JP3599974B2 - 天吊型空気調和装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、天吊型空気調和装置の温度センサの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、天吊型空気調和装置では、空気調和機本体内に電装箱、送風機、熱交換器、冷媒配管等の各種機器類が殆ど隙間なく収納される。送風機は、複数台の送風機ユニットからなり、これらは一台のモータで駆動される回転軸上に固定・配置される。この種の天吊型空気調和装置では、室内空気温度を検出する温度センサが空気調和機本体に設けられる。従来、温度センサの感温部は、例えば電装箱の本体に取り付けられたり、空気調和機本体の天板或いは側板に取り付けられたりするが、何れの取付箇所も室内空気の流れが悪い部分であるために、室内温度を正確に検出することができない。この温度を正確に検出するためにはセンサ感温部を送風機のファンノズル部に取り付けることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、天吊型空気調和装置では、空気調和機本体内に送風機の上ケースを固定し、この上ケースに送風機の羽根車を包囲するように下ケースを着脱自在に接合するのが一般的である。この場合において、前記のようにセンサ感温部を送風機のファンノズルに取り付けると、送風機のメンテナンス時に下ケースを取り外して、羽根車を取り出す場合、センサにつながる配線が邪魔になって、送風機のメンテナンスが困難になるという問題がある。
【0004】
また、温度センサの感温部を、前記のように電装箱の本体に取り付けたり、空気調和機本体の天板或いは側板に取り付けたりする場合、取付部材を別部品として準備しなければならず、コスト高になるという問題がある。
【0005】
本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、別部品を用いることなく温度センサの取付けを行うことができ、取付作業が容易な温度センサの取付け構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、空気調和機本体内に送風機の上ケースを固定し、この上ケースに送風機の羽根車を包囲するように下ケースを着脱自在に固定した天吊型空気調和装置において、前記上ケースのファンノズル部にブラケットを設け、このブラケットに送風機の吸込口に臨む温度センサを保持するクランパを挿入するクランパ収容孔を設け、このクランパ収容孔にクランパに設けられた突起が嵌合する切欠きを設け、クランパをクランパ収容孔に挿入し、突起と切欠きとを嵌合させることにより温度センサを上ケースに固定することを特徴とするものである。
【0009】
これらの発明によれば、空気調和機本体に固定されている送風機の上ケースに温度センサが取り付けられるため、下ケースを空気調和機本体から完全に分離させることができる。また、温度センサは、吸込口に臨む位置、すなわち吸込風量が多い位置に取り付けられるため、室温を正確に検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
【0011】
図1において、符号1は空気調和機本体を示す。この空気調和機本体1は天井から吊り下げられた吊りボルト3に引っかけられて室内天井板5の下面に設置・固定されている。空気調和機本体1には電装箱11、送風機13、熱交換器15、冷媒配管29等の各種機器類が殆ど隙間なく収納されている。送風機13は、図2に示すように四台の送風機ユニット21〜24からなり、これらは一台のモータ25で駆動される回転軸27上に固定・配置されている。
【0012】
図3は送風機ユニット23の側面図である。ほかの送風機ユニット21,22,24はこの送風機ユニット23とほぼ構成が同じであるので、その説明は省略する。送風機ユニット23は、空気調和機本体1の略中央を横断的に仕切る中仕切板43に取り付けられる。この送風機ユニット23は、前記回転軸27に取り付けられる羽根車45と、この羽根車45を囲むファンケース47とを備え、このファンケース47は上ケース47aと下ケース47bとで構成される。下ケース47bはフック49を介して上ケース47aに着脱自在であり、前記下ケース47bを取り外して羽根車45等のメンテナンスを行うことが可能である。50は吸込口であり、50aはファンノズル部である。
【0013】
熱交換器15は、図1に示すようにフィン・チューブ型の熱交換器であり、空気調和機本体1内に斜めに設置される。この熱交換器15には冷媒配管29が接続され、この冷媒配管29は空気調和機本体1の外に導出され、室外機(図示せず)の圧縮機、室外熱交換器等に接続される。
【0014】
この熱交換器15の下方には、図1に示すように発泡スチロール製のドレンパン31が設置され、このドレンパン31の下面には板金製パネル33が設置される。ドレンパン31のドレン溜まり31aには、図2に示すようにフレキシブルチューブ32を介してドレンポンプユニット35が接続され、このドレンポンプユニット35に収容されるドレンポンプは、ドレン溜まり31aに収集されたドレンを吸い上げて空気調和機本体1の外に排出する。
【0015】
送風機13の下方には、図1に示すように樹脂製の吸込グリル37が開閉可能に設置され、この吸込グリル37には空気清浄用フィルタ39が取り付けられる。そして、送風機13が駆動されると吸込グリル37およびフィルタ39を通じて室内の空気が空気調和機本体1内に吸い込まれ、この空気は熱交換器15で熱交換された後に、吹出口41を通じて室内に吹き出される。
【0016】
