JP3602435B2 - 制御チップセット間におけるデータトランザクション方法 - Google Patents
制御チップセット間におけるデータトランザクション方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、バストランザクション方法に関し、かつ、より詳細には、コンピュータシステム内の制御チップセットの間におけるデータトランザクション方法と、制御チップセットの間における調停方法とに関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
図7は、従来のコンピュータシステムの様々なコンポーネントを接続するPCIバスシステムを示す。図7に示されるように、中央処理装置10は、ホストブリッジ12を介して、PCIバス14へ結合される。グラフィックアダプタ16aと拡張バスブリッジ16bとLANアダプタ16cとSCSIホストバスアダプタ16dのようなPCI互換周辺デバイスのマスタコントローラもまた、PCIバス14へ結合される。各マスタコントローラは、PCIバス14の使用を要求するリクエスト(RST)信号を送出する。ホストブリッジ12は、PCIバス14が利用可能なときに、コントローラへ許可(GNT)信号を送出するアービトレータとして働く。
【0003】
(マスタコントローラまたは北側ブリッジのような)PCI互換デバイスの間におけるデータ送信は、いくつかのインターフェース制御信号によって制御される。サイクルフレーム(FRAME)は、イニシエータ(マスタコントローラまたは北側ブリッジ)から発せられる。イニシエータは、データアクセス動作の初期化と該動作の継続期間とを示す。FRAME信号が送出されるやいなや、PCIバスを介するデータトランザクションが始まる。“L”のFRAME信号は、「データトランザクションが進行中である」ということを示す。データトランザクションの開始の後、アドレスバスADが、アドレスサイクルの間、有効アドレスを送出する。暫くすると、イニシエータによって要求されたデータトランザクションモードをターゲットデバイスに通知するために、コマンド/バイトイネーブル(CBE〔3:0〕)信号線が、(PCI仕様書に従って)有効バスコマンドを送出する。一般的に、4ビットのコマンド/バイトイネーブル信号線は、最大16個までの異なるコマンドをコード化する。各コマンドは、PCI仕様書に、詳細に定義されている。有効アドレスが送出された後、データサイクルが始まる。該データサイクルでは、データが、アドレスバスADを通して、送信される。暫くすると、バイトイネーブル信号が送られ、それによって、データは送信されることができる。FRAME信号の送信が停止すると、最後の組のデータが送信され、かつ、それ以上処理は行われない。開始デバイスとターゲットデバイスとのデータトランザクションにおける準備完了を示すために、イニシエータ準備完了(IRDY)信号とターゲット準備完了(TRDY)信号とが、2つ1組で、システムによって使用される。データリード動作では、IRDY信号が、「イニシエータが、要求されたデータを受信する準備を完了した」ということを示す。データライト動作では、TRDY信号が、「ターゲットデバイスが、要求されたデータを受信する準備を完了した」ということを示す。停止(STOP)信号は、イニシエータからのデータトランザクションの終了を要求するために、ターゲットデバイスによって使用される。
【0004】
図8は、リード動作の間におけるPCIバスインターフェース内の様々な信号を示すタイミング図である。データがPCIバスを介して送信される期間は、バストランザクションサイクル20として知られる。バストランザクションサイクル20は、アドレスサイクル22といくつかのデータサイクル(例えば、24aと24bと24c)とを具備する。各データサイクル24a/b/cは、更に、ウエイトサイクル26a/b/cとデータ転移サイクル28a/b/cとに分割されることができる。以下は、リード動作の間におけるPCIバスインターフェースの簡単な説明である。以下の説明は、PCI仕様書に従った制御信号を図解するためのものである。
【0005】
サイクルT1では、イニシエータ(マスタ)が、PCIバスへアクセスするために、リクエスト信号REQを送る。このとき、もし、高い優先度を有する他のデバイスがPCIバスへのアクセスを要求していないならば、サイクルT2の間において、メインブリッジ(アービトレータ)は、「イニシエータがPCIバスへアクセスする」ということを許可するために、許可信号GNTを送る。サイクルT3の間において、データトランザクションの開始を示すために、FRAME信号がイニシエータによって送られ、一方、トランザクションのターゲットデバイスの位置を示すために、開始アドレスがアドレスバスAD線上に置かれる。暫くすると、リードコマンドが、CBE線を通して送信される。リードコマンドの送付の後、バイトイネーブル信号が、CBE線上に置かれる。バイトイネーブル信号は、(24aと24bと24cとを含む)データサイクルの間に渡って送られる。サイクルT4の間において、イニシエータは、イニシエータ準備完了信号IRDYを提示する。IRDYは、データ送信に対する準備完了を示す。しかしながら、ターゲットデバイスは、未だ、準備を完了していない。故に、ターゲットデバイスは、イニシエータがデータサイクル24aのウエイトサイクル26aにおいてアイドル状態にある間、データの比較を続ける。サイクルT5の間において、ターゲットデバイスは、送信に必要な全てのデータの比較を完了し、それによって、ターゲット準備完了TRDY信号を送出する。