JP3602095B2 - 地形を進む有脚動物のための地形ナビゲーション装置 - Google Patents
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Description
【0001】
本発明は、車両運搬手段によることなく地形を進む有脚動物、好ましくは人の地形ナビゲーションを実行するための地形ナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
現在、野外または同様の環境で使用するナビゲーション支援ソースが多数ある。これらは、真の方位を推定するための磁気方位、推測ナビゲーションを実行するための磁気方位および歩数計、地標でランニングフィックス(running a fix)を行うための磁気方位を含み、それによって、位置の算出、位置誤差の補正を行うことができる二つの地標または地標の頭上位置の通過、位置誤差を補正するためのGPSおよびJTIDSによる位置決定、高度誤差を補正するための気圧高度の更新、位置および高度の更新のために、一定の地形特徴の知識を使用することができる場合には、位置および高度の補正のための特徴的な位置決定を行うことができる。たとえば、交差点が十分に明示されていない場合であっても、直線道路の既知の部分を進むことにより、道路に直交する方向における位置誤差の補正を行うことができ、既知の鞍点を進むことにより、高度の補正を行うことができる。
【0003】
しかし、GPSを抑制する干渉または妨害、磁気コンパスを混乱させる磁場の影響、歩数計の誤差を引き起こす難所または変化の多い地形および地図解読または地標の認識に悪影響を及ぼす視界の悪さなどの影響のために、困難な環境の中で難題が生じている。このような難題はすべて、利用可能なセンサまたは支援している情報における不連続性によって特徴付けられる。これらの不連続性は、危険な場合に生じる可能性があり、特に望ましくない。
【0004】
慣性航法ユニット(INU)における最近の進歩により、製作されるユニットがさらに小型化するようになった。光ファイバジャイロスコープ(FOG)技術に基づいていてもよいが、依然として比較的高価である。INUは、上記の付加的なナビゲーション支援ソースの一部またはすべてに組み込まれていてもよく、支援ソースに関連するデータにおける上記の格差を埋めることができる可能性がある。しかし、問題は、部分的にはFOG INUのサイズにあり、部分的にはコストにある。例えばドイツ国特許出願公開明細書DE 198 30 150 Aは、単独のFOG INUと、ブーツ装着式の接触手段を備えた、そのようなユニットを開示しており、ブーツ装着式の接触手段は、ブーツ装着式または手持ち式の慣性センサーに従って、座標更新停止またはゼロ更新停止のような補正を始動させようとする時、ユーザーによって動かされている。
【0005】
シリコンジャイロ技術の最近の進歩により、ジャイロをシリコン生産ラインで生産することができるようになった。これは、サイズの小型化、大量生産および低コストという利点を持つ。しかし、ジャイロの性能は、INU動作の場合、結果が低調である。これらのジャイロおよび同様にシリコン加速度計は、低性能のINUを基にしており、きわめて短い期間の使用に限った自立型の浮動ナビゲーションを提供する。
【0006】
したがって、野外における地形ナビゲーションを実行するために、通常の野外動作および状況に関して適切な性能を与えるシステム性能の強化と共に、小型サイズで低コストのジャイロスコープを利用することができる一般に改良されたシステムが必要である。
【0007】
本発明の第一の形態によれば、車両運搬手段による補助無しで、地形を進む有脚動物(2)のための地形ナビゲーション装置は、前記有脚動物の第一の速度、第一の方位および第一の位置を表す信号を提供するために動作可能な6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物の位置、速度および方位を決定するための第一のシステム(59)を備え、検知手段が、有脚動物の第一の速度、第一の方位、及び第一の位置を表す複数の出力信号を提供するために動作可能であり、第一システム(59)が結う局動物の下肢領域または足に配置可能であり、また前記有脚動物(2)の足(13a、13b)の運動を記述する速度分布では、速度がゼロであるべき期間の信号を、を確立するための接触手段(11)を備え、期間が周囲の地形(3)とそれぞれの足との完全な接触または部分的な接触に対応する、地形ナビゲーション装置であり、
6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物(2)の位置、速度および方位を決定するための第二のシステム(4)を備え、その検知手段が、前記有脚動物の第二の速度、第二の方位および第二の位置を表す信号を提供するために動作可能で、前記第二のシステム(4)が、前記有脚動物(2)の下肢領域(5、5a)に配置可能であり、誤差推定手段(15)を備え、その誤差推定手段が、複数の入力信号として期間中に速度分布を受信し、速度分布からゼロ速度の更新を利用し、且つ複数の有脚動物(2)の複数の第一位置推定値を生成するため、第一のシステムに関連する推定値または誤差を、複数の検知手段出力信号(61、63、65)に与え、第一のシステム(59)における速度誤差を修正するため、複数の誤差推定値が第一のシステム(59)からの複数の出力信号と相互作用し、第一のシステム(59)からのゼロ速度更新を利用して、第二のシステム(4)における速度誤差を最小にし、第二システム(4)からの有脚動物(2)の第二位置の推定値を生成し、更に少なくとも一つの加算ステーション(51、71)を備え、その加算ステーションが、誤差推定手段に入力すべき位置の差を与え、第一及び第二のシステム(59、4)に対する修正を生成するため、誤差推定手段(15)により推定された誤差によって、第一の位置と第二の位置が修正される時に、第一の位置と第二の位置とを組み合わせることを特徴とする。
【0008】
好ましくは、装置は人の形をした有脚動物に取り付けるのに適している。
【0009】
好都合には、各検知手段は、三つの互いに直交する比力センサおよび三つの互いに直交する角速度センサを備える。
【0010】
有利には、接触手段は、整合フィルタ装置に接続される。
【0011】
好ましくは、接触手段は、圧力スイッチ装置である。
【0012】
好都合には、速度分布は、第一のシステムからの第一の速度出力である。
【0013】
有利には、誤差推定手段は、カルマンフィルタを含む。
【0014】
好ましくは、装置は有脚動物の真の方位を決定するための方位手段が設けられ、方位手段は、第二のシステムに関連して作動する。
【0015】
好都合には、方位手段は、磁気方位を出力するように動作可能な磁気コンパスである。
【0016】
有利には、衛星無線ナビゲーションシステムが設けられ、衛星無線ナビゲーションシステムは、第一のシステムに関連して作動する。
【0017】
好ましくは、衛星無線ナビゲーションシステムは、GPS位置およびGPS速度を出力するように動作可能な全地球測位システム(GPS)である。
【0018】
好都合には、第一のシステムは、有脚動物の下肢領域に配置可能である。
【0019】
有利には、第一のシステムは、有脚動物の足に配置可能である。
【0020】
好ましくは、二つの第一のシステムがあり、それぞれが有脚動物の一方の脚の下肢領域に配置可能である。
【0021】
好都合には、第一のシステムは、有脚動物の腰部領域に配置可能である。
【0022】
有利には、有脚動物の第二の速度、第二の方位および第二の位置を表示する信号を提供するために動作可能である6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ有脚動物の位置、速度および方位を決定するための第二のシステムを含むように形成される。
【0023】
好ましくは、第二のシステムは、有脚動物の下肢領域に配置可能である。
【0024】
好都合には、第二のシステムは、有脚動物の足に配置可能である。
【0025】
有利には、二つの第二のシステムがあり、それぞれが有脚動物の一方の脚の下肢領域に配置可能である。
【0026】
好都合にも、誤差推定手段によって推定される誤差を用いて、第一の位置および第二の位置が補正されている場合には、位置の差を生じ、それゆえ、位置の差が誤差推定手段への入力として受信されるようにするために、第一の位置および第二の位置を結合するための位置加算ステーションが設けられる。
【0027】
本発明は、ヒトなどの足、ひづめ、スキーまたは脚における同類物によって地形に沿って移動する任意の有脚動物で使用するために適切であり、便宜上、以下の詳細において、有脚動物は人間として呼称する。
