JP3601509B2 - コピー制御装置及びスキャナ制御装置 - Google Patents

コピー制御装置及びスキャナ制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3601509B2
JP3601509B2 JP2001354713A JP2001354713A JP3601509B2 JP 3601509 B2 JP3601509 B2 JP 3601509B2 JP 2001354713 A JP2001354713 A JP 2001354713A JP 2001354713 A JP2001354713 A JP 2001354713A JP 3601509 B2 JP3601509 B2 JP 3601509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copy
scanner
operator
type
operation screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001354713A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003158600A (ja
Inventor
教 小高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2001354713A priority Critical patent/JP3601509B2/ja
Publication of JP2003158600A publication Critical patent/JP2003158600A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3601509B2 publication Critical patent/JP3601509B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、スキャナを制御するためのスキャナ制御装置と、スキャナとプリンタとを制御してコピーを行なうためのコピー制御装置とに、関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、スキャナ及びプリンタと組み合わせることにより、専用のコピー機と同様の外観及び機能を有するコピーシステムを構築できる装置(以下、コピー制御装置と表記する)として、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナと組み合わされるべきコピー制御装置と、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナと組み合わされるべきコピー制御装置とが、考案されている。このように、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ用のコピー制御装置と、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ用のコピー制御装置とが、別途、考案されているのは、組み合わされるスキャナが原稿サイズ自動検知機構を有するものであるか否かによって、可能なコピー制御の内容と適切なユーザインタフェースとが異なっているためである。
【0003】
具体的には、スキャナが原稿サイズ自動検知機構を有している場合には、当該機能を利用して自動用紙コピー(原稿サイズ等に基づき出力用紙が自動的に決定されるコピー)や自動倍率コピー(原稿サイズ等に基づきコピー倍率が自動的に決定されるコピー)を行なえることになるので、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ用のコピー制御装置は、自動用紙コピーや自動倍率コピーの実行指示をユーザが出せる操作画面を表示するように、かつ、自動用紙コピーや自動倍率コピーのための制御を行なえるように、構成されている。そして、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ用のコピー制御装置は、自動用紙コピーや自動倍率コピーの実行指示をユーザが出せない操作画面を表示するように、構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような2種のコピー制御装置を販売していたのでは、大量生産によるコスト低下が図れないことになる。また、コピー制御装置別にサポート体制を整えなければならないことにもなる。
【0005】
また、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ用の既存のコピー制御装置は、ユーザにとっては、発展性の乏しい装置となっていた。何故ならば、当該コピー制御装置を所有しているユーザが、スキャナを原稿サイズ自動検知機構を有するもの(こちらの方がスキャンが高速に行なえる)に変えても、自動用紙コピーや自動倍率コピーを行なえるようにはならないからである。また、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ用の既存のコピー制御装置は、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナも一応制御できるように構成されてはいるが、このコピー制御装置と原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナとを組み合わしても、操作性の良いコピーシステムを構築することは出来ない。何故ならば、この場合、実際には自動用紙コピーや自動倍率コピーが行なえないにも拘わらず、ユーザが、自動用紙コピーや自動倍率コピーの実行を指示できてしまうことになる(ユーザが、自動用紙コピーや自動倍率コピーの実行を指示した際には、コピーが開始されずに、原稿サイズを設定させるための画面が表示される)からである。
【0006】
本発明は、このような現状を鑑みなされたものであり、本発明の課題は、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナと原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナのいずれと接続されても、操作性が良いシステムを構築できるコピー制御装置、スキャナ制御装置を、提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、プリンタとスキャナとに接続されて使用されるコピー制御装置を、起動時と他の手段から指示された時とに、接続されているスキャナが原稿サイズを検出する原稿サイズ検出機能を有する第1種スキャナ,原稿サイズ検出機能を有さない第2種スキャナのいずれであるかについての判別を行なう判別手段と、接続されているスキャナの原稿サイズ検出機能を利用するコピー条件の入力が可能な第1種操作画面,或いは,当該コピー条件の入力が不可能な第2種操作画面を表示することにより、操作者にコピー条件とコピー開始指示とを入力させる手段であると共に、判別手段による,もっとも最近の判別結果に応じた種類の操作画面を表示する手段であるユーザインタフェース手段と、ユーザインタフェース手段に対して操作者が入力したコピー条件でのコピーが行われるように、スキャナとプリンタとを制御するためのコピー制御手段と、ユーザインタフェース手段に対してコピー開始指示が入力されたときに、判別手段を動作させ、コピー開始指示の入力時点においてユーザインタフェース手段が表示していた操作画面の種類が、判別手段による今回の判別結果に応じたものであった場合には、コピー制御手段の動作を開始させ、そうでなかった場合には、コピー制御手段の動作を開始させることなく、ユーザインタフェース手段に、接続されているスキャナの種類が変わっていることを操作者に知らせるための画面を表示させてから、判別手段による今回の判別結果に応じた種類の操作画面を表示させるスキャナ種類確認手段とを備えるものとする。
