JP3602341B2 - 気槽式熱衝撃試験装置及びその運転方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品などの熱衝撃試験を行う気槽式熱衝撃試験装置に関し、特に、熱衝撃試験に要する時間の短縮を図るのに好適な気槽式熱衝撃試験装置及びその運転方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、半導体装置などの電子部品の温度ストレスに対する耐熱性、物理的特性及び電気的特性の変化を短時間で評価するために、気槽式熱衝撃試験装置が用いられ、たとえば、低温側で−10℃から−65℃といった低温と、高温側で60℃から200℃といった高温とに、交互に繰り返し試験室の温度を急激に変化させることが実施されている。
【0003】
このような試験を行う気槽式熱衝撃試験装置として、たとえば、特開平5−187984号公報に開示されたものが既に提案されている。
【0004】
この気槽式熱衝撃試験装置においては、試験室の温度を高温から低温に、もしくは低温から高温に急激に変化させるために、試験室の他に低温槽及び高温槽を設け、これらの各槽は、それぞれ低温熱量及び高温熱量を蓄えておくための熱容量の大きな蓄冷器もしくは蓄熱器を備えるものとしている。そして、低温側では、冷却器により冷却した空気を循環させ、その冷却空気により蓄冷器を冷却して、低温熱量を蓄熱し、試験温度切換時に蓄熱した低温熱量を放熱し、急激な温度変化を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
高温から低温への温度変化に要する時間は、冷凍装置の冷却能力が同一であれば蓄熱量が多いほど短くなり、また蓄冷器による蓄熱量は、蓄冷器の熱容量に基準とする温度と蓄冷器温度との温度差を乗じた値となるため、同一熱容量の蓄冷器であれば、蓄冷器の温度が低いほど蓄熱量は多くなる。
【0006】
しかし前記した従来の技術では、蓄冷器の冷却方式が循環空気による間接的な冷却であるため、熱伝達の過程における熱抵抗により蓄冷器の温度は、循環空気の温度以下には冷却することができない。さらに、循環空気は、冷凍装置の冷却器にて冷媒を蒸発させる必要があるため、冷媒の蒸発温度より約5〜10℃高い(冷却器の性能により異なる)温度となる。したがって、冷凍装置の圧縮機の信頼性の面からの下限蒸発温度は、一例として冷媒R23の場合−90℃程度であり、この結果、循環空気温度は−80℃が下限となり、蓄冷器温度をこれ以下にすることは不可能である。また、蓄冷器の冷却に要する時間も、間接的な冷却では長くなる。
【0007】
上記した事情に鑑み、本発明の目的は、蓄冷器の冷却温度をより低くし、該蓄冷器への蓄熱量を多くすることにより、高温から低温への温度変化に要する時間を短縮すると共に、蓄冷器の冷却に要する時間をも短縮することにより、本装置の最も基本となる性能である熱衝撃試験に要する時間を短縮することができる気槽式熱衝撃試験装置及びその運転方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明による気槽式熱衝撃試験装置は、各請求項に記載されたところを特徴とする。特に独立項としての請求項1もしくは2記載の発明による気槽式熱衝撃試験装置は、冷凍装置における冷凍サイクル内の冷却器、冷却空気送風用の送風機及び前記冷却器と比較して熱容量の大きな低温熱量を蓄えるための蓄冷器を備えた低温槽と、加熱器、高温空気送風用の送風機及び高温熱量を蓄えるための蓄熱器を備えた高温槽と、前記低温及び高温の両槽間に配置された被試験品を設置するための試験室と、で構成され、低温槽から低温空気を、また、高温槽から高温空気を、前記試験室内へ交互に送風し、該試験室内温度を、高温から低温に、また、低温から高温に急激に変化させ、前記被試験品に熱衝撃を付加するようにした気槽式熱衝撃試験装置において、前記蓄冷器及び前記冷却器は、互いに直列もしくは並列に接続されて前記冷凍サイクル内に組み込まれると共に、前記蓄冷器及び前記冷却器それぞれの上流側に各電磁弁を設け、冷媒を蓄冷器と冷却器とに流す回路、または、冷媒を冷却器のみに流す回路のいずれかに切換えできるようにもしくは冷媒を蓄冷器のみに流す回路、または、冷媒を冷却器のみに流す回路のいずれかに切換えできるようにし、冷媒の蒸発潜熱を利用して、該冷媒により前記蓄冷器を直接冷却して低温熱量を蓄熱するようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、気槽式熱衝撃試験装置の正面断面図である。