故に、データサイクル28aにおいて、IRDYとTRDYとの両方が出力され、かつ、イニシエータが、ターゲットデバイスからデータを読み始める。サイクルT6の間において、ターゲットデバイスは、ターゲット準備完了TRDY信号をもはや発せず、第1組のデータの送信が完了する。その間に、他の組のデータが、ターゲットデバイスによって準備される。再び、イニシエータが、データサイクル24bのウエイトサイクル26bにおいて、アイドル状態になる。サイクルT7の間において、ターゲット準備完了TRDY信号が、「第2組のデータの準備が完了した」ということを示すために、再び発せられる。サイクル28bにおいて、IRDYとTRDYとの両方が発せられ、かつ、イニシエータが、ターゲットデバイスからデータを読み始める。もし、ターゲットデバイスから全てのデータを読むのに十分な時間をイニシエータが有しないならば、IRDY信号は終了する。TRDY信号は未だ出力されるので、ウエイトサイクル26cが、イニシエータによってアクティブ状態にされる。サイクルT9におけるように、イニシエータが再び準備を完了するやいなや、IRDY信号は再び発せられる。IRDY信号とTRDY信号との両方が発せられると、イニシエータは、データ転移サイクル28cの間において、ターゲットデバイスからデータを読み、それによって、信号リード動作が完了する。
【0006】
従来のPCI仕様書に従って適切なデータトランザクションを実行するためには、複雑な制御信号とウエイトステートと調停ステップとが使用されなくてはならない。PCI仕様書によると、通常、約40〜50個の信号送信ピンが必要とされる。一般に、制御チップセットの間における内部トランザクションに対して、複雑な手続は不必要である。故に、制御チップセットの間における内部トランザクションを高速化するためには、(従来のPCI仕様書に忠実な)簡単化されたトランザクション方法が必要とされる。
【0007】
しかしながら、PCの制御チップの間におけるトランザクションは、一般的に、PCI仕様書によって提供される複雑な機能を全て使用しているわけではない。制御チップ間の性能は、大抵、不必要な手続によって減少される。デバイスの統合が増大すると、制御チップは単一チップへと統合されるかもしれず、かつ、より多くの機能が提供される。例えば、CPUと北側ブリッジと南側ブリッジとが、単一チップ内へ統合的に形成される。故に、チップパッケージのピンは、より重要になる。制御チップの間におけるトランザクションの速度を増大するためには、制御チップの間における使用のための簡単かつ明細な仕様書が要求される。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、制御チップと、制御チップセット内の制御チップ間のデータトランザクション方法と、制御チップセット内の制御チップ間のバス調停方法とを提供する。故に、制御チップセットの性能が増大し、かつ、制御チップ間の信号線のタイプと数とが減少する。
【0009】
本発明は、制御チップ間のデータトランザクション方法を提供する。データまたはコマンドは、如何なる待機または停止または再試行をも伴わずに、連続的に送信される。
【0010】
本発明は、制御チップセット内の制御チップ間のデータトランザクション方法を提供する。該方法では、待機停止/再試行のためのサイクルが減少する。
【0011】
本発明は、調停時間と許可時間とを減少させる(制御チップ間の)バス調停方法を提供する。
【0012】
本発明によると、制御チップセットの制御チップのデータバッファは、固定されたサイズと量とを有する。加えて、リード/ライトコマンドによって、リード/ライトアクノレッジコマンドが順次アサートされる。それによって、制御チップは、他の制御チップ内のバッファのステータスを検出できる。制御チップがコマンドをアサートする場合、対応するデータが、前もって準備されていなくてはならない。故に、待機ステータスとデータトランザクションサイクルと停止/再試行プロトコルとを提供するための信号線が省略されることができる。従って、コマンドまたはデータが、待機または停止または再試行を伴わずに、連続的に送信されることができ、かつ、性能が増大する。
【0013】
「前述の一般的な記載と以下の詳細な記載とは、一例であり、かつ、請求されるような本発明の更なる説明を提供することを意図する」ということが理解されるべきである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の更なる理解を提供するために、添付図面が伴われる。添付図面は、この明細書の一部に組み込まれ、かつ、この明細書の一部を構成する。図面は、本発明の実施形態を図解し、かつ、説明を伴って本発明の原理を説明する。添付図面は以下の通りである。
図1は、この発明の実施形態において、制御チップセットモジュール内部の制御チップセットの間におけるデータトランザクションで使用される制御信号を示すブロック図である。
図2は、この発明において、コマンドコード化のための4個のビットタイムを含むクロックサイクルを示すタイミング図である。
図3は、本発明の1つの好ましい実施形態によるライトトランザクションのための制御チップセットのブロック図を概要的に図解する。
図4は、本発明によるライトトランザクションのタイミング図の一例を示す。図5は、本発明の1つの好ましい実施形態によるリードトランザクションのための制御チップセットのブロック図を概要的に図解する。
図6は、本発明によるリードトランザクションのタイミング図の一例を示す。図7は、従来のコンピュータシステムの様々なコンポーネントを接続するPCIバスシステムを示すブロック図である。
図8は、リード動作の間におけるPCIバスインターフェース内の様々な信号を示すタイミング図である。
