第2の側面74との間にチャネル88、90を有する。図5に示すように、各々のシール・セグメント19のチャネル88、90は、その冷却液供給面40と略平行である。(図3および図4はシール・セグメント19の他の特徴を説明するためのものであるので、説明を簡単にするためにこれらの図からチャネルを省略している。)各々のチャネル88、90は、隣接するシール・セグメント19の一つのシール・セグメントのチャネル88、90の一つに対向し且つそれから離間して配置している。対向するチャネル88、90の各々の間にはセグメント間のフェザーシール92が延びて、冷却液供給面40とセグメント間の間隙32との間で冷却空気が直接流れるのを防止している。
【0027】
動作中において、キャビティ20からの冷却空気は、シール・セグメント19の供給面に配置された流量調整オリフィス(ジェット)41を介して、本発明の冷却空気流路43に流れ込む。次に、冷却空気は、冷却空気流路43内をロータ・ブレード18の回転方向100と反対の方向102に流れて壁76を冷却し、シール・セグメント19のシール面31からの熱を吸収する。次に、消費された冷却空気は、流路出口78の一つを介して冷却空気流路43から出て、一列に並んだ冷却空気供給ポケット80内に集まる。
【0028】
次に、冷却空気は、セグメント間の間隙32内に流れ込み、隔離台82を通り過ぎて、シール面31のフィルム冷却を行う。フィルムはロータ・ブレード18の回転方向100に移動して、第1の端面56に隣接するシール面31を冷却する。シール・セグメント19の第2の端面58に隣接する冷却空気流路43に冷却空気を導入し、ロータ・ブレード18の回転方向と反対の方向102に冷却空気を流すことにより、シール面31の第1の端面56から離れた部分(即ち、シール面31のフィルム冷却によって冷却および保護される部分)を冷却するために冷却空気が使用される。このようにして、第1の端面56から離れたシール面31は、冷却空気への熱伝導により、最も低い温度に冷却され、冷却空気と第1の端面56に隣接するシール面31との間に起こる場合よりも、より高い熱伝達率を生ずる。シール・セグメント19の第1の端面56に隣接する消費された冷却空気のフィルムによってシール面が冷却および保護されるので、第1の端面56に隣接する低い熱伝達率も許容できる。
【0029】
本発明のブレードの外側エアシール11は、セグメント間の間隙32を使用してフィルムスロット33を作り、このフィルムスロット33によりセグメント間の間隙32内への作動流体の侵入を防ぎ、追加のパージエアの必要性を除去することができる。本発明では、セグメント間の間隙32をパージするために消費した対流冷却空気を使用し、ブレードの外側エアシール11の追加のフィルム冷却を提供するために冷却空気フィルムとしてフィルムスロット33を介して接線方向に冷却空気を放出する。セグメント間の間隙32をブレードの回転方向100に傾斜させることにより、ブレード先端部48の吸入側からの「弾頭波」が、シール・セグメント19のシール面31を横切ってフィルムを広げるのを助ける。遠心グラスホフ効果(centrifugal Grashof effect)によって、より高密度の冷却フィルムの境界層の取付が向上し、冷却空気フィルムの注入方向とブレード・ワイピングを組み合わせた効果から、速い接線速度が生ずる。その結果、シール面31はより冷たい境界層に従い、この浮力効果によって作動流体流路との混合が弱められる。図2に示すように、各々のシール・セグメント19のシール面31の周囲の長さ104は、エンジン10の作動流体によってブレードの外側エアシール11の下流に押しやられる前にセグメント間の間隙32から放出された冷却空気フィルムおよびフィルムスロット33がシール・セグメント19の第1の端面56からそのシール・セグメント19のシール面31の第2の端面58まで移動するように、選択されるのが好ましい。フィルムスロット33の形状は、エンジン10の作動流体によって侵入しないようにセグメント間のフェザーシール92を保護している。熱膨張又はブレードの摩耗によりセグメント間の間隙32が閉じられた場合でも冷却空気供給ポケット80によって対流空気供給の封鎖が防止されるので、本発明のシール・セグメント19の周囲の許容誤差は従来のものよりも重要ではなくなる。
【0030】
【発明の効果】
