JP3605676B2 - クライアント装置および記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、処理依頼先などをウィンドウ上に表示するクライアント装置および記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、ネットワーク上に複数のサーバが有り、クライアントはその複数のサーバのいずれと接続して処理を依頼し、その結果を受け取って表示する場合、接続先のサーバが目的別に運用されているとき、例えば本運用サーバ、開発用サーバなどのいずれに接続中なのか画面上で確認できなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように従来のクライアントは、ネットワークに複数のサーバが接続され、そのいずれに処理依頼してその結果を受け取って画面上に表示し、業務処理を行なう場合に、いずれのサーバに接続して処理結果を受け取ったか確認できず、非所望のサーバの資源を使用してしまう事態が発生するという問題があった。
【0004】
本発明は、これらの問題を解決するため、クライアントが接続時にネットワーク上に接続された処理依頼するサーバからサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を受け取ってウィンドウ毎にそのタイトル域などに表示し、使用しているサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を常に容易に確認でき、他のサーバやアプリの資源を誤って使用してしまう事態を回避することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
図1を参照して課題を解決するための手段を説明する。
図1において、クライアント1は、ネットワークに接続してサーバ6に処理依頼してその結果をウィンドウ5上に表示して各種業務処理を行なうものであって、ここでは、サーバ名管理手段2およびサーバ名表示手段3などから構成されるものである。
【0006】
サーバ名管理手段2は、処理依頼したサーバ名およびアプリ名などを管理するものである。
サーバ名表示手段3は、サーバ名管理手段2によって管理しているサーバ名およびアプリ名を該当するウィンドウのタイトル域などに表示したりなどするものである。
【0007】
ウィンドウ5は、アプリ毎の処理結果を表示するものであって、ここでは、タイトル域に処理依頼したサーバ名およびアプリ名を表示するものである。
管理サーバ7は、複数のサーバを管理するものである。
【0008】
次に、動作を説明する。
クライアント1を構成するサーバ名管理手段2がLAN上に接続され、処理依頼先のLAN上に接続された複数のサーバのうちの該当するサーバに当該LANを介して通知し当該サーバからの返答をもとにサーバ名をウィンドウに対応づけて記憶し、サーバ名表示手段3が管理しているサーバ名を該当ウィンドウ上に表示すると共に受け取った処理結果を併せて表示するようにしている。
【0009】
また、クライアント1を構成するサーバ名管理手段2がLAN上に接続され、処理依頼先のLAN上に接続された複数のサーバのうちの該当するサーバ上の該当するアプリに当該LANを介して通知し当該サーバからの返答をもとにサーバ名とアプリ名をウィンドウに対応づけて記憶し、サーバ名表示手段3が管理しているサーバ名とアプリ名を該当ウィンドウ上に表示すると共に受け取った処理結果を併せて表示するようにしている。
【0010】
また、クライアント1を構成するサーバ名管理手段2がLAN上に接続され、処理依頼先のLAN上に接続された複数のサーバを管理する管理サーバ7に当該LANを介してアプリ起動依頼を通知し当該管理サーバ7からの返答をもとにサーバ名とアプリ名をウィンドウに対応づけて記憶し、サーバ名表示手段3が管理しているサーバ名とアプリ名を該当ウィンドウ上に表示すると共に受け取った処理結果を併せて表示するようにしている。
【0011】
従って、クライアント1が接続時にLAN上に接続された処理依頼するサーバからサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を受け取ってウィンドウ毎にそのタイトル域などに表示することにより、使用しているサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を常に容易に確認し、誤った他のサーバやアプリの資源を使用してしまう事態を回避することが可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、図1から図5を用いて本発明の実施の形態および動作を順次詳細に説明する。ここで、図示外の記録媒体あるいは外部記憶装置であるハードディスク装置などから読み出したプログラム、あるいはセンタの外部記憶装置から回線を介して転送を受けたプログラムを、クライアントあるいはサーバなどの主記憶にローディングして起動し、以下に説明する各種処理を行うようにしている。