【0015】
本発明は、制御チップセットの間または制御チップセット内のチップとセットの間におけるトランザクション方法と調停方法とを提供する。該方法は、制御チップセットの間におけるデータトランザクションの効率を増進する。即ち、制御チップセットの間におけるデータトランザクションプロセスが簡単化される。制御チップセット(例えば、コンピュータシステム内の北側ブリッジと南側ブリッジ)が、本発明による好ましい実施形態を説明するための一例として使用される。従来のPCI仕様書の定義では、45本のコマンド信号線が、南側ブリッジと北側ブリッジとの間における通信のために必要とされる。しかしながら、本発明の好ましい実施形態では、16個の信号(即ち、16本の信号線)のみが要求される。本発明の新たに定義される16個のコマンドは、VLINKコマンドと名付けられる。
【0016】
図1と表1とを参照すると、図1は、本発明の好ましい実施形態による制御チップセットのブロック図を示す。図1には、北側ブリッジと南側ブリッジとの間における制御信号線が詳細に図解される。表1には、図1に示される各制御信号線が列挙される。制御チップセットは、例えば、南側ブリッジ30と北側ブリッジ32とを具備する。本発明では、南側ブリッジ30と北側ブリッジ32との間における信号線(信号)が、45本の信号線(信号)から16本の信号線(信号)減少される。故に、他のピンは、チップセットの機能を増進する他の目的に対して使用されることができる。
【0017】
本発明では、16個の信号は、クロック信号(CLK)とAD〔7:0〕とDNSTBとUPSTBとDNCMDとBEとVREFとCOMとを具備する。図1と表1とに示されるように、元のPCI仕様書によって定義されるデータおよびアドレスバス(ADバス)は、確保されているが、8本の双方向信号線に減少される。CBE信号線とFRAME信号線とIRDY信号線とTRDY信号線とSTOP信号線とDEVSEL信号線とREQ信号線とGNT信号線とは、双方向バイトイネーブル(BE)信号線とアップリンクコマンド信号線UPCMDとアップリンクストローブ信号線UPSTBとダウンリンクコマンド信号線DNCMDとダウンリンクストローブ信号線DNSTBとへ簡単化される。アップリンクコマンド信号線UPCMDとアップリンクストローブ信号線UPSTBとの両方は、南側ブリッジによって駆動される。ダウンリンクコマンド信号線DNCMDとダウンリンクストローブ信号線DNSTBとの両方は、北側ブリッジによって駆動される。VREF信号は、基準電圧を参照し、かつ、COMP信号は、インピーダンス比較を参照する。CLK信号は、66MHzクロック信号である。該信号は、北側ブリッジによっても南側ブリッジによっても始められない。北側ブリッジ32と南側ブリッジ30との各々は、個別のコマンド信号線(DNCMDとUPCMD)を駆動する。DNCMDとUPCMDとの両方は、バスコマンドをアサートできる。加えて、もし、ある制御チップによって、バスコマンドがアサートされ、かつ、バス権利が取得されるならば、制御チップは、アドレスをADバス上へ送ることができ、かつ、現在コマンドに対応するデータ長をBE信号線上へを送ることができる。または、制御チップは、データをADバス上へ送ることができ、かつ、該データに対するバイトイネーブル信号をBE信号線上へ送ることができる。
【0018】
【表1】
【0019】
図2は、本発明によるデータの転移について、バスクロック信号(CLK)とストローブ信号(STB)とデータ線のビットタイムとの間におけるタイミング関係を図解する。図2に示されるように、1クロック周期は、2ストローブクロック周期に等しい。即ち、アップリンクストローブ信号/ダウンリンクストローブ信号の周波数は、バスクロック信号の2倍の周波数である。ストローブ信号の立ち上がりエッジと立ち下がりエッジとによって、4個のビットタイム0〜3が定義される。故に、各データライン上で4個のビットタイム0〜3を使用することによって4ビットデータが取得され、かつ、4個のビットタイム0〜3からバスコマンドが符号化される。従って、各クロック周期の間において8本のデータラインを使用して、32ビットデータが取得される。該32ビットデータは、従来のPCI仕様書において32ビット線を使用して転移されるデータに等しい。加えて、もし、BE信号線がデータ長を送信するならば、1〜16(4ビット)のデータ長情報が1クロック周期内で取得される。
【0020】
様々なタイプのデータトランザクションが、アップリンクコマンドUPCMDとダウンリンクコマンドDNCMDとによって定義される。南側ブリッジによって駆動されるアップリンクコマンドUPCMDは、リードアクノレッジコマンド(NBからSBへ)C2PRAとライトアクノレッジコマンド(NBからSBへ)C2PWAとリードコマンドP2CR(SBからNBへ)とライトコマンド(SBからNBへ)P2CW等を具備する。アップリンクコマンドとビットタイム符号化との間における関係は、表2に列挙される。リクエスト信号REQは、ビットタイム0でアサートされ、かつ、他のバスコマンドとオーバーラップしない。故に、REQ信号は、如何なる時間にでも、かつ、バスコマンドがアサートされる周期と同じくロック周期にでさえ、送られることができる。北側ブリッジによって駆動されるダウンリンクコマンドDNCMDは、入力/出力リードコマンド(NBからSBへ)C2PIORとメモリリードコマンド(NBからSBへ)C2PMRと入力/出力ライトコマンド(NBからSBへ)C2PIOWとメモリライトコマンド(NBからSBへ)C2PMWとリードアクノレッジコマンド(SBからNBへ)P2CRAとライトアクノレッジコマンド(SBからNBへ)P2CWAなどを具備する。ダウンリンクコマンドとビットタイム符号化との間における関係は、表3に列挙される。本発明では、許可信号GNTは、定義されず、かつ、必要とされない。