【0028】
本発明をより理解するため、および同発明がいかにして実施されることができるかを示すために、ここで、一例として添付の図面を参照されたい。
【0029】
図1〜6に示されているように、地形ナビゲーションを実行するための本発明の装置は、輸送運搬手段の支援によらず、有脚動物が足、スキーまたはひづめによって地形を進む状況において使用することを目的としている。システムは一般に、干渉、磁場の影響および悪い視界など外部の影響を受けやすい装備に頼るような作業を実行するために使用されることから、システムの性能における不連続性を生じ、重大な、潜在的に命を脅かす恐れのある結果となりうる。
【0030】
したがって、添付図面の図1〜2に示されているように、本発明の第一の実施例による地形3を進む人間2のための地形ナビゲーション装置1は、人間2の第一の速度を表示する出力信号61と、第一の方位を表示する出力信号63と、人間2の第一の位置を表示する出力信号65を、提供するために動作可能な、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ、位置、速度および方位を決定するための第一のシステム59と、人間2の足13a、13bの運動を示す速度分布において、速度がゼロであるべき期間の信号17を確立する接触手段11と、を備え、その期間の信号は、周囲の地形3とそれぞれの足13a、13bとの完全な接触または部分的な接触に対応する。
【0031】
また本発明は、位置、速度及びを測定する方位第二のシステム4を備えており、その第二のシステムは、人間2の第二の速度を表示する出力信号5と、第二の方位を表示する出力信号7と、第二の位置を表示する出力信号9を、提供するために動作可能な、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んでいる。第二のシステム4は、人間に臀部領域55aで取り付け可能である。
【0032】
本装置はまた、入力信号としてゼロ速度期間の信号17を受信し、出力信号として検知手段出力信号61、63、65に関連する誤差19の推定値を作成し、誤差19が、出力信号61、63、65と相互に作用し、人間2の地形ナビゲーションを実行する誤差推定手段15を備える。図2および図5はいずれも、フィードバック構成を示しており、そこでは誤差が第一システムにフィードバックされる。フィードバック構成において、誤差推定値は第一のシステム4のそれぞれの出力を更新し、誤差推定値は各補正サイクルの後、ゼロにリセットされる。しかし、フィードフォワード構成において(図示していないが)、変数を更新する場合とは対称的に、誤差推定値は累算し、第一のシステム59のそれぞれの変数と結合される。図2及び図5において、問題の特定の実施例に対応する誤差推定値は、上述のフィードバック構成では、位置、速度および方位を決定するためのそれぞれのシステムの後部への入力である。対応して、位置、速度および方位を決定するためのそれぞれのシステムからの出力は補正値であり、図2に示されるように、第一のシステム59からの出力は、補正された第一の速度61、補正された第一の方位63および補正された第一の位置65である。
【0033】
位置、速度および方位を決定するための第一のシステム59は、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を具備することが可能な慣性計測ユニット(IMU)を具備するストラップダウン式慣性航法システムであることが好ましい。これは、三つの互いに直交する比力センサおよび三つの互いに直交する角速度センサなどの6つの単軸運動または適切な二軸センサによって実行されてもよい。以下の本文において、これらの検知手段は、加速度計およびジャイロと呼称される。
【0034】
システム59からの出力61、63、65は、誤差推定手段15への直接入力として図2及び図5に示される。これらの出力は常に、たとえば第一の加算ステーション29への入力61として任意の付加操作に関係なく、直接に誤差推定手段15へ入力を供給する。図2ではゼロ速度期間の信号17の速度分布である誤差推定手段15への入力測定値が当業界で既知である残りの監視手段によって提供される閾値条件を満足しないような状況であるならば、誤差推定手段15は、補正された第一の位置、速度および方位5,7,9のみの入力を用いて、誤差19を推定し続ける。誤差推定手段15はカルマンフィルタであることが好ましいが、等価な種類のフィルタ装置のいずれであってもよい。次に、システムがフィードフォワード構成において動作している場合に上述のステーションを経て第一のシステム59への更新が行われるのであれば、図2及び図5において21に格納されるカルマンフィルタの出力19は、誤差の最良推定量である。第一のシステム59は、第一の位置、速度および方位61、63、65の入力に加えて、誤差推定手段15への姿勢(傾斜およびバンク)(図示せず)の入力を供給することができる。
【0035】
人間2の足13a,13bの運動を記述する速度分布は、ゼロ速度期間の信号17における速度分布から導出され、第一のシステム59からの補正された第一の速度61の出力であってもよい。速度分布は、人間2の水平方向または鉛直方向の速度のいずれであってもよいが、水平方向の速度が好ましい。水平方向の速度は、「水平チャネル」のために使用され、鉛直方向の速度は、「鉛直チャネル」のために使用され、高度および高度変化率にのみ影響を及ぼす。ゼロ速度期間の信号17が補正された第一の速度61から導出される場合には、補正23のための不連続性を考慮するため、速度がゼロになるべき期間の信号を確立するための接触手段11が、整合フィルタであり得るステーション29に接続されている。補正された第一の速度61から得られた場合の代表的な補正された第一の水平方向の速度分布36が、図3に示されている。速度36がゼロからずれて示されており、それは生じる可能性がある速度誤差の増大を示している。但し、速度61が上述したように、その関連誤差推定値23によって補正されているため、これは<<1m/sの最小量であることが望ましい。
【0036】
その特性が前もって知られているような波形が発生する場合には、確立するために、整合フィルタが当業界で既知である。これを実行するための一つの方法が図3に示されており、相関関数40を発生するために、速度分布36と同様の基準波形38が、速度分布と混合される。次に、ゼロ速度期間の信号17が開始される位置を示す相関関数40の最大値42からゼロ速度期間の信号17を導出することができる。基準波形38は、ストライド期間44を表し、0の期間は地面3の上の足13a,13bを表し、1は空中の足13a,13bを表している。図4に示されているように、この波形は、0および1の期間の配分が変化するような歩行および/またはランニングの用途に特に適しており、これは、必要な期間の長さを調整することによって簡単に説明されることができる。基準波形38が接触手段11によって開始されるため、一旦、相関関数の最大値42が定義された後、接触手段11に関連して作動するステーション29が、ゼロ速度期間の信号17中、誤差推定手段15まで補正された第一の速度5をフィルタリングすることができる。
【0037】
人間2が地形3を移動していない状況の場合には、速度分布36が実質的に平坦であるため、整合フィルタはゼロ速度期間の信号17を決定することができない。対応する自己相関も実質的に平坦であり、運動期間から静止期間を識別するために、この情報を使用することはできない。人間が移動している場合には期間にフラグを立てることから、速度分布36の自己相関は、整合フィルタの計算と同時に行ってもよい。
【0038】
整合フィルタの別法として、接触手段11は、地面と人間の履物の接触を検知するために、人間のブーツに配置される圧力スイッチであってもよい。このような装置からの信号は、ステーション29で補正された第一の速度61と直接に組み合わせてもよいため、ブーツ/地面の接触の期間中、ゼロ速度期間の信号17は誤差推定手段15に送信される。
【0039】
動作において、第一のシステム59はまず、北を発見するためのジャイロコンパスに必要である。北の発見は、静止中に実行されることができ、参照としてゼロ速度更新を利用して実行されることができる。しかし、この緯度(50°)の地球の自転速度の水平成分は、約10°/時である。これは、1ラジアンの1/10(不十分であるが、これはシステムの初期設定を行うためには十分であるといえる)まで北を発見するために、わずかおよそ1°/時のドリフトを備えたジャイロが必要であることを暗示している。最新の光ファイバジャイロスコープ(FOG)は、0.1°/時を実行しており、この種のジャイロは、北発見の実質的な手段となる。
