JP3601426B2 - 輻輳制御システムと輻輳制御方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

輻輳制御システムと輻輳制御方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワークにおける輻輳制御技術に係わり、特に、複数の呼種に対する輻輳制御を効率的に行うのに好適な複数制御システムと複数制御方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通信ネットワークにおいて、呼の処理が例えば特定のネットワークの交換機に集中して、その交換機が輻輳状態となると、ネットワーク全体の性能低下が起こる。このような輻輳を効率的に緩和させるための従来技術として、例えば、特開平11−266302号公報に記載のものがある。
【0003】
この技術では、通信ネットワークの交換機や回線などの装置の輻輳時、当該輻輳装置へ処理を要求する呼のうち当該輻輳装置での処理が可能な呼の単位時間tあたり呼の呼数がX(輻輳装置処理可能呼数X)である場合、当該輻輳装置へ加わる呼数の合計をX以下に制限するために、当該輻輳装置に加わる呼数を規制する交換機の集合Gに属する各規制実施交換機で呼の規制を行う際、周期的に測定されるトラヒックデータに基づき、輻輳装置処理可能呼数Xを、集合Gに属する各規制実施交換機iごとの単位時間あたりの配分呼数xに配分し、輻輳装置の処理容量に見合うように呼通過時間間隔t/xを算出し、規制実施交換機iから、呼通過時間間隔t/xに1呼を通過させている。
【0004】
しかし、輻輳装置を経由する呼種は単一呼種とは限らずに、複数の呼種が輻輳装置を経由する場合があり、かつ、その複数の呼種にはサービス提供上の優先順位が設定されている場合がある。
【0005】
このような場合において、輻輳装置に到着する呼を上述の規制実施交換機で規制すると、輻輳装置に向かう呼の呼種および優先順位の識別なしに規制することになる。あるいは、呼種毎に優先順位で重み付けを行った規制量に配分し規制することになる。
【0006】
呼種の識別なしに制御した場合には、優先順位が考慮されていないため、優先順位の高い呼種も優先順位の低い呼種と同等に規制されることにより、優先順位の高い呼種が優先されない。また、呼種毎に規制量を配分して規制した場合、呼種数が多い場合には、呼種に割り当てられた制御通過時間間隔に該当呼種が生起しない可能性があり、全体として輻輳交換機に到着する呼は処理容量未満となる、いわゆる過規制となる可能性がある。
【0007】
このような過規制を防止する技術として、各呼種毎の配分する規制量の合計を輻輳装置の規制するべく処理容量以上に設定することが考えられるが、このような過規制防止策を実施すると、全ての呼種が配分された規制量と同一の呼数通りに輻輳装置に到着した場合、輻輳装置の処理容量以上の呼数が到着することとなり、輻輳緩和が行えない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
解決しようとする問題点は、従来の技術では、それぞれサービス提供上の優先順位が設定されている複数の呼種が輻輳装置を経由する場合には、輻輳を効率的に緩和させることができない点である。
【0009】
本発明の目的は、これら従来技術の課題を解決し、輻輳によるネットワーク全体の性能低下を防止することを可能とする輻輳制御システムと輻輳制御方法およびその処理プログラムを記録した記録媒体を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の輻輳制御システムと輻輳制御方法では、輻輳装置への制御量を、この輻輳装置を経由する呼種毎に配分し、この呼種毎の制御量に対して、呼種毎の規制通過時間間隔内に1呼通過させる呼を、自呼種の呼、もしくは、自呼種よりも優先順位が高い呼種の呼のみとする。これにより、呼種毎の優先順位を考慮した呼の通過規制が可能となると共に、呼種毎の規制実施による過規制を防止することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面により詳細に説明する。
図1は、本発明に係る輻輳制御システムの構成例を示すブロック図であり、図2は、図1における輻輳制御システムを構成するコンピュータ装置の構成例を示すブロック図、図3は、図1における輻輳制御システムが設けられたネットワークの構成例を示すブロック図である。
【0012】