【0013】
図1は、本発明のシステム構成図を示す。
図1において、クライアント1は、プログラムに従って各種業務処理を行なうものであり、ネットワークであるLANに接続してサーバ6に処理依頼してその結果をウィンドウ5上に表示して各種業務処理を行なうものである。ここでは、クライアント1は、プログラムによって実現されるサーバ名管理手段2およびサーバ名表示手段3などから構成されるものである。
【0014】
サーバ名管理手段2は、LANを介してサーバ6に処理依頼したそのサーバ名およびアプリ名などの通知を受け、処理に対応して表示されたウィンドウに対応づけて管理するものである。
【0015】
サーバ名表示手段3は、サーバ名管理手段2によって管理しているサーバ名およびアプリ名などを該当するウィンドウのタイトル域などに表示したりするものである。
【0016】
ディスプレイ4は、各種データなどを表示するものであって、ここでは、ウィンドウ5を表示するものである。
ウィンドウ5は、クライアント1内で動作するアプリ(アプリケーションプログラム)が表示させたウィンドウであって、入力データや処理結果などを表示するウィンドウであり、ここでは、タイトル域に処理依頼したサーバ名およびアプリ名を表示するものである。
【0017】
サーバ6は、LANに接続した複数のサーバA、B・・・Nからなるものであって、各種サービスを提供するものである。各サーバA、B・・・Nには、アプリが依頼を受けた処理を行い、その結果を通知するというサービスを提供するものである。
【0018】
管理サーバ7は、サーバA、B・・・Nを集中管理するものであって、いずれのサーバA、B・・・Nにアプリが存在し、いずれのサーバのアプリを起動するかを決定などするものである(図4を用いて後述する)。
【0019】
次に、図2のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の動作を詳細に説明する。
図2は、本発明の動作説明フローチャートを示す。ここで、クライアント1、サーバA、サーバBは、図1に示すものである。
【0020】
図2において、S1は、電源をオンにする。
S2は、サーバの接続を開始する。これは、クライアント1の電源をS1でオンにし、S2でLANを介してサーバに接続を開始する。
【0021】
S3は、サーバのアドレス(宛先)を送信する。
S4は、S3で送信したアドレスのサーバ、ここではサーバAが受信する。尚、アドレスがサーバBの場合には、S4’でサーバBが受信する。
【0022】
S5は、S4で受信したサーバAが接続した旨の確認応答を送信元のクライアントに送信する。尚、S4’でサーバBが受信した場合には、サーバBが接続した旨の確認応答を送信元のクライアントに送信する。
【0023】
S6は、S5(あるいはS5’)で送信された確認応答をクライアントが受信する。
S7は、ウィンドウを表示する。これは、サーバから受信した内容を表示するために、ウィンドウを表示する。
【0024】
S8は、ウィンドウにサーバ名を表示する。これは、図1に示すように、ウィンドウ5上のタイトル域に受信したサーバ名(例えばAサーバ)を表示する。
S9は、処理を行なう。これは、ウィンドウを表示させたアプリ(クライアント1内で動作するアプリケーションプログラム)が自己の処理できる内容は実行し、処理できない内容は接続したサーバAに処理依頼する。
【0025】
S10は、S9で処理依頼を受けたサーバAが処理を実行する。
S11は、S10で処理を実行した実行結果を依頼元のクライアント1に送信する。
【0026】
S12は、S11で送信された処理結果を受信してウィンドウに表示し、S9を繰り返す。
S13は、S12で処理を終了したので、サーバAとの接続を切断する。
【0027】
以上によって、クライアント1が処理開始時に処理依頼するサーバにLANを介して接続し確認応答を受けたときに当該サーバ名を業務処理を行なうウィンドウ5の例えばタイトル域に表示すると共にサーバに処理依頼を送信して受信した処理結果を当該ウィンドウに併せて表示することにより、ウィンドウ5上に常に処理結果と併せて処理依頼したサーバ名が常時表示されるため、サーバ名を間違って他のサーバの資源を使用してしまう事態を回避できる。
