JP3603721B2 - データ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

データ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体に係り、特に、多量のレコードからなるデータベースと当該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、当該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定していくことにより、データベースを絞り込んでいくためのデータ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0002】
また、本発明は、携帯電話のような画面の小さい携帯端末からユーザによるデータベースに対する検索条件を受け付け、当該検索条件に対する検索結果を当該端末に表示する検索システムにおいて、予め用意したお勧め絞込条件によりシステムが自動的にあらゆる絞込パターンの検索結果を集計し、数回の絞込で一画面に収まる程度の検索結果に収まるような絞込検索パターンをメニューとしてユーザに提示するためのデータ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体に関する。
【0003】
【従来の技術】
検索対象であるレコードを1つのリストとして表示した場合、ユーザが瞬間的に全体を把握できるくらいレコード数が少ないとき(例えば、7個以下)は、その中から特定のレコードを選択することは比較的容易である。しかし、ユーザが瞬間的に全体を把握できないくらいレコード数が多い場合(例えば、1万個)、検索対象をカテゴリやアルファベット順などによって構造化することによって、ユーザが一度に選択する選択肢の数を減らすことができる。
【0004】
メニューは、このように構造化した選択肢のインタフェースであり、少ない選択肢の中から選択を繰り返すことにより、多量のレコードを網羅することを可能とする。例えば、10個の選択肢からなるメニューが4階層ある場合、10000個のレコードを網羅することができる。このようなメニューがある場合、メニュー項目の選択を繰り返すことにより、検索対象レコードを絞り込み、最終的に目的とするデータをユーザが見つける。
【0005】
一方、多量のレコードから特定のアイテムを選択するもう一つの方法として、キーワード検索がある。キーワード検索では、ユーザがデータベースに対してキーワードを投入し、システムがデータベース内でキーワードに適合するレコードを検索結果として出力する。
【0006】
また、検索結果数が多過ぎた場合に、更にキーワードを追加し、AND検索を実行し、レコードを絞り込むことが可能である。
【0007】
また、「操作回数保証型検索方法(宮本勝、鈴木健也、小澤英昭、外村佳伸(1999)携帯端末のための操作回数保証型メニューの生成方法、DICOMO’99.)が提案されている。この方法では、あるデータ集合に対して、予め用意した検索条件同士のAND検索による検索パターンの検索結果を集計し、数回の絞り込みで数個に検索結果が収まる検索パターンをユーザに提示する方法である。また、この方法では、検索パターンを提示するときに、検索パターンの順番を制御することによって、操作回数が少ないうちになるべく多くの絞込検索条件をユーザに提示する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、多量のレコードの中から極わめて少ない操作回数で、自分が欲しいレコードを選択したいという状況が存在する。
【0009】
例えば、携帯端末において、多量のデータベースを検索するような状況を考えた場合、操作の制約が大きい。ユーザは鞄を持っていて片手が塞がっているような状況も想像できる。このような状況で極めて少ない操作回数で検索が終了しない場合、検索システムによる検索を諦め、代替手段に移るか、じっと我慢して検索を続けるしかない。
【0010】
また、携帯端末では、画面が小さいため、一度に画面に表示できる情報量が少ない。そのため、一度に多くの選択肢を提供しても、スクロールが頻発し、操作回数を増やしてしまう。また、検索エンジンなどによる検索結果が多量な場合、検索結果の先頭をブラウズするのでさえ、スクロールが頻発する。この問題に対する技術として、ジョグダイヤルのようなハンドルを使用することによりスクロールスピードを向上させる技術が存在するが、検索結果リストが数千、数万という数になってしまうと、いくらスクロールスピードを上げても、線形に逐次検索結果リストをブラウズすること自体がユーザにとって困難となる。
【0011】
多量のレコードから特定のレコードを選択するために、極めて少ない操作回数でキーワード検索を行うためには、安定した操作姿勢と、標準のキーボードが必要となる。しかし、携帯端末を片手で操作するような状況を想定した場合、このような環境は用意できない。また、携帯電話では、新たに絞込条件を入力するにしても、文字入力が困難であり、苦労して絞込検索条件をテンキーで入力しても、一向に検索結果が絞り込まれないことが多い。
【0012】
また、メニューをアルファベット順やカテゴリ別に分類して構造化すると、レコード数が増えた場合、レコード数に伴ってメニューの幅と深さが増えてしまうため、携帯端末の画面の小ささを考慮すると、操作回数がかなり増えてしまうという問題がある。
【0013】
また、「操作回数保証型検索方法」では、メニューの生成方法に主眼が置かれており、ユーザが検索エンジンを利用し、従来の線形リストによる検索結果を利用しつつ、絞込検索条件メニューの表示を選択し、利用する方法が述べられていない。また、予め用意する検索条件を準備する方法や、当該検索条件を用いることにより、具体的なメニューを生成し、検索サービスとして付加価値を提供する方法は開示されていない。さらに、クライアント・サーバによるシステム構成を想定しておらず、クライアントの表示画面に表示可能な文字数が端末によって異なるような場合に、どの端末においてもスクロールが発生しないように、絞込検索条件メニューのメニュー項目の文字列町、及びメニュー項目数を制御する方法についても考えられていない。
【0014】
このような問題を解決するためには、ユーザが必要と思われるレコードに対して、何らかの近道を提供する必要がある。また、近道の代替案がいくつかあるときに、なるべく効率のよい近道を提供する必要がある。
【0015】
なお、上記の課題は、携帯端末に限らず、デスクトップ環境でも同様の状況は多く考えられる。ホームページを閲覧している際に、通信速度が遅いため、レスポンスタイムが長い場合、できるだけ少ないクリックで、欲しいデータを閲覧したい状況がある。このような状況は、現在のインターネットの普及によって、一つのホームページのページ数が多くなっていること、ホームページ自体の数が増えていることにより、頻発すると考えられる。
【0016】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、多量のレコードからユーザが必要だと考えられるレコードに対して、如何にして効率のよい近道となる検索メニューを自動的に生成することが可能なデータ検索支援方法及び装置及びデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
【0018】
本発明(請求項1)は、多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援方法において、
全てのレコードに適合する全能キーワードをキーワード群に加えることにより、データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードとを抽出し(ステップ1)、
任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の全キーワードの階層化された複数のメニューから構成される任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出し(ステップ2)、
レコードとキーワードの組み合わせに基づいてキーワードの組み合わせとAND検索結果との対応表を作成し(ステップ3)、
対応表のキーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除し(ステップ4)、
削除した後に、対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から全能キーワードを削除して(ステップ5)、メニューリストを作成する(ステップ6)。
【0019】
本発明(請求項2)は、メニューリストを作成する際に、
キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成する。
【0020】
本発明(請求項3)は、各々のメニュー項目に続く、検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
生成されたメニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加し、
メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートする。
【0021】
本発明(請求項4)は、画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援方法において、
端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておき、
ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示し、ユーザから絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、最大絞込回数以内で、検索結果が最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示する。
【0022】
本発明(請求項5)は、絞込検索条件メニューを提示する際に、
管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成し、
作成された絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出し、
適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成し、