図2において、21はCRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示装置、22はキーボードやマウス等からなる入力装置、23はHDD(Hard Disk Drive)等からなる外部記憶装置、24はCPU(Central Processing Unit)24aや主メモリ24b等を具備してコンピュータ処理を行なう情報処理装置、25は本発明に係わるプログラムやデータを記録したCD−ROM(Compact Disc−Read Only Memory)もしくはDVD(Digital Video Disc/Digital Versatile Disc)等からなる光ディスク、26は光ディスク25に記録されたプログラムおよびデータを読み出すための駆動装置、27はLAN(Local Area Network)カードやモデム等からなる通信装置である。
【0013】
光ディスク25に格納されたプログラムおよびデータを情報処理装置24により駆動装置26を介して外部記憶装置23内にインストールした後、外部記憶装置23から主メモリ24bに読み込みCPU24aで処理することにより、情報処理装置24内に図1に示す輻輳制御システムにおける各装置が構成される。
【0014】
図1における輻輳制御システムは、規制実施交換機1と規制個数配分装置5からなり、規制実施交換機1は、呼数密度優先共用化制御装置2を有し、通信ネットワークの交換機や回線などの装置の輻輳時に、当該輻輳装置向けの呼を規制する交換機であり、ネットワーク内に複数存在する。
【0015】
規制呼数配分装置5は、特開平11−266302号公報に記載のトラヒック配分により制御総量配分を行う機能を有するものであり、輻輳した装置から通知されるもしくは予めシステムで設定されているこの輻輳した装置で処理可能な単位時間tあたりの呼数Xに基づき、輻輳した装置に各交換機から加えられる単位時間tあたりの呼数の合計が呼数X以下になるよう、各交換機ごとに、呼種ごとの単位時間tあたりの配分呼数xを求め、制御周期毎に、輻輳装置の処理可能呼数を規制実施交換機1へ配分すると共に、規制実施交換機1に配分した規制呼数を、この規制実施交換機1の規制対象である呼種毎に配分する。
【0016】
規制実施交換機1内に設けられた呼数密度優先共用化制御装置2は、優先順位を有する複数の呼種に対して、その優先順位を考慮した呼数密度制御を行うものであり、規制判定装置3と呼種別優先順位登録テーブル4から構成されている。
【0017】
この呼種別優先順位登録テーブル4には、呼種別の優先順位が登録されており、規制判定装置3は、規制呼数配分装置5から通知された呼種別の規制量、および、呼種別優先順位登録テーブル4から収集する呼種別の優先順位に基づいて、呼種毎の規制判定を行う。
【0018】
本例における輻輳装置、規制実施交換機1、規制対象呼種の関係を、図3を用いて説明する。
【0019】
図3において、輻輳装置30は、輻輳している交換機や回線等のネットワーク装置であり、処理可能な短時間tあたりの呼数はC(処理容量C)である。
【0020】
規制実施交換機1a,1b,・・・,1i,・・・は、輻輳装置30に対して、予め登録された規制を行う交換機の群、すなわち、規制実施交換機群Gs31内に属する任意の交換機である。
【0021】
呼種(1),・・・,(n),・・・は、輻輳装置30に到着する呼種の群(規制対象呼種群Gt32)に属する任意の呼種である。
【0022】
規制実施交換機群Gs31内に属する規制実施交換機1a〜1i,・・・は、輻輳装置30に到着する規制対象呼種群Gt32内の各呼種(1)〜(n),・・・に対して、図4で示すようにして規制を実施する。
【0023】
図4は、本発明に係わる輻輳制御方法の処理動作例を示すフローチャートである。
【0024】
本図4の例は、図1における輻輳制御システムの処理動作例を示すものであり、制御開始時刻がTの場合の呼制御動作を示す。
【0025】
まず、ステップ401の処理では、図1の規制呼数配分装置5において、図3の輻輳装置30の単位時間tあたりに処理可能な呼数Cを、制御周期kにおける規制実施交換機群Gs31内の各規制実施交換機1a〜1i,・・・毎に、公知の(特開平11−266302号公報に記載の)制御総量配分法に基づき、輻輳装置30に向かう規制呼数に配分を行い、さらに、このように規制実施交換機1a〜1i,・・・毎に配分した規制呼数を、輻輳装置30に到着する規制対象呼種群Gt32内に属する各呼種(1)〜(n),・・・ごとに、規制実施交換機1a〜1i,・・・の輻輳交換機(輻輳装置30)に向かう規制対象呼種(1)〜(n),・・・の規制呼数Xi,nに配分を行い、その後、呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,nを算出し、図1の規制判定装置3へ通知する。