【0028】
次に、図3のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の他の動作を詳細に説明する。
図3は、本発明の他の動作説明フローチャート(その1)を示す。ここで、クライアント1、サーバA、サーバBは、図1に示すものである。
【0029】
図3において、S21は、電源をオンにする。
S22は、アプリの起動依頼を開始する。
S24は、S22のアプリの起動依頼に対応して、アプリの有るサーバのアドレス(宛先)に送信する。
【0030】
S25は、S24の送信をサーバAが受信し、起動依頼を受けたアプリを起動する。尚、S25’でサーバBが受信した場合には、サーバBがアプリを起動する。
【0031】
S26は、サーバAが確認応答をクライアントに送信する。尚、S25’でサーバBが受信した場合には、サーバBが確認応答をクライアントに送信する。
S27は、S26(あるいはS26’)の確認応答をクライアントが受信する。
【0032】
S28は、ウィンドウを表示する。
S29は、アプリ毎のウィンドウにサーバ名を表示する。これは、図1に示すように、アプリ毎のウィンドウ5上のタイトル域に受信したサーバ名とアプリ名を併せて表示する。
【0033】
S30は、処理を行なう。これは、アプリ毎のウィンドウ5を表示させたアプリ(クライアント1内で動作するアプリケーションプログラム)が自己の処理できる内容は実行し、処理できない内容は接続したサーバAに処理依頼する。
【0034】
S31は、S30でクライアントのアプリが実行できなく依頼を受けた処理をサーバAが実行する。
S32は、S31で実行した実行結果をサーバAが依頼元のクライアント1に送信する。
【0035】
S33は、S32で送信された処理結果を受信してアプリ毎のウィンドウ5に表示し、S30を繰り返す。
S34は、S33で処理を終了した場合には、サーバAのアプリの処理を終了し接続を切断する。
【0036】
以上によって、クライアント1が処理開始時に処理依頼するサーバのアプリにLANを介して接続し確認応答を受けたときに当該サーバ名およびアプリ名を業務処理を行なアプリ毎のうウィンドウ5の例えばタイトル域に表示すると共にサーバのアプリに処理依頼を送信して受信した処理結果を当該アプリ毎のウィンドウに併せて表示することにより、アプリ毎のウィンドウ5上に処理結果と併せて処理依頼したサーバ名およびアプリ名が常時表示されるため、サーバ名およびアプリ名を間違って他のサーバやアプリの資源を使用してしまう事態を回避できる。
【0037】
次に、図4のフローチャートに示す順序に従い、図1の構成の他の動作を詳細に説明する。
図4は、本発明の他の動作説明フローチャート(その2)を示す。ここで、クライアント1、サーバA、サーバBは、図1に示すものであり、更にLANに接続する管理サーバ7を新たに設けたものである。
【0038】
図4において、S41は、電源をオンにする。
S42は、アプリの起動依頼を管理サーバに依頼する。
S43は、S42で起動依頼を受けた管理サーバ7がアプリを起動するサーバを決定する。ここでは、サーバAと決定しアプリ起動依頼を通知する。
【0039】
S44は、サーバAがアプリを起動する。これは、S43で管理サーバ7がアプリを起動するサーバをサーバAと決定し、アプリの起動依頼を受けたサーバAがアプリを起動する。尚、S43で管理サーバ7がアプリを起動するサーバをサーバBと決定した場合には、アプリの起動依頼を受けたサーバBがS44’でアプリを起動する。
【0040】
S45は、管理サーバがサーバ名を依頼元のクライアントに送信する。
S46は、ウィンドウに表示する。そして、図3の(A)のS29でアプリ毎のウィンドウ5のタイトル域にサーバ名およびアプリ名を表示した後、既述したS30ないしS34の処理を行なう。
【0041】
以上によって、クライアント1が処理開始時にアプリ起動依頼を管理サーバ7に通知し、当該管理サーバ7がアプリを起動するサーバを決定してそのサーバのアプリを起動すると共に、アプリを起動したサーバ名を依頼元のクライアント1に送信し、クライアント1がアプリ毎のウィンドウ5のタイトル域にサーバ名とアプリ名を併せて表示することにより、アプリ毎のウィンドウ5上に処理結果と併せて処理依頼したサーバ名およびアプリ名が常時表示されるため、サーバ名およびアプリ名を間違って他のサーバやアプリの資源を使用してしまう事態を回避できる。