生成されたお勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートする。
【0023】
本発明(請求項6)は、検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、
端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルを保持しておき、
受信した端末の種類に基づいて最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定し、
メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る。
【0024】
図2は、本発明の原理構成図である。
【0025】
本発明(請求項7)は、多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援装置であって、
全てのレコードに適合する全能キーワードをキーワード群に加えることにより、データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードを抽出するキーワード組み合わせ手段1と、
任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の全キーワードの階層化された複数のメニューから構成される任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出手段2と、
組み合わせ抽出手段2によるレコードとキーワードの組み合わせに基づいて、キーワードの組み合わせとAND検索結果との対応表を作成する対応表作成手段3と、
対応表のキーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除するキーワード組み合わせ削除手段4と、
キーワード組み合わせ削除手段において削除した後に、対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から全能キーワードを削除して、メニューリストを作成するメニューリスト作成手段5とを有する。
【0026】
本発明(請求項8)は、メニューリスト作成手段5において、
キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成する手段を含む。
【0027】
本発明(請求項9)は、メニューリスト作成手段5において、
各々のメニュー項目に続く、検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
生成されたメニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加する手段と、
メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートする手段とを含む。
【0028】
本発明(請求項10)は、画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援装置であって、
端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておく表示制御データ設定手段と、
ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示する結果表示手段と、
ユーザから絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、最大絞込回数以内で、検索結果が最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示するメニュー表示手段とを有する。
【0029】
本発明(請求項11)は、メニュー表示手段において、
管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成する手段と、
作成された絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出する手段と、
適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成する手段と、
生成されたお勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートする手段とを有する。
【0030】
本発明(請求項12)は、端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルと、
検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、受信した端末の種類に基づいて最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定する手段と、
メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る手段とを有する。
【0031】
本発明(請求項13)は、多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体であって、
全てのレコードに適合する全能キーワードをキーワード群に加えることにより、データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードを抽出するキーワード組み合わせプロセスと、
任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の全キーワードの階層化された複数のメニューから構成される任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出プロセスと、
組み合わせ抽出プロセスによるレコードとキーワードの組み合わせに基づいて、キーワードの組み合わせとAND検索結果との対応表を作成する対応表作成プロセスと、
対応表のキーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除するキーワード組み合わせ削除プロセスと、
キーワード組み合わせ削除プロセスにおいて削除した後に、対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から全能キーワードを削除して、メニューリストを作成するメニューリスト作成プロセスとを有する。
【0032】
本発明(請求項14)は、メニューリスト作成プロセスにおいて、
キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成するプロセスを含む。
【0033】
本発明(請求項15)は、メニューリスト作成プロセスにおいて、
各々のメニュー項目に続く、検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
生成されたメニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加するプロセスと、
メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートするプロセスとを含む。
【0034】
本発明(請求項16)は、画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体であって、
端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておく表示制御データ設定プロセスと、
ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示させる結果表示プロセスと、
ユーザから絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、最大絞込回数以内で、検索結果が最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示させるメニュー表示プロセスとを有する。
【0035】
本発明(請求項17)は、メニュー表示プロセスにおいて、
管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成するプロセスと、
作成された絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出するプロセスと、
適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成するプロセスと、
生成されたお勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートするプロセスとを有する。本発明(請求項18)は、端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルと、
検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、受信した端末の種類に基づいて最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定するプロセスと、
メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削るプロセスとを有する。
【0036】
上記のように、本発明では、予め用意したキーワードの数回のAND検索で、数個の検索結果数にデータベースを絞り込めるキーワードを自動的にユーザに提示することが可能となる。これは、保証する数回のAND検索で、数個の検索結果数に絞り込めないようなメニューの経路を削除しているためであり、画面が小さい携帯情報端末でも、多量のデータに対して、極めて少ない操作回数で検索が終了するような近道となるメニューを提供することをが可能となる。
【0037】
AND検索の検索結果数が保証する数個の最大検索結果数以内になるキーワードの組み合わせが存在しなかったり、生成されたメニューにユーザが必要なキーワードが出現しない可能性もある。しかし、検索に要する操作コストが非常に少ないため、取りあえず当該検索メニューを用いて、必要なレコードが見つからなくても、直ぐに、代替手法に移ることもできるので、ユーザはそれほど不満に思わないというメリットがある。また、極めて少ない操作コストでユーザにとって必要なレコードが選択できたならば、検索の効果は飛躍的に向上するというメリットがある。
【0038】