【0021】
北側ブリッジと南側ブリッジとによってアサートされるコマンドは、互いに対応している。南側ブリッジが多数のP2CRおよび/またはP2CWを連続的にアサートすると、北側ブリッジは、該P2CRコマンドおよび/または該P2CWコマンドに応答して、対応するP2CRAコマンドおよび/またはP2CWAコマンドを連続的にアサートしなくてはならない。同様に、北側ブリッジが多数のC2PIORコマンドとC2PMRコマンドとC2PIOWコマンドとC2PMWコマンドとを連続的にアサートすると、南側ブリッジは、P2CRコマンドおよび/またはP2CWコマンドに応答して、対応するC2PRAコマンドとC2PWAコマンドとを連続的にアサートしなくてはならない。加えて、好ましい実施形態において説明されるように、制御チップによってアサートされた各コマンドに対応するデータは、ノース/南側ブリッジによって、前もって準備されなくてはならない。例えば、メモリに書き込まれるデータは、南側ブリッジがP2CWコマンドをアサートする前に、準備されていなくてはならず、かつ、メモリから南側ブリッジへリードデータを転移するためのデータは、北側ブリッジがP2CRAコマンドをアサートする前に、準備されていなくてはならない。従って、データ送信には割込がなく、かつ、ウエイトステートが存在しない。
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】
図3は、本発明の1つの好ましい実施形態によるライトトランザクションのための制御チップセットのブロック図を概要的に図解する。該チップセットは、例えば、第1制御チップと第2制御チップとを具備する。一般に、第1制御チップと第2制御チップとは、北側ブリッジ500と南側ブリッジ600とであってもよい。第1制御チップ(北側ブリッジ)500と第2制御チップ(南側ブリッジ)600とは、特別に設計されたバス(VLINK)によって結合される。北側ブリッジ500は、データトランシーバ510とターゲットコントローラ520(例えば、メモリコントローラ)とライトデータ待ち行列525とライトトランザクション待ち行列530とを具備する。南側ブリッジ600は、データトランシーバ610とライトバッファサイズレジスタ535とライトバッファ計数レジスタ540とライトトランザクション発生器545とライトトランザクション記録待ち行列回路550とライト比較器555とを具備する。
【0025】
本発明のVLINK仕様書を満足するデータトランシーバ510は、VLINKバスへ直接結合される。VLINKバスを通して、データトランシーバ510は、多数のライトトランザクションを完了するために、データを送受信できる。1つのライトトランザクションは、「南側ブリッジ600が、P2CWコマンドと該P2CWコマンドに対応するデータとを送り、そして、北側ブリッジ500が、該P2CWコマンドに応答するために、P2CWAコマンドをアサートする」というように定義される。ライトトランザクション待ち行列530は、全てのライトトランザクションの個々のデータ長とライトアドレスとを、順次、一時的に記憶する。ライトトランザクション待ち行列530の深さは、北側ブリッジ500によって許可されるライトトランザクションの総数を決定する。ライトデータ待ち行列525は、南側ブリッジ600からの全てのポスト(post)ライトデータを記憶する。ライトデータ待ち行列の深さは、北側ブリッジ500によって許可されるライトデータの最大数を決定する。その後、ターゲットコントローラ520は、ライトトランザクション待ち行列530内に最初に記憶されたライトアドレスとデータ長と従うデータと、該ライトアドレスとデータ長とに対応してライトデータ待ち行列525内に記憶されたデータとを、ターゲット(例えば、外部メモリ)へ送る。第1データトランシーバ510が、「ライトトランザクションが完了し、かつ、全てのライトデータがターゲットデバイス内にある」ということを南側ブリッジ600に通知するために、ライトアクノレッジ信号(P2CWAコマンド)を送る。そして、ライトデータ待ち行列525内に記憶された対応データが解放される。
【0026】
ライトバッファ計数レジスタ540は、北側ブリッジ500のライトトランザクション待ち行列530が処理できるライトトランザクションの最大数(即ち、待ち行列530の深さ)を記憶する。ライトバッファサイズレジスタ535は、北側ブリッジ500のライトデータ待ち行列525が処理できるライトデータの最大数(即ち、待ち行列525の深さ)を記憶する。例えば、ライトバッファ計数レジスタ540は4に設定され、かつ、ライトバッファサイズレジスタ535は16に設定される。故に、南側ブリッジ600は、「北側ブリッジ500が4個までのライトトランザクションを受諾でき、かつ、ライトトランザクションのデータの最大数は16DWを超えることはない」ということを知る。2個のパラメータ(ライトトランザクションの最大数とライトデータの最大数)は、起動中に、BIOS(basic input output system )コンフィグレーションによってセットアップされることができる。
【0027】