上述したような本発明の軸流ガスタービン・エンジンのシール構造によれば、冷却空気の必要量を最小にできるとともに、外側エアシールの有効寿命を伸ばすのに必要な冷却を行うことができる。また、消費した冷却空気を使用してセグメント間の間隙のパージを行い、それによって二次冷却空気の必要量を減少させることができる。さらに、冷却空気と作動流体との混合を最小にする軌道でガスタービン・エンジンの作動流体にフィルム冷却空気を導入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシール構造を組み入れたガスタービン・エンジンの一部の断面図。
【図2】図1の本発明のシール構造のアーチ形セグメントの2−2線断面図。
【図3】冷却流路および隔離台を仮想線で示した本発明のセグメントの一つのシール面の平面図。
【図4】取付フックおよびフェザーシール・チャネルを除去した本発明のセグメントの一つの供給面の平面図。
【図5】図2の5−5線拡大断面図。
【符号の説明】
10…軸流ガスタービン・エンジン
11…外側エアシール
12…タービン段
13…作動流体流路
14…回転軸
15、16…ステータ・アセンブリ
17…外側ケース
18…ロータ・ブレード
19…シール・セグメント
20…キャビティ
21…上流側取付フック
22…下流側取付フック
23…上流側支持体
24…下流側支持体
25…第1の冷却空気流路
26…リーディング・エッジ
27…トレーリング・エッジ
28…キャビティ(第2の冷却空気流路)
29…環状キャビティ(第3の冷却空気流路)
30…金属ベース部
31…シール面
32…セグメント間の間隙
33…フィルムスロット
40…冷却液供給面
41…流量調整オリフィス(ジェット)
43…冷却流路
48…ブレード先端部
50…第1の端部
52…第2の端部
56…第1の端面
58…第2の端面
60、62…略平面の垂直面
64、66…略平面の傾斜面
68、70…基準点
72…第1の側面
74…第2の側面
76…壁
78…流路出口
80…冷却空気供給ポケット
82…隔離台
84…湾曲部
86…先端部
88、90…チャネル
92…フェザーシール

Claims (21)

  1. 回転軸と、該回転軸から外側に延びる多数のタービン・ブレードを有するタービン段の少なくとも1段を作動流体が流れるために前記回転軸と同中心に配置され且つ静的構造に囲まれた環状流路と、前記1段のタービン段の径方向外側の前記静的構造に固定され且つ前記作動流体から熱を吸収する環状シールを有し、前記タービン・ブレードが前記環状シールに対して第1の方向に回転する軸流ガスタービン・エンジンのシール構造において、
    前記環状流路の回りで周方向に延びる多数のアーチ形シール・セグメントからなり、各々のシール・セグメントが前記タービン・ブレードから径方向外側に離間して配置され、各々のシール・セグメントが、
    第1の端部と該第1の端部の反対側の第2の端部とを有し、前記回転軸との間の距離と等しい曲率半径を有するアーチ形シール面と、
    前記シール面に対向し且つ前記シール面から離間して配置するとともに、内部を貫通して延びる多数の冷却オリフィスを有する供給面と、
    前記第1の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第1の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差し且つ前記第1の方向に傾斜した略平面の傾斜面とを有する第1の端面と、前記第2の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第2の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差し且つ前記第1の方向に傾斜した略平面の傾斜面とを有する第2の端面と、前記シール面から前記供給面まで延び且つ前記第1の端面から前記第2の端面まで延びる第1の側面および第2の側面と、
    前記第1の端面から前記第2の端面の方に延び、前記シール面と前記供給面と前記側面との間に配置され、前記第1の端面と交差し且つ前記第2の端面の手前まで延び、前記冷却オリフィスの少なくとも一つを介して前記供給面に連通する少なくとも一つの冷却流路とを有し、