【0008】
このコピー制御装置によれば、ユーザから指示を得るための画面の内容が、スキャナが原稿サイズを検出する機能を有するものであるか否かによって自動的に変更されるので、本コピー制御装置を用いれば、コピー制御装置に接続するスキャナを、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナのいずれとした場合にも、操作性が良いコピーシステムを実現できることになる。
【0009】
本発明のコピー制御装置を実現する際には、ユーザインタフェース手段として、操作者によって入力されたコピー条件を保存する保存機能と、この保存機能により保存されている幾つかのコピー条件から1つのコピー条件を操作者に選択させるための選択機能と、この選択機能を利用して操作者が選択したコピー条件でのコピーが、判別手段による,もっとも最近の判別結果が示している種類のスキャナを利用して行えるものであるか否かを判断し、そうであった場合には、操作者が選択したコピー条件を、そのまま、当該操作者が入力したコピー条件として取り扱い、そうでなかった場合には、操作者が選択したコピー条件を、当該スキャナを利用して行えるコピーの条件を示すものに変換した上で、当該操作者が入力したコピー条件として取り扱うコピー条件入力用機能とを、さらに、有する手段を採用しておくことが、出来る。
【0010】
このようなユーザインタフェース手段を採用してコピー制御装置を実現しておけば、原稿サイズを検出する機能を有するスキャナに関して操作者から得られた指示を示す指示情報と、原稿サイズを検出する機能を有さないスキャナに関して操作者から得られた指示を示す指示情報とを、別途記憶する構成を採用した場合よりも、指示情報の記憶に必要とされる記憶容量が少なくて済むことになる。
【0011】
また、本発明のスキャナ制御装置は、スキャナと接続されて使用される装置であって、起動時と他の手段から指示された時とに、接続されているスキャナが原稿サイズを検出する原稿サイズ検出機能を有する第1種スキャナ,原稿サイズ検出機能を有さない第2種スキャナのいずれであるかについての判別を行なう判別手段と、接続されているスキャナの原稿サイズ検出機能を利用する処理条件を設定可能な第1種操作画面,或いは,当該処理条件の入力が不可能な第2種操作画面を表示することにより、操作者に処理条件と処理開始指示とを入力させる手段であると共に、判別手段による,もっとも最近の判別結果に応じた種類の操作画面を表示する手段であるユーザインタフェース手段と、ユーザインタフェース手段に対して操作者が入力した処理条件での処理が行われるように、スキャナを制御するためのスキャナ制御手段と、ユーザインタフェース手段に対して処理開始指示が入力されたときに、判別手段を動作させ、処理開始指示の入力時点においてユーザインタフェース手段が表示していた操作画面の種類が、判別手段による今回の判別結果に応じたものであった場合には、スキャナ制御手段の動作を開始させ、そうでなかった場合には、スキャナ制御手段の動作を開始させることなく、ユーザインタフェース手段に、接続されているスキャナの種類が変わっていることを操作者に知らせるための画面を表示させてから、判別手段による今回の判別結果に応じた種類の操作画面を表示させるスキャナ種類確認手段とを備える。
【0012】
このスキャナ制御装置によれば、ユーザから指示を得るための画面の内容が、スキャナが原稿サイズを検出する機能を有するものであるか否かによって自動的に変更されるので、本スキャナ制御装置を用いれば、スキャナ制御装置に接続するスキャナを、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナのいずれとした場合にも、操作性が良いスキャナシステムを実現できることになる。
【0013】
本発明のスキャナ制御装置を実現する際には、本発明のコピー制御装置を実現する場合と同様に、ユーザインタフェース手段として、操作者によって入力された処理条件を保存する保存機能と、この保存機能により保存されている幾つかの処理条件から1つの処理条件を操作者に選択させるための選択機能と、この選択機能を利用して操作者が選択した処理条件での制御処理が、判別手段による,もっとも最近の判別結果が示している種類のスキャナを利用して行えるものであるか否かを判断し、そうであった場合には、操作者が選択した処理条件を、そのまま、当該操作者が入力した処理条件として取り扱い、そうでなかった場合には、操作者が選択した処理条件を、当該スキャナを利用して行えるコピーの条件を示すものに変換した上で、当該操作者が入力した処理条件として取り扱う処理条件入力用機能とを、さらに、有する手段を採用しておくことが、出来る。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
まず、図1を用いて、本発明の一実施形態に係るコピー制御装置の概要を、説明する。
【0016】
本実施形態に係るコピー制御装置11は、スキャナ12とプリンタ13と組み合わせることにより、図1(A)に示したような外観を有するコピーシステム10を構築するための装置である。また、コピー制御装置11は、専用のコピー機の操作パネル部分のような形状を有する装置となっており、その上面には、図1(B)に示したように、操作者とのインタフェースのための手段として、スタートボタン32a,ストップボタン32b,ジョブメモリボタン32c,テンキー32d等の押しボタンスイッチからなるテンキー部32、タッチスクリーン31、発光ダイオード33等が、設けられている。
【0017】
そして、本コピー制御装置11は、スキャナ12として、原稿サイズ自動検知機構(セットされている原稿のサイズを高速に(原稿をスキャンせずに)検出するための機構)を有している何機種かのスキャナのいずれか、或いは、原稿サイズ自動検知機構を有していない何機種かのスキャナのいずれかを接続できるとともに、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12と組み合わされた場合には、操作者が、自動用紙コピー、自動倍率コピーを行なえるコピーシステム10を構築できる装置となっている。なお、自動用紙コピーとは、スキャナ12にセットされている原稿のサイズが原稿サイズ自動検知機構により検出されて、当該サイズと等しいサイズ(或いは、当該サイズと指定されているコピー倍率とに応じたサイズ)の出力用紙が自動的に選択されるコピー(出力用紙サイズを操作者が指定する必要のないコピー)のことである。また、自動倍率コピーとは、スキャナ12にセットされている原稿のサイズが原稿サイズ自動検知機構により検出されて、原稿の,指定されている出力用紙サイズのコピーを得るために必要なコピー倍率が自動的に算出されるコピー(コピー倍率を操作者が指定する必要のないコピー)のことである。
