JP3607187B2

JP3607187B2 - Wiper pivot waterproof structure and waterproof cap

Info

Publication number: JP3607187B2
Application number: JP2000319838A
Authority: JP
Inventors: 祐司森田; 和秀塚本; 哲也中司
Original assignee: Asmo Co Ltd
Current assignee: Asmo Co Ltd
Priority date: 2000-10-19
Filing date: 2000-10-19
Publication date: 2005-01-05
Anticipated expiration: 2020-10-19
Also published as: JP2002127874A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は自動車のウインドシールドガラス等を払拭するワイパ装置に適用されるワイパピボットの防水構造及び防水キャップに関する。
【０００２】
【従来の技術】
自動車のウインドシールドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に適用されるワイパピボットにおいては、車体の板体（カウルトップパネル）にピボット孔が形成されており、ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダはこのピボット孔に挿通された状態で配置されている。
【０００３】
ところで、このようなワイパピボットでは、雨天時や洗車時の水が前記ピボット孔から浸入するが、この水がワイパ装置の駆動源やピボットシャフトを往復回動させるためのリンク機構の連結部分（ボールジョイント部）に飛水すると電気的トラブルやグリス切れ等の不具合が発生する可能性がある。そこで、このようなピボット孔から浸入した水に起因するトラブル防止のためのワイパピボット（実開平６−２５０６３号公報）やピボットキャップの排水構造（特開２０００−８５５４１号公報）が提案されている、。
【０００４】
前記実開平６−２５０６３号公報に示されたワイパピボットでは、ピボットホルダに雨水誘導部を設けた構成とされており、雨水の流れをピボットシャフトから離れた位置に誘導するようになっている。
【０００５】
しかしながら、前記ワイパピボットでは、雨水誘導部がピボットホルダに一体成形にて形成された構成であるため、車体のカウルトップパネルやダッシュアッパパネルなどの形状またはピボットホルダの取付位置の相違やウインドガラスに対する相対的取付角度の違いなどによって、車両毎に形状や構成が相違したものを用意しなければならなかった。このため、部品管理が煩雑となり、ピボットホルダの形状の標準化を図るための妨げとなっていた。
【０００６】
一方、前記特開２０００−８５５４１号公報に示されたピボットキャップの排水構造では、環状の溝部を有するピボットキャップによってピボットホルダの開口側端面を覆った構成とされており、ピボットシャフトとピボットホルダとの間に水が浸入することを防止できる。また、ピボットキャップをピボットホルダとは別部品として構成しているため、ピボットホルダまたはキャップを共用化することができる。
【０００７】
しかしながら、前記ピボットキャップの排水構造では、ピボットキャップはピボットシャフトに圧入固定されこのピボットシャフトと一体で往復回動する構成であるため、特に、肝心の降雨時においてはワイパ装置を高速駆動させたときにピボットキャップ内の水あるいは排水口から排水された水が遠心力で周囲に飛散してしまっていた。このため、この水がワイパ装置の駆動源やピボットシャフトを往復回動させるためのリンク機構の連結部分（ボールジョイント部）に飛水する可能性が生じ、新たなトラブル発生の原因と成りかねない。
【０００８】
また、前記特開２０００−８５５４１号公報に示されたピボットキャップでは、駐車時にピボット孔から枯葉などが侵入すると排水口が枯葉で封鎖されてしまい、特に傾斜して車体に取り付けられたピボットホルダの場合には低位側の排水口から排水されずに水が溜まってしまうといった不具合が懸念されていた。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、車体のピボット孔から浸入した水が飛散することなく所定箇所に集めて排水しこの水に起因するトラブルを防止することができるのみならず、部品管理が容易でピボットホルダと防水キャップの形状の標準化を図ることができるワイパピボットの防水構造及び防水キャップを得ることが目的である。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
請求項１に係る発明のワイパピボットの防水構造は、車体の板体に形成されたピボット孔に先端側が挿通された状態で配置され、ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダと、筒状に形成された筒部と、前記ピボット孔に臨んで前記筒部から径方向に向けて一体に延出する傘部と、前記傘部に開口形成された排水口と、前記排水口の周囲を囲繞して前記排水口から前記ピボットホルダの後端側に向けて延出されたパイプ部と、を有する防水キャップと、を備え、前記ピボットホルダの周囲に突起を形成し、前記パイプ部が前記ピボットホルダの突起によって位置決めされて前記筒部を前記ピボットホルダの外周に装着した、ことを特徴としている。
【００１１】
請求項１記載のワイパピボットの防水構造では、ピボットシャフトを回動自在に支持するピボットホルダはピボット孔に挿通された状態で配置されており、また、防水キャップは、その傘部がピボット孔を臨みかつパイプ部がピボットホルダの突起によって位置決めされた状態で筒部がピボットホルダの外周に装着されている。
【００１２】
雨天や洗車の際には、水がピボット孔から浸入するが、この水は防水キャップの傘部によって受け止められ、排水口からパイプ部を介してこの防水キャップの下方へ案内されて排水される。
【００１３】
ここで、このワイパピボットの防水構造では、防水キャップは筒部及びパイプ部を有しており、パイプ部がピボットホルダの突起によって位置決めされた状態で筒部がピボットホルダの外周に装着された構成であるため、防水キャップ自体はピボットシャフトと共には回転しない。したがって、ワイパ装置を高速駆動させた場合にピボットシャフトが高速で往復回動しても、防水キャップ（傘部）によって受け止められた水が飛散することがない。しかも、受け止められた水を排水口からパイプ部を介して防水キャップの下方へ案内して排水させるので、所定の場所へ確実に排水させることができる。
【００１４】
また、防水キャップは、ピボットホルダと別部品として構成しているため、ピボットホルダ自体を小型化でき、しかも車体に応じてピボットホルダが変更になっても共用することができる。また逆に、ピボット孔が大きい（異なる）場合などでは、車体に装備されるピボットホルダを共用し防水キャップのみを変更することで異なる車両であっても対応することができる。
【００１５】
このように、請求項１記載のワイパピボットの防水構造では、車体のピボット孔から浸入した水が飛散することなく所定箇所に集めて排水しこの水に起因するトラブルを防止することができるのみならず、部品管理が容易でピボットホルダの形状の標準化を図ることができる。
【００１６】
請求項２に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１記載のワイパピボットの防水構造において、前記ピボットホルダの突起は、前記ピボットホルダの外周に突出形成された複数のリブとされ、前記リブの間に前記防水キャップのパイプ部を係合させて位置決め及び周り止めを行なう、ことを特徴としている。
【００１７】
請求項２記載のワイパピボットの防水構造では、ピボットホルダに特別構造を設けなくても防水キャップの位置決め及び周り止めをすることができ、構造が簡単になる。
【００１８】
請求項３に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１または請求項２記載のワイパピボットの防水構造において、前記防水キャップのパイプ部を、前記ピボットホルダの外周に沿わせて設けた、ことを特徴としている。
【００１９】