    各々のシール・セグメントが、隣接するシール・セグメントから周方向に離間してセグメント間の間隙を形成し、前記供給面からの冷却空気が前記冷却オリフィスの一つを介して前記冷却流路に入り、前記冷却流路内を第2の方向に流れ、前記冷却流路を出て、前記第1の端面において前記セグメント間の間隙の一つに入り、前記セグメント間の間隙から前記エンジンの作動流体内に放出されることを特徴とする、軸流ガスタービン・エンジンのシール構造。
  2. 各々のシール・セグメントが前記冷却オリフィスに連通する多数の前記冷却流路を有し、前記冷却オリフィスの各々が前記第2の端面に隣接し、各々の冷却流路が少なくとも一つの流路出口を介して前記シール・セグメントの前記第1の端面に連通し、前記冷却流路の各々が壁を隔てて隣接する冷却流路から離間して配置し、冷却空気が各々の冷却流路内を前記第2の方向に流れ、前記第2の方向が前記第1の方向と反対であることを特徴とする、請求項1に記載のシール構造。
  3. 各々のシール・セグメントの第2の端面が、同一のシール・セグメントの第1の端面内の流路出口と同数の冷却空気供給ポケットを含み、各々の冷却空気供給ポケットが隣接するシール・セグメントの一方のシール・セグメントの流路出口の一つと一列に配置し、前記セグメント間の間隙内に流れ込む空気を受け取って向きを変えることを特徴とする、請求項2に記載のシール構造。
  4. 各々のシール・セグメントが、前記傾斜面の一つと一体に形成され且つその傾斜面から隣接するシール・セグメントのうちの一方のシール・セグメントの傾斜面の一つの方へ突出する多数の隔離台を含むことを特徴とする、請求項3に記載のシール構造。
  5. 前記各々のシール・セグメントの隔離台が、前記第1の側面と前記第2の側面との間に一列に配置していることを特徴とする、請求項4に記載のシール構造。
  6. 前記各々のシール・セグメントのシール面が、前記第2の傾斜面と連結する所で湾曲し、前記第2の傾斜面と前記シール面との間の変化を円滑にすることを特徴とする、請求項5に記載のシール構造。
  7. 前記各々のシール・セグメントの垂直面の各々がチャネルを有し、各々のシール・セグメントのチャネルが前記供給面と略平行であり、各々のチャネルが、隣接するシール・セグメントのうちの一方のシール・セグメントのチャネルの一つから離間且つ対向して配置することを特徴とする、請求項6に記載のシール構造。
  8. 多数のアーチ形シール・セグメントからなるシール構造において、各々のシール・セグメントが、
    第1の端部と該第1の端部の反対側の第2の端部とを有するアーチ形シール面と、
    前記シール面に対向し且つ前記シール面から離間して配置するとともに、内部を貫通して延びる多数の冷却オリフィスを有する供給面と、
    前記第1の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第1の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面とを有する第1の端面と、
    前記第2の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第2の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面とを有し、前記冷却オリフィスが隣接する第2の端面と、
    前記シール面から前記供給面まで延び且つ前記第1の端面から前記第2の端面まで延びる第1の側面および第2の側面と、
    前記第1の端面から前記第2の端面の方に延び、前記シール面と前記供給面との間に配置され、前記第1の端面と交差し且つ前記第2の端面の手前まで延び、前記冷却オリフィスの少なくとも一つを介して前記供給面に連通する少なくとも一つの冷却流路とを有し、
    各々のシール・セグメントが他の2つの前記シール・セグメントと隣接して配置し、各々のシール・セグメントの第1の端面が、隣接する2つのシール・セグメントのうちの一方のシール・セグメントの第2の端面から離間して配置して、それらの間にセグメント間の間隙を形成し、各々のシール・セグメントの第2の端面が、隣接する2つのシール・セグメントのうちの他方のシール・セグメントの第1の端面から離間して配置して、それらの間の他のセグメント間の間隙を形成することを特徴とするシール構造。
