JP3600648B2 - ピンセット - Google Patents

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勝広 渡辺
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、水草および草花の損傷した葉などを切断するのに好適なピンセットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のピンセットは、第1挟持体の一端側と第2挟持体の一端側とを固着し、第1および第2挟持体の他端を所定間隔で対峙させた構成とされている。
したがって、第1および第2挟持体の力点となる中央部分に指を当てて押圧すると、第1および第2挟持体が支点である固着された一端部を中心にして撓み、他端同士が圧接するので、他端同士で物を挟むことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のピンセットは、単に物を挟む機能しか備えていないので、例えば水槽で成育させ、鑑賞する水草の損傷したり、無駄な葉および細い茎などを挟むことができるものの、葉および細い茎などを切断することができなかった。
【0004】
したがって、ピンセットで切断する葉または細い茎を挟み、鋏を用いて葉または茎などを切断しなければならないので、無駄な葉および細い茎などを切断するためには、ピンセットおよび鋏が必要になる。
そして、狭い水槽内で、一方の手にピンセットを持ち、他方の手に鋏を持っての作業となるので、作業が能率よく行えないなどの不都合があった。
【0005】
この発明は、上記したような不都合を解消するためになされたもので、水草および草花の葉などを切断することもできるピンセットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、第1挟持体の一端側と第2挟持体の一端側とを固着し、第1および第2挟持体の他端を所定間隔で対峙させたピンセットにおいて、第1および第2挟持体を所定の押圧力で押圧すると、他端同士がわずかな重なり代で圧接し、所定の押圧力以上で第1および第2挟持体を押圧すると、他端同士が押圧力と直交する方向で、離れる方向へ移動して稜線同士が圧接した状態で摺接する形状に、第1および第2挟持体の他端を形成し、第1および第2挟持体の他端に着脱可能なキャップを装着したものである。
そして、第1および/または第2挟持体にキャップを収容するキャップ収容部を設けるのが望ましい。
【0007】
【作用】
この発明におけるピンセットは、第1および第2挟持体を所定の押圧力で押圧すると、他端同士がわずかな重なり代で圧接するので、または第1および第2挟持体の他端にキャップを装着して押圧すると、キャップ同士が圧接するので、物を他端同士またはキャップ同士で挟める。
そして、第1および第2挟持体の他端にキャップを装着せず、第1および第2挟持体を所定の押圧力以上で押圧すると、他端同士が押圧力と直交する方向で、離れる方向へ移動するので、他端の稜線同士が圧接した状態で摺接するため、他端の各稜線部分が鋏の歯として機能する。
【0008】
【実施例】
以下、この発明の実施例を図に基づいて説明する。
図1(a),(b)はこの発明の第1実施例であるピンセットを示す斜視図と、先端部分を示す拡大側面図、図2は第1挟持体または第2挟持体の一部を示す説明図、図3(a),(b),(c)および(d)は説明図である。
なお、図1(b)は図1(a)の矢印B方向から見たものである。
【0009】
これらの図において、1Aは第1挟持体を示し、所定の肉厚を有する金属板で構成され、一端側が幅広とされ、途中から他端部まで幅が狭くなっている。
そして、他端部の先端部分は、例えば15度の角度で、後述する第2挟持体1B側へ折り曲げられるとともに、図1(b)に示すように、幅が半分とされ、その幅のままで先端が中心線から右側へ所定のはみ出し代o、例えば0.25mmはみ出す形状とされている。
【0010】
1Bは第2挟持体を示し、一端側が第1挟持体1Aの一端側に固着され、第1挟持体1Aと同一構成とされている。すなわち、所定の肉厚を有する金属板で構成され、一端側が幅広とされ、途中から他端部まで幅が狭くなっている。
そして、他端部の先端部分は、例えば15度の角度で、第1挟持体1A側へ折り曲げられるとともに、図1(b)に示すように、幅が半分とされ、その幅のままで先端が中心線から右側へ所定のはみ出し代o、例えば0.25mmはみ出す形状とされている。
【0011】
2a,2bはキャップ収容部としての角孔を示し、角孔2aは第1挟持体1Aの一端側の幅広部分に形成され、角2bは第2挟持体1Bの一端側の幅広部分に形成されている。
3A,3Bは滑り止め用のパッドを示し、パッド3Aは第1挟持体1Aの幅広部分の他端側の外側に接着され、パッド3Bは第2挟持体1Bの幅広部分の他端側の外側に接着されている。
【0012】
4A,4Bはチューブで構成されたキャップを示し、キャップ4Aは第1挟持体1Aの他端部に被せるように装着するものであり、キャップ4Bは第2挟持体1Bの他端部に被せるように装着するものである。
【0013】
次に、動作について説明する。
まず、通常のピンセットとして使用する場合は、図1(a)に示す第1および第2挟持体1A,1Bの力点となるパッド3A,3B部分に指を当てて所定の押圧力で押圧すると、第1および第2挟持体1A,1Bが支点である固着された一端部を中心にして撓み、図3(a)に示すように、第1および第2挟持体1A,1Bの先端部分がわずかな重なり代d、例えば0.5mmで重なるので、他端同士で物を挟むことができる。
【0014】