【0040】
接触手段11が補正された第一の速度61で動作する場合に、速度分布36がゼロ速度期間の信号17を含むようにするために、第一のシステム59は、人間の下肢領域55bにある必要があり、足(つま先またはかかと領域を示す)または足首のいずれかにあることが好ましい。したがって、第一のシステム59は、人間2の履物、またはアンクルゲートルの上または中、または任意のレッグウエアの下部分の上または中に配置されることができる。冗長測定として、第一のシステム59および付属装備は、両脚の下肢領域55bに合うようにすることができる。
【0041】
装置1は、第一のシステム59に関連して補正された角速度、線形加速度および状態情報と共に、明確にするため図2にのみ示されている補正された第一の位置、第一の速度および第一の方位の最良推定量34を制御および表示ユニット32であってもよい外部インターフェースに伝達する。出力34はさらに、誤差推定手段15によって計算される不確かさを含み、位置誤差の共分散の観点からこのデータの品質の尺度を提供する。
【0042】
添付図面の図2は、方位手段37を備えた本発明の第一の実施例による人間2のための地形ナビゲーション装置1を、第二システム4に関連して動作する状態を示している。この実施例は、第一の実施例の装置に関連して動作する方位手段37を設ける。方位手段37は、人間39の真の方位を決定するための結合ステーション37cで補正された第一の位置9と結合される磁気コンパス37aを具備することができる。この方位手段37は、地表における位置の関数として、37cで磁気変動のために補正され、磁針北基準をオプションとして提供する。したがって、方位手段37は、第一のシステム4の方位を初期化するために、上述のジャイロコンパシングの別の方法を提供する。真の方位基準39は、ステーション41で第一のシステム4からの補正された第一の方位7とは異なる。次に、第一のシステム4における方位誤差25を観測し、上述したような相関関数を発生させるために、差43は誤差推定手段15へ入力される。方位手段37は、共通の方位を確保するために、第一のシステム4に強固に取付けられる必要がある。
【0043】
また添付図面の図2に示されているように、装置1は第二システム4に関連して動作する際の衛生無線ナビゲーションシステム45を備えている。この実施例は、第一の実施例の装置に関連して動作する衛星無線ナビゲーションシステム45を設ける。衛星無線ナビゲーションシステム45は、人間の位置および/または速度を決定するために、全地球測位システム(GPS)であることが好ましい。図2に示されているように、GPS45は、誤差推定手段15への入力53を供給するために、ステーション51で第一のシステム4からの補正された第一の位置9とは異なるGPS位置47を出力する。誤差推定手段15へのさらなる入力を供給するために、GPS45はまた、補正された第一の速度5とは異なるGPS速度49を出力する。これは誤差19の複数の推定値を提供し、それによって、第二のシステム4における誤差を抑制するように作用する。第二のシステム4は、図2に符号46で示されているように、方位、位置および速度データ5,7,9の形をとりうるGPS45への支援情報を供給する。このような支援データは、GPS45と第一のシステム4との間の相乗作用を生み出し、そのフィルタ幅を狭くすることによって干渉を排除するGPS45を実行することができる。
【0044】
装置1は地形3で使用するためのものであり、第一のシステム59は、人間2が歩いたり走ったりする場合に著しい加速度の影響を受けやすい人間2の足領域に配置されることができる。第一の実施例で必要とされる可能性があるような優れた仕様のジャイロは、グレードの劣るジャイロより重く、高価である傾向があるため、装備の性能、コストおよび重量との間で譲歩する場合がある。上述の断続性の問題があるが、測定が付加的な入力37,45によって支援されるため、本発明は、グレードの劣るセンサを使用することができるので、したがって、第一のシステム59で使用される足領域に装着される装置の重量を軽減する。
【0045】
この構成では、第一のシステム4は、図1に示されているように、人間の腰部または臀部領域55aの上または周囲に配置されることができ、第一のシステム4および第二のシステム59がおよそ1mだけ離れるようにするために、第二のシステム59は、下肢領域55bに配置される必要がある。図2に示されるように、誤差推定手段15への入力73によって、二つのシステム間の位置の差の増大を観測するために、補正された第一の位置9および補正された第二の位置65は、ステーション71で識別される。真の位置の差は常に1m程度であることが既知であるため、この制限を超える発散は二つのシステム4,59における位置の差の増大によるものである。測定された対応物73が観測され、上述の方法で二つのシステム4,59に対する相関関数を発生させるために、誤差推定手段15によって使用される。したがって、外部の支援ソース37,45は、人間の足領域13a、13bにおける重量を軽減し、今度は第一のシステム59のみを保持するように、人間の腰部または臀部領域の上または周囲に配置されることができる。この配置、すなわち腰部領域55aは、合理的で優れた環境を提供し、物理的な損傷を最小限にとどめる。人体の中央は比較的動的ではないため、ここに保持する質量は、ユーザに最小限の慣性負荷を負わせる。
【0046】
動作において、第一のシステム4は、ジャイロコンパシング(上述)および水準測量、すなわち装置1の重力のために局所的な加速度の方向を検出のための処理および第一のシステム4のプラットホームフレームをこの方向へ調整することなどの作業を行うために、すべての利用可能な入力37,45を利用して調整されるような大雑把なものであってもよい。後者は、GPS45を用いるか、動作のない期間を用いて実行することができる。したがって、第一のシステム59は、第二のシステム4からのデータを用いて調整される大雑把なものであってもよい。したがって、これは微調整の期間に行われ、そこで両方のシステム4、59からのデータが誤差推定手段15の一部を形成しているカルマンフィルタなどのフィルタに、統合されることができる。測定および特徴機構との間に結合されるモデルと共に、測定および測定を行う装備機構の特徴が時間を通じて以下に変化するかのモデルによって、二つのシステム4、59の間の相互作用およびその精度は、誤差推定手段15において主に制御される。
【0047】
第一のシステム59はさらに精度の高いナビゲーションの解を推定することができる付加的な支援ソース37、45からの入力を備えているため、第一のシステム59は第二のシステム4に対して送れる。第二のシステム4はまた、ジャイロコンパシングを設ける必要もあり得、それに関してセンサが、この機能を必要としないもの(第一のシステム59)よりも、更にグレードの高いものと考えられる。第一のシステム59の機能は、誤差推定手段15へゼロ速度期間の信号17を供給し、位置誤差27を抑制することであり、従ってこの作業を実行するためには、グレードの低いセンサで充分である。したがって、第二のシステム4は、支援ソース37,45からの入力と共に、第一のシステム59のゼロ速度期間の信号17およびシステム4、59間の位置が既知であり、一般に1m程度という事実を利用する。したがって、二つのシステム4、59の統合は、それぞれの弱点を相殺し、その強度を結合するため、歩く、走る、止まる、這うまたは登るの拘束条件下で作動する地形ナビゲーション装置1を生じる。明らかに、天候、信号の外乱などの環境条件が生じる状況において、支援ソース37,45からの外部データを得ることはできない。この環境において、ゼロ速度周期17の入力は、更新する唯一の情報源であるといえる。
【0048】
添付図面の図5は、人間2のための地形ナビゲーション装置1を示している。この第二の実施例は、図2の装置を表し、第三のシステム75を含む。第三のシステム75は、位置、速度、方位を決定するためであり、誤差推定値83,84,85に基づいて補正された第三の速度、位置および方位77,79,81として図5に示される第三の速度、第三の方位および第三の位置を表す信号を提供するために動作可能である6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込む。この構成では、第二のシステム4は、図1に示されているように、人間の腰部または臀部領域55aの上または周囲に配置されることができ、第一のシステム4、第二のシステム59および第三のシステム75がそれぞれおよそ1mだけ離れるようにするために、第二のシステム59は下肢領域55bに配置され、第三のシステム75は人間の頭部領域55cに配置される必要がある。用意されていて利用可能であるならば、ステーション87で補正された第三の速度および位置77,79は、GPSの位置および速度47,49とは区別され、差89,89aは、第三のシステム75との相関関数の発生を支援するために、誤差推定手段15へ入力される。利用可能であるならば、GPS45もまた、第三のシステム75を初期化するために使用してもよい。