【0018】
以上のことを前提として、以下、本コピー制御装置11の構成及び機能を、具体的に説明する。
【0019】
図2に、コピー制御装置11のハードウェア構成を示す。
【0020】
図示したように、コピー制御装置11は、既に説明したタッチスクリーン31(液晶ディスプレイ(LCD)35に透明な接触位置センサ36を重ねたもの),テンキー部32,複数の発光ダイオード(LED)33に加えて、CPU21,ROM22,RAM23,通信制御回路24,EEPROM25,LCD制御回路26,入力インタフェース回路(入力I/F)27,LED駆動回路28を、備えている。
【0021】
CPU21は、コピー制御装置11内の各部を統合的に制御する制御回路である。ROM22は、CPU21の動作手順を規定するプログラムやCPU21が利用するデータが記録された不揮発性メモリである。RAM23は、CPU21(プログラム)が各種の情報を一時的に記憶しておくために使用するメモリである。通信制御回路24は、CPU21が、スキャナ12或いはプリンタ13との間で情報交換(スキャナ12或いはプリンタ13へのコマンドの送信、スキャナ12からのイメージデータの受信、プリンタ13への印刷データの送信)を行なうために使用する回路である。LCD制御回路26は、タッチスクリーン31の構成要素であるLCD35に、CPU21から指示された内容の画像(画面)を表示させる回路である。入力インタフェース回路27は、操作者がテンキー部32或いはタッチスクリーン31の構成要素である接触位置センサ36に対して行った操作内容を、CPU21に通知する回路である。LED駆動回路28は、CPU21からの指示に従って、各LED33のON/OFF制御を行う回路である。
【0022】
EEPROM25は、起動時用コピー条件情報、ユーザ登録コピー条件情報等の記憶に用いられている書換可能な不揮発性メモリである。このEEPROM25に記憶される起動時用コピー条件情報、ユーザ登録コピー条件情報の具体的な更新/利用手順については後述するが、起動時用コピー条件情報、ユーザ登録コピー条件情報は、“出力用紙”,“コピー倍率”,“部数”等に関する各種コピー条件項目値からなる同構成の情報となっている。また、コピー制御装置11は、このEEPROM25の所定の記憶領域に1個の起動時用コピー条件情報が記憶されており、それぞれ、ユーザ登録コピー条件情報を記憶するための8個の記憶領域(ユーザ登録コピー条件情報が記憶されていないもの)が、確保されている状態で、出荷される。
【0023】
そして、コピー制御装置11は、電源が投入された場合、CPU21によって、図3に示した手順の処理が行なわれるように、構成されている。
【0024】
すなわち、CPU21は、まず、タッチスクリーン31(LCD35)に接続機器確認中画面を表示させるための処理を行なう(ステップS101)。このステップの処理により表示される接続機器確認中画面は、図4に示したように、スキャナ12及びプリンタ13のチェックが開始されたこと(コピー制御装置11が動作を開始したこと)を操作者に通知するためだけの画面である。
【0025】
次いで、CPU21は、コピー制御装置11に適正な(コピー制御装置11の制御対象となっている)プリンタ13及びスキャナ12が接続されていることを実際に確認するための接続機器確認処理(ステップS102)を開始する。
【0026】
この接続機器確認処理時、CPU21は、まず、プリンタ13から仕様情報(機種名等)の取得を試み、仕様情報が取得できなかった場合(通信エラーが発生した場合)には、接続機器の確認に失敗したものとして接続機器確認処理を終了する。一方、仕様情報が取得できた場合、CPU21は、その仕様情報に基づき、プリンタ13が適正な機器であるか否かを判別する。そして、CPU21は、プリンタ13が適正な機器であることが確認できなかった場合(プリンタ13が適正な機器でないことが確認できた場合)には、接続機器の確認に失敗したものとして接続機器確認処理を終了する。一方、プリンタ13が適正な機器であることが確認できた場合には、スキャナ12が適正な機器であることを確認するために、上記したものと同様の処理をスキャナ12に対して行なう。そして、スキャナ12が適正な機器であることが確認できた場合に、CPU21は、接続機器の確認に成功したものとして接続機器確認処理を終了する。
【0027】
接続機器確認処理にて接続機器の確認に失敗した場合(ステップS103;NO)、CPU21は、接続機器(プリンタ13、スキャナ12)に関してどのような問題があるのかが示されたエラー通知画面をタッチスクリーン31に表示させるための処理(ステップS104)を行なう。
【0028】
エラー通知画面としては、プリンタ13との間で通信が行なえなかったことを操作者に知らせるためのエラー通知画面,プリンタ13が適正なものでないことを操作者に知らせるためのエラー通知画面,スキャナ12との間で通信が行なえなかったことを操作者に知らせるためのエラー通知画面,及び,スキャナ12が適正なものでないことを操作者に知らせるためのエラー通知画面が、用意されている。また、各エラー通知画面は、図5に例示したように、エラーを解除するために必要な処理を行なった後にストップボタン32bを押下すべきことを操作者に指示するものとなっている。なお、この図5に示したエラー通知画面は、スキャナ12との間で通信が行なえなかったときに表示されるものである。
【0029】
このようなエラー通知画面をタッチスクリーン31に表示させたCPU21は、ストップボタン32bが押下されるのを待機(図3:ステップS105)し、ストップボタンが押下されたとき(ステップS105;YES)に、ステップS101からの処理を再び実行する。
【0030】
また、CPU21は、接続機器の確認に成功した場合(ステップS103;YES)には、コピー基本操作画面表示処理(ステップS106)を実行する。
【0031】
図6に、コピー基本操作画面表示処理の流れ図を示す。
【0032】
図示したように、コピー基本操作画面表示処理時、CPU21は、まず、EEPROM25から起動時コピー条件情報を読み出し、その起動時コピー条件情報を現コピー条件情報としてRAM23上に記憶する(ステップS201)。
【0033】
次いで、CPU21は、接続機器確認処理にて既にスキャナ12から取得している仕様情報に基づき、スキャナ12が原稿サイズ自動検知機構を有するものであるか否かを判断する(ステップS202)。そして、スキャナ12が原稿サイズ自動検知機構を有するものであった場合(ステップS202;YES)には、現コピー条件情報にて規定されているコピー条件が示されているとともに、操作者が、“出力用紙”或いは“コピー倍率”として“自動”を設定可能なコピー基本操作画面をタッチスクリーン31上に表示する処理(ステップS206)を行なう。
【0034】