同図において、1は筐体であり、該筐体1の中央部に被試験品3を収容する試験室2を設けると共に、その下側に低温熱量を蓄熱する低温槽4を、また試験室2の上側に高温熱量を蓄熱する高温槽9を各配置し、各々の境界は、断熱材1aにより区切られている。そして、低温槽4と試験室2及び高温槽9と試験室2には、それぞれ低温空気供給路1b、低温空気回収路1c及び高温空気供給路1d、高温空気回収路1eが導通しており、それぞれの試験室2側の開口部に、低温試験及び高温試験に対応して開閉する低温ダンパ13,13及び高温ダンパ14,14がそれぞれ装備されている。
【0010】
低温槽4内には、筐体1の外に設置された冷凍装置(図示せず)における冷凍サイクル内の冷却器6、該冷却器6と共に冷凍サイクル内に組み込まれ、しかも冷却器6と比較して熱容量の大きな蓄冷器8、冷却器を通過した低温空気の温度調節を行う加熱器7及び低温槽4内の空気の循環と試験室2への低温空気の供給とを行う送風機5が配置され、上部に低温空気循環路4a が設けてあり、冷凍装置の蒸発作用を利用し、低温熱量の蓄冷及び試験室2への低温空気の供給を行う。
【0011】
高温槽9内には、高温熱源となる加熱器11、高温熱量を蓄熱する蓄熱器12、高温槽9内の空気の循環及び試験室2への供給を行う送風機10が配置され、下部に高温空気循環路9a が設けてあり、高温熱量の蓄熱及び試験室2への高温空気の供給を行う。
【0012】
低温槽4内の空気の流れは、装置運転開始時における低温槽4内の温度が所定の温度に到達するまでの準備運転時、または高温試験中の待機運転時は、低温ダンパ13,13が閉じた状態で、実線の矢印で示すように低温空気循環路4a を通り低温槽内を循環し、低温試験時は、低温ダンパ13,13が開いた状態で破線の矢印で示すように、低温空気供給路1b を通り試験室2に低温熱量を供給し、低温空気回収路1c を通り再び低温槽4内に戻るという循環経路となる。高温槽9内も同様の空気の流れとなり、低温ダンパ13,13及び高温ダンパ14,14の開閉により交互に試験室2に低温熱量、もしくは高温熱量を供給し、被試験品3に対し熱衝撃を付加する熱衝撃試験を実施する。
【0013】
図2は、冷凍装置の冷凍サイクル系統の概略図である。本実施例の気槽式熱衝撃試験装置では、低温槽内の温度をたとえば、−80℃にて蓄熱するため、冷凍装置として二元冷凍サイクルを採用している。
【0014】
高温側の冷凍サイクルの主要部品は、圧縮機15、凝縮器16、膨張弁17及びカスケードコンデンサ18で構成され、低温側の冷凍サイクルの主要部品は、圧縮機19、カスケードコンデンサ18、膨張弁20、蓄冷器8及び冷却器6で構成されており、カスケードコンデンサ18は、高温側サイクルの冷媒(たとえばR22)の蒸発作用により低温側サイクルの冷媒(たとえばR23)を冷却し液化する。そして、冷凍サイクル内で直列に接続されている蓄冷器8及び冷却器6は、低温側サイクルの冷媒の蒸発作用により低温熱量の蓄熱及び試験室2への低温熱量の供給のための低温熱源となる。なお、図8は、図2と同様の二元冷凍サイクル系統内に従来方式による間接冷却方式を採用した蓄冷器25を組み込んだ態様を示す。
【0015】
図4及び図5は、実施の態様を異にした2種類の蓄冷器8の外観図を示す。熱衝撃試験は、試験室2の温度を高温から低温、あるいは低温から高温の状態に急激に変化させることを交互に繰り返し実施し、被試験品3に熱衝撃を付加する試験であるため、気槽式熱衝撃試験装置には、急激な温度変化を実現させるために、一定量以上の低温熱量及び高温熱量が必要となる。特に低温側の場合には、その必要熱量を冷凍装置の冷却能力だけで賄うことは製品寸法などの制約により難しいため、待機運転時に蓄冷器8に不足分の熱量を蓄熱し、高温から低温への試験温度切換時には蓄冷器8からの放熱と冷凍装置での冷却により急激な温度変化を実現している。したがって、蓄冷器8には、一定量以上の熱量を蓄えるだけの熱容量をもつことと共に、空気への熱伝達性が良いこと及び空気の通風抵抗が少ないことが要求される。
【0016】