【0049】
補正された第二の位置9および補正された第三の位置79は、誤差推定手段15への入力93によって、これら二つのシステム間の位置誤差の増大を観測するために、91で区別されることもできる。上述したように、真の位置の差は常に1m程度であることが既知であるため、この制限を超える発散は第一のシステム4および第三のシステム75における位置の誤差の増大による。システム4,75に対する相関関数を発生するために、これは観測され、誤差推定手段15によって使用される。
【0050】
第三のシステム75は、第三の速度、位置および方位77,79,81の入力に加えて、誤差推定手段15への姿勢(傾斜およびバンク)(図示せず)の入力を付加的に供給することができる。GPS45が第三のシステム75の出力77,79に結合される場合には、それがGPSへの支援情報を提供する第三のシステム75である。これは、GPS45が第二のシステム4と協働する図2の実施例と対比されることができる。それぞれの補正された位置出力9,65による第一および第二のシステムとそれぞれの補正された位置出力9,79による第二のシステムと第三のシステムとの間の位置情報の共有によって、システム全体を第二のシステム4および第三のシステム75へのオプションの支援ソース(GPS45および方位手段37)と第一のシステム59への接触手段11(ゼロ速度期間の信号17)との両方の性能に基づくようにすることができる。これによって、この実施例の装置に低品質の慣性装置(ジャイロおよび加速度計)に関する性能を向上させることができる。
【0051】
これは、第一のシステム4を装備した人体と明らかに異なるため、照準手段95の方位測定を行うための付加的な構成要素、図6に概略的に示されるたとえば、照準または測距手段95を装置1に付加することができる。これにより、照準データに他の人物およびシステムに情報を提供するために、照準手段95の方位および位置のタグをつけることができる。さらに、地標などの既知の対象物が照準手段95を用いて観測され、距離を測ることを行うことができ、このデータが第二のシステム4の位置を更新するための使用されることができる。照準手段95は、さらなる位置、さらなる速度およびさらなる方位を決定するためのさらなるシステム95aおよび照準レーザ測距装置95bを含むことが好ましく、さらなるシステム位置は、補正された第三の位置79に関して図5記載されているのと同様の方法で、補正された第一の位置9に組み合わせてもよい。また、さらなるシステム95aからの他の出力、さらなる速度、方位およびオプションの姿勢およびバンクを誤差推定手段15に入力してもよい。
【0052】
図6に示された概略的な機能分割図は、また人体の中心は比較的動的でないため、ここに保持する質量はユーザに最小限の慣性負荷を負わせることから、人体の腰部領域に配置されるのに最も適したバッテリパックまたはたとえば、燃料電池などの電気エネルギーの他の供給源97も設けられる。また、装置1を支持するために使用し、使用前の装置1の不正確または急な準備による電力損失の危険を避けるために、バッテリ97を充電するために、オプションの手動クランクチャージャ99を備えていてもよい。第二および第三のシステム59,75のそれぞれが、電力/データケーブル100によって第二のシステム4に接続され、それによって、二方向の通信および電源の分散を形成する。ゼロ速度期間の信号17に配置するために、圧力スイッチが接触手段11にも受けられる場合には、ゼロ速度期間の信号17から導出される補正速度出力を形成しているいずれのシステムにも直接接続される。圧力スイッチはまた、それぞれのシステムによって電源供給される。制御および表示ユニット32は、上記の第一の実施例に関して記載したように、装置1によって生成されるデータを表示することによって、ユーザインターフェースを提供し、ユーザから入力されるコマンドおよびデータを受け入れるための一つの方法である。
【0053】
制御および表示ユニット32を人体に搭載する別の方法を設けるために、第三のシステム75は第二のシステム4に直接接続されてもよく、また、バイザディスプレイなどのヘッドギア搭載型ディスプレイ101に連結されてもよい。また、ヘッドギアの方位測定情報を、他の人物またはシステムに情報を送信する任意のヘッドギア搭載型監視システムに備えてもよい。さらに、ヘッドギアディスプレイに関して所望の配置の方向を算出するために、第三の方位測定データを用いて、所望の配置の位置などの入ってくる情報をヘッドギアバイザディスプレイの上に表示することができる。GPS45および方位手段37などの支援ソースへのインターフェースは、たとえば、1553またはRS422インターフェースバスなどによって形成されてもよい。これらの支援ソースからのデータは常に利用可能というわけではないが、正確な総体的なナビゲーションの解を維持するために作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を身につけて、徒歩で地形を進む人間の概略側面図。
【図2】図1に示される人間の地形ナビゲーションを実行する場合に関して、本発明の第一の実施例による装置を示したブロック図。
【図3】図2の装置の一部分を形成する接触手段のグラフ図。
【図4】図2の装置の接触手段に適用可能な種々のストライド期間のグラフ図。
【図5】図1に示される人間の地形ナビゲーションを実行するための本発明の第二の実施例による装置を示したブロック図。
【図6】図2及び図5の装置用のハードウエアを機能的に分離して示したブロック図。
本発明は、車両運搬手段によることなく地形を進む有脚動物、好ましくは人の地形ナビゲーションを実行するための地形ナビゲーション装置に関するものである。
【0002】
現在、野外または同様の環境で使用するナビゲーション支援ソースが多数ある。これらは、真の方位を推定するための磁気方位、推測ナビゲーションを実行するための磁気方位および歩数計、地標でランニングフィックス(running a fix)を行うための磁気方位を含み、それによって、位置の算出、位置誤差の補正を行うことができる二つの地標または地標の頭上位置の通過、位置誤差を補正するためのGPSおよびJTIDSによる位置決定、高度誤差を補正するための気圧高度の更新、位置および高度の更新のために、一定の地形特徴の知識を使用することができる場合には、位置および高度の補正のための特徴的な位置決定を行うことができる。たとえば、交差点が十分に明示されていない場合であっても、直線道路の既知の部分を進むことにより、道路に直交する方向における位置誤差の補正を行うことができ、既知の鞍点を進むことにより、高度の補正を行うことができる。
【0003】
しかし、GPSを抑制する干渉または妨害、磁気コンパスを混乱させる磁場の影響、歩数計の誤差を引き起こす難所または変化の多い地形および地図解読または地標の認識に悪影響を及ぼす視界の悪さなどの影響のために、困難な環境の中で難題が生じている。このような難題はすべて、利用可能なセンサまたは支援している情報における不連続性によって特徴付けられる。これらの不連続性は、危険な場合に生じる可能性があり、特に望ましくない。
【0004】
慣性航法ユニット(INU)における最近の進歩により、製作されるユニットがさらに小型化するようになった。光ファイバジャイロスコープ(FOG)技術に基づいていてもよいが、依然として比較的高価である。INUは、上記の付加的なナビゲーション支援ソースの一部またはすべてに組み込まれていてもよく、支援ソースに関連するデータにおける上記の格差を埋めることができる可能性がある。しかし、問題は、部分的にはFOG INUのサイズにあり、部分的にはコストにある。例えばドイツ国特許出願公開明細書DE 198 30 150 Aは、単独のFOG INUと、ブーツ装着式の接触手段を備えた、そのようなユニットを開示しており、ブーツ装着式の接触手段は、ブーツ装着式または手持ち式の慣性センサーに従って、座標更新停止またはゼロ更新停止のような補正を始動させようとする時、ユーザーによって動かされている。
【0005】
シリコンジャイロ技術の最近の進歩により、ジャイロをシリコン生産ラインで生産することができるようになった。これは、サイズの小型化、大量生産および低コストという利点を持つ。しかし、ジャイロの性能は、INU動作の場合、結果が低調である。これらのジャイロおよび同様にシリコン加速度計は、低性能のINUを基にしており、きわめて短い期間の使用に限った自立型の浮動ナビゲーションを提供する。