このステップS206で表示されるコピー基本操作画面(以下、第1種コピー基本操作画面と表記する)の詳細については後述するが、“出力用紙”とは、コピー時にプリンタ13に排出させる用紙を規定するコピー条件項目のことであり、コピー制御装置11は、この“出力用紙”が“自動”とされている状態でスタートボタン32aが押下されたときに、自動用紙コピーを開始する。また、“コピー倍率”とは、コピー時の倍率を規定するコピー条件項目のことであり、コピー制御装置11は、この“コピー倍率”が“自動”とされている状態でスタートボタン32aが押下されたときに、自動倍率コピーを開始する。
【0035】
そして、第1種コピー基本操作画面の表示を行なったCPU21は、コピー基本操作画面表示処理を終了する。
【0036】
これに対して、スキャナ12が原稿サイズ自動検知機構を有さないものであった場合(ステップS202;NO)、CPU21は、現コピー条件情報(RAM23上に読み出されている起動時コピー条件情報)が、“出力用紙”或いは“コピー倍率”として“自動”が設定されているものであるか否かを判断する(ステップS203)。
【0037】
現コピー条件情報がそのようなものとなっていた場合(ステップS203;YES)、CPU21は、“自動”が設定されているコピー条件項目(“出力用紙”或いは“コピー倍率”)の値がデフォルト値となるように現コピー条件情報を書き換える(ステップS204)。なお、本コピー制御装置11の“出力用紙”、“コピー倍率”に関するデフォルト値は、それぞれ、“カセット1”、“等倍”である。
【0038】
そして、CPU21は、現コピー条件情報にて規定されているコピー条件が示されているとともに、操作者が、“出力用紙”或いは“コピー倍率”として“自動”を設定することが出来ないコピー基本操作画面(以下、第2種コピー基本操作画面と表記する;詳細は後述)をタッチスクリーン31上に表示する処理(ステップS205)を行なってから、コピー基本操作画面表示処理を終了する。
【0039】
一方、現コピー条件情報(RAM23上に読み出されている起動時コピー条件情報)が、“出力用紙”或いは“コピー倍率”として“自動”が設定されているものでなかった場合(ステップS203;NO)、CPU21は、ステップS204の処理を行なうことなく、ステップS205の処理を行なう。そして、CPU21は、コピー基本操作画面表示処理を終了する。
【0040】
コピー基本操作画面表示処理を終えたCPU21は、図3に示してあるように、タッチスクリーン31(接触位置センサ36)或いはテンキー部32が操作されるのを待機する(ステップS107)。そして、CPU21は、スタートボタン32aの押下とは異なる操作がなされた場合(ステップS108;その他)には、ステップS109にて、なされた操作に応じたものに、タッチスクリーン31の表示内容及び現コピー条件情報(或いは、タッチスクリーン31の表示内容のみ)を変更する処理を行なった後、再び、ステップS107にて、タッチスクリーン31或いはテンキー部32が操作されるのを待機する。
【0041】
ここで、コピー基本操作画面表示処理によりタッチスクリーン31上に表示される第1種、第2種コピー基本操作画面の説明と、各コピー基本操作画面の表示を行なった後に、CPU21が、ステップS107〜S109にて実行する処理の説明とを、行なうことにする。
【0042】
コピー制御装置11に原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態では、コピー基本操作画面表示処理により、図7〜図9に示したような第1種コピー基本操作画面の表示が行なわれる。これらの第1種コピー基本操作画面のうち、図7に示した第1種コピー基本操作画面は、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”がそれぞれ、“自動”、“等倍”であるときに表示されるものである。また、図8に示した第1種コピー基本操作画面は、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“カセット1”、“自動”であるときに表示されるものであり、図9に示した第1種コピー基本操作画面は、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“カセット1”、“等倍”であるときに表示されるものである。
【0043】
一方、コピー制御装置11に原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12が接続されている状態では、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”の組み合わせが、上記したいずれの組み合わせであった場合にも、コピー基本操作画面表示処理により、図10に示した第2種コピー基本操作画面が、表示される。
【0044】
すなわち、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“自動”、“等倍”であり、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS206の処理が実行されて、起動時コピー条件情報にて規定されているコピー条件がそのまま示された第1種コピー基本操作画面(図7)が表示される。一方、起動時コピー条件情報は上記したものと同じであるが、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS204の処理により、現コピー条件情報内の“出力用紙”が“カセット1”に変更された後に、その現コピー条件情報を用いてステップS205の処理が行なわれるので、図10に示した第2種コピー基本操作画面が表示される。
【0045】
また、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“カセット1”、“自動”であり、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS206の処理により、起動時コピー条件情報にて規定されているコピー条件がそのまま示されているとともに、“コピー倍率”を“等倍”に変更するための“等倍”ボタンを有する第1種コピー基本操作画面(図8)が表示される。
【0046】
一方、起動時コピー条件情報は上記したものと同じであるが、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS204の処理にて“コピー倍率”が“等倍”に変更される結果として、起動時コピー条件情報内の“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“自動”、“等倍”である場合と同内容の第2種コピー基本操作画面(図10)が表示される。
【0047】
起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“カセット1”、“等倍”であり、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS206の処理により、起動時コピー条件情報にて規定されているコピー条件がそのまま示されているとともに、“コピー倍率”を“自動”に変更するための“自動”ボタンを有する第1種コピー基本操作画面(図9)が表示される。
【0048】