VLINKバスへ結合されたデータトランシーバ610は、全てのライトトランザクションを完了するために、VLINKバスを通して、データを受信しかつ送信する。データトランシーバ610がP2CWAコマンドを受信すると、データトランシーバ610は、現在のライトトランザクションに対応するデータ長を記憶するスペースを解放するために、ライトの成功とバッファの解放とを示す信号を、ライトトランザクション記録待ち行列回路550へ送る。次のライトトランザクションの新たなデータ長とライトアドレスとデータとがライトトランザクション発生器545によって生成されると、新たなデータ長が、ライトトランザクション記録待ち行列回路550へ送られる。
【0028】
ライトトランザクション記録回路550は、ライトデータ待ち行列525内に許容可能なデータ数とライトトランザクション待ち行列530内に許容可能なライトトランザクション数とを計算できる。これは、ライトトランザクション記録回路550が、全てのライトトランザクションのデータ長を順次記憶するからであり、かつ、北側ブリッジ500によってアサートされたP2CWAが、南側ブリッジ600によってアサートされたP2CWコマンドの列に従って応答するからである。故に、南側ブリッジ600は、北側ブリッジ500内の待ち行列内のバッファのステータスを認識できる。
【0029】
ライトトランザクション記録回路550は、ライトデータ待ち行列525内に許容可能なデータ数とライトトランザクション待ち行列530内に許容可能なライトトランザクション数とを、ライト比較器555へ送ることができる。そして、ライト比較器555は、受信されたデータを、ライトデータバッファサイズレジスタ535内に記憶されたライトデータの最大数およびライトバッファ計数レジスタ540内に記憶されたライトトランザクションの最大数と、個々に比較する。もし、ライト比較器555によって受信されたデータが最大データ数および最大トランザクション数よりも少ないならば、ライト比較器555は、ライトトランザクションの他の情報を送ることを、データトランシーバ610へ通知する。もし、ライト比較器555によって受信されたデータが最大データ数および最大トランザクション数よりも多いならば、南側ブリッジ600は、ライトトランザクションを、これ以上、北側ブリッジ500へ送ることができない。
【0030】
図4は、本発明によるライトトランザクションのタイミング図の一例を示す。この例では、「南側ブリッジ600が、データバスを使用するために権利を取得し、かつ、T1で第1ライトトランザクションを開始する」とする。南側ブリッジ600は、アップリンクコマンド信号線UPCMD上でライトコマンドP2CWをアサートし、かつ、アドレス/データ(AD)バス上でライトアドレスADDRをアサートし、かつ、バイトイネーブル(BE)信号線上で書き込まれるべきデータ長LEN=2(一例)をアサートする。期間T2で、南側ブリッジ600は、第1データをADバス上へ送り、かつ、第1データのBEコマンドをBE信号線上へ送る。期間T3で、第2データが、南側ブリッジ600によって送られる。このとき、未終了のライトトランザクションが、未だ、北側ブリッジ500内で実行中である。南側ブリッジ600は、北側ブリッジによって現在許可されるライトトランザクションの最大数とライトデータ待ち行列の最大サイズとを認識することができる。故に、南側ブリッジ600は、「北側ブリッジ500が新たなライトトランザクションを受信するか否か」ということを判断する。もし、ライトトランザクション待ち行列530内とライトデータ待ち行列525内とに空き空間がまだあるならば、南側ブリッジ600は、期間T4で、第2ライトトランザクションを開始する。このとき、北側ブリッジ500内には、2個の未終了のライトトランザクションがある。期間T9で、南側ブリッジは、「第3ライトトランザクションが開始できるか否か」ということを判断する。もし、南側ブリッジが「第3ライトトランザクションを開始することが、ライトトランザクション待ち行列530またはライトデータ待ち行列525のオーバーフローを引き起こす」ということを検出するならば、南側ブリッジは、期間T9において、第3トランザクションを開始しない。北側ブリッジ500が第1ライトトランザクションに対応するデータをメモリに書き込むと、北側ブリッジ500は、「第1ライトトランザクション(長さLEN=2)が終了した」ということを南側ブリッジ600へ通知するために、期間T9において、ダウンリンク信号線DNCMDを通して、ライトアクノレッジコマンドをアサートする。すると、南側ブリッジ600は、「北側ブリッジ500のライトトランザクション待ち行列530の1個の空間とライトデータ待ち行列525の2個の空間とが解放された」ということを検出できる。即ち、南側ブリッジ600がライトアクノレッジコマンドを受信した後、南側ブリッジ600は、「第1ライトトランザクションが終了した」ということを知る。ライトトランザクション待ち行列530とライトデータ待ち行列525との第1ライトトランザクションに対応する空間が解放される。すると、南側ブリッジ600は、「北側ブリッジ500が第3ライトトランザクションを処理できる」ということを判断する。そして、第3ライトトランザクションが、期間T12で始まる。
【0031】
図5は、本発明の好ましい実施形態によるリードトランザクションのための制御チップセットのブロック図を概要的に図解する。該チップセットは、例えば、第1制御チップと第2制御チップとを具備する。一般に、第1制御チップと第2制御チップとは、北側ブリッジ500と南側ブリッジ600とであってもよい。第1制御チップ(北側ブリッジ)500と第2制御チップ(南側ブリッジ)600とは、特別に設計されたバス(VLINK)によって結合される。北側ブリッジ500は、データトランシーバ510とターゲットコントローラ520(例えば、メモリコントローラ)とリードデータ待ち行列625とリードトランザクション待ち行列630とを具備する。南側ブリッジ600は、データトランシーバ610とリードバッファサイズレジスタ635とリードバッファ計数レジスタ640とリードトランザクション発生器645とリードトランザクション記録回路650とリード比較器655とを具備する。