請求項３記載のワイパピボットの防水構造では、防水キャップ（傘部）によって受け止められた水が排水口からパイプ部を介して防水キャップの下方へ案内されて排水される際に、パイプ部から排水された水がピボットホルダに沿って流れ落ちる。このため、当該水が飛散し難くなり、一層効果的である。
【００２０】
請求項４に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１乃至請求項３の何れかに記載のワイパピボットの防水構造において、前記ピボットホルダは、鉛直方向に対し傾斜して配置されており、かつ、前記防水キャップの傘部のうち前記ピボットホルダ傾斜下方側に位置する部位は、水平方向に対し所定の勾配を有して径方向に延出している、ことを特徴としている。
【００２１】
請求項４記載のワイパピボットの防水構造では、ピボットシャフトが鉛直方向（天地方向）に対し傾斜して配置されていても、防水キャップのこの傾斜側の傘部から水が溢れ出てしまうことを防止すると共に水が残留することなく排水口側へ集められる。したがって、確実に水を受け止めて排水することができる。
【００２２】
請求項５に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１乃至請求項４の何れかに記載のワイパピボットの防水構造において、前記防水キャップの傘部は中心下方へ向けて傾斜した勾配面を有し、前記勾配面には中心部から周縁部に向けて放射状に位置する複数の堰が立設されると共に、前記勾配面の中心部には集水流路が形成され、かつ、前記集水流路に前記排水口が設けられている、ことを特徴としている。
【００２３】
請求項５記載のワイパピボットの防水構造では、防水キャップ（傘部）の円周部分で受け止められた水は、一旦中心部に集められ、集水流路を経て排水口から排出される。すなわち、傘部の円周部で受け止めた水が円周部を伝って流れ排水口に導かれずに溜まってしまうことを防止することができる。またこの際に、防水キャップ（傘部）の円周部分で受け止められた水は、放射状に位置する複数の堰によって流速が弱められるため、円周部を伝って流れた水が流速を増して傘部から溢れ出すことを防止できる。
【００２４】
請求項６に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１乃至請求項５の何れかに記載のワイパピボットの防水構造において、前記防水キャップの筒部には、前記ピボットホルダの外周部に係合して軸線方向の移動を制限する係止手段を有する、ことを特徴としている。
【００２５】
請求項６記載のワイパピボットの防水構造では、車体の板体に形成されたピボット孔と防水キャップとの間隔を維持することができる。すなわち、防水キャップ（傘部）はピボット孔に所定間隔をおいて臨んでいるが、係止手段によって軸線方向の移動が制限されるため、例えば車両振動などにより防水キャップが軸方向に移動してしまい車体の板体（カウルトップパネル等）に干渉し、その干渉により異音などが発生することを防止できる。
【００２６】
なお、ピボット孔と防水キャップとの間隔は「０」（すなわち、接触状態）であってもよく、この場合にも当該両者の密着（接触）状態を維持することができる。
【００２７】
請求項７に係る発明のワイパピボットの防水構造は、請求項１乃至請求項６の何れかに記載のワイパピボットの防水構造において、前記ピボットホルダによって回動自在に支持されたピボットシャフトにはピボットレバーが固定され、前記ピボットレバーと当該ピボットレバーを往復回動させるリンク機構との連結部分と反対側に前記防水キャップのパイプ部を配置した、ことを特徴としている。
【００２８】
請求項７記載のワイパピボットの防水構造では、ピボットホルダによって回動自在に支持されたピボットシャフトにはピボットレバーが固定されており、このピボットレバーを往復回動させるために連結されるリンク機構との連結部分における不具合を防止することができる。すなわち、当該リンク機構とピボットレバーとの連結部分（例えば、ボールジョイント）には、摩耗防止のためのグリスが塗布されているが、この連結部分と反対側に防水キャップのパイプ部を配置したため、当該リンク機構との連結部分に水が排水されることがなく、当該連結部分に塗布されたグリスがパイプ部からの排水で流れてしまうことを防止できる。
【００２９】
請求項８に係る発明の防水キャップは、車体に形成されたピボット孔に先端側が挿通された状態で配置されたピボットホルダの周囲に装着され、前記ピボット孔から浸入した水を受止めて排出するワイパピボットの防水キャップにおいて、筒状に形成され前記ピボットホルダの周囲に装着される筒部と、前記ピボット孔に臨んで前記筒部から径方向に向けて一体に延出する傘部と、前記傘部に開口形成された排水口と、前記排水口の周縁部分から開口中央へ向けて突出形成された棚部と、を備えたことを特徴としている。
【００３０】
請求項８記載の防水キャップでは、その傘部がピボット孔を臨んだ状態で筒部がピボットホルダの外周に装着されている。
【００３１】
雨天や洗車の際には、水がピボット孔から浸入するが、この水は防水キャップの傘部によって受け止められ、排水口からこの防水キャップの下方へ案内されて排水される。
【００３２】
ここで、この防水キャップは筒部を有しており、この筒部がピボットホルダの外周に装着された構成であるため、防水キャップ自体はピボットシャフトと共には回転しない。したがって、ワイパ装置を高速駆動させた場合にピボットシャフトが高速で往復回動しても、防水キャップ（傘部）によって受け止められた水が飛散することがない。しかも、受け止められた水を排水口を介して防水キャップの下方へ案内して排水させるので、所定の場所へ確実に排水させることができる。
【００３３】
また、この防水キャップには、排水口の周縁部分から開口中央へ向けて棚部が突出形成されているため、排水口に異物が浸入することを防止でき、この排水口が詰まることがない。
【００３４】
さらに、防水キャップは、ピボットホルダと別部品として構成しているため、ピボットホルダ自体を小型化でき、しかも車体に応じてピボットホルダが変更になっても共用することができる。また逆に、ピボット孔が大きい（異なる）場合などでは、車体に装備されるピボットホルダを共用し防水キャップのみを変更することで異なる車両であっても対応することができる。
【００３５】
このように、請求項８記載の防水キャップでは、車体のピボット孔から浸入した水が飛散することなく所定箇所に集めて排水しこの水に起因するトラブルを防止することができるのみならず、部品管理が容易でピボットホルダの形状の標準化を図ることができる。
【００３６】
請求項９に係る発明の防水キャップは、請求項８記載の防水キャップにおいて、前記傘部は中心下方へ向けて傾斜した勾配面を有し、前記勾配面には中心部から周縁部に向けて放射状に位置する複数の堰が立設されると共に、前記勾配面の中心部には集水流路が形成され、かつ、前記集水流路に前記排水口が設けられている、ことを特徴としている。
【００３７】
請求項９記載の防水キャップでは、傘部の円周部分で受け止められた水は、一旦中心部に集められ、集水流路を経て排水口から排出される。すなわち、傘部の円周部で受け止めた水が円周部を伝って流れ排水口に導かれずに溜まってしまうことを防止することができる。またこの際に、傘部の円周部分で受け止められた水は、放射状に位置する複数の堰によって流速が弱められるため、円周部を伝って流れた水が流速を増して傘部から溢れ出すことを防止できる。
【００３８】
【発明の実施の形態】
図４には本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造が適用されたワイパピボット１０の構成が断面図にて示されている。また、図５には当該ワイパピボット１０及び周辺部品の構成が正面図にて示されており、図６には平面図にて示されている。さらに、図７には当該ワイパピボット１０の構成が正面図にて示されており、図８には平面図にて示されている。なお、各図においては、左右一対のワイパピボット１０のうち一方のワイパピボット１０のみを示しており、他方のワイパピボット１０については同様の構成であるため図示を省略している。
【００３９】
ワイパピボット１０は、ピボットホルダ１２を備えている。このピボットホルダ１２は、鉛直方向に対し角度θだけ傾斜した状態で配置されており、その先端部分は車体のカウルトップパネル７０に形成されたピボット孔７２に挿通されている。ピボットホルダ１２の周囲には複数のリブ１４が突出形成されている。これら複数のリブ１４は、後述する防水キャップ４０の位置決め及び周り止めの機能を有している。