以上のことから、蓄冷器8は、図4の場合には、十分な厚み(たとえば5mm)の金属の板8a(たとえばアルミ板)を一定間隔で並べその間隙を空気の流路とし、冷媒を通す配管8bを、板面に対して垂直に設けた穴に密着貫通させた多通路クロスフィン形とした構造をなしている。また、図5の場合には、十分な厚み(たとえば10mm)の金属の板8c(たとえばアルミ板)を一定間隔で並べその間隙を空気の流路とし、冷媒流路として金属板8cの板厚側の側面に空気流路と平行になるように貫通穴8dを設け、パイプ8eにより、上下に並んだ貫通穴8dを連結させることにより、冷媒流路として十分な熱交換距離を持たせ、さらに、空気の通風抵抗を極力抑えることができる構造としている。なお、冷媒は、上部に設けた冷媒供給管8fより供給され、貫通穴8d及びパイプ8eを通り下方に流れ、冷媒回収管8gより冷却器6 に流れる構造となっている。
【0017】
前述したように、装置運転開始時の準備運転時及び待機運転時、低温槽4内では、冷凍装置における冷媒の蒸発作用を利用して、低温熱量の蓄熱を行う。その時の循環空気への熱の伝達経路は、冷却器6の冷媒配管、フィンを介して冷媒の蒸発潜熱により循環空気を冷却するというようになっており、冷媒から冷却器6及び冷却器6から循環空気という伝達過程における熱抵抗により、循環空気の温度は冷媒の温度に対し5℃から10℃程度高くなる。したがって、低温槽4内において冷媒の温度が最も低い温度となり、蓄冷器8に冷却器6と同様に膨張弁20を通過後の冷媒を通すことにより、低温槽4内における最も低い温度で冷却することとなるため、蓄冷材8の冷却に要する時間は、循環空気による冷却と比較して短時間となり、また、より低い温度まで冷却が可能となる。
【0018】
また、図3は、図2における冷凍サイクル内で直列に接続された冷却器6及び蓄冷器8がそれぞれの上流側に電磁弁21及び22を設けて膨張弁20に接続されている実施態様を示す。図3の(1)に示すように循環空気の温度が所定の温度に到達するまでは、電磁弁21を開、電磁弁22を閉とし冷却器6のみに冷媒を流し、循環空気の冷却を優先的に行い、所定の温度に到達した時点で図3の(2)に示すように電磁弁21を閉、電磁弁22を開とし蓄冷器8にも冷媒を流し、蓄冷器のさらなる冷却を行うように冷媒の流れを切換えることにより、効率的に循環空気及び蓄冷材の冷却を行うことが可能となる。その際、送風機5を停止し、循環空気への熱漏洩を最小限に抑えることにより、蓄冷器8をより低い温度まで冷却することが可能となる。そして、低温試験時は、図3の(1)に示すように、再び電磁弁21を開、電磁弁22を閉として冷却器6に冷媒を流し、また、送風機5の運転を再開し、試験室2に低温空気を供給する。
【0019】
図6は、本発明における他の実施形態での冷凍サイクル系統の概略図である。蓄冷器8及び冷却器6を冷凍サイクル内で並列に接続し、かつ、蓄冷器8及び冷却器6の上流側にそれぞれ電磁弁23及び24を設けて膨張弁20に接続され、電磁弁23及び24の開閉により冷媒の流れを切換えることができるようにしている。そして、準備運転及び待機運転の際、まず循環空気の冷却を優先的に行うために、図7の(1)に示すように電磁弁23を開、電磁弁24を閉として冷媒を冷却器6に流し、循環空気の温度が所定の温度に到達した時点で図7の(2)に示すように電磁弁23を閉、電磁弁24を開として冷媒を蓄冷器8に流すように切換え、蓄冷器8の冷却を行う。その際、送風機5を停止し、循環空気への熱漏洩を最小限に抑えることにより、蓄冷器8をより低い温度まで冷却することが可能となる。そして、低温試験時は、図7の(1)に示すように再び電磁弁23を開、電磁弁24を閉として冷却器6に冷媒を流し、また、送風機5の運転を再開し、試験室2に低温熱量を供給する。
【0020】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、低温槽と高温槽及び試験室とを配置し、低温槽及び高温槽から試験室に低温空気、高温空気を交互に送り、熱衝撃試験を実施する気槽式熱衝撃試験装置において、低温槽内に装備した低温熱量を蓄えるための蓄冷器を冷凍装置の冷凍サイクル内に組込み、蓄冷器の冷却を冷媒の蒸発潜熱を利用して直接冷却するようにして、蓄冷器の冷却に要する時間を短縮するとともに、高温から低温への温度変化時間を短縮することができ、さらに、蓄冷器の冷却温度を低くすることにより、低温試験の温度範囲下限値を広くすることができ、気槽式熱衝撃試験装置の性能を向上させることができる。
【0021】
また、従来と同等性能とした場合、冷凍装置の各機器、特に圧縮機の出力を小形化することができ、本装置の運転に要する消費電力が低減され、省エネが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による気槽式熱衝撃試験装置の正面断面図