【0006】
したがって、野外における地形ナビゲーションを実行するために、通常の野外動作および状況に関して適切な性能を与えるシステム性能の強化と共に、小型サイズで低コストのジャイロスコープを利用することができる一般に改良されたシステムが必要である。
【0007】
本発明の第一の形態によれば、車両運搬手段による補助無しで、地形を進む有脚動物(2)のための地形ナビゲーション装置は、前記有脚動物の第一の速度、第一の方位および第一の位置を表す信号を提供するために動作可能な6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物の位置、速度および方位を決定するための第一のシステム(59)を備え、検知手段が、有脚動物の第一の速度、第一の方位、及び第一の位置を表す複数の出力信号を提供するために動作可能であり、第一システム(59)が結う局動物の下肢領域または足に配置可能であり、また前記有脚動物(2)の足(13a、13b)の運動を記述する速度分布では、速度がゼロであるべき期間の信号を、を確立するための接触手段(11)を備え、期間が周囲の地形(3)とそれぞれの足との完全な接触または部分的な接触に対応する、地形ナビゲーション装置であり、
6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物(2)の位置、速度および方位を決定するための第二のシステム(4)を備え、その検知手段が、前記有脚動物の第二の速度、第二の方位および第二の位置を表す信号を提供するために動作可能で、前記第二のシステム(4)が、前記有脚動物(2)の下肢領域(5、5a)に配置可能であり、誤差推定手段(15)を備え、その誤差推定手段が、複数の入力信号として期間中に速度分布を受信し、速度分布からゼロ速度の更新を利用し、且つ複数の有脚動物(2)の複数の第一位置推定値を生成するため、第一のシステムに関連する推定値または誤差を、複数の検知手段出力信号(61、63、65)に与え、第一のシステム(59)における速度誤差を修正するため、複数の誤差推定値が第一のシステム(59)からの複数の出力信号と相互作用し、第一のシステム(59)からのゼロ速度更新を利用して、第二のシステム(4)における速度誤差を最小にし、第二システム(4)からの有脚動物(2)の第二位置の推定値を生成し、更に少なくとも一つの加算ステーション(51、71)を備え、その加算ステーションが、誤差推定手段に入力すべき位置の差を与え、第一及び第二のシステム(59、4)に対する修正を生成するため、誤差推定手段(15)により推定された誤差によって、第一の位置と第二の位置が修正される時に、第一の位置と第二の位置とを組み合わせることを特徴とする。
【0008】
好ましくは、装置は人の形をした有脚動物に取り付けるのに適している。
【0009】
好都合には、各検知手段は、三つの互いに直交する比力センサおよび三つの互いに直交する角速度センサを備える。
【0010】
有利には、接触手段は、整合フィルタ装置に接続される。
【0011】
好ましくは、接触手段は、圧力スイッチ装置である。
【0012】
好都合には、速度分布は、第一のシステムからの第一の速度出力である。
【0013】
有利には、誤差推定手段は、カルマンフィルタを含む。
【0014】
好ましくは、装置は有脚動物の真の方位を決定するための方位手段が設けられ、方位手段は、第二のシステムに関連して作動する。
【0015】
好都合には、方位手段は、磁気方位を出力するように動作可能な磁気コンパスである。
【0016】
有利には、衛星無線ナビゲーションシステムが設けられ、衛星無線ナビゲーションシステムは、第一のシステムに関連して作動する。
【0017】
好ましくは、衛星無線ナビゲーションシステムは、GPS位置およびGPS速度を出力するように動作可能な全地球測位システム(GPS)である。
【0018】
好都合には、第一のシステムは、有脚動物の下肢領域に配置可能である。
【0019】
有利には、第一のシステムは、有脚動物の足に配置可能である。
【0020】
好ましくは、二つの第一のシステムがあり、それぞれが有脚動物の一方の脚の下肢領域に配置可能である。
【0021】
好都合には、第一のシステムは、有脚動物の腰部領域に配置可能である。
【0022】
有利には、有脚動物の第二の速度、第二の方位および第二の位置を表示する信号を提供するために動作可能である6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ有脚動物の位置、速度および方位を決定するための第二のシステムを含むように形成される。
【0023】
好ましくは、第二のシステムは、有脚動物の下肢領域に配置可能である。
【0024】
好都合には、第二のシステムは、有脚動物の足に配置可能である。
【0025】
有利には、二つの第二のシステムがあり、それぞれが有脚動物の一方の脚の下肢領域に配置可能である。
【0026】
好都合にも、誤差推定手段によって推定される誤差を用いて、第一の位置および第二の位置が補正されている場合には、位置の差を生じ、それゆえ、位置の差が誤差推定手段への入力として受信されるようにするために、第一の位置および第二の位置を結合するための位置加算ステーションが設けられる。
【0027】
本発明は、ヒトなどの足、ひづめ、スキーまたは脚における同類物によって地形に沿って移動する任意の有脚動物で使用するために適切であり、便宜上、以下の詳細において、有脚動物は人間として呼称する。
【0028】
本発明をより理解するため、および同発明がいかにして実施されることができるかを示すために、ここで、一例として添付の図面を参照されたい。
【0029】
図1〜6に示されているように、地形ナビゲーションを実行するための本発明の装置は、輸送運搬手段の支援によらず、有脚動物が足、スキーまたはひづめによって地形を進む状況において使用することを目的としている。システムは一般に、干渉、磁場の影響および悪い視界など外部の影響を受けやすい装備に頼るような作業を実行するために使用されることから、システムの性能における不連続性を生じ、重大な、潜在的に命を脅かす恐れのある結果となりうる。
【0030】
したがって、添付図面の図1〜2に示されているように、本発明の第一の実施例による地形3を進む人間2のための地形ナビゲーション装置1は、人間2の第一の速度を表示する出力信号61と、第一の方位を表示する出力信号63と、人間2の第一の位置を表示する出力信号65を、提供するために動作可能な、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ、位置、速度および方位を決定するための第一のシステム59と、人間2の足13a、13bの運動を示す速度分布において、速度がゼロであるべき期間の信号17を確立する接触手段11と、を備え、その期間の信号は、周囲の地形3とそれぞれの足13a、13bとの完全な接触または部分的な接触に対応する。
【0031】
また本発明は、位置、速度及びを測定する方位第二のシステム4を備えており、その第二のシステムは、人間2の第二の速度を表示する出力信号5と、第二の方位を表示する出力信号7と、第二の位置を表示する出力信号9を、提供するために動作可能な、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んでいる。第二のシステム4は、人間に臀部領域55aで取り付け可能である。
【0032】
本装置はまた、入力信号としてゼロ速度期間の信号17を受信し、出力信号として検知手段出力信号61、63、65に関連する誤差19の推定値を作成し、誤差19が、出力信号61、63、65と相互に作用し、人間2の地形ナビゲーションを実行する誤差推定手段15を備える。図2および図5はいずれも、フィードバック構成を示しており、そこでは誤差が第一システムにフィードバックされる。フィードバック構成において、誤差推定値は第一のシステム4のそれぞれの出力を更新し、誤差推定値は各補正サイクルの後、ゼロにリセットされる。しかし、フィードフォワード構成において(図示していないが)、変数を更新する場合とは対称的に、誤差推定値は累算し、第一のシステム59のそれぞれの変数と結合される。図2及び図5において、問題の特定の実施例に対応する誤差推定値は、上述のフィードバック構成では、位置、速度および方位を決定するためのそれぞれのシステムの後部への入力である。対応して、位置、速度および方位を決定するためのそれぞれのシステムからの出力は補正値であり、図2に示されるように、第一のシステム59からの出力は、補正された第一の速度61、補正された第一の方位63および補正された第一の位置65である。