【００４０】
ピボットホルダ１２は、ピボットシャフト１６を回動自在に支持している。ピボットシャフト１６の先端部には、ワイパアームのアームヘッド（図示省略）がナットなどにより締結固定されると共に、その締結固定部はキャップ１８によって被覆されている。また、ピボットホルダ１２の先端側の開口部分１２１はアームヘッドの基端部に形成されたスカート部Ｂによって覆われ、迷路構造を形成し防水対策が施されている。
【００４１】
また、ピボットシャフト１６の下端部には、ピボットレバー２０が固定されており、さらに、ピボットレバー２０にはボールジョイント２２を介してリンクロッド２４が連結されている。このリンクロッド２４の他端部は、図示を省略した他方のワイパピボットに連結されており、さらに、他方のワイパピボットのピボットレバー（図示せず）に連結されたリンクロッド２６は、ボールジョイント２８を介してワイパモータ３０のクランクアーム３２に連結されている。これにより、ワイパモータ３０が駆動すると、この駆動力はクランクアーム３２、リンクロッド２６、他方のピボットレバーを介して他方のワイパピボットのピボットシャフトに伝達されると共に、リンクロッド２４及びピボットレバー２０を介してワイパピボット１０のピボットシャフト１６にも伝達され、各ピボットシャフト１６が往復回動する構成となっている。
【００４２】
なお、前述の如くワイパモータ３０の駆動力をリンクロッド２６を介して一旦他方のワイパピボットに伝達しさらにこの駆動力を他方のワイパピボットからリンクロッド２４を介して一方のワイパピボット１０にも伝達するように構成しなくても、一方のワイパピボット１０のリンクロッド２４の他端部をワイパモータ３０のクランクアーム３２に直接に連結する構成としてもよい。
【００４３】
以上の構成のワイパピボット１０のピボットホルダ１２には、防水キャップ４０が装着されている。
【００４４】
ここで、図１にはこの防水キャップ４０の構成が一部破断した斜視図にて示されている。また、図２にはこの防水キャップ４０の平面図が示されており、図３には図２の３−３線に沿った断面図が示されている。
【００４５】
防水キャップ４０は、筒状に形成された筒部４２を備えている。筒部４２の内周面には、リング状の突起４４が複数列突出形成されている。この筒部４２の一端開口側には、径方向に向けて延出しその径がピボット孔７２よりも大きく設定された傘部４６が一体に形成されている。傘部４６の外周には周壁４７が一体に形成されている。また、傘部４６は、外周縁から中心下方へ向けて傾斜した勾配面４８を有しており、この勾配面４８には中心部から周縁部に向けて放射状に位置する複数の堰５０が立設されている。また、傘部４６の中心部には集水流路５２が形成されており、この集水流路５２に排水口５４が開口形成された構成となっている。またさらに、防水キャップ４０の傘部４６のうち傾斜配置されたピボットホルダ１２の下方側（図４左方側）に位置する部位は、水平方向に対し所定の勾配αを有して径方向に延出している。この傘部４６の上記下方側に位置して排水口５４が配置されて防水キャップ４０がピボットホルダ１２の周囲に装着されている。また、この排水口５４は、ピボットホルダ１２の複数のリブ１４間の間隔に対応した円弧状を成した形状である。
【００４６】
傘部４６に形成された排水口５４には、この排水口５４の周囲を囲繞し筒部４２の他端側（ピボットホルダ１２の後端側）に向けて延出するパイプ部５６が一体に形成されている。また、排水口５４の表面側（パイプ部５６と反対側）には、この排水口５４の周縁から開口中央へ向けて棚部５８が棚状に延出形成されている。この棚部５８は、枯葉などの異物によって排水口５４が封鎖されてしまうことを防止すると共に、パイプ部５６への異物の侵入をも防止できる。
【００４７】
以上の構成の防水キャップ４０は、傘部４６が前述したピボット孔７２を臨みしかもパイプ部５６がピボットホルダ１２のリブ１４の間に係合することでこのリブ１４によって位置決め及び周り止めされた状態で、筒部４２がピボットホルダ１２の外周に装着されている。この場合、防水キャップ４０のパイプ部５６は、ピボットホルダ１２の外周に沿って設けられた状態となっており、しかもピボットレバー２０とリンクロッド２４の連結部分すなわちボールジョイント２２（リンク機構の連結部分）と反対側に位置している。
【００４８】
次に本実施の形態の作用を説明する。
【００４９】
上記構成の防水構造が適用されたワイパピボット１０では、ピボットシャフト１６を回動自在に支持するピボットホルダ１２はその先端部分がピボット孔７２に挿通された状態で配置されており、また、防水キャップ４０は、その傘部４６がピボット孔７２を臨みかつパイプ部５６がピボットホルダ１２のリブ１４によって位置決めされた状態で筒部４２がピボットホルダ１２の外周に装着されている。この場合、筒部４２の内周面にはリング状の突起４４が複数列突出形成されているため、これらの突起４４がピボットホルダ１２の外周に密着し、防水キャップ４０は確実にピボットホルダ１２に装着される。
【００５０】
雨天や洗車の際には、水がピボット孔７２から浸入するが、この水は防水キャップ４０の傘部４６によって受け止められ、排水口５４からパイプ部５６を介してこの防水キャップ４０の下方へ案内されて排水される。
【００５１】
ここで、防水キャップ４０は筒部４２及びパイプ部５６を有しており、パイプ部５６がピボットホルダ１２のリブ１４によって位置決めされた状態で筒部４２がピボットホルダ１２の外周に装着された構成であるため、防水キャップ４０自体はピボットシャフト１６と共には回転しない。したがって、ワイパ装置を高速駆動させた場合にピボットシャフト１６が高速で往復回動しても、防水キャップ４０（傘部４６）によって受け止められた水が飛散することがない。しかも、受け止められた水を排水口５４からパイプ部５６を介して防水キャップ４０の下方へ案内して排水させるので、ピボットレバー２０の連結部分を回避した所定の場所へ確実に排水させることができる。
【００５２】
また、防水キャップ４０は、ピボットホルダ１２と別部品として構成しているため、車体に応じてピボットホルダ１２が変更になっても共用することができる。また逆に、ピボット孔７２が大きい（異なる）場合などでは、車体に装備されるピボットホルダ１２を共用し防水キャップ４０のみを変更することで異なる車両であっても対応することができる。
【００５３】
また、このワイパピボット１０の防水構造では、ピボットホルダ１２の外周に突出形成されたリブ１４の間に防水キャップ４０のパイプ部５６を係合させて位置決め及び周り止めを行なっているため、ピボットホルダ１２に特別構造を設けなくても防水キャップ４０の位置決め及び周り止めをすることができ、構造が簡単になる。
【００５４】
またさらに、防水キャップ４０の傘部４６は、外周縁から中心下方へ向けて傾斜した勾配面４８を有しており傘部４６の中心部には集水流路５２が形成され集水流路５２に排水口５４が開口形成された構成となっているため、防水キャップ４０（傘部４６）の円周部分で受け止められた水は、一旦中心部に集められ、集水流路５２を経て排水口５４から排出される。すなわち、傘部４６の円周部で受け止めた水が円周部を伝って流れ排水口５４に導かれずに溜まってしまうことを防止することができる。またこの際に、防水キャップ４０（傘部４６）の円周部分で受け止められた水は、放射状に位置する複数の堰５０によって流速が弱められるため、円周部を伝って流れた水が流速を増して傘部４６から溢れ出すことを防止できる。
【００５５】
さらに、防水キャップ４０のパイプ部５６がピボットホルダ１２の外周に沿わせて設けられているため、防水キャップ４０（傘部４６）によって受け止められた水が排水口５４からパイプ部５６を介して防水キャップ４０の下方へ案内されて排水される際に、パイプ部５６から排水された水がピボットホルダ１２に沿って流れ落ちる。このため、当該水が飛散し難くなり、一層効果的である。
【００５６】
またさらに、防水キャップ４０の傘部４６のうち傾斜配置されたピボットホルダ１２の下方側に位置する部位は、水平方向に対し所定の勾配αを有して径方向に延出しているため、ピボットシャフト１６が鉛直方向（天地方向）に対し傾斜して配置されていても、防水キャップ４０のこの傾斜側の傘部４６から水が溢れ出てしまうことを防止すると共に水が残留することなく排水口５４側へ集められる。したがって、確実に水を受け止めて排水することができる。
【００５７】