【図2】図1における冷凍装置として直列に接続された冷却器及び蓄冷器を有する二元冷凍サイクル系統の概略図
【図3】図2における冷却器及び蓄冷器の各上流側に設けた電磁弁の動作説明図
【図4】本発明による気槽式熱衝撃試験装置に用いる蓄冷器の実施例を示す外観図
【図5】本発明による気槽式熱衝撃試験装置に用いる蓄冷器の別の実施例を示す外観図
【図6】図1における冷凍装置として並列に接続された冷却器及び蓄例器を有する二元冷凍サイクル系統の概略図
【図7】図6における冷却器及び蓄冷器の各上流側に設けた電磁弁の動作説明図
【図8】従来方式による間接冷却方式を採用した蓄冷器を用いた二元冷凍サイクル系統の概略図
【符号の説明】
4…低温槽
5,10…送風機
6…冷却器
8…蓄冷器
9…高温槽
13…高温ダンパ
14…低温ダンパ
16…凝縮機
17…膨張弁
15,19…圧縮機
18…カスケードコンデンサ
21,22,23,24…電磁弁
25…蓄冷器
Claims (5)
- 冷凍装置における冷凍サイクル内の冷却器、冷却空気送風用の送風機及び前記冷却器と比較して熱容量の大きな低温熱量を蓄えるための蓄冷器を備えた低温槽と、加熱器、高温空気送風用の送風機及び高温熱量を蓄えるための蓄熱器を備えた高温槽と、前記低温及び高温の両槽間に配置された被試験品を設置するための試験室と、で構成され、低温槽から低温空気を、また、高温槽から高温空気を、前記試験室内へ交互に送風し、該試験室内温度を、高温から低温に、また、低温から高温に急激に変化させ、前記被試験品に熱衝撃を付加するようにした気槽式熱衝撃試験装置において、
前記蓄冷器及び前記冷却器は、互いに直列に接続されて前記冷凍サイクル内に組み込まれると共に、前記蓄冷器及び前記冷却器それぞれの上流側に各電磁弁を設け、冷媒を蓄冷器と冷却器とに流す回路、または、冷媒を冷却器のみに流す回路のいずれかに切換えできるようにし、冷媒の蒸発潜熱を利用して、該冷媒により前記蓄冷器を直接冷却して低温熱量を蓄熱するようにしたことを特徴とする気槽式熱衝撃試験装置。 - 冷凍装置における冷凍サイクル内の冷却器、冷却空気送風用の送風機及び前記冷却器と比較して熱容量の大きな低温熱量を蓄えるための蓄冷器を備えた低温槽と、加熱器、高温空気送風用の送風機及び高温熱量を蓄えるための蓄熱器を備えた高温槽と、前記低温及び高温の両槽間に配置された被試験品を設置するための試験室と、で構成され、低温槽から低温空気を、また、高温槽から高温空気を、前記試験室内へ交互に送風し、該試験室内温度を、高温から低温に、また、低温から高温に急激に変化させ、前記被試験品に熱衝撃を付加するようにした気槽式熱衝撃試験装置において、
前記蓄冷器及び前記冷却器は、互いに並列に接続されて前記冷凍サイクル内に組み込まれると共に、前記蓄冷器及び冷却器それぞれの上流側に各電磁弁を設け、冷媒を蓄冷器のみに流す回路、または、冷媒を冷却器のみに流す回路のいずれかに切換えできるようにし、冷媒の蒸発潜熱を利用して、該冷媒により前記蓄冷器を直接冷却して低温熱量を蓄熱するようにしたことを特徴とする気槽式熱衝撃試験装置。 - 前記蓄冷器は、十分な厚みの金属板を一定間隔で並べ、その間隙を空気の流路とし、前記冷凍サイクルの冷媒を通す配管を板面に対して垂直に設けた多数の穴に密着貫通させた多通路クロスフィン構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の気槽式熱衝撃試験装置。
- 前記蓄冷器は、十分な厚みの金属板を一定間隔で並べ、その間隙を空気の流路とし、板厚側の側面に空気流路と平行になるように多数の貫通穴を設け、上下に並んだ貫通穴を互いに連結させて各板ごとの冷媒流路を形成し、各板における最上部の貫通穴を冷媒供給管に、また各板における最下部の貫通穴を冷媒回収管にそれぞれ接続した構造であることを特徴とする請求項1または2に記載の気槽式熱衝撃試験装置。
- 請求項1ないし4のいずれかに記載の気槽式熱衝撃試験装置における低温槽の準備運転及び待機運転に際し、冷却器側の電磁弁を開に、蓄冷器側の電磁弁を閉にして送風機を運転し、循環空気の温度が所定の温度に到達した時点で冷却器側の電磁弁を閉に、蓄冷器側の電磁弁を開にして送風機の運転を停止することを特徴とする気槽式熱衝撃試験装置の運転方法。
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