また、起動時コピー条件情報にて規定されている“出力用紙”、“コピー倍率”が、それぞれ、“カセット1”、“等倍”であり、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12が接続されている状態で、コピー制御装置11が起動された場合には、ステップS204の処理が行われないので、起動時コピー条件情報にて規定されているコピー条件がそのまま示された第2種コピー基本操作画面(図10)が表示される。
【0049】
そして、ステップS107及びS108の処理にて、図9に示した第1種コピー基本操作画面上の“自動”ボタンの押下を検出した場合、CPU21は、ステップS109にて、図8に示した第1種コピー基本操作画面、すなわち、コピー倍率として“自動倍率”が選択されていることが示されているとともに、“自動”ボタンを有さず、かつ、“等倍”ボタンを有する第1種コピー基本操作画面をタッチスクリーン31に表示させる処理を行なう。
【0050】
図8に示した第1種コピー基本操作画面上の“等倍”ボタンの押下を検出した場合、CPU21は、ステップS109にて、図9に示した第1種コピー基本操作画面をタッチスクリーン31に表示させる処理を行なう。
【0051】
また、図7〜図9に示した第1種コピー基本操作画面上の“用紙選択”ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、図11に示したような出力用紙選択画面(“自動用紙”ボタンを有する出力用紙選択画面)をタッチスクリーン31に表示させるための処理を行なう。なお、この図に示した出力用紙選択画面は、図7に示したコピー基本操作画面上の“用紙選択”ボタンが押下された場合にCPU21が表示するものであり、図8,9に示したコピー基本操作画面上の“用紙選択”ボタンが押下された場合、CPU21は、図11にて、“自動用紙”となっている部分(“出力用紙”に関する現在の設定が示される部分;以下、出力用紙表示領域と表記する)に“A4”,“カセット1”等が示された出力用紙選択画面を表示する。
【0052】
そして、この出力用紙選択画面に設けられている“出力用紙”を選択するためのボタン(カセットを選択するための5つのボタンと手差しトレイを選択するためのボタンのいずれか)が押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、図9に示したようなコピー基本操作画面、すなわち、出力用紙表示領域に、選択されたカセット或いは手差しトレイ及びそこにセットされている用紙の種類(サイズ及び向き)を示す情報が示されているとともに、“自動”ボタンを有する第1種コピー基本操作画面をタッチスクリーン31に表示させるための処理を行なう。
【0053】
また、図8,9に示した第1種コピー基本操作画面上の“用紙選択”ボタンの押下により表示された出力用紙選択画面(図11参照)上の“自動用紙”ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、図7に示したような第1種コピー基本操作画面(出力用紙表示領域に、“自動用紙”が示され、“等倍”ボタン、“自動”ボタンを有さない第1種コピー基本操作画面)をタッチスクリーン31に表示させる処理を行なう。
【0054】
一方、図10に示したコピー基本操作画面上の“用紙選択”ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、図12に示したような出力用紙選択画面、すなわち、“自動用紙”ボタンを有さない出力用紙選択画面をタッチスクリーン31に表示させる。そして、この出力用紙画面上の出力用紙を選択するためのボタンが押下されたことを検出した場合、CPU21は、ステップS109にて、出力用紙表示領域の表示内容を変更した第2種コピー基本操作画面をタッチスクリーン31に表示させる処理を行なう。
【0055】
また、テンキー部32の構成要素であるメモリジョブボタン32c(図1(B)参照)が押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、図13に示したようなコピー条件登録・読出画面をタッチスクリーン31に表示させる処理を行なう。
【0056】
このコピー条件登録・読出画面は、第x(x=1〜8)のユーザ登録コピー条件情報がEEPROM25に記憶されていた場合には、点線枠Fx内の部分に、“x登録済み”ボタンと“削除”ボタンと“確認”ボタンとが示され、そうでなかった場合には、“x空 き”ボタンと“登録”ボタンと“確認ボタン”とが示される画面となっている。すなわち、メモリジョブボタン32cが押下されたことを検出した場合、CPU21は、EEPROM25内のユーザ登録コピー条件情報の記憶状況に基づき、上記のようなボタン構成のコピー条件登録・読出画面を表示する。
【0057】
コピー条件登録・読出画面内の“登録”ボタンは、第1種或いは第2種コピー基本操作画面等を操作することにより設定したコピー条件を登録しておきたい(コピー制御装置11に記憶させておきたい)場合に、操作者が押下すべきボタンである。“登録”ボタンの左右に位置している“x空 き”ボタン、“確認ボタン”は、いずれも、機能しない(押下しても何ら処理が行われない)ボタンである。
【0058】
また、“削除”ボタンは、登録しておいたコピー条件を破棄したい場合に、操作者が押下すべきボタンである。“削除”ボタンの右隣に設けられている“確認”ボタンは、登録してあるコピー条件の内容を確認したい場合に、操作者が押下すべきボタンである。“x登録済”ボタンは登録しておいたコピー条件を用いたコピーを行ないたい場合(登録しておいたコピー条件が示されたコピー基本操作画面を表示させたい場合)に、操作者が押下すべきボタンである。“戻る”ボタンは、コピー条件登録・読出画面の利用を終える際に操作者が押下すべきボタンである。
【0059】
コピー条件登録・読出画面内の各ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS109にて、以下の処理を実行する。
【0060】
“登録”ボタンが押下された場合、CPU21は、EEPROM25内の、押下された“登録”ボタンに対応づけられているユーザ登録コピー条件情報用の記憶領域に、現コピー条件情報を記憶するとともに、コピー条件登録・読出画面内の、押下された“登録”ボタンとその左右に位置している“x空 き”ボタンと“確認ボタン”とを、“x登録済”ボタンと“削除”ボタンと“確認”ボタンとに変更する処理を行なう。
【0061】
また、“削除”ボタンが押下された場合、CPU21は、押下された“削除”ボタンに対応づけられているユーザ登録コピー条件情報記憶領域をクリアするとともに、コピー条件登録・読出画面内の、押下された“削除”ボタンとその左右に位置している“x登録済”ボタンと“確認”ボタンとを、“x空 き”ボタンと“登録”ボタンと“確認ボタン”とに変更する処理を行なう。
【0062】
“確認”ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS209にて、押下された“確認”ボタンに対応付けられているユーザ登録コピー条件情報の内容を操作者が確認できる画面を表示する処理を行なう。
【0063】
そして、“x登録済”ボタンが押下された場合、CPU21は、ステップS209にて、ユーザ登録コピー条件読出処理を、実行する。このユーザ登録コピー条件読出処理は、EEPROM25から読み出されるコピー条件情報が、起動時コピー条件情報ではなく、押下された“x登録済”ボタンに対応付けられているユーザ登録コピー条件情報である点を除けば、既に説明を行なったコピー基本操作画面表示処理(図6参照)と全く同じ処理となっている。