また、排水口５４の表面側（パイプ部５６と反対側）には、この排水口５４の周縁から開口中央へ向けて棚部５８が棚状に延出形成されているため、枯葉などの異物によって排水口５４が封鎖されてしまうことを防止すると共に、パイプ部５６への異物の侵入をも防止でき、パイプ部５６が詰まることがない。
【００５８】
また、防水キャップ４０のパイプ部５６は、ピボットレバー２０とリンクロッド２４の連結部分すなわちボールジョイント２２と反対側に配置されているため、ピボットホルダ１２によって回動自在に支持されたピボットシャフト１６を往復回動させるためにピボットレバー２０に連結されるリンク機構との連結部分における不具合を防止することができる。すなわち、当該リンク機構の連結部分（ボールジョイント２２）には、摩耗防止のためのグリスが塗布されているが、この連結部分と反対側に防水キャップ４０のパイプ部５６を配置したため、当該リンク機構との連結部分に水が排水されることがなく、当該連結部分に塗布されたグリスがパイプ部５６からの排水で流れてしまうことが防止できる。
【００５９】
またさらに、車両の振動等により防水キャップ４０がピボットホルダ１２に対し軸方向Ｌへ移動することを防止するため、この防水キャップ４０にはリング状の突起４４が形成され、ピボットホルダ１２の外周面に密着して装着されている。しかも、防水キャップ４０が車体との干渉により異音が発生することを防止するため、ピボット孔７２と防水キャップ４０とは所定の間隔Ｈを維持して装着される必要がある。そこで、ピボットホルダ１２の外周に形成されたリブ１４の先端側（ピボット孔７２側）の突端面１４１に防水キャップ４０の傘部４６の裏面４６１を当接させることによって、熟練を要することなく装着時にこの間隔Ｈをバラツキなく一定にすることができる。
【００６０】
以上説明した如く、本実施の形態に係るワイパピボット１０の防水構造及び防水キャップ４０では、車体のピボット孔７２から浸入した水が飛散することなく所定箇所に集めて排水しこの水に起因するトラブルを防止することができるのみならず、部品管理が容易でピボットホルダ１２の形状の標準化を図ることができる。
【００６１】
なお、前述した実施の形態においては、防水キャップ４０のパイプ部５６をピボットホルダ１２の外周に沿って設けられる形状や長さ寸法に設定した構成としたが、このパイプ部５６を更に長く形成すれば、水の排水箇所を任意の箇所に限定することが可能になり、一層効果的である。
【００６２】
また、前述した実施の形態においては、防水キャップ４０の筒部４２の内周面にリング状の突起４４を突出形成し、この突起４４がピボットホルダ１２の外周に密着して防水キャップ４０がピボットホルダ１２に装着される構成としたが、この突起４４に代えて、防水キャップ４０の筒部４２に軸線方向の移動を制限する係止手段を設けるように構成してもよい。
【００６３】
例えば、図９に示す防水キャップ６０の如く、筒部４２の内周面に凸部６２を設けこの凸部６２をピボットホルダ１２の外周部に係合させることによって、軸線方向の移動を制限するように構成してもよい。この防水キャップ６０では、ピボット孔７２と防水キャップ６０との間隔を維持することができる。すなわち、防水キャップ６０（傘部４６）はピボット孔７２に所定間隔をおいて臨んでいるが、凸部６２によって軸線方向の移動が制限されるため、例えば車両振動などにより防水キャップ６０が軸方向に移動してしまい車体のカウルトップパネル７０に干渉してしまうことが防止される。
【００６４】
なお、ピボット孔７２と防水キャップ４０、６０との間隔は「０」（すなわち、接触状態）であってもよく、この場合にも前記凸部６２を設けることによって当該両者の密着（接触）状態を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造に適用された防水キャップの構成を示す一部破断した斜視図である。
【図２】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造に適用された防水キャップの構成を示す平面図である。
【図３】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造に適用された防水キャップの構成を示す図２の３−３線に沿った断面図である。
【図４】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造の全体構成を示す断面図である。
【図５】本発明の実施の形態に係るワイパピボット及びその周辺部品の構成を示す正面図である。
【図６】本発明の実施の形態に係るワイパピボット及びその周辺部品の構成を示す平面図である。
【図７】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの構成を示す正面図である。
【図８】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの構成を示す平面図である。
【図９】本発明の実施の形態に係るワイパピボットの防水構造に適用された防水キャップの他の例を示す図４に対応した断面図である。
【符号の説明】
１０ワイパピボット
１２ピボットホルダ
１４リブ（突起）
１６ピボットシャフト
４０防水キャップ
４２筒部
４６傘部
４８勾配面
５０堰
５２集水流路
５４排水口
５６パイプ部
５８棚部
６０防水キャップ
６２凸部（係止手段）
７０カウルトップパネル
７２ピボット孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a waterproof structure of a wiper pivot and a waterproof cap applied to a wiper device for wiping a windshield glass of an automobile.
[0002]
[Prior art]
In a wiper pivot applied to a vehicle wiper device for wiping a windshield glass or the like of an automobile, a pivot hole is formed in a plate body (a cowl top panel) of a vehicle body, and a pivot that rotatably supports a pivot shaft. The holder is arranged in a state of being inserted through the pivot hole.
[0003]
By the way, in such a wiper pivot, water during rainy weather or car wash enters from the pivot hole, and this water is connected to a link mechanism (ball) for reciprocally rotating the drive source of the wiper device and the pivot shaft. If water jumps to the joint part), problems such as electrical trouble and grease breakage may occur. Therefore, a wiper pivot (Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-25063) and a drainage structure for a pivot cap (Japanese Patent Laid-Open No. 2000-85541) have been proposed to prevent troubles caused by water entering from the pivot hole. ,.
[0004]
The wiper pivot disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 6-25063 has a structure in which a rainwater guiding portion is provided in the pivot holder, and the rainwater flow is guided to a position away from the pivot shaft.