【0026】
次にステップ402の処理では、規制対象呼種群Gt32内の各呼種(1)〜(n),・・・毎の規制通過時間間隔t/xi,nを通知された図1における規制判定装置3において、呼種別優先順位登録テーブル4に予め登録されている呼種(1)〜(n),・・・の優先順位Cを抽出する。
【0027】
ステップ403の処理では、規制判定装置3において、制御開始時刻T、制御周期k、制御時間間隔u、呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,n、制御周期kの制御時間間隔u内の呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,nの実行回数mを用いて、次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が、制御周期kの制御時間間隔u内に終了するか否かを下記式により判定する。
【0028】
+(k−1)*u+m*t/xi,n<T+k*u
【0029】
ステップ404の処理は、ステップ403の処理で次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が、周期kの制御間隔u内に終了する場合、つまりステップ403での判定結果の不等号が「<」の場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、下式の範囲のある時刻T、つまり規制通過時間間隔t/xi,n内で、規制対象呼種n、あるいは、規制対象呼種の内その優先順位が呼種nより高い呼種j(C>C)で、一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0030】
+(k−1)*u+(m−1)*t/x i,n ≦T≦T+(k−1)*u+m*t/xi,n
【0031】
ステップ405の処理は、ステップ403の処理で次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が、周期kの制御間隔u内に終了しない場合、つまりステップ3での判定結果の不等号が「<」でなく「>」の場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、下式の範囲のある時刻T、つまり残りの制御時間間隔終了時まで、規制対象呼種n、あるいは、規制対象呼種の内その優先順位が呼種nより高い呼種j(C>C)で、一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0032】
+(k−1)*u+(m−1)*t/x i,n ≦T≦T+k*u
【0033】
ステップ406の処理では、ステップ404の処理で規制対象呼種nの規制通過時間間隔が終了した後、図1の規制判定装置3において、m=m+1とし、ステップ403の処理に戻る。
【0034】
ステップ407の処理では、ステップ405の処理で制御周期kの制御時間間隔uが終了した後、図1の規制判定装置3において、k=k+1、m=1として、その結果を、規制呼数配分装置5へ通知し、ステップ401の処理に戻る。
【0035】
次に、図3における規制実施交換機群Gs31内に属する規制実施交換機1a〜1i,・・・の、輻輳装置30に到着する規制対象呼種群Gt32内の各呼種(1)〜(n),・・・に対する規制制御動作を、図5に基づき説明する。
【0036】
図5は、本発明に係わる輻輳制御方法の他の処理動作例を示すフローチャートである。
【0037】
本図5の例は、図1における輻輳制御システムの他の処理動作例を示すものであり、制御開始時刻がTの場合の呼制御動作を示す。
ステップ501からステップ503までの各処理は、図3におけるステップ401から403までの処理と同じである。
【0038】
すなわち、ステップ501の処理では、図1の規制呼数配分装置5において、図3の輻輳装置30の単位時間tあたりに処理可能な呼数Cを、制御周期kにおける各規制実施交換機1a〜1i,・・・毎に輻輳装置30に向かう規制呼数に配分を行い、さらに、このように規制実施交換機1a〜1i,・・・毎に配分した規制呼数を各呼種(1)〜(n),・・・ごとの規制呼数Xi,nに配分し、その後、呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,nを算出し、図1の規制判定装置3へ通知する。