【0064】
すなわち、コピー制御装置11に原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態で、このコピー条件登録・読出画面内の“x登録済”ボタンが押下された場合、CPU21は、その“x登録済”ボタンに応じた押ユーザ登録コピー条件情報にて規定されているコピー条件がそのまま示された第1種コピー基本操作画面を表示する。また、コピー制御装置11に原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている状態で、このコピー条件登録・読出画面内の“x登録済”ボタンが押下された場合、CPU21は、その“x登録済”ボタンに応じた押ユーザ登録コピー条件情報にて規定されているコピー条件が、そのまま、或いは、“自動”となっているコピー条件項目値がデフォルト値に変更された形で、示された第2種コピー基本操作画面を表示する。
【0065】
図3に戻って、スタートボタン32a押下後のCPU21の動作を説明する。
【0066】
スタートボタン32aが押下された場合(ステップS108;スタートボタン32a押下)、CPU21は、ステップS110にて、既に説明したものと同じ接続機器確認処理を実行する。
【0067】
そして、接続機器の確認に失敗した場合(ステップS111;確認失敗)、CPU21は、ステップS104からの処理を再び行なう。
【0068】
また、接続機器の確認に成功した場合(ステップS111;YES)、CPU21は、現在表示中のコピー基本操作画面が現在のスキャナ12に適したものであるか否かを判断する(ステップS112)。
【0069】
そして、現在表示中のコピー基本操作画面が現在のスキャナ12に適したものとなっていた場合(ステップS112;YES)、CPU21は、ステップS114にて、その時点における現コピー条件情報が示しているコピー条件でのコピーが行なわれるようにスキャナ12及びプリンタ13を制御するコピー制御処理を実行する。詳細説明は省略するが、このコピー制御処理時、CPU21は、スキャナ12及びプリンタ13を制御する処理を行なうとともに、タッチスクリーン31にコピーの進捗状況を示す画面を表示させる処理も行なう。そして、CPU21は、現コピー条件情報が示しているコピー条件でのコピーが完了したときに、スタートボタン32a押下前に表示していたコピー基本操作画面をタッチスクリーン31に再表示させてコピー制御処理を終了し、再び、ステップS107にて、タッチスクリーン31、テンキー部32が操作されるのを待機する。
【0070】
一方、現在表示中のコピー基本操作画面が現在のスキャナ12に適したものとなっていないかった場合(ステップS112;NO)、CPU21は、スキャナ12が変更されたため画面表示を変更することを操作者に知らせるための画面変更通知画面をタッチスクリーン31に所定時間に渡って表示させる処理(ステップS113)を行なった後、ステップS106からの処理を実行することにより、コピー制御装置11を、現在のスキャナ12に応じたコピー基本操作画面がタッチスクリーン31上に表示されている状態とする。
【0071】
すなわち、前回、接続機器確認処理が実行されてから、スタートボタン32aが押下されるまでの間に、スキャナ12が交換されていた場合、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12がコピー制御装置11に接続されているにも拘わらず、タッチスクリーン31に第2種コピー基本操作画面が表示されていること、或いは、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12が接続されているのにも拘わらず、タッチスクリーン31に第1種コピー基本操作画面が表示されていることが考えられる。そのような状態でスタートボタン32aが押下された場合(ステップS112;NO)、CPU21は、コピー制御処理を開始することなく、コピー基本操作画面を、接続されているスキャナ12に応じたものに変更する処理を行なう。
【0072】
以上、説明したように、本実施形態に係るコピー制御装置11は、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている場合には、ユーザが自動用紙コピー、自動倍率コピーの実行指示を出せるコピー基本操作画面(第1種コピー基本操作画面)を表示し、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12が接続されている場合には、ユーザが自動用紙コピー、自動倍率コピーの実行指示を出せないコピー基本操作画面(第2種コピー基本操作画面)を表示する。従って、本コピー制御装置11を用いれば、コピー制御装置11に、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12のいずれを接続した場合にも、操作性が良いコピーシステム10を実現できることになる。
【0073】
また、コピー制御装置11は、起動時コピー条件情報、ユーザ登録コピー条件情報にて規定されているコピー条件が、そのまま、接続されているスキャナ12に適用できないものであった場合には、当該コピー条件を適用可能なものに変換して提示するように構成されている。従って、本コピー制御装置11は、起動時コピー条件情報及びユーザ登録コピー条件情報を、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナ12と、原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナ12とについて、別途、記憶する構成を採用した場合よりも、少ない記憶容量でコピー条件情報が記憶できる装置となっていると言うことが出来る。また、当該構成を採用したコピー制御装置11は、スキャナ12が原稿サイズ自動検知機構を有さないものから有するもの(或いはその逆)に交換されたとき、ユーザ登録コピー条件情報が全く登録されていない装置、すなわち、ユーザ登録コピー条件情報をユーザが再登録しなければならない装置として機能することになるが、コピー制御装置11は、登録されているコピー条件を適用可能なものに変換して提示するように構成されているので、スキャナ12の交換時に、ユーザ登録コピー条件情報の再登録が容易或いは不必要な装置となっていると言うことも出来る。
【0074】
<変形形態>
上記したコピー制御装置11は、各種の変形を行なうことが出来る。例えば、コピー制御装置11は、1台のスキャナ12と1台のプリンタ13とに接続される装置であったが、コピー制御装置11を、複数台のスキャナ12と複数台のプリンタ13とに接続でき、使用するスキャナ12及びプリンタ13を指定できる装置に変形しても良い。また、コピー基本操作画面の具体的な内容が上記したものと異なっていても良いことや、コピー制御装置11で用いられている技術を、スキャナ12を制御して原稿のデジタル化を行なうスキャナ制御装置(原稿を指定したサイズに自動的に拡縮してデジタル化を行なう機能を有するもの)に適用しても良いことなどは、当然である。
【0075】
【発明の効果】