【0033】
位置、速度および方位を決定するための第一のシステム59は、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を具備することが可能な慣性計測ユニット(IMU)を具備するストラップダウン式慣性航法システムであることが好ましい。これは、三つの互いに直交する比力センサおよび三つの互いに直交する角速度センサなどの6つの単軸運動または適切な二軸センサによって実行されてもよい。以下の本文において、これらの検知手段は、加速度計およびジャイロと呼称される。
【0034】
システム59からの出力61、63、65は、誤差推定手段15への直接入力として図2及び図5に示される。これらの出力は常に、たとえば第一の加算ステーション29への入力61として任意の付加操作に関係なく、直接に誤差推定手段15へ入力を供給する。図2ではゼロ速度期間の信号17の速度分布である誤差推定手段15への入力測定値が当業界で既知である残りの監視手段によって提供される閾値条件を満足しないような状況であるならば、誤差推定手段15は、補正された第一の位置、速度および方位5,7,9のみの入力を用いて、誤差19を推定し続ける。誤差推定手段15はカルマンフィルタであることが好ましいが、等価な種類のフィルタ装置のいずれであってもよい。次に、システムがフィードフォワード構成において動作している場合に上述のステーションを経て第一のシステム59への更新が行われるのであれば、図2及び図5において21に格納されるカルマンフィルタの出力19は、誤差の最良推定量である。第一のシステム59は、第一の位置、速度および方位61、63、65の入力に加えて、誤差推定手段15への姿勢(傾斜およびバンク)(図示せず)の入力を供給することができる。
【0035】
人間2の足13a,13bの運動を記述する速度分布は、ゼロ速度期間の信号17における速度分布から導出され、第一のシステム59からの補正された第一の速度61の出力であってもよい。速度分布は、人間2の水平方向または鉛直方向の速度のいずれであってもよいが、水平方向の速度が好ましい。水平方向の速度は、「水平チャネル」のために使用され、鉛直方向の速度は、「鉛直チャネル」のために使用され、高度および高度変化率にのみ影響を及ぼす。ゼロ速度期間の信号17が補正された第一の速度61から導出される場合には、補正23のための不連続性を考慮するため、速度がゼロになるべき期間の信号を確立するための接触手段11が、整合フィルタであり得るステーション29に接続されている。補正された第一の速度61から得られた場合の代表的な補正された第一の水平方向の速度分布36が、図3に示されている。速度36がゼロからずれて示されており、それは生じる可能性がある速度誤差の増大を示している。但し、速度61が上述したように、その関連誤差推定値23によって補正されているため、これは<<1m/sの最小量であることが望ましい。
【0036】
その特性が前もって知られているような波形が発生する場合には、確立するために、整合フィルタが当業界で既知である。これを実行するための一つの方法が図3に示されており、相関関数40を発生するために、速度分布36と同様の基準波形38が、速度分布と混合される。次に、ゼロ速度期間の信号17が開始される位置を示す相関関数40の最大値42からゼロ速度期間の信号17を導出することができる。基準波形38は、ストライド期間44を表し、0の期間は地面3の上の足13a,13bを表し、1は空中の足13a,13bを表している。図4に示されているように、この波形は、0および1の期間の配分が変化するような歩行および/またはランニングの用途に特に適しており、これは、必要な期間の長さを調整することによって簡単に説明されることができる。基準波形38が接触手段11によって開始されるため、一旦、相関関数の最大値42が定義された後、接触手段11に関連して作動するステーション29が、ゼロ速度期間の信号17中、誤差推定手段15まで補正された第一の速度5をフィルタリングすることができる。
【0037】
人間2が地形3を移動していない状況の場合には、速度分布36が実質的に平坦であるため、整合フィルタはゼロ速度期間の信号17を決定することができない。対応する自己相関も実質的に平坦であり、運動期間から静止期間を識別するために、この情報を使用することはできない。人間が移動している場合には期間にフラグを立てることから、速度分布36の自己相関は、整合フィルタの計算と同時に行ってもよい。
【0038】
整合フィルタの別法として、接触手段11は、地面と人間の履物の接触を検知するために、人間のブーツに配置される圧力スイッチであってもよい。このような装置からの信号は、ステーション29で補正された第一の速度61と直接に組み合わせてもよいため、ブーツ/地面の接触の期間中、ゼロ速度期間の信号17は誤差推定手段15に送信される。
【0039】
動作において、第一のシステム59はまず、北を発見するためのジャイロコンパスに必要である。北の発見は、静止中に実行されることができ、参照としてゼロ速度更新を利用して実行されることができる。しかし、この緯度(50°)の地球の自転速度の水平成分は、約10°/時である。これは、1ラジアンの1/10(不十分であるが、これはシステムの初期設定を行うためには十分であるといえる)まで北を発見するために、わずかおよそ1°/時のドリフトを備えたジャイロが必要であることを暗示している。最新の光ファイバジャイロスコープ(FOG)は、0.1°/時を実行しており、この種のジャイロは、北発見の実質的な手段となる。
【0040】
接触手段11が補正された第一の速度61で動作する場合に、速度分布36がゼロ速度期間の信号17を含むようにするために、第一のシステム59は、人間の下肢領域55bにある必要があり、足(つま先またはかかと領域を示す)または足首のいずれかにあることが好ましい。したがって、第一のシステム59は、人間2の履物、またはアンクルゲートルの上または中、または任意のレッグウエアの下部分の上または中に配置されることができる。冗長測定として、第一のシステム59および付属装備は、両脚の下肢領域55bに合うようにすることができる。
【0041】
装置1は、第一のシステム59に関連して補正された角速度、線形加速度および状態情報と共に、明確にするため図2にのみ示されている補正された第一の位置、第一の速度および第一の方位の最良推定量34を制御および表示ユニット32であってもよい外部インターフェースに伝達する。出力34はさらに、誤差推定手段15によって計算される不確かさを含み、位置誤差の共分散の観点からこのデータの品質の尺度を提供する。
【0042】
添付図面の図2は、方位手段37を備えた本発明の第一の実施例による人間2のための地形ナビゲーション装置1を、第二システム4に関連して動作する状態を示している。この実施例は、第一の実施例の装置に関連して動作する方位手段37を設ける。方位手段37は、人間39の真の方位を決定するための結合ステーション37cで補正された第一の位置9と結合される磁気コンパス37aを具備することができる。この方位手段37は、地表における位置の関数として、37cで磁気変動のために補正され、磁針北基準をオプションとして提供する。したがって、方位手段37は、第一のシステム4の方位を初期化するために、上述のジャイロコンパシングの別の方法を提供する。真の方位基準39は、ステーション41で第一のシステム4からの補正された第一の方位7とは異なる。次に、第一のシステム4における方位誤差25を観測し、上述したような相関関数を発生させるために、差43は誤差推定手段15へ入力される。方位手段37は、共通の方位を確保するために、第一のシステム4に強固に取付けられる必要がある。
【0043】
また添付図面の図2に示されているように、装置1は第二システム4に関連して動作する際の衛生無線ナビゲーションシステム45を備えている。この実施例は、第一の実施例の装置に関連して動作する衛星無線ナビゲーションシステム45を設ける。衛星無線ナビゲーションシステム45は、人間の位置および/または速度を決定するために、全地球測位システム(GPS)であることが好ましい。図2に示されているように、GPS45は、誤差推定手段15への入力53を供給するために、ステーション51で第一のシステム4からの補正された第一の位置9とは異なるGPS位置47を出力する。誤差推定手段15へのさらなる入力を供給するために、GPS45はまた、補正された第一の速度5とは異なるGPS速度49を出力する。これは誤差19の複数の推定値を提供し、それによって、第二のシステム4における誤差を抑制するように作用する。第二のシステム4は、図2に符号46で示されているように、方位、位置および速度データ5,7,9の形をとりうるGPS45への支援情報を供給する。このような支援データは、GPS45と第一のシステム4との間の相乗作用を生み出し、そのフィルタ幅を狭くすることによって干渉を排除するGPS45を実行することができる。
【0044】
装置1は地形3で使用するためのものであり、第一のシステム59は、人間2が歩いたり走ったりする場合に著しい加速度の影響を受けやすい人間2の足領域に配置されることができる。第一の実施例で必要とされる可能性があるような優れた仕様のジャイロは、グレードの劣るジャイロより重く、高価である傾向があるため、装備の性能、コストおよび重量との間で譲歩する場合がある。上述の断続性の問題があるが、測定が付加的な入力37,45によって支援されるため、本発明は、グレードの劣るセンサを使用することができるので、したがって、第一のシステム59で使用される足領域に装着される装置の重量を軽減する。
【0045】
この構成では、第一のシステム4は、図1に示されているように、人間の腰部または臀部領域55aの上または周囲に配置されることができ、第一のシステム4および第二のシステム59がおよそ1mだけ離れるようにするために、第二のシステム59は、下肢領域55bに配置される必要がある。図2に示されるように、誤差推定手段15への入力73によって、二つのシステム間の位置の差の増大を観測するために、補正された第一の位置9および補正された第二の位置65は、ステーション71で識別される。真の位置の差は常に1m程度であることが既知であるため、この制限を超える発散は二つのシステム4,59における位置の差の増大によるものである。測定された対応物73が観測され、上述の方法で二つのシステム4,59に対する相関関数を発生させるために、誤差推定手段15によって使用される。したがって、外部の支援ソース37,45は、人間の足領域13a、13bにおける重量を軽減し、今度は第一のシステム59のみを保持するように、人間の腰部または臀部領域の上または周囲に配置されることができる。この配置、すなわち腰部領域55aは、合理的で優れた環境を提供し、物理的な損傷を最小限にとどめる。人体の中央は比較的動的ではないため、ここに保持する質量は、ユーザに最小限の慣性負荷を負わせる。
【0046】
動作において、第一のシステム4は、ジャイロコンパシング(上述)および水準測量、すなわち装置1の重力のために局所的な加速度の方向を検出のための処理および第一のシステム4のプラットホームフレームをこの方向へ調整することなどの作業を行うために、すべての利用可能な入力37,45を利用して調整されるような大雑把なものであってもよい。後者は、GPS45を用いるか、動作のない期間を用いて実行することができる。したがって、第一のシステム59は、第二のシステム4からのデータを用いて調整される大雑把なものであってもよい。したがって、これは微調整の期間に行われ、そこで両方のシステム4、59からのデータが誤差推定手段15の一部を形成しているカルマンフィルタなどのフィルタに、統合されることができる。測定および特徴機構との間に結合されるモデルと共に、測定および測定を行う装備機構の特徴が時間を通じて以下に変化するかのモデルによって、二つのシステム4、59の間の相互作用およびその精度は、誤差推定手段15において主に制御される。
【0047】
第一のシステム59はさらに精度の高いナビゲーションの解を推定することができる付加的な支援ソース37、45からの入力を備えているため、第一のシステム59は第二のシステム4に対して送れる。第二のシステム4はまた、ジャイロコンパシングを設ける必要もあり得、それに関してセンサが、この機能を必要としないもの(第一のシステム59)よりも、更にグレードの高いものと考えられる。第一のシステム59の機能は、誤差推定手段15へゼロ速度期間の信号17を供給し、位置誤差27を抑制することであり、従ってこの作業を実行するためには、グレードの低いセンサで充分である。したがって、第二のシステム4は、支援ソース37,45からの入力と共に、第一のシステム59のゼロ速度期間の信号17およびシステム4、59間の位置が既知であり、一般に1m程度という事実を利用する。したがって、二つのシステム4、59の統合は、それぞれの弱点を相殺し、その強度を結合するため、歩く、走る、止まる、這うまたは登るの拘束条件下で作動する地形ナビゲーション装置1を生じる。明らかに、天候、信号の外乱などの環境条件が生じる状況において、支援ソース37,45からの外部データを得ることはできない。この環境において、ゼロ速度周期17の入力は、更新する唯一の情報源であるといえる。
【0048】
添付図面の図5は、人間2のための地形ナビゲーション装置1を示している。この第二の実施例は、図2の装置を表し、第三のシステム75を含む。第三のシステム75は、位置、速度、方位を決定するためであり、誤差推定値83,84,85に基づいて補正された第三の速度、位置および方位77,79,81として図5に示される第三の速度、第三の方位および第三の位置を表す信号を提供するために動作可能である6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込む。この構成では、第二のシステム4は、図1に示されているように、人間の腰部または臀部領域55aの上または周囲に配置されることができ、第一のシステム4、第二のシステム59および第三のシステム75がそれぞれおよそ1mだけ離れるようにするために、第二のシステム59は下肢領域55bに配置され、第三のシステム75は人間の頭部領域55cに配置される必要がある。用意されていて利用可能であるならば、ステーション87で補正された第三の速度および位置77,79は、GPSの位置および速度47,49とは区別され、差89,89aは、第三のシステム75との相関関数の発生を支援するために、誤差推定手段15へ入力される。利用可能であるならば、GPS45もまた、第三のシステム75を初期化するために使用してもよい。
【0049】
補正された第二の位置9および補正された第三の位置79は、誤差推定手段15への入力93によって、これら二つのシステム間の位置誤差の増大を観測するために、91で区別されることもできる。上述したように、真の位置の差は常に1m程度であることが既知であるため、この制限を超える発散は第一のシステム4および第三のシステム75における位置の誤差の増大による。システム4,75に対する相関関数を発生するために、これは観測され、誤差推定手段15によって使用される。
【0050】
第三のシステム75は、第三の速度、位置および方位77,79,81の入力に加えて、誤差推定手段15への姿勢(傾斜およびバンク)(図示せず)の入力を付加的に供給することができる。GPS45が第三のシステム75の出力77,79に結合される場合には、それがGPSへの支援情報を提供する第三のシステム75である。これは、GPS45が第二のシステム4と協働する図2の実施例と対比されることができる。それぞれの補正された位置出力9,65による第一および第二のシステムとそれぞれの補正された位置出力9,79による第二のシステムと第三のシステムとの間の位置情報の共有によって、システム全体を第二のシステム4および第三のシステム75へのオプションの支援ソース(GPS45および方位手段37)と第一のシステム59への接触手段11(ゼロ速度期間の信号17)との両方の性能に基づくようにすることができる。これによって、この実施例の装置に低品質の慣性装置(ジャイロおよび加速度計)に関する性能を向上させることができる。
【0051】
これは、第一のシステム4を装備した人体と明らかに異なるため、照準手段95の方位測定を行うための付加的な構成要素、図6に概略的に示されるたとえば、照準または測距手段95を装置1に付加することができる。これにより、照準データに他の人物およびシステムに情報を提供するために、照準手段95の方位および位置のタグをつけることができる。さらに、地標などの既知の対象物が照準手段95を用いて観測され、距離を測ることを行うことができ、このデータが第二のシステム4の位置を更新するための使用されることができる。照準手段95は、さらなる位置、さらなる速度およびさらなる方位を決定するためのさらなるシステム95aおよび照準レーザ測距装置95bを含むことが好ましく、さらなるシステム位置は、補正された第三の位置79に関して図5記載されているのと同様の方法で、補正された第一の位置9に組み合わせてもよい。また、さらなるシステム95aからの他の出力、さらなる速度、方位およびオプションの姿勢およびバンクを誤差推定手段15に入力してもよい。
【0052】
図6に示された概略的な機能分割図は、また人体の中心は比較的動的でないため、ここに保持する質量はユーザに最小限の慣性負荷を負わせることから、人体の腰部領域に配置されるのに最も適したバッテリパックまたはたとえば、燃料電池などの電気エネルギーの他の供給源97も設けられる。また、装置1を支持するために使用し、使用前の装置1の不正確または急な準備による電力損失の危険を避けるために、バッテリ97を充電するために、オプションの手動クランクチャージャ99を備えていてもよい。第二および第三のシステム59,75のそれぞれが、電力/データケーブル100によって第二のシステム4に接続され、それによって、二方向の通信および電源の分散を形成する。ゼロ速度期間の信号17に配置するために、圧力スイッチが接触手段11にも受けられる場合には、ゼロ速度期間の信号17から導出される補正速度出力を形成しているいずれのシステムにも直接接続される。圧力スイッチはまた、それぞれのシステムによって電源供給される。制御および表示ユニット32は、上記の第一の実施例に関して記載したように、装置1によって生成されるデータを表示することによって、ユーザインターフェースを提供し、ユーザから入力されるコマンドおよびデータを受け入れるための一つの方法である。
【0053】
制御および表示ユニット32を人体に搭載する別の方法を設けるために、第三のシステム75は第二のシステム4に直接接続されてもよく、また、バイザディスプレイなどのヘッドギア搭載型ディスプレイ101に連結されてもよい。また、ヘッドギアの方位測定情報を、他の人物またはシステムに情報を送信する任意のヘッドギア搭載型監視システムに備えてもよい。さらに、ヘッドギアディスプレイに関して所望の配置の方向を算出するために、第三の方位測定データを用いて、所望の配置の位置などの入ってくる情報をヘッドギアバイザディスプレイの上に表示することができる。GPS45および方位手段37などの支援ソースへのインターフェースは、たとえば、1553またはRS422インターフェースバスなどによって形成されてもよい。これらの支援ソースからのデータは常に利用可能というわけではないが、正確な総体的なナビゲーションの解を維持するために作用する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置を身につけて、徒歩で地形を進む人間の概略側面図。
【図2】図1に示される人間の地形ナビゲーションを実行する場合に関して、本発明の第一の実施例による装置を示したブロック図。
【図3】図2の装置の一部分を形成する接触手段のグラフ図。
【図4】図2の装置の接触手段に適用可能な種々のストライド期間のグラフ図。
【図5】図1に示される人間の地形ナビゲーションを実行するための本発明の第二の実施例による装置を示したブロック図。
【図6】図2及び図5の装置用のハードウエアを機能的に分離して示したブロック図。
Claims (16)
- 車両運搬手段による補助無しで、地形を進む有脚動物(2)のための地形ナビゲーション装置であって、
前記有脚動物の第一の速度、第一の方位および第一の位置を表す信号を提供するために動作可能な6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物の位置、速度および方位を決定するための第一のシステム(59)を備え、検知手段が、有脚動物の第一の速度、第一の方位、及び第一の位置を表す複数の出力信号を提供するために動作可能であり、第一システム(59)が有脚動物の下肢領域または足に配置可能であり、また前記有脚動物(2)の足(13a、13b)の運動を記述する速度分布では、速度がゼロであるべき期間の信号を確立するための接触手段(11)を備え、期間の信号が周囲の地形(3)とそれぞれの足との完全な接触または部分的な接触に対応する、
地形ナビゲーション装置において、
6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ前記有脚動物(2)の位置、速度および方位を決定するための第二のシステム(4)を備え、その検知手段が、前記有脚動物の第二の速度、第二の方位および第二の位置を表す信号を提供するために動作可能で、前記第二のシステム(4)が、前記有脚動物(2)の下肢領域(5、5a)に配置可能であり、
誤差推定手段(15)を備え、その誤差推定手段が、複数の入力信号として期間中に速度分布を受信し、速度分布からゼロ速度の更新を利用し、且つ複数の有脚動物(2)の複数の第一位置推定値を生成するため、第一のシステムに関連する推定値または誤差を、複数の検知手段出力信号(61、63、65)に与え、第一のシステム(59)における速度誤差を修正するため、複数の誤差推定値が第一のシステム(59)からの複数の出力信号と相互作用し、第一のシステム(59)からのゼロ速度の更新を利用して、第二のシステム(4)における速度誤差を最小にし、第二システム(4)からの有脚動物(2)の第二位置の推定値を生成し、
更に少なくとも一つの加算ステーション(51、71)を備え、その加算ステーションが、誤差推定手段に入力すべき位置の差を与え、第一及び第二のシステム(59、4)に対する修正を生成するため、誤差推定手段(15)により推定された誤差によって、第一の位置と第二の位置が修正される時に、第一の位置と第二の位置とを組み合わせること、
を特徴とする地形ナビゲーション装置。 - 前記有脚動物が、ヒト(2)であることを特徴とする請求項1に記載の装置。
- 前記検知手段が、三つの互いに直交する比力センサおよび三つの互いに直交する角速度センサを含むことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
- 前記接触手段(11)が、整合フィルタ装置(29)に接続されるでことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
- 前記接触手段(11)が、圧力スイッチ装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の装置。
- 前記速度分布が、前記第一のシステム(59)からの前記第一の速度出力であることを特徴とする請求項4または5に記載の装置。
- 前記誤差推定手段(15)が、カルマンフィルタを備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載の装置。
- 前記有脚動物(2)の真の方位を決定するための方位手段(37)を含み、前記方位手段(37)が前記第二のシステム(4)に関連して作動することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の装置。
- 前記方位手段(37)が、磁気方位を出力するために動作可能である磁気コンパス(37a)であることを特徴とする請求項8に記載の装置。
- 衛星無線ナビゲーションシステム(45)を備え、前記無線ナビゲーションシステムが前記第二のシステム(4)に関連して動作することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の装置。
- 前記衛星無線ナビゲーションシステム(45)が、GPS位置およびGPS速度を出力するために動作可能な、全地球測位システム(GPS)であることを特徴とする請求項10に記載の装置。
- 請求項11に従属し、前記有脚動物(2)の位置、速度および方位を決定するため、6自由度における慣性運動を検知するための検知手段を組み込んだ、第三のシステム(75)を備え、その検知手段が、前記有脚動物の第三の速度、第三の方位および第三の位置を表す複数の出力信号(77、79、81)を提供するために動作可能なであること、を特徴とする請求項11に記載の装置。
- 別の加算ステーション(87)を備え、その加算ステーションが、GPS速度(47)と位置(49)から、補正された第三の速度(77)と補正された第三の位置(79)との差を区別するために動作可能で、誤差推定手段(15)に入力すべき差(89、89a)を提供して、第三のシステム(75)に関する補正を生成する際に補助することを特徴とする請求項12に記載の装置。
- 別の位置と別の速度と別の方位を測定する別のシステム(95a)と、照準装置(95b)とを組み込んだ、照準または測距手段(95)を備えることを特徴とする請求項13に記載の装置。
- 第二システムに連結され、有脚動物(2)に関する情報を表示し、それから制御指令を受け入れるための、制御及びディスプレイユニット(32)を備えることを特徴とする請求項14に記載の装置。
- ディスプレイ(101)を取り付け可能なヘッドギアを備えることを特徴とする請求項14に記載の装置。
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