【0032】
本発明のVLINK仕様書を満足するデータトランシーバ510は、VLINKバスへ直接結合される。VLINKバスを通して、データトランシーバ510は、リードトランザクションを完了するために、データを送受信できる。1つのリードトランザクションは、「南側ブリッジ600がP2CRコマンドを送り、そして、北側ブリッジ500が、該P2CRコマンドに応答するために、P2CRAコマンドと対応データと送る」というように定義される。リードトランザクション待ち行列630は、全てのリードトランザクションのデータ長とリードアドレスとを、順次、一時的に記憶する。リードトランザクション待ち行列630の深さは、北側ブリッジ500によって許可されるリードトランザクションの総数を決定する。リードデータ待ち行列625は、ターゲットコントローラ520からの全てのリードデータを記憶する。該リードデータは、後に、南側ブリッジ600へ送られる。リードデータ待ち行列の深さは、北側ブリッジ500によって許可されるリードデータの最大数を決定する。ターゲットコントローラ520は、リードトランザクション待ち行列630内に最初に記憶されたリードアドレスとデータ長とに従って、ターゲット(例えば、外部メモリ)からデータを読み出す。第1データトランシーバ510は、リードアクノレッジ信号(P2CRAコマンド)を送る。同時に、リードデータ待ち行列625内に記憶された対応データが、VLINKバスを通して、南側ブリッジ600へ送られ、かつ、解放された空間は、次のリードトランザクションのための他のデータを記憶できる。
【0033】
南側ブリッジ600のリードバッファ計数レジスタ640とリードバッファサイズレジスタ635とは、リードトランザクション待ち行列630が処理できるリードトランザクションの最大数と、リードデータ待ち行列625が処理できるデータの最大数とを、個々に記憶する。例えば、リードトランザクション待ち行列630が処理できるリードトランザクションの最大数(リードバッファ計数)は4であり、かつ、リードデータ待ち行列625が処理できるデータの最大数(リードバッファサイズ)は16DWである。2個のパラメータ(リードバッファサイズとリードバッファ計数)は、起動中にBIOS(basic input output system )コンフィグレーションによってセットアップされることができるか、または、チップセット設計中に固定される。
【0034】
データトランシーバ610は、VLINKバスを通してデータを受信しかつ送信するためにVLINKバスへ結合され、その結果、全てのリードトランザクションを完了する。データトランシーバ610がP2CRAコマンドを受信すると、データトランシーバ610は、現在の対応リードトランザクションのデータ長を記憶するスペースを解放するために、リードの成功とバッファの解放とを示す信号を、リードトランザクション記録回路650へ送る。次のリードトランザクションの新たなデータ長とリードアドレスとがリードトランザクション発生器645によって生成されると、新たなデータ長が、リードトランザクション記録回路650へ送られる。
【0035】
リードトランザクション記録待ち行列回路650は、リードデータ待ち行列630内に許容可能なデータ数とリードトランザクション待ち行列625内に許容可能なリードトランザクション数とを計算できる。これは、リードトランザクション記録待ち行列回路650が、全てのリードトランザクションのデータ長を順次記憶するからであり、かつ、北側ブリッジ500によってアサートされたP2CRAが、南側ブリッジ600によってアサートされたP2CRコマンドの列に従って応答されるからである。故に、南側ブリッジ600は、北側ブリッジ500内の待ち行列内のバッファのステータスを認識できる。
【0036】
リードトランザクション記録回路650は、リードデータ待ち行列630内に許容可能なデータ数とリードトランザクション待ち行列625内に許容可能なリードトランザクション数とを、リード比較器655へ送ることができる。そして、リード比較器655は、受信されたデータを、リードデータバッファサイズレジスタ635内に記憶されたリードデータ待ち行列625の最大データ数およびリードバッファ計数レジスタ640内に記憶されたリードトランザクション待ち行列630の最大リードトランザクション数と、個々に比較する。もし、リード比較器655によって受信されたデータが最大データ数および最大リードトランザクション数よりも少ないならば、リード比較器655は、「リードトランザクションの他の情報を送ることができる」ということを、データトランシーバ610へ通知する。
【0037】