[0005]
However, in the wiper pivot, since the rainwater guiding portion is formed integrally with the pivot holder, the shape of the cowl top panel and the dash upper panel of the vehicle body, the difference in the mounting position of the pivot holder, and the wind glass Due to differences in relative mounting angles, etc., vehicles with different shapes and configurations had to be prepared. For this reason, parts management has become complicated, which has been an obstacle to standardization of the shape of the pivot holder.
[0006]
On the other hand, in the drain structure of the pivot cap disclosed in the Japanese Patent Laid-Open No. 2000-85541, the opening side end surface of the pivot holder is covered with a pivot cap having an annular groove, and the pivot shaft, the pivot holder, It is possible to prevent water from entering between. Moreover, since the pivot cap is configured as a separate part from the pivot holder, the pivot holder or the cap can be shared.
[0007]
However, in the drain structure of the pivot cap, since the pivot cap is press-fitted and fixed to the pivot shaft and reciprocally rotates integrally with the pivot shaft, particularly when the wiper device is driven at a high speed in the case of raining. In addition, the water in the pivot cap or the water drained from the drain port was scattered around by centrifugal force. For this reason, there is a possibility that this water will fly to the connecting part (ball joint part) of the link mechanism for reciprocatingly rotating the drive source of the wiper device and the pivot shaft, which may cause a new trouble. .
[0008]
In addition, in the pivot cap disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 2000-85541, when a dead leaf or the like enters from the pivot hole during parking, the drain outlet is blocked by the dead leaf, and the pivot holder attached to the vehicle body is particularly inclined. In some cases, there was a concern that water would accumulate without being drained from the lower drainage port.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
In consideration of the above facts, the present invention can not only prevent the water that has entered from the pivot hole of the vehicle body from collecting and draining into a predetermined place without splashing, but also prevent troubles caused by this water, as well as easy parts management. It is an object to obtain a waterproof structure and a waterproof cap of a wiper pivot capable of standardizing the shapes of the pivot holder and the waterproof cap.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
According to a first aspect of the present invention, there is provided a waterproof structure for a wiper pivot that is disposed in a state in which a tip end side is inserted into a pivot hole formed in a plate body of a vehicle body, and a pivot holder that rotatably supports a pivot shaft; A cylindrical portion formed on the umbrella, extending from the cylindrical portion in a radial direction facing the pivot hole, a drain opening formed in the umbrella portion, and a periphery of the drain port. And a waterproof cap having a pipe portion extending from the drain port toward the rear end side of the pivot holder, and forming a projection around the pivot holder, the pipe portion being The cylindrical portion is mounted on the outer periphery of the pivot holder by being positioned by the projection of the pivot holder.
[0011]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1, the pivot holder for pivotally supporting the pivot shaft is disposed in a state of being inserted through the pivot hole, and the waterproof cap has a pivot hole at the umbrella portion. The cylinder portion is mounted on the outer periphery of the pivot holder with the pipe portion facing and positioned by the projection of the pivot holder.
[0012]
In the case of rain or car washing, water enters from the pivot hole, but this water is received by the umbrella portion of the waterproof cap, and is drained by being guided from the drain port to the lower side of the waterproof cap through the pipe portion.
[0013]
Here, in the waterproof structure of the wiper pivot, the waterproof cap has a cylindrical portion and a pipe portion, and the cylindrical portion is mounted on the outer periphery of the pivot holder in a state where the pipe portion is positioned by the protrusion of the pivot holder. Therefore, the waterproof cap itself does not rotate with the pivot shaft. Therefore, when the wiper device is driven at a high speed, the water received by the waterproof cap (umbrella portion) does not scatter even if the pivot shaft reciprocates at a high speed. Moreover, since the received water is guided and drained from the drainage port through the pipe portion to the lower side of the waterproof cap, it can be surely drained to a predetermined place.
[0014]
Further, since the waterproof cap is configured as a separate part from the pivot holder, the pivot holder itself can be reduced in size, and can be shared even if the pivot holder is changed according to the vehicle body. Conversely, when the pivot hole is large (different), it is possible to cope with different vehicles by sharing the pivot holder mounted on the vehicle body and changing only the waterproof cap.
[0015]
Thus, in the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1, the water that has entered from the pivot hole of the vehicle body can be collected and drained at a predetermined location without scattering, and troubles caused by this water can be prevented. Therefore, parts management is easy and the shape of the pivot holder can be standardized.
[0016]
The waterproof structure of the wiper pivot of the invention according to claim 2 is the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1, wherein the protrusion of the pivot holder is a plurality of ribs formed to protrude from the outer periphery of the pivot holder, The pipe portion of the waterproof cap is engaged between the ribs to perform positioning and rotation prevention.
[0017]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to the second aspect, the waterproof cap can be positioned and stopped without providing a special structure in the pivot holder, and the structure becomes simple.
[0018]
The waterproof structure of the wiper pivot of the invention according to claim 3 is the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1 or 2, wherein the pipe portion of the waterproof cap is provided along the outer periphery of the pivot holder. It is characterized by that.
[0019]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 3, when the water received by the waterproof cap (umbrella part) is guided and drained from the drain port through the pipe part to the lower part of the waterproof cap, The drained water flows down along the pivot holder. For this reason, the said water becomes difficult to scatter and it is more effective.
[0020]
The waterproof structure of the wiper pivot according to a fourth aspect of the present invention is the waterproof structure of the wiper pivot according to any one of the first to third aspects, wherein the pivot holder is arranged to be inclined with respect to the vertical direction. And the site | part located in the said pivot holder inclination downward side among the umbrella parts of the said waterproof cap has a predetermined gradient with respect to the horizontal direction, It is characterized by extending to radial direction.
[0021]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 4, even if the pivot shaft is inclined with respect to the vertical direction (the vertical direction), water overflows from the inclined umbrella portion of the waterproof cap. In addition to preventing, water is collected to the drain outlet side without remaining. Therefore, the water can be reliably received and drained.
[0022]
The waterproof structure of the wiper pivot of the invention according to claim 5 is the waterproof structure of the wiper pivot according to any one of claims 1 to 4, wherein the umbrella portion of the waterproof cap is inclined so as to be inclined downward toward the center. A plurality of weirs that are arranged radially from the central portion toward the peripheral portion, and a water collecting flow path is formed at the central portion of the inclined surface. The drainage port is provided in the water flow path.
[0023]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 5, the water received by the circumferential portion of the waterproof cap (umbrella portion) is once collected in the central portion and discharged from the drain outlet through the water collecting flow path. That is, it is possible to prevent the water received by the circumferential portion of the umbrella portion from flowing along the circumferential portion and collecting without being led to the drain port. At this time, the water received by the circumferential portion of the waterproof cap (umbrella portion) is weakened by the multiple weirs located radially, so that the water flowing along the circumferential portion increases the flow velocity. It can prevent overflowing from the umbrella.
[0024]
The waterproof structure of the wiper pivot according to a sixth aspect of the present invention is the waterproof structure of the wiper pivot according to any one of the first to fifth aspects, wherein the cylindrical portion of the waterproof cap is provided on the outer peripheral portion of the pivot holder. It has the latching means which engages and restrict | limits the movement of an axial direction, It is characterized by the above-mentioned.
[0025]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to the sixth aspect, the distance between the pivot hole formed in the plate body of the vehicle body and the waterproof cap can be maintained. That is, the waterproof cap (umbrella portion) faces the pivot hole at a predetermined interval. However, since the movement in the axial direction is restricted by the locking means, the waterproof cap moves in the axial direction due to, for example, vehicle vibration. It is possible to prevent abnormal noise from being generated due to interference with the plate body (cowl top panel or the like) of the car body.
[0026]
The interval between the pivot hole and the waterproof cap may be “0” (that is, in a contact state), and in this case, the contact (contact) state between the two can be maintained.
[0027]
The waterproof structure of the wiper pivot of the invention according to claim 7 is the waterproof structure of the wiper pivot according to any one of claims 1 to 6, wherein the pivot shaft is pivotally supported by the pivot holder. The lever is fixed, and the pipe portion of the waterproof cap is disposed on the opposite side of the connecting portion between the pivot lever and a link mechanism for reciprocatingly rotating the pivot lever.
[0028]
In the waterproof structure of the wiper pivot according to claim 7, a pivot lever is fixed to a pivot shaft rotatably supported by a pivot holder, and a link mechanism connected to reciprocally rotate the pivot lever; It is possible to prevent problems at the connecting portion. That is, grease for preventing wear is applied to the connecting portion (for example, the ball joint) between the link mechanism and the pivot lever, but since the pipe portion of the waterproof cap is disposed on the opposite side to the connecting portion, Water is not drained to the connecting portion with the link mechanism, and grease applied to the connecting portion can be prevented from flowing due to drainage from the pipe portion.
[0029]
A waterproof cap according to an eighth aspect of the present invention is mounted around a pivot holder disposed in a state where a tip end side is inserted into a pivot hole formed in a vehicle body, and receives and discharges water that has entered through the pivot hole. In the waterproof cap of the wiper pivot, a cylindrical portion formed in a cylindrical shape and mounted around the pivot holder, an umbrella portion facing the pivot hole and extending integrally from the cylindrical portion in the radial direction, A drainage opening formed in the umbrella part and a shelf part protruding from the peripheral part of the drainage opening toward the center of the opening are provided.
[0030]
In the waterproof cap according to the eighth aspect, the tubular portion is mounted on the outer periphery of the pivot holder with the umbrella portion facing the pivot hole.
[0031]
In the case of rain or car washing, water enters from the pivot hole, but this water is received by the umbrella portion of the waterproof cap and is guided and drained from the drain port to the lower side of the waterproof cap.
[0032]
Here, since this waterproof cap has a cylinder part, and this cylinder part is the structure with which the outer periphery of the pivot holder was mounted | worn, the waterproof cap itself does not rotate with a pivot shaft. Therefore, when the wiper device is driven at a high speed, the water received by the waterproof cap (umbrella portion) does not scatter even if the pivot shaft reciprocates at a high speed. Moreover, since the received water is guided and drained below the waterproof cap through the drainage port, it can be surely drained to a predetermined place.
[0033]
Moreover, since the shelf is formed so as to protrude from the peripheral edge portion of the drainage port toward the center of the opening of the waterproof cap, foreign matter can be prevented from entering the drainage port, and the drainage port is not clogged.
[0034]
Furthermore, since the waterproof cap is configured as a separate part from the pivot holder, the pivot holder itself can be reduced in size, and can be shared even if the pivot holder is changed according to the vehicle body. Conversely, when the pivot hole is large (different), it is possible to cope with different vehicles by sharing the pivot holder mounted on the vehicle body and changing only the waterproof cap.
[0035]
Thus, in the waterproof cap according to claim 8, the water that has entered from the pivot hole of the vehicle body can be collected and drained at a predetermined location without scattering, and troubles caused by this water can be prevented. Management is easy and standardization of the shape of the pivot holder can be achieved.
[0036]
A waterproof cap according to a ninth aspect of the present invention is the waterproof cap according to the eighth aspect, wherein the umbrella portion has a slope surface inclined toward a center lower side, and the slope surface has a center portion toward a peripheral portion. A plurality of weirs that are radially arranged are erected, a water collection channel is formed at the center of the slope surface, and the drainage port is provided in the water collection channel. .
[0037]
In the waterproof cap according to the ninth aspect, the water received by the circumferential portion of the umbrella is once collected in the center and discharged from the drain through the water collecting channel. That is, it is possible to prevent the water received by the circumferential portion of the umbrella portion from flowing along the circumferential portion and collecting without being led to the drain port. At this time, the water received by the circumferential portion of the umbrella portion is weakened by the multiple weirs located radially, so that the water flowing along the circumferential portion increases the flow velocity and overflows from the umbrella portion. Can be prevented.
[0038]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
FIG. 4 is a sectional view showing the structure of the wiper pivot 10 to which the waterproof structure of the wiper pivot according to the embodiment of the present invention is applied. FIG. 5 is a front view showing the configuration of the wiper pivot 10 and peripheral components, and FIG. 6 is a plan view. Further, FIG. 7 shows a configuration of the wiper pivot 10 in a front view, and FIG. 8 shows a plan view. In each figure, only one wiper pivot 10 of the pair of left and right wiper pivots 10 is shown, and the other wiper pivot 10 has the same configuration and is not shown.
[0039]
The wiper pivot 10 includes a pivot holder 12. The pivot holder 12 is disposed in a state inclined by an angle θ with respect to the vertical direction, and a tip portion thereof is inserted into a pivot hole 72 formed in a cowl top panel 70 of the vehicle body. A plurality of ribs 14 protrude from the periphery of the pivot holder 12. The plurality of ribs 14 have functions of positioning and stopping the waterproof cap 40 described later.
[0040]
The pivot holder 12 supports the pivot shaft 16 so as to be rotatable. An arm head (not shown) of a wiper arm is fastened and fixed to the distal end portion of the pivot shaft 16 with a nut or the like, and the fastening and fixing portion is covered with a cap 18. Further, the opening portion 121 on the distal end side of the pivot holder 12 is covered with a skirt portion B formed at the base end portion of the arm head to form a labyrinth structure and a waterproof measure is taken.
[0041]
A pivot lever 20 is fixed to the lower end of the pivot shaft 16, and a link rod 24 is connected to the pivot lever 20 via a ball joint 22. The other end of the link rod 24 is connected to the other wiper pivot (not shown), and the link rod 26 connected to the pivot lever (not shown) of the other wiper pivot is a ball joint 28. It is connected to the crank arm 32 of the wiper motor 30 via. Thus, when the wiper motor 30 is driven, this driving force is transmitted to the pivot shaft of the other wiper pivot via the crank arm 32, the link rod 26 and the other pivot lever, and also via the link rod 24 and the pivot lever 20. Thus, the pivot shaft 16 is also transmitted to the pivot shaft 16 of the wiper pivot 10 so that each pivot shaft 16 reciprocally rotates.
[0042]
As described above, the driving force of the wiper motor 30 is once transmitted to the other wiper pivot via the link rod 26, and this driving force is further transmitted from the other wiper pivot to the one wiper pivot 10 via the link rod 24. Even if it does not comprise, it is good also as a structure which connects the other end part of the link rod 24 of one wiper pivot 10 directly to the crank arm 32 of the wiper motor 30.
[0043]
A waterproof cap 40 is attached to the pivot holder 12 of the wiper pivot 10 having the above configuration.
[0044]
Here, FIG. 1 is a perspective view in which the structure of the waterproof cap 40 is partially broken. 2 is a plan view of the waterproof cap 40, and FIG. 3 is a cross-sectional view taken along line 3-3 of FIG.
[0045]
The waterproof cap 40 includes a cylindrical portion 42 formed in a cylindrical shape. A plurality of rows of ring-shaped protrusions 44 are formed on the inner peripheral surface of the cylindrical portion 42. An umbrella portion 46 extending in the radial direction and having a diameter larger than that of the pivot hole 72 is integrally formed on one end opening side of the cylindrical portion 42. A peripheral wall 47 is integrally formed on the outer periphery of the umbrella portion 46. In addition, the umbrella portion 46 has a slope surface 48 that is inclined from the outer peripheral edge toward the lower center, and a plurality of weirs 50 that are located radially from the center portion to the peripheral portion are provided on the slope surface 48. It is installed. In addition, a water collecting channel 52 is formed at the center of the umbrella portion 46, and a drain outlet 54 is formed in the water collecting channel 52. Furthermore, a portion of the umbrella portion 46 of the waterproof cap 40 that is located on the lower side (left side in FIG. 4) of the pivot holder 12 that is tilted has a predetermined gradient α with respect to the horizontal direction in the radial direction. It is extended. A drain port 54 is arranged on the lower side of the umbrella portion 46 and a waterproof cap 40 is mounted around the pivot holder 12. The drain port 54 has a circular arc shape corresponding to the interval between the plurality of ribs 14 of the pivot holder 12.
[0046]
The drain port 54 formed in the umbrella portion 46 is integrally formed with a pipe portion 56 that surrounds the periphery of the drain port 54 and extends toward the other end side (the rear end side of the pivot holder 12) of the cylindrical portion 42. Is formed. Further, on the surface side of the drain port 54 (on the side opposite to the pipe portion 56), a shelf portion 58 is formed so as to extend in a shelf shape from the periphery of the drain port 54 toward the center of the opening. The shelf 58 can prevent the drain outlet 54 from being blocked by foreign matter such as dead leaves, and can also prevent foreign matter from entering the pipe portion 56.
[0047]
The waterproof cap 40 having the above-described configuration is in a state in which the umbrella portion 46 faces the pivot hole 72 described above and the pipe portion 56 is engaged between the ribs 14 of the pivot holder 12 so that the rib 14 is positioned and stopped. Thus, the cylindrical portion 42 is mounted on the outer periphery of the pivot holder 12. In this case, the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is provided along the outer periphery of the pivot holder 12, and the connecting portion between the pivot lever 20 and the link rod 24, that is, the ball joint 22 (the connecting portion of the link mechanism). ) Is located on the opposite side.
[0048]
Next, the operation of this embodiment will be described.
[0049]
In the wiper pivot 10 to which the waterproof structure having the above-described structure is applied, the pivot holder 12 that rotatably supports the pivot shaft 16 is disposed in a state where the tip end portion is inserted into the pivot hole 72, and the waterproof cap 40, the tubular portion 42 is mounted on the outer periphery of the pivot holder 12 with the umbrella portion 46 facing the pivot hole 72 and the pipe portion 56 positioned by the rib 14 of the pivot holder 12. In this case, since a plurality of rows of ring-shaped protrusions 44 are formed on the inner peripheral surface of the cylindrical portion 42, these protrusions 44 are in close contact with the outer periphery of the pivot holder 12, and the waterproof cap 40 is securely attached to the pivot holder 12. It is attached to.
[0050]
In the case of rain or car washing, water enters from the pivot hole 72, but this water is received by the umbrella portion 46 of the waterproof cap 40 and guided from the drain port 54 to the lower side of the waterproof cap 40 through the pipe portion 56. And drained.
[0051]
Here, the waterproof cap 40 has a cylindrical portion 42 and a pipe portion 56, and the cylindrical portion 42 is mounted on the outer periphery of the pivot holder 12 with the pipe portion 56 positioned by the rib 14 of the pivot holder 12. Therefore, the waterproof cap 40 itself does not rotate with the pivot shaft 16. Therefore, when the wiper device is driven at a high speed, even if the pivot shaft 16 reciprocates at a high speed, the water received by the waterproof cap 40 (umbrella portion 46) does not scatter. Moreover, since the received water is guided and drained from the drain port 54 through the pipe portion 56 to the bottom of the waterproof cap 40, the drainage can be reliably drained to a predetermined place avoiding the connecting portion of the pivot lever 20. .
[0052]
Further, since the waterproof cap 40 is configured as a separate part from the pivot holder 12, it can be shared even if the pivot holder 12 is changed according to the vehicle body. Conversely, when the pivot hole 72 is large (different), it is possible to deal with different vehicles by sharing the pivot holder 12 mounted on the vehicle body and changing only the waterproof cap 40.
[0053]
Further, in the waterproof structure of the wiper pivot 10, since the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is engaged between the ribs 14 protruding from the outer periphery of the pivot holder 12, positioning and detent are performed. The waterproof cap 40 can be positioned and stopped without providing a special structure in the structure 12, which simplifies the structure.
[0054]
Furthermore, the umbrella portion 46 of the waterproof cap 40 has a sloped surface 48 that is inclined from the outer peripheral edge toward the center downward, and a water collecting channel 52 is formed at the center of the umbrella portion 46. Since the drain port 54 is configured to have an opening, the water received by the circumferential portion of the waterproof cap 40 (umbrella portion 46) is once collected in the center, and passes through the water collecting channel 52 to drain port 54. Discharged from. That is, it is possible to prevent the water received at the circumferential portion of the umbrella portion 46 from flowing along the circumferential portion and collecting without being led to the drain port 54. At this time, the water received by the circumferential portion of the waterproof cap 40 (umbrella portion 46) is weakened by the plurality of weirs 50 located radially, so that the water flowing through the circumferential portion has a flow velocity. Can be prevented from overflowing from the umbrella portion 46.
[0055]
Further, since the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is provided along the outer periphery of the pivot holder 12, the water received by the waterproof cap 40 (umbrella portion 46) is waterproofed from the drain port 54 through the pipe portion 56. When the water is guided and drained below the cap 40, the water drained from the pipe portion 56 flows down along the pivot holder 12. For this reason, the said water becomes difficult to scatter and it is more effective.
[0056]
Furthermore, the portion of the umbrella portion 46 of the waterproof cap 40 that is positioned below the inclined pivot holder 12 extends in the radial direction with a predetermined gradient α with respect to the horizontal direction. Even if the shaft 16 is arranged to be inclined with respect to the vertical direction (top and bottom direction), it is possible to prevent water from overflowing from the umbrella portion 46 on the inclined side of the waterproof cap 40 and to drain water without remaining. Collected on the mouth 54 side. Therefore, the water can be reliably received and drained.
[0057]
Further, since a shelf 58 extends in a shelf shape from the periphery of the drain port 54 toward the center of the opening on the surface side (the side opposite to the pipe portion 56) of the drain port 54, foreign matter such as dead leaves As a result, the drain port 54 is prevented from being blocked, and foreign matter can be prevented from entering the pipe portion 56, so that the pipe portion 56 is not clogged.