次に、ピンセットを切断具である鋏として使用する場合は、同様に、図1(a)に示す第1および第2挟持体1A,1Bの力点となるパッド3A,3B部分に指を当てて所定の押圧力以上で押圧すると、第1および第2挟持体1A,1Bが支点である固着された一端部を中心にして撓み、図3(a)に示すように、第1および第2挟持体1A,1Bの先端部分が0.5mmの重なり代dで重なるが、他端同士が押圧力と直交する方向で、離れる方向へ移動するので、図3(b)および(c)に示すように、稜線1a,1b同士が圧接した状態で摺接することとなる。
したがって、各稜線1a,1b部分が鋏の歯として機能し、葉や細い茎などを切断することができる。
【0015】
上述したように、この発明の第1実施例のピンセットによれば、葉や細い茎などを切断することもできるので、水槽内で無駄な葉または細い茎などを挟持しながら切断するために鋏が不要となる。
したがって、片手でピンセットを持って作業をすることができるので、狭い水槽内での作業を能率よく行うことができる。
【0016】
そして、稜線1a,1b同士が圧接した状態で摺接するのは、各他端に大きな応力が蓄積された後になるので、早いスピードで稜線1a,1b同士が摺接するため、切れ味がよく、各稜線1a,1b部分を鋭くしなくとも容易に切断することができる。
さらに、稜線1a,1b同士が摺接するときは、図3(c)に示すように、他端部の先端から摺接するので、切断物を逃げないように挟持して切断することができる。
【0017】
次に、第1および第2挟持体1A,1Bを所定の押圧力以上で撓ませたときもピンセットとして機能させたり、鋏の機能を必要としないときは、図3(d)に示すように、各他端にキャップ4A,4Bを装着して被せると、キャップ4A,4B同士が圧接するので、ピンセットとして機能し、尖った他端がキャップ4A,4Bで覆われるため、安全性を確保することができる。
そして、キャップ4A,4Bを第1および第2挟持体1A,1Bの他端に装着しないときは、図2に示すように、角孔2a,2bにキャップ4A,4Bを圧入させると、キャップ4A,4Bを角孔2a,2bに保持させることができるので、キャップ4A,4Bを紛失する恐れがなくなる。
【0018】
図4はこの発明の第2実施例であるピンセットを示す斜視図である。
この第2実施例のピンセットが第1実施例のピンセットと異なるのは、第1実施例では対峙する他端が第1および第2挟持体1A,1Bの直線上の先端に位置しているが、く字状に曲がった先端に位置する点のみである。
なお、動作の説明は第1実施例と同様になるので、その説明は省略するが、第1実施例と同様な効果を得ることができる。
【0019】
上記した各実施例では、第1および第2挟持体1A,1Bにそれぞれ角孔2a,2bを設けた例で説明したが、第1または第2挟持体に、2つのキャップを収容する孔を設けてもよい。
【0020】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、第1および第2挟持体を所定の押圧力で押圧すると、他端同士がわずかな重なり代で圧接し、所定の押圧力以上で第1および第2挟持体を押圧すると、他端同士が押圧力と直交する方向で、離れる方向へ移動して稜線同士が圧接した状態で摺接する形状に、第1および第2挟持体の他端を形成したので、葉や細い茎などを切断することもできるため、水槽内で無駄な葉または細い茎などを挟持しながら切断するために鋏が不要となる。
したがって、片手でピンセットを持って作業をすることができるので、狭い水槽内での作業を能率よく行うことができる。
【0021】
そして、稜線同士が圧接した状態で摺接するのは、各他端に大きな応力が蓄積された後になるので、早いスピードで稜線同士が摺接するため、切れ味がよく、各稜線部分を鋭くしなくとも容易に切断することができる。
さらに、稜線同士が摺接するときは、他端部の先端から摺接するので、切断物を逃げないように挟持して切断することができる。
【0022】
次に、第1および第2挟持体の他端に着脱可能なキャップを装着したので、第1および第2挟持体を所定の押圧力以上で撓ませたときもピンセットとして機能させることができ、第1および第2挟持体の他端が尖っていても他端を覆うことができるため、安全性を確保することができる。
また、第1および/または第2挟持体に、キャップを収容するキャップ収容部を設けたので、キャップを第1および第2挟持体の他端に装着しないときはキャップ収容部に収容させることにより、キャップを紛失する恐れがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b)はこの発明の第1実施例であるピンセットを示す斜視図と、先端部分を示す拡大側面図である。
【図2】第1挟持体または第2挟持体の一部を示す説明図である。
【図3】(a),(b),(c)および(d)は説明図である。
【図4】この発明の第2実施例であるピンセットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1A 第1挟持体
1a 稜線
1B 第2挟持体
1b 稜線
2a,2b 角孔
3A,3B パッド
4A,4B キャップ
o はみ出し代
d 重なり代

Claims (2)

  1. 第1挟持体の一端側と第2挟持体の一端側とを固着し、前記第1および第2挟持体の他端を所定間隔で対峙させたピンセットにおいて、
    前記第1および第2挟持体を所定の押圧力で押圧すると、前記他端同士がわずかな重なり代で圧接し、前記押圧力以上で前記第1および第2挟持体を押圧すると、前記他端同士が前記押圧力と直交する方向で、離れる方向へ移動して稜線同士が圧接した状態で摺接する形状に、前記第1および第2挟持体の他端を形成し、前記第1および第2挟持体の他端に、着脱可能なキャップを装着した、
    ことを特徴とするピンセット。
  2. 請求項に記載のピンセットにおいて、
    前記第1および/または第2挟持体に、前記キャップを収容するキャップ収容部を設けた、
    ことを特徴とするピンセット。
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