この実施形態では、四台の送風機ユニット21〜24の内の電装箱11に配線の長さが最短となる送風機ユニット22の上ケース47aに、図3に示すように、室内の空気の温度を検出するための温度センサ51が取付けられる。上ケース47aのファンノズル部50aには、図5に示すように、ブラケット67(センサ取付部)が設けられ、このブラケット67にはクランパ収容孔69が設けられる。このクランパ収容孔69は相互に対称的である2個の切欠き69aを備える。クランパ収容孔69には、図3に示すように、クランパ57が収容される。このクランパ57には、図4に示すようにセンサ受け部59が形成され、この受け部59には温度センサ51の配線部55が保持される。クランパ57には略中央にストッパ61が形成され、先端側には挿入部63が形成され、この挿入部63のストッパ61側には、相互に対称的である2個の突起63aが設けられる。
【0017】
温度センサ51を上ケース47aに取り付ける場合には、温度センサ51に予め装着されたクランパ57の挿入部63をクランパ収容孔69に挿入し、挿入部63の突起63aとブラケット67の切欠き69aとを嵌合させる。これにより、温度センサ51が上ケース47aに簡単に固定される。
【0018】
このように挿入部63の突起63aとブラケット67の切欠き69aが嵌合して固定されるため、温度センサ51が回転することはなく、送風機ユニットの吸込口50の所定位置に安定して温度センサ51を固定することができる。
【0019】
この実施形態では、空気調和機本体に固定されている上ケース47aに温度センサ51が取り付けられるために、羽根車45などのメンテナンス時には下ケース47bを完全に分離させても配線部55が邪魔になることはなく、羽根車45を簡単に取り出すことができる。温度センサ51はファンノズル部50aに取り付けられ、感温部53が吸込口50に臨む位置、すなわち吸込風量が多い位置に取り付けられるため、室温を正確に検出することができる。
【0020】
この実施形態では、従来のものと異なり、別途取付部材等を必要とせず、クランパ57にセンサを保持した状態でこのクランパ57をクランパ収容孔69に挿入し、挿入部63の突起63aとブラケット67の切欠き69aとを嵌合させるだけでよいので、センサの装着は極めて簡単である。
【0021】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えばブラケット67やクランパ57の位置や形状は、上述した位置や形状に限定されず、取り付けられた温度センサ51の感温部53が吸込風量の多い位置に配置されるように構成されればよい。
【0022】
【発明の効果】
この発明によれば、空気調和機本体に固定されている送風機の上ケースに温度センサが取り付けられるため、温度センサの配線部が邪魔にならず、下ケースを空気調和機本体から簡単に分離させることができる。また、温度センサは、吸込口に臨む位置、すなわち吸込風量が多い位置に取り付けられるため、室温を正確に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の一実施形態を示す側面断面図である。
【図2】同じく内部構造を示す平面図である。
【図3】温度センサが取り付けられた送風機ユニットを示す側面図である。
【図4】クランパが取り付けられた温度センサを示す斜視図である。
【図5】上ケースに一体に設けられたブラケットのクランパ収容孔を示す図である。
【符号の説明】
1 空気調和機本体
13 送風機
51 温度センサ
53 感温部
55 配線部
57 クランパ
59 センサ受け部
61 ストッパ
63 挿入部
63a 突起
67 ブラケット
69 クランパ収容孔
69a 切欠き
Claims (1)
- 空気調和機本体内に送風機の上ケースを固定し、この上ケースに送風機の羽根車を包囲するように下ケースを着脱自在に固定した天吊型空気調和装置において、前記上ケースのファンノズル部にブラケットを設け、このブラケットに送風機の吸込口に臨む温度センサを保持するクランパを挿入するクランパ収容孔を設け、このクランパ収容孔にクランパに設けられた突起が嵌合する切欠きを設け、クランパをクランパ収容孔に挿入し、突起と切欠きとを嵌合させることにより温度センサを上ケースに固定することを特徴とする天吊型空気調和装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP28146197A JP3599974B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 天吊型空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP28146197A JP3599974B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 天吊型空気調和装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH11101491A JPH11101491A (ja) | 1999-04-13 |
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Family
ID=17639511
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28146197A Expired - Lifetime JP3599974B2 (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 天吊型空気調和装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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1997
- 1997-09-29 JP JP28146197A patent/JP3599974B2/ja not_active Expired - Lifetime
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