図6は、本発明によるリードトランザクションのタイミング図の一例を示す。この例では、「南側ブリッジ600が、データバスを使用するための権利を取得し、かつ、T1で第1リードトランザクションを開始する」という第1仮定を提供する。南側ブリッジ600は、アップリンクコマンド信号線UPCMD上でリードコマンドP2CRをアサートし、かつ、アドレス/データ(AD)バス上でリードアドレスADDRをアサートし、かつ、バイトイネーブル(BE)信号線上で読み出されるべきデータ長LEN=2(一例)を送る。このとき、未終了のリードトランザクションが、北側ブリッジ500内にある。南側ブリッジ600は、北側ブリッジによって許可されるリードトランザクションの数とデータ待ち行列のサイズとを検出できる。故に、南側ブリッジは、「北側ブリッジが新たなリードトランザクションを受信できるか否か」ということを判断できる。もし、リードトランザクション待ち行列630内とリードデータ待ち行列625内とに空き空間がまだあるならば、南側ブリッジ600は、期間T2で、第2リードトランザクションを開始できる(例えば、LEN=3)。このとき、北側ブリッジ500内には、2個の未終了のリードトランザクションがある。期間T3において、南側ブリッジ600は、「第3リードトランザクションを開始することは、リードトランザクション待ち行列630またはリードデータ待ち行列625のオーバーフローを引き起こす」ということを判断する。そして、南側ブリッジは、期間T3において、第3トランザクションを開始しない。北側ブリッジ500が第1リードトランザクションに対応するデータをメモリコントローラ520から取得し、そして、該データをリードデータ待ち行列625内に記憶すると、北側ブリッジ500は、データを南側ブリッジ600へ送るために、リードアクノレッジコマンドをアサートする。期間T7において、北側ブリッジは、バスを使用するための権利を取得し、そして、リードアクノレッジコマンドP2CRAをダウンリンクコマンド信号線DNCMD上へ送り、かつ、第1リードトランザクションの第1ダブルワードのデータをADバス上へ送る。期間T8において、第1リードトランザクションの第2ダブルワードが送出される。このとき、南側ブリッジ600は、「リードトランザクション待ち行列630とリードデータ待ち行列625との第1リードトランザクションに対応する空間が解放された」ということを検出する。そして、南側ブリッジ600は、「第3リードトランザクションが開始されることができるか否か」ということを判断する。南側ブリッジ600は、第3リードトランザクションを開始する前に、VLINKバスを使用するための権利を取得しなくてはならない。故に、南側ブリッジ600は、VLINKバスの使用の権利を要求するために、期間T10において、アップリンクコマンド信号線UPCMDを通して、リクエストコマンドREQをアサートする。期間T9〜T10〜T11において、北側ブリッジ500は、第2リードトランザクションのデータを送るためのリードアクノレッジコマンドを、南側ブリッジ600へ送る。すると、南側ブリッジ600は、バスを使用するための権利を、期間T13において取得する。そして、第3リードトランザクションは、南側ブリッジ600によって開始される。
【0038】
北側ブリッジと南側ブリッジとは、それぞれ、第1制御チップセットと第2制御チップセットとであり、かつ、コマンドは、北側ブリッジがデータを読み出しかつ書き込むことを制御するために、南側ブリッジによって送られる。しかしながら、当業者にとって、北側ブリッジと南側ブリッジとの両方は、対応する構成を有することができる。故に、コマンドは、南側ブリッジによって送られるのか、または、北側ブリッジによって送られるのか限定されない。即ち、南側ブリッジと北側ブリッジとは、それぞれ、第1制御チップセットと第2制御チップセットとであることができる。
【0039】
図3〜6に対応する記載は単なる一例である。該一例は、本発明の範囲を制限するために使用されるものではない。本発明の特徴は、少なくとも以下を具備する。
【0040】
1. ライトトランザクションまたはリードトランザクションが開始されると、アドレスとコマンドとに加えて、ライトトランザクションまたはリードトランザクションに対応するデータ長も送られる。故に、データトランザクションの終了を通知するためのFRAME信号が要求されない。
【0041】
2. 処理されるべきライトトランザクションまたはリードトランザクションが多数ある場合、該ライトトランザクションまたはリードトランザクションに対応する多数のライトアクノレッジコマンドまたはリードアクノレッジコマンドが、順次、送られかつ対応される。故に、チップセットは、チップセットの内部待ち行列の状態を互いに知ることができる。
【0042】
3. 本出願は、PCの北側ブリッジと南側ブリッジとに限定されず、2個のチップの間における如何なるデータトランザクションに対しても使用される。
【0043】
「様々な変更と変形とが、本発明の範囲または趣旨から離れることなく、本発明の構成に対して行われることができる」ということが、当業者に対して明白である。前記の点に基づいて、「本発明の範囲は、以下の請求項とその等価物との範囲内に入る(この発明の)変更と変形とに及ぶ」ということが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態による制御チップセットモジュール内部の制御チップセット間のデータトランザクションで使用される制御信号を示すブロック図である。
【図2】この発明によるコマンド符号化のための4個のビットタイムを含むクロックサイクルを示すタイミング図である。
【図3】本発明の好ましい一実施形態によるライトトランザクションのための制御チップセットのブロック図である。
【図4】本発明によるライトトランザクションのタイミングの一例を示す図である。
【図5】本発明の好ましい一実施形態によるリードトランザクションのための制御チップセットのブロック図である。
【図6】本発明によるリードトランザクションのタイミングの一例を示す図である。
【図7】従来のコンピュータシステムの様々なコンポーネントを接続するPCIバスシステムを示すブロック図である。
【図8】リード動作中におけるPCIバスインターフェース内の様々な信号を示すタイミング図である。
【符号の説明】
24……CPU
30……北側ブリッジ
32……南側ブリッジ
36……メモリ
Claims (7)