【0039】
次にステップ502の処理では、図1の規制判定装置3において、呼種別優先順位登録テーブル4に予め登録されている呼種(1)〜(n),・・・の優先順位Cを抽出し、ステップ503の処理で、制御開始時刻T、制御周期k、制御時間間隔u、呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,n、制御周期kの制御時間間隔u内の呼種(1)〜(n),・・・の規制通過時間間隔t/xi,nの実行回数mを用いて、次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が、制御周期kの制御時間間隔u内に終了するか否かを下記式により判定する。
【0040】
+(k−1)*u+m*t/xi,n<T+k*u
【0041】
ステップ504の処理は、ステップ503の処理で次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が、周期kの制御間隔u内に終了する場合、つまりステップ503で判定結果の不等号が「<」の場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、予め登録された自呼種優先時間比率パラメータp0≦p ≦1)を使用した下式の範囲のある時刻T1、つまり規制通過時間間隔t/xi,nにpを乗じた時間内で、規制対象呼種nで一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0042】
+(k−1)*u+(m−1)*t/xi,n≦T1≦T+(k−1)*u+m*t/xi,n*p
【0043】
ステップ505の処理では、ステップ504の処理でT1が終了した時点で、図1の規制判定装置3において、段落〔0042〕の式の範囲内に規制通過した呼の有無を判定する。
【0044】
ステップ506の処理は、ステップ505において時間内に規制通過呼があった場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、下式の範囲のある時刻T2、つまり、規制通過時間間隔t/xi, の残りの時間内で全ての呼を規制する。
【0045】
+(k−1)*u+m*t/xi,n*p≦T2≦T+(k−1)*u+m*t/x i,n
【0046】
ステップ507の処理は、ステップ505の処理において時間内に規制通過呼がなかった場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、下式の範囲のある時刻T2で、つまり、規制通過時間間隔t/x i,n の残りの時間内で、規制対象呼種n、および、規制対象呼種のうち、C>Cとなる呼種jで、一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0047】
+(k−1)*u+m*t/xi,n*p≦T2≦T+(k−1)*u+m*t/x i,n
【0048】
ステップ508の処理は、図4におけるステップ406の処理と同じであり、ステップ507の処理で規制対象呼種nの規制通過時間間隔が終了した後、図1の規制判定装置3において、m=m+1とし、ステップ503の処理に戻る。
【0049】
ステップ509の処理は、ステップ503の処理において、次の規制通過時間間隔t/xi,nが経過する時間が周期kの制御間隔u内に終了しない場合、つまり、ステップ503の処理での判定結果の不等号が「<」でない場合の処理であり、図1の規制判定装置3は、下式の範囲のある時刻T1で、規制対象呼種nのうち、一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0050】
+(k−1)*u+(m−1)*t/xi,n≦T1≦T+(k−1)*u+(m−1)*t/xi,n+{u−(m−1)*t/xi,n}*p
【0051】
ステップ510の処理では、図1の規制判定装置3において、ステップ509での処理でT1が終了した時点で、段落〔0050〕の式の範囲内に規制通過した呼の有無を判定する。
【0052】
ステップ511の処理は、ステップ510の処理で時間内に規制通過呼があった場合の処理であり、図1の規制判定装置3において、下式の範囲のある時刻T2で、全ての呼を規制する。