本発明のコピー制御装置、スキャナ制御装置を用いれば、原稿サイズ自動検知機構を有するスキャナと原稿サイズ自動検知機構を有さないスキャナのいずれを接続しても、操作性が良いシステムを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るコピー制御装置を用いて構築されるコピーシステムの外観図である。
【図2】実施形態に係るコピー制御装置のハードウェア構成図である。
【図3】コピー制御装置の全体的な動作手順を示した流れ図である。
【図4】コピー制御装置により表示される接続機器確認中画面の説明図である。
【図5】コピー制御装置により表示されるエラー通知画面の説明図である。
【図6】コピー制御装置にて実行されるコピー基本操作画面表示処理の流れ図である。
【図7】原稿サイズ自動読取機構を有するスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示されるコピー基本操作画面の説明図である。
【図8】原稿サイズ自動読取機構を有するスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示されるコピー基本操作画面の説明図である。
【図9】原稿サイズ自動読取機構を有するスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示されるコピー基本操作画面の説明図である。
【図10】原稿サイズ自動読取機構を有さないスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示されるコピー基本操作画面の説明図である。
【図11】原稿サイズ自動読取機構を有するスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示される出力用紙選択画面の説明図である。
【図12】原稿サイズ自動読取機構を有さないスキャナが接続されている状態のコピー制御装置により表示される出力用紙選択画面の説明図である。
【図13】コピー制御装置により表示されるコピー条件登録・読出画面の説明図である。
【符号の説明】
10 コピーシステム
11 コピー制御装置
12 スキャナ
13 プリンタ
21 CPU
22 ROM
23 RAM
24 通信制御回路
25 EEPROM
26 LCD制御回路
27 入力インタフェース回路
28 LED駆動回路
31 タッチスクリーン
32 テンキー部
32a スタートボタン
32b ストップボタン
32c ジョブメモリボタン
32d テンキー
33 発光ダイオード(LED)
35 液晶ディスプレイ(LCD)
36 接触位置センサ

Claims (4)

  1. プリンタとスキャナとに接続されて使用されるコピー制御装置であって、
    起動時と他の手段から指示された時とに、接続されているスキャナが原稿サイズを検出する原稿サイズ検出機能を有する第1種スキャナ,前記原稿サイズ検出機能を有さない第2種スキャナのいずれであるかについての判別を行なう判別手段と、
    接続されているスキャナの原稿サイズ検出機能を利用するコピー条件の入力が可能な第1種操作画面,或いは,当該コピー条件の入力が不可能な第2種操作画面を表示することにより、操作者にコピー条件とコピー開始指示とを入力させる手段であると共に、前記判別手段による,もっとも最近の判別結果に応じた種類の操作画面を表示する手段であるユーザインタフェース手段と、
    前記ユーザインタフェース手段に対して操作者が入力したコピー条件でのコピーが行われるように、前記スキャナと前記プリンタとを制御するためのコピー制御手段と、
    前記ユーザインタフェース手段に対して前記コピー開始指示が入力されたときに、前記判別手段を動作させ、前記コピー開始指示の入力時点において前記ユーザインタフェース手段が表示していた操作画面の種類が、前記判別手段による今回の判別結果に応じたものであった場合には、前記コピー制御手段の動作を開始させ、そうでなかった場合には、前記コピー制御手段の動作を開始させることなく、前記ユーザインタフェース手段に、接続されているスキャナの種類が変わっていることを操作者に知らせるための画面を表示させてから、前記判別手段による今回の判別結果に応じた種類の操作画面を表示させるスキャナ種類確認手段
    とを備えることを特徴とするコピー制御装置。
  2. 前記ユーザインタフェース手段は、
    操作者によって入力されたコピー条件を保存する保存機能と、
    この保存機能により保存されている幾つかのコピー条件から1つのコピー条件を操作者に選択させるための選択機能と、
    この選択機能を利用して操作者が選択したコピー条件でのコピーが、前記判別手段による,もっとも最近の判別結果が示している種類のスキャナを利用して行えるものであるか否かを判断し、そうであった場合には、操作者が選択したコピー条件を、そのまま、当該操作者が入力したコピー条件として取り扱い、そうでなかった場合には、操作者が選択したコピー条件を、当該スキャナを利用して行えるコピーの条件を示すものに変換した上で、当該操作者が入力したコピー条件として取り扱うコピー条件入力用機能
    とを、さらに、有する
    ことを特徴とする請求項1記載のコピー制御装置。
  3. スキャナと接続されて使用されるスキャナ制御装置であって、
    起動時と他の手段から指示された時とに、接続されているスキャナが原稿サイズを検出する原稿サイズ検出機能を有する第1種スキャナ,前記原稿サイズ検出機能を有さない第2種スキャナのいずれであるかについての判別を行なう判別手段と、
    接続されているスキャナの原稿サイズ検出機能を利用する処理条件を設定可能な第1種操作画面,或いは,当該処理条件の入力が不可能な第2種操作画面を表示することにより、操作者に処理条件と処理開始指示とを入力させる手段であると共に、前記判別手段による,もっとも最近の判別結果に応じた種類の操作画面を表示する手段であるユーザインタフェース手段と、
    前記ユーザインタフェース手段に対して操作者が入力した処理条件での処理が行われるように、前記スキャナを制御するためのスキャナ制御手段と、
    前記ユーザインタフェース手段に対して前記処理開始指示が入力されたときに、前記判別手段を動作させ、前記処理開始指示の入力時点において前記ユーザインタフェース手段が表示していた操作画面の種類が、前記判別手段による今回の判別結果に応じたものであった場合には、前記スキャナ制御手段の動作を開始させ、そうでなかった場合には、前記スキャナ制御手段の動作を開始させることなく、前記ユーザインタフェース手段に、接続 されているスキャナの種類が変わっていることを操作者に知らせるための画面を表示させてから、前記判別手段による今回の判別結果に応じた種類の操作画面を表示させるスキャナ種類確認手段
    とを備えることを特徴とするスキャナ制御装置。
  4. 前記ユーザインタフェース手段は、
    操作者によって入力された処理条件を保存する保存機能と、
    この保存機能により保存されている幾つかの処理条件から1つの処理条件を操作者に選択させるための選択機能と、