[0058]
Further, since the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is disposed on the side opposite to the connecting portion of the pivot lever 20 and the link rod 24, that is, the ball joint 22, the pivot shaft 16 rotatably supported by the pivot holder 12 is provided. It is possible to prevent problems at the connecting portion with the link mechanism connected to the pivot lever 20 for reciprocating rotation. That is, grease for preventing wear is applied to the connecting portion (ball joint 22) of the link mechanism, but the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is disposed on the opposite side to the connecting portion. It is possible to prevent the grease applied to the connecting portion from flowing due to the drainage from the pipe portion 56.
[0059]
Furthermore, in order to prevent the waterproof cap 40 from moving in the axial direction L with respect to the pivot holder 12 due to vehicle vibration or the like, the waterproof cap 40 is formed with a ring-shaped protrusion 44, and the outer peripheral surface of the pivot holder 12 is It is attached in close contact with. In addition, the pivot hole 72 and the waterproof cap 40 need to be mounted with a predetermined distance H to prevent the waterproof cap 40 from generating abnormal noise due to interference with the vehicle body. Accordingly, the rear surface 461 of the umbrella portion 46 of the waterproof cap 40 is brought into contact with the protruding end surface 141 on the tip end side (pivot hole 72 side) of the rib 14 formed on the outer periphery of the pivot holder 12, so that it can be mounted without skill. Sometimes this interval H can be kept constant without variation.
[0060]
As described above, in the waterproof structure of the wiper pivot 10 and the waterproof cap 40 according to the present embodiment, the water that has entered from the pivot hole 72 of the vehicle body is collected and drained to a predetermined location without being scattered, and trouble caused by this water. In addition, the parts management is easy and the shape of the pivot holder 12 can be standardized.
[0061]
In the above-described embodiment, the pipe portion 56 of the waterproof cap 40 is configured to have a shape and a length dimension provided along the outer periphery of the pivot holder 12, but the pipe portion 56 may be formed longer. In this case, it becomes possible to limit the water drainage point to an arbitrary point, which is more effective.
[0062]
Further, in the above-described embodiment, the ring-shaped protrusion 44 protrudes from the inner peripheral surface of the cylindrical portion 42 of the waterproof cap 40, and the protrusion 44 is in close contact with the outer periphery of the pivot holder 12 so that the waterproof cap 40 pivots. Although it is configured to be mounted on the holder 12, instead of the protrusion 44, a locking unit that restricts movement in the axial direction may be provided on the cylindrical portion 42 of the waterproof cap 40.
[0063]
For example, like the waterproof cap 60 shown in FIG. 9, a convex portion 62 is provided on the inner peripheral surface of the cylindrical portion 42, and this convex portion 62 is engaged with the outer peripheral portion of the pivot holder 12, thereby restricting movement in the axial direction. You may comprise as follows. In the waterproof cap 60, the distance between the pivot hole 72 and the waterproof cap 60 can be maintained. That is, the waterproof cap 60 (umbrella portion 46) faces the pivot hole 72 at a predetermined interval. However, since the movement in the axial direction is restricted by the convex portion 62, the waterproof cap 60 is axially moved by, for example, vehicle vibration. It is prevented that it will move to and interfere with the cowl top panel 70 of the vehicle body.
[0064]
Note that the distance between the pivot hole 72 and the waterproof caps 40 and 60 may be “0” (that is, in a contact state). Can be maintained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially broken perspective view showing a structure of a waterproof cap applied to a waterproof structure of a wiper pivot according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a plan view showing a configuration of a waterproof cap applied to the waterproof structure of the wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
3 is a cross-sectional view taken along the line 3-3 in FIG. 2, showing the structure of the waterproof cap applied to the waterproof structure of the wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing the overall structure of the waterproof structure of the wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
FIG. 5 is a front view showing a configuration of a wiper pivot and its peripheral parts according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a plan view showing the configuration of the wiper pivot and its peripheral parts according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a front view showing a configuration of a wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a plan view showing a configuration of a wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
9 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4, showing another example of a waterproof cap applied to the waterproof structure of the wiper pivot according to the embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
10 Wiper pivot
12 Pivot holder
14 Ribs (projections)
16 Pivot shaft
40 waterproof cap
42 Tube
46 Umbrella
48 sloped surface
50 weir
52 Water collection channel
54 Drain outlet
56 Pipe section
58 shelves
60 waterproof cap
62 Convex (locking means)
70 cowl top panel
72 Pivot hole

Claims

A pivot holder that is disposed in a state where the tip side is inserted into a pivot hole formed in a plate body of the vehicle body, and rotatably supports the pivot shaft;
A tubular portion formed in a cylindrical shape, an umbrella portion facing the pivot hole and extending integrally from the tubular portion in the radial direction, a drain opening formed in the umbrella portion, and a drain opening A waterproof cap having a pipe portion surrounding the periphery and extending from the drain port toward the rear end side of the pivot holder;
A wiper pivot waterproof structure comprising: a projection formed around the pivot holder; and the pipe portion is positioned by the projection of the pivot holder, and the cylindrical portion is mounted on an outer periphery of the pivot holder. .

The projection of the pivot holder is a plurality of ribs formed on the outer periphery of the pivot holder, and the pipe portion of the waterproof cap is engaged between the ribs for positioning and rotation prevention. The waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1.

The waterproof structure of the wiper pivot according to claim 1 or 2, wherein the pipe portion of the waterproof cap is provided along an outer periphery of the pivot holder.

The pivot holder is arranged to be inclined with respect to the vertical direction,
And the part located in the pivot holder inclination lower side among the umbrella parts of the waterproof cap has a predetermined gradient with respect to the horizontal direction and extends in the radial direction.
The waterproof structure for a wiper pivot according to any one of claims 1 to 3, wherein:

The umbrella portion of the waterproof cap has a sloped surface inclined downward in the center, and the sloped surface is provided with a plurality of weirs arranged radially from the center to the peripheral edge, and the sloped surface A water collecting channel is formed in the center of the water collecting channel, and the drain port is provided in the water collecting channel.
The waterproof structure for a wiper pivot according to any one of claims 1 to 4, wherein the waterproof structure is provided.

6. The cylindrical portion of the waterproof cap has a locking means that engages with an outer peripheral portion of the pivot holder and restricts movement in the axial direction. Waterproof structure of wiper pivot.

A pivot lever is fixed to a pivot shaft rotatably supported by the pivot holder, and a pipe portion of the waterproof cap is provided on a side opposite to a connection portion between the pivot lever and a link mechanism that reciprocally pivots the pivot lever. The wiper pivot waterproof structure according to any one of claims 1 to 6, wherein the wiper pivot waterproof structure is arranged.

In a waterproof cap of a wiper pivot that is mounted around a pivot holder arranged in a state where the tip side is inserted into a pivot hole formed in the vehicle body, and receives and discharges water that has entered through the pivot hole.
A cylindrical portion that is formed in a cylindrical shape and is mounted around the pivot holder;
An umbrella portion that integrally faces in the radial direction from the cylindrical portion facing the pivot hole,
A drain opening formed in the umbrella portion;
A shelf formed to project from the peripheral edge of the drain port toward the center of the opening;
A waterproof cap characterized by comprising

The umbrella portion has a slope surface inclined downward in the center, and the slope surface has a plurality of weirs radiating from the center portion toward the peripheral portion, and a central portion of the slope surface. A water collecting channel is formed, and the drain port is provided in the water collecting channel,
The waterproof cap according to claim 8.