【0042】
図5は、本発明の表示例を示す。ウィンドウ5は、ここでは、ウィンドウ(1)、ウィンドウ(2)の2つがあり、各ウィンドウ上部(例えばタイトル域)にサーバ名/アプリ名を識別できるフォーマットとし、図示の下記のサーバ名およびアプリ名がそれぞれ常時表示されている。
【0043】
Figure 0003605676
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クライアント1が接続時にLAN上に接続された処理依頼するサーバからサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を受け取ってウィンドウ毎にそのタイトル域などに表示などする構成を採用しているため、ウィンドウ上で使用しているサーバ名あるいはサーバ名とアプリ名を常に容易に確認でき、サーバやアプリの資源を誤って使用する事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成図である。
【図2】本発明の動作説明フローチャートである。
【図3】本発明の他の動作説明フローチャート(その1)である。
【図4】本発明の他の動作説明フローチャート(その2)である。
【図5】本発明の表示例である。
【符号の説明】
1:クライアント
2:サーバ名管理手段
3:サーバ名表示手段
4:ディスプレイ
5:ウィンドウ
6:サーバ
7:管理サーバ

Claims (4)

  1. ネットワーク上に接続された複数のサーバのいずれかにアプリケーションの処理を依頼するクライアント装置であって、
    前記クライアント装置から前記サーバのいずれかに処理を依頼したアプリケーション名と、処理を依頼したサーバからの応答をもとに取得したアプリケーションの処理をするサーバ名とを対応付けて管理するサーバ名管理手段と、
    前記クライアント装置上のアプリケーションの処理結果を表示するウインドウに、前記サーバ名管理手段が管理する該アプリケーションのアプリケーション名と該アプリケーションの処理をするサーバ名とを表示するサーバ名表示手段と
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  2. ネットワーク上に接続された複数のサーバのいずれかにアプリケーションの処理を依頼するクライアント装置であって、
    前記クライアント装置から複数のサーバを管理する管理サーバにアプリケーションの起動を依頼したアプリケーション名と、該管理サーバからの応答をもとに取得した該アプリケーションの処理をするサーバ名とを対応付けて管理するサーバ名管理手段と、
    前記クライアント装置上のアプリケーションの処理結果を表示するウインドウに、前記サーバ名管理手段が管理する該アプリケーションのアプリケーション名と該アプリケーションの処理をするサーバ名とを表示するサーバ名表示手段と
    を備えたことを特徴とするクライアント装置。
  3. ネットワーク上に接続された複数のサーバのいずれかにアプリケーションの処理を依頼するクライアント装置を、
    前記クライアント装置から前記サーバのいずれかに処理を依頼したアプリケーション名と、処理を依頼したサーバからの応答をもとに取得したアプリケーションの処理をするサーバ名とを対応付けて管理するサーバ名管理手段と、
    前記クライアント装置上のアプリケーションの処理結果を表示するウインドウに、前記サーバ名管理手段が管理する該アプリケーションのアプリケーション名と該アプリケーションの処理をするサーバ名とを表示するサーバ名表示手段と
    して機能させるプログラムを格納したクライアント装置読取可能な記録媒体
  4. ネットワーク上に接続された複数のサーバのいずれかにアプリケーションの処理を依頼するコンピュータを、
    前記クライアント装置から複数のサーバを管理する管理サーバにアプリケーションの起動を依頼したアプリケーション名と、該管理サーバからの応答をもとに取得した該アプリケーションの処理をするサーバ名とを対応付けて管理するサーバ名管理手段と、
    前記クライアント装置上のアプリケーションの処理結果を表示するウインドウに、前記サーバ名管理手段が管理する該アプリケーションのアプリケーション名と該アプリケーションの処理をするサーバ名とを表示するサーバ名表示手段と
    して機能させるプログラムを格納したクライアント装置読取可能な記録媒体
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