- バスと第1制御チップと第2制御チップとを具備する制御チップセットであって、
第1制御チップは、
バスへ結合され、リード/ライトトランザクションを完了するためにデータ信号を受信しかつ送信する第1データトランシーバと、
第1データトランシーバへ結合され、リード/ライトトランザクションのデータを一時的に記憶するリード/ライトデータ待ち行列と、
第1データトランシーバへ結合され、リード/ライトトランザクションのデータのデータ長とアドレスとを一時的に記憶するリード/ライトトランザクション待ち行列と、
リード/ライトデータ待ち行列とリード/ライトトランザクション待ち行列とへ結合されたターゲットコントローラと
を具備し、
ターゲットコントローラは、リード/ライトトランザクション待ち行列内に記憶されたリード/ライトアドレスと第1の記憶されたリード/ライトトランザクションに対応するリード/ライトデータ待ち行列内に記憶されたデータとに従って、データをターゲットデバイスへ送り、
そして、第1データトランシーバは、リード/ライトアクノレッジ信号をアサートし、
リード/ライトアドレスと該リード/ライトアドレスに対応するリード/ライトデータ待ち行列とが解放され、
第2制御チップはバスへ結合され、
第2制御チップは、
リード/ライトデータ待ち行列内で許可されるデータの最大数を記憶するリード/ライトバッファサイズレジスタと、
リード/ライトトランザクション待ち行列内で許可されるトランザクションの最大数を記憶するリード/ライトバッファ計数レジスタと、
バスへ結合され、リード/ライトトランザクションを完了するためにバスを通してデータ信号を受信しかつ送信し、リード/ライトアクノレッジ信号を受信するとバッファ解放信号をアサートする第2データトランシーバと、
第2データトランシーバへ結合され、リード/ライトトランザクションのデータ長とリード/ライトアドレスとデータとを生成するリード/ライトトランザクション発生器と、
第2データトランシーバとリード/ライトトランザクション発生器とへ結合され、リード/ライトトランザクションのデータ長を一時的に記憶し、バッファ解放信号に従ってリード/ライトデータ待ち行列の使用可能なデータ数とリード/ライトトランザクション待ち行列内の許容可能なトランザクション数とを計算するリード/ライト記録回路と、
第2データトランシーバとリード/ライトバッファサイズレジスタとリード/ライトバッファ計数レジスタとリード/ライト記録待ち行列回路とへ結合され、次のリード/ライトトランザクションに対応する他の情報を送ることを第2データトランシーバへ通知するリード/ライト比較器と
を具備する
ことを特徴する制御チップセット。 - バスは、基準電圧信号線とインピーダンス比較信号線とアドレス/データバスと長/バイトイネーブル信号線とアップリンクコマンド信号線とアップリンクストローブ信号線とダウンリンクコマンド信号線とダウンリンクストローブ信号線とクロック信号線とを具備する
ことを特徴する請求項1記載の制御チップセット。 - アップリンクストローブ信号線とダウンリンクストローブ信号線との周波数は、共に、クロック信号の2倍の周波数である
ことを特徴する請求項1記載の制御チップセット。 - 第1制御チップと第2制御チップとは、それぞれ、北側ブリッジと南側ブリッジとであり、
ターゲットコントローラはメモリコントローラであり、
バスはVLINKバスである
ことを特徴する請求項1記載の制御チップ。 - 深さnを有するトランザクション待ち行列と深さmを有するデータ待ち行列とを具備する第1チップと、
トランザクション待ち行列とデータ待ち行列とのステータスを記録し、もし、未処理のトランザクションの量がnより少なく、かつ、データの量がmより少ないならば、次のトランザクションが開始される第2チップと
を具備する
ことを特徴する制御チップセット。 - 第1チップと第2チップとは、それぞれ、コンピュータマザーボードの北側ブリッジと南側ブリッジとである
ことを特徴する請求項5記載の制御チップ。 - バスによって接続された第1デバイスと第2デバイスとの間において、複数のリード/ライトトランザクションを完了するデータトランザクション方法であって、
リード/ライトトランザクションの最大実行数と各々のリード/ライトトランザクションによって送受信されるデータの最大データ数とを提供する過程と、
リード/ライトトランザクションに対応するリード/ライトアドレスとリード/ライトデータとについて、データの最大データ数を超えないリード/ライトデータに対してリード/ライトアドレスがアサートされると、リード/ライトトランザクションを実行する過程と、
リード/ライトアクノレッジ信号をアサートする過程と、
リード/ライトトランザクションに対応するリード/ライトアドレスとリード/ライトデータ待ち行列内に記憶されたデータとを解放し、それらの遂行されたトランザクションが開放される過程と、
次のリード/ライトトランザクションのデータ長とリード/ライトアドレスと対応データとを生成する過程と、
リード/ライトアクノレッジ信号に従って、リード/ライトデータのデータバッファ数とリード/ライトトランザクションのリード/ライトトランザクション数とを計算する過程と、
データバッファ数とリード/ライトトランザクション数とリード/ライトトランザクションの総トランザクション数とリード/ライトデータの最大データ数とに従って、次のリード/ライトトランザクションのデータ長とリード/ライトトランザクションとリード/ライトアドレスと対応データとを決定する過程と
を具備する
ことを特徴するデータトランザクション方法。
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