【0053】
+(k−1)*u+(m−1)*t/xi,n+{u−(m−1)*t/xi,n}*p≦T2≦T+k*u
【0054】
ステップ512の処理は、ステップ510の処理で時間内に規制通過呼がなかった場合の処理であり、図1の規制判定装置3において、下式の範囲のある時刻T2で、規制対象呼種n、および、規制対象呼種の内C>Cとなる呼種jのうち、一番最初に到着した呼を1呼通過させる。
【0055】
+(k−1)*u+(m−1)*t/xi,n+{u−(m−1)*t/xi,n}*p≦T2≦T+k*u
【0056】
ステップ513の処理は、図4におけるステップ407での処理と同じであり、ステップ511,512の処理で制御周期kの制御時間間隔uが終了した後、図1の規制判定装置3において、k=k+1、m=1として、その結果を、規制呼数配分装置5へ通知し、ステップ501の処理に戻る。
【0057】
以上、図1〜図5を用いて説明したように、本例の輻輳制御システムと輻輳制御方法では、輻輳装置へ渡す呼の制御量を、規制実施交換機および呼種毎に配分し、この呼種毎の制御量に対して、呼種毎の規制通過時間間隔内に1呼通過させる呼を、自呼種の呼、もしくは、自呼種よりも優先順位が高い呼種の呼とする。
【0058】
このことにより、輻輳装置の輻輳緩和を行いつつ、つまり、輻輳装置への到着する呼数を輻輳装置の処理可能な呼数に維持しつつも、優先順位の高い呼種が優先順位の低い呼種よりも優先的に通過でき、かつ、規制通過時間間隔を他呼種と共用化するので、呼種数が多い場合でも、呼種毎の規制のための分割損による過規制を防止することができる。
【0059】
また、本例では、自呼種優先時間比率パラメータp(0≦p≦1)を設定し、制御開始時刻Tから規制通過時間間隔uの内、自呼種優先時間比率の中では規制対象呼種は自呼種nのみで、その時間間隔以降の規制対象呼種は自呼種n、および、自呼種よりも優先順位の高い呼種jとすることにより、低優先である呼種が、ある時間率で、高優先である呼種よりも優先される。
【0060】
尚、本発明は、図1〜図5を用いて説明した例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能である。例えば、本例では、呼数密度優先共用化制御装置2を規制実施交換機1内に設けた構成としているが、呼数密度優先共用化制御装置2を規制実施交換機1外に設けた構成としても良い。
【0061】
また、本例では、光ディスク25を記録媒体として用いているが、FD(Flexible Disk)などを記録媒体として用いることでも良い。また、プログラムのインストールに関しても、通信装置27を介してネットワーク経由でプログラムをダウンロードしてインストールすることでも良い。
【0062】
【発明の効果】
本発明によれば、輻輳装置に向かう複数の呼種に対して、各呼種毎に呼数密度制御を行うことができ、輻輳装置の輻輳緩和を行いつつ、つまり、輻輳装置への到着する呼数を輻輳装置の処理可能な呼数に維持しつつも、優先順位の高い呼種を優先順位の低い呼種よりも優先して通過させることができ、かつ、呼種毎の規制による分割損のための過規制を防止することができるので、それぞれサービス提供上の優先順位が設定されている複数の呼種が輻輳装置を経由する場合にも、輻輳を効率的に緩和させることができ、輻輳によるネットワーク全体の性能低下を防止することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る輻輳制御システムの構成例を示すブロック図である。
【図2】図1における輻輳制御システムを構成するコンピュータ装置の構成例を示すブロック図である。
【図3】図1における輻輳制御システムが設けられたネットワークの構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明に係わる輻輳制御方法の処理動作例を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係わる輻輳制御方法の他の処理動作例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1,1a,1b,・・・,1i,・・・:規制実施交換機、2:呼数密度優先共用化制御装置、3:規制判定装置、4:呼種別優先順位登録テーブル、5:規制個数配分装置、21:表示装置、22:入力装置、23:外部記憶装置、24:情報処理装置、24a:CPU、24b:主メモリ、25:光ディスク、26:駆動装置、27:通信装置、30:輻輳装置、31:規制実施交換機群Gs、32:規制対象呼種群Gt。