  9. 各々のシール・セグメントが多数の前記冷却流路を含み、各々の冷却流路が少なくとも一つの流路出口を介して前記シール・セグメントの前記第1の端面に連通し、前記冷却流路の各々が壁を隔てて隣接する冷却流路から離間して配置することを特徴とする、請求項8に記載の周囲シール構造。
  10. 各々のシール・セグメントの第2の端面が、同一のシール・セグメントの第1の端面内の流路出口と同数の冷却空気供給ポケットを含み、各々の冷却空気供給ポケットが隣接するシール・セグメントの一方のシール・セグメントの流路出口の一つと一列に配置していることを特徴とする、請求項9に記載のシール構造。
  11. 各々のシール・セグメントが、前記傾斜面の一つと一体に形成され且つその傾斜面から隣接するシール・セグメントのうちの一方のシール・セグメントの傾斜面の一つの方へ突出する多数の隔離台を含むことを特徴とする、請求項10に記載のシール構造。
  12. 前記各々のシール・セグメントの隔離台が、前記第1の側面と前記第2の側面との間に一列に配置していることを特徴とする、請求項11に記載のシール構造。
  13. 前記各々のシール・セグメントのシール面が、前記第2の傾斜面と連結する所で湾曲し、前記第2の傾斜面と前記シール面との間の変化を円滑にすることを特徴とする、請求項12に記載のシール構造。
  14. 前記各々のシール・セグメントの垂直面の各々がチャネルを有し、各々のシール・セグメントのチャネルが前記供給面と略平行であり、各々のチャネルが、隣接するシール・セグメントの一方のシール・セグメントのチャネルの一つから離間且つ対向して配置することを特徴とする、請求項13に記載のシール構造。
  15. 所定の幅および長さを有し、第1の端部と該第1の端部の反対側の第2の端部との間に延びるアーチ形シール面と、
    前記シール面に対向し且つ前記シール面から離間して配置するとともに、内部を貫通して延びる多数の冷却オリフィスを有する供給面と、
    前記第1の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第1の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面とを有する第1の端面と、
    前記第2の端部の全体に渡って延び且つ前記シール面から前記供給面まで延びる第2の端面であって、略平面の垂直面と、100度乃至140度の開先角度で交差する略平面の傾斜面とを有し、前記冷却オリフィスが隣接する第2の端面と、
    前記シール面から前記供給面まで延び且つ前記第1の端面から前記第2の端面まで延びる第1の側面および第2の側面と、
    前記第1の端面から前記第2の端面の方に延び、前記シール面と前記供給面と前記第1および第2の側面との間に配置され、前記第1の端面と交差し且つ前記第2の端面の手前まで延び、前記冷却オリフィスの少なくとも一つを介して前記供給面に連通する少なくとも一つの冷却流路とを有することを特徴とする、シール・セグメント。
  16. 多数の前記冷却流路を含み、各々の冷却流路が、少なくとも一つの流路出口を介して前記第1の端面に連通し、前記冷却流路の各々が、壁を隔てて隣接する冷却流路から離間して配置していることを特徴とする、請求項15に記載のシール・セグメント。
  17. 前記第2の端面が、第1の端面内の流路出口と同数の冷却空気供給ポケットを含み、各々の冷却空気供給ポケットが前記流路出口の一つと一列に配置することを特徴とする、請求項16に記載のシール・セグメント。
  18. 前記傾斜面の一つから突出し且つ前記傾斜面の一つと一体に形成された多数の隔離台を含むことを特徴とする、請求項17に記載のシール・セグメント。
  19. 前記隔離台が前記第1の側面と前記第2の側面との間に一列に配置することを特徴とする、請求項18に記載のシール・セグメント。
  20. 前記シール面が前記第2の傾斜面と連結する所で湾曲し、前記第2の傾斜面と前記シール面との間の変化を円滑にすることを特徴とする、請求項19に記載のシール・セグメント。
  21. 前記垂直面の各々がチャネルを有し、各々のチャネルが前記供給面と略平行であり、各々のチャネルが前記第1の側面と第2の側面との間に配置することを特徴とする、請求項20に記載のシール・セグメント。
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