また、本発明は、メニュー項目に続くメニューの幅と深さにバラツキがある場合に、検索メニューの代替案のうちで、操作回数が少ないより多くのレコードを検索できるメニューを自動的に生成することが可能となる。
【0039】
また、本発明は、携帯電話のような狭い表示画面に対して、多数の検索結果が表示された場合にも、数回の絞込回数で検索結果が一画面に表示可能な検索結果数に絞り込むことを保証する絞込検索が、絞込条件メニューを呼び出し、絞込検索条件メニューの中からメニュー項目を数回選択することによって可能となり、端末の表示画面が異なる場合でも、数回の絞り込みで必ず1画面に検索結果を収めることが可能となる。
【0040】
また、本発明は、管理者が用意したお勧め絞込検索条件からなる絞込検索メニューの代替案のうちで、数回という極少ない最大絞込回数で、かつ数個という最大メニュー幅という制約の中で、より多くの絞込検索条件の種類を提示できるような絞込検索メニューを自動的に提示することが可能となる。つまり、従来、データベース全体に対してしか絞り込みができなかったが、本発明では、取得した検索結果に対する絞り込みが可能となる。
【0041】
さらに、検索要求を出す携帯端末によって、表示可能な行数と、一行の最大文字列数が異なる場合でも、一つのメニュー項目が複数行に跨がらず、スクロールをせずに、かつ数回の絞り込みで、それぞれの携帯端末において最大限表示可能な検索結果数に絞り込むことが可能である。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施例を図面と共に説明する。
【0043】
[第1の実施例]
図3は、本発明の第1のデータ検索支援装置の構成を示す。
【0044】
同図に示す装置は、保証された最大AND検索回数以内で、保証された最大検索結果数にデータベースを絞り込めるキーワードを自動的にユーザに提示する検索メニューを生成可能とするものである。
【0045】
同図に示す装置は、データ管理部10、メニュー生成部20、インタフェース部30から構成される。
【0046】
データ管理部10は、データベース部11、検索部12、キーワード部13から構成され、メニュー生成部20は、レコード対キーワードの2値テーブル21、レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル22、キーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表23、メニューリスト24及び、メニュー生成制御部25から構成され、インタフェース部30は、メニュー操作部31、メニュー表示部32から構成される。
【0047】
データベース部11は、多量のレコードから構成されるデータベースを記憶しており、検索部13から検索要求を受けると、検索結果を返す。
【0048】
検索部12は、メニュー操作部31がキーワードを指定し、検索要求をかけると、キーワード部13を参照し、当該キーワードを用いてデータベース部11に検索要求を発行する。
【0049】
キーワード部13は、データベースを検索するために予め用意されたキーワード群を記憶している。検索部12、メニュー生成部20、インタフェース部30からの参照を許容する。
【0050】
メニュー生成部20は、レコード対キーワードの2値テーブル21、レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル22、キーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表23、メニューリスト24及びこれらのテーブル及び対応表23を生成するためのメニュー生成制御部25から構成される。
【0051】
メニュー生成制御部25は、レコード対キーワードの2値テーブル21を作成する場合には、キーワード部13に記憶されているキーワードに、すべてのレコードに適合する全能キーワードを付加し、任意のレコードが任意のキーワードに適合しているか否かの2値テーブルを作成する。例えば、CDデータベースの場合は、各レコードがCD一枚に相当し、キーワードが「新譜」や「トップ30」といったレコードの属性となる。ここでの2値テーブル21は、各CDが「新譜」であるか否か、「トップ30」であるか否かという情報を2値で表したものである。例えば、図4の例では、「1」が適合、「0」が不適合を意味する。
【0052】
また、メニュー生成制御部25は、レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル22を作成する時、任意のレコードと保証する最大AND検索回数分の全キーワードの任意のAND検索結果の2値テーブル22を作成する。例えば、CDデータベースの場合で保証するAND検索回数が3回である場合、図5に示すような
「新譜」AND「トップ30」AND「全能キーワード」
というように3つのキーワードの全組み合わせによるAND検索の結果と任意のレコードの2値テーブル22を作成する。
【0053】
さらに、メニュー生成制御部25は、キーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表23を作成する場合に、レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル22からキーワードの組み合わせとAND検索結果の対応表23を作成し、任意のキーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数が0あるいは、保証する最大検索結果数を越える組み合わせを削除する。例えば、図6に示すCDデータベースの場合は、
「新譜」AND「トップ30」AND「全能キーワード」
のAND検索結果は、3個であり、
「新譜」AND「A」AND「B」
のAND検索結果は、10個といった具合である。
【0054】
次に、図7に示すように、この対応表の中からAND検索結果数が0あるいは、保証する最大検索結果数を越える組み合わせを削除する。
【0055】
上記の処理が完了すると、メニュー生成制御部25は、メニューリスト24を作成する。削除処理を終了した時点で対応表23にキーワードの組み合わせが残っている場合に、当該対応表から全能キーワードを削除し、キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことによって、少なくともメニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリスト24を作成する。例えば、図7からメニューリストを作成するためには、まず、図8に示すように、全能キーワードを削除し、図9に示すように、キーワードの組み合わせをキーワードの順列に直し、各順列をメニューの根から葉までの一経路とし、図10に示すように、同じメニュー階層に、同じメニュー項目が重複しないようにメニューリスト23を作成する。
【0056】
インタフェース部30は、メニュー操作部31、メニュー表示部32から構成される。
【0057】
メニュー操作部31は、現メニューIDと現メニュー項目IDを移動する。また、現メニューIDを確定すると同時に、検索部12に現メニュー項目に相当するキーワードを渡し、検索要求を出す。
【0058】
メニュー表示部32は、図11に示すように、現メニューIDに相当するメニューを表示し、現メニュー項目IDに相当するメニュー項目を反転表示などして、強調表示する。
【0059】
次に、メニュー生成部20のメニュー生成制御部25によるメニューの生成動作について説明する。
【0060】
図12は、本発明の第1の実施例の検索メニューの生成方法のフローチャートである。
【0061】
ステップ101) キーワード部13に記憶されているキーワードに、すべてのレコードに適合する全能キーワードを付加する。例えば、CDデータベースの場合は、各レコードがCD一枚に相当し、キーワードが「新譜」や「トップ30」といったレコードの属性となる。全能キーワードとは、すべてのレコード、ここでは、CDに適用するダミーのキーワードである。
【0062】
ステップ102) 任意のレコードが任意のキーワードに適合しているか否かの2値のテーブル21を作成する。ここでの2値テーブル21は、各CDが「新譜」であるか否か、「トップ30」であるか否かという情報を2値で表したものである(図4の「1」が適合、「0」が不適合)。
【0063】
ステップ103) 任意のレコードと保証する最大AND検索回数分の全キーワードの任意のAND検索結果の2値テーブル22を作成する。例えば、CDデータベースの場合で保証するAND検索回数が3回である場合、図5に示すように、
「新譜」AND「トップ30」AND「全能キーワード」
というように3つのキーワードの全組み合わせによるAND検索の結果と任意のレコードの2値テーブル22を作成する。
【0064】
ステップ104) レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル22から、キーワードの組み合わせとAND検索結果の対応表23を作成する。図6に示すように、例えば、CDデータベースの場合は、
「新譜」AND「トップ30」AND「全能キーワード」
のAND検索結果は3個で、
「新譜」AND「A」AND「B」
のAND検索結果は10である。
【0065】
ステップ105) 図7に示すように、キーワードの組み合わせとAND検索結果の対応表23から、任意のキーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数が0あるいは、保証する最大検索結果数を越える組み合わせを削除する。
【0066】
ステップ106) 削除した後に、当該対応表23に、キーワードの組み合わせが残っている場合には、ステップ107に移行し、残っていない場合は、メニューを表示するためのキーワードが存在しないため、メニューを表示せずに終了する。
【0067】
ステップ107) 削除した後に当該対応表23にキーワードの組み合わせが残っている場合に、当該対応表23から全能キーワードを削除する。例えば、図7からメニューリスト24を作成するために、図8のように全能キーワードを削除する。これは、全能キーワードをメニュー項目とした場合、全能キーワードを選択しても検索対象が絞り込まないため意味を成さないと判断したため削除することにした。
【0068】
ステップ108) キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直す。例えば、図9に示すように、
「新譜」AND「トップ30」
というキーワードの組み合わせがあった場合、
「新譜」AND「トップ30」、「トップ30」AND「新譜」
というように、キーワードの組み合わせを順列化する。
【0069】
ステップ109) 各キーワードの組み合わせが一つのメニューの経路となるように、メニューを生成する。このとき、少なくともメニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリスト24を作成する。
【0070】
ステップ110) インタフェース部30のメニュー表示部32は、現メニューIDに相当するメニューを表示し、図11に示すように、現メニュー項目IDに相当するメニュー項目を反転表示などして強調表示する。
【0071】
ステップ111) 現メニューIDと現メニュー項目IDを移動する。また、現メニューIDを確定すると同時に、検索部12に現メニュー項目に相当するキーワードを渡し、検索要求を出す。その後、ユーザがAND検索のために次のキーワードの入力を待つ。検索結果数が保証する最大検索結果数より小さくなったところで、検索は終了する。
【0072】
次に、上記のステップ109の動作を詳細に説明する。
【0073】
図13は、本発明の第1の実施例のメニューリスト生成処理の詳細なフローチャートである。
【0074】
ステップ201) メニュー項目変数を用意し、メニューの第一階層の親メニュー項目に相当するメニュー根を代入する。
【0075】
ステップ202) キーワード変数を用意し、処理の対象となっているキーワードの組み0わせの最初のキーワードを代入する。
【0076】
ステップ203) メニュー項目変数の子供のメニュー(下の階層に存在するメニュー)にキーワード変数に相当するメニュー項目が存在するか判定する。存在すれば、ステップ204に移行し、存在しなければステップ205に移行する。
【0077】
ステップ204) メニュー項目変数に、現在のメニュー項目変数が子供のメニュー内でキーワード変数に相当するメニュー項目を代入する。
【0078】
ステップ205) メニュー項目変数の子供のメニューにキーワード変数のキーワードをメニュー項目名とするメニュー項目を追加する。
【0079】
ステップ206) メニュー項目変数に追加したメニュー項目を代入する。
【0080】
ステップ207) キーワードの組み合わせに現在のキーワード変数の次のキーワードが存在するかを判定する。存在すれば、ステップ208に移行し、存在しなければ、全てのキーワードの組み合わせに対する処理のループを回すため、ステップ201に移行する。すべてのキーワードの組み合わせに対する処理が終了したら、全ての処理を終了する。
【0081】
ステップ208) キーワード変数に、現在のキーワード変数の次のキーワードを代入する。その後、ステップ203に移行する。
【0082】
また、上記の実施例では、図3の構成に基づいて説明したが、図3に示すデータ管理部10、メニュー生成部20(メニュー生成制御部25)、インタフェース部30をプログラムとして構築し、検索支援装置として使用されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0083】
[第2の実施例]
本実施例では、各々のメニュー項目に続く、メニューの幅と深さにばらつきがある場合にも、操作回数が少ないうちに、より多くのレコードを検索できるメニューを自動的に生成することを可能とするものである。ここで、メニュー幅とは、階層化された複数のメニューのメニュー項目数を表す。また、メニューの深さとは、階層化された複数のメニューのどの階層に存在するかを示す。
【0084】
図14は、本発明の第2の実施例の検索支援装置の構成を示す。同図において、図3の構成と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0085】
同図に示す構成は、メニュー生成制御部25内にメニューをソートするためのソート部252が設けられた構成であるため、他の構成要素についてその説明を省略する。
【0086】
メニュー生成制御部25内のソート部252は、任意のメニュー項目に対して、「下の階層に続くメニュー深さの最大値」と「直下の階層のメニュー幅」を追加する。ここで言う「下の階層に続くメニュー深さの最大値」と「直下階層のメニュー幅」は、任意のメニュー階層の任意のメニュー項目に一意に存在するものである。図15では、「新譜」「セール」「トップ30」のメニュー項目からなるメニュー階層の例を示す。このメニュー階層の「セール」の下の階層に続くメニューの深さには、「3」と「2」がある。このうち、最大のものである「3」を、「セール」に対する「下の階層に続くメニュー深さの最大値」とする。また、「セール」の直下には2つのメニュー項目が存在するので、これを「直下階層のメニュー幅」とする。このとき、メニュー項目の直下にメニュー項目があれば、メニュー項目の個数を、メニュー項目の直下にメニュー項目がない場合は、検索結果数を、直下のメニュー幅とする。
【0087】
さらに、ソート部252は、メニューリスト24の各メニューに対して、メニュー項目を「下の階層に続くメニュー深さの最大値」を第一優先に、「直下階層のメニュー幅」を第二優先にソートする。これらの値を用いて、メニューをソートしたものが、図15の下部に示す結果となる。
【0088】
次に、メニュー生成制御部25の動作を説明する。
【0089】
図16は、本発明の第2の実施例の検索メニュー生成方法のフローチャートである。なお、同図に示すフローチャートは、図12におけるステップ109以降の処理である。
【0090】
ステップ301) 任意のメニュー項目に対して、下の階層にメニューがあるか否かを判定する。存在する場合は、ステップ302に移行し、存在しない場合は、ステップ303に移行する。図15では、「新譜」「セール」「トップ30」のメニュー項目からなるメニュー階層の例を示す。
【0091】
ステップ302) 処理対象メニュー項目の直下の階層のメニュー幅として、直下の階層のメニューの項目数を代入する。図14の例では、「セール」の直下の階層のメニュー幅は、直下階層のメニューの項目数が「2」であるため、「2」となる。
【0092】
ステップ303) 処理対象メニュー項目の直下階層のメニュー幅として、当該メニュー項目を検索パスによる検索結果数を代入する。「新譜」のメニュー項目による検索結果数が「2」であるため、「新譜」の直下の階層のメニュー幅は「2」となる。
【0093】
ステップ304) 処理対象のメニュー項目の「下の階層に続くメニュー深さの最大値」を代入する。含む検索パス、即ち、直下階層のメニューの項目数を代入する。図15のメニュー階層の「セール」の下の階層に続くメニューの深さには、「3」と「2」がある。このうち最大のものである「3」を、「セール」に対する「下の階層に続くメニュー深さの最大値」とする。ステップ301からステップ304までの処理をメニューリスト24の全メニュー項目に対して行う。処理が終了したらステップ305に移行する。
【0094】
ステップ305) ソート部252は、メニューリスト24の各メニュー階層を、「下の階層に続くメニューの深さの最大値」を第一優先に、「直下の階層のメニュー幅」を第二優先でソートする。メニューをソートしたものが図15の下部のメニューリスト24の全メニュー階層に対して処理が終了したら、図12のステップ111に移行する。
【0095】
また、上記の第2の実施例では、図14の構成に基づいて説明したが、図14に示すデータ管理部10、メニュー生成部20(メニュー生成制御部25)、インタフェース部30をプログラムとして構築し、検索支援装置として使用されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0096】
[第3の実施例]
図17は、本発明の第3の実施例の検索支援システムの構成を示す。
【0097】
同図に示すシステムは、携帯電話のような狭い表示画面に対して、多数の検索結果が表示された場合にも、数回の絞込回数で検索結果が一画面に表示可能な検索結果数に絞り込むことを保証する絞込検索が、絞込検索条件メニューを呼び出し、絞込検索条件メニューの中からメニュー項目を数回選択することによって可能とする構成である。
【0098】
同図に示すシステムは、携帯端末100と検索サーバ200から構成される。
携帯端末100は、操作部110と表示部120から構成される。
【0099】
操作部110は、検索要求送信部111、絞込検索条件メニュー要求送信部112、絞込検索条件メニュー選択部113から構成される。
【0100】
表示部120は、検索サーバから送信される検索条件入力フォーム、検索結果、絞込検索条件メニュー呼び出しフォーム、絞込検索条件メニューを表示する。検索サーバ200は、検索実行部210、絞込検索条件メニュー生成部220、表示制御部230、検索対象データ記憶部240、及び表示制御データ記憶部250から構成される。
【0101】
携帯端末100の検索要求送信部111は、ユーザから入力された検索条件を検索サーバ200の検索実行部210に送信する。
【0102】
絞込検索条件メニュー要求送信部112は、ユーザから入力された絞込検索条件メニューの呼び出し要求を受け付けると、検索条件と最大絞込回数を検索サーバ200の絞込検索条件メニュー生成部220に送信する。
【0103】
絞込検索条件メニュー選択部113は、検索サーバ200の絞込検索条件メニュー生成部220によって生成されたメニューをユーザが選択するという入力を受けることによって、検索要求送信部111で最初に受け付けた検索条件と、選択した絞込検索条件のAND検索条件を、絞込検索条件の最下層にいるときは検索サーバ200の検索実行部210に送信し、絞込検索条件の最下層でないときは、残りの絞込回数と共に 絞込検索条件メニュー生成部220に送信する。
【0104】
検索サーバ200の検索実行部210は、携帯端末100の検索要求送信部111、あるいは、絞込検索条件選択部113から検索条件を受信すると、検索対象データ記憶部240に記憶されているデータベースを検索し、表示制御部230に検索結果の表示要求を渡す。
【0105】
絞込検索条件メニュー生成部220は、絞込検索条件メニュー要求送信部112あるいは、絞込検索条件メニュー選択部113より検索条件と絞込回数を受信すると、指定絞込回数以内で検索結果が表示制御データ記憶部250に設定されている最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを算出し、表示要求を表示制御部230に渡す。
【0106】
表示制御部230は、検索実行部210と絞込検索条件メニュー生成部220より表示要求を受けると、表示制御データ記憶部250に設定されている最大メニュー幅を超えない検索結果あるいは、絞込検索条件メニューを携帯端末100の表示部120に送信する。
【0107】
検索対象データ記憶部240は、当該検索システムが検索対象となるデータを記憶する。検索実行部210、絞込検索条件メニュー生成部220からデータの参照要求があると、当該データを返す。
【0108】
表示制御データ記憶部250は、最大メニュー幅のような表示を制御するデータを記憶する。絞込検索条件メニュー生成部220及び表示制御部230より最大メニュー幅の参照要求を受信すると、当該データを返す。
【0109】
次に、上記の構成における動作を説明する。
【0110】
図18は、本発明の第3の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニューの提示方法のフローチャートである。
【0111】
ステップ401) 検索サーバ200の表示制御データ記憶部250に、
最大メニュー幅=−画面に表示可能なメニュー数(例、5個)
最大絞込回数=極少ない数(例、2回)
のように、最大メニュー幅と最大絞込回数のデータを記憶しておく。
【0112】
ステップ402) 携帯端末100の検索条件送信部111が送信した検索条件を、検索実行部210が受信し、検索を実行し、検索結果を表示制御部230に渡す。
【0113】
ステップ403) 表示制御部230において、検索実行部210から渡された検索結果が0より大きく、かつ、最大メニュー幅よりも大きい場合には、ステップ404に移行し、そうでない場合にはステップ405に移行する。
【0114】
ステップ404) 表示部120において、検索結果リスト及び絞込検索条件メニューへのリンクを図19に示すように表示する。
【0115】
ステップ405) 表示部120において、検索結果リストのみを図19に示すように表示する。
【0116】
ステップ406) ユーザが絞込検索条件メニューを呼び出し、絞込検索条件メニュー要求送信部112より、絞込検索条件メニュー生成部220に対して、検索条件と最大絞込回数を送信する。
【0117】
ステップ407) 絞込検索条件メニュー生成部220において、絞込検索条件メニュー要求送信部112、あるいは、絞込検索条件メニュー選択部113から、検索条件と絞込回数を受け取ると、指定絞込回数で、最大メニュー幅に検索結果が収まる絞込検索条件の最上位階層のメニューを表示制御部230に渡し、図20に示すように表示部120に表示する。
【0118】
ステップ408) ユーザが絞込検索条件メニューを選択すると、絞込検索条件メニュー選択部113において、どのメニューが選択されたのか識別される。ステップ409) 絞込検索条件メニュー選択部113において、選択されたメニューが絞込検索条件メニューの最端でないと識別した場合は、前回の絞込回数から1回絞込回数を下げた絞込回数と、前回の検索条件と、選択した絞込検索条件のAND検索条件を絞込検索条件メニュー生成部220に渡す。選択されたメニューが絞込検索条件メニューの最端であると識別した場合には、選択した絞込検索条件のAND検索条件を検索実行部210に渡す。この動作を図21に示す。
【0119】
ステップ410) 絞込検索条件メニュー選択部113から渡された前回の検索条件と選択した絞込検索条件のAND検索条件によって、検索実行部210が検索を実行し、検索結果を表示制御部230に渡し、表示部120に表示する。上記の処理において、最大絞込回数=2、最大メニュー幅=5としたとき、予め用意した検索条件(A,B,C)同士のAND検索により検索パターン(A,B,C,A∩B,A∩C,B∩C)の検索結果を集計し、数回の最大絞込回数(=2)で、最大メニュー幅(=5)に収まる検索パターン(A∩C→3、B∩C→4)をユーザに提示できる。
【0120】
上記の実施例は、図17の構成に基づいて説明したが、図17に示す検索実行部210、絞込検索条件メニュー生成部220、表示制御部230をプログラムとして構築し、検索サーバとして利用されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0121】
[第4の実施例]
図22は、本発明の第4の実施例の検索支援システムの構成を示す。
【0122】
同図に示すシステムは、管理者が用意したお勧め絞込検索条件からなる絞込検索メニューの代替案のうちで、数回という極少ない最大絞込の関数で、かつ数個という最大メニュー幅という制約の中で、より多くの絞込検索条件の種類を提示できるような絞込検索メニューを自動的に提示することが可能な構成を示す。
【0123】
同図に示す構成は、検索サーバ200の絞込検索条件メニュー生成部220以外は、前述の第3の実施例の構成と同様であるので、その説明を省略する。
【0124】
絞込検索条件メニュー生成部220は、お勧め検索条件リスト記憶部221、絞込検索条件適合判定部222、適合絞込検索条件リスト記憶部223、絞込検索条件リスト存在判定部224、順列化部225、メニューソート部226、メニュー表示部227から構成される。
【0125】
お勧め検索条件リスト記憶部221は、管理者が予め用意した絞込検索条件リストを記憶している。
【0126】
絞込検索条件適合判定部222は、携帯端末100の絞込検索条件メニュー要求送信部112あるいは、絞込検索条件メニュー選択部113より受信した所与の検索条件と絞込回数をもとに、お勧め検索条件リスト記憶部221の絞込検索条件同士の最大絞込回数以内のAND検索条件による絞込検索条件の候補リストを作成する。また、所与の検索条件と絞込検索条件の候補とのAND検索の検索結果数を評価し、検索結果が0より大きく、表示制御データ記憶部250の最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を、適合絞込検索条件リスト記憶部223に追加する。
【0127】
適合絞込検索条件リスト記憶部223は、絞込検索条件適合判定部222で適合と判定された絞込検索条件のリストを図23に示すように記憶する。
【0128】
絞込検索条件リスト存在判定部224は、適合絞込検索条件が存在するか否かを判定する。これは、条件によっては、適合絞込検索条件がひとつもない場合があり、その場合には、その旨をユーザに伝える役割を果たす。
【0129】
お勧め検索条件テーブル生成部225は、適合絞込検索条件リスト記憶部223に記憶されている適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出する。次に、これらのお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と、「直下階層のメニュー幅」を計算する。「最大メニュー深さ」が2以上の場合、即ち、当該お勧め絞込検索条件で絞り込んだ後に、さらに絞込検索条件がある場合は、作成したメニュー遷移行列から遷移可能な絞込検索条件件数を「直下階層のメニュー幅」とする。「最大メニュー深さ」が1の場合、即ち、当該お勧め絞込検索条件で絞り込んだ後に、さらに絞込検索条件が無い場合は、当該お勧め絞込検索条件による検索結果数を「直下階層のメニュー幅」とする。この例を図24に示す。
【0130】
メニューソート部226は、お勧め検索条件テーブル生成部225によって生成されたお勧め検索条件テーブルを、第1優先:最大メニュー深さ、第2優先:直下階層のメニュー幅で降順にソートする。ソートされた例を図25に示す。
【0131】
メニュー表示部227は、メニューソート部226でソートされた次回絞込に使用できるお勧め絞込検索条件の候補を、最大メニュー幅以内分だけ表示制御部230に渡す。
【0132】
次に、上記の構成による動作を説明する。
【0133】
以下に示す動作は、前述の第3の実施例のステップ407の詳細な動作を示す。
【0134】
図26は、本発明の第4の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニュー提示方法のフローチャートである。
【0135】
ステップ501) 絞込検索条件適合判定部222において、絞込検索条件メニュー要求送信部112、あるいは、絞込検索条件メニュー選択部113より受信する指定絞込回数に基づいて、お勧め検索条件リスト記憶部221の絞込検索条件同士の指定絞込回数以内のAND検索条件による絞込検索条件の候補リストを作成する。この例は、前述の図23に示す。
【0136】
ステップ502) 絞込検索条件適合判定部222において、絞込検索条件メニュー要求送信部112、あるいは、絞込検索条件メニュー選択部113より受信する所与の検索条件と、ステップ501で作成した絞込検索条件の候補とのAND検索の検索結果数を評価し、検索結果が0より大きく、表示制御データ記憶部250の最大メニュー幅を超えない絞込検索条件の場合には、ステップ503に移行する。そうでない場合にはステップ504に移行する。
【0137】
ステップ503) 絞込検索条件適合判定部222において、適合と判定された絞込検索条件を適合絞込検索条件リストに追加する。
【0138】
ステップ504) 絞込検索条件が適合絞込検索条件リストに追加できるか否かという評価を、全ての絞込検索条件候補について評価したかを判定し、すべてを評価した場合には、ステップ505に移行し、そうでない場合にはステップ502に移行し、再度評価を繰り返す。
【0139】
ステップ505) 絞込検索条件リスト存在判定部224において、適合絞込検索条件が存在するか否かを判定する。これは、条件によっては、適合絞込検索条件がひとつもない場合があり、その場合には、その旨をユーザに通知し、処理を終了する。適合絞込検索条件が存在する場合にはステップ506に移行する。ステップ506) お勧め検索条件テーブル生成部225において、適合絞込検索条件リスト記憶部223に記憶されている適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出する。次に、これらのお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と、「直下階層のメニュー幅」を計算する。「最大メニュー深さ」が2以上の場合、即ち、当該お勧め絞込検索条件で絞り込んだ後に、さらに絞込検索条件がある場合は、作成したメニュー遷移行列から遷移可能な絞込検索条件数を「直下階層のメニュー幅」とする。「最大メニュー深さ」が1の場合、即ち、当該お勧め絞込検索条件で絞り込んだ後に、さらに絞込検索条件がない場合は、当該お勧め絞込検索条件による検索結果数を「直下階層のメニュー幅」とする。この例を前述の図24に示す。
【0140】
ステップ507) メニューソート部226において、お勧め検索条件テーブル生成部225によって生成されたお勧め検索条件テーブルを、第1優先:最大メニュー深さ、第2優先:直下階層のメニュー幅で降順にソートする。この例を前述の図25に示す。また、メニュー表示部227において、ソートされた次回絞り込みに使用できるお勧め絞込検索条件の候補を、最大メニュー幅以内分だけ表示制御部230に渡し、携帯端末100の画面に表示する。表示例は、前述の図20と同様である。
【0141】
上記の実施例は、図22の構成に基づいて説明したが、図22に示す検索実行部210、絞込検索条件メニュー生成部220、表示制御部230をプログラムとして構築し、検索サーバとして利用されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0142】
[第5の実施例]
図26は、本発明の第5の実施例の検索支援システムの構成を示す。
【0143】
同図に示すシステムは、検索要求を出す携帯端末によって表示可能な行数と、一行の最大文字列数が異なる場合でも、一つのメニュー項目が複数行に跨がらず、スクロールせずに、かつ数回の絞り込みで、それぞれの携帯端末において最大限表示可能な検索結果数に絞り込むことが可能な構成を示す。
【0144】
同図に示すシステムは、携帯端末100の端末種類送信部114、検索サーバ200の表示制御部230、表示制御データ設定部260以外は、前述の第3の実施例と同様であるので、その説明を省略する。
【0145】
携帯端末100の端末種類送信部114は、検索要求送信部111、絞込検索条件メニュー要求送信部112、絞込検索条件メニュー選択部113が、検索サーバ200に要求を送信するときに、携帯端末100の種類を識別するIDを、検索サーバ200の表示制御データ設定部260に送信する。
【0146】
検索サーバ200の表示制御データ設定部260は、端末機種送信部114から端末の種類を識別するIDを受信すると、図28に示すような表示制御データ変換テーブルを参照し、当該IDに対応する最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を表示制御データ記憶部250に設定する。
【0147】
表示制御部230は、検索実行部210と絞込検索条件メニュー生成部220より、表示要求を受けると、表示制御データ記憶部250の最大メニュー幅を超えない検索結果によるメニューあるいは、絞込検索条件メニューを、携帯端末100の表示部120に送信する。このとき、メニュー項目の文字列を含めた一行が、表示制御データ記憶部250の一行の最大表示文字列数を超える場合に、メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る。
【0148】
図29は、本発明の第5の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニューの提示方法のフローチャートである。
【0149】
同図において、ステップ601〜ステップ605以外は、前述の図18に示すフローチャートの動作と同様であるので、その説明を省略する。
【0150】
ステップ601、603、604) 検索実行部210と絞込検索条件メニュー生成部220より表示要求を受けると、端末種類送信部114から受信した端末IDによって、表示制御データ設定部260が、前述の図28に示すような表示制御データ変換テーブルを参照し、当該IDに対応する最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を表示制御データ記憶部250に設定する。
【0151】
ステップ602、605) 表示制御部230において、表示制御データ記憶部250の最大メニュー幅を超えない検索結果によるメニューあるいは、絞込検索条件メニューを、表示部120に送信する。このとき、メニュー項目の文字列を含めた一行が、表示制御データ記憶部250の一行の最大表示文字列数を超える場合に、メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る。
【0152】
上記の実施例は、図27の構成に基づいて説明したが、図27に示す検索実行部210、絞込検索条件メニュー生成部220、表示制御部230及び表示制御データせっていぶ260をプログラムとして構築し、検索サーバとして利用されるコンピュータに接続されるディスク装置や、フロッピーディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、本発明を実施する際にインストールすることにより、容易に本発明を実現できる。
【0153】
最後に、本発明の評価について説明する。
【0154】
図30は、本発明の評価を説明するための操作モデルを示す。
【0155】
本発明において、各検索メニューを評価するために、操作モデルを定義し、評価尺度を定量化する。
【0156】
ユーザは、同図に示すように、3つのボタンのうち2つを用いて、一つのメニュー階層の中を「前進」と「後退」によって移動する。また、残りの一つのボタンを用いて、メニュー内のアイテムを「確定」し、次のメニュー階層へ移動する。
【0157】
メニューの構造を辿ってデータを検索する上では、メニューの根(メニューの初期位置)から、メニューの葉(メニューの末端)の1本の経路が1データに相当するデータ構造を前提条件とする。このような構造での理論操作回数を以下のように定義した。
【0158】
理論操作回数=メニューの根から葉までの長さ+1
メニューの根から葉までの長さは、該当するデータまで移動する操作回数であり、この操作回数にデータを1回「確定」する操作を加えたものを理論操作回数とした。
【0159】
次に、評価対象データとして、操作回数保証型検索メニューを検索するために、携帯型CDデータベースのプロトタイプをソフトウェア上で実現した。インタフェースは、3つのボタンが付いており、ディスプレイには5行のテキストが表示できる面積が備わっている。
【0160】
検索の対象としたデータは、CD21、204枚分のテキストデータであり、1375人分のアーティストのデータが備わっている。
【0161】
検索するための設定としては、
最大AND検索回数:3
最大検索結果数:5
に設定した。最大検索結果数を5にしたのは、ティスプレイ上に5行しか表示できないためである。これにより、最悪でも5×(3+1)+=25回の操作以上は行わないことが予め分かっている(実際には、もっと少ない操作回数で済むデータを増やすようにメニューを生成している)。
【0162】
本発明を評価する上で検索に利用したキーワードとしては、データベースの偏りを構成するキーワードの組み合わせを、ユーザに提示する上で、そのキーワードに何らかのセマンティクスが必要となる。CDデータベース検索システムに利用したキーワードは、図31に示す通りである。
【0163】
同図に示す表では、
・ どのようなキーワードをつけるのか。
・ キーワードはどのようにつけるのか。
という2つの問題が非常に重要になってくる。しかし、本発明の要旨は現段階ではそこにはないので、ここでは、手動で行った。
【0164】
また、偏り判定の有用性について述べる。
【0165】
最大AND検索回数以内のAND検索で、検索結果が最大検索結果数に収まるキーワードをメニュー項目とする。例えば、21,204個のデータからキーワードAとキーワードBのキーワードCのAND検索をしたときの検索結果が5以内に収まるようなキーワードだけを抽出することになる。これには、データベースの偏りを必要とする。逆に言えば、データベースの偏りを見つけてきて、ユーザに知らせるという機能を保持することになる。
【0166】
上記の設定で、本発明を適用すると、制約範囲内で検索可能な偏りがあると判定され、メニューが生成された。この時点で、ユーザは提示されたメニューを辿ることによって、制約範囲(操作回数25回)を超える操作をする必要がないことが保証されている。
【0167】
仮に、偏りがないと判断された場合、所与のデータベースとキーワード群では制約範囲内では検索できないことが分かり、他の検索方法をとるための判断材料となる。
【0168】
このような機能が有効な状況として、例えば、携帯電話で電話をかけるといった状況に類似した状況が想定される。携帯電話で電話をする上で直前にかけた電話番号リストを見てから、そこにかけたい人の電話番号があったら、そのままかけるが、なかったら電話帳の全リスト検索を行うという状況である。ここで、取りあえず、検索をするために検索コストが極めて低いことが保証されているなら、そこに所望のデータが入っていなくても、それほど不満に思わないことが想定される。逆に、所望のデータが見つかったら、とても効率がよい。
【0169】
次に、メニュー化アルゴリズムの検証について説明する。
【0170】
メニュー生成アルゴリズムによって、各メニュー階層をソートした場合と、ソートしなかった場合の検索可能数の累積分布を比較した。図32により、本メニュー生成アルゴリズムを適用した方が、適用しなかったときよりも、操作回数が少ないうちに検索できるアイテムの数を増やせたことが分かる。
【0171】
なお、本発明は、上記の実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内で種々変更・応用が可能である。
【0172】
【発明の効果】
上述のように、本発明によれば、多量のレコードからなるデータベースと当該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定していくことにより、データベースを絞り込んでいくシステムにおいて、予め用意したキーワードの数回のAND検索で、数個の検索結果数にデータベースを絞り込めるキーワードを自動的にユーザに提示することが可能となる。これは、保証する数回のAND検索で、数個の検索結果数に絞り込めないようなメニューの経路を削除しているためであり、画面が小さい携帯情報端末でも、多量のデータに対して極めて少ない操作回数で、検索が終了するような近道となるメニューを提供することができる。
【0173】
AND検索の検索結果数が保証する数個の最大検索結果数以内になるキーワードの組み合わせが存在しなかったり、生成されたメニューにユーザが必要なキーワードが出現しない可能性もある。しかし、検索に要する操作コストが非常に少ないため、取りあえず当該検索メニューを用いて、必要なレコードが見つからなくても、すぐに代替方法に移ることもできるので、ユーザはそれほど不満に思わないというメリットがある。
【0174】
また、極めて少ない操作コストでユーザにとって必要なレコードが選択できたならば、検索の効果は飛躍的に向上する。
【0175】
また、各々のメニュー項目に続くメニューの幅と深さにばらつきがある場合に、代替案のうちで、操作回数が少ないより多くのレコードを検索できるメニューを自動的に生成することができる。
【0176】
さらに、携帯電話のような狭い表示画面に対して多数の検索結果が表示された場合にも、数回の絞り込み回数で検索結果が一画面に表示可能な検索結果数に絞り込むことを保証する絞り込み検索が、絞込検索条件メニューを呼び出し、絞込検索条件メニューの中からメニュー項目を数回選択することによって可能となる。
【0177】
また、管理者が用意したお勧め絞込検索条件からなる絞込検索条件メニューの代替案のうちで、数回という極少ない最大絞込回数で、かつ、数個という最大メニュー幅という制約の中で、より多くの絞込検索条件の種類を提示できるような絞込検索メニューを自動的に提示できる。
【0178】
また、検索要求を出す携帯端末によって、表示可能な行数と、一行の最大文字列数が異なる場合でも、一つのメニュー項目が複数行に跨がらず、スクロールをせずに、かつ数回の絞り込みで、それぞれの携帯端末において最大限表示可能な検索結果数に絞り込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を説明するための図である。
【図2】本発明の原理構成図である。
【図3】本発明の第1の実施例の検索支援装置の構成図である。
【図4】本発明の第1の実施例のレコード対キーワードの2値テーブルの例である。
【図5】本発明の第1の実施例のレコード対キーワードの組み合わせの2値テーブルである。
【図6】本発明の第1の実施例のキーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表である。
【図7】本発明の第1の実施例のキーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表(削除後)である。
【図8】本発明の第1の実施例の全能キーワードの削除の例である。
【図9】本発明の第1の実施例のキーワードの順列化の例である。
【図10】本発明の第1の実施例のメニューリストの例である。
【図11】本発明の第1の実施例のメニュー表示例である。
【図12】本発明の第1の実施例の検索メニュー生成方法のフローチャートである。
【図13】本発明の第1の実施例のメニューリスト作成処理の詳細なフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施例の検索支援装置の構成図である。
【図15】本発明の第2の実施例のメニューソートの例である。
【図16】本発明の第2の実施例の検索メニュー生成方法のフローチャートである。
【図17】本発明の第3の実施例の検索支援システムの構成図である。
【図18】本発明の第3の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニューの提示方法のフローチャートである。
【図19】本発明の第3の実施例の検索結果リスト及び絞込検索条件メニューへのリンクの表示例である。
【図20】本発明の第3の実施例の絞込検索条件メニューの最上位階層の表示例である。
【図21】本発明の第3の実施例の絞込検索条件メニュー選択部の動作を説明するための図である。
【図22】本発明の第4の実施例の検索支援システムの構成図である。
【図23】本発明の第4の実施例の適合絞込検索条件リスト記憶部に記憶されるリストの例である。
【図24】本発明の第4の実施例のお勧め絞込検索条件テーブル生成部の動作を説明するための図である。
【図25】本発明の第4の実施例のメニューソート部のソート動作を示す図である。
【図26】本発明の第4の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニュー提示方法のフローチャートである。
【図27】本発明の第5の実施例の検索支援システムの構成図である。
【図28】本発明の第5の実施例の表示制御データ変換テーブルの例である。
【図29】本発明の第5の実施例の検索結果に対する絞込検索条件メニューの提示方法のフローチャートである。
【図30】本発明の評価を説明するための操作モデルである。
【図31】本発明の評価におけるCDデータベース検索システムに利用したキーワードである。
【図32】本発明の評価における検索可能数の累積分布の比較を示す図である。
【符号の説明】
1 キーワード組み合わせ手段
2 組み合わせ抽出手段
3 対応表作成手段
4 キーワード組み合わせ削除手段
5 メニューリスト作成手段
10 データ管理部
11 データベース部
12 検索部
13 キーワード部
20 メニュー生成部
21 レコード対キーワードの2値テーブル
22 レコード対キーワードの組み合わせの2値テーブル
23 キーワードの組み合わせとAND検索結果数の対応表
24 メニューリスト
25 メニュー生成制御部
30 インタフェース部
31 メニュー操作部
32 メニュー表示部
100 携帯端末
110 操作部
111 検索要求送信部
112 絞込検索条件メニュー要求送信部
113 絞込検索条件メニュー選択部
114 端末種類送信部
120 表示部
200 検索サーバ
210 検索実行部
220 絞込検索条件メニュー生成部
221 お勧め絞込検索条件リスト記憶部
222 絞込検索条件適合判定部
223 適合絞込検索条件リスト記憶部
224 絞込検索条件メニューの存在判定部
225 お勧め絞込条件テーブル生成部
226 メニューーと部
227 メニュー表示部
230 表示制御部
240 検索対象データ記憶部
250 表示制御データ記憶部
251 制御部
252 ソート部
260 表示制御データ設定部

Claims (18)

  1. 多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援方法において、
    全てのレコードに適合するワイルドカード(以下全能キーワードと記す)を前記キーワード群に加えることにより、前記データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードとを抽出し、
    任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の階層化された複数のメニューから構成される全キーワードの任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出し、
    前記レコードとキーワードの組み合わせに基づいてキーワードの組み合わせと前記AND検索結果との対応表を作成し、
    前記対応表の前記キーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除し、
    削除した後に、前記対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から前記全能キーワードを削除して、メニューリストを作成することを特徴とするデータ検索支援方法。
  2. 前記メニューリストを作成する際に、
    前記キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成する請求項1記載のデータ検索支援方法。
  3. 各々の前記メニュー項目に続く、前記検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
    生成された前記メニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加し、
    前記メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートする請求項1及び2記載のデータ検索支援方法。
  4. 画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援方法において、
    前記端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておき、
    前記ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、前記最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示し、
    前記ユーザから前記絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、前記最大絞込回数以内で、検索結果が前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示することを特徴とするデータ検索支援方法。
  5. 前記絞込検索条件メニューを提示する際に、
    管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成し、
    作成された前記絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、前記ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出し、
    前記適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成し、
    生成された前記お勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートする請求項4記載のデータベース検索支援方法。
  6. 前記検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、
    端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルを保持しておき、
    受信した端末の種類に基づいて前記最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定し、
    メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る請求項4記載のデータ検索支援方法。
  7. 多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援装置であって、
    全てのレコードに適合するワイルドカード(以下全能キーワードと記す)を前記キーワード群に加えることにより、前記データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードとを抽出するキーワード組み合わせ手段と、
    任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の全キーワードの階層化された複数のメニューから構成される任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出手段と、
    前記組み合わせ抽出手段による前記レコードとキーワードの組み合わせに基づいて、キーワードの組み合わせと前記AND検索結果との対応表を作成する対応表作成手段と、
    前記対応表の前記キーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除するキーワード組み合わせ削除手段と、
    前記キーワード組み合わせ削除手段において削除した後に、前記対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から前記全能キーワードを削除して、メニューリストを作成するメニューリスト作成手段とを有することを特徴とするデータ検索支援装置。
  8. 前記メニューリスト作成手段は、
    前記キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成する手段を含む請求項7記載のデータ検索支援装置。
  9. 前記メニューリスト作成手段は、
    各々の前記メニュー項目に続く、前記検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
    生成された前記メニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加する手段と、
    前記メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートする手段とを含む請求項7及び8記載のデータ検索支援装置。
  10. 画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援装置であって、
    前記端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておく表示制御データ設定手段と、
    前記ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、前記最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示する結果表示手段と、
    前記ユーザから前記絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、前記最大絞込回数以内で、検索結果が前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示するメニュー表示手段とを有することを特徴とするデータ検索支援装置。
  11. 前記メニュー表示手段は、
    管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成する手段と、
    作成された前記絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、前記ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出する手段と、
    前記適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成する手段と、
    生成された前記お勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートする手段とを有する請求項10記載のデータ検索支援装置。
  12. 端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルと、
    検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、
    受信した端末の種類に基づいて前記最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定する手段と、
    メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削る手段とを有する請求項10記載のデータ検索支援装置。
  13. 多量のレコードからなるデータベースと該データベースを検索するために予め用意したキーワード群より構成されるデータベース検索システムにおいて、該キーワードをメニュー項目とする検索メニューを表示し、メニュー項目であるキーワードを確定して、データベースを絞り込むデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体であって、
    全てのレコードに適合するワイルドカード(以下全能キーワードと記す)を前記キーワード群に加えることにより、前記データベースに格納されている各レコードにおいて任意のキーワードが使用されているか否かに基づいて、任意のレコードと任意のキーワードとを抽出するキーワード組み合わせプロセスと、
    任意のレコードと、保証する数回の最大AND検索回数分の全キーワードの階層化された複数のメニューから構成される任意のAND検索結果からレコードとキーワードの組み合わせを抽出する組み合わせ抽出プロセスと、
    前記組み合わせ抽出プロセスによる前記レコードとキーワードの組み合わせに基づいて、キーワードの組み合わせと前記AND検索結果との対応表を作成する対応表作成プロセスと、
    前記対応表の前記キーワードの組み合わせのうち、AND検索結果数0、あるいは、保証する数個の最大検索結果数を超える組み合わせを削除するキーワード組み合わせ削除プロセスと、
    前記キーワード組み合わせ削除プロセスにおいて削除した後に、前記対応表にキーワードの組み合わせが残っている場合に、該対応表から前記全能キーワードを削除して、メニューリストを作成するメニューリスト作成プロセスとを有することを特徴とするデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
  14. 前記メニューリスト作成プロセスは、
    前記キーワードの組み合わせを、キーワードの順列に直すことにより、少なくとも、メニュー項目名、親メニュー項目ID、子メニューIDからなるメニューリストを作成するプロセスを含む請求項13記載のデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
  15. 前記メニューリスト作成プロセスは、
    各々の前記メニュー項目に続く、前記検索結果に記載されているメニューの項目数を表す幅と、該メニュー項目がどの階層に存在するかを示す深さにばらつきがある場合に、
    生成された前記メニューリストの各メニュー項目に対して、下の階層のメニューの深さの最大値と直下階層のメニュー幅を付加するプロセスと、
    前記メニューリストの各メニュー階層に対して、下の階層のメニューの深さの最大値を第一優先、直下階層のメニュー幅を第二優先にソートするプロセスとを含む請求項13及び14記載のデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
  16. 画面の小さい端末のユーザからのデータベースに対する検索条件を受け付け、該検索条件に対する検索結果を該端末に表示するためのデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記端末の一画面に表示可能な検索結果数を最大メニュー幅、最大絞込回数を設定しておく表示制御データ設定プロセスと、
    前記ユーザから受信した検索条件に対する検索結果が、前記最大メニュー幅より大きいときに、検索結果リストと同時に、絞込検索条件メニューへのリンクを表示させる結果表示プロセスと、
    前記ユーザから前記絞込検索条件メニューの呼び出しを受信したら、前記最大絞込回数以内で、検索結果が前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件メニューを提示させるメニュー表示プロセスとを有することを特徴とするデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
  17. 前記メニュー表示プロセスは、
    管理者が用意したお勧め絞込検索条件同士の最大絞込回数以内分のAND検索による絞込検索条件リストを作成するプロセスと、
    作成された前記絞込検索条件リストの個々の絞込検索条件と、前記ユーザがシステムに要求した検索条件のAND検索の検索結果を集計し、検索結果が0より多く、かつ、前記最大メニュー幅を超えない絞込検索条件を適合絞込検索条件リストとして抽出するプロセスと、
    前記適合絞込検索条件リストに絞込検索条件が存在する場合に、該適合絞込検索条件リストに含まれているお勧め絞込検索条件を抽出し、抽出されたお勧め絞込検索条件を次回のメニューとして提示した場合の各メニュー項目の「最大メニュー深さ」と「直下階層のメニュー幅」からなるお勧め絞込検索条件テーブルを生成するプロセスと、
    生成された前記お勧め絞込検索条件テーブルを、最大メニュー深さを第1優先とし、直下階層のメニュー項目数を第2優先としてソートするプロセスとを有する請求項16記載のデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
  18. 端末毎の表示可能な行数と一行の最大表示文字列数のテーブルと、
    検索要求を発行する端末に表示可能な行数と一行の最大文字列数が端末によって異なり、検索要求と同時に端末の種類の情報もシステムが受信可能な場合に、受信した端末の種類に基づいて前記最大メニュー幅と一行の最大表示文字列数を設定するプロセスと、
    メニューを表示する際に、メニュー項目の文字列を含めた一行が、一行の最大表示文字列数を超える場合に、該メニュー項目の文字列を一行の最大表示文字列に合わせて削るプロセスとを有する請求項16記載のデータ検索支援プログラムを格納した記憶媒体。
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