Claims (7)

  1. 複数の交換機を具備した通信ネットワークで発生する輻輳を制御するシステムであって、 輻輳した装置で処理可能な単位時間tあたりの呼数Xに基づき、該輻輳した装置に各交換機から加えられる単位時間tあたりの呼数の合計が上記呼数X以下になるよう、各交換機ごとに、呼種n(n≧2,n:整数)ごとの単位時間tあたりの配分呼数xを求める配分値計算手段と、
    予め定められた上記呼種nごとの優先順位を登録する登録手段と、
    上記配分値計算手段で求めた上記交換機ごとおよび上記呼種nごとの配分呼数xに基づき、交換機iおよび呼種n用の時間間隔t/xi,nを求め、該時間間隔t/xi,nで交換機iから輻輳した装置へ通過させる呼を、当該呼種nの呼もしくは該呼種nより上記登録手段で優先順位が高く登録された呼種の呼のいずれか先に到着した呼の一つに規制する制御手段とを有することを特徴とする輻輳制御システム。
  2. 請求項1に記載の輻輳制御システムであって、
    上記制御手段は、上記交換機iおよび上記呼種n用の時間間隔t/xi,nにおける当該呼種n用に予め定められた時刻までは、当該呼種nの呼のみを上記通過の対象とし、上記時刻以降は、当該呼種nの呼および上記優先順位の高い呼種の呼を通過の対象とする判定手段を有することを特徴とする輻輳制御システム。
  3. 請求項1に記載の輻輳制御システムであって、
    上記制御手段は、上記交換機iごとおよび上記呼種nごとに予め定められた自呼種優先時間比率パラメータp(0≦p≦1)を登録し、上記交換機iおよび上記呼種n用の時間間隔t/xi,nにおける制御開始時刻をTとした場合、TT1<T+t/xi,n*pの間の時刻T1では、当該呼種nの呼のみを上記通過の対象とし、 +t/x i,n *p T2≦T+t/xi, の間時刻T2では、当該呼種nの呼および上記優先順位の高い呼種の呼を通過の対象とする判定手段を有することを特徴とする輻輳制御システム。
  4. 複数の交換機を具備した通信ネットワークで発生する輻輳を制御する方法であって、
    輻輳した装置で処理可能な単位時間tあたりの呼数Xに基づき、該輻輳した装置に各交換機から加えられる単位時間tあたりの呼数の合計が上記呼数X以下になるよう、各交換機ごとに、呼種n(n≧2,n:整数)ごとの単位時間tあたりの配分呼数xを求める第1のステップと、
    予め定められた上記呼種nごとの優先順位を登録する第2のステップと、
    上記第1のステップで求めた上記交換機ごとおよび上記呼種nごとの配分呼数xに基づき、交換機iおよび呼種n用の時間間隔t/xi,nを求め、該時間間隔t/xi,nで交換機iから輻輳した装置へ通過させる呼を、当該呼種nの呼もしくは該呼種nより上記第2のステップで優先順位が高く登録された呼種の呼のいずれか先に到着した呼の一つに規制する第3のステップとを有することを特徴とする輻輳制御方法。
  5. 請求項4に記載の輻輳制御方法であって、
    上記第3のステップは、上記交換機iおよび上記呼種n用の時間間隔t/xi,nにおける当該呼種n用に予め定められた時刻までは、当該呼種nの呼のみを上記通過の対象とし、上記時刻以降は、当該呼種nの呼および上記優先順位の高い呼種の呼を通過の対象とするステップを有することを特徴とする輻輳制御方法。
  6. 請求項4に記載の輻輳制御方法であって、
    上記第3のステップは、上記交換機iごとおよび上記呼種nごとに予め定められた自呼種優先時間比率パラメータp(0≦p≦1)を登録し、上記交換機iおよび上記呼種n用の時間間隔t/xi,nにおける制御開始時刻をTとした場合、TT1<T+t/xi,n*pの間の時刻T1では、当該呼種nの呼のみを上記通過の対象とし、 +t/x i,n *p T2≦T+t/x,n の間時刻T2では、当該呼種nの呼および上記優先順位の高い呼種の呼を通過の対象とするステップを有することを特徴とする輻輳制御方法。
  7. 複数の交換機を具備した通信ネットワークで発生する輻輳を制御するコンピュータの処理手順を記述したプログラムを記録する記録媒体であって、請求項4から請求項6のいずれかに記載の輻輳制御方法における各ステップを有するコンピュータ読取り可能なプログラムを記録したことを特徴とする記録媒体。
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