    この選択機能を利用して操作者が選択した処理条件での制御処理が、前記判別手段による,もっとも最近の判別結果が示している種類のスキャナを利用して行えるものであるか否かを判断し、そうであった場合には、操作者が選択した処理条件を、そのまま、当該操作者が入力した処理条件として取り扱い、そうでなかった場合には、操作者が選択した処理条件を、当該スキャナを利用して行えるコピーの条件を示すものに変換した上で、当該操作者が入力した処理条件として取り扱う処理条件入力用機能
    とを、さらに、有する
    ことを特徴とする請求項3記載のスキャナ制御装置。
JP2001354713A 2001-11-20 2001-11-20 コピー制御装置及びスキャナ制御装置 Expired - Fee Related JP3601509B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354713A JP3601509B2 (ja) 2001-11-20 2001-11-20 コピー制御装置及びスキャナ制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001354713A JP3601509B2 (ja) 2001-11-20 2001-11-20 コピー制御装置及びスキャナ制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003158600A JP2003158600A (ja) 2003-05-30
JP3601509B2 true JP3601509B2 (ja) 2004-12-15

Family

ID=19166522

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001354713A Expired - Fee Related JP3601509B2 (ja) 2001-11-20 2001-11-20 コピー制御装置及びスキャナ制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3601509B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4687178B2 (ja) * 2005-03-23 2011-05-25 富士ゼロックス株式会社 画像読取装置および表示処理プログラム
JP5161665B2 (ja) * 2008-06-17 2013-03-13 キヤノン株式会社 画像形成装置、その制御方法、及びコンピュータプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003158600A (ja) 2003-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9769338B2 (en) Operation console with enhanced configuration of operation buttons for command inputs, and electronic device and image processing apparatus provided with the operation console
JP5506238B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JPH10271260A (ja) 多機能マシンに対して適切なユーザーインターフェイスを表示する方法及びシステム
US20110032585A1 (en) Image reading apparatus, method for controlling image reading apparatus, and recording medium
JP3507650B2 (ja) 画像形成装置
JP6433186B2 (ja) 制御装置、制御方法、及びプログラム
JP5624490B2 (ja) 原稿読取装置及び該装置を備えた複写装置
JP2008078903A (ja) 複合機
JP3601509B2 (ja) コピー制御装置及びスキャナ制御装置
JP6654016B2 (ja) 画像形成装置
US10831428B2 (en) Multiple function apparatus, display switching method and non-transitory computer-readable recording medium encoded with display switching program
JP2004302958A (ja) 情報入力装置及び画像形成装置
JP2023024730A (ja) 情報処理装置および情報処理装置における設定制御方法
JP4730510B2 (ja) 画像形成装置
JP6908178B2 (ja) 表示入力装置およびそれを備えた画像形成装置
JP6863094B2 (ja) 情報処理装置およびプログラム
US20060291889A1 (en) Digital copy machine and display controlling method thereof
JP2010010843A (ja) 画像形成装置
JP5355290B2 (ja) ジョブ処理装置、ジョブ処理装置の制御方法、及びプログラム
JP2004104190A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、および画像処理装置の制御プログラム
JP6572753B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法、および、プログラム
JP7494060B2 (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御プログラムおよび制御方法
JP2014078883A (ja) 画像読取装置、及び画像形成装置
JP5135155B2 (ja) 電子機器
JP5509938B2 (ja) 画像形成装置、情報表示方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20031222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040113

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040831

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040913

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081001

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091001

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101001

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111001

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121001

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees